JPH0577304B2 - - Google Patents

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JPH0577304B2
JPH0577304B2 JP2854787A JP2854787A JPH0577304B2 JP H0577304 B2 JPH0577304 B2 JP H0577304B2 JP 2854787 A JP2854787 A JP 2854787A JP 2854787 A JP2854787 A JP 2854787A JP H0577304 B2 JPH0577304 B2 JP H0577304B2
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JP
Japan
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diaphragm
rim
bridge circuit
force sensor
bonded
Prior art date
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JP2854787A
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JPS63196080A (ja
Inventor
Kohei Higuchi
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NEC Corp
Original Assignee
Nippon Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は半導体力セン及びそれを用いた触覚セ
ンサに関し、特にロボツトや各種産業機器もしく
は事務機器に装備し、対象物と機器間の力もしく
は分布力を測定する半導体力センサ及びそれを用
いた触覚センサに関する。
〔従来の技術〕 近年、安価で高性能なマイクロコピユータが普
及し、それらを用いることにより様々な産業分野
で自動化あるいはロボツト化が進められつつあ
る。しかし、現在実用化されているロボツトある
いは自動機器は、ある定まつた形、定まつた大き
さ、あるいは定まつた重さの物を持ち上げたり運
んだり、あるいは加工、組立等の作業を一定のプ
ログラムによつてしか行うことができないのが現
状である。
一方、消費者層の多様化により、多品種少量生
産の傾向が強くなり、FMS(Flexible
Manufacturing System)と呼ばれる自動化技術
の開発が叫ばれている。このような自動化の流れ
に於ては、人間の感覚器官に代わる様々なセンサ
をロボツトあるいは自動機械に装備し、それらの
情報を基に的確な制御を行う必要がある。
ロボツトがある対象物を持ち上ることを想定し
た場合、まず視覚センサにより対象物を見つけ、
次に近接視覚センサの助けを借りて対象物に接近
し、最後に触覚センサにより対象物の固さ、対象
物をつかんだ時の反発力等を測定し、把握力を制
御しながら、物体を持ち上げるという動作を行
う。このように対象物を把持する場合最低限一点
での力測定、願わくば分布圧が感度良く測定でき
ればロボツトの自由度は飛躍的に増す。また高度
なロボツトの分野のみならず、自動機械や事務機
器等においても力の測定が高精度に行えれば、そ
の自由度は増す。例えば、複写機における紙圧の
制御、プリンタの印字圧の制御等々である。
従来、この種の力センサとして用いられてきた
ものに、金属薄膜を用いた歪みゲージがあるが、
感度が低くまたなんらかの変位しやすい構造体に
張付ける必要があり、センサ部が大きくなり、ま
た構造体を合せ持つために費用も安価にならない
という欠点を持つていた。更に、歪みゲージを複
数個並べて分布圧を測定することは困難であつ
た。
また別の試みとして、感圧導電性ゴムを用いた
力センサも提案されている。感圧導電性ゴムを用
いた力センサは安価で分布圧の測定には利点を有
するが、耐久性及び再現性に劣るという問題があ
る。
一方、半導体力センサも提案されている。例え
ば、1985年に開催されたインターナシヨナル・コ
ンフアレンス・オン・ソリツドステート・サンサ
ーズ・アンド・アクチユエータズ
(International Conference on Solid−state
Sensors Actuators)においてケイ・ペエターセ
ン(K.Petersen)らがダイジエスト・オブ・テ
クニカル・ヘーパズ(Digest of Technical
Papers)30頁に次のような論文を発表している。
その論文では、第7図に示すような構造の半導力
センサが提案されている。
即ち、シリコンチツプを機械的に削りシリコン
突起部21を形成する。また、応力検出を行うゲ
ージ抵抗22をシリコン突出部21のちようど真
下部分に設けておく。その御、中央の凹部を有す
るガラス23にゲージ抵抗部22が下向きになる
ようにシリコンチツプを乗せ、いわゆる静電接着
法でシリコンチツプとガラス23を接着する。そ
の際ガラス23の上に予め形成した金パツド部
と、シリコンチツプ側に形成されたゲージ抵抗2
2と接続したパツド部とが接着され、電気的な信
号はガラス23のパツド部に引出されるようにな
つている。その後、パツド部はボンデイングワイ
ヤ24で第7図に示すようにパツケージ部システ
ムと接続される。
荷重がシリコン突出部21に加圧されるとゲー
ジ抵抗部22が歪みピエゾ抵抗効果によりその大
きさが検出される。この力センサは、小型で高精
度かつ再現性に優れたものであるがシリコン突起
部21の下の部分のシリコン層26を薄くできな
い。シリコン層26が薄い程高精度になるがあま
り薄いと機械的にシリコンチツプが破壊する。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上述した従来の半導体力センサは、シリコン突
出部の下のシリコン層を薄くできないので、感度
が劣るという欠点がある。
本発明の目的は、機械的強度が大きく高感度に
できる半導体力センサ及びそれを用いた触覚セン
サを提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本第1の発明の半導体力センサは不純物を拡散
して形成したダイヤフラムと該ダイヤフラムを支
持するリム部とから成るシリコン基板と、前記リ
ム部と反対側の前記ダイヤフラム上に設けたゲー
ジ抵抗を各辺とするブリツジ回路と、前記ダイヤ
フラムに接着される中央に凹部を有し前記ブリツ
ジ回路と接続する配線パツドを形成した絶縁性の
基部と、前記ダイヤフラムと接触せず前記リム部
に接着される絶縁性の球とを含んで構成される。
本第2の発明の触覚センサは、不純物を拡散し
て形成したダイヤフラムと該ダイヤフラムを支持
するリム部とから成るシリコン基板と、前記リム
部と反対側の前記ダイヤフラム上に設けたゲージ
抵抗を各辺とするブリツジ回路と、前記ダイヤフ
ラムに接着される中央に凹部を有し前記ブリツジ
回路と接続する配線パツドを形成した絶縁性の基
部と、前記ダイヤフラムと接触せず前記リム部に
接着される絶縁性の球とを備える半導体力センサ
を複数個アレイ状に配置している。
〔作用〕
本発明はシリコンのピエゾ抵抗効果を利用した
半導体力センサで再現性が良くかつ高精度であ
る。又、外力の印加される部分は、シリコン基板
の薄膜部ではなく厚肉のリム部で、その結果高感
度でかつ強度も十分にとることができる。従つて
本発明の構造をとることにより高感度・高精度か
つ再現性の良い半導体力センサが得られる。
〔実施例〕
以下、本発明について図面を参照して説明す
る。
第1図は第1の発明の一実施例の断面図であ
る。
第1図に示すように、シリコン基板1に不純物
を拡散してダイヤフラム2を形成し、ダイヤフラ
ム2を支持するリム部3を形成する。リム部3と
反対側のダイヤフラム2の表面には、後述するよ
うにゲージ抵抗を各辺とするブリツジ回路とブリ
ツジ回路と外部との接続用パツドが形成される。
更に、ダイヤフラム2に接着する面の中央に凹部
4を有しダイヤフラム2上のパツドと接続する配
線用パツドを形成した絶縁性の基部としてのパイ
レツクスガラス5とダイヤフラム2とを接着す
る。又、リム部3にはダイヤフラム2と接触しな
い大きさのサフアイヤ球6が接着されている。
このように構成された半導体力センサは、パイ
レツクスガラス5の底面がパツケージ7に接着さ
れ、配線用パツドとパツケージ7のステムとがボ
ンデイングワイヤ8で接続される。
第2図a及びb、第3図a及びbはそれぞれ第
1図の実施例を説明するための工程順に示す半導
体チツプの平面図及び断面図である。
第2図aに示すように、(100)n型のシリコン
基板1に熱酸化膜を形成しゲージ抵抗11になる
部分を開口し、その部分にイオン注入法によりホ
ウ素イオンを注入しp型の拡散層を形成する。
更に、p型拡散層上に酸化膜を形成し、配線用
のコンタクト穴を作りチタン・金の配線15によ
り各ゲージ抵抗11を接続しブリツジ回路をつく
りチタン・金のパツド14と配線15とを接続す
る。
次に、第2図bに示しように、表面にCVD法
で酸化膜をかぶせ、シリコン基板1の裏面から異
方性エツチング技術を用いてダイヤフラム2を形
成する。本実施例の場合、厚さ20μmのダイヤフ
ラムを作るのにヒドラジン水和液を用い温度90℃
中で約2時間半要した。この異方性エツチング
は、ヒトラジンのみならず水酸化カリウムやエチ
レンジアミン・ピロカテコール混合液等でも可能
である。
(100)方位のシリコン基板1を用いた場合の
特徴は、第2図bに示すように、、リム部3が角
度54.7度のテーパ状になることである。
次に、第3図a及びbに示すように、パイレツ
クスガラス5の中央部をフツ酸でエツチングし約
30μmの深さに凹部4を設ける。更に、金メツキ
により配線用パツド12を形成する。このようし
て得られたパイレツクスガラス5の上にシリコン
基板1を表面側からのせ、仮りどめ後、静電接着
法によりパイレツクスガラス5とシリコン基板1
を接着する。この際、パツド14と配線用パツド
12が接続される。接着の条件は、温度400℃で
電圧500Vを約5分間印加した。
次に、第1図に示すように、パツケージ7にパ
イレツクスガラス5の底面を張付け、配線用パツ
ド12とパツケージ7のステムをボンデイングワ
イヤ8でボンデイングする。更に、リム部3のテ
ーパに接するようにサフアイア球6(もしくはガ
ラス球)を乗せ、シリコン樹脂でサフアイア球6
をリム部3に接着して、半導体力センサが得られ
る。
第4図は第1図の実施例の荷重対出力の相関を
示す特性図である。
第4図に示すように、ヒステリシスもなく荷重
1gから1Kgまで0.1gの精度で直線性の非常に
良い特性を示している。
第5図は第2の発明の一実施例の平面図であ
る。
第5図に示すように、上述した第1の半導体力
センサをピツチ2mmで5×5の格子状に25個配列
したアレイ状にし、約10×10mmの触覚センサとし
た。
第6図は第5の実施例の動作を説明するための
出力パターン図である。
第6図に示すように、第5図の実施例上に直径
3mmのナツトを置いた場合、ハツチングして示す
ように半導体力センサからの出力電圧が得られ、
分布電圧検出の機能を十分に満たすことができ
る。
〔発明の効果〕
以上説明したように第1の発明の半導体力セン
サは、力センサとしての基本的な特性、即ち、感
度、精度、再現性等に優れた特性をもつことがで
きるという効果がある。更に、通常のチリコンダ
イヤフラム型圧力センサのチツプを、そのまま組
立工程の変更のみで製造することができ低価格に
できるという効果もある。
又、第2の発明の触覚センサはアレイ状に並べ
ることにより分布圧の検出ができるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1の発明の一実施例の断面図、第2
図a及びb、第3図a及びbはそれぞれ第1図の
実施例を説明するための工程順に示す半導体チツ
プの平面図及び断面図、第4図は第1図の実施例
の荷重対出力の相関を示す特性図、第5図は第2
の発明の一実施例の平面図、第6図は第5図の実
施例の動作を説明するための出力パターン図、第
7図は従来の半導体力センサの一例の断面図であ
る。 1……シリコン基板、2……ダイヤフラム、3
……リム部、4……凹部、5……パイレツクスガ
ラス、6……サフアイヤ球、7……パツケージ、
8……ボンデイングワイヤ、11……ゲージ抵
抗、12……配線用パツド、13……半導体力セ
ンサ、14……パツド、15……配線、21……
シリコン突起部、22……ゲージ抵抗、23……
ガラス。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 不純物を拡散して形成したダイヤフラムと該
    ダイヤフラムを支持するリム部とから成るシリコ
    ン基板と、前記リム部と反対側の前記ダイヤフラ
    ム上に設けたゲージ抵抗を各辺とするブリツジ回
    路と、前記ダイヤフラムに接着される中央に凹部
    を有し前記ブリツジ回路と接続する配線パツドを
    形成した絶縁性の基部と、前記ダイヤフラムと接
    触せず前記リム部に接着される絶縁性の球とを含
    むことを特徴とする半導体力センサ。 2 不純物を拡散して形成したダイヤフラムと該
    ダイヤフラムを支持するリム部とから成るシリコ
    ン基板と、前記リム部と反対側の前記ダイヤフラ
    ム上に設けたゲージ抵抗を各辺とするブリツジ回
    路と、前記ダイヤフラムに接着される中央に凹部
    を有し前記ブリツジ回路と接続する配線パツドを
    形成した絶縁性の基部と、前記ダイヤフラムと接
    触せず前記リム部に接着される絶縁性の球とを備
    える半導体力センサを複数個アレイ状に配置する
    ことを特徴とする触覚センサ。
JP2854787A 1987-02-09 1987-02-09 半導体力センサ及びそれを用いた触覚センサ Granted JPS63196080A (ja)

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JPS63196080A JPS63196080A (ja) 1988-08-15
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011220865A (ja) * 2010-04-09 2011-11-04 Alps Electric Co Ltd フォースセンサパッケージ及びその製造方法

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