JPH0237641Y2 - - Google Patents

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JPH0237641Y2
JPH0237641Y2 JP16028884U JP16028884U JPH0237641Y2 JP H0237641 Y2 JPH0237641 Y2 JP H0237641Y2 JP 16028884 U JP16028884 U JP 16028884U JP 16028884 U JP16028884 U JP 16028884U JP H0237641 Y2 JPH0237641 Y2 JP H0237641Y2
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mirror
roller
mirror housing
shaped lever
tension spring
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JP16028884U
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  • Optical Elements Other Than Lenses (AREA)
  • Rear-View Mirror Devices That Are Mounted On The Exterior Of The Vehicle (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の利用分野〕 本考案は自動車用のドアミラーに係り、特に、
緩衝式のドアミラーのミラーハウジングを容易に
傾倒姿勢に保持し得るように改良した自動車用ド
アミラーに関するものである。
〔考案の背景〕
自動車用ドアミラーは車体側方に突出せしめて
装着されるため、走行時に障害物と衝突する機会
が有る。このため、万一の衝突に際してその衝撃
を緩和吸収するよう、緩衝式ドアミラーが用いら
れる。
第2図は公知の緩衝式のドアミラーの1例(実
開昭57−96403号公報)を模式化して描いた水平
断面図で、図において下方が自動車の前方に相当
する。
車体1にミラーベース2が固着される。3は、
ミラー4を支承したミラーハウジングである。上
記ミラーベース2とミラーハウジング3との間に
ヒンジ部材5が設けられ、その前端部(図におい
て下端部)は前側軸6によつてミラーハウジング
3に、同じく後端部は後側軸7によつてミラーベ
ース2に、それぞれ回動可能なように軸着されて
いる。
上記のミラーベース2とミラーハウジング3と
の間にテンシヨンスプリング8が介装され、その
張力によつてミラーハウジング3がミラーベース
2に向けて押しつけられ、図示の如くドアミラー
として機能し得る姿勢(以下、正常姿勢と言う)
を保つている。
以上のように構成された緩衝式ドアミラーは矢
印Aの如く前方から外力を受けると、第3図に示
すようにミラーハウジング3が後方(図において
上方)に傾倒する。また、矢印Bの如く後方から
外力を受けると第4図に示すように前方に傾倒す
る。上記前,後方向の傾倒作動は、いずれもテン
シヨンスプリング8の付勢力に抗しつつ行われる
ので、外力の衝撃が該テンシヨンスプリング8に
吸収され、緩和される。
ところが一方、このドアミラーが車体側方に突
出しているため、例えば船積みなどの場合、船倉
に並べる自動車の間隙を広くしなければならない
ため、不経済であるという問題も有る。こうした
場合、第3図に示したようにミラーハウジング3
を後方に傾倒させた姿勢に保持しておくと自動車
同志の間隔を詰めることができて経済的である。
上述の如く、ミラーハウジング3を後方に傾倒
させた姿勢に保持する手段を設けると、例えばこ
のドアミラーを装着した自動車を車庫入れなどの
場合のように障害物との間隔が狭い個所を通過す
る際、ドアミラーが邪魔にならないように傾倒さ
せておくこともできて非常に便利である。
しかし、前記のテンシヨンスプリング8は緩衝
機能を果たすため、かなり強い取付荷重(例えば
30Kg程度)を与えてあるため、第3図に示したよ
うに傾倒姿勢を保持させるには、例えば仮想線9
で示したような頑丈な保持治具で支えなければな
らない。上記の如く特別の保持治具を用意してお
いては車庫入れ操作の都度、取付け、取外しする
ことは運転手にとつて非常に煩わしい。その上、
第3図に示した後方傾倒姿勢においてはテンシヨ
ンスプリング8が大きく引き伸ばされているの
で、この状態に長時間保持するとテンシヨンスプ
リング8に塑性変形を生じて、いわゆるバネのへ
たりを生じる虞れが有る。
上記の不具合を解消して、ミラーハウジングに
別段の力を加えなくても傾倒姿勢を保持すること
ができ、しかも傾倒姿勢に長時間保持してもテン
シヨンスプリングにへたりを生じないようにする
為には、前記のヒンジ部材にL字形レバーを枢着
して該L字形レバーの1端とミラーハウジングと
の間にテンシヨンスプリングを介装するととも
に、上記L字形レバーの他端にローラを取り付
け、かつ、ミラーベースに上記のローラを案内す
るレール部材を設け、上記のレール部材に前記の
ローラに係合する凹部を少なくとも2個所設けた
構造(以下、試案という)を用いると有効であ
る。
第5図は上記試案のドアミラーの水平断面を模
式化して描いた説明図で、前記の公知例における
第2図に対応する図である。第2図と同一の図面
参図番号にダツシを付して示したミラーベース
2′,ミラーハウジング3′,ヒンジ部材5′,前
側軸6′,後側軸7′,テンシヨンスプリング8′
は、それぞれ従来例における構成部材に対応する
類似の部材である。試案の装置は、前記のヒンジ
部材5′にL字形レバー9を回動可能に枢着する。
9aは枢支軸である。
上記L字形レバー9の1端9bとミラーハウジ
ング3′との間にテンシヨンスプリング8′を介装
係着すると共に、前記L字形レバー9の他端部9
cのローラ10を軸着する。
一方、ミラーベース2′に、前記のローラ10
を案内するレール部材11を固定する。
上記レール部材11の案内面は、後側軸7′を
中心とする円弧状部11aと、該円弧状部11a
の両端部に設けた凹部11b,11cとによつて
形成されている。
第6図は上記L字形レバー9及びレール部材1
1を抽出して描いた斜視図、第7図はL字形レバ
ーの分解斜視図である。
第8図は、本実施例のドアミラーが正常姿勢の
状態にあるとき、その1部を破断して描いた斜視
図である。
上記のように構成した本例のドアミラーにおい
て、第5図に示す矢印Aの如く、ミラーハウジン
グ3′に後向きの外力が作動すると、ローラ10
が凹み11cから外れ、円弧状部11aに沿つて
転動して凹み11bに係合し、第9図の如くミラ
ーハウジング3′が後方に傾倒する。
この第9図は、公知例における第3図と比較し
て明らかなように、テンシヨンスプリング8′の
伸長量が少ない。このため、傾倒姿勢に長時間保
持してもテンシヨンスプリング8′にへたりを生
じる虞れが無い。
しかも、第9図の状態(後方傾倒姿勢)におい
て、ローラ10が凹み11bに係合しているの
で、別段の力を加えなくても後方傾倒姿勢を保持
することができる。
第10図は後方傾倒状態の斜視図である。本図
に示した12はミラーハウジング3′に支承され
ているミラー(本図において省略)の支承角度を
調節する為の手動操作レバー、13は同リンクで
ある。
上述の作用より、この試案のドアミラーはミラ
ーハウジング3′に矢印A方向(後向き)の外力
を受けたとき該ミラーハウジング3′が後方に傾
倒して衝撃を緩和する。また、ミラーハウジング
3′に前向きの外力を受けたときは前述の公知例
におけると同様に作用して第11図のように前方
に傾倒して緩衝機能を果たす。
本考案者らは、以上に説明した試案のドアミラ
ーの実用化試験を繰り返した結果、次に述べるよ
うな技術的問題が有る事を発見した。
即ち、試案のドアミラーが第5図に示した正常
姿勢にあるとき、ロール10を凹み11cに押し
つける力が充分でないため、このドアミラーが振
動を受けるとローラ10と凹み11cとが瞬間的
に離間して再当接し、この作動を繰り返して連続
衝撃音を発する。
〔考案の目的〕
本考案は上述の事情に鑑みて為されたもので前
記の試案のドアミラーに更に改良を加え、試案の
長所(テンシヨンスプリングのへたり防止と傾倒
姿勢保持の容易さ)を損うことなく、その上、連
続衝撃音を発生する虞れの無いドアミラーを提供
しようとするものである。
〔考案の概要〕
本考案は、前記の目的を達成するため、ミラー
ベースとミラーハウジングに対しそれぞれ回動可
能に取付けたヒンジ部材にL字形レバーを枢着
し、該L字形レバーの一端とミラーハウジングと
の間にテンシヨンスプリングを介装し、上記L字
形レバーの他端にローラを取り付けるとともに、
上記ローラを案内するレール部材を前記ミラーベ
ースに固定し、かつ該レール部材には、その案内
面の両端にミラーハウジングの正常姿勢時と後方
傾倒姿勢時とに前記ローラが係合する凹部を2個
設け、かつ、ミラーハウジングの正常姿勢時に前
記のローラをレール部材の一方の凹部に向けて押
つける方向に付勢するバネ手段を設けたことを特
徴とする。ローラをレール部材に向けて押しつけ
ると該ローラはレール部材の凹みに密着して強固
に係合を保つので連続衝撃音を発しなくなる。
〔考案の実施例〕
次に、本考案の1実施例を第1図について説明
する。
第1図は本考案を適用したL字形レバーとレー
ル部材とを示す斜視図で、前記の試案における第
6図に対応する図である。
第1図(本案)の構成を第6図(試案)と比較
して、その異なるところを次に説明する。
ローラ10が凹み11cに係合したとき、該ロ
ーラ10に当接してこれを凹み11cに向けて押
しつける方向に付勢する板バネ状のスプリング2
1を設け、このスプリング21をレール部材11
と共にミラーベース2′に固定する。22は取付
ネジである。
L字形レバー9はテンシヨンスプリング8′に
よつて矢印R方向の回動力を受けてロール10を
凹み11cに押しつけるが、該ローラ10は更に
スプリング21の付勢力によつて凹み11cに向
けて押圧され、該凹み11cに強く係合する。
ローラ10が凹み11cに向けて強く付勢され
ているから、振動を受けても双方の部材が瞬間的
に離間することはない。従つて振動を受けて離
間・再当接を繰返して連続衝撃音を発する虞れが
無い。
第1図に示した構成から明らかなように、この
実施例の構成によれば、前述の試案の装置(第5
図乃至第11図)が有している緩衝機能と傾倒姿
勢保持の容易性とが、本考案に係るスプリング2
1の追加によつて妨げられる虞れは無く、また、
テンシヨンスプリングのヘタリ防止機能にも支承
を及ぼさない。
〔考案の効果〕
以上詳述したように、本考案のドアミラーは、
テンシヨンスプリングにへたりを生じる虞れが無
く、傾倒姿勢の保持が容易で、その上、振動を受
けても連続衝撃音を発する虞れが無い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を適用したL字形レバーとレー
ル部材とを示す斜視図である。第2図乃至第4図
は公知の緩衝式ドアミラーの水平断面の模式図
で、第2図は正常姿勢を、第3図は後方傾倒姿勢
を、第4図は前方傾倒姿勢を、それぞれ示してい
る。第5図乃至第11図は試案のドアミラーを示
し、第5図は正常姿勢の水平断面の模式図、第6
図はL字形レバーとレール部材とを抽出して描い
た斜視図、第7図はL字形レバーとローラとの分
解斜視図、第8図は正常姿勢の状態の一部破断斜
視図、第9図は後方傾倒姿勢の水平断面の模式
図、第10図は同部分破断斜視図、第11図は前
方傾倒姿勢の水平断面の模式図である。 2,2……ミラーベース、3,3′……ミラー
ハウジング、4……ミラー本体、5,5′……ヒ
ンジ部材、6,6′……前側軸、7,7′……後側
軸、8,8′……テンシヨンスプリング、9……
L字形レバー、9a……枢支軸、10……ロー
ラ、11……レール部材、11a……円弧状部、
11b,11c……凹部、21……スプリング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車体側に固定するミラーベースに対してヒンジ
    部材の1端を回動可能に支承するとともに、上記
    ヒンジ部材の他端にミラーハウジングを回動可能
    に支承し、かつ、上記ミラーハウジングをミラー
    ベースに向けて付勢するテンシヨンスプリングを
    設けた自動車用ドアミラーにおいて、前記のヒン
    ジ部材にL字形レバーを枢着して該L字形レバー
    の1端とミラーハウジングとの間に前記テンシヨ
    ンスプリングを介装し、上記L字形レバーの他端
    にローラを取り付けるとともに、上記ローラを案
    内するレール部材を前記のミラーベースに固定
    し、かつ該レール部材には、その案内面の両端に
    ミラーハウジングの正常姿勢時と後方傾倒姿勢時
    とに前記ローラが係合する凹部を2個設け、か
    つ、ミラーハウジングの正常姿勢時に前記のロー
    ラをレール部材の一方の凹部に向けて押しつける
    方向に付勢するバネ手段を設けたことを特徴とす
    る自動車用ドアミラー。
JP16028884U 1984-10-25 1984-10-25 Expired JPH0237641Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP16028884U JPH0237641Y2 (ja) 1984-10-25 1984-10-25

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16028884U JPH0237641Y2 (ja) 1984-10-25 1984-10-25

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JPS6175351U JPS6175351U (ja) 1986-05-21
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ID=30718211

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JP16028884U Expired JPH0237641Y2 (ja) 1984-10-25 1984-10-25

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0799427B2 (ja) * 1986-01-28 1995-10-25 コニカ株式会社 ハロゲン化銀写真感光材料

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JPS6175351U (ja) 1986-05-21

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