JPH0236645A - コードレス電話機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、親機と複数台の子機とからなるコードレス電
話機に関する。

（従来の技術） 従来のコードレス電話機は、その通信において一周波数
帯のみを使用している。このため、複数台の子機との間
で通話を行うシステムを構築するためには、親機内に、
子機の数に対応して複数台の送信機と受信機とを設ける
必要があった。

（発明が解決しようとする課題） しかしながら、複数台の送信機と受信機とを設けるとそ
れだけ製品コストが高くなるといった問題があった。ま
た、複数台の送信機と受信機とを同時に動作させた場合
、相互変調妨害などが起こり、通話品質が悪化したり、
不要副射が多数発生してしまうといった問題もあった。

（課題を解決するための手段） 本発明は係る実情に鑑みてなされたもので、親機と複数
台の子機とからなるコードレス電話機において、前記親
機は、その受信系に、並列に接続された複数個の受信周
波数フィルタと、これら受信周波数フィルタの各々をＯ
Ｎ／ＯＦＦする手段と、前記受信周波数フィルタを通過
後の復調信号を送信系の変調信号に重畳する重畳手段と
、該重畳手段を送信系から切り離す手段とを備え、前記
子機は、その送信系及び受信系の周波数を別々に設定可
能な設定手段を備え、前記設定手段により、前記子機の
送信系の周波数を、前記１機の複数個の受信周波数フィ
ルタのうち通信に使用する受信周波数フィルタの周波数
に対応させて設定するものである。また、前記親機には
、複数個の受信周波数フィルタの代わりに１個の受信周
波数フィルタを設けるとともに、この受信周波数フィル
タの帯域幅を可変可能とし、この可変された受信周波数
帯域に対応させて子機の送信系の周波数を設定するもの
である。

（作用） 設定手段により、子機の送信周波数を、親機の複数の受
信周波数フィルタのうち通信に使用する受信周波数フィ
ルタの周波数に対応させて設定する。若しくは子機の送
信周波数を、親機に設けられた帯域幅が可変可能な１個
の受信周波数フィルタの周波数帯域に対応させて設定す
る。これにより、親機の送信波を１つの波（−周波数帯
）とし、各子機の送信波に対応する親機内の受信周波数
フィルタを使用して、該子機の送信波を受信し、これら
を合成して再送信することにより、親機内の１台の送受
信機により各子機同士の通話が可能となる。

（実施例） 以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。

（実施例１〕 第１図は本発明のコードレス電話機における親機の概略
ブロック線図、第２図は同電話機における子機の概略ブ
ロック線図を示し、本例では、子機を２台とした例を示
している。

第１図において、１は受信機、２ａ、２ｂは受信周波数
フィルタ（以下、ＩＦフィルタと称する）、３は検波器
、４は送信機、５は音声ループスイッチ、６は加算器、
７は受信系音声処理回路、８は送信系音声処理回路、９
は電話回線へのインターフェイス、１０．ＩＩはミュー
トスイッチ、１２はＩＦ合成スイッチである。また、第
２図において、２０は受信ミキサ、２１は検波器、２２
は受信系音声処理回路、２３は局部発振器、２４は受信
チャンネル設定スイッチ、２５はミュートスイッチ、２
６はスピーカ、２７は送信用パワーアンプ、２８は送信
用局部発振器、２９は送信チャンネル設定スイッチ、３
０は送信系音声処理回路、３１はミュートスイッチ、３
２はマイクである。

また、第３図は親機４０を介しての２台の子機４１．４
２の通話時の周波数関係を示している。

なお、以下の説明において、［。は制御チャンネル、ｆ
＋、ｆｚは音声チャンネルを示し、また、添え字のＡは
親機から子機へ送られる信号、添え字のＢは子機から親
機へ送られる信号であることを示している。

次に、上記構成のコードレス電話機の動作を、子機４１
から子機４２を呼び出して通話を行う場合を例にとり、
かつ接続段階、呼出段階、通話段階の各段階に分けて説
明する。

〔接続段階〕

子機４１は制御チャンネルとして「。、を使用し、親機
４０に対して子機４２を呼び出すように要求する。親機
４０はＩＦフィルタ２ａ、２ｂを使用して空いているチ
ャンネルを調べ、これをそれぞれｆｌｌｌ＋ｆＺＩ＋と
する。そして、親機４０は制御チャンネルｆ。Ａにて、
子機４１に受信チャンネルｆｌＡｓ送信チャンネルｆ１
ｍを措定し、子機４２に受信チャンネル［ｌＡ、送信チ
ャンネルｆｚｓを指定して順に呼び出す。

〔呼出段階〕

子機４１．４２を音声チャンネルに呼出すと、親機４０
のＩＦ合成スイッチ１２をＯＮとし、子機４２に対して
アラーム音の出力を要求し、子機４１に対して呼出中音
の出力を要求する。

この要求はチャンネルｆｌＡで行われ、子機４１に対す
る要求か、子機４２に対する要求かは、例えば要求デー
タ中にＩＤを含めることによって区別することができる
。

このとき、親機４０及び子ｉ４１．４２のミュートスイ
ッチ１０，１１，２５．３１はＯＦＦ　、親機４０の音
声ループスイッチ５もＯＦＦであり、図示しない制御系
がデータ伝送を行っている。

子機４１からのデータ伝送は送信チャンネルｆ１Ｂを使
用し、親機４０の受信機１．ＩＦフィルタ２ａ、検波器
３を通り、制御系で処理される。また、ｍ機４０のデー
タ伝送はチャンネルｆｌＡによって子機４１．４２に送
られる。

〔通話段階〕

子機４２が応答すると、応答を知らせる信号が送信チャ
ンネルｒｚｓによって親機４０に伝えられる。親機４０
はこれを受けると、チャンネルｆｌＡを使用して子機４
１と子機４２との両方にミュートスイッチ１０，１１，
２５．３１を閉じることを要求する信号を同時に出力す
るとともに、音声ループスイッチ５を閉じる。

これにより、子機４１の音声信号は受信機１、ＩＦフィ
ルタ２ａ、検波器３、音声ループスイッチ５、加算器６
、及び送信機４を通って子機４２に伝送される。また、
子機４２の音声信号は受信機１、ＩＦフィルタ２ｂ、Ｉ
Ｆ合成スイッチ１２、検波器３、音声ループスイッチ５
、加算器６、及び送信機４を通って子機４１に伝送され
る。

このようにして、親機４０内の１台の送受信機で２台の
子機４１．４２同士の通話が可能となる。

なお、上記実施例では、２台の子機間で通話を行う場合
について説明しているが、親機４０内のＩＦフィルタを
増やすことによって３台以上の子機を有するコードレス
電話機にも対応することが可能である。

〔実施例２〕 本例は第４図及び第５図に示している。

すなわち、複数個のＩＦフィルタ２ａ、２ｂを設ける代
わりに、帯域幅を可変できる１個のＩＦフィルタ２Ｃを
設けたものである。その他の構成は前記実施例１と同様
であるので、ここでは同符号を付して説明を省略する。

このＩＦフィルタ２Ｃは、第５図に示すように２組のＬ
Ｃ同調回路から成る複同調形の中間周波トランス（ＩＦ
Ｔ）で構成されており、帯域幅スイッチ１３のＯＮ／Ｏ
ＦＦ操作を行うことで、二次コイル側の同調周波数を決
定している可変容量ダイオード（■、）のバイアス電圧
を変化させ、これにより同調周波数をずらせて帯域幅を
変えるように構成したものである。これにより、前記実
施例１のように複数個のＩＦフィルタを設けたのと同様
の機能を得ることができる。

（考案の効果） 以上説明したように、本発明のコードレス電話機によれ
ば、親機内の１台の送受信機を介して複数台の子機同士
の通話を行うことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第３図は本発明のコードレス電話機の実施
例１を示し、第１図は親機の概略ブロック線図、第２図
は同電話機における子機の概略ブロック線図、第３図は
親機を介しての２台の子機間の通話時の周波数関係を示
す図、第４図及び第５図は本発明のコードレス電話機の
実施例２を示し、第４図は親機の概略ブロック線図、第
５図は受信周波数フィルタの電気的構成を示す回路図で
ある。 １・・・受信機 ２ａ、２ｂ、２ｃ・　ＩＦフィルタ ４・・・送信機 ５・・・音声ループスイッチ ６・・・加算器 ２・・・ＩＦ合成スイッチ ３・・・帯域幅スイッチ ４・・・受信チャンネル設定スイッチ ９・・・送信チャンネル設定スイッチ 第３図 ニ 第５ 図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）親機と複数台の子機とからなるコードレス電話機に
   おいて、 前記親機は、その受信系に、並列に接続さ れた複数個の受信周波数フィルタと、これら受信周波数
   フィルタの各々をＯＮ／ＯＦＦする手段と、前記受信周
   波数フィルタを通過後の復調信号を送信系の変調信号に
   重畳する重畳手段と、該重畳手段を送信系から切り離す
   手段とを備え、 前記子機は、その送信系及び受信系の周波 数を別々に設定可能な設定手段を備え、 前記設定手段により、前記子機の送信系の 周波数を、前記親機の複数個の受信周波数フィルタのう
   ち通信に使用する受信周波数フィルタの周波数に対応さ
   せて設定することを特徴とするコードレス電話機。 ２）請求項１記載のコードレス電話機において、親機に
   は、複数個の受信周波数フィルタの代わりに１個の受信
   周波数フィルタが設けられるとともに、該受信周波数フ
   ィルタの帯域幅が可変可能となされたことを特徴とする
   コードレス電話機。