JP2005047508A - 結束装置 - Google Patents

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JP2005047508A JP2003202808A JP2003202808A JP2005047508A JP 2005047508 A JP2005047508 A JP 2005047508A JP 2003202808 A JP2003202808 A JP 2003202808A JP 2003202808 A JP2003202808 A JP 2003202808A JP 2005047508 A JP2005047508 A JP 2005047508A
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Hiroji Okamura
廣二 岡村
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UNNO TEKKOSHO KK
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Abstract

【課題】束ねた電線を手作業によって結束する作業は、非常に手間がかかり効率が悪い。結束を開封する場合においても、ゴム紐やビニ帯を外す作業は電線を傷つけるおそれがあるためカッターを使用することができないため意外と面倒である。
【解決手段】回動レバー179が反時計回りの方向へ回動するとテープTがテープ進入空間190へ入り電線Wに巻き付く。シーラー177のシールヒータに通電され、電線Wに巻き付いているテープTがシールされ、カッター170と共に前進し、カッター170がテープTを切断する。電線Wを回動レバー179の保持凹部185に押し付けている力を緩めて、回動レバー179を時計回りの方向へ回動させ、テープTによって結束された電線を保持凹部185から出す。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電線等を束ねるために結束する結束装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば電線は所定本数集めた状態で、ゴム紐やビニ帯と呼ばれる針金を心材とするプラスチック製の帯を用いて、手作業で結束して束ねるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、束ねた電線を手作業によって結束する作業は、非常に手間がかかり効率が悪い。また、結束を開封する場合においても、ゴム紐やビニ帯を外す作業は電線を傷つけるおそれがあるためカッターを使用することができない。このため、開梱包が意外と面倒であり、簡単に開梱できる結束が望まれている。
【0004】
本発明は上記した問題点に鑑みて為されたものであり、束ねた電線等を簡単に結束することができ、しかも容易に開梱できる結束を行うことができる結束装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、請求項1の発明は、被結束物を結束するための結束体を引き出し自在に支持する結束体支持手段と、前記結束体支持手段から引き出された側の端部を保持する端部保持手段と、前記結束体を被結束物に巻き付けた状態で連結する結束体連結手段と、前記結束体連結手段によって結束された結束体の結束部より前記結束体支持手段側を切断する切断手段とを有し、前記端部保持手段は、前記切断手段によって切断が終了してから結束体端部に対する保持を解除して、且つ結束された被結束物を取り出してから結束体の引き出された側の端部を再度保持するものであることを特徴とする結束装置である。
【0006】
請求項2の発明は、請求項1に記載した結束装置において、結束する被結束物によって押圧して動作させる動作部材と、前記動作部材が動作して所定位置にくると結束装置の駆動を開始させるスイッチ手段とを具備することを特徴とする結束装置である。
【0007】
請求項3の発明は、請求項1または2に記載した結束装置において、端部保持手段は回動する回動アームと、前記回動アームに備えられ結束体を把持できる把持手段とから構成されていることを特徴とする結束装置である。
【0008】
請求項4の発明は、請求項1から3のいずれかに記載した結束装置において、結束体を被結束物に巻き付けてから弛み取るために引き戻す結束体引き戻し手段を具備することを特徴とする結束装置である。
【0009】
請求項5の発明は、請求項1から4のいずれかに記載した結束装置において、切断手段は結束体の結束部を境にして結束体支持手段側の寸法と端部保持手段側の寸法が異なるように、前記結束体の結束体支持手段側を切断するものであることを特徴とする結束装置である。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下に、図1から図13に従って本発明の第1の実施の形態に係る結束装置1ついて説明する。
符号3はモータ等を収容するケースを示し、このケース3上には中央カバー7、左カバー9、右カバー11及びチェーンカバー12が設けられている。中央カバー7には前面から側面に連続する切り欠き13が形成されている。
【0011】
図2に示すように、ケース3にはカムモータ19が収容されており、このカムモータ19の出力軸にはスプロケット21が固定されている。スプロケット21はケース3内に備えられ、中央カバー7の図3における右側の領域(以下、右側領域という。)に位置している。中央カバー7には軸受8が備えられている。回転軸25は中央カバー7の軸受8に回転自在に支持され、中央カバー7の左右両側へ突出している。回転軸25の右端部にはスプロケット27が固定されており、このスプロケット27とカムモータ19のスプロケット21とにチェーン29が掛け渡されている。
【0012】
回転軸25の右側領域に突出する部分には、上チャック開閉用カム31と上チャック上下用カム33が固定されている。上チャック開閉用カム31が回転軸25の右端部寄りに配置され、これより中央カバー7寄りに上チャック上下用カム33が配置されている。
また、回転軸25の中央カバー7の左側の領域(以下、左側領域という。)に突出する部分には、テープフィード用カム35とテープカッター用カム37が固定されている。テープカッター用カム37が回転軸25の左端部寄りに、これより中央カバー7寄りにテープフィード用カム35が配置されている。
【0013】
上チャック開閉用カム31には浅い凹部32を挟んで凸部39、41が設けられている。
上チャック上下用カム33には2つの凸部45、47が設けられている。
テープフィード用カム35にはほぼ扇形の凸部49が設けられている。
テープカッター用カム37には1つの凸部51が設けられている。
【0014】
中央カバー7には揺動プレート53が支持軸71を支点として揺動自在に支持されており、この揺動プレート53の先端部には作用プレート57が回動自在に支持されている。これら揺動プレート53と作用プレート57は右側領域に配置されている。作用プレート57の下端部にはコロ59が回動自在に取り付けられている。作用プレート57の上端部には貫通軸61が固定されており、この貫通軸61の先端部は中央カバー7の穴を通って左側領域に突出している。貫通軸61には、右側領域に配置されたコイルスプリング63の一端が連結され、このコイルスプリング63の他端は中央カバー7に固定されたボルト65に取り付けられている。コイルスプリング63の弾性力によって揺動プレート53は結束装置1の左側面から見て時計回りの方向に付勢されている(以下、本実施の形態において回動方向を言うときは、結束装置1の左側面側から見た方向を言うものとする)。
【0015】
符号67は左側領域に備えられた回動アームを示し、この回動アーム67はアーム本体69を有している。このアーム本体69の基端部は前記した支持軸71に回動自在に支持されている。
作用プレート57に固定された貫通軸61の左側領域への突出部分は、アーム本体69に回動できるように挿入されている。従って、回動アーム67は作用プレート57と貫通軸61を介して連結されており、回動アーム67はコイルスプリング63に弾性力によって時計回りの方向へ付勢されている。
【0016】
アーム本体69の先端部には、下端部が固定チャック73となるチャックブロック70が固定されており、このチャックブロック70には固定ブロック72が固定されている。固定ブロック72には支持軸74が設けられており、この支持軸74には開閉体75が回動自在に支持されている。
開閉体75の構造について説明する。符号77はチャックプレートを示し、このチャックプレート77は上下方向に延びる本体部79と、この本体部79に対し一体に形成され側方へ突出する突出部81とによって構成されている。チャックプレート77は固定ブロック72を挟んで左右一対備えられている。
テープTの引き出された側の端部を保持する端部保持手段は、回動アーム67及び把持手段としてのチャックブロック70と開閉体75とによって構成されている。
【0017】
一対のチャックプレート77は固定ブロック72を挟んで互いに対向し、本体部79の下端部の対向領域にある隙間に開閉チャック83が備えられて本体部79に固定されている。この開閉チャック83は本体部79の下端から突出して固定チャック73に対向している。連結ボルト82にはコイルスプリング85の一端が連結され、他端はアーム本体69に連結されている。このコイルスプリング85の弾性力によって開閉体75は時計回りの方向、即ち開閉チャック83が固定チャック73に圧接する方向へ付勢されている。
また、本体部79の上端部の内側には、連結ピン76が固定され連結されている。
【0018】
符号91は駆動シャフトを示し、この駆動シャフト91はアーム本体69に収容されている。駆動シャフト91の先端部は、連結ピン76に回動自在に連結されている。また駆動シャフト91の後端部は伝達プレート93の上端部に対しピン94によって回動自在に取り付けられている。伝達プレート93は、アーム本体69を支持する支持軸71に回動自在に支持されている。伝達プレート93の下端部には折り曲げ片95が形成され、この折り曲げ片95は右側領域へ向かって直角に折り曲げられ、さらにその先端部が下方に向かって折り曲げられている。折り曲げ片95は中央カバー7の穴を通って右側領域へ突出しており、この左側領域に突出する部分にコロ97が取り付けられている。コロ97は上チャック開閉用カム31に当接している。
【0019】
図2に示すように、ケース3上にはテープベース99が設けられ、テープベース99は切り欠き103を有する左右一対のベース板100によって構成されている。
符号105はテープリールを示し、このテープリール105にはポリオレフィン系の材料によって構成された結束体としてのテープTが巻かれている。テープリール105はテープTが巻かれた回転部107と、回転部107が回転自在に取り付けられ両側へ突出する取付部109とから成る。取付部109がテープベース99の切り欠き103に嵌合されて、テープリール105がテープベース99に支持される。
また、ケース3上のテープベース99の前側にはテープガイド111が設けられている。テープガイド111はほぼ角筒状に形成されている。
【0020】
テープガイド111の前方には圧接ローラ121がローラホルダ123に回転自在に支持されて備えられている。ローラホルダ123は軸124を支点として揺動できる揺動プレート125に固定されている。揺動プレート125にはコイルスプリング126の一端が連結され、他端は固定プレート127に連結されており、さらに固定プレート127は中央カバー7に固定されている。
符号131は弾性体から成るピンチローラを示し、このピンチローラ131は、右側領域に備えられたテープ引き戻しモータ133の出力軸135の先端部に取り付けられている。出力軸135は中央カバー7の穴を貫通して左側領域に位置しており、ピンチローラ131は圧接ローラ121に対向している。圧接ローラ121は前記したコイルスプリング126の弾性力によってピンチローラ131に圧接させられている。ピンチローラ131、圧接ローラ121及びテープ引き戻しモータ133によって結束体引き戻し手段が構成されている。
【0021】
符号137は丸穴139を有する回動プレートを示し、この回動プレート137の基端部は中央カバー7に固定された支持軸141に回動自在に支持されている。図1に示すように、回動プレート137の中央カバー7側の面にはコロ142が設けられ、このコロ142にテープフィード用カム35に当接している。
また、回動プレート137の先端部は左側へ直角に曲げられており、この先端部に弾性体から成る固定チャック143が備えられている。
符号145は開閉チャックを示し、この開閉チャック145はスライダ146に固定されている。スライダ146はガイド148にスライド自在に支持されており、開閉チャック145は固定チャック143に対し近接離間できる。スライダ146にはコイルスプリング147の一端が連結され、他端は回動プレート137に連結されている。このコイルスプリング147の弾性力によって開閉チャック145は固定チャック143に圧接する方向へ付勢されている。
【0022】
開閉チャック145の裏面側に、図11に拡大して示すように中央カバー7に固定されたピン149が備えられている。また、中央カバー7にはストッパ板153が固定されて設けられ、このストッパ板153の下端部には傾斜面151が形成されている。さらに中央カバー7には押し開き部材155が支持軸157に回動自在に支持されている。この押し開き部材155は一部分が支持軸157の方向へ曲げられ摺接片159が形成されている。また、押し開き部材155の下端部にはコイルスプリング161の一端が連結され、他端は中央カバー7に連結されており、このコイルスプリング161の弾性力によって押し開き部材155は図5に示す姿勢を保っている。
【0023】
符号163は揺動プレートを示し、この揺動プレート163は、上下方向へ延び下端部が前方へ曲がった形状の本体部165と、本体部165と一体に形成され、前後方向へ延びる形状の作用部167とから構成されている。本体部165は中央カバー7に固定された支持軸166に回動自在に支持されている。作用部167の後端部にはコロ169が回転自在に設けられ、このコロ169はテープカッター用カム37に当接している。作用部167の前端部は、切断手段としてのカッター170を保持するカッターホルダ171に当接している。このカッターホルダ171の後端部にはコイルスプリング173の一端が連結され、他端は中央カバー7に連結されており、このコイルスプリング173の弾性力によってカッターホルダ171は左方向へ付勢されている。カッター170はガイドブロック174にガイドされて前後方向へ動作する。ガイドブロック174の前方にはカッター170の先端部が入り込む隙間を有する対向ブロック175が備えられている。
カッター170の上方には、結束手段としてのシーラー177が備えられており、このシーラー177の上面にシールヒータが設けられている。
【0024】
符号179は作動部材としての回動レバーを示し、この回動レバー179は支持軸181に回動自在に支持されており、トーションバネ183によって時計回りの方向へ付勢されている。回動レバー179の上端部前側には保持凹部185が設けられ、また下端部には押圧片187が設けられている。保持凹部185は互いに間隔を開けて配置された湾曲部186、188に設けられており、湾曲部186と湾曲部188との間にテープ進入空間190が形成されている。
中央カバー7にはリミットスイッチA、B、C、Dが備えられている。
【0025】
図2に示す結束装置1の初期状態においては、テープベース99に支持されたテープリール105から引き出されたテープTは、テープガイド111、圧接ローラ121とピンチローラ131との間、固定チャック143と開閉チャック145との間、ガイドブロック174及びシーラー177と対向ブロック175との間を通り抜けて上方へ向かい、テープTの先端部は回動アーム67の固定チャック73と開閉チャック83とに挟持されている。
そして、コロ59が上チャック上下用カム33の凸部45に当接していて、回動アーム67の固定チャック73と開閉チャック83は最上位置にあり、テープTは最も前方側に位置する回動レバー179の対向領域に引き張られている。また回動レバー179の押圧片187はリミットスイッチBを押した状態となっている。回動アーム67はリミットスイッチCを押した状態となっている。
なお、リミットスイッチDは左カバー9が取り付けられているか否かのを検知するためのものである。
【0026】
また、初期状態においては、回動レバー179等の各部材は次の状態(姿勢)となっている。
回動レバー179は最も時計回り側に位置しており、押圧片187がリミットスイッチBを押した状態となっている。
コロ142はテープフィード用カム35の凸部49から外れており、回動プレート137は最も時計回りの方向へ位置しており、開閉チャック145は閉じている。
シールヒータはオフ状態となっている。カッター170は最も後方へ位置している。
テープ引き戻しモータ133及びカムモータ19はオフ状態になっている。
【0027】
次に、この結束装置1を用いて被結束物としての電線Wを結束する際の動作について図13に示すタイムチャートに従って説明する。結束装置1の動作は上記した初期状態から開始される。
まず、束ねた電線Wの両端部を左右の手でそれぞれ持ち、回動レバー179の保持凹部185へ入れ、さらに電線Wで保持凹部185の内側面を押して、回動レバー179を反時計回りの方向へトーションバネ183の弾性力に抗して回動させる。
図5に示すように、回動レバー179が反時計回りの方向へ回動すると、テープ進入空間190に配置された電線WがテープTに向かって移動し、テープTが電線Wに巻き付く。さらに、回動レバー179が反時計回りの方向へ回動し、湾曲部188の後部がリミットスイッチAを押し、これにより結束装置1の作動が開始される(図13(1)、(8)参照)。
【0028】
リミットスイッチAが押されると、カムモータ19が駆動し(図13(7)参照)、このカムモータ19の駆動力がスプロケット21、チェーン29及びスプロケット27を介して回転軸25に伝達され、回転軸25が回転する。回転軸25が回転すると、上チャック上下用カム33が回転して、初期状態において凸部45に当接しているコロ59が凸部45から外れて、作用プレート57が揺動プレート53と共に時計回りの方向へ回動する。これにより作用プレート57と貫通軸61を介して連結された回動アーム67が時計回りの方向へ回動して、図6に示すように、固定チャック73と開閉チャック83が下降する(図13(2)参照)。
【0029】
一方、テープフィード用カム35が回転し、コロ142が凸部49に摺接して、図7に示すように、回動プレート137が時計回りの方向へ回動(下降)する(図13(4)参照)。これにより図12(a)、(b)に示すように、押し開き部材155の摺接片159の前面がピン149に摺接して、押し開き部材155はコイルスプリング161の弾性力に抗して時計回りの方向へ回動する。この押し開き部材155が回動する際に、ピン149が前方(図12において右方向)へ押されて、開閉チャック145が開いてテープTに対する固定チャック143と開閉チャック145とによるクランプが解除される(図13(4)参照)。
なお、回動プレート137が時計回りの方向へさらに回動すると、図12(c)、(d)、(e)に示すように、ピン149は摺接片159から外れて、押し開き部材155の後面を通って、図12(a)に示す位置まで戻る。従って、この間、開閉チャック145はテープTのクランプを解除しない状態となる。
【0030】
また、リミットスイッチAが押されると、テープ引き戻しモータ133が作動し、ピンチローラ131を時計回りの方向へ回転させ、テープTをテープリール105の方向へ引き戻す(図13(6)参照)。これにより、上記固定チャック73と開閉チャック83が下降することにより生じるテープTの弛みを取る。
【0031】
次いで、テープ引き戻しモータ133が停止して、シーラー177のシールヒータに通電され、電線Wに巻き付いているテープTがシールされる(図13(3)参照)。
テープフィード用カム35が回転し、凸部49にコロ142が摺接すると、回動プレート137が反時計回りの方向へ回動する。これにより図12(c)に示すように、ピン149が押し開き部材155の摺接片159の前面から外れて、ピン149に対する摺接片159の押圧が解除され、開閉チャック145が閉じてテープTが固定チャック143と開閉チャック145とによってクランプされる。
【0032】
次に、カッター用カム37の凸部51にコロ169が摺接し、揺動プレート163は時計回りの方向へ回動し、揺動プレート163の前端部がカッターホルダ171を押圧する。これにより、図7に示すように、カッターホルダ171はコイルスプリング173の弾性力に抗してカッター170と共に前進し、カッター170がテープTを切断する(図13(5)参照)。そして、カッター170はカッターホルダ171と共に後退する。
【0033】
そして、コロ97が上チャック開閉用カム31の凸部39に摺接すると、伝達プレート93が反時計回りの方向へ回動し、ピン94と共に駆動シャフト91が引かれ、連結ピン76が引かれて開閉チャック83が支持軸74を支点として反時計回りの方向へ回動する。これにより開閉チャック83が開きテープTを離す。また上チャック上下用カム33の凸部45がコロ59に摺接すると、回動アーム67が反時計回りの方向へ回動して、初期位置にきたところでカムモータ19が一旦停止する。
次いで、電線Wを回動レバー179の保持凹部185に押し付けている力を緩めて、回動レバー179を時計回りの方向へ回動させ、図9に示すように、テープTによって結束された電線を保持凹部185から出す。
トーションバネ183の弾性力によって回動レバー179が時計回りの方向へ回動して初期位置にくると、押圧片187によってリミットスイッチBが押される(図13(8)参照)。
【0034】
リミットスイッチBが押されると、カムモータ19が作動し、開閉チャック83が開き、この状態で回動アーム67が時計回りの方向へ回動(下降)する。
一方、回動プレート137が反時計回りの方向へ回動し、固定チャック143と開閉チャック145とによってクランプされているテープTが僅かに上昇し、このテープTの引き出された側の端部が、シーラー177と対向ブロック175の間から突出する。
【0035】
次いで、回動プレート137が時計回りの方向へ回動し、図12(e)に示すように、固定チャック143と開閉チャック145とによるテープTに対するクランプが解除され、図10に示すように下降する。このときコロ97が上チャック開閉用カム31の凸部41に摺接しているので、開閉チャック83は開いた状態となっている。そして、回動アーム67の固定チャック73と開閉チャック83との間にシーラー177と対向ブロック175の間から突出するテープTの引き出された側の端部が入り込む。次いで、開閉チャック83が閉じて、テープTの引き出された側の端部が固定チャック73と開閉チャック83とよって挟持される。そして、コロ59が上チャック上下用カム33の凸部47に摺接して回動アーム67が反時計回りの方向へ回動(上昇)し、固定チャック73と開閉チャック83とよって挟持されたテープTの引き出された側の端部が引っ張られて、初期の状態になる。
上記動作を繰り返して電線Wの結束が行われる。
【0036】
上記動作において、テープTをカッター170によって切断する位置は、電線Wを結束するテープTの結束部としてのシール部SからテープTの両端部までの寸法が異なるものとなるようにする。これにより、テープTを開封する際にテープTの両端部が持ちやすくなる。
【0037】
図14から図17に図面に従って第2の実施の形態に係る結束装置201について説明する。
結束装置201は第1の実施の形態に係る結束装置1と同じ構成部分を有するので、結束装置201については結束装置1との相違点についてのみ説明し、また説明において第1の実施の形態で用いた符号を引用する。
結束装置201では、結束装置1に備えられた回動レバー179は具備しておらず、またリミットスイッチA、Bの代わりにスイッチ手段としてのリミットスイッチE、Fが備えられている。
【0038】
結束装置201の第1の実施の形態に係る結束装置1の回動レバー179に代わる構成について説明する。
符号203は回動ブロックを示し、この回動ブロック203は中央カバー7に固定された支持軸205に回動自在に支持されている。回動ブロック203の右側面下部には錘207が固定されており、この錘207によって回動ブロック203は時計回りの方向へ付勢されている。中央カバー7にはストッパピン209が固定され、このストッパピン209に回動ブロック203の左側面下部が当接し時計回りの方向の回動を規制している。
【0039】
回動ブロック203には、動作部材としての回動シャフト211が取り付けられ、この回動シャフト211は下面から突出している。回動シャフト211はクランク形に曲げられており、切り欠き13に入り込み、その先端部はシーラー177の近傍にまで到達している。
回動ブロック203の上方には、リミットスイッチEが中央カバー7に固定されて備えられている。このリミットスイッチEの弾性片EDは回動ブロック203の上面が対向している。
【0040】
また、動作部材としての押圧板213が中央カバー7に固定された支持軸215に揺動自在に支持されている。押圧板213には右側方へ延びる延長部217が形成され、この延長部217は右側領域に突出している。中央カバー7の右側面部には、リミットスイッチFが固定されて設けられており、このリミットスイッチFの弾性片FDに上記押圧板213の延長部217が上方から当接している。
符号219はワークガイドを示し、このワークガイド219は鈎型に形成された一対の金属製の丸棒によって構成されている。ワークガイド219は中央カバー7に固定されており、シーラー177の後方領域に配置されている。
【0041】
図14に示すように、初期状態においては、回動シャフト211は最も時計回りの方向へ回動した位置(ストッパピン209に回動ブロック203が当接して回動が規制されている位置)にあり、リミットスイッチEはオフ状態となっている。また、押圧板213は弾性片FDに当接しているが、弾性片213を変形させる力は加わっておらず、リミットスイッチFもオフ状態となっている。
また、テープTは、シーラー177及び対向ブロック175との間を通り抜けて上方へ向かい、テープTの先端部は回動アーム67の固定チャック73と開閉チャック83とに挟持されている。そして、このテープTは弛んだ状態となっている。
【0042】
次に、この結束装置201の動作について説明する。
初期状態から電線を図15に示すように、回動シャフト211に押し当て、そのまま押し込むようにして、回動シャフト211を反時計回りの方向へ回動させる。これにより回動ブロック203の上面によって弾性片EDが押されて、リミットスイッチEが入りオン状態になる。また、電線Wが押圧板213を押すと、押圧板213が時計回りの方向へ僅かに回動して、これにより弾性片FDが押されてリミットスイッチFが入りオン状態になる。リミットスイッチE、Fの両方がオン状態になると、第1の実施の形態のリミットスイッチAが押されたのと同様に、カムモータ19が駆動して、結束装置201は第1の実施の形態の結束装置1とほぼ同じ動作をする。
【0043】
結束装置201では、テープTが弛んだ状態で、シーラー177及び対向ブロック175と回動アーム67の固定チャック73及び開閉チャック83との間に渡されているので、電線Wで回動シャフト211を押し込む際に、電線WがテープTに接触することによる抵抗が殆ど発生しない。しかも回動シャフト211が錘207の極小さな荷重により、時計回りの方向へ付勢されているので、電線Wで軽く押すだけで回動シャフト211が回動する。さらにワークガイド219が備えられているので、電線Wをワークガイド219に沿わせるようにして移動させるができる。従って、電線Wをスムーズ且つ確実に押圧板213上に位置させることが可能である。よって、結束作業が行い易くなり、作業のスピードアップが図れ、しかも作業者の負担がより軽減されることになる。
また、電線WにテープTが巻き付き付いてから、テープ引き戻しモータ133が駆動してテープTが引き戻されると、図17に示すように電線Wが引き締められたテープTに引かれて、ワークガイド219に押し付け付けられる。従って、電線Wは常に最も適切な定位置で結束され、電線Wを結束するテープTに弛みが生じるのを防止することができる。
【0044】
なお、電線WのテープTによる結束が終了し、結束された電線Wを取り出すと、第1の実施の形態に係る結束装置1と同様に、テープTの引き出された側の端部が固定チャック73と開閉チャック83とよって挟持されて、コロ59が上チャック上下用カム33の凸部47に摺接して回動アーム67が反時計回りの方向へ回動(上昇)し、固定チャック73と開閉チャック83とよって挟持されたテープTの引き出された側の端部が引っ張られて、テープTは、シーラー177及び対向ブロック175と回動アーム67の固定チャック73及び開閉チャック83との間に引き出される。さらに、この結束装置201では、テープ引き戻しモータ133がテープTを引き出す方向へ駆動し、前記引き出されるテープTに弛みをもたせている。
【0045】
以上、本発明の実施の形態について詳述してきたが、具体的構成は、この実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設計の変更などがあっても発明に含まれる。
例えば、上記実施の形態では、被結束物として電線を示したが、本発明はこれに限定されず、機械部品、食品等を結束するのに適用することが可能である。
【0046】
【発明の効果】
以上のように、本発明の結束装置によれば、束ねた電線等の被結束物を簡単に結束することができる。しかも開梱を容易に行うことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る結束装置の主要部材の斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る結束装置の左カバーを除去した状態の左側面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る結束装置のカム機構の縦断面図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る結束装置のカム機構の横断面図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係る結束装置の動作を説明するための主要部の左側面図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態に係る結束装置の動作を説明するための主要部の左側面図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態に係る結束装置の動作を説明するための主要部の左側面図である。
【図8】本発明の第1の実施の形態に係る結束装置の動作を説明するための主要部の左側面図である。
【図9】本発明の第1の実施の形態に係る結束装置の動作を説明するための主要部の左側面図である。
【図10】本発明の第1の実施の形態に係る結束装置の動作を説明するための主要部の左側面図である。
【図11】本発明の第1の実施の形態に係る結束装置のチャックを開閉する機構の斜視図である。
【図12】本発明の第1の実施の形態に係る結束装置のチャックを開閉する機構の動作を示す図である。
【図13】本発明の第1の実施の形態に係る結束装置に備えられたカム及びリミットスイッチの動作を示すタイムチャートである。
【図14】本発明の第2の実施の形態に係る結束装置の中央カバー前部の斜視図である。
【図15】本発明の第2の実施の形態に係る結束装置の動作を説明するための側面図である。
【図16】本発明の第2の実施の形態に係る結束装置の動作を説明するための側面図である。
【図17】本発明の第2の実施の形態に係る結束装置の動作を説明するための側面図である。
【符号の説明】
1 結束装置 3 ケース 7 中央カバー 8 軸受
9 左カバー 11 右カバー 12 チェーンカバー
13 切り欠き 19 カムモータ 21 スプロケット
25 回転軸 27 スプロケット
29 チェーン 31 上チャック開閉用カム 32 浅い凹部
33 上チャック上下用カム 35 テープフィード用カム
37 テープカッター用カム 39、41 凸部 45、47 凸部
49 凸部 51 凸部 53 揺動プレート
57 作用プレート 59 コロ 61 貫通軸
63 コイルスプリング 65 ボルト 67 回動アーム
69 アーム本体 70 チャックブロック 71 支持軸
72 固定ブロック 73 固定チャック 74 支持軸
75 開閉体 76 連絡ピン
77 チャックプレート 79 本体部
81 突出部 82 連結ボルト 83 開閉チャック
85 コイルスプリング 89 ピン 91 駆動シャフト
93 伝達プレート 94 ピン
95 折り曲げ片 97 コロ 99 テープベース
100 ベース板 105 テープリール 107 回転部
109 取付部 111 テープガイド 121 圧接ローラ
123 ホルダ 124 軸 125 揺動プレート
126 コイルスプリング 127 固定プレート
131 ピンチローラ 133 テープ引き戻しモータ
135 出力軸 137 回動プレート 139 丸穴
141 支持軸 142 コロ
143 固定チャック 145 開閉チャック
146 スライダ 147 コイルスプリング 149 ピン
151 傾斜面 153 ストッパ板 155 押し開き部材
157 支持軸 159 摺接片 161 コイルスプリング
163 揺動プレート 165 本体部
166 支持軸 167 作用部
169 コロ 170 カッター 171 カッターホルダ
173 コイルスプリング 174 ガイドブロック
175 対向ブロック 177 シーラー 179 回動レバー
181 支持軸 183 トーションバネ 185 保持凹部
187 押圧片 186、188 湾曲部 190 テープ進入空間
A、B、C、D リミットスイッチ
T テープ W 電線 S シール部
201 結束装置 203 回動ブロック 205 支持軸
207 錘 209 ストッパピン 211 回動シャフト
213 押圧板 215 支持軸 217 延長部
219 ワークガイド E、F リミットスイッチ ED、FD 弾性片

Claims (5)

  1. 被結束物を結束するための結束体を引き出し自在に支持する結束体支持手段と、前記結束体支持手段から引き出された側の端部を保持する端部保持手段と、前記結束体を被結束物に巻き付けた状態で連結する結束体連結手段と、前記結束体連結手段によって結束された結束体の結束部より前記結束体支持手段側を切断する切断手段とを有し、前記端部保持手段は、前記切断手段によって切断が終了してから結束体端部に対する保持を解除して、且つ結束された被結束物を取り出してから結束体の引き出された側の端部を再度保持するものであることを特徴とする結束装置。
  2. 請求項1に記載した結束装置において、結束する被結束物によって押圧して動作させる動作部材と、前記動作部材が動作して所定位置にくると結束装置の駆動を開始させるスイッチ手段とを具備することを特徴とする結束装置。
  3. 請求項1または2に記載した結束装置において、端部保持手段は回動する回動アームと、前記回動アームに備えられ結束体を把持できる把持手段とから構成されていることを特徴とする結束装置。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載した結束装置において、結束体を被結束物に巻き付けてから弛み取るために引き戻す結束体引き戻し手段を具備することを特徴とする結束装置。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載した結束装置において、切断手段は結束体の結束部を境にして結束体支持手段側の寸法と端部保持手段側の寸法が異なるように、前記結束体の結束体支持手段側を切断するものであることを特徴とする結束装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN101885388A (zh) * 2010-07-06 2010-11-17 王智国 捆扎装置
CN114426114A (zh) * 2022-03-07 2022-05-03 隆士丹智能科技(苏州)有限公司 一种贴胶带机构

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