JPH0238830A - 接触覚センサ - Google Patents

接触覚センサ

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JPH0238830A
JPH0238830A JP63186959A JP18695988A JPH0238830A JP H0238830 A JPH0238830 A JP H0238830A JP 63186959 A JP63186959 A JP 63186959A JP 18695988 A JP18695988 A JP 18695988A JP H0238830 A JPH0238830 A JP H0238830A
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Tsuneki Shinokura
篠倉 恒樹
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [従来の技術] 近年、産業用ロボットの技術進歩にはめざましいものが
ある。特にロボットのハンドに接触覚センサを取付けて
ロボットを知能化する傾向が益々高まっている。
接触覚センサに要求される性能・条件として次のものが
挙げられる。
■高感度二力を検出する感度が高いこと。Sつの素子で
数グラムを検出できることが望ましい。
■高分解能:センサの素子は小型で、密度の高いものが
望まれる。
■広いダイナミックレンジ:できるだけ動作範囲が広く
とれること。
■高信頼性・高耐久性:過酷な環境、長時間の使用に耐
えること。
■直線性とヒステリシス:圧力と出力が比例し、ヒステ
リシスがないこと。
■応答速度:物を把握したとき、その信号が制御部へ早
く伝わること。
■柔軟性二人間の手の皮膚のように軟らかいことが好ま
しい。
■すべり感覚:圧力だけでなく、すべりも検出すること
■小を・舟価:薄くて小型で廉価なこと。
これらのいくつかを満足する接触覚センサがいろいろ提
案ないし開発されてきた0例えば、押ボタン方式や導電
ゴム方式などの接触覚センサがある。押ボタン方式の接
触覚センサは、コイルばねで支えられた金属製押ボタン
が通常加圧のない状態では電気的にOFFとなっている
が、加圧されると接点が閉じてONとなるものである。
しかし、この方式はONとOFFの状態しか分からず、
連続的な力の検出には不向きであるという欠点がある。
一方、導電ゴム方式の接触覚センサは、導電ゴムシート
の両面を電極で挟み、センナ表面に力が加わると導電ゴ
ムの電気抵抗(導電率)が低下するのを利用したもので
ある。しかし、この方式にも力とゴムの導電率との間に
非直線性やヒステリシスが生ずるという問題がある。
これら以外に提案されている各種方式の接触覚センサも
それぞれに一長一短があり、十分に満足されていないば
かりか、圧力の方向がいずれも一方向、すなわち接触面
に垂直な方向のみを感するものであり、接触面に平行な
力をも検出するものは極めて少ないのが現状である。
[発明が解決しようとする課題1 最近、3分力を検出できる接触覚センサが開発される傾
向にある0例えば、水出願人が提案した先願の特願昭f
i2−0499!16号などである。しかし、このよう
な従来の接触覚センナでは、感度および配線の信頼性と
いう点で十分な配慮がなされていなかった。すなわち、
従来の接触覚センサは、感度が低く、かつクロスオーバ
ー(配線の重なり)による断線の心配があり、上記■〜
■に示した諸要求の全てを満足するには至らなかった。
本発明は、上述した従来の欠点を解消し、薄型構造で、
しかも3方向の力をより高い感度で検出し、かつ配線上
もクロスオーバーのない高い信頼性のある接触覚センサ
を提供することを目的とする。
[Li!題を解決するための手段1 かかる目的を達成するために、未発明においては、3方
向の力に対応して3組の歪ゲージが配設されているセン
サセルの中央部に受圧柱を設け、受圧柱の上面に力が作
用した時にモーメントの作用によって3組の歪ゲージに
高い応力を発生させるように受圧柱の寸法を設定し、か
つセンサセルに配設された3組の歪ゲージの配線が互い
に瓜なって交叉することのないように構成したことを特
徴とするものである。
[作 用] 本発明によれば、接触覚センサセル内に3分力F工、F
Y、F、に対応させて歪ゲージをPJ単な構造で配置し
、かつセンサセルの中央部に突出させた受圧柱の高さを
その直径の2倍以上に長くして、受圧柱を介してF、、
FY、F、によるモーメントを作用させるようにしたの
で、受圧柱の上面に水平方向の力が加わったとき、モー
メントの作用によって歪ゲージに大きな歪を発生させて
検出感度を高めることができるので、小型で薄く、高い
感度で3分力を検出でき、かつクロスオーバーのない配
線にしたので断線などの心配が不要となる。
〔実施ff1l 以下5図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する
第1図(A)〜(C)は、本発明による接触覚センサの
基本動作を説明する図であり、同図(^)は上面図、(
B)は断面図、(C)は歪ゲージの応力分布図である。
ここで、1はセンサセル(接触覚センサセル)であり、
その外形は正方形で、その中央部には円柱状の受圧柱3
が一体的に突出して形成されている。4はセンサセル1
の外縁部全周に沿って突出させた固定部、5は受圧柱3
と固定部4間に形成された環状溝形の薄肉部である。f
11内5には本図に図示するような直径方向の位置の2
ケ所に半導体ウェハプロセス等の何らかの方法で歪ゲー
ジ2^、2Bが形成されている。
今、受圧柱3の上面(受圧面)にその面と平行な力Fが
作用すると、受圧柱3の腕の長さ1によって受圧柱3に
はモーメントFXj2が働く、このモーメントによって
、一方の歪ゲージ2^には圧縮応力(−δ)が、他方の
歪ゲージ2Bには引張応力(◆δ)が作用する。そのた
め、このときの両者の歪ゲージ2^、2Bの応力分布は
第1図(C)に示すようになる。
第2図は、本発明による接触覚センサにおいて3方向の
力Fx、F、、F、を検出するための歪ゲージの配列例
と、各歪ゲージの応力分布を示す。×1とX。
はX方向の力F、を検出するための歪ゲージで、薄肉部
5の同−直径上にあり、それぞれ長手方向を半径方向に
揃えである。YlとY、はX方向の力F7を検出するた
めの歪ゲージで、歪ゲージX1.X2と直、交する方向
に配設される。zlと22は垂直方向の力F2を検出す
るための歪ゲージで、XI、Xi、Y++Yzとそれぞ
れ45°の方向に配設される。
今、第2図(A)においてFXの力が本図の矢印のX方
向に働いたとすると、第1図と同じように×。
とX、の中心線上での応力分布は第2図(C)のように
なる、すなわち、歪ゲージX、側では引張応力(+6)
が作用し、歪ゲージ×2側では圧縮応力(−6)が作用
する。同様に、第2図(^)においてFyO力が本図の
矢印のX方向に働いた場合には、歪ゲージY、、Y、は
本図(Ill のような応力分布になる。さらに、hの
力が第2図(B)の矢印のX方向(垂直方向)に働いた
場合には、歪ゲージ2..22は第2図(E)のような
応力分布になる。
ただし、いずれも受圧柱3や固定部4での応力は歪ゲー
ジに比べて相対的に極めて小さいので、ゼロとして表示
されている。このような応力分布の最大のとコロニ各歪
ゲージX+、lh、Y+、Y2.Zl、Ztjrr配設
すれば、最大の検出感度が得られる。
次に、上述の原理に基づいて具体的に実施する場合の配
線等について以下に説明する。特に、第2図(A)に示
すように1つのセンサセル1内に3対の歪ゲージX1.
X2.YI、’h、Zl、Z2が共存しテいルので、相
互干渉の問題がある。この問題を解消するために接触覚
センサに加えられる力をどのように分離するかというこ
とと、配線をどのようにするかということについて述べ
る。
まず、上述のり、Fv、Fzの力がそれぞれ単独に作用
した場合の検出方法について説明する。第3図(^) 
、 (B) 、 (C)はX方向の力FXの検出を説明
する図である。同図(A)は第2図(^)に示した歪ゲ
ージのうちXI、Xiの配線を示し、同図(8)は同図
(^)ニyF< t カF Wが受圧柱3に作用するこ
とによって生じる各歪ゲージ(XI 、;X2.YI 
、Y2.Zl 、Z2)でのゲージ抵抗の変化を示し、
同図(C)は歪ゲージXI、X2で構成されるハーフブ
リッジの等価回路を示す、センサセル1は半導体シリコ
ンで作られ、各歪ゲージは半導体ウェハプロセスで形成
される。また、Xi(接続端子)6.7.9はこぶ状の
はんだで形成され、各電極6,7.9と歪ゲージXI、
>hを接続する配線8はアルミで形成される。電Fi6
は出力電圧vxの電極、電極7は接地(アース)Gの電
極、電極9はブリッジ電圧(入力電圧)Eの電極である
第3図(8)は同図(^)に示すX方向の力Fヶが受圧
柱3「作用した時に各歪ゲージの抵抗値の変化を示す、
当然のことながら、X方向の歪ゲージXにはその長手方
向に加わる引張応力+δに対応する抵抗値変化FXIが
生じ、またX方向の歪ゲージX、にはその長手方向に加
わる圧縮圧カーδに対応する抵抗値変化−FX2が生ず
る。この時、X方向の歪ゲージY1とY2にはほとんど
抵抗値の変化は見られない。しかし、垂直方向の歪ゲー
ジz1と2.にはF8によるみかけ上の抵抗値の変化、
すなわち中FBIと−Fχ2が現われる。
このような抵抗値の変化から、X方向の力Fつが生じた
ことを読み取るには、単純に十FXIと−F12の抵抗
値の変化を検知すればよい、一方、みかけ上の抵抗値の
変化◆Fi+と−FK2はpit−pziであるから、
(◆Fz+)と(−pzi)の和をとれば相殺してゼロ
になり、F8によるみかけ上のF2は検出されない。
上述のような抵抗値の変化は、例えば第3図(C) に
示すようなハーフブリッジ回路において、電圧(入力電
圧)Eをかけておき、歪ゲージX1と歪ゲージX、の抵
抗値が変化すれば、出力電圧vXが変化するから、この
出力電圧vxの変化から検知することができる。
第4図(^)、(B>、fc)はY方向の力FYの検出
を説明する図である。なお、同図(^)と同図(C)は
前述の第3図(^)、(C)と同じような構成であるの
で、その説明は省略する。第4図(8)において、X方
向の歪ゲージ×1とX、には抵抗値の変化はほとんど生
じない、Y方向の歪ゲージY、とY、には当然のことな
がらそれぞれ◆Flと−FY2の顕著な抵抗値の変化を
生じる。この時、垂直方向の歪ゲージz1と72にも◆
Fzlと−FZ2の抵抗値の変化が生ずるが、(◆Fz
+lと(−Fz21は相殺されるので、垂直方向の力F
2はみかけ上検出されない、従って、Y方向の力FYの
検、出は歪ゲージY、とY2の接点とアース0間の電圧
vYを測定するのみで可能である。
第5図(A) 、 (8) 、 (C)は受圧柱3の表
面に垂直(歪ゲージ設置面に垂直)な力F2が働いた場
合の検出を説明する図である。同図(^)は歪ゲージの
配置と#!線を示し、第2図で説明した歪ゲージZ、、
Z、の他に、円周方向に長手方向をもつダミーゲージZ
s 、 Zaが配設され、各ゲージ11〜z4で同図(
C) に示すようなフルブリッジ回路を構成している。
9は入力電圧Eの電極、11は出力電圧v2の電極であ
る。歪ゲージZlと12は同じ方向の抵抗値の変化を示
す、歪ゲージ2.と14は温度補償を32ねて、かつ歪
が発生しない、すなわち抵抗値の変化のないダミーゲー
ジである。
また、垂直方向の力F、が作用した場合の応力分布は同
図(8)に示すようになる。すなわち、各歪ゲージXI
 +X2.YI +Y2+ZI +Z2は同じ方向で等
しい大ぎさの抵抗値変化を示す。しかし、X方向の歪ゲ
ージXlとX、およびY方向の歪ゲージY、とY2の抵
抗値変化は相殺してゼロにすればよい、なぜなら、X方
向の力F8やY方向の力F、が働けば、歪ゲージX、と
X、および歪ゲージY1とY、はそれぞれ異なる方向の
抵抗値変化を示すからである。従って、垂直方向の力F
2が作用した場合は垂直方向の歪ゲージz1と2.の抵
抗値変化、すなわち同図(C)のブリッジ回路で示す出
力電圧v2を測定すればよいことになる。
次に、2つ以上の力が受圧柱3の表面に同時に作用した
場合のFx、Fy、Fzの検出について説明する。
第6図(^)〜(D)は2つ以上の力が受圧柱3の″表
面に同時に作用した場合の各歪ゲージの抵抗値変化を示
す、同図(^)はF、とFV、同図(8)はF、とF2
、同図(CンはF2とFX、同図([1)はF8とFY
とF2が同時に作用した場合である。
まず、第6図(^)において、力Fxとhが同時に作用
するから歪ゲージx1と×2には抵抗値変化FXIとF
X2が現われるので、第3図(C)のハーフブリッジを
用いてFXI とFX2の和から力F、が求められる。
同時に、歪ゲージY1とY2には抵抗値変化Fy+とF
V2が現われるから、第4図(C)のハーフブリッジを
用いてF□とFY□の和から力F、tを求めることがで
きる。歪ゲージz1とz2の抵抗値変化はFZIとF2
2であって、出力の方向が異なるので、第5図(C)の
ブリッジを用いてFZI とF22を相殺すれば出力が
ゼロ、すなわち力F2はみかけ上検出されないことにな
る。なお、同図(^)において、斜線部は本来の真の出
力、白枠部分は他の力の影響によるみかけの出力を意味
する。このことは同図(81、(C1、(D)において
も同様である。
第6図(B)では力FYとF2が同時に作用した場合で
あるので、X方向の歪ゲージXIとX、に垂直方向の力
F2の影響が現われているが、これは第3図(C)のハ
ーフブリッジで相殺してゼロとする。Y方向の歪ゲージ
Y、とY2には本来の真の出力(FYIとFyz)とみ
かけの出力F2が現われているが、Y、測値をFYl”
F2. Y2側値をFIG−FZと考えて、両者の和を
とれば、和= (Fyt+FzJ十(Fyz−Fz)”
h++Fyz となってF2の項が消えるので、第4図
(C)のハーフブリッジで純粋にFYI とFV2を検
出することができる、垂直方向の歪ゲージ2.と2.に
ついても同様であり、z1側の抵抗値変化pz+”Fy
と2.側の抵抗値変化F22−FTの和をとれば、和”
 (Fzt”Fy)” (Fzz−Fy)・FX1すF
X2どなってFYが消え、第5図(C)のフルブリッジ
で純粋にF、とF2を検出することができる。
さらに第6図(C1は力F2とF、が同時に作用した場
合であるので、上述のFzとF、が同時に作用した場合
と同じようにして、力F2とFアをそれぞれ検出するこ
とができる。すなわち、X方向の歪ゲージ×1とX、に
はそれぞれFWl”FZとFX2−FZが生ずるので、
第3図(C)のハーフブリッジでこれらの和をとれば、
和= (Fzt”Fz)÷(Fxz−Fz)−FXI舎
FX2となり、F8が検出される。また、Y方向の歪ゲ
ージY1とY、では垂直方向の力F7による影響が同じ
方向に出ているので、第4図(C)のハーフブリッジで
相殺し・てゼロにできる。垂直方向の歪ゲージzlと1
2ではそれぞれFZI◆F、とF22−Fxが出ている
ので、第5図(C)のフルブリッジでこれらの和をとれ
ば、和= (FzrFx)÷(Fx2−Fx) ”Fz
+◆FZ2となって、垂直方向のF、のみが検出できる
最後に、第6図(D)はX方向のF、とY方向のFvと
垂直方向のF2の3つの力が同時に受圧柱3の表面に作
用した場合の抵抗値変化を示す、この場合も以下のよう
にしてFXとF、とF2の3つの力をそれぞれ分離して
検出できる。
X方向の歪ゲージXIと×2ニおいT、(F++++F
z)と(FX2−F2)の抵抗値変化が出ているので、
その和をとれば、和= (Fxr”Fz)”(FY2−
Fz)−Fzt”Fxzによって、X方向の力F、が求
まる。この場合FYの影響は現われない。
Y方向の歪ゲージY1とY2においても同じように、F
Xの影響が現われないから、抵抗値変化(FYI”FZ
)と(Fyt−Fz)の和をとれば、和= (Fy++
Fz)+(Fyt−Fz)−Fy+◆FY2となって、
Y方向の力FYのみを検出できる。
垂直方向の歪ゲージz1とz2も同様であるが、FXと
FYが同時に影響しているので、このことを考慮して(
Fz+◆Fy”Fxl と(Fzz−Fx−Fv)の和
をとれば、和−(Fzt”Fy”Fx)+(ha−h−
Fy)−Fzt十F22 となり、垂直方向の力F、の
みが検出できる。
要するに、いずれの場合も出力の方向を示す符号(プラ
スとマイナス)を考えて、歪ゲージから出てきた信号の
和をブリッジ電圧(出力電圧)としてとれば、不要な部
分(他の力に影響されて出てくるみかけ上の信号)は除
かれるので、2つ以上の力が同時に加わっても分離して
検出できる。
第7図は1つのセンサセル内に、3方向の力F、、F、
、F、に対応する歪ゲージを有する本発明実施例の接触
覚センサの構造を示す、センサセル1は半導体シリコン
のウェハから形成され、半導体プロセスによって上述の
X+、×2.Y+、’h、L〜Z4ノ歪ゲージ2が形成
される。また、上述の各電極6,7,9゜10.11を
代表して13の符号で示すと、配線8と電極13を接続
するためのはんだバンブ12も半導体プロセスのメツキ
工程で形成することができる。受圧柱3は上述の半導体
シリコンウェハに環状の溝をドライエツチングまたはウ
ェットエツチングによって形成することで得られる。
この場合、受圧柱3は硬脆なシリコンとなるので5その
受圧柱3の表面を保護するためのコーチ面を表皮15で
覆う必要があるが、このためにセンサセルlの固定部4
の厚さを受圧柱3よりも少し薄くする。そして、表皮1
5とセンサセル1の固定部4とを接着層17で接着する
一方、はんだバンブ12は配線基板14上の各電極13
の位置と対応させて、はんだ付けにて各アルミ配線8と
接合し、これによりセンサセル1の歪ゲージブリッジか
らの信号をこのはんだバンブ12の接合部を介して配線
基板14へ送るように構成する。配線基板14の上面と
センサセル1の下面の間隙には公知の製造方法により軟
質の接合層18を充填させ、受圧柱3に作用する力をこ
の接合層18で支えるようにする。
ここで、受圧柱3の長さを1とし、受圧柱3の直径をd
とすると、受圧柱3はρ/dの比で規制される、すなわ
ち、高感度にするには望ましくは長さ1ができるだけ大
きく、直径dができるだけ小さいほうがよいのであるが
、受圧柱3は薄肉部5や固定部4といフしょに半導体シ
リコンで作成されるので、実際的には3≧ld≧2の範
囲に規制される。なぜなら、J2/d>3では受圧柱3
が根元で折れやすくなる。また、f/d<2ではモーメ
ントの効果が薄くなるからである。
第8図は第7図のセンサセルi内の配線および端子の配
置構成を示す、この配線のパターンも本発明の特徴のひ
とつであり、ハーフブリッジ2組とフルブリッジ1組が
共存していて、それぞれに3〜4個の電極が必要である
が、ブリッジ電圧Eと接地Gは電i7と9を用いて共有
とし、VX、VY。
v2を出力電圧として電極6.10.11から取り出せ
るようにしたものである。さらに、配線8はこれらの電
極6,7.9jO,IIをまわりこみながら、配線同士
がクロスオーバーしないように配置されている。すなわ
ち、クロスオーバーを生じない配線にしたことが本発明
の大きな特徴の1つであり、これによりクロスオーバー
した場合の電気特性の信頼性低下を解消することができ
る。第9図は第8図の配線に対応する等価回路を示す。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、接触覚センサセ
ル内に3分力FX、FY、F2に対応させて歪ゲージを
簡単な構造で配置し、かつセンサセルの受圧柱をその直
径よりも2倍以上に長くしたので、モーメントによる力
の作用が歪ゲージに生じ、その結果3分力の感度の高い
検出が可能となる。また、セル内配線もクロスオーバー
のないようにすることにより、断線などの心配も解消し
た。このため、小型で、薄く、高密度化できて、かつ高
感度で配線上の信頼性も向上するので、この接触覚セン
サをロボットのハンドに取付ければ、ロボットの知能化
を図る上で極めて育効となる。
【図面の簡単な説明】
第1図(A)およびfB)は本発明の接触覚センサD基
本原理を示す上面図および断面図、同図(C)(まその
歪センサの応力分布を示す図、第2図(^)〜(ε)は
3分力に対する本発明の基本動作を説明するための図で
、同図(A)および(B)は3分力に対応する歪ゲージ
の配置位1を示す下面図および断面図、同図(C)〜(
E)は各歪ゲージの応力分布を示す図、 第3図(^) 、 (B) 、 (C)はX方向の力の
検出、第42(^J 、 (81、(C)はY方向の力
の検出、第5図(^)。 (B) 、 fc)は2方向の力の検出を説明する図で
あり、 第3図(^)、第4図(^)および第5図(^)は歪ゲ
ージの配置と結線を示す図、第3図(B)、第4図(B
)および第5図(B)は各歪ゲージの抵抗値の変1ヒを
示す図、第3図(C)、第4図(C1および第5図(C
)は歪ゲージで構成したホイートストンブリッジ回路図
、 第6図(八) 、 CB) 、 (C)および(0)は
それぞれX方向とY方向、Y方向と2方向、2方向とX
方向、およびX方向とY方向とX方向の力が加わった時
の各歪ゲージの抵抗値の変化を示す図、第7図は本発明
実店例の接触覚センサの構造を示す断面図、 第8図は第7図のセル内における歪ゲージの配置と結線
を示すセンサセルの下面図、 第9図は第8図の構成の等価回路図である。 1・・・センサセル、 2.2^、2B・・・歪ゲージ、 XI、X21YI、YIX+、21ZIZ4 ・=歪ゲ
ージ、3・・・受圧柱、 4・・・固定部、 5・・・薄肉部、 6.7,9,10.11.13・・・電極、8・・・配
線、 12・・・はんだバンブ、 14・・・配線基板、 15・・・表皮、 16・・・コーティング、 17・・・接着層、 丘縮免力(−σ〕 第 ■ 図 第3 図 第2図 第4 図 第5 図 実権イ列の酢合図 第7図 を権府りの下面図 第8図 第9 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)3方向の力に対応して3組の歪ゲージが配設されて
    いるセンサセルの中央部に受圧柱を設け、該受圧柱の上
    面に力が作用した時にモーメントの作用によって前記3
    組の歪ゲージに高い応力を発生させるように前記受圧柱
    の寸法を設定し、かつ前記センサセルに配設された前記
    3組の歪ゲージの配線が互いに重なって交叉することの
    ないように構成したことを特徴とする接触覚センサ。 2)前記受圧柱の高さが、該受圧柱の直径の2倍以上な
    いし3倍以下であることを特徴とする請求項1記載の接
    触覚センサ。
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