JPS598921Y2 - 自動車のワイパモ−タ取付部構造 - Google Patents

自動車のワイパモ−タ取付部構造

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JPS598921Y2
JPS598921Y2 JP13823378U JP13823378U JPS598921Y2 JP S598921 Y2 JPS598921 Y2 JP S598921Y2 JP 13823378 U JP13823378 U JP 13823378U JP 13823378 U JP13823378 U JP 13823378U JP S598921 Y2 JPS598921 Y2 JP S598921Y2
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JP
Japan
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bracket
dash panel
wall surface
cowl
rear end
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Application number
JP13823378U
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JPS5553648U (ja
Inventor
正威 西
晴俊 谷口
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マツダ株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、自動車用ワイパモータの取付部構造、特に、
正面衝突時のフロントウインドガラスの破損を防止する
ようにしたブラケット構造を備えた取付部構造に関する
ものである。
従来の自動車におけるワイパモータの取付部構造を第1
図に示す。
自動車の前部におけるダッシュパネルアツパ1の縦壁面
1a上部にフロントウインドガラス2の下縁が接着固定
され、このダッシュパネルアツパ1の前方と上方を覆っ
てカウルパネノレ3が設けられて、このカウノレパネノ
レ3とダッシュパネルアツパ1との内部にカウルボック
ス4が形或され、このカウルボックス4の前方にはエン
ジン5が配設された構造において、ワイパアーム6をワ
イパ軸7、クランクアーム8を介して駆動するワイパモ
ータ9および減速ギャ10を上記力ウルボックス4内に
取付ける場合、このカウルボックス4内にブラケット1
1を固定して上記ワイパモータ9を支持している。
このブラケット11はモータ支持部11 aの前端がカ
ウルパネル3の前面板に固着され、後端はアングル状の
取付部11 bを介してダッシュパネルアツパ縦壁面1
a上部に固着されている。
上記ブラケット11の後端はクランクアーム8、ワイパ
軸7等の配置の関係から、上記ダッシュパネルアツパ縦
壁面1a上部のフロントウインドガラス2の下端取付部
の近くに固着されている。
尚、12はダッシュパネルロア、13はボンネットであ
る。
しかるに、上記従来構造では、正面衝突時に自動車フロ
ント部からの押圧力がエンジン5、ボンネット13その
他を介してカウルボックス4に作用すると、カウルパネ
ル3、ダッシュパネルアツパ1よりブラケット11の方
が強度が大きいことにより、このブラケット11は屈曲
せずにそのまま後方に移動し、前記押圧力は該ブラケッ
ト11を介してダッシュパネルアツパ縦壁面1aに直接
加わり、このダッシュパネルアツパ1が変形してフロン
トウインドガラス2が破損し乗貝の安全性の面で問題が
あり、又、破損に至らないまでも、特に上記のようにフ
ロントウインドガラス2を接着して固定している場合に
はダッシュパネルアッパ1の変形がその接着状態に大き
く影響するものである。
また、他の従来構造として、例えば、カウルパネルにブ
ラケツ1・の一端のみを固定し、他端部にワイパ軸を取
付けたものもあるが、カウルパネルを製作する際に生じ
るパネルの否がちブラケットとともにワイパ軸が傾いた
り、あるいは、ブラケットの取付強度が弱いことからワ
イパ軸の振れを生じたりするという問題がある。
本考案は上記欠点に鑑み、正面衝突時フロント側からの
押圧力がワイパモー夕を支持するブラケットに加わった
場合にも、このブラケットとダッシュパネルアツパ縦壁
面上部(フロントウインドガラス取付部近傍)に間隙を
設けたことにより、ブラケットが後方移動してもダッシ
ュパネルアッパの縦壁面上部が変形しないようにしてフ
ロントウインドガラスの破損およびその取付部近傍の変
形を防止し、乗員の安全性を向上させ、合わせてワイパ
性能の向上を図るようにしたワイパモータ取付部構造を
提供するものである。
以下、本考案の一実施例を図面(第2図ないし第4図)
に沿って説明する。
第2図において、14はカウルパネル3とダッシュパネ
ルアツパ1とにより形或されたカウルボックス4内に設
けられた支承手段である。
支承手段14はブラケット14aと支持部材14 bと
により構威され、ブラケッH4aの前端がカウルパネル
3の縦壁面の下部にボルト締めにより固着され、該ブラ
ケツH4aの後端は支持部材14 bの上端に同じくボ
ルト締めにより取り付けられている。
上記支持部材14 bは、第3図に示すように角柱状の
部材で、その下端にフランジ15 a, 15 bを有
し、このフランジ15a,15bがダッシュパネルアツ
パ1の水平壁面1bに溶接固着され、また、下部後方に
突設されたフランジ15 Cがダッシュパネルアツパ1
の縦壁面1aの下部に溶接固着されている。
16はブラケット取付孔、17は軽減孔である。
一方、ブラケツ}14aは、第4図に示すように、カウ
ルパネル3に固着される前端部に続いて、ワイパモータ
9と減速ギャ10とが一体に組合されたものが取付けら
れる低く形威された中間部を有し、これの後方に上方に
屈曲し支持部材14bの上面に固着される後端部を有し
てなり、18はモータ軸貫通孔、19はモータ取付孔、
20はワイパ軸用孔、21は支持部材14bへの取付用
切欠きである。
上記支承手段14の取付状態においては、支持部材14
bの上部およびブラケツ}14aの後端部とダッシュ
パネルアツパ1の縦壁面1aとの間にはそれぞれ間隙A
および゛間隙Bが形或され、この間隙A,Bは衝突時に
おけるブラケット14の後方移動を許容しうる距離(間
隙Aでは約10 mm以上、間隙Bでは約20 mm以
上、車の構造により異なる)に設けられている。
また、上記支承手段14において、ブラケット14aの
後端部にはワイパ軸7を取り付けており、このワイパ軸
7はクランクアーム(図示せず)を介してワイパモータ
9の軸に連係されている。
このワイパ軸7を取り付けるためにブラケツ}14aの
後部は図示のように上方に延びている。
又、上記ブラケツ}14aはカウルパネル3および支持
部材14bにボルト締めにより固定されており、ワイパ
モータ9、ワイパ軸7等をアツセンブリとして車体から
取り外し可能にして整備の容易化を図っている。
上記支承手段14以外の部分の車体構造については、第
1図の従来例に示したものと同一であり、同一部分には
同一符号を付してその説明を省略している。
よって、上記のような実施例によれば、正面衝突時に支
承手段14が後方へ押されても、支持部材14bの上部
とダッシュパネルアツパ縦壁面1a上部との間に間隙A
が設けられていることにより、支持部材14 bの上部
の後方変移が上記間隙A内であれば、ダッシュパネルア
ツパ1上部のガラス取付部近傍が変形することはない。
また、万一、ブラケット14aの後端が支持部材14
bから外れて後方へ突き上げるように変移しても、この
ブラケツ)−142の後端とダッシュパネルアツパ1と
の間に間隙Bが設けられていることにより、その変移量
が間隙B以内であれば、ダッシュパネルアツパ1の変形
あるいはこのブラケツ}14aが直接フロントウインド
カ゛ラス2に当ることがなく、その破損が防止できる。
また、ブラケッH4aは前端がカウルパネル3に、後端
が支持部材14 bを介してダッシュパネルアツパ水平
壁面1bに固定された構造、つまり、2面で支持された
構造であるため、カウルパネル3とダッシュパネルアツ
パ水平壁面1bの各面が製作上の誤差によって正規の位
置から若干傾斜しても、前後に長いブラケツ}14aに
よって前記誤差を吸収することができ、従って、ブラケ
ット14aの後端に取り付けるワイパ軸7が正規の位置
から大きく傾くことがない。
しかも、ブラケット14aは、上記の如く2面で支持さ
れた構造であるから、取付強度も高くなり、従って、ワ
イパアーム6の作動により生じる反力によって該ブラケ
ット14aが振動したり、撓んだり、あるいは、ずれた
りすることがなく、ワイパ軸7の傾きおよび軸心の振れ
が小さくなる。
要するに、上記構造によれば、ワイパ軸7の取付精度を
高くし、かつブラケット14aとダッシュパネルアツパ
縦壁面上部との間に前記間隙Bを設けることが可能とな
る。
さらに、ブラケツN4bの後端は、ダッシュパネルアツ
パ縦壁面1aとの間に間隙Bを存して設けた支持部材1
4bの上部に固定されているから、上記の如く衝突時の
ウインドガラス2の破損が防止されると同時に、ワイパ
軸取付部をカウルボックス後部上方のカウルパネル近傍
に配置することができるため、ワイパ軸7やワイパアー
ム6を短くすることができ、ワイパ性能が良くなる。
上記実施例においては、支持部材14 bをダッシュパ
ネルアツパ1に取り付ける場合に、このダッシュパネル
アツパ1の水平壁面1bには溶接のスペースが少なく、
またコーナーが曲面に形或されているため、支持部材1
4 bの下部後方にフランジ15 Cを設け、ダッシュ
パネルアツパ1の縦壁面1aの下部にも固着するように
しているが、正面衝突時の縦壁面1aへの影響を考慮す
ると、この支持部材14 bはダッシュパネルアツパ1
の水平壁面1bにのみ固着するようにした方が良い。
しかしながら、このフランジ15 Cと支持部材14
b上端までの距離Hを充分大きく(約40 mm以上)
設定すれば問題はなく、また距離Hを充分大きく設定し
たものであれば、フランジ15Cが支持部材14bの支
えとなるため、かえって支持部材14 bの後方変移量
を減少することができる。
従って、以上のような構造の本考案によれば、ワイパモ
ー夕を支持するブラケットおよび支持部材とダッシュパ
ネルアッパ縦壁面上部との間に衝突時におけるブラケッ
トおよび支持部材の後方移動を許容しうる間隙を設けて
いるため、正面衝突時にフロント側からの押圧力がカウ
ルボックスに作用した場合に、ブラケットあるいは支持
部材が後方へ押されても、その後方変移が上記間隙にて
吸収され、ダッシュパネルアツパの変形あるいはブラケ
ットが直接フロントウインドガラスに当ることがなく、
このフロントウインドガラスの破損およびその取付部近
傍の変形が防止でき、乗員の安全性を向上することがで
きる。
さらに、ブラケットは前端と後端の2箇所を支持してい
ることから、該ブラケットの後端に取り付けるワイパ軸
をウインドガラス面に対して正しい角度に設定し易いと
ともに、ブラケットの取付強度も高くなることからワイ
パ軸の振れ等も生じることがなく、しかも、ワイパ軸を
ウインドガラス近傍に配置できるため、ワイパ軸やワイ
パアームを短くしてワイパ性能を向上することができる
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例を示す自動車の要部断面側面図、第2図
ないし第4図は本考案の一実施例を示し、第2図は自動
車の要部断面側面図、第3図は取付ブラケットの斜視図
、第4図はモータブラケットの斜視図である。 1・・・・・・ダッシュパネルアッパ、1a・・・・・
・縦壁面、1b・・・・・・水平壁面、3・・・・・・
カウルパネル、4・・・・・・カウノレボツクス、6・
・・・・・ワイパアーム、7・・・・・・ワイパ軸、9
・・・・・・ワイパモータ、10・・・・・・減速ギヤ
、14・・・・・・支承手段、14a・・・・・・ブラ
ケット、14b・・・・・・支持部材、15 a〜15
C・・・・・・フランジ、A, B・・・・・・間隙

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 水平壁面と該水平壁面後端から上方に伸びる縦壁面とか
    らなるダッシュパネルアツパと、該ダッシュパネルアツ
    パの前方と上部を覆うカウルパネルとで構或されたカウ
    ルボックス内に、下部が力ウルボックス後方下部のダッ
    シュパネルアツパ水平壁面に固定され、上部がダッシュ
    パネルアツパ縦壁面上方との間に間隙をもつよう配置さ
    れた支持部材と、前端がカウルボックス前方のカウルパ
    ネルに固定され、後端が支持部材の上部に固定されたブ
    ラケットとを設け、該ブラケットの中間部にワイパーモ
    ータを取り付けるとともに後端にワイパ軸を取り付け、
    ブラケット後端とダッシュパネルアツパ縦壁面上方との
    間に衝突時におけるブラケットの後方移動を許容しうる
    間隙を設けてなることを特徴とする自動車のワイパモー
    タ取付部構造。
JP13823378U 1978-10-06 1978-10-06 自動車のワイパモ−タ取付部構造 Expired JPS598921Y2 (ja)

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JPS5553648U JPS5553648U (ja) 1980-04-11
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