JPS6050046A - 自動車用ドアミラ− - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、自動車に設けられたドアミラーに関するも
のである。

一般に、自動車の室外側に設けられたバックミラーとし
ては、フェンダ−ミラーあるいはＩ−アミターが知られ
ており、近時、！−アミラーを装着した車が多く見受け
られるようになった。

このドアミラーは、フェンターミラーと違って車体の幅
が一番広くなるドアの外側部に取すイ」けられるため、
第１図に示すようにミラ一本体１が車体の最外側よりも
寸法αだけ突出している。このように突出していると、
走行中あるいは停止中外部物体と衝突する虞れがある。

その衝撃を緩和して外部物体およびドアミラー自体の損
傷を軽減すべく、ドアミラーのミラ一本体１が衝突時に
傾倒するように作られた、Ｆ１衝機構付ドアミラーか実
用化されている。

この緩衝機構付ドアミラーは、例えば第２図に示すよう
な構造になっている。すなわち、符号２は自動車のドア
に固定されるミラーベースで、このミラーベース２にミ
ラ一本体１かヒンジ部材３を介して前後双方に傾倒自在
となるように装着されている。ミラ一本体１は、ミラー
４かミラーボテ−５に固着され、このミラーボテ−５が
ミラーハウシンタロに刻して可動自在に支承され、さら
にこのミラーボデー５を遠隔操作で適当な傾きまで可動
さげる電動式駆動部７かミラーハウシング６に内蔵され
ている。７ａは同電線保護管である。

一方、ヒンジ部月３は、一端部が後側軸３ａてミラーベ
ース２に回動自在に取り伺けられ、自由端となった他端
部に前側軸３ｂでミラ一本体１のミラーハウシンクロが
回動自在に取り付けられている。

これによりミラ一本体１は、後側軸３ａを中心として矢
印へ方向へ回動、つまり後傾するように、また前側軸３
ｂを中心として矢印Ｂ方向へ回動、つまり前傾するよう
になっている。

このように支承されたミラ一本体１をミラーベース２に
当接させて図示のごとく車体側方に突出した正規の使用
姿勢を保たせるように、ミラ一本体１とミラーベース２
との間にテンションスプリング８がミラ一本体Ｊを矢印
Ｃ方向ヘイ・」勢するように張設されている。具体的に
は、このテンションスプリング８は、ピン９てミラーベ
ース２に回動自在に取り伺けられたリン・り同に一端部
が装着され、他端部かミラーハウシンクロに取り付けら
れている。

このように構成された緩衝機構伺ドアミラーは、ミラ一
本体Ｊに矢印り方向の外力を受けると、ヒンジ部材３が
後側軸３ａを中心に矢印へ方向に回動し、ミラ一本体１
がヒンジ部４４３と一緒にテンションスプリング８の付
勢力に抗して第３図に示す矢印Ａのごとく後方へ傾倒し
て外力の衝撃が緩和される。外力が解除された場合には
、勿論テンションスプリング８の引り長刀によりミラー
木イ本１が第２図に示す元の位置まで復帰する。

また、ミラ一本体１が矢印１？方向の外力を受番プると
、ヒンジ部材３が前側軸３ｂを中心に矢印Ｂ方向へ回動
し、ミラ一本体１はテンションスプリング８の付勢力に
抗して矢印ｒうのことく前方に傾倒して外力の衝撃が緩
和される。

しかしながら、このような従来のドアミラーは、ミラ一
本体１が衝撃緩和のために傾倒するようになっているが
、傾倒姿勢を保持することができなかったため、船や１
−レータ等による運搬の際にはミラ一本体ｌが側方へ突
出している分だけ余分な空間を占めてしまう、という不
具合がある。この対策として、ドアミラーを未装着の状
態もしくは取り外した状態で船積み等を行ない、陸揚げ
後にドアミラーを取り付けることも従来、一部で行なわ
れている。だが、組立工場でのドアミラー取付作業に比
べ、運搬先での数句作業は設備や手順等の点で作業時間
も掛かるし、取付不良等を起こす虞れもあり、充分でな
かった。一方、上記のような運搬に限らず、部内のパー
キング、特に立体駐車＠等に入れる場合等には、側方へ
突出しているミラ一本体１が邪魔で駐車できない場合が
あり、非常に不便であった。

この発明は、かかる従来の実情に鑑みてなされたもので
、緩衝機能を備えたうえで、ミラーを有するミラーハウ
シングの傾倒姿勢を少ない部品で保持でるようにし、し
かも傾倒姿勢への操作および使用姿勢への操作が迅速か
つ容易に行なえる自動車用ドアミラーを提供することを
１」的としている。

この目的達成のため、この発明の自動車用１−アミラー
は、車両のドアに設（づられだミラーベースにミラーを
有するミラーハウシンクをヒンジ部材を介して車両の前
後方向へ回動自在に取り伺け、前記ミラーベースにスプ
リングフックを前記ヒンジ部材の一端側枢着部と同軸と
なるように回動自在に軸支させ、ミラーハウシングとス
プリングフックとの間にテンションスプリングを張設し
、ミラーベースを貫通して車室内外へ進退自在なプッシ
ュプルロッドの一端をスプリングフックの自由端側に車
室外側へ押し込み口■能に連結し、ブツシュプルロッド
の他端をスプリングフックがミラーベースに固定される
プッシュプルロッドの車室内引き込み時とスプリングフ
ックがミラーベースから離れる車室外押し込み時に１−
アの内側に係止させるようにしたことを特徴とする特 以下、この発明を図面に基づいて説明する。

第４図〜第１０図はこの発明の一実施例を示す図である
。図において従来例と同一ないし均等な部位又は部材に
は同一符号を付して重複した説明を省略する。

スプリングフック１５の一端部にはヒンジ部材３のヒン
ジピンである後側軸３ａに嵌合する軸受穴１５ａか設け
られており、軸受穴１５ａを後側軸３ａに嵌合させてス
プリングフック】５はミラーベース２に回動自在に軸支
されている。このスプリングフック１５の中間位置にバ
ネ掛は用の透孔１５ｂが改番プられ、透孔１５ｂとミラ
ーハウジング３との間にテンションスプリング８が張設
されている。

更に、スプリングフック１５の自由端部である先端部に
はロッド挿通穴１５ｃが設けられており、スプリングフ
ック１５の先端部のミラーハウジング側面にはリング状
のゴムで形成された緩衝板１６が取り伺けられている。

一方、ミラーベース２にはスプリングフック１５の先端
部が当接してスプリングフック１５のミラーベース２側
への回動を１１月止するフック当接壁部２ａが設けられ
ており、当接壁部２ａには日ソ１−貫通穴１７が形成さ
れている。また、ミラー／ベース２のｌｂ接壁部２ａと
対向する壁面にも日ソ１へ貫通穴１７が設けられている
。

ドアの車室内側にはミラーベース２と接合する内部が中
空で三角形をした日ソ１〜取伺用ブラヶッ１−１８か取
り付けられている。ロット取（す用ブラヶソ１−１８の
車室内側面部には′ｒ字状の凹陥部１９と凹陥部１９の
下端部分と連通ずるフロン１〜カラス側に同番づて延び
る水平凹陥部２ｏとが設けられており、凹陥部１９の下
端部分と水平凹陥部２ｏとにはロット案内穴２１が形成
されている。また、ロッド取伺用ブラケッ１−１８のミ
ラーベース２と当接する壁部にはロッド貫通穴２２が形
成されている。　゛ミラーベース２とロット取伺用ブラ
ヶッ１−１８とにはプッシュプルロッド２３がミラーベ
ース２に形成されているロッド貫通穴１７．１７及び日
ソ１〜取伺用ブラケツ１−１８に形成されているロッド
貫通穴２２及びロット案内穴２１に挿通させら扛て車室
内外へ進退自在に貫通させられている。そのプッシュプ
ルロッド２３の一端はスプリングフック１５の先端部に
設けられたロッド貫通穴１５ｃに挿通させられており、
先端には抜は止め用ボール２４が取り伺けられて車室外
へと押し込み可能にスプリングフック１５と連結されて
いる。また、プッシュプルロッド２３の他端側は凹陥部
１９から車室内に突出させられており、その途中である
プッシュプルロッド２３の略中間位置で折曲自在な折曲
部２３ａが凹陥部１９の下端部分で係止されている。そ
して、プッシュプルロット２３の折曲部２３ａで折曲さ
れた他端側は先端に設けたハンドル２６と共に′ｒ字状
の凹陥部１９内に収納される。凹陥部１９の上方でロッ
ト取イ」用ブラケット１８の車室内側面部には車室内に
露出する操作ボタン２７ａを有する係止爪２７がハンド
ル２６に向けて進退自在に配設されており、係止爪２７
はコイルスプリング２８により常時ハンドル２６に向け
て付勢されている。従って、凹陥部１９内にハンドル２
６が収納されたとき、第６図に示すようにハンドル２６
の頂部に形成された係止溝２６ａに係止爪２７が係合し
てプッシュブルロソ１−２３の折曲部２３ａて折曲され
た他端側は凹陥部１９内に係止される。

更に、プッシュプルロット２３の折曲部２３ａより車室
外寄り位置に係止ピン２９が突設されている。

３０はミラーハウシング６に設けられたロット受は部で
ある。

次に作用を説明する。

まず、ミラーハウジング６をドアから張り出す使用姿勢
にセットして使用する場合には、プッシュプルロッド２
３のハンドル２６をスプリングフック１５がミラーベー
ス２の当接壁部２ａに当接するまで車室内に引き込む。

しかる後に、プッシュプルロッド２３の折曲部２３ａで
折曲する。即ち、プッシュプルロット２３のハンドル２
６を有する他端側を凹陥部１９内に設けられている案内
突起］９ａに当接するまで回動してロッド取付用ブラケ
ソ１−１８の′■゛字状の凹陥部１９内に収納させる。

そうすると、係止爪２７がハンドル２６に形成されてい
る係止溝２６ａに係合して、プッシュプルロッド２３の
他端側はその倒れが防止されると共に折曲部２３ａと一
緒に凹陥部１９内に係止されてスプリングフック１５が
ミラーベース２に固定される。従って、テンションスプ
リング８の引張力でミラーハウシンクロはミラーベース
２に圧接され、第４図に示すように１くアから張り出し
た使用姿勢にセントされる。このときのテンションスプ
リング８の引張力は高速走行時、悪路走行時にミラーハ
ウジング６か風圧を受けたり、車体の振動を受けたりし
てブレを生じ、ビビリ音を発生させることのないように
ミラーハウジング６がミラーベース２に圧着される程度
の圧着力を与えるように設定されている。

このようにセントされた自動車用ドアミラーは、ミラー
ハウジング６が矢印り方向の外力を受けると、ヒンジ部
材３が後側軸３ａの回りを回動し、ミラーハウジング６
がヒンジ部材３と一緒に矢印への如く、後方に傾倒して
外力の衝撃を緩和する。

第７図はミラーハウジング６が矢印Ａの如く、車両後方
に回動して傾倒した状態を示す。

ミラーハウジング６が矢印Ｆ方向の外力を受けるとヒン
ジ部材３が前側軸３ｂの回りを回動し、ミラーハウシン
クロは第８図に６、ずように矢印＋３の如く車両前方に
回動して傾倒し、外力の衝撃を緩和する。

次に、ミラーハウジング０を畳み込み状態即ち車両後方
に回動させて傾倒姿勢にセラ１−シて車両を船或いは車
両運搬１−レージ等で運搬する場合や立体駐車場等に入
れて駐車させる場合には、まず、ロソ１り取（ｑ用ブラ
ケッＩ・１８の凹陥部１９内に収納されているハンドル
２６を把むと共に係止爪２７と一体の操作ボタン２７ａ
をコイルスプリング２８の付勢力に抗して上動させて係
止爪２７とパン１〜ル２６の係止溝２６ａとの係止を解
除させる。しかる後にパン１〜ル２６を下方に向けて回
動さぜ、第９１；！Ｉに示すように折曲部２３ａで折れ
曲がっているブツシュプルロッド２３を直線状にし、ハ
ンドル２［ｉをりｆ、室外へ向けて押動する。そうする
と、ミラーハウシング６はそのロンド受は部３０が抑圧
されてヒンジ部月３と一緒に後側軸３ａの回りを回動し
て車両の後方に傾倒する。このとき、テンションスプリ
ング８の引張力により、スプリングフック１５も引っ張
ら４してヒンジ部材３と一緒に回動する。このようにテ
ンションスプリング８の引張力はスプリングフックｊ５
を引っ張るたけであるため、プッシュプルロッド２３を
車室外／＼向けて押動すれば、ミラーハウシンクロはミ
ラーベース２に対してヒンジ部月３を介して車両の後方
ｌ＼自由に回動し、プッシュプルロット２：）の進退操
作は極めて容易となる。また、テンションスプリング８
にはミラーハウジング６を１−アから張り出させるに必
要な引張力以外の引９ｊＱ力は働かないので、車両の運
搬が船などによるときのように長期にわたっても、テン
ションスプリング８にヘタリを生じさせることはない。

次に、ミラーハウジング６が所定角度回動して車両の後
方に傾倒すれば、今度はハンドル２６を回転させて第１
０図に示す如く、プッシュプルロッド２：３に突設され
ている係止ピン２８をミラーベース２の当接壁部２ａに
係止させてミラーハウジング６を車両後方への傾倒姿勢
に保持させる。また、ミラーハウシンクロの車両後方へ
のそれ以１の傾倒はハンドル２６が水平凹陥部２０に嵌
合することによって明止される。従って、ミラーハウシ
ンクロは車両後方△４の傾倒姿勢にセノ１へされ、車両
を船或いは車両運搬トレーラ等で運搬したり、立体駐車
場等に入れで駐車させることが可能となる。

この実施例では、ミラーハウシンクロを張り出させるた
めに、テンションスプリング８が一つ用いられている例
を示しているか、二つ以上用いるようにしても良いこと
は勿論である。

以上説明してきたように、この発明によれば、車両のド
アに設けられたミラーベースにミラーを有するミラーハ
ウジングをヒンジ部材を介して車両の前後方向へ回動自
在に取り付け、前記ミラーベースにスプリングフックを
前記ヒンジ部材の一端側枢着部と同軸となるよう回動自
在に軸支させ、前記ミラーハウジングとスプリングフッ
クとの間にテンションスプリングを張設し、前記ミラー
ベースを貫通して車室内外へ進退自在なプッシュプルロ
ッドの一端を前記スプリングフックの自由端側に車室外
側へ押し込み可能に連結し、該ブツシュプルロッドの他
端を前記スプリングフックがミラーベースに固定される
プッシュブルロソ１−の車室内への引き込み時と前記ス
プリングフックがミラーベースから舗れるｔ１室外への
押し込み時に１ヘアの内側に係止させるように構成した
ため、ミラーハウシンクを１１Ｌ両後方に回動させて傾
倒姿勢にセノｌ−して車両を船或いは車両運搬トレーラ
等で運１最する場合や、立体駐車場等に入れて駐車させ
ろ場合、ブツシュプルロッドを車室外へ向けて押動し、
しかる後に１〜アの内側に係止させれは、ミラーハウジ
ングはヒンジ部材と一緒に回動して車両の後方に傾倒し
た後テンションスプリングの引Ｑ５４力の影響を受けな
い傾倒姿勢で保持され、車両を船或いは車両運搬トレー
ラ等で運搬したり、立体駐１に場等に入れて駐車させる
ことができるという効果が得られる。

また、ミラーハウシンクか傾倒姿勢で保持されていると
きには、ミラーハウジングの回動に伴ないスプリングフ
ックも一緒に回動するので、テンションスプリングの引
張力がミラーハウジング自体にのみ作用し、テンション
スプリングには必要以上の引張力は働かないので、重両
の運搬か船などによるときのように長期にわたってもテ
ンションスプリングにヘタリを生しさぜることもないと
いう効果が得られる。。

更に、テンションスプリングの引張力はスプリングフッ
クを引っ張るだけであるため、ブツシュプルロットを車
室外へ向けて押し込み操作した場合にミラーハウジング
はミラーベースに対してヒンジ部材を介して車両の後方
へ自由に回動することとなり、また、プッシュプルロッ
ドを車室内ｌ＼向けて引き込み操作した場合にはミラー
ハウシングは傾倒姿勢から使用姿勢へと自由に回動する
こととなり、プッシュプルロフトの傾倒姿勢への操作及
び使用姿勢への操作を迅速かつ容易に行なえるという効
果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は自動車用ドアミラーか取り付けられた自動車の
斜視図、第２図は従来の自動車ｊ［川・アミラーの使用
姿勢を示す断面図、第３図は同傾倒姿勢を示す一部断面
を３む平面図、第４図〜第１０図はこの発明の自動車用
ドアミラーの一実施例を示し、第４図は自動車用ドアミ
ラーの使用姿勢を示す一部省略の断面図、第５図は自動
車用１−アミラーの取り（、Ｊけ状態を示す運転席から
見た斜視図、第６図はブソンユプルロノ１くと係止爪と
の係止状ＪＮを示す＋１１略説明図、第７図は自動車用
ドアミラーの車両前方への傾倒姿勢を示す要部断面図、
第８図は自動車用ドアミラーの車両後方への傾倒姿勢を
示す要部断面図、第９図は自動車用ドアミラーの使用姿
勢を示す要部断面図、第１０図はブツシュプルロットを
車室外へ押し込み操作して自動車用ドアミラーを車両後
方へ傾倒させた状態を示す要部断面図である。 ２・ミラーベース、３・・・ヒンジ部材。 ４・・ミラー、　５・・・ミラーボデー、Ｇ・・・ミラ
ーハウシンク、 ８・・・テンションスプリング、 １５・・・スプリングフック、 ２３・・プッシュプルロット。 第１図 盲 （ 第２図 ρ 第４図 第５図 没 第６１．・Ｉ Ｉ 第８図 第９　図 第１０図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 車両の（・アに設けられたミラーベースにミラーを有す
   るミラーハウジングをヒンジ部材を介して（１（両の前
   後方向へ回動自在に取り付け、前記ミラーベースにスプ
   リングフックを前記ヒンジ部材の一端側枢着部と同軸と
   なるよう回動自在に軸支させ、前記ミラーハウジングと
   スプリングフックとの間にテンションスプリングを張設
   し、前記ミラーベースを貫通して車室内外へ進退自在な
   プッシュプルロッドの一端を前記スプリングフックの自
   由端側に車室外側へ押し込み可能に連結し、該プッシュ
   プルロッドの他端を前記スプリングフックがミラーベー
   スに固定されるプッシュプルロッドの車室内への引き込
   み時と前記スプリングフックがミラーベースから離れる
   車室外側への押し込み時トこドアの内側に係止させるよ
   うにしたことを特、　徴とする自動車用ドアミラー。