JPH0520934Y2 - - Google Patents

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JPH0520934Y2
JPH0520934Y2 JP1987108457U JP10845787U JPH0520934Y2 JP H0520934 Y2 JPH0520934 Y2 JP H0520934Y2 JP 1987108457 U JP1987108457 U JP 1987108457U JP 10845787 U JP10845787 U JP 10845787U JP H0520934 Y2 JPH0520934 Y2 JP H0520934Y2
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JP
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valve
air
chamber
delivery
diaphragm
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JP1987108457U
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  • Self-Closing Valves And Venting Or Aerating Valves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、車両用のエアクリーナケース等に
接続される大気導入弁に係り、一つの大気導入口
と、二系統の空気送出路とを有し、一つの弁で開
閉すものに関する。
[従来の技術] 実公昭50−4900号公報には、大気導入口が連通
する大気導入室と、第1及びだ空気送出口が連通
する送出空気室と、大気導入室と送出空気室が連
通する開口部の周囲に形成されシート面と、この
シート面と接離することにより前記開口部を開閉
する弁と、この弁を閉弁方向へ付勢するリターン
スプリングと、弁を開弁動作させるための負圧チ
ヤンバを画成するダイアフラムとを備えるととも
に、送出空気室内を空気送出口毎に隔壁で二分し
たアフターバーニング防止弁が記載されている。
このように構成すると、各空気送出口毎に弁を
複数個設けなくてもすむので、装置全体を小型化
できる。
[考案が解決しようとする問題点] ところで、上記従来例においては、ダイアフラ
ムと弁が離れて別々に形成されているので、両者
を一体化して構造を簡単化しかつ全体をコンパク
ト化することが望まれる。ただし、ダイアフラム
と比べて弁の方に要求される耐摩耗性、耐温度性
並びに耐薬品性等の諸特性が著しく高いものとな
ることに注意しなければならない。
また、隔壁の先端がシート面と同じ高さになつ
ており、閉弁時に弁が隔壁の先端と接触するよう
になつているので、もしも製作時の公差によつて
隔壁先端の高さがバラついてシート面よりも高く
なると、閉弁時のシール性が阻害されることがあ
る。
さらに、リターンスプリングは円筒型のコイル
スプリングのため、閉弁時に安定して均一に押し
にくいので、弁の全周が均一に着座しない場合が
あり、この場合もシール性が阻害される。
そこで本考案の目的は、係る問題点を解決する
ためシール性を向上させることにある。
[問題点を解決するための手段] 本考案に係る大気導入弁は、大気導入口が連通
する大気導入室と、第1及び第2の空気送出口が
連通する送出空気室と、大気導入室と送出空気室
が連通する開口部の周囲に形成されたシート面
と、このシート面と接離することにより前記開口
部を開閉する弁と、この弁を閉弁方向へ付勢する
リターンスプリングと、弁を開弁動作させるため
の負圧チヤンバを画成するダイアフラムとを備え
るとともに、送出空気室内を空気送出口毎に隔壁
で二分した大気導入弁において、前記ダイヤフラ
ムの中央部に弁を一体化し、前記リターンスプリ
ングは弁と当接する側が他側よりも小径をなすコ
イルスプリングであり、前記隔壁の先端は閉弁時
に弁との間に間隙を有する程度に周囲のシート面
よりも低くなつていることを特徴とする。
[考案の作用] 本考案に係る大気導入弁においては、互いに別
部材のダイアフラムと弁を一体化したので、構造
が簡単になる。しかも、弁の方に要求される耐摩
耗性、耐温度性並びに耐薬品性等の諸特性を、必
要にじてダイアフラムと異なるものに変更するこ
とが可能になる。
また、隔壁の先端が閉弁時の弁との間に間隙を
有する程度にシート面よりも低くなつているの
で、制作時の公差によつて隔壁先端の高さがバラ
ついてもシート面よりも高くなりにくい。ゆえ
に、閉弁時に弁の周囲がシート面へ着座すると
き、通常の状態では中央部側は隔壁の先端と接触
せず、弁の全周がシート面へ確実に着座し易くな
る。
さらに、リターンスプリングは弁と当接する側
が他側よりも小径をなすコイルスプリングである
ため、閉弁時に弁を安定して均一に押し易くなる
ので、この点でも弁の全周における均一な着座が
可能になる。
[実施例] 第1図乃至第6図に本考案の一実施例を示す。
第1図は実施例に係る大気導入弁の縦断面であり
第2図の−線に沿つている。第2図は実施例
の上面側の外観形状を示し、第3図は底面側の外
観形状を示す。第4図第1図の−線に沿う断
面であり、第5図は弁から上方部分を取り去つた
内部構造を上方から示す図、第6図はシート面を
拡大して示す図である。
以下、第1図を主体に説明する。この大気導入
弁はダイアフラム1を挟んで上部2と下部3とに
分離可能である。ダイアフラム1の周囲は、負圧
チヤンバ4を形成する上部ケース2aと下部3側
の下部ケース3aとで挟持されている。
上部2内には負圧チヤンバ4が形成され、ここ
に上部ケース2aの頂部から側方へ突出形成され
た負圧導入口5が連通している(第2図参照)。
負圧チヤンバ4の内部にはリターンスプリング6
が弾装され、これによりダイヤフラム1が常時下
方へ付勢されている。リターンスプリング6は第
1図に明らかなように側面視で略倒立台形をなす
円錐型コイルスプリングであり、弁側のリテーナ
7と当接する端部が、他側の上部ケース2aへ当
接する端部よりも小径になつている。
ダイアフラム1の中央部は、リテーナ7と弁8
によつて挟持されている。リテーナ7と弁8はそ
れぞれダイアフラム1とは別部材であり、両者は
間にダイヤフラム1を挟んだ状態で弁8から一体
に突出形成されている突起により係合一体化して
いる。
下部ケース3aの上部には弁8と略平行な仕切
壁3b(第5図参照)が設けられ、ダイヤフラム
1と仕切壁3bとの間に大気導入室9aが形成さ
れ、大気導入室9a内に大気と連通する大気導入
口9が開口形成されている。大気導入口9は第4
図に明らかなように下部ケース3aの仕切壁3b
よりも上方部分側面に形成されている。
下部ケース3aの底部には側方へ突出する二つ
の独立した接続パイプ10a,10bが設けられ
(第3図参照)、これらの接続パイプ10a,10
bは下部ケース3a内に上下方向へ互いに独立し
て形成された二つの第1及び第2の空気送出路1
1a,11bの各下端部と接続している。
これら第1及び第2の空気送出路11a,11
bの上端部はそれぞれ第1及び第2の空気送出口
12a,12bを介して送出空気室13と連通し
ている。送出空気室13は、下部ケース3aの中
央部で仕切壁3bの近傍部分に形成され、仕切壁
3bの中央部に形成された開口部13aで大気導
入室9aと連通している。
開口部13aを囲む仕切壁3bの縁部には環状
に立設するシート面14が設けられ、ここに弁8
の周囲部分が着座可能である。
送出空気室13の内部は、下部ケース3aと一
体で、かつ第1及び第2の空気送出路11a,1
1bの間を分離して上下方向へ形成されている隔
壁15の上部によつて二室に画成され、その各々
に前記第1及び第2の空気送出口12a,12b
が別々に連通して開口形成されている。
第6図に最も明らかに示すように、隔壁15の
先端(上端)は、閉弁時でも弁8との間に間隙を
有するよう、シート面14のそれよりも若干寸法
lがけ低くなつている。
なお、第1,3図等における符号16a及び1
6bは取付部であり、17a及び17bはキヤツ
プである。
次に、実施例の作用を説明する。まず、第1図
の状態は、弁8がシート面14へ着座した閉弁状
態を示し、開口部13aが閉じられるため、大気
導入口9から大気導入室9a内へ入つた空気は、
送出空気室13側へ移動できない。
その後、負圧導入口5を通して負圧チヤンバ4
内へ負圧が作用すると、ダイヤフラム1がリター
ンスプリング6に抗して上動する。これにより、
弁8がシート面14と離れて開弁し、開口部13
aが開放されるので、大気導入室9a内の空気が
送出空気室13内へ流入し、さらに、隔壁15に
よつて、第1及び第2の空気送出口12a,12
bへ別れて、二つの独立した空気送出路11a,
11bへと導かれ、接続パイプ10a,10bを
通つて外部の接続部材へ導出される。
負圧の作用が無くなると、ダイヤフラム1はリ
ターンスプリング6によつて下方へ移動し弁8の
周囲がシート面14へ着座する。
このとき、隔壁15の先端は閉弁時でも弁8と
間隙を有する程度にシート面14よりも寸法lだ
け低くなつているから(第6図)、隔壁15の先
端高さが製作時の公差によつて多少バラついて
も、シート面14よりも高くはなりにくい。ゆえ
に、弁8の中央部は隔壁15の先端と接続しなく
なり、弁8の全周がシート面14へ確実に着座し
易くなる。
なお、隔壁15は第1及び第2の空気送出口1
2a,12b間における流体の干渉による脈動の
発生を防止するものであるが、隔壁15の先端で
多少連通してもそれほど問題はない。
また、リターンスプリング6は弁8と当接する
側が他側よりも小径をなすコイルスプリングであ
るため、閉弁時に弁8を安定して均一に押し易く
なるので、弁8の全周をシール性よくシート面1
4へ着座させることが可能になる。
したがつて、本実施例によれば弁8の閉弁時に
おけるシール性を向上させることができ、流量の
大きな比較的大容量の大気導入弁としても極めて
有効となる。
そのうえ、ダイアフラム1と弁8を互いに別部
材で構成し、かつ両者を一体化したので、従来例
のように弁室と離れた場所にダイアフラム室を設
ける必要がなくなるので、装置全体の構造を簡単
化しかつコンパクト化することができる。
しかも、弁8の方に要求される耐摩耗性、耐温
度性並び耐薬品性等の諸特性を、必要にじてダイ
アフラム1と異なるものに変更することが容易に
なる。
[考案の効果] 本考案に係る大気導入弁は、互いに別部材のダ
イアフラムと弁をダイアフラムの中央部に一体化
したので、構造を簡単化しかつ全体をコンパクト
化することができ、しかも、弁の方に要求される
耐摩耗性、耐温度性並びに耐薬品性等の諸特性
を、必要にじてダイアフラムと異なるものに変更
することが容易になる。
また、送出空気室を二室に区画する隔壁の先端
を閉弁時でも弁との間に間隙を有する程度にシー
ト面よりも低くしたので、製作時の公差によつて
隔壁先端の高さがバラついても、閉弁時における
弁の良好なシール性を確保できる。
そのうえ、リターンスプリングを弁と当接する
側が他側よりも小径をなすコイルスプリングとし
たので、閉弁時に弁を安定して均一に押すことに
より全周を均一に着座させることができるので、
シール性を一層良好にできる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第6図は本考案の実施例を示し、第
1図は第2図の−線断面図、第2図は上面
図、第3図は底面図、第4図は第1図の−線
断面図、第5図は要部の上面図、第6図は要部の
部分拡大断面図である。 符号の説明、1……ダイヤフラム、2……上
部、3……下部、4……負圧チヤンバ、5……負
圧導入口、6……リターンスプリング、8……
弁、9……大気導入口、9a……大気導入室、1
1a……第1の空気送出路、11b……第2の空
気送出路、12a……第1の空気送出口、12b
……第2の空気送出口、13……送出空気室、1
3a……開口部、14……シート面、15……隔
壁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 大気導入口が連通する大気導入室と、第1及び
    第2の空気送出口が連通する送出空気室と、大気
    導入室と送出空気室の開口部の周囲に形成された
    シート面と、このシート面と接離することにより
    前記開口部を開閉する弁と、この弁を閉弁方向へ
    付勢するリターンスプリングと、弁を開弁動作さ
    せるための負圧チヤンバを画成するダイアフラム
    とを備えるとともに、送出空気室内を空気送出口
    毎に隔壁で二分した大気導入弁において、前記ダ
    イヤフラムの中央部に弁を一体化し、前記リター
    ンスプリングは弁と当接する側が他側よりも小径
    をなすコイルスプリングであり、前記隔壁の先端
    は、閉弁時に弁との間に間隙を有する程度に周囲
    のシート面よりも低くなつていることを特徴とす
    る大気導入弁。
JP1987108457U 1987-07-14 1987-07-14 Expired - Lifetime JPH0520934Y2 (ja)

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JPS6415874U JPS6415874U (ja) 1989-01-26
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS504900U (ja) * 1973-05-12 1975-01-18
JPS562471B2 (ja) * 1976-05-26 1981-01-20

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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