JPH0237480A - 2値画像細線化方法および該方法を用いる2値画像細線化回路 - Google Patents

2値画像細線化方法および該方法を用いる2値画像細線化回路

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JPH0237480A
JPH0237480A JP18670588A JP18670588A JPH0237480A JP H0237480 A JPH0237480 A JP H0237480A JP 18670588 A JP18670588 A JP 18670588A JP 18670588 A JP18670588 A JP 18670588A JP H0237480 A JPH0237480 A JP H0237480A
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Takafumi Enami
隆文 枝並
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概 要〕 ヒルドリソジによる2値画像細線化方法に関し、処理を
簡素化し、回路構成を簡素化し、処理速度を向上させる
ことを目的とし、 2次元直交格子状に配列され、各々が所定の2つの状態
の何れかの状態をとる画素からなる画面内の該画素の各
々を、該画素の各々の周囲の、該画素の各々と所定の位
置関係にある画素と共に順に走査し、前記画素の各々が
、連続する同一状態の画素からなる領域の、前記直交格
子の直交する2辺の方向の何れの方向にも3画素以上の
幅を有する部分の縁の画素であるとき、該各々の画素の
状態を反転するべきものと判定し、前記画素の各々が、
連続する同一状態の画素からなる領域の、前記直交格子
の直交する2辺の方向の何れかの方向に2画素の幅を有
する部分の該2画素のうちの[画素であるときは、該各
々の画素の除去によって該領域の8連結数が変化しない
ならば、該各々の画素の状態を反転するべきものと判定
する処理を含む2値画像細線化方法において、前記画素
の各々と所定の位置関係にある画素は、該画素の各々に
対して8連結方向にそれぞれ少なくとも1画素の隣接す
る画素を含み、4連結方向には、該隣接する画素に、さ
らに隣接する、それぞれ少なくとも1画素を含むように
構成する。
〔産業上の利用分野〕
本発明は、ヒルドリッジによる2値画像細線化方法およ
び該方法を実施する2値画像細線化回路に関する。
!lI線化とは、一般に、以下に述べるような6つの条
件のもとに、同一の状態の画素が連続して存在する領域
の縁の画素の核間−の状態を反転させることにより、核
間−の状態の画素が連続して存在する領域を、連結性を
保存したままで細線化する処理である。
2値画像の細線化を行なう方式としては、従来、ヒルド
リノジの手法が最も良く知られている。
ヒルドリソジの細線化方法とは、簡潔に表現すると、以
下の(1)〜(6)の条件のもとに、各点の除去(画素
の状態の反転)を行なうものである。
(1)対象となる点(画素)が1 (細線化される画像
領域の状態)であること、 (2)対象となる点(画素)が、細線化される画像領域
の縁にあること、 (3)細線化される画像領域の端点は削り取らないこと
、 (4)孤立点(画素)は保存すること、(5)連結数(
8連結数)が保存されること、(6)線幅が2の部分領
域を切断しないために、既走査により除去されるべきと
判定された4連結点(縦横方向の連結点)をそれぞれ除
去して判定しても8連結数(′11横および斜め方向に
連結される領域の数)が変化しないこと。
ところで、従来、格子状に配列され、各々が2値画像を
表現すべく所定の2つの状態の何れかの状態をとる画素
からなる画面上の画像の細線化は、該画面全体を3×3
走査マスクによって走査することにより行なわれていた
が、上記(6)の条件判断のために、既走査の画素の判
定結果を、引き続(画素の走査時における判定に用いる
必要がある等、ハードウェア構成を複雑化するという問
題があり、ヒルドリッジの細線化の手順を簡素化して、
ヒルドリッジの細線化を行なう回路の)λ−ドウエア構
成を簡素にする技術が要望されていた。
〔従来の技術、および発明が解決しようとする課題〕
従来、2値画像の細線化は、画面全体を3x3走査マス
クによって走査することにより行なわれていた。
3×3走査マスクは、第5図に示されている。
すなわち、前述のような細線化の処理の手順において、
走査の対象となる画素が、前記の同一の状態の画素が連
続して存在する領域の縁の画素であるか否かを判定する
ために、該対象となる画素a4と共に、該対象となる画
素a4の周囲の8連結方向(左上、上、右上、左、右、
左下、下、右下)の各々の方向に隣接する、それぞれ1
画素、すなわち、aOr ” l+ all a31a
 in a6+ 27+ allを同時に走査する。そ
して、これらの周囲の画素の状態から該対象となる画素
a4の状態を反転すべきか否かを判定する。第5図では
、画素a4に対する該判定結果はboで示されている。
ところで、第6A図および第6B図には、上記のような
3×3走査マスクによる、2値画像細線化の1例を示す
ものである。
すなわち、第6A図のようにO状態の画素の中に、β1
.β2.β3.β4.β3.βいβ1.β8その他の1
状態の画素からなる連続する領域が存在する画像を細線
化する。
ここで、上記の3×3走査マスクを用い、前述のヒルト
リフジの細線化の手順の条件のうち、(1)〜(5)を
考慮して、左上から右下へという順で走査を行なうとす
ると、上記β2.β2.β3゜β4.β6.β7は、1
からOへ反転すべきであると判定される。このことは、
第6B図においては、Rで示している。
次に、第6B図の画素β8を中心とする3×3走査マス
クM8 ′によって画素β8の状態を反転すべきか否か
の判定を行なう場合を考える。判定は全て入力イメージ
・データの状態をもとに行なわれるので、第6B図のR
の画素は全て1として該判定が行なわれる。そのため、
画素β8を中心とする3×3走査マスクMe  ’によ
る画素β8の判定の際には、該判定の前に、画素β、が
1から0へ反転すべきであると判定されたこととは係わ
りなく、画素β8が前記のような画像の縁の画素として
1からOへ反転すべきであると判定されてしまう。した
がって、これらの走査により、画素β7およびβ3が共
に1から0へ反転すべきであると判定されたことになり
、第6A図の原画像のβ1.β2.β3.β4.β9.
β6.β7.β8および、その下の部分からなる1つの
連結する領域が画素β。
およびβ8の部分で分断されてしまう。
上記の問題は、前述のヒルトリフジの細線化の手順の条
件(6)を考慮しなかったため発生するものである。し
かし、従来の3×3走査マスクによっては、該3×3走
査マスクの中心の画素の4連結方向(上下左右方向)に
ついては、隣接する各1画素のみが同時に走査されるの
で、該中心の画素が幅2の部分の縁の画素か、あるいは
、幅3以上の部分の縁の画素かの判別ができない。
したがって、従来の細線化処理においては、上記の3×
3走査マスクにより検出される画素の状態と共に、第6
B図にRで示されるような、既に走査された画素の判定
結果をも参照して、該3×3走査マスクの中心の画素の
状態を反転させるべきか否かの判定を行なっていた。
そのため、従来の細線化処理のための回路は複雑になり
、回路規模が増大し、したがって、処理速度も低下する
という問題があった。
第7図は、従来の2値画像細線化回路を含む2値画像細
線化システムの概略構成を示すものである。
第7図において、1は原画像、2は画像入力装置、3は
入力イメージ・メモリ、4は出力イメージ・メモリ、そ
して、−点fA線200内が、従来の2値画像細線化回
路の構成を示すものである。
画像入力装置2は、例えば、CCDカメラからなり、原
画像1を2値のイメージ・データとして入力する。
入力イメージ・メモリ3は、上記入力されたイメージ・
データを保持する。
2値画像細線化回路200は、入力イメージ・メモリ3
に保持されたイメージ・データを走査して、前述のヒル
ドリソジの細線化処理を行ない、細線化処理されたデー
タは、出力イメージ・メモI74に保持される。
第7図の2値画像細線化回路200において、50はイ
メージ走査回路、60はライン・バッファ・メモリ、7
0は3×3走査マスク回路、80はROM、90は既走
査イメージ・データ・バッファ・メモリ、そして、91
は既走査データ・セット回路である。
入力イメージ・メモリ3の内容は、イメージ走査回路5
0が出力する読出し走査アドレスに応じて、例えば、左
上から右下へという順序でシリアルに読み出され、ライ
ン・バッファ・メモリ60を介して3×3走査マスク回
路70に入力される。
そして、3×3走査マスク回路70の出力は、後述する
既走査データ・セント回路91の出力と共にROM80
に入力される。
イメージ走査回路50はまた、出力イメージ・メモリ4
に対して、前記ROM、80の出力を書き込むタイミン
グで出力される書き込み走査アドレス、および、既走査
イメージ・データ・バッファ・メモリ90に対して、既
に該ROM80の出力によって書き換えられたイメージ
・データをシリアルに出力するための既走査データ続出
アドレスを出力する。
第7図の2値画像細線化回路200のより詳細な構成は
、第8図に示されている。
第8図のライン・バッファ・メモリ60は3列のシフト
レジスタから構成され、また、3×3走査マスク回路7
0も、それぞれ3ビツトからなる3列のシフトレジスタ
から構成されるものである。
第7図の入力イメージ・メモリ3からシリアルに出力さ
れたデータは、該ライン・バッファ・メモリ60の第1
列のシフトレジスタに入力され、該第1列のシフトレジ
スタ内をクロックに応じて順次シフトされた後、3×3
走査マスク回路70の第1列のシフトレジスタのビット
aZ+al+aOの位置に順次シフトされる。そして、
aoのビットの位置からシフト・アウトされた出力は、
さらに、ライン・バッファ・メモリ60の第2列のシフ
トレジスタに入力され、該第2列のシフトレジスタ内を
クロックに応じて順次シフトされた後3×3走査マスク
回路70の第2列のシフトレジスタのビ”/ トa 5
+ a a、a 3の位置に順次シフトされる。そして
、a、のビットの位置からシフト・アウトされた出力は
、さらに、また、ライン・バッファ・メモリ60の第3
列のシフトレジスタに入力され、該第3列のシフトレジ
スタ内をクロックに応じて順次シフトされた後3×3走
査マスク回路70の第3列のシフトレジスタのビットa
ll+a7□a6の位置に順次シフトされる。
3×3走査マスク回路70の各ビットa。、aa2+a
:l+at+a5+a6+a7+a@の出力は、ROM
80に入力される。他方、前述のように、従来の細線化
処理においては、既走査イメージ・データの一部のビッ
トを参照する必要があるため、第7図および第8図に示
されるように、前記出力イメージ・メモリ4から、既走
査イメージ・データのうち、そのとき3×3走査マスク
回路70に保持されているビットと所定の位置関係にあ
るピントがシリアルに読み出され、前記既走査イメージ
・データ・バッファ・メモリ90、および既走査データ
・セット回路91を介してROM80に入力される。
ここで、既走査イメージ・データ・バッファ・メモリ9
0、および既走査データ・セット回路91は、それぞれ
、前記ライン・バッファ・メモリ60、および3×3走
査マスク回路70と同様に、それぞれ複数のシフトレジ
スタから構成されるものとなるが、詳細は省略する。
こうして、ROM80は、上記の3×3走査マスク回路
70の出力と共に、既走査データをも入力して、これら
の情報により、該3×3走査マスク回路70の中心画素
の状態を反転すべきか否かを判定する出力を与える。そ
して、このROM80の出力は、前記出力イメージ・メ
モリ4に入力される。
以上述べたように、従来の3×3走査マスクを使用する
細線化処理においては、入力イメージ・メモリの各画素
の状態を反転すべきか否かを判定するために既走査デー
タをも参照しなければならないので、処理が複雑になり
、それ故、回路構成が複雑になり、回路規模が増大し、
したがって、処理速度も低下するという問題があった。
本発明は上記の問題点に鑑み、なされたもので、処理を
簡素化し、回路構成を簡素化し、処理速度を向上させる
2値画像細線化方法および該方法を実施する2値画像細
線化回路を提供することを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕 本発明による2値画像細線化方法は、2次元直交格子状
に配列され、各々が所定の2つの状態の何れかの状態を
とる画素からなる画面内の該画素の各々を、該画素の各
々の周囲の、該画素の各々と所定の位置関係にある画素
と共に順に走査し、前記画素の各々が、連続する同一状
態の画素からなる領域の、前記直交格子の直交する2辺
の方向の何れの方向にも3画素以上の幅を有する部分の
縁の画素であるとき、該各々の画素の状態を反転するべ
きものと判定し、前記画素の各々が、連続する同一状態
の画素からなる領域の、前記直交格子の直交する2辺の
方向の何れかの方向に2画素の幅を有する部分の該2画
素のうちの1画素であるときは、該各々の画素の除去に
よって該領域の8連結数が変化しないならば、該各々の
画素の状態を反転するべきものと判定する処理を含むも
のであって、 前記画素の各々と所定の位置関係にある画素は、第1図
に示されるように、該画素の各々に対して8連結方向に
それぞれ少なくとも1画素の隣接する画素を含み、4連
結方向には、該隣接する画素に、さらに隣接する、それ
ぞれ少なくとも1画素を含むことを特徴とするものであ
る。
さらに、本発明による2値画像細線化回路は、上述の本
発明による2値画像細線化方法を実施するものであって
、 2次元直交格子状に配列され、各々が所定の2つの状態
の何れかの状態をとる画素からなる画面内の該画素の各
々を、該画素の各々の状態と、第1図に示されるような
、該各々の画素の周囲の、該各々の画素に対して8連結
方向の各々にそれぞれ少なくとも1画素の隣接する画素
の状態と、4連結方向の各々には、該隣接する画素に、
さらに隣接する、それぞれ少なくとも1画素の状態とを
検出するように、順に走査する走査手段と、前記走査手
段の出力により、前記画素の各々が、連続する同一状態
の画素からなる領域の、前記直交格子の直交する2辺の
方向の何れの方向にも3画素以上の幅を有する部分の縁
の画素であるとき、該各々の画素の状態を反転するべき
ものと判定し、また、前記画素の各々が、連続する同一
状態の画素からなる領域の、前記直交格子の直交する2
辺の方向の何れかの方向に2画素の幅を有する部分の該
2画素のうちの1画素であるときは、該各々の画素の除
去によって該領域の8連結数が変化しないならば、該各
々の画素の状態を反転するべきものと判定する細線化判
定手段とを有することを特徴とするものである。
〔作 用〕
本発明による2値画像細線化方法、および本発明による
2値画像細線化方法を実施する2値画像の細線化回路に
よれば、第1図に示されるように、画素の各々の状態、
そして該各々の画素の周囲の、該各々の画素に対して8
連結方向の各々にそれぞれ少なくとも1画素の隣接する
画素の状態と共に、4連結方向の各々には、該隣接する
画素に、さらに隣接する、それぞれ少なくとも1画素の
状態とを検出するので、 上記の画素の各々が、連続する同一状態の画素からなる
領域の、前記直交格子の直交する2辺の方向の何れの方
向にも3画素以上の幅を有する部分の縁の画素であるの
か、あるいは、連続する同一状態の画素からなる領域の
、前記直交格子の直交する2辺の方向の何れかの方向に
2画素の幅を有する部分の該2画素のうちの1画素であ
るときは、該各々の画素の除去によって該領域の8連結
数が変化するか否かが判定され得る。
こうして、本発明による細線化処理においては、入力イ
メージ・データの各画素を反転すべきが否かを判定する
際に、既走査データを参照する必要がなくなり、細線化
処理の手順が簡素化され、したがって、細線化処理回路
も簡素化され、これにより、処理速度も向上する。
〔実施例〕
前述のように、第1図は、本発明による走査マスクの構
成を示すもの、すなわち、本発明による走査マスクによ
り同時に検出される人力イメージ・データの画素を示す
ものである。
第1図において、a4が反転するか否かの判定の対象と
なる入力イメージ・データの画素、そして、画素a O
+ a I+ a !1aff+ aS+ a bla
 7+ a 8は、前述の3×3走査マスクと同じく、
入力イメージ・データにおいて該対象となる画素a4の
周囲の8連結方向(左上、上、右上、左、右、左下、下
、右下)の各々の方向に隣接する、それぞれ1画素を示
すものである。
本発明により、第1図の構成の走査マスクにおいては、
4連結方向に、上記対象となる人力イメージ・データの
画素a4に隣接する画素a l+ a3+a S+ a
 、に、さらに、それぞれ隣接する、少なくとも1画素
a9+alll+  all+  adzが付加されて
いる。
第1図の構成の走査マスクを用い、本発明の細線化処理
を行なう手順の1例を第2A図、第2B図および第2C
図を用いて説明する。
第2A図および第2B図は、本発明の細線化処理の対象
とする入力イメージ・データの画像の一部分を示すもの
で、前述の第6A図の画像と同じものである。
ここで、この例において、左右方向に2画素の幅を有す
る部分領域の細線化の際に、該2画素の何れの一方を除
去しても8連結数に変化がないとき、該2画素のうちの
左側の画素のみを除去するように定められているものと
する。
第1図の構成の走査マスクを用い、前述のヒルドリッジ
の細線化の手順の条件(1)〜(6)を考慮して、左上
から右下へという順で走査を行なう。その結果、第2A
図および第2B図の画素β0.β2.βユ、β4.β6
が、1から0へ反転すべきであると判定される。
次に、画素β7を中心とする、第2A図に示されるよう
な走査マスクM7により、該画素β7の状態を反転すべ
きか否かを判定する。第1図の走査マスクによれば、該
画素β、に隣接する画素β8ばかりでなく、該隣接する
画素β8にさらに隣接する画素β、が同時に検出される
ので、従来の細線化におけるように既走査のイメージ・
データを参照することな(、該画素β7が左右方向に2
画素の幅を存する部分領域の該2画素のうちの左側の画
素であることが検出される。前記のように、左右方向に
2画素の幅を有する部分領域の細線化の際に、該2画素
の何れの一方を除去しても8連結数に変化がないときに
は、該2画素のうちの左側の画素のみを除去するように
定められているので、該画素β、の状態を反転すべきと
判定される。
さらに、画素β8を中心とする、第2B図に示されるよ
うな走査マスクM6により、該画素β8の状態を反転す
べきか否かを判定する。第1図の走査マスクによれば、
該画素β、に隣接する画素β、ばかりでなく、該隣接す
る画素β、にさらに隣接する画素β1oが同時に検出さ
れるので、従来の細線化におけるように既走査のイメー
ジ・データを参照することなく、該画素β8が左右方向
に2画素の幅を有する部分領域の咳2画素のうちの右側
の画素であることが検出される。前記のように、左右方
向に2画素の幅を有する部分領域の細線化の際に、該2
画素の何れの一方を除去しても8連結数に変化がないと
きには、該2画素のうちの左側の画素のみを除去するよ
うに定められているので、該画素β8の状態は反転すべ
きでないと判定される。
以上、第1図の走査マスクにより画素β、まで走査した
結果は、第2C図に示されている。このように、画素β
、および画素β8が除去されずに残るので、8連結数は
保存される。
第3図は、本発明の2値画像細線化回路を含む2値画像
細線化システムの概略構成を示すものである。
第3図においても前述の第7図におけると同様に、1は
原画像、2は画像人力装置、3は入力イメージ・メモリ
、4は出力イメージ・メモリである。そして、第3図に
おいて、−点鎖線100内が、本発明による2値画像細
線化回路の構成を示すものである。
本発明の2値画像細線化回路100も、前述の第7図の
2値画像細線化回路200と同様に、入力イメージ・メ
モリ3に保持されたイメージ・データを走査して、前述
のヒルトリ・ノジの細線化処理を行なうもので、細線化
処理されたデータは、出力イメージ・メモリ4に保持さ
れる。
第3図の2値画像細線化回路100において、5はイメ
ージ走査回路、6はライン・バ・ノファ・メモリ、7は
走査マスク回路、8はROMである。
第3図の構成においては、第7図の構成と異なり、既走
査イメージ・データを参照するための構成は設けられて
いない。
入力イメージ・メモリ3の内容は、イメージ走査回路5
が出力する読出し走査アドレスに応じて第3図の左上か
ら右下の順でシリアルに読み出され、ライン・バッファ
・メモリ6を介して走査マスク回路7に入力される。そ
して、走査マスク回路7の出力はROM8に入力される
イメージ走査回路5はまた、出力イメージ・メモリ4に
対して、前記ROM8の出力を書き込むタイミングで書
き込み走査アドレスを出力する。
第3図の2値画像細線化回路100の主要部のより詳細
な構成は、第4図に示されている。
第4図のライン・バッファ・メモリ6は5列のシフトレ
ジスタから構成され、また、走査マスク回路7も、それ
ぞれ5ビツトからなる5列のシフトレジスタから構成さ
れるものである。該走査マスク回路7の第1列のシフト
レジスタの5ビツトの中央の1ビツトは前述の第1図の
走査マスクの画素a、に対応し、第2列のシフトレジス
タの5ビツトの中央の3ビツトは第1図の走査マスクの
画素a。+ a l + a2に対応し、第3列のシフ
トレジスタの5ビツトは第1図の走査マスクの画素al
o+a 3+ a 4+ a S+ al□に対応し、
第4列のシフトレジスタの中央の3ビツトは第1図の走
査マスクの画素a6+ a7+ a8に対応し、第5列
のシフトレジスタの中央の1ビツトは第1図の走査マス
クの画素allに対応する。
第3図の入力イメージ・メモリ3からシリアルに出力さ
れたデータは、該ライン・バッファ・メモリ6の第1列
のシフトレジスタに入力され、該第1列のシフトレジス
タ内をクロックに応じて順次シフトされた後、前記走査
マスク回路7の第1列のシフトレジスタに入力され、順
次シフトされて前記中央のビットa、の位置を経由して
さらに順次シフトされて出力される。該第1列のシフト
レジスタからシフト・アウトされた出力は、さらに、ラ
イン・バッファ・メモリ6の第2列のシフトレジスタに
入力され、クロックに応じて順次シフトされ、走査マス
ク回路7の第2列のシフトレジスタに人力されて順次シ
フトされるというようにして、ライン・バッファ・メモ
リ6および走査マスク回路7の第3〜5列のシフトレジ
スタに順次入力され、クロックに応じて順次シフトされ
る。
走査マスク回路7の各ビットaO+ aI+ a 2+
 a3+a41aS+a6+a7+a8+a9+a16
+all+a12の13ビツトの出力は、ROM8に入
力される。前述の従来の細線化回路と異なり、第3図お
よび第4図の構成においては、既走査イメージ・データ
の一部のビットを参照する必要がないため、ROM8に
入力されるのは走査マスク回路7の13ビツトの出力の
みである。
こうして、ROM8は、上記の走査マスク回路7の出力
を人力して、この情報により、該走査マスク回路7の中
心画素の状態を反転すべきか否かを判定する出力を与え
る。そして、このROM8の出力は、前記出力イメージ
・メモリ4に人力される。
なお、第3図の構成において、ROM8が先に〔課題を
解決するための手段〕の項において述べた細線化判定手
段に対応し、その他のイメージ走査回路5、ライン・バ
ッファ・メモリ6および走査マスク回路7が、該項にお
いて述べた走査手段に対応する。
以上述べた、本発明による第1図の走査マスクを使用す
る細線化処理回路の構成を、前述の第7図および第8図
の従来の第5図の3×3走査マスクを使用する細線化処
理回路の構成と比較すると、本発明による細線化処理回
路においては、第4図に示されるように、ライン・バッ
ファ・メモリ6は5列のシフトレジスタから構成され、
さらに、走査マスク回路7は5×5ビツトの構成となり
、この部分に関しては構成が若干大きくなるが、入力イ
メージ・メモリの各画素の状態を反転すべきか否かを判
定するために既走査データを参照する必要がないので、
第7図および第8図の構成におけるような既走査イメー
ジ・データ・バッファ・メモリ90および既走査データ
・セント回路91は不要となり、さらに、出力イメージ
・メモリ4からの既走査データの続出制御等も不要とな
って、結局、全体としては処理手順および回路構成が簡
素化される。そして、上記の処理手順および回路構成の
簡素化にともなって、処理速度も向上する。
〔発明の効果〕
本発明の2値画像細線化方法および2値画像細線化回路
によれば、処理を簡素化し、回路構成を簡素化し、処理
速度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による走査マスクにより検出される入力
イメージ・データの画素を示す図、第2A図、第2B図
、および第2C図は、本発明の2値画像細線化の説明図
、 第3図は、本発明の実施例における2値画像細線化回路
を含むシステムの概略構成図、第4図は、本発明の実施
例における2値画像細線化回路の主要部の概略構成図、 第5図は、従来の3×3走査マスクにより検出される第
2図イメージ・データの画素を示す図、第6A図および
第6B図は、従来の2値画像細線化の説明図、 第7図は、従来の2値画像細線化回路を含むシステムの
概略構成図、そして 第8図は、従来の2値画像細線化回路の主要部の概略構
成図である。 〔符号の説明〕 1・・・原画像、    2・・・画像入力装置、3・
・・入力イメージ・メモリ、 4・・・出力イメージ・メモリ、 5・・・イメージ走査回路、 6・・・ライン・バッファ・メモリ、 7・・・走査マスク回路、 8・・・ROM。 50・・・イメージ走査回路、 60・・・ライン・バッファ・メモリ、70・・・3×
3走査マスク回路、 80・・・ROM。 90・・・既走査イメージ・データ・バッファ・メモリ
、 91・・・既走査データ・七ノド回路、100・・・本
発明による2値画像細線化回路、200・・・従来の2
値画像細線化回路。 第 第 国 第6A図 第6B@

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、2次元直交格子状に配列され、各々が所定の2つの
    状態の何れかの状態をとる画素からなる画面内の該画素
    の各々を、該画素の各々の周囲の、該画素の各々と所定
    の位置関係にある画素と共に順に走査し、 前記画素の各々が、連続する同一状態の画素からなる領
    域の、前記直交格子の直交する2辺の方向の何れの方向
    にも3画素以上の幅を有する部分の縁の画素であるとき
    、該各々の画素の状態を反転するべきものと判定し、 前記画素の各々が、連続する同一状態の画素からなる領
    域の、前記直交格子の直交する2辺の方向の何れかの方
    向に2画素の幅を有する部分の該2画素のうちの1画素
    であるときは、該各々の画素の除去によって該領域の8
    連結数が変化しないならば、該各々の画素の状態を反転
    するべきものと判定する処理を含む2値画像細線化方法
    において、 前記画素の各々と所定の位置関係にある画素は、該画素
    の各々に対して8連結方向にそれぞれ少なくとも1画素
    の隣接する画素を含み、4連結方向には、該隣接する画
    素に、さらに隣接する、それぞれ少なくとも1画素を含
    むことを特徴とする2値画像細線化方法。 2、2次元直交格子状に配列され、各々が所定の2つの
    状態の何れかの状態をとる画素からなる画面内の該画素
    の各々を、該画素の各々の状態と、該各々の画素の周囲
    の、該各々の画素に対して8連結方向の各々にそれぞれ
    少なくとも1画素の隣接する画素の状態と、4連結方向
    の各々には、該隣接する画素に、さらに隣接する、それ
    ぞれ少なくとも1画素の状態とを検出するように、順に
    走査する走査手段と、 前記走査手段の出力により、前記画素の各々が、連続す
    る同一状態の画素からなる領域の、前記直交格子の直交
    する2辺の方向の何れの方向にも3画素以上の幅を有す
    る部分の縁の画素であるとき、該各々の画素の状態を反
    転するべきものと判定し、また、前記画素の各々が、連
    続する同一状態の画素からなる領域の、前記直交格子の
    直交する2辺の方向の何れかの方向に2画素の幅を有す
    る部分の該2画素のうちの1画素であるときは、該各々
    の画素の除去によって該領域の8連結数が変化しないな
    らば、該各々の画素の状態を反転するべきものと判定す
    る細線化料定手段とを有することを特徴とする2値画像
    細線化回路。
JP18670588A 1988-07-28 1988-07-28 2値画像細線化方法および該方法を用いる2値画像細線化回路 Pending JPH0237480A (ja)

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