JPH0238178Y2 - - Google Patents

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JPH0238178Y2
JPH0238178Y2 JP1982067093U JP6709382U JPH0238178Y2 JP H0238178 Y2 JPH0238178 Y2 JP H0238178Y2 JP 1982067093 U JP1982067093 U JP 1982067093U JP 6709382 U JP6709382 U JP 6709382U JP H0238178 Y2 JPH0238178 Y2 JP H0238178Y2
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JP1982067093U
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  • Wick-Type Burners And Burners With Porous Materials (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は白黄炎燃焼を行う石油燃焼器の燃焼
筒に関するものである。
〔従来の技術〕
内・外炎筒とその外方に位置した外筒を有する
複筒式燃焼筒を利用して芯から気化した石油ガス
を熱分解し、得られた可燃ガスに多量の空気を供
給して白黄炎燃焼させる構造は実公昭37−23477
号や実公昭41−6872号公報でよく知られている。
一方複筒式燃焼筒は燃焼筒の大きさと内・外炎
筒の小孔のあけ方によつて燃焼可能な燃焼量がほ
ぼきまり、燃焼量の調節はほとんどできないもの
である。この為複筒式燃焼筒の内・外炎筒を赤熱
するタイプの燃焼筒に於て、複筒式燃焼筒の上部
に拡炎燃焼器を設け、該拡炎燃焼器に向う空気を
複筒式燃焼筒の上部に形成した間隙から供給する
構造が実公昭47−35707号や実公昭54−24347号公
報で知られている。そして複筒式燃焼筒に於る燃
焼能力以上に芯から石油を気化させ、複筒式燃焼
筒から発生する燃焼ガスが拡炎燃焼器によつて白
黄炎燃焼を行い、燃焼量調節を可能にしている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで複筒式燃焼筒と拡炎燃焼器と組合せた
ものは、燃焼量の調節が可能となるが、調節でき
る部分は拡炎燃焼器部分に限られており、複筒式
燃焼筒部分に於る燃焼量はほぼ一定で最小燃焼量
は複筒式燃焼筒の大きさによつて定まるものであ
る。
この為最小燃焼量を小さくする為に背の低い燃
焼筒を使い、燃焼筒部分で石油ガスの熱分解を行
うものは、燃焼筒部分の大きさが小さければ拡炎
燃焼器へ供給する石油ガス量が少くなつて大発熱
量による燃焼がむつかしく、この傾向は複筒式燃
焼筒の上部に拡炎燃焼器用の空気流路を形成して
燃焼筒部分での燃焼を完全に独立させた時に著し
い。
一方空気流路がなく拡炎燃焼器の為の空気を燃
焼筒部分から供給するものは、炎筒のドラフトが
内・外炎筒間隙に影響し、内・外炎筒の小孔から
早い速度で多量の空気を導入し、燃焼筒部分での
燃焼を促進して芯から気化する石油ガスや熱分解
後の可燃ガスを多量に発生させ、拡炎燃焼器に送
ることができる。しかし拡炎燃焼部で燃焼量が多
くなるとドラフトが強くなつて内・外炎筒の小孔
から導入する空気の流速が早くなり、小孔に付着
した気孔燃焼が部分的に消えて燃焼が不安定とな
る。この為芯から離れた拡炎燃焼器部分に形成さ
れる炎は、この間の燃焼の不安定さによつて炎の
大きさが変化したり、炎の長さが不揃となつてし
まい、ひどい時には不完全燃焼を起すものであ
り、結局最小発熱量を小さくすれば安定に燃焼で
きる最大発熱量も小さくなつてしまうものであつ
た。
〔問題点を解決する為の手段〕
この考案は上記の問題点を改善するもので、実
施例である図に示す如く1,2は多孔板で形成し
た内・外炎筒、3は外炎筒2の外方に設けた外
筒、11は下端が図示せざる油タンクの油中に届
く芯である。17,15は油タンクに取付けた芯
内・外筒であり、前記芯11は芯内・外筒17,
15に上下動自在に保持され、該芯内・外筒1
7,15の上端に内・外炎筒1,2を載架すると
共に、該芯11の先端が内・外炎筒1,2間隙に
のぞませてある。4は外筒3の上方に取付けた外
筒リングであり、該外筒リング4の内縁は内・外
炎筒1,2間隙上方に位置させている。5は内炎
筒1上端に設置した内炎筒天板、6は内炎筒天板
5から立設した多孔拡炎筒であり、該多孔拡炎筒
6の上方に拡炎筒6より大径の拡炎板7を装着し
ている。
14は外筒3の外方に設けた無孔外筒であり、
外筒3は内・外炎筒1,2と同様多数の小孔があ
けてある。16は芯外筒15から外方に伸びる受
皿、16′は受皿16に多数あけた空気孔であり、
該受皿16上に外筒3と無孔外筒14を位置させ
ている。8は拡炎板7の外方に取付けた炎筒であ
り、前記外筒リング4と炎筒8との間に燃焼室下
板9を設けている。Aは炎筒8内方で燃焼室下板
9の上方に形成した燃焼室であり、白黄炎は多孔
拡炎筒6の外方から燃焼室A内に向けてラツパ状
に形成される。10は燃焼室下板9と外筒リング
4との間に設けた間隙であり、前記無孔外筒14
の上端は燃焼室下板9に届いており、受皿16の
空気孔16′から無孔外筒14と外筒3との間隙
に入つた空気の一部が間隙10から直接白黄炎に
供給している。
12は内炎筒1内方に内炎筒天板5からつり下
げて取付けた中心筒、13は内炎筒1下部に設置
した仕切板であり、内炎筒1内に吸引された燃焼
空気は仕切板13によつて整流され、更に中心筒
12によつて多孔内炎筒1と多孔拡炎筒6に分割
供給される。
〔作用の説明〕
叙上の構成であるこの考案は内・外炎筒1,2
間隙内で石油ガスの熱分解を行い、可燃ガスを拡
炎燃焼部に供給する従来の白黄炎燃焼筒と同一の
燃焼方式をとつているが、外炎筒2よりも外方か
ら供給する燃焼空気流路を改良し、燃焼状態の改
善を行うものである。
即ち外筒リング4と燃焼室底板9との間に外筒
3の外側に連通する間隙10を設け、かつ外筒3
の外側に無孔外筒14を設け、受皿16との燃焼
室下板9との間に無孔外筒14を位置させると共
に、外筒3にも小孔をあけて無孔外筒14と外筒
3と間隙の空気が外筒3内に流入するようにして
いる。そして拡炎燃焼部における燃焼量が増加し
て炎筒8のドラフトが強くなると、多孔拡炎筒6
の外方に形成される負圧部に向つて間隙10から
空気供給が行なわれる。
ところでこの間隙10から流入する空気量は無
孔外筒14と受皿16の空気孔16′の働きで制
御されるものであり、一方多孔拡炎筒6の外方に
形成される負圧部には外筒リング4と外炎筒2と
の間隙ものぞませてあり、外筒3と外炎筒2との
間隙に供給する空気も受皿16の空気孔16′の
働きで制御されている。この為間隙10が形成さ
れていても炎筒8のドラフトは外筒3と外炎筒2
との間隔や、内・外炎筒1,2間隙にも影響する
ようになり、燃焼量を大とした時には外炎筒2の
小孔から内・外炎筒1,2間隙に流入する空気量
が増加できたものである。そして外炎筒2の小孔
から最大燃焼時に適する空気を内・外炎筒1,2
間隙に導入する為には外筒3と外炎筒2の間隙に
一定量の空気が必要であり、かつ外筒3と外炎筒
2との間隙にのぞむ受皿16の空気孔16′は小
燃焼量時に適する様に設定してあるから、受皿1
6の空気孔16′から必要とする空気が供給でき
ない時は外筒3の小孔から導入する。また無孔外
筒14と外筒3との間隙の空気は受皿16の空気
孔16′で制御されており、該間隙の空気が外筒
3の小孔から流出すれば間隙10から拡炎燃焼器
に供給する空気量が少くなり、この不足する空気
は外筒リング4と外炎筒2との間隙から供給す
る。
この為炎筒8のドラフトは外筒リング4より下
方の燃焼部にも影響して内・外炎筒1,2間隙に
最大燃焼時に適する空気が導入でき、更に外炎筒
2の小孔から内・外炎筒1,2間隙内へ流入する
空気は、該小孔径で流入空気量を制御せず、受皿
16の空気孔16′によつて制御するから、外炎
筒2の小孔径は比較的大きくして流入空気速度が
おそくできるものであり、小孔に付着した気孔燃
焼が消えるようなことはない。
一方芯11を下げて燃焼量を少くすると拡炎燃
焼器部分での燃焼がほとんど行なわれなくなる。
この状態では炎筒8のドラフトは弱く、燃焼室A
に最も近い間隙10からドラフトに対応する空気
が供給され、またこの空気量であれば受皿16の
空気孔16′からスムーズに流れることができる
ので、内・外炎筒1,2間隙内での燃焼に炎筒8
のドラフトの影響がほとんど現れなくなり、複筒
式燃焼筒の大きさに見合う小燃焼量の燃焼が可能
となつたものである。
〔考案の説明〕
以上の様に拡炎燃焼器部分と複筒式燃焼筒部分
とを組合せた燃焼筒は、最少燃焼量がほぼ複筒式
燃焼筒部分の燃焼量に匹適するものであり、最少
燃焼量の低下をねらつて複筒式燃焼部分を小さく
すれば最大燃焼量も小さくなつてしまうものであ
つた。
この考案は間隙10と無孔外筒14と受皿16
の空気孔16′、外筒3の小孔の働きで、小形の
複筒式燃焼筒部分の燃焼に於て、芯11を高く突
出した時にも安定した燃焼が可能となつたもので
あり、燃焼が安定しているから芯11の突出量に
見合う可燃ガスを拡炎燃焼部分に供給できたもの
である。この為大発熱量燃焼に於て白黄炎の大き
さが変化したり、また燃焼が局部的に進行して炎
の形状がかたよるなどのトラブルが解消でき、巾
広い燃焼範囲で安定燃焼が可能となつたものであ
る。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案となる燃焼筒の断面図である。 1……内炎筒、2……外炎筒、3……外筒、4
……外筒リング、5……内炎筒天板、6……多孔
拡炎筒、7……拡炎板、8……炎筒、9……燃焼
室下板、10……間隙、14……無孔外筒、15
……芯外筒、16……受皿、16′……受皿空気
孔、A……燃焼室。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 多孔板で形成した内・外炎筒1,2の外方に外
    筒3を設け、該外筒3の上方に取付けた外筒リン
    グ4の内縁を内・外炎筒1,2上方に位置せし
    め、かつ内炎筒天板5には内炎筒1より小径の多
    孔拡炎筒6を立設し、該拡炎筒6の上方に拡炎筒
    6より大径の拡炎板7を取付け、前記外筒リング
    4と間隙10を介して燃焼室下板9を設け、該燃
    焼室下板9の周縁から炎筒8を立設した燃焼筒に
    於て、外筒3にも多数の小孔をあけ、かつ外筒3
    の外方に無孔外筒14を取付け、該芯外筒15か
    ら外方に伸びる受皿16に多数の空気孔16′を
    あけ、該無孔外筒14は受皿16と燃焼室下板9
    に届かせたことを特徴とする白黄炎燃焼筒。
JP6709382U 1982-05-08 1982-05-08 白黄炎燃焼筒 Granted JPS58169308U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6709382U JPS58169308U (ja) 1982-05-08 1982-05-08 白黄炎燃焼筒

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JP6709382U JPS58169308U (ja) 1982-05-08 1982-05-08 白黄炎燃焼筒

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Publication Number Publication Date
JPS58169308U JPS58169308U (ja) 1983-11-11
JPH0238178Y2 true JPH0238178Y2 (ja) 1990-10-16

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ID=30076933

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JP6709382U Granted JPS58169308U (ja) 1982-05-08 1982-05-08 白黄炎燃焼筒

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4735707U (ja) * 1971-03-05 1972-12-20
JPS5424347U (ja) * 1977-07-20 1979-02-17

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4735707U (ja) * 1971-03-05 1972-12-20
JPS5424347U (ja) * 1977-07-20 1979-02-17

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JPS58169308U (ja) 1983-11-11

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