JPS6013158A - 金属板コンクリ−ト合成壁の構築工法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、壁型枠兼構造用の金属製大型パネルと無筋の
コンクリートとが構造的に一体になった合成壁を構築す
るようにした新規かつ刹゛用を金属板コンクリート合成
壁の構築工法を提案するものである。

従来、建物等におい−（１コンクリートを現場打ちして
鉄筋コンクリート造や鉄骨鉄筋コンクリート造の壁を構
築するにあたっては、壁型枠の間の空隙部にＭ、横の壁
筋を配甑する都合上、大工による型枠工４ｉ１と鉄筋工
による配筋作業とが併行して行なわれ、イト業の繁雑さ
は避は難く、また、コンクリート硬化後における型枠の
解体撤去を要し、大シＷパネルや組立鉄筋の使用による
省力化にも限度があった。

また、プレハブリケーテツド・コンクリート工法におい
ては、現場での型枠工事、配筋作業、コンクリート打設
等の作業が省略されるが、工場生産されたコンクリート
パネルはかなシのｕｔ物となるので、現場への運搬に多
くの手間と費用を要し、しかも、コンクリートパネル同
士やコンクリートパネルの構造鉄骨への接合が乾式１法
によつ°Ｃ行なわれることになるため、コンクリートパ
ネル接合部に対するグラウテイングやコーキングに手間
が相当多く必要であり、さらに、コーキング材の耐用年
数は躯体に比べて一般的にはるかに短かく、雨水の浸入
等が生じやすい欠点がある。

また、裏面にトラス状の鉄筋が突設されたブレキャスト
コンクリート版（いわゆるオムニア版）と脚場打ちされ
たコンクリートとを構造的に一体にして５合成壁を構築
゛丈ることも既に知られており、一部で施工されるに至
っている。しかし、これによる場合も、上記プレキャス
トコンクリート版を外側の壁型枠となるように所定位置
に建込んだ後、その内側に縦横の壁筋を配筋し、次いで
内側のＪｉ、型枠に！Ｌは、仮設材であシ合板等が使用
されている。）を建込み、上記プレキャストコンクリー
ト版よシなる外側の壁型枠と上記内側の壁型枠間にコン
クリートを打設し、コンクリートの硬化後、内側の壁型
枠を解体撤去するといった方法で施工されておシ、壁の
配筋作業と型枠の解体撤去を喪する点で省力化に限度が
あった。

また１゛上述したいずれの工法においても、従来の鉄筋
コンクリート造や鉄骨鉄筋コンクリート造の壁で絋、コ
ンクリートの内部に、補強用の壁筋、鉄骨等が埋設され
ており、壁に曲げ力が作用した板金、引張材としての壁
筋、鉄・斤等が曲げモーメントの中立軸に近い位置で引
張力に抵抗すること、ス”Ｆ−ｎ にな−ｒ１据励や、覆（骨０引張−強４Ｗか侑勃裔Ｃ利
用−されて−いない。

殊に、コンクリートを現場打ちして構築される鉄筋コン
クリート造や鉄刊・鉄筋コンクリート造の壁の場合、密
実なコンクリートの確保、乾燥収縮による微小な亀裂の
発生の防止は、実際上極めて困知であり、気候風土等に
よっては、コンクリートの風化、つまシ、微小亀裂より
浸入した水分によって壁筋に蛸が生じ、壁筋が膨張して
コンクリートの１１裂を助長し、その結果、コンクリー
ト壁としての開力が早期に低下してしまう・ことがある
。

本発明による金属板コンクリート合成壁の構築工法は、
上述した従来欠点に鑑みて一発されたものであり、少な
くとも片面にコンクリートとの付着力を確保するための
多数の突部が形成された金に４板奮工場生産し、拷築現
場において前記金属板を複数枚連結して壁型枠兼構造用
の金属製大型パネルを構成し、該大型パネルを、前記突
部のある面が相対向し、かつ、互いに一定の間層に保持
された状態に建込み、該大型パネルの間に形成された空
隙部に壁配筋を行なうことなくコンクリートを打設し５
両側の金属製大型パネルと前記全１ゑ部で硬化した無筋
コンクリートとが前記突部によるコンクリート付着力を
介【、て構造的に一体となった合成壁を構築することを
特徴としている。

而して、本発明によれば、上記の構成によシ次の如き種
々の効果が得られるのである。

■　両側に位置する砿型枠兼構造用の金属製大型パネル
と、該大型パネルの間の空隙部に打設されて硬化した無
筋′：ＩＪンクリートとが、前記突部のコンクリート付
着力を介して構造的に一体となった合成壁を構築するた
め、つま夛、釧やアルミニウム等、引張力及び剪断力に
対する強度が大きい金属を、コンクリート打設時の型枠
として用いると共に、コンクリート硬化後においては、
コンクリートの外部に一体化した補強材として用いるの
で、コンクリート内部に補強用壁筋等を埋設していた従
来工法↓うな壁配ｔＵｉ’Ｆ型枠の解体撤去が不要であ
シ、チ１“４簗作業を大幅に省力化できる。

■　コンクリートは現場打ちとされてお夛、かつ、工場
生産された金属板ｆ：現場で連結して大型パネルを朽・
構成しているので、現場への資材の運搬が容易であｐｌ
また、コンフリートラ用場打ちするため、プレハブリケ
ーテッドコンクリート工法のようなパネル接合部へのコ
ーキング等が不要である。

■　圧縮に対しては主に無筋のコンクリートが抵抗し、
引張に対しては、補強用の金属板が主として抵抗するこ
とになるが、金属板がコンクリートの両性側に位（ｔ’
ｔ、して、コンクリートと一体化されているので、合成
壁に曲げ力が作用したとき、金属板がモーメントの中立
軸から最も遠く離れた位置、′）まシ、引張に対して抵
抗するのに最も有効な位置において、引張に抵抗し、金
属板の引張強度を有効に利用して十分な曲げ耐力を発揮
させることができる。

■　剪ＩＨｉ耐力に関しては、コンクリートが内部クラ
ッシュしても、両側の金属板の剪断破壊が生じるまで終
局耐力を期待でき、かつ、金属板の面外・血肉座屈は内
部の無筋コンクリートによって防止される。

■　コンクリートが金属板で覆われ、大気にさらされな
いので、コンクリートの風化を心配する必要がなく、内
部に打設されるコンクリートの品質としては、必要強度
が発用すればよく、また外側の金属板としてステンレス
鋼やコールテン網以外の銅板を用いる場合であっても、
焼付は塗装、電着塗装等既知の防蛸処理を施すことによ
って、蛸による耐力の低下を防止できる。

以下、本発明の笑施例を図面に基いて説明する。

第１図〜第３図は、本発明による金属板コンクリート合
成壁の構築工法に用いる金属板（１）の−例を示す。こ
の金属板（１）は、表裏両面に、ジグザグ状に連続した
突！　１２１とジグザグ状に連続した溝部（３）とが交
互に位置するようにプレス加工等によシ賦形された薄鋼
板であシ、工場生産される。突部（２）の頂面及び溝部
（３）の底面は平担であ勺、それらの間は斜面（４）と
なっている。また、図示の金属板＋１）は、矩形状を呈
し、現場への運搬や合成壁の構築に適した寸法に設定さ
れている。具体的には、金属板（υの長辺の長さが階高
（約２ｍ程度）となるように設定されている。そして、
上縁及び下縁となる′金、ｌ／４板（１）の短辺側には
、後６する床コンクリート等に対するシャーコネクター
（５）が多数突設されている。このシャーコネクター１
５）は短寸の鉄筋を用い念ものであシ、金属板（１）の
片面に溶接しである。（匈・・・はボルトやセパレータ
ーを押通ずるための、！を通孔である。

上記の金属板（１）は、構築現場へ゛運搬された後、複
数枚連結して、氾４図げ）、（ロ）、（ハ）及び棺５図
に示すように、壁型枠兼構造用の金属製大型パネル四に
構成される。金属板＋１）同士の連結は、金属板（１）
と同一断面形状の削板製当て板（６）を、隣接する金属
板（１）　（１）の表面に、前記当て板（６）のジグザ
グ状突部（６ａ）が金四板（１）、（１）の溝部＋ａｌ
　、　＋３１とジグザグ状溝耶（６ｂ）が金属板（１）
　、　（１）の突部ｔ２１　、１２１と夫々嵌合した状
態に当て付けて、ボルト（７）とナツト（８）でこれら
（１）　、　１６１を締付は固定することによって行な
われているが、溶接等を採用してもよい◎尚、大型パネ
ル（５）に、出入口や窓等の開口部（９）を設けるとき
は、適当な開口枠α（ｊを大型パネル（５）の金属板（
１）・・・間に嵌め込んで、ボルト・ナツト等にて固定
しておく。

そして、上記の大型パネル四・・・ｆｒｓ’％築現場の
所定位置に、各大型パネル四の裏面同士が相対向し、か
つ、セパレーター■によって一定の間隔に保持された状
態に建込む。

セパレーター（ｉｌｌとしては５例えば、第６図に示す
ように両端に雌ネジ（１２＆）を有する筒体（１乃と前
記雌ネジ（１２＆）に螺合するボルト０３とによって構
成したものや、第７図１ｃ示す如く、両端近傍にフラン
ジ部（１４ａ）と雄ネジ（１４ｂ）を形成したｆＩ４桿
αａと前記′雄ネジ（１４ｂ）に螺合するナツト（１５
１とによって構成したもの等が好適に使用される。

尚、大型パネル（５）・・・は、２枚−組として地上で
相対向する状態に連結しておき、これをクレーン等で吊
シ上げて、図示のように建込んでもよく、あるいは、内
側（又は外側）ｆｆｉ枠となる大振パネル四を建込み、
次いで、外側（又は内側）型枠となる大型パネル（７！
ｆｒ、Ｉａ込んで両者をセパレーターｕｎで連結しても
よい。

また、前記大型パネル四・・・の下縁部は、第８図とＢ
Ｉ’Ｊ　９図に示す如く、ナラ）４１６１の操作によシ
、断面路Ｕ形状のパネル受は部叩の上下位ｆを副整可能
とした支持金物叫によって支持されている。建物の壁の
隅角部や゛Ｖ膨形部おける大型パネル（５）・・・の連
糺には、第８１ｇ＋、第１θ図１．記１１図に例示する
ように、触板製のコーナーアングル（ＩＥ’＋やコーナ
ープレート（２）が使用され、これらは、口１１述した
ボルト（７）及びナツト（８）やセパレーター（１１）
等で、大型パネル（５）・・・に締伺は固定される。尚
、コーナーアングルｕ９やコーナープレート軸にもジグ
ザク状の突部２１＋及び溝部１２７Ｊを形成してあり、
これら金入型パネル（５）・・・における金属板（１１
の７’＃ｔ　５（８１及び突部（２）と恢合させである
。

大型パネル四・・・の建込与完了後、大型パネル（５）
・・・の下縁部が土間（１階の床）：７ンクリートに）
に埋没する状態に、当該上１ｊＪｊコンクリートに）を
打設すると同時に、大型パネル四・・・間に形成された
空隙部（Ｓ）に、壁配筋を行なうことなくＲζ川のコン
クリート（２４１を打設する。

これによシ、コンクリート（２）が硬化した状態におい
ては、大型パネル四・・・と無筋のコンクリート（財）
とが、前記突部１２）のコンクリート刊着力によって背
進的に一体となった合成壁（１３）が４’ｒｒ築される
のである。

尚、大型パネル（５）・・・の表面には、金属板（１）
全工場生産する時点で腕付は塗装、亀＠蝮装等の防錆処
理を施すことが望ましいが、合成壁（ＢＪの４１＆　ｔ
？Ｔ後に、スプレーガン等によって防錆塗料を吹き刊は
塗装してもよい。

上記の実施例は、低層建築物における耐力壁に本発明を
適用したものであるが、銀１２図に示す如く、擁壁に適
用することも可能である。図中の６）はベースコンクリ
−ｈ（２）は押えコンクリートである。図示しないが、
前記土間コンクリート炒やベースコンクリ−）　（２６
）にアンカーポル）　ｆ　設ｆｆ、こｎに大型パネル四
・・・の下端部を取り付けてもよい。この場合、大」リ
パネル（５）の建込みは、土間コンクリート峙−やベー
スコンクリート価）の硬化後に行なわれるから、金属板
Ｕｔ下縁のシャーコネクターは省略しておくものとする
。

金属板（υとしては、上述したジグザグ状の突部（２）
及び１８１部（３）を有する薄鍋板（いわゆるゼータ−
コア用の薄βΔ板）の他、平鋼板の片面にフングル材又
はコンクリート租骨祠の径よシも十分に大きな網目を有
するエキスバンドメタルを溶接して、これらのアングル
拐又はエキスバンドメタルでコンクリートとのイリ着力
を確保する突部を構成した引張力及び剪断力に対する強
度が大きくて、コンクリートの補強材として利用できる
ものであれば、槙々の材質を熱定できる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明に係る金島板コンクリート合成壁の恰・（
・工法の夾施態椋を例示し、第１図は大型パネルを剰作
するための金属板の平面図、要部拡大図１、第３図は第
２図のｍ　−Ｉｌｌｌｌ線図面図４醒１（イ）、（ロ）
、Ｃ１は大型パネルの概略正面ν１、第５図は大型パネ
ルにおける金にハ板接合部を示す第２図のＶ−ＶＳ断面
図、第６図と第７図はセパレーターを示す斜視図、第８
図は大型パネルを建込んだ状態を示す斜視図、第９図は
大型パネルを建込んだ状態（（おける大型パネルの支持
金物の断面図、第１Ｏ図は構簗された合成壁の一部切欠
斜視図、第１１図は合成壁の隅角部及びＴ形部を示す断
面図である。第１２図は本発明の別実施例を示す合成壁
よシなる擁壁の概略Ｉｌｒ面図である。 第１囚 第２図 第３図 第４図（４） 手続補正書（方式） 特許庁長官　殿 １、事件の表示 昭和５８年特許　願第１１９９２４号 ３、補正をする者 事件との関係　特許出願人

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ■　少なくとも片面にコンクリートとの付着力を確保す
   るための多数の突部が形成された金属板を工場住所し、
   摺簗現場において前記金属板を複数枚連結して壁型枠兼
   構造用の金属製大型パネルを構成し、該大型パネルを、
   前記突部のある面が相対向し、かつ、互いに一定の間隔
   に保持された状態に建込み、該大型パネルの間に形成さ
   れた空隙部に壁配／１／＋を行なうことなくコンクリー
   トを打設して、両側の金属製大架パネルと前記空隙部に
   打設されて硬化した無筋コンクリートとが前記突部のコ
   ンクリート付着力を介して構造的に一体となった合成壁
   を構築することを特徴とする金属板コンクリート合成壁
   の構築工法。 ■　前記金属板として、両面にジグザグ状に連続した突
   部とジグザグ状に連続した溝部とが交互に位置するよう
   に賦形された薄鋼板を用いることを特徴とする特ｆＦ請
   求の範囲第０項に記載の構築工法。 ■　前記薄鋼板には防錆処理がなされていることを特徴
   とする特ｒｒｖ求の範囲第０項に記載の構築工法。 ■　前記薄鋼板はステンレス自である仁とを特徴とする
   特許請求の範囲第■項に記載の構築工法。 ■　前記金属板の上縁部及び下縁部には、床等のコンク
   リートに対するシャーコネクターが多数束し、されてい
   ることを特徴とする特ｆｒ請求の範囲第０項から第０項
   のいずれかに記載の構築工法。 ■　前記金属板の連結が、金属製当て板とボルト・ナツ
   トを介して行なわれることを特徴とする特許請求の範囲
   第０項から第０項のいずれかに記載の構築工法。