JPH0240218B2 - Josohaisennokeiseihoho - Google Patents
JosohaisennokeiseihohoInfo
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- JPH0240218B2 JPH0240218B2 JP28615386A JP28615386A JPH0240218B2 JP H0240218 B2 JPH0240218 B2 JP H0240218B2 JP 28615386 A JP28615386 A JP 28615386A JP 28615386 A JP28615386 A JP 28615386A JP H0240218 B2 JPH0240218 B2 JP H0240218B2
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Landscapes
- Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)
- Formation Of Insulating Films (AREA)
- Local Oxidation Of Silicon (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は上層配線の形成方法に関する。より詳
細には、本発明は、半導体集積回路の多層配線技
術における、特に上層配線のエアブリツジ構造の
新規な形成方法に関する。
細には、本発明は、半導体集積回路の多層配線技
術における、特に上層配線のエアブリツジ構造の
新規な形成方法に関する。
従来の技術
近年のLSI技術の進歩は目覚ましく、Si系の半
導体装置は従来では考えられなかつた高速化ある
いは高集積化を成し遂げている。また、GaAsに
代表される化合物半導体のように、高速化、高集
積化に適しているといわれる新素材が開発されて
いる。
導体装置は従来では考えられなかつた高速化ある
いは高集積化を成し遂げている。また、GaAsに
代表される化合物半導体のように、高速化、高集
積化に適しているといわれる新素材が開発されて
いる。
従来、半導体装置の動作の高速化を検討する際
に問題とされていたのは、主に各素子の動作速度
であり、化合物半導体素子の導入等も正にこの点
に主限を置いたものである。しかしながら、例え
ば10000ゲート以上の極めて集積度の高い半導体
装置の場合は、素子そのものの動作速度よりも配
線の寄生容量や負荷による所謂配線遅延の影響
が、デバイスの動作速度に対して寧ろ大きい影響
を及ぼすことが知られるようになつた。
に問題とされていたのは、主に各素子の動作速度
であり、化合物半導体素子の導入等も正にこの点
に主限を置いたものである。しかしながら、例え
ば10000ゲート以上の極めて集積度の高い半導体
装置の場合は、素子そのものの動作速度よりも配
線の寄生容量や負荷による所謂配線遅延の影響
が、デバイスの動作速度に対して寧ろ大きい影響
を及ぼすことが知られるようになつた。
配線遅延に対しては、多層配線技術やパターン
の微細化並びにレイアウトの最適化等により、配
線の総延長を短縮することが既に実施されている
が、更に比較的最近提案された新規な技術として
エアブリツジ配線と呼ばれる手法がある。
の微細化並びにレイアウトの最適化等により、配
線の総延長を短縮することが既に実施されている
が、更に比較的最近提案された新規な技術として
エアブリツジ配線と呼ばれる手法がある。
第2図a乃至eは、既に公知のエアブリツジ配
線形成方法を概略的に示すものである。
線形成方法を概略的に示すものである。
第2図aは、基板1上に形成された3本の下層
配線2,3並びに4を示しており、後述の工程で
は下層配線2および4を下層配線3との絶縁を維
持しながら接続する。
配線2,3並びに4を示しており、後述の工程で
は下層配線2および4を下層配線3との絶縁を維
持しながら接続する。
第2図bは、接続されない下層配線3上にフオ
トレジスト層5を形成した様子を示している。こ
のフオトレジスト層5は一般的なフオトリソグラ
フイ技術によつて形成されたものであり、形成方
法は周く知られているものである。
トレジスト層5を形成した様子を示している。こ
のフオトレジスト層5は一般的なフオトリソグラ
フイ技術によつて形成されたものであり、形成方
法は周く知られているものである。
尚、上述の工程形成されたフオトレジスト層5
は、下地の形状等によつて必ずしも円滑な表面形
状であるとは限らない。そこで、一般にここで熱
を加えて、第2図cに示すように、フオトレジス
ト5′の表面形状を整える。
は、下地の形状等によつて必ずしも円滑な表面形
状であるとは限らない。そこで、一般にここで熱
を加えて、第2図cに示すように、フオトレジス
ト5′の表面形状を整える。
続いて、第2図dに示すように、下層配線2と
下層配線4とを接続する上層配線6を、スパツタ
法あるいは真空蒸着法等によつて形成する。この
後、第2図eに示すように、フオトレジスト層
5′の材料に応じて、アセトン等の有機溶剤ある
いは酸素アツシング法等によつてフオトレジスト
層5′を除去する。
下層配線4とを接続する上層配線6を、スパツタ
法あるいは真空蒸着法等によつて形成する。この
後、第2図eに示すように、フオトレジスト層
5′の材料に応じて、アセトン等の有機溶剤ある
いは酸素アツシング法等によつてフオトレジスト
層5′を除去する。
こうして、形成された多層配線構造において
は、上層配線6と下層配線3との間に“空洞”が
形成されている。即ち、上層配線6は、いわば空
気による絶縁層によつて下層配線3と絶縁されて
いる。このエアブリツジ配線を、“空洞”が中実
の絶縁層である場合と比較すると、主に絶縁材料
と空気との誘電率の違いによつて、配線の容量成
分を最小化することができ、配線遅延が減少する
ことが知られている。
は、上層配線6と下層配線3との間に“空洞”が
形成されている。即ち、上層配線6は、いわば空
気による絶縁層によつて下層配線3と絶縁されて
いる。このエアブリツジ配線を、“空洞”が中実
の絶縁層である場合と比較すると、主に絶縁材料
と空気との誘電率の違いによつて、配線の容量成
分を最小化することができ、配線遅延が減少する
ことが知られている。
発明が解決しようとする問題点
しかしながら、上述のような従来のエアブリツ
ジ配線形成方法にはいくつかの問題点があること
が指摘されている。
ジ配線形成方法にはいくつかの問題点があること
が指摘されている。
第1の問題点は、前述した“空洞”の形成をフ
オトレジストによつているので、上層配線の材料
に高融点材料を用いることができないことであ
る。何故ならば、フオトレジスト材料は、例えば
フエノールノボラツク樹脂にジアゾ化合物を添加
したような感光性の有機高分子材料が用いられる
が、このような材料は一般に熱に対して不安定で
ある。一方、配線材料として好ましいものの中に
は、Moのように比較的融点の高いものがある。
従つて、上層配線の材料にこのような金属を選択
すると、上層配線の形成工程においてフオトレジ
スト層が変形してしまうので、“空洞”の形成を
確実に行うことができない。
オトレジストによつているので、上層配線の材料
に高融点材料を用いることができないことであ
る。何故ならば、フオトレジスト材料は、例えば
フエノールノボラツク樹脂にジアゾ化合物を添加
したような感光性の有機高分子材料が用いられる
が、このような材料は一般に熱に対して不安定で
ある。一方、配線材料として好ましいものの中に
は、Moのように比較的融点の高いものがある。
従つて、上層配線の材料にこのような金属を選択
すると、上層配線の形成工程においてフオトレジ
スト層が変形してしまうので、“空洞”の形成を
確実に行うことができない。
第2の問題点は、フオトレジストが形状の制御
性に劣ることである。即ち、上層配線の良好な形
成を考えると、その下地となる基板並びにフオト
レジスト層の形状に急峻な変化がないことが好ま
しい。そこで、従来の技術では、前述の第2図c
に示したような工夫を行つているが、このような
方法では熱によつて軟化したフオトレジストの表
面張力と濡れ性によつてのみその形状を制御して
いる。従つて、精密な形状の制御は望めない。
性に劣ることである。即ち、上層配線の良好な形
成を考えると、その下地となる基板並びにフオト
レジスト層の形状に急峻な変化がないことが好ま
しい。そこで、従来の技術では、前述の第2図c
に示したような工夫を行つているが、このような
方法では熱によつて軟化したフオトレジストの表
面張力と濡れ性によつてのみその形状を制御して
いる。従つて、精密な形状の制御は望めない。
更に、第3の問題点は、エアブリツジの形成工
程で使用したフオトレジストが、“空洞”の形成
後に完壁に取り除かれない場合があることであ
る。即ち、フオトレジスト材料は必ずしも化学的
に安定な材料ではないので、前述の“空洞”にフ
オトレジストが残つた場合には配線汚染の原因と
なり、最終的に配線不良に至る場合がある。
程で使用したフオトレジストが、“空洞”の形成
後に完壁に取り除かれない場合があることであ
る。即ち、フオトレジスト材料は必ずしも化学的
に安定な材料ではないので、前述の“空洞”にフ
オトレジストが残つた場合には配線汚染の原因と
なり、最終的に配線不良に至る場合がある。
このように、従来のエアブリツジ配線形成方法
では、“空洞”の形成にフオトレジストを使用す
ることに起因する数々の問題があり、大規模集積
回路の高速動作を実現せしめるはずのエアブリツ
ジ配線技術を実用から遠ざけていた。
では、“空洞”の形成にフオトレジストを使用す
ることに起因する数々の問題があり、大規模集積
回路の高速動作を実現せしめるはずのエアブリツ
ジ配線技術を実用から遠ざけていた。
そこで、本発明の目的は、上記従来技術の問題
点を解決し、配線材料の選択に制限がなく、精密
な形状制御が可能で、且つ配線の汚染を生じるこ
とのない新規なエアブリツジ配線の形成方法を提
供することにある。
点を解決し、配線材料の選択に制限がなく、精密
な形状制御が可能で、且つ配線の汚染を生じるこ
とのない新規なエアブリツジ配線の形成方法を提
供することにある。
問題点を解決するための手段
即ち、本発明に従い、半導体基板上における多
層配線の形成方法であつて、下層配線の形成され
た基板上で、該下層配線の上面を除く領域に、
ECRプラズマCVD法によつて第1の無機絶縁材
料層を形成する第1工程と、該第1無機絶縁材料
層上の所定の領域に、プラズマCVD法によつて
第2の無機絶縁材料層を形成する第2工程と、少
なくとも該第2の無機絶縁材料層上を通過する上
層配線を形成する第3工程と、前記第2の無機絶
縁材料層を除去する第4工程とを含むことを特徴
とする上層配線の形成方法が提供される。このと
き、代表的な無機絶縁材料としてSi3N4を挙げる
ことができる。
層配線の形成方法であつて、下層配線の形成され
た基板上で、該下層配線の上面を除く領域に、
ECRプラズマCVD法によつて第1の無機絶縁材
料層を形成する第1工程と、該第1無機絶縁材料
層上の所定の領域に、プラズマCVD法によつて
第2の無機絶縁材料層を形成する第2工程と、少
なくとも該第2の無機絶縁材料層上を通過する上
層配線を形成する第3工程と、前記第2の無機絶
縁材料層を除去する第4工程とを含むことを特徴
とする上層配線の形成方法が提供される。このと
き、代表的な無機絶縁材料としてSi3N4を挙げる
ことができる。
作 用
本発明の上層配線形成方法では、上層配線の
“空洞”の形成をプラズマCVD法によつて形成さ
れたSi3N4層の如き無機絶縁材料によつて行うこ
とをその主要な特徴のひとつとしている。
“空洞”の形成をプラズマCVD法によつて形成さ
れたSi3N4層の如き無機絶縁材料によつて行うこ
とをその主要な特徴のひとつとしている。
即ち、一般に無機絶縁材料は熱的に安定であ
り、特にSi3N4は熱的に極めて安定な材料であ
り、Si3N4によつて“空洞”の形成を行つた場合
は、上層配線材料として高融点金属を選択するこ
とに制限がない。
り、特にSi3N4は熱的に極めて安定な材料であ
り、Si3N4によつて“空洞”の形成を行つた場合
は、上層配線材料として高融点金属を選択するこ
とに制限がない。
また、無機絶縁材料は一般に化学的にも安定で
あり、“空洞”の形成後にSi3N4が多少残留した
としても、配線材料を汚染することがない。
あり、“空洞”の形成後にSi3N4が多少残留した
としても、配線材料を汚染することがない。
更に、Si3N4膜のエツチングは極めて高い制御
技術が完成しており、“空洞”の形状を精密に制
御することができる。
技術が完成しており、“空洞”の形状を精密に制
御することができる。
また、本発明の上層配線成形方法は、上層配線
の形成に先立つて、基板上の下層配線以外の領域
をECRプラズマCVD法により形成したSi3N4膜の
ような第1絶縁膜によつて被い、一方、上層配線
の“空洞”の形成にはプラズマCVD法により形
成したSi3N4層のような第2絶縁膜を利用するこ
とをその第2の主要な特徴としている。
の形成に先立つて、基板上の下層配線以外の領域
をECRプラズマCVD法により形成したSi3N4膜の
ような第1絶縁膜によつて被い、一方、上層配線
の“空洞”の形成にはプラズマCVD法により形
成したSi3N4層のような第2絶縁膜を利用するこ
とをその第2の主要な特徴としている。
即ち、下層配線を搭載した基板上で、下層配線
パターン以外の部分をECRプラズマCVD法によ
り形成したSi3N4膜(以下、「Si3N4〔ECR〕」と表
示する)によつて被い、“空洞”形成のためにプ
ラズマCVD法によつて形成したSi3N4層(以下、
「Si3N4〔P〕」と表示する)の除去工程において
基板表面の保護層としている。これは、Si3N4
〔ECR〕膜とSi3N4〔P〕層とのエツチング速度が
大きく相違するのでSi3N4〔P〕のみを選択的に
除去することが可能であるとの知見によつてい
る。
パターン以外の部分をECRプラズマCVD法によ
り形成したSi3N4膜(以下、「Si3N4〔ECR〕」と表
示する)によつて被い、“空洞”形成のためにプ
ラズマCVD法によつて形成したSi3N4層(以下、
「Si3N4〔P〕」と表示する)の除去工程において
基板表面の保護層としている。これは、Si3N4
〔ECR〕膜とSi3N4〔P〕層とのエツチング速度が
大きく相違するのでSi3N4〔P〕のみを選択的に
除去することが可能であるとの知見によつてい
る。
ECR(電子サイクロトロン共鳴)プラズマCVD
法は、発散磁界を利用してECRプラズマを効率
良く取り出し、このとき発生する10〜20eVのイ
オンエネルギを分解・成膜反応エネルギとうし利
用する方法であり、材料を外部から加熱すること
なく成膜工程を実施できることを特徴としてい
る。この方法によつて形成された薄膜は、従来の
プラズマCVD法により形成されたものよりも安
定な物性を実現することができるとされている。
法は、発散磁界を利用してECRプラズマを効率
良く取り出し、このとき発生する10〜20eVのイ
オンエネルギを分解・成膜反応エネルギとうし利
用する方法であり、材料を外部から加熱すること
なく成膜工程を実施できることを特徴としてい
る。この方法によつて形成された薄膜は、従来の
プラズマCVD法により形成されたものよりも安
定な物性を実現することができるとされている。
従つて、Si3N4〔ECR〕の場合は、例えばHFに
よるウエツトエツチングにおいて、約1/10のエ
ツチング速度比を有することが確認されている。
また、CF4によるドライエツチングに対しても略
同様の物性を示すと思われる。
よるウエツトエツチングにおいて、約1/10のエ
ツチング速度比を有することが確認されている。
また、CF4によるドライエツチングに対しても略
同様の物性を示すと思われる。
実施例
以下に図面を参照して本発明をより具体的に詳
述するが、以下に示すものは本発明の一実施例に
過ぎず、本発明の技術的範囲を何等制限するもの
ではない。
述するが、以下に示すものは本発明の一実施例に
過ぎず、本発明の技術的範囲を何等制限するもの
ではない。
第1図a乃至fは、本発明に従うエアブリツジ
配線の形成方法を、工程を追つて示すものであ
る。
配線の形成方法を、工程を追つて示すものであ
る。
まず、、500Åの厚さのTi層と2500ÅのAu層と
からなる下層配線11および12を搭載した
GaAs基板13上に、第1図aに示すように、
ECRプラズマCVD法によつてSi3N4〔ECR〕膜1
4を形成した。このとき、下層配線11および1
2の領域を避けてSi3N4〔ECR〕膜14を形成す
るためは、公知の各種技術を適用することができ
る。
からなる下層配線11および12を搭載した
GaAs基板13上に、第1図aに示すように、
ECRプラズマCVD法によつてSi3N4〔ECR〕膜1
4を形成した。このとき、下層配線11および1
2の領域を避けてSi3N4〔ECR〕膜14を形成す
るためは、公知の各種技術を適用することができ
る。
続いて、第1図bに示すように、Si3N4膜14
並びに下層配線11の表面全体を、プラズマ
CVD法によつて形成した厚さ3000ÅのSi3N4〔P〕
膜15によつて覆う。
並びに下層配線11の表面全体を、プラズマ
CVD法によつて形成した厚さ3000ÅのSi3N4〔P〕
膜15によつて覆う。
更に、“空洞”を形成すべき領域上のこの
Si3N4〔P〕膜15表面に、第1図cに示すよう
に、フオトレジストパターン16を形成し、CF4
によるプラズマエツチングによつてフオトレジス
ト16に覆われていない領域のSi3N4〔P〕膜を
除去した。
Si3N4〔P〕膜15表面に、第1図cに示すよう
に、フオトレジストパターン16を形成し、CF4
によるプラズマエツチングによつてフオトレジス
ト16に覆われていない領域のSi3N4〔P〕膜を
除去した。
さらにフオトレジスト16を取り除くことによ
つて、第1図dに示すように、Si3N4〔ECR〕層
14を備えた基板13上にSi3N4〔P〕膜15′に
よる“空洞”パターンを形成した。尚、余分な
Si3N4〔P〕のエツチングを行う際に、空洞形成
後の上層配線の安定性を考慮して、パターン16
の断面形状が台形となるように形成した。
つて、第1図dに示すように、Si3N4〔ECR〕層
14を備えた基板13上にSi3N4〔P〕膜15′に
よる“空洞”パターンを形成した。尚、余分な
Si3N4〔P〕のエツチングを行う際に、空洞形成
後の上層配線の安定性を考慮して、パターン16
の断面形状が台形となるように形成した。
続いて、スパツタ法により、500Åの厚さのTi
層と4500ÅのAu層を形成し、これをイオンミリ
ング法により適切なパターンを残して除去するこ
とにより、第1図eに示すように、上層配線17
を形成した。
層と4500ÅのAu層を形成し、これをイオンミリ
ング法により適切なパターンを残して除去するこ
とにより、第1図eに示すように、上層配線17
を形成した。
最後に、Si3N4〔P〕膜15′をHFによるウエ
ツトエツチングによつて取り除き、第1図fに示
すように、“空洞”を形成した。
ツトエツチングによつて取り除き、第1図fに示
すように、“空洞”を形成した。
尚、予備実験により、Si3N4〔ECR〕とSi3N4
〔ECR〕とのHFに対するエツチング速度の比は、
約1:10であることを確認た。これに基づき、パ
ターンの配線幅を約2μmとしたところ、HF溶液
は上層配線17の側面から回り込み、有効に
Si3N4〔P〕膜15′のみを選択的に除去できた。
〔ECR〕とのHFに対するエツチング速度の比は、
約1:10であることを確認た。これに基づき、パ
ターンの配線幅を約2μmとしたところ、HF溶液
は上層配線17の側面から回り込み、有効に
Si3N4〔P〕膜15′のみを選択的に除去できた。
発明の効果
以上詳述のように、本発明の上層配線形成方法
によれば、エアブリツジの形成に化学的並びに熱
的に安定な、Si3N4に代表される無機絶縁膜を用
いているので、エアブリツジを形成するが故に上
層配線の材料が制限されたり、配線が汚染される
ことはない。
によれば、エアブリツジの形成に化学的並びに熱
的に安定な、Si3N4に代表される無機絶縁膜を用
いているので、エアブリツジを形成するが故に上
層配線の材料が制限されたり、配線が汚染される
ことはない。
また、Si3N4のような無機絶縁材料のエツチン
グ法については、既に高い制御技術が完成してお
り、エアブリツジ形成用のプラズマCVD法によ
り形成する例えばSi3N4層は精密な制御の下に形
成することができる。
グ法については、既に高い制御技術が完成してお
り、エアブリツジ形成用のプラズマCVD法によ
り形成する例えばSi3N4層は精密な制御の下に形
成することができる。
かくして、本発明により、半導体装置の高速動
作に有利であることが知られているにもかかわら
ず、数々の問題点を有していたエアブリツジ配線
技術がより現実的な技術となる。
作に有利であることが知られているにもかかわら
ず、数々の問題点を有していたエアブリツジ配線
技術がより現実的な技術となる。
第1図a乃至fは、本発明に従うエアブリツジ
配線の形成方法を、工程を追つて示すものであ
り、第2図a乃至eは、従来のエアブリツジ配線
の形成方法を工程を追つて示すものである。 主な参照番号、1,13……基板、2,3,
4,11,12……下層配線、5,16……フオ
トレジスト、6,17……上層配線、14……
SiN〔ECR〕、15……SiN〔P〕。
配線の形成方法を、工程を追つて示すものであ
り、第2図a乃至eは、従来のエアブリツジ配線
の形成方法を工程を追つて示すものである。 主な参照番号、1,13……基板、2,3,
4,11,12……下層配線、5,16……フオ
トレジスト、6,17……上層配線、14……
SiN〔ECR〕、15……SiN〔P〕。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 半導体基板上における多層配線の形成方法で
あつて、 下層配線の形成された基板上で、該下層配線の
上面を除く領域に、ECRプラズマCVD法によつ
て第1の無機絶縁材料層を形成する第1工程と、
該第1無機絶縁材料層上の所定の領域に、プラズ
マCVD法によつて第2の無機絶縁材料層を形成
する第2工程と、 少なくとも該第2の無機絶縁材料層上を通過す
る上層配線を形成する第3工程と、 前記第2の無機絶縁材料層を除去する第4工程
と を含むことを特徴とする上層配線の形成方法。 2 前記無機絶縁材料が、Si3N4であることを特
徴とする特許請求の範囲第1項に記載の上層配線
の形成方法。 3 前記第2工程において、所定の領域を占有す
る前記第2Si3N4層を、フオトリソグラフイー法
によつて形成することを特徴とする特許請求の範
囲第2項に記載の上層配線の形成方法。 4 前記第3工程において、前記上層配線をスパ
ツタ法並びにイオンミリング法によつて形成する
ことを特徴とする特許請求の範囲第2項または第
3項に記載の上層配線の形成方法。 5 前記第4工程において、HF溶液によるウエ
ツトエツチング法によつて前記第2Si3N4層を除
去することを特徴とする特許請求の範囲第2項乃
至第4項のいずれか1項に記載の上層配線の形成
方法。 6 前記下層配線並びに前記上層配線を、Ti―
AuまたはMo―AuまたはPt―Auによつて形成す
ることを特徴とする特許請求の範囲第1項乃至第
5項のいずれか1項に記載の上層配線の形成方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28615386A JPH0240218B2 (ja) | 1986-12-01 | 1986-12-01 | Josohaisennokeiseihoho |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28615386A JPH0240218B2 (ja) | 1986-12-01 | 1986-12-01 | Josohaisennokeiseihoho |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63138754A JPS63138754A (ja) | 1988-06-10 |
JPH0240218B2 true JPH0240218B2 (ja) | 1990-09-10 |
Family
ID=17700622
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28615386A Expired - Lifetime JPH0240218B2 (ja) | 1986-12-01 | 1986-12-01 | Josohaisennokeiseihoho |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0240218B2 (ja) |
-
1986
- 1986-12-01 JP JP28615386A patent/JPH0240218B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63138754A (ja) | 1988-06-10 |
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