JPH0236877Y2 - - Google Patents

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JPH0236877Y2
JPH0236877Y2 JP2633884U JP2633884U JPH0236877Y2 JP H0236877 Y2 JPH0236877 Y2 JP H0236877Y2 JP 2633884 U JP2633884 U JP 2633884U JP 2633884 U JP2633884 U JP 2633884U JP H0236877 Y2 JPH0236877 Y2 JP H0236877Y2
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folding
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Description

【考案の詳細な説明】 〔技術分野〕 本考案は、引違い走行可能な折り畳み建具を有
する引違いサツシに関するものである。
〔背景技術〕
従来より、折り畳み建具を引違い走行可能に上
下枠間に組み込んだサツシが、例えば、実公昭55
−43272号又は実公昭55−16072号公報で公知とな
つている。しかし、従来のものは各折り畳み建具
と上下枠との間の密封が確実になされるものでは
なく、窓や出入口などの気密及び水密が要求され
る開口部において、実用に供し得るものではなか
つた。
〔考案の目的〕
本考案は、上記背景技術に鑑みて考案されたも
ので、サツシ上下枠に設けたタイト材が、室内外
の折り畳み建具の折り畳み開閉の妨げとならず、
且つ、各タイト材と室内外の折り畳み建具との間
を確実に密封することのできる折り畳み式引違い
サツシを提供することを目的として、その密封構
造に工夫を凝らしたものであり、即ち、本考案
は、連結部が室外側へ突出して折り畳まれる室内
側折り畳み建具と室外側折り畳み建具を備えると
ともに、両折り畳み建具を上下枠間に引違い走行
可能に組み込んだ引違いサツシにおいて、室外側
折り畳み建具を室内側折り畳み建具よりも大きい
高さ寸法で形成し、室外側折り畳み建具の上下部
内側壁室内面を各々上下枠に設けたタイト材に密
着するとともに、当該密着部同士の間隔寸法を室
内側折り畳み建具の室外側壁上下端の高さ寸法よ
り大きくして、当該室内側折り畳み建具の室外側
壁上下部室内面を、上下枠に設けたタイト材に密
着して成ることを特徴とするものである。
〔考案の開示〕
以下、本考案を図示した実施例に従つて説明す
る。
各図において、サツシ枠Sは、上枠1,下枠
2,左右堅枠3,4から成り、このサツシ枠Sに
室内側折り畳み建具Aと室外側折り畳み建具Bが
引違い走行可能に組み込まれる。
各折り畳み建具A,Bは上吊り式であつて、上
部に設けられた戸車5,6によつて走行するもの
であり、そのために上枠1に設けられた室内外走
行部7,8は溝状を成している。そして、室内側
走行部7は室外側走行部8よりも低位置にあつ
て、互いに段違いとなつており、室内側走行部7
を成す室外側溝壁9の室外面には室外側折り畳み
建具用の上部第1タイト材10が取り付けられ
る。又、上記室外側溝壁9に連なる走行用横壁1
1の下面には支壁12が垂設され、当該支壁12
の室外面に、上部第1タイト材10に対して室内
側に位置する室内側折り畳み建具用の上部第2タ
イト材13が取り付けられる。
下枠2には、各折り畳み建具A,Bを円滑に案
内するための溝状ガイド部14,15が設けら
れ、各折り畳み建具A,Bの下面に取り付けられ
たガイド体16,17が摺動自在に係合するよう
になつている。そして、室内側溝状ガイド部14
は室外側溝状ガイド部15よりも高い位置にあつ
て、互いに段違いとなつており、室内側溝状ガイ
ド部14の室外側溝壁18の室外面には、前記上
部第2タイト材13と同一平面を成す下部第2タ
イト材19が設けられる。この上下第2タイト材
13,19は、第2図の右堅枠4に設けられた縦
方向第2タイト材20と同一平面を成して連なつ
ている。
上記室外側溝壁18の下方には補助枠21が取
り付けられており、この補助枠21の室外面には
前記上部第1タイト材10と同一平面を成す下部
第1タイト材22が取り付けられるとともに、こ
の上下部第1タイト材10,22は第2図の左堅
枠3に設けられた縦方向第1タイト材23と同一
平面を成して連なつている。
なお、第1図中、24は室外側折り畳み建具用
水切り材であり、25は室内側折り畳み建具用水
切り材であつて、前記上部第1タイト材10と一
体に成形されている。一方、室内側折り畳み建具
Aは、その高さ寸法が、室外側折り畳み建具Bの
それより小さく形成されるものであるが、第2図
に示すように、2枚のガラス障子26,27をヒ
ンジ部分34で連結して成るものであり、各ガラ
ス障子26,27の上框室外側壁28の上部及び
下框室外側壁29の下部は各々室外側へ張り出す
ように屈折しており、屈折した上框室外側壁28
の室内面イは、第3図に示すように各堅框30,
31の室外側壁室内面ロ,ロと同一平面を成して
いる。同様に屈折した下框室外側壁29の室内面
ハも、上記各堅框30,31の室外側壁室内面
ロ,ロと同一平面を成して連なつている。
そして、各ガラス障子26,27の室外側壁上
下端の高さ寸法は、前述の上下部第1タイト材1
0,22の間隔寸法より小さくされており、第5
図に示すように折り畳み開放状態でヒンジ部分が
室外側へ突出しても、室外側壁上下端が上下部第
1タイト材10,22と干渉しないようになつて
いる。又、各ガラス障子26,27の室内側壁上
下端の高さ寸法は、上下部第1タイト材13,1
9の位置の間隔寸法よりも小さくされており、こ
れも、折り畳み開放状態のときに両者の干渉によ
つて、開閉に支障を来さないようになつている。
なお、室外側折り畳み建具Aと召し合せ状態と
なる堅框30の室外面には、室外側折り畳み建具
Bに密着する召し合せパツキング42が取り付け
られる。
又、室内側折り畳み建具Aのうち左側ガラス障
子26のヒンジ側堅框30の室外面にはパツキン
グ取り付け用支片46が突設されており、この支
片46の長手方向にわたつて取り付けられたパツ
キング47は、閉鎖状態の折り畳み建具Aにおい
て、ヒンジ部分で突き合せ状態となる堅框30,
31の室外側空隙部ニを密封するとともに、第3
図に示すように、この空隙部ニにおいて露出状態
の上下部第2タイト材13,19と密着するよう
になつている。
更に、室外側折り畳み建具Bは、第2図に示す
ように、2枚のガラス障子32,33をヒンジ部
分34で連結して成るものであり、各ガラス障子
32,33の上框室内側壁35の上部及び下框室
内側壁36の下部は各々室内側へ張り出すように
屈折し、屈折した上下框室内側壁35,36の室
内面ホ,ヘは、第4図に示すように、各堅框3
7,38の室内面ト,トと同一平面を成してい
る。
上記ガラス障子32,33のヒンジ側上下端に
は、各堅框37,38の室内面ト,トと略同一平
面を成して、上下第1タイト材10,22と密着
する閉塞具39が取り付けられ、建具閉鎖時に突
き合せ状態となる両堅框37,38の室内面ト,
トと第1タイト材10,22との間に生じる空間
を閉塞するようになつている。そして、上記閉塞
具39は、突き合せ状態の両堅框37,38の間
に介在する縦長ヒンジ部材34aの縦壁41に固
着されており、両堅框37,38と回動可能に嵌
合しているヒンジ部材34aの抜け落ち防止機能
を併有している。
上記のような室内外折り畳み建具A,Bは一枚
の板状パネルとして、左右方向に開閉走行させる
ことができるが、この場合、ヒンジ部分34で不
用意に屈折しないように、図示しない固定手段で
固定状態となつている。
一方、各折り畳み建具A,Bを折り畳んで開閉
する場合には、上記の図示しない固定手段を解除
して折り畳み可能状態にした上で、第7図に示す
ように開閉すればよい。
又、室内側折り畳み建具Aのみを折り畳み開閉
する場合、この折り畳み建具Aの上下端寸法が室
外側折り畳み建具Bと上下第1タイト材10,2
2と密着する密着部間上下寸法よりも小さく形成
されているので、この上下部第1タイト材10,
22に妨げられることなく、室内側折り畳み建具
Aの開閉を行うことができる。
なお、第1図一点鎖線に示すように、両建具の
召し合め部の上下部分には、上部第1タイト材1
0と上部第2タイト材13の間及び下部第1タイ
ト材22と下部第2タイト材19の間を塞ぎ、召
し合せパツキング42の上下部に密着する気密ブ
ロツク43,44が取り付けられる。
又、第7図一点鎖線に示すように、室内側折り
畳み建具Aが折り畳まれるとき、下枠2の室外側
溝状ガイド部15に設けられた障子ストツパー4
0にぶつからないように、折り畳み建具Aの下端
と障子ストツパー40の高さが設定されている。
この障子ストツパー40は室内側溝状ガイド部1
4にも設けられているが、いずれも第8図に示す
ように、折り畳み建具A,Bを一方の堅枠に寄せ
た時、両建具A,Bが当接しないだけの長さ寸法
で形成されている。
第9図及至第11図は各々本考案の他の実施例
を示すものであり、第9図は室内外の走行部7,
8を段違いとせずに、同一平面状とした場合を示
し、第10図は、上部第1タイト材10及び上部
第2タイト材13を一体成形したものを使用し
て、各建具A,Bとの密着部を上下に及び室内外
方向に段違いとした場合を示し、第11図は上部
第1タイト材10及び上部第2タイト材13を同
一平面とし、室外側折り畳み建具Bの上下端に密
着片45を連設した場合を示しており、いずれ
も、室内側折り畳み建具Aはその折り畳み開閉
を、第1タイト材10,22に妨げられることは
ない。
又、本考案において、折り畳み建具の引違い走
行については、図示した上吊り式戸車によるもの
ばかりでなく、各建具の下部に下枠レール上を走
行する戸車を取り付け、且つ上部に上枠に係合す
るガイド体を突設することにより、走行できるタ
イプのものも含まれる。
〔考案の効果〕
以上のように、本考案は、室外側折り畳み建具
を室内側折り畳み建具よりも大きい高さ寸法で形
成し、室外側折り畳み建具の上下部室内側壁室内
面を各々上下枠に設けたタイト材に密着するとと
もに、当該密着部同士の間隔寸法を室内側折り畳
み建具の室外側壁上下端の高さ寸法より大きくし
て、当該室内側折り畳み建具の室外側壁上下部室
内面を、上下枠に設けたタイト材に密着して成る
ものであるから、各折り畳み建具と上下枠間の密
封を確実にすることができるとともに、各折り畳
み建具はその折り畳み開閉時に、各々が密着する
タイト材に妨げられることなく円滑に開閉するこ
とができるばかりでなく、特に室内側折り畳み建
具の折り畳み開閉時に室外側折り畳み建具とタイ
ト材との密着部に妨げられることなく開閉できる
利点を有している。又、、引違い状態の各建具と
タイト材の密着部は室内外方向に対して互いに接
近した位置に設けることが可能となるので、これ
らの密着部を巧みに利用して、両建具の召し合せ
部分における気水密性の確保を極めて容易になし
得る効果を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す縦断面図、第
2図は同実施例の横断面図、第3図,第4図は
各々同実施例の異なる部位における要部斜視図、
第5図は同実施例の異なる状態における縦断面
図、第6図,第7図,第8図は各々同実施例の動
作形態を示す概略平面図、第9図,第10図,第
11図は各々別の実施例を示す要部縦断面図であ
る。 図において、Aは室内側折り畳み建具、Bは室
外側折り畳み建具、1は上枠、2は下枠、10,
13,19,22はタイト材、28,29は室外
側壁、35,36は室内側壁である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 連結部が室外側へ突出して折り畳まれる室内側
    折り畳み建具と室外側折り畳み建具を備えるとと
    もに、両折り畳み建具を上下枠間に引違い走行可
    能に組み込んだ引違いサツシにおいて、室外側折
    り畳み建具を室内側折り畳み建具よりも大きい高
    さ寸法で形成し、室外側折り畳み建具の上下部室
    内側壁室内面を各々上下枠に設けたタイト材に密
    着するとともに、当該密着部同士の間隔寸法を室
    内側折り畳み建具の室外側壁上下端の高さ寸法よ
    り大きくして、当該室内側折り畳み建具の室外側
    壁上下部室内面を、上下枠に設けたタイト材に密
    着して成ることを特徴とする折り畳み式引違いサ
    ツシの密封装置。
JP2633884U 1984-02-23 1984-02-23 折り畳み式引違いサツシの密封装置 Granted JPS60137094U (ja)

Priority Applications (1)

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JP2633884U JPS60137094U (ja) 1984-02-23 1984-02-23 折り畳み式引違いサツシの密封装置

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JP2633884U JPS60137094U (ja) 1984-02-23 1984-02-23 折り畳み式引違いサツシの密封装置

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JPS60137094U JPS60137094U (ja) 1985-09-11
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0726552Y2 (ja) * 1987-02-19 1995-06-14 不二サッシ株式会社 中折窓
JPH0726550Y2 (ja) * 1987-02-19 1995-06-14 不二サッシ株式会社 横軸回転窓の水気密装置
JP4984065B2 (ja) * 2007-06-28 2012-07-25 清範 多田 スライド式折戸

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JPS60137094U (ja) 1985-09-11

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