JPH0237020Y2 - - Google Patents

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JPH0237020Y2
JPH0237020Y2 JP1983101294U JP10129483U JPH0237020Y2 JP H0237020 Y2 JPH0237020 Y2 JP H0237020Y2 JP 1983101294 U JP1983101294 U JP 1983101294U JP 10129483 U JP10129483 U JP 10129483U JP H0237020 Y2 JPH0237020 Y2 JP H0237020Y2
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concave arc
spherical concave
joint
arc surface
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JP1983101294U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は水道管等の接続を行う可撓継手の改良
に関するものである。
従来のこの種の可撓継手は、第5図に示すよう
に、内周面を球状凹弧面Cに形成した継手本体を
該球状凹弧面Cの最大径部分から2分割した形状
に形成し、一方の継手半部aにリング体dの一半
部を嵌合したのちその他半部に他方の継手半部b
を被嵌して両継手半部a,bの接合フランジe,
e間をボルトfにより締結することによつてリン
グ体dの外周球状面gを両継手半部a,bの球状
凹弧面cに摺接させた構造を有しているが、この
ような構造によれば、継手本体に対するリング状
球面体dの組入れ作業が煩わしいばかりでなく、
両継手半部a,bの接合フランジe,e間にパツ
キングPを配設する必要があり、又、使用中にフ
ランジパツキングの緩みや老化、ボルトナツトの
腐食による漏水が発生する虞れもあつた。
また、第5図に示されているようにスライド管
のシール部が、リング体dの奥側に位置し、開口
側にロツクリングを嵌着させてあるので、スライ
ド管を充分に奥まで挿嵌できるように余裕をもつ
た長さが必要であり、またシール幅も狭いので耐
水密性が不充分であつた。
本考案は、継手本体を2分割することなく一体
ものに形成できながら、スライド管に対するシー
ル部を継手本体の開口側に形成して、スライド管
長さを短かくできるようにし、しかも良好な水密
性を確保できる可撓継手を提供することを目的と
する。
本考案における特徴とする技術的手段は、内周
面を球状凹弧面に形成した継手本体と、この継手
本体の球状凹弧面に外周球状面を嵌合させたリン
グ体と、このリング体を挿嵌させるスライド管と
よりなる可撓継手において、前記継手本体には、
その球状凹弧面の内周面に形成したシール部材を
装着し、その一端開口部における継手本体の軸線
方向に対して直交する方向で対向する部分に、リ
ング体の両側開口端間の幅を有し、且つ球状凹弧
面に沿う切欠開口部を形成してあり、前記リング
体には、その開口一端側における内周面に環状凹
部を、他端側に環状空間部を形成して、この環状
空間部の両端対向面にストツパーを形成し、前記
環状凹部を比較的広幅に形成して、この環状凹部
の両端の仕切壁部間における内周面の開口側寄り
に突起を形成し、さらに、前記スライド管の開口
側外周にロツクリングを装着し、前記リング体
を、その内周面に形成した環状凹部が継手本体の
開口側に位置するように球状凹弧面内に嵌着する
とともに、前記スライド管をリング体に挿嵌し、
この連結状態において前記ロツクリングをリング
体の前記環状空間部内に位置させて、リング体の
前記環状凹部にシール部材を装着して、該シール
部材を前記突起によつてスライド管の外周面に挾
圧させるべく構成した点にある。
本考案の実施例を図面について説明すると、1
は内周面を球状凹弧面2に形成している継手本体
で、その一端開口部3側から後述するスライド管
4を挿嵌させるように形成してあり、他端開口部
外周には管接続用フランジ5を周設してある。
6は継手本体1の球状凹弧面2にその外周球状
面7を回動自在に摺接させているリング体で、そ
の内周面に適宜巾を有する環状空間部8を形成し
て該環状空間部8の両端対向面をストツパ9,9
に形成してあり、一つはリング体6の内周面の一
端側に、もう一つは後述のシール部材13の仕切
壁を兼ねるべく形成してある。
10,10は継手本体1の一端開口部3におい
て、直径方向に対向する部分に形成した切欠開口
部で、その開口巾をリング体6の巾、即ちリング
体6の両側開口端間の寸法と同等又はやゝ巾広く
形成していると共に対向内面11,11を継手本
体1の球状凹弧面2の最大径部から開口端に向か
つて水平又はやゝ拡開する方向に傾斜させて該対
向内面11,11間の径を全長に亘り球状凹弧面
2の最大径部と同径又はやゝ大径に形成してあ
る。
12,12は継手本体1の球状凹弧面2の内周
面に装着したシール部材、13はリング体6の一
端部内周面に装着したシール部材である。このシ
ール部材13は、第1図に示すように前記環状空
間部と並設した外側開口端寄りに形成した比較的
広幅の環状凹部に嵌装してある。そしてこの環状
凹部の幅内における外方寄りの内周面にシール部
材13の水密性をよくするための突起を形成して
ある。
14はリング体6に挿嵌したスライド管4の開
口端部外周に装着したロツクリングで、リング体
6の前記環状空間部8内に配設され、スライド管
4がリング体6に対して長さ方向に伸縮摺動を行
つた際に、前記ストツパ9,9に当接してスライ
ド管4の抜け止め並びに過度の移動を阻止するも
のである。
このように構成した可撓継手は、使用に際して
継手本体1内にリング体6を内装させるものであ
るが、その組立態様は第3図に示すように、継手
本体1の軸線方向に対してリング体6を直角方向
に向けた状態にして継手本体1の切欠開口部1
0,10に挿入したのち、90度回動させれば良い
ものである。
即ち、継手本体1の球状凹弧面2に対してリン
グ体6の外周球状面7を直交する方向に向けた状
態でリング体6を切欠開口部10,10間に挿入
すると、切欠開口部10,10の基端部である継
手本体1の球状凹弧面2の最大内径部にまでリン
グ体6が挿入されれば、該リング体6の最大径の
外周面が他端開口部に向かつて除々に小径となる
球状凹弧面2の他半部内周面に当接して球状凹弧
面2の中央部に達し、この状態でリング体6を球
状凹弧面2と接した直径方向の外周面を回動中心
として90度回動させると、継手本体1の球状凹弧
面2に沿つてリング体6の外周球状面7を摺接さ
せることができるものである。
又、リング体6を継手本体1から抜き取るに
は、前述した操作と逆の操作、即ち、リング体6
を継手本体1の軸心に直交する方向に回動させて
その巾方向を切欠開口部10,10の巾方向に一
致させたのち該切欠開口部10,10を通して引
き出せばよい。
こうして組立てられた可撓継手のリング体6に
スライド管4を摺動自在に挿嵌し、継手本体1の
フランジ5とスライド管4のフランジ15とに
夫々水道管等の配管16,17を接続して使用さ
れるものである。
而して、水道管等の配管を接続して地中に埋設
された状態において、地震等による地盤の変動が
生じた場合、継手本体1に対してリング状球面体
6が首振り状に自由に回動すると共にスライド管
4がリング体6に対して長さ方向に伸縮自在に摺
動して配管16,17の変位に対応するものであ
る。
以上のように本考案は、前記継手本体1には、
その球状凹弧面2の内周面に形成したシール部材
12,12を装着し、その一端開口部3における
継手本体1の軸線方向に対して直交する方向で対
向する部分に、リング体6の両側開口端間の幅を
有し、且つ球状凹弧面2に沿う切欠開口部10,
10を形成してあり、前記リング体6には、その
開口一端側における内周面に環状凹部を、他端側
に環状空間部8を形成して、この環状空間部8の
両端対向面にストツパー9,9を形成し、前記環
状凹部を比較的広幅に形成して、この環状凹部の
両端の仕切壁部間における内周面の開口側寄りに
突起を形成し、さらに、前記スライド管4の開口
側外周にロツクリング14を装着し、前記リング
体6を、その内周面に形成した環状凹部が継手本
体1の開口側に位置するように球状凹弧面2内に
嵌着するとともに、前記スライド管4をリング体
6に挿嵌し、この連結状態において前記ロツクリ
ング14をリング体6の前記環状空間部8内に位
置させて、リング体6の前記環状凹部にシール部
材13を装着して、該シール部材13を前記突起
によつてスライド管4の外周面に挾圧させるべく
構成してある可撓継手に係るものであるから、継
手本体1の球状凹弧面2とリング体6の外周球状
面7との染みが良好となつて継手本体1に対する
リング体6の回動が円滑に行えるのは勿論、継手
本体1にリング体6を内装させる場合に、継手本
体1の一端開口部3に形成した切欠開口部10,
10にリング体6を直交させるように挿入したの
ち90度回動させるだけで簡単且つ確実に組立てる
ことができ、又、スライド管4とリング体6との
間のシールをリング体6の開口端側に施して、そ
の奥部の環状空間部8の両端に形成したストツパ
9,9に対してスライド管4の端部に装着したロ
ツクリング14によりスライド管4の抜け止め並
びに過度の移動を規制してあるので、スライド管
4の長さを極力短かくすることができる。
殊に本考案においては、上記のようにスライド
管4の長さを短かくできながらも、リング体6と
スライド管4の間のシール部材13を装着する環
状凹部を比較的広幅に形成して、幅広く間隔を隔
てた両側部の仕切壁部と環状凹部の内周面及びス
ライド管4の外周面とでシール部材13を囲繞す
るとともに、前記の幅広い両仕切壁部によつてス
ライド管4を支持することとなるので、この両仕
切壁部だけでもスライド管4を安定して支持する
ことができる利点がある。
しかも幅広いシール部材13で良好に水密性が
保てるとともに、シール部材13が突起により挾
圧されているので、確実な水密性を維持すること
ができ、例え継手部で屈曲してリング体6に対し
てスライド管4が摺動してもシール部材13が突
起によつて位置保持されるので幅の広いシール部
材13が移動したり、捩れたりすることがなく、
また水圧が高ければ高い程シール部材13の側方
からの水圧によりシール部材13が圧縮されて水
密性が大きくなるので、大きな水圧であつても良
好な水密性を発揮することができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例における可撓継手の
一部縦断側面図、第2図は継手本体の正面図、第
3図は継手本体とリング体との分解斜視図、第4
図は使用状態を示す側面図、第5図は従来の可撓
継手の一部縦断側面図である。 1……継手本体、2……球状凹弧面、3……一
端開口部、4……スライド管、6……リング体、
7……外周球状面、8……環状空間部、9……ス
トツパー、10……切欠開口部、11……対向内
面、12,13……シール部材、14……ロツク
リング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内周面を球状凹弧面2に形成した継手本体1
    と、この継手本体1の球状凹弧面2に外周球状面
    7を嵌合させたリング体6と、このリング体6を
    挿嵌させるスライド管4とよりなる可撓継手であ
    つて、前記継手本体1には、その球状凹弧面2の
    内周面に形成したシール部材12,12を装着
    し、その一端開口部3における継手本体1の軸線
    方向に対して直交する方向で対向する部分に、リ
    ング体6の両側開口端間の幅を有し、且つ球状凹
    弧面2に沿う切欠開口部10,10を形成してあ
    り、前記リング体6には、その開口一端側におけ
    る内周面に環状凹部を、他端側に環状空間部8を
    形成して、この環状空間部8の両端対向面にスト
    ツパー9,9を形成し、前記環状凹部を比較的広
    幅に形成して、この環状凹部の両端の仕切壁部間
    における内周面の開口側寄りに突起を形成し、さ
    らに、前記スライド管4の開口側外周にロツクリ
    ング14を装着し、前記リング体6を、その内周
    面に形成した環状凹部が継手本体1の開口側に位
    置するように球状凹弧面2内に嵌着するととも
    に、前記スライド管4をリング体6に挿嵌し、こ
    の連結状態において前記ロツクリング14をリン
    グ体6の前記環状空間部8内に位置させて、リン
    グ体6の前記環状凹部にシール部材13を装着し
    て、該シール部材13を前記突起によつてスライ
    ド管4の外周面に挾圧させるべく構成してある可
    撓継手。
JP10129483U 1983-06-29 1983-06-29 可撓継手 Granted JPS608591U (ja)

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JP10129483U JPS608591U (ja) 1983-06-29 1983-06-29 可撓継手

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JP10129483U JPS608591U (ja) 1983-06-29 1983-06-29 可撓継手

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JPS608591U JPS608591U (ja) 1985-01-21
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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0716152Y2 (ja) * 1989-06-09 1995-04-12 株式会社スイケンテクノロジー 可動式管継手の継手構造

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2376995A (en) * 1943-04-30 1945-05-29 Glenn L Martin Co Flexible joint

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US2376995A (en) * 1943-04-30 1945-05-29 Glenn L Martin Co Flexible joint

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