JPH068134U - マスタシリンダ用リザーバのキャップ - Google Patents
マスタシリンダ用リザーバのキャップInfo
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- JPH068134U JPH068134U JP054852U JP5485292U JPH068134U JP H068134 U JPH068134 U JP H068134U JP 054852 U JP054852 U JP 054852U JP 5485292 U JP5485292 U JP 5485292U JP H068134 U JPH068134 U JP H068134U
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- B60T11/10—Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator without power assistance or drive or where such assistance or drive is irrelevant transmitting by fluid means, e.g. hydraulic
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- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
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- Y10T137/778—Axes of ports co-axial
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- Mechanical Engineering (AREA)
- Transmission Of Braking Force In Braking Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 部品製作及び製品としての組付けが容易な構
造にする。 【構成】 カバーキャップ12とボディキャップ13と
を互いに結合し、その間に形成された空間14にダイヤ
フラム20を配設して、弁機能を持たしめたマスタシリ
ンダ用リザーバのキャップ11において、前記カバーキ
ャップ12に同心状の円筒部21と環状突起22を設け
るとともに、前記ボディキャップ13の中央に、外周に
環状円板部26が形成された漏斗部18を設け、前記カ
バーキャップ12の環状突起22内周部分と前記ボディ
キャップ13の漏斗部18外周部分とで前記ダイヤフラ
ム20を嵌着し、前記ダイヤフラム20と、前記円筒部
21及び前記環状円板部26とで、それぞれ吸気弁31
及び排気弁35を形成させる。
造にする。 【構成】 カバーキャップ12とボディキャップ13と
を互いに結合し、その間に形成された空間14にダイヤ
フラム20を配設して、弁機能を持たしめたマスタシリ
ンダ用リザーバのキャップ11において、前記カバーキ
ャップ12に同心状の円筒部21と環状突起22を設け
るとともに、前記ボディキャップ13の中央に、外周に
環状円板部26が形成された漏斗部18を設け、前記カ
バーキャップ12の環状突起22内周部分と前記ボディ
キャップ13の漏斗部18外周部分とで前記ダイヤフラ
ム20を嵌着し、前記ダイヤフラム20と、前記円筒部
21及び前記環状円板部26とで、それぞれ吸気弁31
及び排気弁35を形成させる。
Description
【0001】
本考案は、車両用ブレーキ装置などに使用されるマスタシリンダのリザーバに 適するキャップに関し、特に該キャップの構造の改良に関する。
【0002】
従来、この種のマスタシリンダ用リザーバのキャップとしては、図5の断面図 に示すものがある。 同図において、マスタシリンダ用リザーバ1のキャップ2は、カバーキャップ 3とボディキャップ4とを互いに結合して、その間に形成された空間5をリザー バ1の内外に連通するとともに、該空間5内にダイヤフラム6を配設する。
【0003】 そして、該ダイヤフラム6と前記カバーキャップ1及びボディキャップ2との それぞれの間に弁機能として、吸気弁7及び排気弁8を形成しており、前記リザ ーバ1の内外間に所定の圧力範囲を超える差圧が発生したときのみ、前記吸気弁 7又は排気弁8が開弁して、その内外間を連通せしめている。(実開昭61−2 4501号公報ほか)
【0004】
しかしながら、前記従来のマスタシリンダ用リザーバ1は、組付時、前記ダイ ヤフラム6の安定した同心位置への配置が困難で、組付者は心ズレにならないよ うに神経を使うため、量産に向かないという問題点があった。特に、心ズレにな ると前記両弁7,8の開閉が不安定又は不可能になってしまう。
【0005】 他方、ダイヤフラムを、例えばボディキャップに設けられた円筒部に嵌合させ て弁を形成する構造のもの(実公昭59−19652号公報ほか)では、その嵌 合が固すぎると開弁せず、緩すぎると閉弁しないため、部品製作上、嵌合部分の 寸法管理が面倒であるという問題点もあった。
【0006】 本考案はかかる点に鑑みなされたもので、その目的は前記問題点を解消し、部 品製作及び組付けが容易な構造のマスタシリンダ用リザーバのキャップを提供す ることにある。
【0007】
前記目的を達成するための本考案の構成は、カバーキャップとボディキャップ とを互いに結合し、その間に形成された空間をリザーバの内外に連通する通路を それぞれ形成し、かつ該空間にダイヤフラムを配設して、弁機能を持たしめたマ スタシリンダ用リザーバのキャップにおいて、次のとおりである。
【0008】 (1) 前記カバーキャップは、下面中央に下方に向かって円筒部を設けるとと もに、該円筒部より外側で下方に環状突起を設け、かつ該環状突起を横切る溝を 設け、 前記ボディキャップは、中央部に上下方向に、小口径側を貯液室に開口する漏 斗部を設けるとともに、大口径側の上端に切欠き通路を設け、かつ該大口径側の 外面及び平面に溝を設け、 前記ダイヤフラムは、半径方向中央部に環状固定部を設けるとともに、その内 側には前記カバーキャップの前記円筒部外面に接した環状リップ部を設け、かつ その外側には前記ボディキャップ平面と接する環状弁体部を設け、 前記ダイヤフラムの前記環状固定部は、前記カバーキャップの前記環状突起内 周と前記ボディキャップの漏斗部外周間に嵌着され、前記環状リップ部は前記カ バーキャップの前記円筒部外面と吸気弁を形成し、前記環状弁体部は前記ボディ キャップ上面と排気弁を形成することを特徴とする。
【0009】 (2) 前記カバーキャップは、その下面に溝を設け、 前記ボディキャップは、中央部に上下方向に、小口径側を貯液室に開口する漏 斗部を設けるとともに、大口径側の上端に切欠き通路を設け、かつ該大口径側の 外面及び平面に溝を設け、 前記ダイヤフラムは、半径方向中央部に円筒状固定部を設けるとともに、その 上部内側には前記カバーキャップの下面に接する内環状弁体部を設け、その下部 外側には前記ボディキャップ上面に接する外環状弁体部を設け、 前記ダイヤフラムの円筒状固定部は前記ボディキャップの前記漏斗部大口径側 外周に嵌合されて、前記カバーキャップの下面と、前記ボディキャップの上面と の間に嵌着され、かつ前記ダイヤフラムの前記内環状弁体部は前記カバーキャッ プと吸気弁を形成し、前記外環状弁体部は前記ボディキャップ上面と排気弁を形 成することを特徴とする。
【0010】
本考案は以上説明したように構成されているので、前記ダイヤフラムの固定部 は、前記カバーキャップとボディキャップとの間の同心の所定位置に嵌着され、 かつその環状リップ部及び各環状弁体部は該カバーキャップ及びボディキャップ のそれぞれの面に弾接されて、それぞれ逆止弁として機能を持つ吸気弁又は排気 弁を形成する。
【0011】 そして、前記リザーバの内外間に所定の圧力範囲を超える差圧が発生したとき のみ、前記吸気弁又は排気弁が開弁して、その内外間を連通させる。
【0012】
以下、図面に基づいて本考案の好適な実施例を例示的に詳しく説明する。 図1は、マスタシリンダ、例えばタンデムマスタシリンダMCに作動液を供給 するため、該マスタシリンダMC上に直接取付けたリザーバ10とともに、該リ ザーバ10上に装着された本考案のキャップ11の一実施例を示す取付断面図で ある。
【0013】 (第1実施例) 図2は、本考案のマスタシリンダ用リザーバのキャップの第1実施例を示す断 面図である。 同図において、リザーバ10の開口部10aに嵌着されたキャップ11は、前 記開口部10aを覆うように配設される、例えば合成樹脂製のカバーキャップ1 2と、前記開口部10aの内側に設けられた突起10bに嵌着される、例えば合 成樹脂製のボディキャップ13とを互いに溶着により結合し、その間に内部空間 14を形成する。
【0014】 前記内部空間14は、前記リザーバ開口部10aと前記ボディキャップ13の 外壁との間に形成される環状空間15に、該ボディキャップ13の壁部に設けら れた通穴16により連通とともに、前記環状空間15は、前記ボディキャップ1 3の周縁部17下面に設けられた溝17aを介して、外部に連通している。
【0015】 他方、前記内部空間14は、前記ボディキャップ13の中央に設けられた漏斗 部18の小口径側18aを介して、前記リザーバ10の内部に連通している。 そして、前記内部空間14内に、弁機能を持たせるため、耐油性で、可撓性の ある例えばゴム系材からなるダイヤフラム20が配設されている。
【0016】 詳しくは、前記カバーキャップ12の円板部12aの前記内部空間14側の中 央に、円筒部21を設けるとともに、該円筒部21と同心状に該円筒部21の外 側に環状突起22を形成し、かつ前記円板部12aに、前記円筒部21の外周側 基端から前記環状突起22を半径方向に横切って延びる溝23を設ける。
【0017】 前記ボディキャップ13は、その中央に、かつ上下方向に、小口径側18aを 貯液室24に開口する前記漏斗部18を設けるとともに、その大口径側18bの 上端にひとつの切欠き通路25を設け、かつ該大口径側18bの外周面から半径 方向に延出する環状円板部26を形成する。
【0018】 該環状円板部26の周縁上部には周縁部17が形成され、該周縁部17は、前 記カバーキャップ12の円板部12aに、例えば超音波溶着により結合されてい る。
【0019】 他方、該円板部26の周縁下部には、前記リザーバ10の内側に設けられた前 記突起10bに嵌着する嵌着部27が形成されるとともに、外周にシール部材2 8を装着する円周溝29が形成されており、該シール部材28を介して、前記ボ ディキャップ13が前記リザーバ10に密封するように嵌合される。
【0020】 前記ダイヤフラム20は、その環状固定部20aが、前記カバーキャップ12 の円板部12aと前記環状突起22とで形成する内周嵌着部と、前記ボディキャ ップ13の前記漏斗部18の大口径側18bと前記円板部26とで形成する外周 嵌着部との間に、嵌着,固定される。
【0021】 そして、該環状固定部20aの内側に、前記カバーキャップ12の前記円筒部 21の外周面にその端部が弾接するように、環状リップ部30を設けて吸気弁部 31を形成し、かつ該環状固定部30の外側半径方向に、前記ボディキャップ1 3の前記環状円板部26との間に小室32を形成しながら延出して、その端部が 該環状円板部26に弾接するように、環状弁体部33を設ける。
【0022】 そして、前記ボディキャップ13の前記漏斗部18の大口径側18bの外周面 から前記円板部26にかけて、前記切欠き通路25から、前記大口径側18bの 外周面に設けられた円周溝34aを経て、前記ダイヤフラム20の前記環状固定 部20aをまたぐように前記小室32に連通し、かつ前記大口径側18bに対し 、前記切欠き通路25の位置と反対側に位置するひとつの溝34を設けて、前記 ダイヤフラム20の環状弁体部33に排気弁部35を形成させている。
【0023】 次に、前記リザーバ10のキャップ11の動作について説明する。 前記リザーバ10の貯液室24内の圧力が何らかの原因(例えば、ブレーキ作 動による熱など)で変動を生じても、その内圧が外圧に対して所定の差圧範囲内 であれば、前記吸気弁部31及び排気弁部35は閉弁状態を維持する。
【0024】 しかし、前記貯液室24内の圧力が、外圧に対して所定の差圧範囲を超えて低 下すると、前記外圧は、前記キャップ11の前記溝17a、環状空間15及び通 穴16を経て、前記カバーキャップ12内の外圧連通空間36に流入する。更に 、前記外圧は前記溝23を通り、前記環状リップ部30を押圧して前記吸気弁部 31を開弁させ、前記漏斗部18を介して、前記リザーバ10内の貯液室24に 吸気される。この場合、前記排気弁部35は閉弁状態を維持する。
【0025】 又、逆に前記貯液室24内の圧力が、所定の差圧範囲を超えて上昇すると、そ の内圧は前記ボディキャップ13の前記漏斗部18の小口径側18aから該漏斗 部18内に伝達され、そして前記大口径側18bの切欠き通路25から溝34を 介して、前記小室32に伝達される。
【0026】 前記小室32に伝達された内圧は、前記ダイヤフラム20の環状弁体部33を 押圧して前記排気弁部35を開弁させ、前記外圧連通空間36,通穴16,環状 空間15及び溝17を経て、外部に排気される。この場合、前記吸気弁部31は 閉弁状態を維持する。
【0027】 なお、前記吸,排気弁部31,35の開弁圧については、前記ダイヤフラム2 0の硬度や寸法などにより決定される。
【0028】 ここで、前記ダイヤフラム20の環状固定部20aを、前記カバーキャップ1 2とボディキャップ13との間にしっかり嵌着しているので、前記吸,排気弁部 31,35の弁体のシート力は安定され、該弁部31,35の開閉は安定して動 作する。
【0029】 次いで、前記キャップ11は、前記リザーバ10の貯液室24にある作動液が 、車両の急発進,急制動,坂道走行や走行中の振動などにより跳ね上り,前記ボ ディキャップ13の漏斗部18の小口径側18aから漏斗部18内に侵入しても 、漏斗構造のため該作動液は速かに流下し、前記漏斗部18上端の切欠き通路2 5から前記排気弁部35側に侵入することは殆どない。
【0030】 又、特に前記キャップ11の組付けに際し、該キャップ11は前記ダイヤフラ ム20を正しい取付方向で、かつ前記カバーキャップ12の環状突起22の内周 面と前記ボディキャップ13の漏斗部18の大口径側18bの外周面とで、嵌着 しながら位置決めするので極めて容易に組付作業を行なうことができる。
【0031】 (第2実施例) 図3は、本考案の第2実施例を示す断面図で、図2と同一部材及び同一部分に ついては同一符号を付して説明を省略する。
【0032】 図3において、マスタシリンダ用リザーバのキャップ41は、カバーキャップ 42とボディキャップ43とを互いに溶着により結合し、その間に形成された内 部空間44をリザーバ10の内外に、前記通穴16,環状空間15,溝17a及 び前記漏斗部18の小口径側18aを介して連通している。そして、前記内部空 間44内に、弁機能を持たせるため、ダイヤフラム45が配設されている。
【0033】 前記カバーキャップ42は、主として円板部42aからなり、前記ボディキャ ップ43は、その中央に、かつ上下方向に、小口径側18aを貯液室24に開口 する前記漏斗部18を設けるとともに、その大口径側18bの上端にひとつの切 欠き通路25を設け、かつ該大口径側18bの外周面下端付近から半径方向に延 出する環状円板部46を形成する。
【0034】 前記ダイヤフラム45は、その円筒状固定部45aが、前記ボディキャップ4 3の前記漏斗部18の大口径側18bの外周面に嵌合されながら、前記カバーキ ャップ42の円板部42aの下面と、前記ボディキャップ43の環状円板部46 との間に嵌着,固定される。
【0035】 そして、該円筒状固定部45aの上部内側半径方向に、前記カバーキャップ4 2の円板部42aとの間に上部小室47を形成しながら延出して、その端部が該 円板部42aに弾接するように内環状弁体部48を設ける。
【0036】 他方、該円筒状固定部45aの下部外側半径方向に、前記ボディキャップ43 の前記環状円板部46との間に下部小室49を形成しながら延出して、その端部 が該環状円板部46に弾接するように外環状弁体部50を設ける。
【0037】 次いで、前記カバーキャップ42の前記円板部42aに、前記上部小室47か ら、前記ダイヤフラム45の前記円筒状固定部45aをまたいで、前記リザーバ 10の外部に連通された外圧連通空間51に連通する溝52を設けて、前記ダイ ヤフラム45の内環状弁体部48に吸気弁部53を形成させる。
【0038】 同時に、前記ボディキャップ43の前記漏斗部18の大口径側18bの外周面 から前記円板部46にかけて、前記切欠き通路25から、前記ダイヤフラム45 の前記円筒状固定部45aをまたぐように前記下部小室49に連通する溝54を 設けて、前記ダイヤフラム45の外環状弁体部50に排気弁部55を形成させて いる。
【0039】 次に、前記リザーバ10のキャップ41の動作について説明する。 前記リザーバ10の貯液室24内の圧力が何らかの原因で変動を生じ、その内 圧が外圧に対して所定の差圧範囲内であれば、前記吸気弁部53及び排気弁部5 5は閉弁状態を維持する。
【0040】 今、前記貯液室24内の圧力が、外圧に対して所定の差圧範囲を超えて低下す ると、前記外圧は、前記キャップ41の前記溝17a、環状空間15及び通穴1 6を経て、前記カバーキャップ42内の外圧連通空間51に流入する。更に、前 記外圧は前記溝52から前記上部小室47に至り、ここで前記内環状弁体部48 を押圧して、前記吸気弁部53を開弁させ、前記漏斗部18を介して、前記リザ ーバ10内の貯液室24に吸気される。この場合、前記排気弁部55は閉弁状態 を維持する。
【0041】 又、逆に前記貯液室24内の圧力が、所定の差圧範囲を超えて上昇すると、そ の内圧は前記ボディキャップ43の前記漏斗部18の小口径側18aから該漏斗 部18内に伝達され、そして前記大口径側18bの切欠き通路25、その外周面 に設けられた円周溝54a及び前記大口径側18bに対し、前記切欠き通路25 の位置と反対側の位置に設けられたひとつの溝54を介して、前記下部小室49 に伝達される。
【0042】 前記下部小室49に伝達された内圧は、前記ダイヤフラム20の外環状弁体部 50を押圧して前記排気弁部55を開弁させ、前記外圧連通空間51,通穴16 ,環状空間15及び溝17を経て、外部に排気される。この場合、前記吸気弁部 53は閉弁状態を維持する。
【0043】 その他については、前記第1実施例と同様である。
【0044】 図4は本考案の前記第2実施例の変形例を示し、図4(a)はその断面図、図 4(b)は図4(a)のb−b線矢視による部分平面図である。
【0045】 同図のダイヤフラム60は、図3に示されるダイヤフラム45の円筒状固定部 45aの上部内側半径方向に、その中央にスリット61が設けられた薄膜部62 を形成したものである。
【0046】 前記ダイヤフラム60により、前記スリット61を介して吸気弁及び排気弁の 両機能を持たせることができる。この場合、スリット61の長さを変えて前記両 弁の開弁圧を調整することができるが、前記リザーバ10内の圧力上昇(例えば 、残圧)を考慮して、前記スリット61は若干長めに形成しておくとよい。
【0047】 なお、本考案の技術は前記実施例における技術に限定されるものではなく、 同様な機能を有する他の態様の手段によってもよく、また本考案の技術は前記構 成の範囲内において種々の変更,付加が可能である。
【0048】
以上の説明から明らかなように本考案のマスタシリンダ用リザーバのキャップ によれば、ダイヤフラムの固定部を、前記カバーキャップとボディキャップとの 間の同心の所定位置に嵌着させ、かつその各弁体を該カバーキャップ及びボディ キャップのそれぞれの面に弾接させて、それぞれ吸気弁及び排気弁を形成させた もので、前記キャップを構成する部材の製作及びキャップ組付けが容易になり、 量産に適合できる。
【図1】本考案のマスタシリンダ用リザーバのキャップ
の一実施例を示し、マスタシリンダ用リザーバに取付け
状態の断面図である。
の一実施例を示し、マスタシリンダ用リザーバに取付け
状態の断面図である。
【図2】本考案の第1実施例を示す断面図である。
【図3】本考案の第2実施例を示す断面図である。
【図4】本考案の第2実施例の変形例を示す図で、図4
(a)はその断面図、図4(b)は図4(a)のb−b
線矢視による部分平面図である。
(a)はその断面図、図4(b)は図4(a)のb−b
線矢視による部分平面図である。
【図5】従来のマスタシリンダ用リザーバのキャップの
断面図である。
断面図である。
10 リザーバ 11,41 キャップ 12, 42 カバーキャップ 12a,42a 円板部 13,43 ボディキャップ 14,44 内部空間 18 漏斗部 18a 小口径側 18b 大口径側 20,45 ダイヤフラム 20a 環状固定部 21 円筒部 22 環状突起 23,34,52,54 溝 24 貯液室 25 切欠き通路 26,46 環状円板部 30 環状リップ部 31,53 吸気弁部 32 小室 33 環状弁体部 35,55 排気弁部 36,51 外圧連通空間 47 上部小室 48 内環状弁体部 49 下部小室 50 外環状弁体部
Claims (2)
- 【請求項1】 カバーキャップとボディキャップとを互
いに結合し、その間に形成された空間をリザーバの内外
に連通する通路をそれぞれ形成し、かつ該空間にダイヤ
フラムを配設して、弁機能を持たしめたマスタシリンダ
用リザーバのキャップにおいて、 前記カバーキャップは、下面中央に下方に向かって円筒
部を設けるとともに、該円筒部より外側で下方に環状突
起を設け、かつ該環状突起を横切る溝を設け、 前記ボディキャップは、中央部に上下方向に、小口径側
を貯液室に開口する漏斗部を設けるとともに、大口径側
の上端に切欠き通路を設け、かつ該大口径側の外面及び
平面に溝を設け、 前記ダイヤフラムは、半径方向中央部に環状固定部を設
けるとともに、その内側には前記カバーキャップの前記
円筒部外面に接した環状リップ部を設け、かつその外側
には前記ボディキャップ平面と接する環状弁体部を設
け、 前記ダイヤフラムの前記環状固定部は、前記カバーキャ
ップの前記環状突起内周と前記ボディキャップの漏斗部
外周間に嵌着され、 前記環状リップ部は前記カバーキャップの前記円筒部外
面と吸気弁を形成し、 前記環状弁体部は前記ボディキャップ上面と排気弁を形
成することを特徴とするマスタシリンダ用リザーバのキ
ャップ。 - 【請求項2】 カバーキャップとボディキャップとを互
いに結合し、その間に形成された空間をリザーバの内外
に連通する通路をそれぞれ形成し、かつ該空間にダイヤ
フラムを配設して、弁機能を持たしめたマスタシリンダ
用リザーバのキャップにおいて、 前記カバーキャップは、その下面に溝を設け、 前記ボディキャップは、中央部に上下方向に、小口径側
を貯液室に開口する漏斗部を設けるとともに、大口径側
の上端に切欠き通路を設け、かつ該大口径側の外面及び
平面に溝を設け、 前記ダイヤフラムは、半径方向中央部に円筒状固定部を
設けるとともに、その上部内側には前記カバーキャップ
の下面に接する内環状弁体部を設け、その下部外側には
前記ボディキャップ上面に接する外環状弁体部を設け、 前記ダイヤフラムの円筒状固定部は前記ボディキャップ
の前記漏斗部大口径側外周に嵌合されて、前記カバーキ
ャップの下面と、前記ボディキャップの上面との間に嵌
着され、かつ前記ダイヤフラムの前記内環状弁体部は前
記カバーキャップと吸気弁を形成し、前記外環状弁体部
は前記ボディキャップ上面と排気弁を形成することを特
徴とするマスタシリンダ用リザーバのキャップ。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992054852U JP2559176Y2 (ja) | 1992-07-13 | 1992-07-13 | マスタシリンダ用リザーバのキャップ |
US08/080,089 US5347813A (en) | 1992-07-13 | 1993-06-21 | Cap for master cylinder reservoir |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992054852U JP2559176Y2 (ja) | 1992-07-13 | 1992-07-13 | マスタシリンダ用リザーバのキャップ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH068134U true JPH068134U (ja) | 1994-02-01 |
JP2559176Y2 JP2559176Y2 (ja) | 1998-01-14 |
Family
ID=12982128
Family Applications (1)
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