JPH0238643A - コンクリート壁およびその形成方法 - Google Patents

コンクリート壁およびその形成方法

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JPH0238643A
JPH0238643A JP18687988A JP18687988A JPH0238643A JP H0238643 A JPH0238643 A JP H0238643A JP 18687988 A JP18687988 A JP 18687988A JP 18687988 A JP18687988 A JP 18687988A JP H0238643 A JPH0238643 A JP H0238643A
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JP
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concrete
formwork
panel
concrete wall
panels
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JP18687988A
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Sentaro Sakurai
櫻井 千太郎
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、繊維補強コンクリートを用いて構成されたパ
ネルを、外面側に一体的に設けられるコンクリート壁お
よびその形成方法に関する。
〔従来の技術〕
躯体コンクリート壁の外面側に、外装のため、コンクリ
ート系パネルを設ける場合、従来は、(a)パネルを各
8i取付具を用いてコンクリート壁に貼り付ける工法、 または (b)第13図に示されるように、躯体コンクリート1
の打ち込みの際、外側の型枠2の内面に接してパネル3
を設けた状態で、外側の型枠2と内側の型枠4との間に
コンクリート1を打ち込むことにより、コンクリート1
の外面側にパネル3を一体化させ、しかる後に両方の型
枠2,4を取り外す工法、 がとられていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、前記従来の(a)のような工法では、次のよう
な問題があった。
(i)躯体コンクリート壁は、内側と外側との両方に型
枠を設置し、これらの型枠間にコンクリートを打ち込み
、このコンクリートが硬化した後、内側の型枠とともに
外側の型枠も取り外すことにより形成しなければならず
、外側の型枠の設置および取り外しが必要なため、コス
トが高くなるとともに工期が長くなる。
(ii )パネルをコンクリート壁に取り付けるために
、足場を設置する必要があり、しかもこれらの足場は作
業終了後に撤去しなければならないから、これによって
もコストが高くなるとともに工期が長くなる。
(ii )前記足場の設置のために、隣接する建物との
間に比較的に大きなスペースを設ける必要がある。
他方、前記従来の(b)のような工法においても、内側
の型枠4の他に外側の型枠2を設置し、コンクリート1
が硬化した後、この外側の型枠2を内側の型枠4ととも
に取り外さなければならず、外側の型枠4の設置および
取り外しのためにコストが高くなるとともに工期が長く
なるという問題があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、足
場の設置が必要ないとともに、外側の型枠の設置の必要
もないコンクリート壁およびその形成方法を提供するこ
とを目的とする。
〔用語の定義〕
本発明において用いられる繊維補強コンクリートとは、
セメント系分散質(ペースト、モルタル、コンクリート
)中に繊維を分散させたものである。
狭義の意味では、分散質をモルタルおよびコンクリート
に限り、繊維補強セメントを繊維補強コンクリートに含
めない場合もあるが、本明細書では「繊維補強コンクリ
ート」の語を繊維補強セメントを含む広義の意味とし、
以下、FRCと略記する。
〔課題を解決するための手段〕
本発明においては、鉄枠とFRCとを組み合わせてなる
パネルと型枠との間にコンクリートを打ち込み、この打
ち込んだコンクリートが十分硬化した後、前記型枠を取
り外すことにより、前記パネルと前記コンクリートとを
一体化させたコンクリート壁を形成する。
〔作用〕
本発明においては、コンクリート打ち込み時にはパネル
が従来の外側の型枠としての機能を果すので、外側の型
枠は不要であり、パネルはその後取り外されることなく
、打ち込まれたコンクリドにそのまま一体化する。
〔実施例〕
以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて説明する。
第1図から12図までは本発明の一実施例を示す。この
うち、第2図および3図は本実施例においてパネル10
の一部を構成する鉄枠11を示し、この鉄枠11の1つ
1つは次のように構成されている。それぞれ鋼鉄製のア
ングル材からなる2本ずつの横方向外回り材12および
縦方向外回り材13が、1つの矩形を構成するように組
み合わされて溶接されている。前記2本の縦方向外回り
材13の下端部付近間には鋼鉄製のアングル材からなる
固定金具止め材14が横方向に渡されている。
この固定金具止め材14と上側の横方向外回り材12と
の間には鋼鉄製のフラットな帯状の板材からなる縦方向
補強材15が複数線方向に渡されている。さらに、前記
固定金具止め材14の上方において、2本の縦方向外回
り材13間には鋼鉄製の複数の補強筋16が横方向に渡
されている。前記縦方向補強材15には、補強筋16の
位置に合わせて、セパレータ用ナツト17がパネル10
の厚さ方向に向けて溶接されている。
第4図は、上述のような鉄枠11を用いてパネル10を
製造する方法を示す。パネル製造用型枠18の上方に、
該型枠18から若干浮かして鉄枠11を置いた状態で、
型枠18の底面にGRC(ガラス補強セメント)19を
塗って型枠18の底面上にGRC19の層を形成して行
き、さらにこのGRCl9の層を部分的に盛り上げて補
強筋16を埋め込む。そして、GRCl 9が十分硬化
した後、型枠18を脱型すれば、GRCl9の層と鉄枠
11とが一体化したパネル10が得られる。
次に、このパネル10を用いてコンクリート壁を形成す
る方法を第1図および5〜11図により説明する。
第1図および5図に示されるように、固定金具20をパ
ネル10の鉄枠11の下端部側側および基礎コンクリー
ト21にそれぞれボルト(図示せず)によって固定する
ことにより、基礎コンクリート21上に所要数のパネル
10を並べて立て、これらのパネル10の上にさらに他
のパネル10を積み重ねて接続する。
ここで、本実施例では、隣接するパネル10の接続のた
めに、第6〜11図にその形状がよく示される緊結具2
2を用いる。この緊結具22は鉄板をプレス加工により
成形してなり、基板部23と、前記基板部23とともに
横断面大略U字状を構成するように前記基板部23の方
に折り返された折り返し部24と、前記基板部23と前
記折り返し部24との対向部から前記横断面に対し垂直
な方向へ若干離れた位置において前記基板部23から前
記折り返し部24側に直角方向に折り曲げられた軸部2
5と、前記折り返し部24の先端の軸部25側の隅部付
近を外側に曲げ開いてなる開き部26とを有している。
横方向に隣接するパネル10を互いに接続するには、第
10図に示されるように、これらの隣接するパネル10
の縦方向外回り材13にそれぞれ設けられた緊結用穴2
7に軸部25を挿入し、緊結用穴27を中心にして緊結
具22全体を回転し、第11図に示されるように横方向
に隣接するパネル10の2つの縦方向外回り材13が開
き部26と基板部23との間から折り返し部24と基板
部23との間に侵入するようにする。すると、基板部2
3と折り返し部24とが緊結具22を構成する鉄板材料
自体の弾性により2つの縦方向外回り材13をしっかり
と挟持し、これにより横方向に隣接するパネル10が互
いに接続される。
同様にして、上下方向(縦)方向に隣接するパネル10
を互いに接続するには、これらの隣接するパネル10の
横方向外回り材12にそれぞれ設けられた緊結用穴27
に軸部25を挿入し、緊結用穴27を中心にして緊結具
22全体を回転し、上下方向に隣接するパネル10の2
つの横方向外回り材12が開き部26と基板部23との
間から折り返し部24と基板部23との間に侵入するよ
うにする。すると、基板部23と折り返し部24とがそ
の鉄板材料自体の弾性により2つの縦方向外回り材13
をしっかりと挟持し、これにより上下方向に隣接するパ
ネル10が互いに接続される。
なお、上下に接続されるパネル10間にゆがみが生じな
いようにするため、第11図において一点鎖線で示され
るように、前記緊結具22のうち、横方向に隣接するパ
ネル10の2つの縦方向外回り材13を接続する緊結具
22において、基板部23と折り返し部24との境界を
なす曲げ部分28の内周と2つの縦方向外回り材13の
端部との間に棒m29を挿通する。
他方、第1図に示されるように、前記パネル10の内面
(鉄枠11が露出している側の而)に対して所定の間隔
を置いて対向するようにしてコンクリート打ち込み用型
枠30を基礎コンクリート上21に立てる。この型枠3
0は従来の通常のコンクリート工事の場合と同様に構成
でき、例えば図示のように、せき板31、支保工32,
33、〔登録商標〕 フオームタイ35、座金36等により構成できる。
なお、前記パネル10のセパレータ用ナツト17にはセ
パレータ34の一端部が螺合され、このセパレータ34
の他端部にはフオームタイ35が取り付けられ、パネル
】0と型枠30との間隔を所定の間隔に保持する。
次に、パネル10と型枠30との間にコンクリート31
を打ち込み、この打ち込んだコンクリド31が十分硬化
した後、前記型枠30を取り外す。すると、第12図の
ようにパネル10とコンクリート31とが一体化したコ
ンクリート壁が得られる。
本発明によれば、内側の型枠30のみを設置すればよく
、従来のコンクリート施工時のように外側の型枠は設置
しなくてよい。したがってコンクリート31が硬化後、
外側の型枠を除去する作業も不要になる。また、パネル
10を取付具を介してコンクリート壁に取り付ける場合
のように、足場の設置および撤去を行う必要がなくなる
。したがって、作業コストの低減および工期の短縮を図
ることができるとともに、隣接する建物との間に大きな
スペースを設ける必要もなくなる。
なお、前記実施例では、FRCとしてGRCを用いてい
るが、本発明においては、GRCの他に、炭素繊維補強
セメント(CFRC)等の他の種のFRCを用いること
も可能である。
〔発明の効果〕
以上のように本発明は、足場および外側の型枠の設置の
必要がなく、作業コストの低減および工期の短縮を図る
ことができるという優れた効果を得られるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例におけるコンクリート打ち込
みの状態を示す断面図、第2図は前記実施例における鉄
枠を示す正面図、第3図は第2図の■−■線における断
面図、第4図は前記実施例においてパネルを製造する方
法を示す断面図、第5図は複数のパネルを接続した状態
を示す正面図、第6図は前記実施例においてパネルの接
続に用いられる緊結具を示す斜視図、第7図は前記緊結
具を示す正面図、第8図は前記緊結具を示す側面図、第
9図は前記緊結具を示す平面図、第10図および11図
は前記緊結具によるパネルの接続方法を示す斜視図、第
12図は前記実施例による完成したコンクリート壁を示
す断面図、第13図は従来のコンクリート壁形成方法を
示す断面図である。 10・・・パネル、11・・・鉄枠、19・・・GRC
,30・・・型枠、31・・・コンクリート。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、鉄枠と繊維補強コンクリートの層とを組み合わせて
    なるパネルと型枠との間にコンクリートを打ち込み、こ
    の打ち込んだコンクリートが十分硬化した後、前記型枠
    を取り外すことにより、前記パネルと前記コンクリート
    とを一体化させてなるコンクリート壁。 2、鉄枠と繊維補強コンクリートの層とを組み合わせて
    なるパネルと型枠との間にコンクリートを打ち込み、こ
    の打ち込んだコンクリートが十分硬化した後、前記型枠
    を取り外すことにより、前記パネルと前記コンクリート
    とを一体化させたコンクリート壁を形成するコンクリー
    ト壁形成方法。 3、繊維補強コンクリートはガラス繊維補強セメントで
    ある請求項1記載のコンクリート壁。 4、繊維補強コンクリートはガラス繊維補強セメントで
    ある請求項2記載のコンクリート壁形成方法。
JP18687988A 1988-07-28 1988-07-28 コンクリート壁およびその形成方法 Pending JPH0238643A (ja)

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Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5219424A (en) * 1975-08-06 1977-02-14 Sekisui House Kk Portable form for making bar reinforced concrete structure plates
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JPS5548010U (ja) * 1978-09-22 1980-03-29

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