JPH0240049Y2 - - Google Patents
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- JPH0240049Y2 JPH0240049Y2 JP1985122376U JP12237685U JPH0240049Y2 JP H0240049 Y2 JPH0240049 Y2 JP H0240049Y2 JP 1985122376 U JP1985122376 U JP 1985122376U JP 12237685 U JP12237685 U JP 12237685U JP H0240049 Y2 JPH0240049 Y2 JP H0240049Y2
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- spool
- chuck
- bending
- wire rod
- wire
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Links
- 238000005452 bending Methods 0.000 claims description 61
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims description 59
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 claims description 27
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 7
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 6
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 4
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 4
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 2
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 2
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Storage Of Web-Like Or Filamentary Materials (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
本考案は線材の巻終わり端掛止装置に関し、詳
しくはスプールに巻装された線材を切断してその
巻終わり端を、上記スプールのフランジの周縁一
部に形成された掛止孔に固定する装置に関するも
のである。
しくはスプールに巻装された線材を切断してその
巻終わり端を、上記スプールのフランジの周縁一
部に形成された掛止孔に固定する装置に関するも
のである。
従来の技術
例えば、溶接機に給される溶接材料である金属
線等の金属線材は、長尺は一定長のものがスプー
ルに整列巻装された状態で保管、運搬等なされ
る。第8図に示すように、この種線材1を巻装す
るスプール2は、巻胴2aの両端外周に円板形の
フランジ2b,2bを有し、一方、フランジ2b
の周縁一部に、線材1の巻終わり端を固定するた
めの掛止孔3を貫通形成したものが使用される。
線等の金属線材は、長尺は一定長のものがスプー
ルに整列巻装された状態で保管、運搬等なされ
る。第8図に示すように、この種線材1を巻装す
るスプール2は、巻胴2aの両端外周に円板形の
フランジ2b,2bを有し、一方、フランジ2b
の周縁一部に、線材1の巻終わり端を固定するた
めの掛止孔3を貫通形成したものが使用される。
上記線材1をスプール2に巻装するに際して
は、第8図に示すように空のスプール2の両フラ
ンジ2b,2bを巻線機の一対のホルダー4,4
にて外方から同軸状に位置決め挾持する。この状
態で線材1の巻始め端を、スプール2の巻胴2a
の一部に適宜の手段で掛止した後、上記ホルダー
4,4にてスプール2を定方向に回転させ、線材
1をスプール2の巻胴2aに多層に整列巻回す
る。そして上記線材1が所定ターン数巻装され
て、線材1の巻終わり端1aがスプール2のフラ
ンジ2bに形成した掛止孔3に接近すると、上記
巻線動作を停止する。その後、上記線材1の巻終
わり端1aを掛止孔3に掛止固定することにより
スプール2に巻回された線材1の緩みを防止して
いる。
は、第8図に示すように空のスプール2の両フラ
ンジ2b,2bを巻線機の一対のホルダー4,4
にて外方から同軸状に位置決め挾持する。この状
態で線材1の巻始め端を、スプール2の巻胴2a
の一部に適宜の手段で掛止した後、上記ホルダー
4,4にてスプール2を定方向に回転させ、線材
1をスプール2の巻胴2aに多層に整列巻回す
る。そして上記線材1が所定ターン数巻装され
て、線材1の巻終わり端1aがスプール2のフラ
ンジ2bに形成した掛止孔3に接近すると、上記
巻線動作を停止する。その後、上記線材1の巻終
わり端1aを掛止孔3に掛止固定することにより
スプール2に巻回された線材1の緩みを防止して
いる。
上記線材1の巻終わり端掛止装置として、本出
願人は先に特開昭60−71468号公報に開示した掛
止装置を開発し出願している。この巻終わり端掛
止装置の具体例を第9図乃至第12図を参照しな
がら説明する。同図において、5は直線状に引張
つた線材1を切断及び折曲し、その巻終わり端1
aをスプール2に掛止固定するための掛止装置
で、スプール2の軸方向、即ち線材1と直交する
方向に移動可能に配設される。この掛止装置5
は、スプール2の軸方向に定ストローク往復動可
能に設けられ、且つ、端部の1コーナ部に尖端状
の第1の切断刃6aを、他のコーナ部に第1の折
曲面6bを形成したスライド部材6と、該スライ
ド部材6の第1の切断刃6aと対向配置した第2
の切断刃7と、上記第1の切断刃6aと対向する
彎曲面8aを有し、第2の切断刃7の近傍に回動
自在に配置した彎曲部材8と、前記スライド部材
6と同様に定ストローク往復動可能に配設した押
圧部材9と、該押圧部材9と対設し、端部の1コ
ーナ部に上記スライド部材6の第1の折曲面6b
と対向する第2の折曲面10aを形成した折曲部
材10とで構成されている。尚、11はスプール
2のフランジ2bの掛止孔3と対向するように、
ホルダー4の内面に形成された曲成加工面であ
る。
願人は先に特開昭60−71468号公報に開示した掛
止装置を開発し出願している。この巻終わり端掛
止装置の具体例を第9図乃至第12図を参照しな
がら説明する。同図において、5は直線状に引張
つた線材1を切断及び折曲し、その巻終わり端1
aをスプール2に掛止固定するための掛止装置
で、スプール2の軸方向、即ち線材1と直交する
方向に移動可能に配設される。この掛止装置5
は、スプール2の軸方向に定ストローク往復動可
能に設けられ、且つ、端部の1コーナ部に尖端状
の第1の切断刃6aを、他のコーナ部に第1の折
曲面6bを形成したスライド部材6と、該スライ
ド部材6の第1の切断刃6aと対向配置した第2
の切断刃7と、上記第1の切断刃6aと対向する
彎曲面8aを有し、第2の切断刃7の近傍に回動
自在に配置した彎曲部材8と、前記スライド部材
6と同様に定ストローク往復動可能に配設した押
圧部材9と、該押圧部材9と対設し、端部の1コ
ーナ部に上記スライド部材6の第1の折曲面6b
と対向する第2の折曲面10aを形成した折曲部
材10とで構成されている。尚、11はスプール
2のフランジ2bの掛止孔3と対向するように、
ホルダー4の内面に形成された曲成加工面であ
る。
上記従来の掛止装置5の動作例を以下に説明す
ると、線材1の巻終わり端1aをスプール2に掛
止固定するに際しては、まず第9図に示すように
直線状に引張つた線材1へ一側方からスライド部
材6及び押圧部材9を接近動させて該押圧部材9
と折曲部材10とで上記線材1を挾持すると共
に、第10図に示すようにスライド部材6の第1
の切断刃6aと第2の切断刃7とで切断する。こ
の切断と共に線材1の巻終わり端1aの先端を彎
曲部材8の彎曲面8aに沿つて若干量だけ曲成す
ることにより鼻曲げ加工する。その後、彎曲部材
8を回動させてスライド部材6の前進させ、第1
1図に示すようにスライド部材6の第1の折曲面
6bと折曲部材10の第2の折曲部10aとで上
記線材1の巻終わり端1aを、フランジ2bの掛
止孔3に向けて略90゜折曲する。この状態から第
12図に示すように掛止装置5を移動させてスプ
ール2のフランジ2bに接近させ、線材1の巻終
わり端1aを上記フランジ2bの掛止孔3に挿通
し、上記巻終わり端1aの先端をホルダー4の曲
成加工面11に沿つて曲成してフランジ2bの掛
止孔3近傍の外面に掛止固定する。
ると、線材1の巻終わり端1aをスプール2に掛
止固定するに際しては、まず第9図に示すように
直線状に引張つた線材1へ一側方からスライド部
材6及び押圧部材9を接近動させて該押圧部材9
と折曲部材10とで上記線材1を挾持すると共
に、第10図に示すようにスライド部材6の第1
の切断刃6aと第2の切断刃7とで切断する。こ
の切断と共に線材1の巻終わり端1aの先端を彎
曲部材8の彎曲面8aに沿つて若干量だけ曲成す
ることにより鼻曲げ加工する。その後、彎曲部材
8を回動させてスライド部材6の前進させ、第1
1図に示すようにスライド部材6の第1の折曲面
6bと折曲部材10の第2の折曲部10aとで上
記線材1の巻終わり端1aを、フランジ2bの掛
止孔3に向けて略90゜折曲する。この状態から第
12図に示すように掛止装置5を移動させてスプ
ール2のフランジ2bに接近させ、線材1の巻終
わり端1aを上記フランジ2bの掛止孔3に挿通
し、上記巻終わり端1aの先端をホルダー4の曲
成加工面11に沿つて曲成してフランジ2bの掛
止孔3近傍の外面に掛止固定する。
考案が解決しようとする問題点
ところで、上述したように従来の巻終わり端掛
止装置5では、スライド部材6の第1の折曲面6
bと折曲部材10の第2の折曲面10aとで線材
1の巻終わり端1aを、スプール2のフランジ2
bに形成された掛止孔3に向けて折曲するが、こ
の折曲角度にバラツキが発生し易く。上記線材1
の巻終わり端1aを掛止孔3に確実に挿通させる
ことが困難であつた。
止装置5では、スライド部材6の第1の折曲面6
bと折曲部材10の第2の折曲面10aとで線材
1の巻終わり端1aを、スプール2のフランジ2
bに形成された掛止孔3に向けて折曲するが、こ
の折曲角度にバラツキが発生し易く。上記線材1
の巻終わり端1aを掛止孔3に確実に挿通させる
ことが困難であつた。
そこで本考案は線材の巻終わり端を、スプール
の掛止孔に確実且つ容易に挿通させることを目的
とする。
の掛止孔に確実且つ容易に挿通させることを目的
とする。
問題点を解決するための手段
本考案は上記問題点に鑑みて提案されたもの
で、問題点を解決するための技術的手段は、スプ
ールのフランジの周縁一部に貫通形成した掛止孔
に、上記スプールに巻回された線材の巻終わり端
を掛止固定する装置であつて、スプールに巻回さ
れた線材を挾持するチヤツクと、該チヤツクによ
る線材の挾持に先行し、線材を姿勢修正してチヤ
ツク間に配置する回動自在な位置補正爪と、上記
線材に沿つてチヤツクと併設され、且つ、その突
出作動により線材を切断すると共に、その切断さ
れた線材の巻終わり端を掛止孔に向けて折曲する
第1の折曲げツールと、折曲された線材の巻終わ
り端の両側方から挾持する開閉自在な一対の把持
爪を有し、この把持爪による挾持で線材を巻終わ
り端を姿勢修正して掛止孔に対向配置するガイド
部材と、上記チヤツクにより挾持されると共に折
曲された線材の巻終わり端を、ガイド部材にて誘
導しながらスプールの軸方向に沿つて移動させて
掛止孔に挿入させる駆動機構と、スプールのフラ
ンジ外側の掛止孔近傍に配置された固定ピン、及
び固定ピンとの間に配置された線材の巻終わり端
を、上記固定ピンの囲りに巻回させることにより
折曲する可動ピンからなる第2の折曲げツールと
を含むものである。
で、問題点を解決するための技術的手段は、スプ
ールのフランジの周縁一部に貫通形成した掛止孔
に、上記スプールに巻回された線材の巻終わり端
を掛止固定する装置であつて、スプールに巻回さ
れた線材を挾持するチヤツクと、該チヤツクによ
る線材の挾持に先行し、線材を姿勢修正してチヤ
ツク間に配置する回動自在な位置補正爪と、上記
線材に沿つてチヤツクと併設され、且つ、その突
出作動により線材を切断すると共に、その切断さ
れた線材の巻終わり端を掛止孔に向けて折曲する
第1の折曲げツールと、折曲された線材の巻終わ
り端の両側方から挾持する開閉自在な一対の把持
爪を有し、この把持爪による挾持で線材を巻終わ
り端を姿勢修正して掛止孔に対向配置するガイド
部材と、上記チヤツクにより挾持されると共に折
曲された線材の巻終わり端を、ガイド部材にて誘
導しながらスプールの軸方向に沿つて移動させて
掛止孔に挿入させる駆動機構と、スプールのフラ
ンジ外側の掛止孔近傍に配置された固定ピン、及
び固定ピンとの間に配置された線材の巻終わり端
を、上記固定ピンの囲りに巻回させることにより
折曲する可動ピンからなる第2の折曲げツールと
を含むものである。
作 用
上記技術的手段によれば、スプールに巻回され
た線材の巻終わり端を、スプールのフランジに形
成された掛止孔に固定するに際しては、まず上記
線材を位置修正爪にて姿勢修正した上で、チヤツ
クにて確実に挾持する。そして第1の折曲げツー
ルの突出作動により上記線材を所定の箇所で切断
すると共に、その切断された線材の巻終わり端を
スプールの掛止孔に向けて折曲し、その後その巻
終わり端の先端部分を両外側方からガイド部材の
把持爪で挾持することにより、その先端部分を掛
止孔に対向配置させて位置合わせする。これによ
つて上記掛止孔に確実に挿通された線材の巻終わ
り端を、スプールのフランジ外側にて、固定ピン
及び可動ピンからなる第2のの折曲げツールで更
に折曲してスプールのフランジに掛止固定する。
た線材の巻終わり端を、スプールのフランジに形
成された掛止孔に固定するに際しては、まず上記
線材を位置修正爪にて姿勢修正した上で、チヤツ
クにて確実に挾持する。そして第1の折曲げツー
ルの突出作動により上記線材を所定の箇所で切断
すると共に、その切断された線材の巻終わり端を
スプールの掛止孔に向けて折曲し、その後その巻
終わり端の先端部分を両外側方からガイド部材の
把持爪で挾持することにより、その先端部分を掛
止孔に対向配置させて位置合わせする。これによ
つて上記掛止孔に確実に挿通された線材の巻終わ
り端を、スプールのフランジ外側にて、固定ピン
及び可動ピンからなる第2のの折曲げツールで更
に折曲してスプールのフランジに掛止固定する。
実施例
本考案に係る線材の巻終わり端掛止装置の一実
施例を第1図乃至第7図を参照しなが説明する。
第1図は線材の巻終わり端掛止装置の正面図、第
2図は第1図の側面図、第3図は第2図に対する
平面図であり、第1図及び第2図における2は巻
胴2a並びにフランジ2b,2bからなる前述の
スプールで、その両フランジ2b,2bの巻線機
の一対のホルダー4,4にて外側方向から位置決
め挾持している。また第1図に示すように上記ス
プール2の一方のフランジ2bの周縁一部に形成
された掛止孔3と対応するよう、一方のホルダー
4の内周縁部に、後述の第2の折曲げツールが収
納される凹部12が形成される。
施例を第1図乃至第7図を参照しなが説明する。
第1図は線材の巻終わり端掛止装置の正面図、第
2図は第1図の側面図、第3図は第2図に対する
平面図であり、第1図及び第2図における2は巻
胴2a並びにフランジ2b,2bからなる前述の
スプールで、その両フランジ2b,2bの巻線機
の一対のホルダー4,4にて外側方向から位置決
め挾持している。また第1図に示すように上記ス
プール2の一方のフランジ2bの周縁一部に形成
された掛止孔3と対応するよう、一方のホルダー
4の内周縁部に、後述の第2の折曲げツールが収
納される凹部12が形成される。
第1図乃至第3図において、13は回転シヤフ
ト14に支持フレーム15を介して揺動自在に支
持された線材の巻終わり端掛止装置(以下単に掛
止装置と称す)で、この掛止装置13は、スプー
ル2の軸方向と直交する方向、即ち第2図実線矢
印X方向に揺動して、線材1の掛止固定時、上記
スプール2に対して図示状態に配置される。16
はクロースローラ17,17を介してスプール2
の軸方向と直交する方向に摺動可能に上記支持フ
レーム15に装着された第1のブラケツトで、こ
の第1のブラケツト16の上部には、支持フレー
ム15の上部に固設した昇降用シリンダ18のロ
ツド18aの先端部が連絡され、該ロツド18a
の突出退入により第1のブラケツト16を上下方
向に摺動させる。一方、第1のブラケツト16の
下部には、支持フレーム15の下部に螺着された
ストツパ19を当接させて、上記シリンダ18に
より昇降動する第1のブラケツト16の下降端位
置を規制する。20のクロスローラ21,21を
介してスプール2の軸方向に沿つて摺動可能に第
1のブラケツト16に装着された第2のブラケツ
トで、この第2のブラケツト20の略中央部並び
に端部に支持部材22,23を立設し、該支持部
材22,23に、ベアリング24,25を介して
複数の第1〜第5カム26〜30からなるタイミ
ングカム群Aが同軸的に固着されたカム軸31を
回転自在に支承する。32,33は上記第2のブ
ラケツト20の支持部材22側部に固設されたタ
イミングカム群駆動用のモータ及びギヤヘツド
で、モータ32の出力軸34に同軸的に固着され
た第1のギヤ35に、支持部材22に回転自在に
軸支された第2のギヤ36を噛合させ、更に、第
2のギヤ36に、上記カム軸31に同軸的に固着
された第3のギヤ37を噛合させてモータ32の
出力をカム軸31に伝達する。尚、38,39は
第2のブラケツト20に設けられたフオトマイク
ロスイツチ等の位置検出手段で、上記カム軸31
に同軸的に固着された円板40,41により位置
検出を行う。
ト14に支持フレーム15を介して揺動自在に支
持された線材の巻終わり端掛止装置(以下単に掛
止装置と称す)で、この掛止装置13は、スプー
ル2の軸方向と直交する方向、即ち第2図実線矢
印X方向に揺動して、線材1の掛止固定時、上記
スプール2に対して図示状態に配置される。16
はクロースローラ17,17を介してスプール2
の軸方向と直交する方向に摺動可能に上記支持フ
レーム15に装着された第1のブラケツトで、こ
の第1のブラケツト16の上部には、支持フレー
ム15の上部に固設した昇降用シリンダ18のロ
ツド18aの先端部が連絡され、該ロツド18a
の突出退入により第1のブラケツト16を上下方
向に摺動させる。一方、第1のブラケツト16の
下部には、支持フレーム15の下部に螺着された
ストツパ19を当接させて、上記シリンダ18に
より昇降動する第1のブラケツト16の下降端位
置を規制する。20のクロスローラ21,21を
介してスプール2の軸方向に沿つて摺動可能に第
1のブラケツト16に装着された第2のブラケツ
トで、この第2のブラケツト20の略中央部並び
に端部に支持部材22,23を立設し、該支持部
材22,23に、ベアリング24,25を介して
複数の第1〜第5カム26〜30からなるタイミ
ングカム群Aが同軸的に固着されたカム軸31を
回転自在に支承する。32,33は上記第2のブ
ラケツト20の支持部材22側部に固設されたタ
イミングカム群駆動用のモータ及びギヤヘツド
で、モータ32の出力軸34に同軸的に固着され
た第1のギヤ35に、支持部材22に回転自在に
軸支された第2のギヤ36を噛合させ、更に、第
2のギヤ36に、上記カム軸31に同軸的に固着
された第3のギヤ37を噛合させてモータ32の
出力をカム軸31に伝達する。尚、38,39は
第2のブラケツト20に設けられたフオトマイク
ロスイツチ等の位置検出手段で、上記カム軸31
に同軸的に固着された円板40,41により位置
検出を行う。
次に前記第2のブラケツト20に設けられ、線
材1の掛止固定時、スプール2に対してその軸方
向に往復移動する線材1の切断折曲ユニツトBに
ついて説明する。第4図は切断折曲ユニツトBの
下面図である。第1図、第2図及及び第4図にお
いて、42はスプール2に巻回された線材1をそ
の両側方から挾持するチヤツクで、切断折曲ユニ
ツトBのベース43に、スプール2の軸方向に沿
つて摺動自在に嵌装されたチヤツク爪44と、該
チヤツク爪44と対向するようにベース43に固
設され、端部の1コーナ部に折曲面45aを有す
る第1の折曲げ部材45とからなる。46は前記
第2のブラケツト20の支持部材22,23間に
橋架されたシヤソト47に回転自在に軸支された
第1のレバーで、その下端部46aを上記チヤツ
ク爪44の基端部に枢支する。48は上記シヤフ
ト47に揺動自在に枢着した第2のレバーで、こ
の第2のレバー48の略中央部に回転自在に軸支
したカムフオロア49を、上記第2のレバー48
の先端部と第2のブラケツト20の支持部材22
との間に張設された引張りバネ50の弾性力によ
り、タイミングカム群Aの第2カム27の周端面
に常時当接させる。51は上記第2のレバー48
の基端部近傍と第1のレバー46の上端部46b
との間に張設された圧縮バネで、この圧縮バネ5
1の弾性力により、後述するようにチヤツク爪4
4の押圧力を一定に保持する。52は切断折曲ユ
ニツトBのベース43のチヤツク爪近傍位置に回
転自在に枢支した略L字形状の位置補正爪で、こ
の位置補正爪52の略中央部に形成された長穴5
3に、チヤツク爪44の一部に突設されたピン5
4を嵌挿することによつて、上記位置補正爪52
をチヤツク爪44と連動させ、チヤツク爪44に
よる線材1の挾持に先行させて上記線材1を姿勢
修正する。55はベース43に、スプール2の軸
方向に沿つて摺動自在に嵌装して上記チヤツク爪
44と並設した第1の折曲げツールで、ベース4
3に固設された第1の切断刃56と、前記チヤツ
ク42の第1の折曲げ部材45と第1の切断刃5
6間で、スプール2の軸方向に沿つてベース43
に摺動自在に嵌装された切断折曲ブロツク57と
からなり、この切断折曲ブロツク57は、上記第
1の切断刃56とで線材1を切断する第2の切断
刃58と、第1の折曲げ部材45とで切断された
線材1の巻終わり端1aを、スプール2のフラン
ジ2bの掛止孔3に向けて略90゜折曲する折曲面
59aを有する第2の折曲部材59とで構成され
る。60は前記シヤソト47に回転自在に軸支し
たレバーで、その下端部60aを第1の折曲げツ
ール55の切断折曲ブロツク57に枢着し、且
つ、上端部60bの近傍に回転自在に軸支された
カムフオロア(図示せず)を、タイミングカム群
Aの第4カム29の周端面に当接させる。次に第
1のブラケツト16に固着された第3のブラケツ
ト61(第1図及び第3図参照)に装設され、線
材1の掛止固定時、スプール2に対して固定装置
される線材1の掛止ユニツトCについて説明す
る。第1図乃至第3図、第5図乃至第7図におい
て、62は切断折曲ユニツトBにより折曲された
線材1の巻終わり端1aを、その両側方から挾持
してスプール2の掛止孔3に誘導するガイド部材
で、このガイド部材62は、第5図に示すよう
に、上記第3のブラケツト61の支持ブロツク6
3に回転自在に軸支される左右レバー部材64
a,64bと、該左右レバー部材64a,64b
の基端部近傍に垂下された左右アーム部材65
a,65bと、該左右アーム部材65a,65b
の先端部に固着して対向配置した一対の把持爪6
6a,66bとからなり、上記左右アーム部材6
5a,65bの基端部近傍間には、把持爪66
a,66bを閉じる方向に付勢する引張りバネ6
7が張設されている。68a,68bは左右レバ
ー部材64a,64bの両側方へ張り出した腕部
の下面に当接する左右カムフオロアで、この左右
カムフオロア68a,68bは、第1図に示すよ
うに、回転自在に軸支された略L字状の第1のレ
バー69の遊端部69aに回転自在に軸支されて
いる。70は上記第1のレバー69と同軸的に固
着された第2のレバーで、この遊端部70aにカ
ムフオロア71を回転自在に軸支し、第2のレバ
ー70と支持部材22との間に張設された引張り
バネ72の弾性力により、タイミングカム群Aの
第5カム30の周端面に常時当接させる。73は
第3のブラケツト61から垂下保持された固定ピ
ン74及び可動ピン75からなる第2の折曲げツ
ールで、上記固定ピン74は、その基端部74a
が第3のブラケツト61に固着され、且つ、先端
部74bが、ホルダー4の凹部12内での、スプ
ール2の掛止孔3近傍位置に収納される。また可
動ピン75は、その基端部75aが、第3のブラ
ケツト61上に回転自在に軸支した回転レバー7
6の一端部に固着され、且つ、先端部75bが、
ホルダー4の凹部12内での、固定ピン74近傍
位置に収納配置される。一方、上記回転レバー7
6の他端部にカムフオロア77を回転自在に軸支
し、回転レバー76と第3のブラケツト61間に
張設された引張バネ78の弾性力により、タイミ
ングカム群Aの第3カム28の周端面に当接させ
る。79は前記第1のブラケツト16の一部に回
転自在に軸支されたカムフオロアで、上記第1の
ブラケツト16と第2のブラケツト20間に張設
された引張バネ80の弾性力により、タイミング
カム群Aの第1カム26の周端面に常時当接させ
る。
材1の掛止固定時、スプール2に対してその軸方
向に往復移動する線材1の切断折曲ユニツトBに
ついて説明する。第4図は切断折曲ユニツトBの
下面図である。第1図、第2図及及び第4図にお
いて、42はスプール2に巻回された線材1をそ
の両側方から挾持するチヤツクで、切断折曲ユニ
ツトBのベース43に、スプール2の軸方向に沿
つて摺動自在に嵌装されたチヤツク爪44と、該
チヤツク爪44と対向するようにベース43に固
設され、端部の1コーナ部に折曲面45aを有す
る第1の折曲げ部材45とからなる。46は前記
第2のブラケツト20の支持部材22,23間に
橋架されたシヤソト47に回転自在に軸支された
第1のレバーで、その下端部46aを上記チヤツ
ク爪44の基端部に枢支する。48は上記シヤフ
ト47に揺動自在に枢着した第2のレバーで、こ
の第2のレバー48の略中央部に回転自在に軸支
したカムフオロア49を、上記第2のレバー48
の先端部と第2のブラケツト20の支持部材22
との間に張設された引張りバネ50の弾性力によ
り、タイミングカム群Aの第2カム27の周端面
に常時当接させる。51は上記第2のレバー48
の基端部近傍と第1のレバー46の上端部46b
との間に張設された圧縮バネで、この圧縮バネ5
1の弾性力により、後述するようにチヤツク爪4
4の押圧力を一定に保持する。52は切断折曲ユ
ニツトBのベース43のチヤツク爪近傍位置に回
転自在に枢支した略L字形状の位置補正爪で、こ
の位置補正爪52の略中央部に形成された長穴5
3に、チヤツク爪44の一部に突設されたピン5
4を嵌挿することによつて、上記位置補正爪52
をチヤツク爪44と連動させ、チヤツク爪44に
よる線材1の挾持に先行させて上記線材1を姿勢
修正する。55はベース43に、スプール2の軸
方向に沿つて摺動自在に嵌装して上記チヤツク爪
44と並設した第1の折曲げツールで、ベース4
3に固設された第1の切断刃56と、前記チヤツ
ク42の第1の折曲げ部材45と第1の切断刃5
6間で、スプール2の軸方向に沿つてベース43
に摺動自在に嵌装された切断折曲ブロツク57と
からなり、この切断折曲ブロツク57は、上記第
1の切断刃56とで線材1を切断する第2の切断
刃58と、第1の折曲げ部材45とで切断された
線材1の巻終わり端1aを、スプール2のフラン
ジ2bの掛止孔3に向けて略90゜折曲する折曲面
59aを有する第2の折曲部材59とで構成され
る。60は前記シヤソト47に回転自在に軸支し
たレバーで、その下端部60aを第1の折曲げツ
ール55の切断折曲ブロツク57に枢着し、且
つ、上端部60bの近傍に回転自在に軸支された
カムフオロア(図示せず)を、タイミングカム群
Aの第4カム29の周端面に当接させる。次に第
1のブラケツト16に固着された第3のブラケツ
ト61(第1図及び第3図参照)に装設され、線
材1の掛止固定時、スプール2に対して固定装置
される線材1の掛止ユニツトCについて説明す
る。第1図乃至第3図、第5図乃至第7図におい
て、62は切断折曲ユニツトBにより折曲された
線材1の巻終わり端1aを、その両側方から挾持
してスプール2の掛止孔3に誘導するガイド部材
で、このガイド部材62は、第5図に示すよう
に、上記第3のブラケツト61の支持ブロツク6
3に回転自在に軸支される左右レバー部材64
a,64bと、該左右レバー部材64a,64b
の基端部近傍に垂下された左右アーム部材65
a,65bと、該左右アーム部材65a,65b
の先端部に固着して対向配置した一対の把持爪6
6a,66bとからなり、上記左右アーム部材6
5a,65bの基端部近傍間には、把持爪66
a,66bを閉じる方向に付勢する引張りバネ6
7が張設されている。68a,68bは左右レバ
ー部材64a,64bの両側方へ張り出した腕部
の下面に当接する左右カムフオロアで、この左右
カムフオロア68a,68bは、第1図に示すよ
うに、回転自在に軸支された略L字状の第1のレ
バー69の遊端部69aに回転自在に軸支されて
いる。70は上記第1のレバー69と同軸的に固
着された第2のレバーで、この遊端部70aにカ
ムフオロア71を回転自在に軸支し、第2のレバ
ー70と支持部材22との間に張設された引張り
バネ72の弾性力により、タイミングカム群Aの
第5カム30の周端面に常時当接させる。73は
第3のブラケツト61から垂下保持された固定ピ
ン74及び可動ピン75からなる第2の折曲げツ
ールで、上記固定ピン74は、その基端部74a
が第3のブラケツト61に固着され、且つ、先端
部74bが、ホルダー4の凹部12内での、スプ
ール2の掛止孔3近傍位置に収納される。また可
動ピン75は、その基端部75aが、第3のブラ
ケツト61上に回転自在に軸支した回転レバー7
6の一端部に固着され、且つ、先端部75bが、
ホルダー4の凹部12内での、固定ピン74近傍
位置に収納配置される。一方、上記回転レバー7
6の他端部にカムフオロア77を回転自在に軸支
し、回転レバー76と第3のブラケツト61間に
張設された引張バネ78の弾性力により、タイミ
ングカム群Aの第3カム28の周端面に当接させ
る。79は前記第1のブラケツト16の一部に回
転自在に軸支されたカムフオロアで、上記第1の
ブラケツト16と第2のブラケツト20間に張設
された引張バネ80の弾性力により、タイミング
カム群Aの第1カム26の周端面に常時当接させ
る。
上記構成からなる掛止装置13の動作例を以下
に説明すると、線材1の巻終わり端1aをスプー
ル2に掛止固定するに際しては、まず掛止装置1
3を回転シヤフト14の回転により揺動させ、巻
線機のホルダー4,4に支持されたスプール2に
対して第1図及び第2図に示す状態に配置する。
この時、シリンダ18のロツド18aは突出状態
にあつて第1のブラケツト16がストツパ19に
て位置規制され、切断折曲ユニツトBが下降端位
置に配置される。この状態からモータ32を駆動
させて第1〜第3のギヤ35〜37を介してカム
軸31を回転させ、タイミングカム群Aを駆動さ
せる。このタイミングカム群Aの駆動により以下
に述べる切断折曲ユニツトB及び掛止ユニツトC
を順次作動させる。まず、第2カム27の回転に
より該第2カム27に当接するカムフオロア49
を介して第2のレバー48を揺動させ、圧縮バネ
51を介して第1のレバー46を回転させる。こ
の第1のレバー46の回転により切断折曲ユニツ
トBのチヤツク爪44を摺動させて第1の折曲げ
部材45に接近させ、上記チヤツク爪44と第1
の折曲げ部材45とで、スプール2に巻回されて
直線状に引張られた線材1をその両側方から挾持
する。この時、前記圧縮バネ51の弾性力により
一定の押圧力でチヤツク爪44が線材1を押圧し
て第1の折曲げ部材45との間で挾持される。ま
た、上記チヤツク爪44の摺動と連動して位置修
正爪52が回動し、チヤツク42による線材1の
挾持に先行して位置修正爪52の先端で上記線材
1を下方から掬い上げ、チヤツク爪44と第1の
折曲げ部材45との間に線材1を速やかに配置し
てチヤツクミスを防止する。その後、第4カム2
9の回転により該第4カム29に当接するカムフ
オロア(図示せず)を介して第1の折曲げツール
55の切断折曲ブロツク57を摺動させ、該切断
折曲ブロツク57の第2の切断刃58を第1の切
断刃56に接近させて第1の切断刃56と第2の
切断刃58とで線材1を切断してその巻終わり端
1aを形成する。これと共に切断折曲ブロツク5
7の第2の折曲部材59を第1の折曲げ部材45
に接近させ、第1の折曲げ部材45の折曲面45
aに沿つて線材1の巻終わり端1aを、スプール
2のフランジ2bに形成された掛止孔3に向けて
略90゜折曲する。この時、ガイド部材62の把持
爪66a,66bは予め開状態にあり、上記線材
1の切断及び折曲げの後、第5カム30の回転に
より該第5カム30に当接するカムフオロア71
介して第1、第2のレバー69,70を回動さ
せ、左右カムフオロア68a,68bを下降させ
て引張りバネ67の弾性力により、ガイド部材6
2の把持爪66a,66bを閉じて、該把持爪6
6a,66bにて、折曲された線材1の巻終わり
端1aを両側方から挾持して姿勢修正し、スプー
ル2の掛止孔3に対向配置させる。その後、第1
カム26の回転により該第1カム26に当接する
カムフオロア79を介して第1のブラケツト16
に対して第2のブラケツト20を摺動させ、該第
2のブラケツト20に装着された切断折曲ユニツ
トBをスプール2のフランジ2bに接近させ、上
記切断折曲ユニツトBのチヤツク42に挾持され
た線材1の巻終わり端1aを、ガイド部材62で
誘導しながら上記フランジ2bの掛止孔3に挿通
させる。その後、上記ガイド部材62を開放する
と共に、切断折曲ユニツトBを更に前進させて、
線材1の巻終わり端1aをフランジ2bの外側で
ホルダー4の凹部12に収納配置された固定ピン
74と可動ピン75との間に挿入配置する。次に
第3カム28の回転により該第3カム28に当接
するカムフオロア77を介して回転レバー76を
回転させ、該回転レバー76に垂下保持された可
動ピン75を固定ピン74の囲りに周回させる。
これにより固定ピン74と可動ピン75間に配置
された線材1の巻終わり端1aを、上記固定ピン
74に沿つて折曲し、スプール2のフランジ2b
の掛止孔3近傍の外面に掛止固定する。この線材
1の巻終わり端1aの掛止固定が完了すると、切
断折曲ユニツトBのチヤツク42による線材1の
挾持を解放すると共に、シリンダ18のロツド1
8aを退入作動させることにより、第1のブラケ
ツト16を若干上昇させて切断折曲ユニツトB並
びに掛止ユニツトCを線材1から上方へ離隔させ
た後、上記各ユニツトB,Cを初期位置に復帰さ
せ、更に回転シヤフト14の逆回転によつて掛止
装置13全体を揺動させてスプール2から離隔配
置する。
に説明すると、線材1の巻終わり端1aをスプー
ル2に掛止固定するに際しては、まず掛止装置1
3を回転シヤフト14の回転により揺動させ、巻
線機のホルダー4,4に支持されたスプール2に
対して第1図及び第2図に示す状態に配置する。
この時、シリンダ18のロツド18aは突出状態
にあつて第1のブラケツト16がストツパ19に
て位置規制され、切断折曲ユニツトBが下降端位
置に配置される。この状態からモータ32を駆動
させて第1〜第3のギヤ35〜37を介してカム
軸31を回転させ、タイミングカム群Aを駆動さ
せる。このタイミングカム群Aの駆動により以下
に述べる切断折曲ユニツトB及び掛止ユニツトC
を順次作動させる。まず、第2カム27の回転に
より該第2カム27に当接するカムフオロア49
を介して第2のレバー48を揺動させ、圧縮バネ
51を介して第1のレバー46を回転させる。こ
の第1のレバー46の回転により切断折曲ユニツ
トBのチヤツク爪44を摺動させて第1の折曲げ
部材45に接近させ、上記チヤツク爪44と第1
の折曲げ部材45とで、スプール2に巻回されて
直線状に引張られた線材1をその両側方から挾持
する。この時、前記圧縮バネ51の弾性力により
一定の押圧力でチヤツク爪44が線材1を押圧し
て第1の折曲げ部材45との間で挾持される。ま
た、上記チヤツク爪44の摺動と連動して位置修
正爪52が回動し、チヤツク42による線材1の
挾持に先行して位置修正爪52の先端で上記線材
1を下方から掬い上げ、チヤツク爪44と第1の
折曲げ部材45との間に線材1を速やかに配置し
てチヤツクミスを防止する。その後、第4カム2
9の回転により該第4カム29に当接するカムフ
オロア(図示せず)を介して第1の折曲げツール
55の切断折曲ブロツク57を摺動させ、該切断
折曲ブロツク57の第2の切断刃58を第1の切
断刃56に接近させて第1の切断刃56と第2の
切断刃58とで線材1を切断してその巻終わり端
1aを形成する。これと共に切断折曲ブロツク5
7の第2の折曲部材59を第1の折曲げ部材45
に接近させ、第1の折曲げ部材45の折曲面45
aに沿つて線材1の巻終わり端1aを、スプール
2のフランジ2bに形成された掛止孔3に向けて
略90゜折曲する。この時、ガイド部材62の把持
爪66a,66bは予め開状態にあり、上記線材
1の切断及び折曲げの後、第5カム30の回転に
より該第5カム30に当接するカムフオロア71
介して第1、第2のレバー69,70を回動さ
せ、左右カムフオロア68a,68bを下降させ
て引張りバネ67の弾性力により、ガイド部材6
2の把持爪66a,66bを閉じて、該把持爪6
6a,66bにて、折曲された線材1の巻終わり
端1aを両側方から挾持して姿勢修正し、スプー
ル2の掛止孔3に対向配置させる。その後、第1
カム26の回転により該第1カム26に当接する
カムフオロア79を介して第1のブラケツト16
に対して第2のブラケツト20を摺動させ、該第
2のブラケツト20に装着された切断折曲ユニツ
トBをスプール2のフランジ2bに接近させ、上
記切断折曲ユニツトBのチヤツク42に挾持され
た線材1の巻終わり端1aを、ガイド部材62で
誘導しながら上記フランジ2bの掛止孔3に挿通
させる。その後、上記ガイド部材62を開放する
と共に、切断折曲ユニツトBを更に前進させて、
線材1の巻終わり端1aをフランジ2bの外側で
ホルダー4の凹部12に収納配置された固定ピン
74と可動ピン75との間に挿入配置する。次に
第3カム28の回転により該第3カム28に当接
するカムフオロア77を介して回転レバー76を
回転させ、該回転レバー76に垂下保持された可
動ピン75を固定ピン74の囲りに周回させる。
これにより固定ピン74と可動ピン75間に配置
された線材1の巻終わり端1aを、上記固定ピン
74に沿つて折曲し、スプール2のフランジ2b
の掛止孔3近傍の外面に掛止固定する。この線材
1の巻終わり端1aの掛止固定が完了すると、切
断折曲ユニツトBのチヤツク42による線材1の
挾持を解放すると共に、シリンダ18のロツド1
8aを退入作動させることにより、第1のブラケ
ツト16を若干上昇させて切断折曲ユニツトB並
びに掛止ユニツトCを線材1から上方へ離隔させ
た後、上記各ユニツトB,Cを初期位置に復帰さ
せ、更に回転シヤフト14の逆回転によつて掛止
装置13全体を揺動させてスプール2から離隔配
置する。
尚、上記実施例では切断折曲ユニツトB及び掛
止ユニツトCを、タイミングカム群A等により順
次作動させているが、本考案はこれに限定される
ことなく、上記各ユニツトB,Cを、カム以外を
利用した他の駆動機構で作動させるようにしても
よいのは勿論である。
止ユニツトCを、タイミングカム群A等により順
次作動させているが、本考案はこれに限定される
ことなく、上記各ユニツトB,Cを、カム以外を
利用した他の駆動機構で作動させるようにしても
よいのは勿論である。
考案の効果
本考案によれば、スプールに巻回された線材の
巻終わり端を掛止固定するに際して、上記スプー
ルのフランジに形成された掛止孔に向けて折曲さ
れた線材の巻終わり端の折曲角度にバラツキが発
生しても、ガイド部材にて上記巻終わり端の姿勢
修正が容易に行えて、ガイド部材により線材の巻
終わり端を掛止孔に確実且つ容易に挿通させるこ
とが可能となり、作業性も大幅に向上する。
巻終わり端を掛止固定するに際して、上記スプー
ルのフランジに形成された掛止孔に向けて折曲さ
れた線材の巻終わり端の折曲角度にバラツキが発
生しても、ガイド部材にて上記巻終わり端の姿勢
修正が容易に行えて、ガイド部材により線材の巻
終わり端を掛止孔に確実且つ容易に挿通させるこ
とが可能となり、作業性も大幅に向上する。
第1図は本考案に係る線材の巻終わり端掛止装
置の一実施例を示す正面図、第2図は第1図に対
する側面図、第3図は第2図に対する平面図、第
4図は第1図装置の切断折曲ユニツトを示す下面
図、第5図は第1図装置のガイド部材を示す正面
図、第6図はガイド部材の把持爪を示す下面図、
第7図は第1図装置における掛止ユニツトの固定
ピン及び可動ピンを示す平面図である。第8図は
巻線機のホルダーに装着されたスプールを示す正
面図、第9図乃至第12図は本考案の前提となる
線材の巻終わり端掛止装置の各動作状態を示す説
明図である。 1……線材、1a……巻終わり端、2……スプ
ール、2b……フランジ、3……掛止孔、42…
…チヤツク、52……位置補正爪、55……第1
の折曲げツール、62……ガイド部材、66a,
66b……把持爪、73……第2の折曲げツー
ル、74……固定ピン、75……可動ピン。
置の一実施例を示す正面図、第2図は第1図に対
する側面図、第3図は第2図に対する平面図、第
4図は第1図装置の切断折曲ユニツトを示す下面
図、第5図は第1図装置のガイド部材を示す正面
図、第6図はガイド部材の把持爪を示す下面図、
第7図は第1図装置における掛止ユニツトの固定
ピン及び可動ピンを示す平面図である。第8図は
巻線機のホルダーに装着されたスプールを示す正
面図、第9図乃至第12図は本考案の前提となる
線材の巻終わり端掛止装置の各動作状態を示す説
明図である。 1……線材、1a……巻終わり端、2……スプ
ール、2b……フランジ、3……掛止孔、42…
…チヤツク、52……位置補正爪、55……第1
の折曲げツール、62……ガイド部材、66a,
66b……把持爪、73……第2の折曲げツー
ル、74……固定ピン、75……可動ピン。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 スプールの軸方向に沿つて摺動自在のチヤツク
爪とこの爪に対向配置した折曲部材からなるチヤ
ツクと、チヤツク爪と連動するようにその近傍に
回動自在配置した位置補正爪と、チヤツク爪と並
設された切断刃と切断折曲ブロツクからなる第1
の折曲げツールとを備える切断折曲ユニツト、 切断折曲した線材の先端部分を挟持するように
アーム部材間に引張バネを張設して互いに閉じる
方向に付勢した一対の把持爪を含むガイド部材
と、スプールのフランジ外側で配置し固定ピンの
囲りに線材の先端部分を巻回させる第2の折曲ツ
ールとを備える掛止ユニツト、 及び上記チヤツクで挟持しガイド部材に先端部
分を誘導して掛止孔に挿入させるモータの駆動用
タイミングカム群により構成し、前記スプールに
巻回された線材の巻終わり端をスプールフランジ
に形成した掛止孔に固定するに際し、線材を位置
補正爪で姿勢修正した後チヤツクで挟持し、第1
の折曲ツールにより線材の所定位置で切断し、そ
の先端部分をスプールの掛止孔に向けて折曲し、
次いで、上記先端部分を両側方からガイド部材の
把持爪で挟持し掛止孔に位置合わせし、この先端
部分を挿通して更に第2の折曲ツールを用いて折
曲し、この折曲部分をフランジで掛止固定するよ
うにしたことを特徴とする線材の巻終わり端掛止
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985122376U JPH0240049Y2 (ja) | 1985-08-08 | 1985-08-08 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985122376U JPH0240049Y2 (ja) | 1985-08-08 | 1985-08-08 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6232073U JPS6232073U (ja) | 1987-02-25 |
JPH0240049Y2 true JPH0240049Y2 (ja) | 1990-10-25 |
Family
ID=31012504
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985122376U Expired JPH0240049Y2 (ja) | 1985-08-08 | 1985-08-08 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0240049Y2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS544066A (en) * | 1977-06-13 | 1979-01-12 | Hitachi Ltd | Growing method of silicon crystal under low pressure |
JPS5521388A (en) * | 1978-08-03 | 1980-02-15 | Niehoff Kg Maschf | Method of and apparatus for winding filamentous material such as wire |
JPS6071468A (ja) * | 1983-09-27 | 1985-04-23 | Nichiden Mach Ltd | 線材の巻終り端掛止装置 |
-
1985
- 1985-08-08 JP JP1985122376U patent/JPH0240049Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS544066A (en) * | 1977-06-13 | 1979-01-12 | Hitachi Ltd | Growing method of silicon crystal under low pressure |
JPS5521388A (en) * | 1978-08-03 | 1980-02-15 | Niehoff Kg Maschf | Method of and apparatus for winding filamentous material such as wire |
JPS6071468A (ja) * | 1983-09-27 | 1985-04-23 | Nichiden Mach Ltd | 線材の巻終り端掛止装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6232073U (ja) | 1987-02-25 |
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