JPH0336451Y2 - - Google Patents

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JPH0336451Y2
JPH0336451Y2 JP1985116790U JP11679085U JPH0336451Y2 JP H0336451 Y2 JPH0336451 Y2 JP H0336451Y2 JP 1985116790 U JP1985116790 U JP 1985116790U JP 11679085 U JP11679085 U JP 11679085U JP H0336451 Y2 JPH0336451 Y2 JP H0336451Y2
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wiper
wiper mounting
mounting bracket
support frame
automobile
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JP1985116790U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、自動車のワイパー取付部構造に関
するものである。
〔従来の技術〕 通常、自動車では、車室内のワイパースイツチ
を操作することによつてワイパー装置を駆動し、
降雨時等にフロントガラスやリヤガラスに付着す
る水滴をワイパーアームによつて自動的に払拭で
きるようにしている。
そしてこのワイパー装置においては、ワイパー
アームのピボツトシヤフトをリンク機構及びワイ
パーモータによつて駆動する必要があることか
ら、ピボツトシヤフトを支承するワイパー取付用
ブラケツトを設けるようにしており、その一例と
して、従来、例えば特開昭57−209447号公報に示
されるように、ワイパー取付用ブラケツトの前端
縁及び後端縁を各々カウルボツクスの開口縁に溶
接し該ブラケツトを剛体としたものがある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかるに上記従来公報記載の構造では、ワイパ
ー取付用ブラケツトを剛体としていたので、例え
ば自動車が衝突した時に、エンジン部品が後退し
てカウルパネルやダツシユパネルアツパに当たる
と、ワイパー取付用ブラケツトが後退し、フロン
トウインドガラスの下端縁を支持する支持フレー
ムも後退してウインドガラスが脱落することが懸
念される。
この考案は、かかる点に鑑み、たとえエンジン
部品が後退してもウインドガラスの支持フレーム
が後退することのない自動車のワイパー取付部構
造を提供せんとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案に係る自動車のワイパー取付部構造
は、カウルボツクス上部に、フロントガラス下端
部を支持する車幅方向に延びる閉断面の支持フレ
ームに、ワイパー取付用ブラケツトの後側部分を
設け、このブラケツトの前側部分を自由端にする
とともに前側下方に折り曲げ、この折り曲げ部近
傍に脆弱部を形成し、さらに自動車前側部分にワ
イパーシヤフトを取付けたものである。
〔作用〕
この考案においては、自動車の衝突等によつて
エンジン部品が大きく後退してワイパー取付用ブ
ラケツトの前側部分に当ると、ワイパー取付用ブ
ラケツトはその前側部分がその脆弱部から折れ曲
り、しかも剛性の高い支持フレームに取付けられ
ているため、フロントウインドガラスの高い支持
強度が得られる。
また、カウルボツクスを構成する部材とは別の
部材を用いてワイパー取付用ブラケツトが構成さ
れているため、ワイパーシヤフトの支持剛性を確
保することができる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図について説明する。
第1図ないし第3図は本考案の一実施例による
自動車のワイパー取付部構造を示す。図におい
て、自動車のフロントウインドガラス1の下端縁
は接着剤2によつてカウルパネル3の上端縁に固
着されるとともにモール4によつて被覆されてい
る。このカウルパネル3の上端縁下面はアツパパ
ネル5aとロアパネル5bとからなりかつ車幅方
向に伸びるウインドガラスの支持フレーム5に固
着され、該支持フレーム5の後端縁には略逆L字
状のダツシユパネルアツパ6が固着されており、
該ダツシユパネルアツパ6とカウルパネル3とは
カウルボツクス7を構成している。このカウルボ
ツクス7の後側にはインストメントパネル8が配
設され、カウルボツクス7の前側にはエンジンル
ーム9が形成され、該エンジンルーム9内には各
種エンジン部品14が配置されている。
そして上記カウルボツクス7内にはワイパー取
付用ブラケツト10が配設されている。このワイ
パー取付用ブラケツト10は上記支持フレーム5
のロアパネル5bに形成されたワイパー取付部5
cに固着され、該ワイパー取付用ブラケツト10
及び上記ワイパー取付部5cにはワイパーアーム
11のピボツトシヤフト12が挿通支持されてい
る。また上記ワイパー取付用ブラケツト10及び
上記ワイパー取付部5cの前端は自由端となつて
おり、又その前側部分は前側下方に折り曲げら
れ、該折り曲げ部の近傍には脆弱部である窪み1
3が形成されている。
次に作用効果について説明する。
自動車の衝突によつて各種エンジン部品14が
大きく後退すると、本取付構造においては、各種
エンジン部品14がワイパー取付用ブラケツト1
0及び支持フレーム5のロアパネル5bのワイパ
ー取付部5cの前端に当たる。するとワイパー取
付用ブラケツト10及び支持フレーム5のロアパ
ネル5bのワイパー取付部5cはワイパー取付用
ブラケツト10の窪み13から下方に折れ曲り、
これによりエンジン部品14後退の衝撃が支持フ
レーム5自体に伝わつて支持フレーム5が後退す
るということが防止される。
以上のような本実施例の構造では、ワイパー取
付用ブラケツトを片持ち支持し、しかもその前側
部分を前側下方に折り曲げるとともに折り曲げ部
近傍に脆弱部を形成したので、衝突時等において
ワイパー取付ブラケツトが折れ曲り、フロントウ
インドガラスの支持フレームが後退するのを防止
でき、その結果車両の安全性を保証できる。
また場合によつては多少の衝撃力がワイパー取
付用ブラケツト10を介して支持フレーム5に伝
わつたとしても、支持フレーム5は閉断面構造で
高い剛性を有しているため、フロントウインドガ
ラス1の高い支持強度を得ることができる。
さらにカウルボツクス7を構成する部材以外の
部材を用いてワイパー取付ブラケツト10を別途
設け、これを用いて支持フレーム5のワイパー取
付部5cにワイパーアーム11のピボツトシヤフ
ト12を挿通支持させているため、ワイパーアー
ムの支持剛性をも確保することができる。
なお上記実施例では脆弱部として窪みを形成し
たが、これは切欠きであつてもよい。またワイパ
ー取付用ブラケツトはその上面全面を支持フレー
ムに取付けるのではなく、その後側部分のみを支
持フレームに取付けてもよい。
〔考案の効果〕 以上のように、本考案に係る自動車のワイパー
取付部構造によれば、ワイパー取付用ブラケツト
の前端を自由端にするとともに、前側部分を前側
下方に折り曲げ、該折り曲げ部近傍に脆弱部を形
成し、その後側部分を剛性の高い支持フレームに
取付け、ワイパー取付用ブラケツトにエンジン部
品が当たつた時に該ブラケツトを折り曲げるよう
にしたので、フロントウインドガラスの後退を確
実に防止し、ウインドガラスの高い支持強度を得
ることができ、安全性を保証できる効果がある。
また、ワイパー取付用ブラケツトを用いてワイ
パーアームを取付るようにしたので、ワイパーア
ームの取付剛性を確保することができるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例による自動車のワイ
パー取付部構造の全体構成図、第2図は上記構造
の一部斜視図、第3図は上記構造の要部拡大斜視
図である。 1……フロントウインドガラス、3……カウル
パネル、5……支持フレーム、6……ダツシユパ
ネルアツパ、7……カウルボツクス、10……ワ
イパー取付用ブラケツト、12……ピボツトシヤ
フト、13……窪み(脆弱部)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) カウルパネルとダツシユパネルアツパとでカ
    ウルボツクスが構成され、上記ダツシユパネル
    アツパ上部のカウルボツクス側には車幅方向に
    延びる閉断面の支持フレームが設けられ、該フ
    レーム上方にウインドガラス下端が支持され、
    またカウルボツクス内にはワイパー取付用ブラ
    ケツトが設けられ、該ワイパー取付用ブラケツ
    トの前側部分にはワイパパーシヤフトが取付け
    られ、さらに該部分は自由端であるとともに前
    側下方へ折り曲げられ、該折り曲げ部の近傍に
    脆弱部が形成され、上記ワイパー取付用ブラケ
    ツトの後側部分はフロントウインドガラスの支
    持フレームに取付けられていることを特徴とす
    る自動車のワイパー取付部構造。 (2) 上記脆弱部が切欠きにより形成されているこ
    とを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項
    記載の自動車のワイパー取付部構造。 (3) 上記脆弱部が窪みにより形成されていること
    を特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記
    載の自動車のワイパー取付部構造。
JP1985116790U 1985-07-29 1985-07-29 Expired JPH0336451Y2 (ja)

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JPS6223758U JPS6223758U (ja) 1987-02-13
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS542517Y2 (ja) * 1975-02-07 1979-02-02
JPS6116220Y2 (ja) * 1980-10-20 1986-05-19

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JPS6223758U (ja) 1987-02-13

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