JPH0238432B2 - - Google Patents
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- JPH0238432B2 JPH0238432B2 JP59039375A JP3937584A JPH0238432B2 JP H0238432 B2 JPH0238432 B2 JP H0238432B2 JP 59039375 A JP59039375 A JP 59039375A JP 3937584 A JP3937584 A JP 3937584A JP H0238432 B2 JPH0238432 B2 JP H0238432B2
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- JP
- Japan
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- drive link
- guide plate
- wind
- baffle plate
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
Links
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 11
- 239000005357 flat glass Substances 0.000 description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 3
- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 description 3
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62D—MOTOR VEHICLES; TRAILERS
- B62D35/00—Vehicle bodies characterised by streamlining
- B62D35/007—Rear spoilers
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60S—SERVICING, CLEANING, REPAIRING, SUPPORTING, LIFTING, OR MANOEUVRING OF VEHICLES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60S1/00—Cleaning of vehicles
- B60S1/02—Cleaning windscreens, windows or optical devices
- B60S1/54—Cleaning windscreens, windows or optical devices using gas, e.g. hot air
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60S—SERVICING, CLEANING, REPAIRING, SUPPORTING, LIFTING, OR MANOEUVRING OF VEHICLES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60S1/00—Cleaning of vehicles
- B60S1/02—Cleaning windscreens, windows or optical devices
- B60S1/56—Cleaning windscreens, windows or optical devices specially adapted for cleaning other parts or devices than front windows or windscreens
- B60S1/58—Cleaning windscreens, windows or optical devices specially adapted for cleaning other parts or devices than front windows or windscreens for rear windows
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/80—Technologies aiming to reduce greenhouse gasses emissions common to all road transportation technologies
- Y02T10/82—Elements for improving aerodynamics
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Transportation (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は自動車の後部導風装置に関する。
従来技術
自動車にあつては、例えば実開昭48−13939号
公報に示されるように、バツクドアガラスやリヤ
ウインドガラスに付着する雨滴、スプラツシユあ
るいは塵埃等を吹き払つて後方視界を確保するた
めに、車体の後部上側にルーフパネル面に沿つて
流れる走行風を前記バツクドアガラスやリヤウイ
ンドガラス面に沿つて流れるように偏向させる導
風板を配設したものが知られている。これを、第
1、2図によりバツクドアを備えた自動車を例に
採つて具体的に説明すると、1は車体本体、2は
車体本体1の後部開口部に配設したバツクドア、
6は車体の後部上側、具体的にはバツクドアフレ
ーム4の上辺部に車幅方向に配設した導風板で、
この導風板6は両側に脚部7を一体成形し、この
脚部7をバツクドアフレーム4に固定してある。
この導風板6はバツクドア2と略平行に配設され
ていると共に、その上端はルーフパネル3面より
も若干上方に突出しており、走行時にルーフパネ
ル3面に沿つて流れる走行風の一部を捕捉して、
バツクドアガラス5面に沿うように偏向させ、該
バツクドアガラス5面に付着する雨滴、スプラツ
シユあるいは塵埃等を吹き払う払拭効果を有し、
乗員の後方視界を十分に確保できるようにしてあ
るが、走行風を斜め下方に偏向させるために車体
後部に揚力が生じ、特に高速走行時にはこの傾向
が著しくなるために、走行安定性を悪化してしま
う。
公報に示されるように、バツクドアガラスやリヤ
ウインドガラスに付着する雨滴、スプラツシユあ
るいは塵埃等を吹き払つて後方視界を確保するた
めに、車体の後部上側にルーフパネル面に沿つて
流れる走行風を前記バツクドアガラスやリヤウイ
ンドガラス面に沿つて流れるように偏向させる導
風板を配設したものが知られている。これを、第
1、2図によりバツクドアを備えた自動車を例に
採つて具体的に説明すると、1は車体本体、2は
車体本体1の後部開口部に配設したバツクドア、
6は車体の後部上側、具体的にはバツクドアフレ
ーム4の上辺部に車幅方向に配設した導風板で、
この導風板6は両側に脚部7を一体成形し、この
脚部7をバツクドアフレーム4に固定してある。
この導風板6はバツクドア2と略平行に配設され
ていると共に、その上端はルーフパネル3面より
も若干上方に突出しており、走行時にルーフパネ
ル3面に沿つて流れる走行風の一部を捕捉して、
バツクドアガラス5面に沿うように偏向させ、該
バツクドアガラス5面に付着する雨滴、スプラツ
シユあるいは塵埃等を吹き払う払拭効果を有し、
乗員の後方視界を十分に確保できるようにしてあ
るが、走行風を斜め下方に偏向させるために車体
後部に揚力が生じ、特に高速走行時にはこの傾向
が著しくなるために、走行安定性を悪化してしま
う。
したがつて、雨天走行時にはバツクドアガラス
やリヤウインドガラスの表面を走行風で払拭させ
得ることはもとより、雨天時以外では後論の接地
力を増大させたり、空気抵抗を減じるスポイラと
して機能させることにできる自動車用後部導風装
置が、例えば西独特許公開第2649953号に記載さ
れている。
やリヤウインドガラスの表面を走行風で払拭させ
得ることはもとより、雨天時以外では後論の接地
力を増大させたり、空気抵抗を減じるスポイラと
して機能させることにできる自動車用後部導風装
置が、例えば西独特許公開第2649953号に記載さ
れている。
しかしながら、このような従来の自動車用後部
導風装置にあつては、各作用位置で走行風により
導風板は押圧力を受けるので、その力を受け止め
て各作用位置に保持する機構が必要であつた。
導風装置にあつては、各作用位置で走行風により
導風板は押圧力を受けるので、その力を受け止め
て各作用位置に保持する機構が必要であつた。
そこで、本発明の目的は、雨天走行時にはバツ
クドアガラスやリヤウインドガラスの表面を走行
風で払拭させ得ることはもとより、雨天時以外で
は後輪の接地力を増大させたり、空気抵抗を減じ
るスポイラとして機能させることのできる自動車
用後部導風装置に、簡単な機構を用いて導風板が
各作用位置に確実に保持されるものを提供するこ
とにある。
クドアガラスやリヤウインドガラスの表面を走行
風で払拭させ得ることはもとより、雨天時以外で
は後輪の接地力を増大させたり、空気抵抗を減じ
るスポイラとして機能させることのできる自動車
用後部導風装置に、簡単な機構を用いて導風板が
各作用位置に確実に保持されるものを提供するこ
とにある。
発明の構成
前記目的を達成するため、本発明にあつては、
車体の後部上側に車幅方向に延在する導風板を回
動自在に装着すると共に、該導風板と車体との間
に、駆動リンクと、該駆動リンクに連結されて前
記導風板を走行風を斜め上方に指向させる作用位
置と車体後面に沿つて斜め下方に指向させる作用
位置とに回動させる従動リンクとを備えた回動機
構を、備えた自動車の後部導風装置において、前
記駆動リンクと従動リンクとを、各リンクの回動
中心とリンク連結点とを結ぶ軸線が、前記各作用
位置で略直角となるように回動規制してある。
車体の後部上側に車幅方向に延在する導風板を回
動自在に装着すると共に、該導風板と車体との間
に、駆動リンクと、該駆動リンクに連結されて前
記導風板を走行風を斜め上方に指向させる作用位
置と車体後面に沿つて斜め下方に指向させる作用
位置とに回動させる従動リンクとを備えた回動機
構を、備えた自動車の後部導風装置において、前
記駆動リンクと従動リンクとを、各リンクの回動
中心とリンク連結点とを結ぶ軸線が、前記各作用
位置で略直角となるように回動規制してある。
実施例
以下、本発明の実施例をバツクドア型車を例に
採つて図面と共に前記従来の構成と同一部分に同
一符号を付して詳述する。
採つて図面と共に前記従来の構成と同一部分に同
一符号を付して詳述する。
第3〜5図において、10は導風板を示し、こ
の導風板10はその両側部を車体の後部上側、例
えばルーフパネル3の後端部にヒンジ部材11を
介して回動自在に装着してある。12は導風板1
0の略中央部で、該導風板10裏面とルーフパネ
ル3面との間に配設した回動機構で、前記導風板
10をルーフパネル3面に沿つて流れる走行風を
斜め上方に指向させるスポイラ作用位置Sと、車
体後面に沿つて、具体的にはバツクドアガラス5
面に沿つて斜め下方に指向させる払拭作用位置D
とに回動させる。この回動機構12は、ルーフパ
ネル3に設けた取付孔に装着固定したケーシング
13内に配設したリンク機構14とギヤ機構15
とで大略構成してある。駆動リンク16は支軸1
6aによりケーシング13に回動自在に装着して
あり、その自由端にはピン17を突設してある。
従動リンク19も同様に支軸19aによりケーシ
ング13に回動自在に装着してあり、その自由端
から長さの略中央部に亘つてガイドスリツト20
を有し、このガイドスリツト20にピン17を摺
動自在に係合して前記駆動リンク16と連結して
ある。ギヤ機構15はこの従動リンク19の支軸
19aに固着したピニオン21と、支軸22aに
よりケーシング13に回動自在に装着され、前記
ピニオン21と噛合したセクタギヤ22とで構成
してある。そして、このセクタギヤ22に一体成
形され、ケーシング13外に配置されたブラケツ
ト部22bを導風板10裏面にボルト・ナツト等
により固着し、駆動リンク16の回動が従動リン
ク19、ピニオン21を経由してセクタギヤ22
に伝達され、導風板10を前述のようにスポイラ
作用位置Sと、払拭作用位置Dとに回動するよう
になつている。ケーシング13には駆動リンク1
6の回動を規制するストツパ23,24を突設し
てあり、これらストツパ23,24に駆動リンク
16が係合して停止することによつて導風板10
が前記スポイラ作用位置Sあるいは払拭作用位置
D以上に回動するのを阻止している。前記駆動リ
ンク16及び従動リンク19は、導風板10がス
ポイラ作用位置Sおよび払拭作用位置Dにある時
に、駆動リンク16の支軸16a中心即ちリンク
16の回動中心と従動リンク19のスリツト20
に係合するピン17中心即ちリンク連結点とを結
び軸線O1と、従動リンク19の支軸19a中心
即ちリンク19の回動中心と前記ピン17中心即
ちリンク連結点とを結ぶ軸線O2とが略直角をな
すように配置してある。駆動リンク16の軸支側
の周縁には後述する遠隔操作機構25のギヤード
ワイヤ28が噛合するギヤ18を形成してある。
の導風板10はその両側部を車体の後部上側、例
えばルーフパネル3の後端部にヒンジ部材11を
介して回動自在に装着してある。12は導風板1
0の略中央部で、該導風板10裏面とルーフパネ
ル3面との間に配設した回動機構で、前記導風板
10をルーフパネル3面に沿つて流れる走行風を
斜め上方に指向させるスポイラ作用位置Sと、車
体後面に沿つて、具体的にはバツクドアガラス5
面に沿つて斜め下方に指向させる払拭作用位置D
とに回動させる。この回動機構12は、ルーフパ
ネル3に設けた取付孔に装着固定したケーシング
13内に配設したリンク機構14とギヤ機構15
とで大略構成してある。駆動リンク16は支軸1
6aによりケーシング13に回動自在に装着して
あり、その自由端にはピン17を突設してある。
従動リンク19も同様に支軸19aによりケーシ
ング13に回動自在に装着してあり、その自由端
から長さの略中央部に亘つてガイドスリツト20
を有し、このガイドスリツト20にピン17を摺
動自在に係合して前記駆動リンク16と連結して
ある。ギヤ機構15はこの従動リンク19の支軸
19aに固着したピニオン21と、支軸22aに
よりケーシング13に回動自在に装着され、前記
ピニオン21と噛合したセクタギヤ22とで構成
してある。そして、このセクタギヤ22に一体成
形され、ケーシング13外に配置されたブラケツ
ト部22bを導風板10裏面にボルト・ナツト等
により固着し、駆動リンク16の回動が従動リン
ク19、ピニオン21を経由してセクタギヤ22
に伝達され、導風板10を前述のようにスポイラ
作用位置Sと、払拭作用位置Dとに回動するよう
になつている。ケーシング13には駆動リンク1
6の回動を規制するストツパ23,24を突設し
てあり、これらストツパ23,24に駆動リンク
16が係合して停止することによつて導風板10
が前記スポイラ作用位置Sあるいは払拭作用位置
D以上に回動するのを阻止している。前記駆動リ
ンク16及び従動リンク19は、導風板10がス
ポイラ作用位置Sおよび払拭作用位置Dにある時
に、駆動リンク16の支軸16a中心即ちリンク
16の回動中心と従動リンク19のスリツト20
に係合するピン17中心即ちリンク連結点とを結
び軸線O1と、従動リンク19の支軸19a中心
即ちリンク19の回動中心と前記ピン17中心即
ちリンク連結点とを結ぶ軸線O2とが略直角をな
すように配置してある。駆動リンク16の軸支側
の周縁には後述する遠隔操作機構25のギヤード
ワイヤ28が噛合するギヤ18を形成してある。
遠隔操作機構25は、本実施例では車室内のド
ライバー席近傍に配設した操作レバー26と、こ
の操作レバー26により牽引、押動されるボーデ
ンケーブル27との組合せを用いている。ボーデ
ンケーブル27のインナワイヤとしては、前記駆
動リンク16のギヤ18のピツチと同一のピツチ
でコイル成形した所謂ギヤードワイヤ28が用い
られ、このギヤードワイヤ28を前記ギヤ18に
噛合させて、その牽引、押動により駆動リンク1
6を回動するようにしてある。
ライバー席近傍に配設した操作レバー26と、こ
の操作レバー26により牽引、押動されるボーデ
ンケーブル27との組合せを用いている。ボーデ
ンケーブル27のインナワイヤとしては、前記駆
動リンク16のギヤ18のピツチと同一のピツチ
でコイル成形した所謂ギヤードワイヤ28が用い
られ、このギヤードワイヤ28を前記ギヤ18に
噛合させて、その牽引、押動により駆動リンク1
6を回動するようにしてある。
次に以上の構造よりなる実施例装置の作動につ
いて説明する。
いて説明する。
晴天時あるいは雨天時でも高速走行する際に
は、操作レバー26を第5図に示す中立位置Nか
らスポイラポジシヨンS1に回動すると、ギヤード
ワイヤ28が押動されて駆動リンク16がストツ
パ23に係合するまで反時計方向に回動する。こ
の駆動リンク16の反時計方向の回動力は従動リ
ンク19、ピニオン21を経てセクタギヤ22に
伝達され、以つて、導風板10をスポイラ作用位
置Sまで回動して停止させる。従つて、ルーフパ
ネル3に沿つて後方に流れる走行風は導風板10
によつて第4図矢印aに示すように斜め上方に指
向し、導風板10がリヤスポイラとして機能して
後輪の接地力を増大させ、走行安定性を確保する
ことができ、また、空気抵抗値を減ずることもで
きる。なお、操作レバー26とボーデンケーブル
27の一端とは遊びを持たせて連結されており、
操作レバー26から手を離すと操作レバー26の
みが図外のスプリングの付勢力により中立位置N
へ復帰し、乗降の際操作レバー26が邪摩になら
ないようにしてある。
は、操作レバー26を第5図に示す中立位置Nか
らスポイラポジシヨンS1に回動すると、ギヤード
ワイヤ28が押動されて駆動リンク16がストツ
パ23に係合するまで反時計方向に回動する。こ
の駆動リンク16の反時計方向の回動力は従動リ
ンク19、ピニオン21を経てセクタギヤ22に
伝達され、以つて、導風板10をスポイラ作用位
置Sまで回動して停止させる。従つて、ルーフパ
ネル3に沿つて後方に流れる走行風は導風板10
によつて第4図矢印aに示すように斜め上方に指
向し、導風板10がリヤスポイラとして機能して
後輪の接地力を増大させ、走行安定性を確保する
ことができ、また、空気抵抗値を減ずることもで
きる。なお、操作レバー26とボーデンケーブル
27の一端とは遊びを持たせて連結されており、
操作レバー26から手を離すと操作レバー26の
みが図外のスプリングの付勢力により中立位置N
へ復帰し、乗降の際操作レバー26が邪摩になら
ないようにしてある。
雨天時には操作レバー26を中立位置Nからデ
フレクタポジシヨンD1に回動すると、ギヤード
ワイヤ28が牽引されて駆動リンク16をストツ
パ24に係合するまで時計方向に回動し、この回
動は従動リンク19、ピニオン21を経てセクタ
ギヤ22に伝達され、導風板10を払拭作用位置
Dまで回動して停止させる。従つて、ルーフパネ
ル3面に沿つて流れる走行風の一部は、該導風板
10によつて捕捉されて第4図矢印bで示すよう
にバツクドアガラス5面に沿うように斜め下方に
偏向され、バツクドアガラス5面に付着する雨滴
やスプラツシユを吹き払つて、清浄に保つことが
でき、乗員の後方視界を確保することができるの
である。
フレクタポジシヨンD1に回動すると、ギヤード
ワイヤ28が牽引されて駆動リンク16をストツ
パ24に係合するまで時計方向に回動し、この回
動は従動リンク19、ピニオン21を経てセクタ
ギヤ22に伝達され、導風板10を払拭作用位置
Dまで回動して停止させる。従つて、ルーフパネ
ル3面に沿つて流れる走行風の一部は、該導風板
10によつて捕捉されて第4図矢印bで示すよう
にバツクドアガラス5面に沿うように斜め下方に
偏向され、バツクドアガラス5面に付着する雨滴
やスプラツシユを吹き払つて、清浄に保つことが
でき、乗員の後方視界を確保することができるの
である。
また、晴天時でも市街地を中、低速走行するよ
うな際には、導風板10を払拭作用位置Dに回
動、停止しておけば、バツクドアガラス5面に塵
埃が付着するのを回避することができる。
うな際には、導風板10を払拭作用位置Dに回
動、停止しておけば、バツクドアガラス5面に塵
埃が付着するのを回避することができる。
ここで、導風板10が前述のスポイラ作用位置
S、払拭作用位置Dの何れの位置にある場合で
も、駆動リンク16の軸線O1と従動リンク19
の軸線O2とが略直角をなしているため次のよう
な利点が得られる。即ち、導風板10がスポイラ
作用位置Sにある時は、この導風板10は走行風
によつて第5図時計方向の押圧力P1を受ける。
この押圧力P1はセクタギヤ22、ピニオン21
を介して従動リンク19に同図反時計方向の付勢
力となるが、この付勢力は駆動リンク16に軸線
O1方向に作用し、該駆動リンク16に回転モー
メントが作用することはない。一方、導風板10
が払拭作用位置Dにあるときは、前述とは逆に導
風板10に反時計方向の押圧力P2が作用し、従
動リンク19に時計方向の付勢力として作用す
る。しかし、この場合も付勢力P3は駆動リンク
16に軸線O1方向に作用して、該リンク16に
回転モーメントが作用することはない。この結
果、導風板10が前記スポイラ作用位置S、払拭
作用位置Dの何れにあつても、走行風圧によつて
回動機構12が動くことはなく、導風板10の前
記セツト位置を確定することができるのである。
また、駆動リンク16と従動リンク19とはピン
17とガイドスリツト20を介して連結し、従動
リンク19の始動及び停止位置近傍の動作を減速
させる構成としたので、作動が非常に円滑であ
る。
S、払拭作用位置Dの何れの位置にある場合で
も、駆動リンク16の軸線O1と従動リンク19
の軸線O2とが略直角をなしているため次のよう
な利点が得られる。即ち、導風板10がスポイラ
作用位置Sにある時は、この導風板10は走行風
によつて第5図時計方向の押圧力P1を受ける。
この押圧力P1はセクタギヤ22、ピニオン21
を介して従動リンク19に同図反時計方向の付勢
力となるが、この付勢力は駆動リンク16に軸線
O1方向に作用し、該駆動リンク16に回転モー
メントが作用することはない。一方、導風板10
が払拭作用位置Dにあるときは、前述とは逆に導
風板10に反時計方向の押圧力P2が作用し、従
動リンク19に時計方向の付勢力として作用す
る。しかし、この場合も付勢力P3は駆動リンク
16に軸線O1方向に作用して、該リンク16に
回転モーメントが作用することはない。この結
果、導風板10が前記スポイラ作用位置S、払拭
作用位置Dの何れにあつても、走行風圧によつて
回動機構12が動くことはなく、導風板10の前
記セツト位置を確定することができるのである。
また、駆動リンク16と従動リンク19とはピン
17とガイドスリツト20を介して連結し、従動
リンク19の始動及び停止位置近傍の動作を減速
させる構成としたので、作動が非常に円滑であ
る。
第6〜8図に示す実施例は導風板10をバツク
ドアフレーム4の上辺部にヒンジ部材11を介し
て回動自在に装着すると共に、回動機構12を該
バツクドアフレーム4上辺部と導風板10の裏面
との間に跨つて配設し、そして、遠隔操作機構2
5として、図外の車室内インストルメントパネル
等、ドライバーの最も操作し易い部位に配したス
イツチの操作により駆動するモータ33と、回転
伝達ケーブル34との組合せを用いたものであ
る。
ドアフレーム4の上辺部にヒンジ部材11を介し
て回動自在に装着すると共に、回動機構12を該
バツクドアフレーム4上辺部と導風板10の裏面
との間に跨つて配設し、そして、遠隔操作機構2
5として、図外の車室内インストルメントパネル
等、ドライバーの最も操作し易い部位に配したス
イツチの操作により駆動するモータ33と、回転
伝達ケーブル34との組合せを用いたものであ
る。
回動機構12のリンク機構14は、本実施例で
は前記実施例における駆動リンク16及び従動リ
ンク19に加えて、ケーシング13に支軸30a
で保持されたリンク30と、このリンク30と前
記従動リンク19とを連結するリンク31とで構
成している。リンク30の支軸30aの両端部は
ケーシング13外に突出し、導風板10の裏面に
固設したブラケツト10aに固定的に連結してあ
る。ケーシング13はバツクドアフレーム4上の
上辺部に固定してあり、従つて、駆動リンク16
の回動は従動リンク19及びリンク31,30を
経て支軸30aに伝達され、導風板10を前記実
施例と同様に、即ち、第4,5図に示すスポイラ
作用位置Sと払拭作用位置Dとに回動する。駆動
リンク16がケーシング13に設けたストツパ2
3,24により回動規制されること、駆動リンク
16の軸線O1と従動リンク19の軸線O2とが、
導風板10のスポイラ作用位置S、払拭作用位置
Dでそれぞれ略直角をなすような関係位置に配設
されることは前記実施例と全く同様である。
は前記実施例における駆動リンク16及び従動リ
ンク19に加えて、ケーシング13に支軸30a
で保持されたリンク30と、このリンク30と前
記従動リンク19とを連結するリンク31とで構
成している。リンク30の支軸30aの両端部は
ケーシング13外に突出し、導風板10の裏面に
固設したブラケツト10aに固定的に連結してあ
る。ケーシング13はバツクドアフレーム4上の
上辺部に固定してあり、従つて、駆動リンク16
の回動は従動リンク19及びリンク31,30を
経て支軸30aに伝達され、導風板10を前記実
施例と同様に、即ち、第4,5図に示すスポイラ
作用位置Sと払拭作用位置Dとに回動する。駆動
リンク16がケーシング13に設けたストツパ2
3,24により回動規制されること、駆動リンク
16の軸線O1と従動リンク19の軸線O2とが、
導風板10のスポイラ作用位置S、払拭作用位置
Dでそれぞれ略直角をなすような関係位置に配設
されることは前記実施例と全く同様である。
ギヤ機構15は駆動リンク16の軸支側の周縁
に形成したギヤ18と、支軸32aによりケーシ
ング13に装着されて前記ギヤ18と噛合するピ
ニオン32とで構成している。
に形成したギヤ18と、支軸32aによりケーシ
ング13に装着されて前記ギヤ18と噛合するピ
ニオン32とで構成している。
モータ33は、例えばバツクドアフレーム4内
に配設され、回転伝達ケーブル34は該バツクド
アフレーム4内に配索されてこのモータ33の回
転軸35と、前記ピニオン32の支軸32aとに
連結してある。ケーブル34のアウタチユーブ3
4a両端のソケツト部34bは、モータ33の回
転軸35の突出ボス部33aと、ケーシング13
の支軸32aを挿通したボス部13aとに螺装し
てある。
に配設され、回転伝達ケーブル34は該バツクド
アフレーム4内に配索されてこのモータ33の回
転軸35と、前記ピニオン32の支軸32aとに
連結してある。ケーブル34のアウタチユーブ3
4a両端のソケツト部34bは、モータ33の回
転軸35の突出ボス部33aと、ケーシング13
の支軸32aを挿通したボス部13aとに螺装し
てある。
従つて、この実施例によれば図外の車室内スイ
ツチの操作によりモータ33を駆動することによ
り、導風板10をスポイラ作用位置S又は払拭作
用位置Dに回動、停止させて、前記実施例と同様
の効果を奏し得る。
ツチの操作によりモータ33を駆動することによ
り、導風板10をスポイラ作用位置S又は払拭作
用位置Dに回動、停止させて、前記実施例と同様
の効果を奏し得る。
なお、本発明はバツクドア型車の他、4ドア型
車にも適用できることは勿論で、この場合導風板
はルーフパネル後端あるいはリヤピラー上端部に
装着され、車体後面はリヤウインドガラスとな
る。
車にも適用できることは勿論で、この場合導風板
はルーフパネル後端あるいはリヤピラー上端部に
装着され、車体後面はリヤウインドガラスとな
る。
発明の効果
以上のように本発明によれば、導風板の各作用
位置で、走行風圧により導風板、従動リンクに回
動方向の付勢力が作用するが、駆動リンクにはそ
の軸線方向に作用して回転モーメントが発生する
ことがなく、したがつて、走行風圧による回動機
構の動きを阻止して導風板のセツト位置を確定す
ることができるので、信頼性、品質感を向上する
ことができるという実用上多大な効果を有する。
位置で、走行風圧により導風板、従動リンクに回
動方向の付勢力が作用するが、駆動リンクにはそ
の軸線方向に作用して回転モーメントが発生する
ことがなく、したがつて、走行風圧による回動機
構の動きを阻止して導風板のセツト位置を確定す
ることができるので、信頼性、品質感を向上する
ことができるという実用上多大な効果を有する。
第1図は従来の装置を備えた自動車の後斜視
図、第2図は同要部の断面図、第3図は本発明の
一実施例を採用した自動車の後斜視図、第4図は
同実施例装置の装着状態を示す断面図、第5図は
同作動説明図、第6図は本発明の異なる実施例を
採用した自動車の後斜視図、第7図は同実施例装
置の分解斜視図、第8図は同作動説明図である。 1……車体本体、2……バツクドア、5……車
体後面(バツクドアガラス)、10……導風板、
12……回動機構、25……遠隔操作機構。
図、第2図は同要部の断面図、第3図は本発明の
一実施例を採用した自動車の後斜視図、第4図は
同実施例装置の装着状態を示す断面図、第5図は
同作動説明図、第6図は本発明の異なる実施例を
採用した自動車の後斜視図、第7図は同実施例装
置の分解斜視図、第8図は同作動説明図である。 1……車体本体、2……バツクドア、5……車
体後面(バツクドアガラス)、10……導風板、
12……回動機構、25……遠隔操作機構。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 車体の後部上側に車幅方向に延在する導風板
を回動自在に装着すると共に、該導風板と車体と
の間に、駆動リンクと、該駆動リンクに連結され
て前記導風板を走行風を斜め上方に指向させる作
用位置と車体後面に沿つて斜め下方に指向させる
作用位置とに回動させる従動リンクとを備えた回
動機構を、備えた自動車の後部導風装置におい
て、 前記駆動リンクと従動リンクとを、各リンクの
回動中心とリンク連結点とを結ぶ軸線が、前記各
作用位置で略直角となるように回動規制したこと
を特徴とする自動車の後部導風装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59039375A JPS60183252A (ja) | 1984-02-29 | 1984-02-29 | 自動車の後部導風装置 |
US06/706,112 US4674788A (en) | 1984-02-29 | 1985-02-27 | Vehicular air flow control device with variable angle air flow control fin |
DE8585102196T DE3580290D1 (de) | 1984-02-29 | 1985-02-27 | Kraftfahrzeug-fahrtwindabweiser mit verstellbarem winkel. |
EP85102196A EP0153743B1 (en) | 1984-02-29 | 1985-02-27 | Vehicular air flow control device with variable angle air flow control fin |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59039375A JPS60183252A (ja) | 1984-02-29 | 1984-02-29 | 自動車の後部導風装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60183252A JPS60183252A (ja) | 1985-09-18 |
JPH0238432B2 true JPH0238432B2 (ja) | 1990-08-30 |
Family
ID=12551285
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59039375A Granted JPS60183252A (ja) | 1984-02-29 | 1984-02-29 | 自動車の後部導風装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60183252A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4925236A (en) * | 1987-05-22 | 1990-05-15 | Nippondenso Co., Ltd. | Automotive air spoiler device |
KR101526799B1 (ko) | 2014-04-23 | 2015-06-08 | 현대자동차주식회사 | 차량용 테일게이트 글래스의 세척장치 |
GB2576754A (en) * | 2018-08-31 | 2020-03-04 | Marchantcain Design Ltd | Vehicle active surface actuation apparatus |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE2649953A1 (de) * | 1976-10-30 | 1978-05-03 | Daimler Benz Ag | Luftleitvorrichtung |
-
1984
- 1984-02-29 JP JP59039375A patent/JPS60183252A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE2649953A1 (de) * | 1976-10-30 | 1978-05-03 | Daimler Benz Ag | Luftleitvorrichtung |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60183252A (ja) | 1985-09-18 |
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