JP2770653B2 - 半導体集積回路装置の製造方法 - Google Patents

半導体集積回路装置の製造方法

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JP2770653B2
JP2770653B2 JP4134554A JP13455492A JP2770653B2 JP 2770653 B2 JP2770653 B2 JP 2770653B2 JP 4134554 A JP4134554 A JP 4134554A JP 13455492 A JP13455492 A JP 13455492A JP 2770653 B2 JP2770653 B2 JP 2770653B2
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  • Formation Of Insulating Films (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体集積回路装置の
製造方法に係わり、特に金配線上の絶縁膜の形成方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体集積回路装置の配線材料と
して金を用いることが多くなってきている。これは、金
配線が従来から使用されているアルミ配線に比べエレク
トロマイグレーション耐性やストレスマイグレーション
耐性にすぐれていることや、その抵抗率が小さいため配
線抵抗を低減できることによる。また金配線はメッキ技
術を用いて形成できるため、スパッタ法で形成するアル
ミ配線に比べ段差被覆性の良好な信頼性の高い配線を施
すことができるという利点も有している。これらの利点
により将来の半導体集積回路装置の高集積化に伴う配線
の微細化、配線の多層化に伴う下地段差の増大に対応す
る為に金配線技術は最も有用な配線技術であると言え
る。
【0003】しかし金は一般に絶縁膜として用いられて
いるシリコン酸化膜やシリコン窒化膜等との密着性が悪
く絶縁膜を形成する際には金配線上に絶縁膜との密着性
のよい密着層を設けなければ絶縁膜が剥れるという不良
が発生する問題がある。
【0004】ここで、従来の半導体集積回路装置の製造
方法における金配線上への絶縁膜形成方法を図3に示
す。
【0005】まず図3(a)に示すように半導体基板3
1上のシリコン酸化膜32上にパターニング形成された
チタンタングステン膜33a,33b上に金配線34
a,34bが形成されている。
【0006】次にこの金配線34a,34b上に絶縁膜
を形成する方法として、図3(b)に示すようにまずチ
タンタングステン膜35をスパッタ法により被着し、そ
の後フォトリソグラフィ技術を用いて金配線34a,3
4b上にのみフォトレジスト36a,36bを残し、フ
ォトレジスト36a,36bをマスクにチタンタングス
テン膜35をエッチングする。
【0007】次に図3(c)に示すように上記エッチン
グにより得られたチタンタングステン膜のパターン35
a,35b上のフォトレジスト36a,36bを剥離し
た後プラズマCVD法を用いてシリコン酸化膜37を形
成する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この従来の半導体集積
回路装置の製造方法では、金配線と配線上の絶縁膜との
間にフォトリソグラフィ技術を用いてパターニング形成
したチタンタングステン膜を密着層として形成すること
で金配線と絶縁膜との密着性を確保している。現在、こ
の密着層を省略すると絶縁膜はがれの不良が発生するこ
とが確認されている。しかし、密着層形成のためにはチ
タンタングステン膜のスパッタとフォトリソグラフィ及
びエッチングという工程を必要とし工程数増大と工期,
コストの増大という問題があった。多層配線においても
これらの工程は各配線層毎に必要であり、今後配線の多
層化が進むとこの問題が更に深刻になるのは明らかであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体集積回路
装置の製造方法は、所望の半導体素子を形成した半導体
基板上に金を主材料とする配線を形成した後、半導体ウ
エハ表面全体にシリコン膜を被着させ、その上にプラズ
マCVD法による絶縁膜を形成する工程の初期において
堆積性の原料ガスを導入しないで該配線表面に金とシリ
コンの合金層を形成した後、堆積性のガスを導入して絶
縁膜を形成することを特徴とする。
【0010】このシリコン膜をスパッタ法または蒸着法
またはCVD法を用いて形成することができる。
【0011】又、合金層を形成する上記プラズマCVD
工程においてN2 OあるいはO2 等の酸化性ガスを初期
に流す工程を有し、上記配線の金と反応しなかった上記
シリコン膜を酸化する工程を有することができる。
【0012】
【0013】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。
【0014】図1は本発明の実施例の半導体集積回路装
置の製造方法を示す半導体チップの要部断面図である。
【0015】まず図1(a)は金配線14a,14bが
形成された状態である。金配線14a,14bは半導体
基板11上のシリコン酸化膜12上にパターニング形成
されたチタンタングステン膜13a,b上に形成されて
いる。
【0016】次に図1(b)に示すように、シリコン膜
15をスパッタ法を用いて5〜6nm(ナノメータ)の
厚さで半導体ウェハ全面に被着する。
【0017】その後図1(c)に示すように、プラズマ
CVD法を用いてシリコン酸化膜12を形成するのであ
るが、半導体ウェハをプラズマCVDの反応炉に入れて
反応を始める際、まず最初にN2 Oガスなどの酸化性ガ
スを流す。半導体基板温度の上昇と共に金と接触してい
るシリコンは金とシリコンの合金を形成し、金と接触し
ていないシリコンは膜厚が5〜6nmと非常に薄いため
酸化されシリコン酸化膜17となる。この後シランやT
EOS等のガスを流し通常のプラズマCVDによるシリ
コン酸化膜18を形成する。こうして金配線14a,1
4bの表面だけに金とシリコンの合金層16a,16b
が形成されこの合金層が金配線14a,14bとシリコ
ン酸化膜18との密着層として働く。
【0018】次に、本発明に関連する技術について図面
を参照して説明する。
【0019】図2は本発明に関連する技術の半導体集積
回路装置の製造方法を示す半導体チップの要部断面図で
ある。
【0020】図2(a)は図1(a)と同様に、半導体
基板21上のシリコン酸化膜22の上に、金配線24
a,24bが下地のチタンタングステン膜23a,23
b上にパターニング形成されている状態を示している。
【0021】次に、図2(b)に示すように、シリコン
膜25をスパッタ法を用いて形成し、窒素雰囲気中で3
00℃程度の熱処理を施すと金と接触しているシリコン
は金とシリコンの合金層26a,26bを形成する。こ
の後、合金とならなかったシリコン膜は弗硝酸系のシリ
コンエッチング液でエッチングする。
【0022】そして図2(c)に示すようにプラズマC
VDを用いてシリコン酸化膜28を形成する。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、半導体集
積回路装置の金配線上にシリコン膜を被着することによ
り、その後のプラズマCVD工程または、熱処理工程に
おいて金配線の表面だけに選択的に金とシリコンの合金
層を形成する。これにより金配線と絶縁膜との密着性を
向上することができ、従来フォトリソグラフィ工程を必
要としていた密着層形成の工程を非常に簡略化すること
ができたという効果を有する。
【0024】なお金配線上以外に被着したシリコン膜を
プラズマCVD工程で完全に酸化する為にはシリコン膜
は充分薄くなければならず膜厚10nm以下程度にする
のが望ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の要部を示す断面図である。
【図2】本発明に関連する技術の要部を示す断面図であ
る。
【図3】従来技術の要部を示す断面図である。
【符号の説明】
11,21,31 半導体基板 12,22,32,17,18,28,37 シリコ
ン酸化膜 13,23,33,35 チタンタングステン膜 14,24,34 金配線 15,25 シリコン膜 16,26 金−シリコン合金膜 36 フォトレジスト

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所望の半導体素子を形成した半導体基板
    上に金を主材料とする配線を形成した後、半導体ウエハ
    表面全体にシリコン膜を被着させ、その上にプラズマC
    VD法による絶縁膜を形成する工程の初期において堆積
    性の原料ガスを導入しないで該配線表面に金とシリコン
    の合金層を形成した後、堆積性のガスを導入して絶縁膜
    を形成することを特徴とする半導体集積回路装置の製造
    方法。
  2. 【請求項2】 前記シリコン膜をスパッタ法または蒸着
    法またはCVD法を用いて形成したことを特徴とする請
    求項1に記載の半導体集積回路装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記工程の初期において、酸化性ガスを
    流すことにより前記配線の金と反応しなかった前記シリ
    コン膜の部分を酸化することを特徴とする請求項1に記
    載の半導体集積回路装置の製造方法。
JP4134554A 1992-05-27 1992-05-27 半導体集積回路装置の製造方法 Expired - Lifetime JP2770653B2 (ja)

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