JPH11163765A - 通信装置 - Google Patents

通信装置

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JPH11163765A
JPH11163765A JP9328259A JP32825997A JPH11163765A JP H11163765 A JPH11163765 A JP H11163765A JP 9328259 A JP9328259 A JP 9328259A JP 32825997 A JP32825997 A JP 32825997A JP H11163765 A JPH11163765 A JP H11163765A
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JP
Japan
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diode switch
signal
circuit
transmission
filter
Prior art date
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Pending
Application number
JP9328259A
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English (en)
Inventor
Shinichi Hirota
伸一 弘田
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Publication of JPH11163765A publication Critical patent/JPH11163765A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で良好に不要信号成分の除去を行
う。 【解決手段】 送信回路1からの送信信号が不要信号成
分除去フィルタ2、出力アンプ3を通じてダイオードス
イッチ4に供給される。このダイオードスイッチ4から
の送信信号が所定の双方向のフィルタ5を通じてアンテ
ナ6に供給され、またアンテナ6からの受信信号がフィ
ルタ5を通じて取り出される。そしてこのフィルタ5か
らの受信信号がダイオードスイッチ7、低雑音アンプ8
を通じて受信回路9に供給される。さらにダイオードス
イッチ7に並列にインダクタンス素子10が設けられ、
ダイオードスイッチ7のオフ時のキャパシタンス成分1
1、及び低雑音アンプ8の入力インピーダンスと共に形
成される回路が、少なくとも上述の送信信号の周波数に
対してはオープンで、不要信号成分の周波数に対しては
ショートとなるように、インダクタンス素子10の値を
定める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばコードレス
電話機での親子機間の通信のように、時分割で単一周波
数を用いて相互通信を行う通信に使用して好適な通信装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えばコードレス電話機での親子機間の
通信において、デジタル技術を応用して、時分割で単一
周波数を用いて相互通信を行う通信装置が実施されてい
る。
【0003】すなわち図2は、そのような通信装置の要
部の構成を示すものである。この図2において、例えば
図示しない送話器からの音声信号が送信回路21に供給
される。そしてこの送信回路21では、例えば供給され
た音声信号がA/D変換されて時間軸圧縮されたデジタ
ル信号とされ、このデジタル信号が所定の周波数で変調
されて送信信号が形成される。
【0004】この送信回路21で変調された送信信号
が、後述するスプリアス(不要信号)成分を除去するた
めのフィルタ22に供給され、このフィルタ22からの
送信信号が出力アンプ23を通じてダイオードスイッチ
24に供給される。さらにこのダイオードスイッチ24
からの送信信号が所定の送受信信号の周波数帯域を通過
させる双方向のフィルタ25を通じてアンテナ26に供
給される。
【0005】またアンテナ26からの受信信号が上述の
双方向のフィルタ25を通じて取り出され、このフィル
タ25からの受信信号がダイオードスイッチ27、低雑
音アンプ28を通じて受信回路29に供給される。そし
てこの受信回路29では、受信信号中のデジタル信号が
復調され、時間軸伸張されD/A変換される。さらにこ
のアナログ信号(音声信号)が、図示しない受話器に供
給される。
【0006】そして上述の装置において、送信回路21
及び受信回路29では、例えば図3のAに示すように送
信と受信が交互に行われるように制御が行われる。一
方、例えばコードレス電話機での親子機間の相手側の装
置では、同図のBに示すように送信と受信が逆転して行
われるように同期制御が行われる。これによって、これ
らの装置の間で単一周波数を用いて相互通信を行うこと
ができるものである。
【0007】なお上述の装置においては、送信と受信の
切り換えが例えば1m秒間隔で行われると共に、音声信
号の時間軸圧縮、伸張が行われることによって、送話器
及び受話器の部分での音声信号は連続して送受話を行う
ことができる。そしてこの場合に、往復で例えば4m秒
程度の遅れであれば、使用者に違和感を感じさせること
なく、相互通信を行うことができるものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで上述の装置に
おいて、送信回路21で変調された送信信号には、例え
ば図4に示すように上述の送受信に用いられる所望の単
一周波数の成分の他に、複数の周波数のスプリアス(不
要信号)成分が含まれている。このようなスプリアス成
分は、上述の送受信に用いられる所望の単一周波数の成
分に妨害を与える他、第三者の機器等にも悪影響を与え
る恐れがある。
【0009】そこで従来から、上述のようにスプリアス
成分を除去するためのフィルタ22が用いられている
が、例えば上述のようなデジタル信号の変調でのスプリ
アス成分は、周波数は安定であるものの、極めて高いレ
ベルで発生される恐れがあり、フィルタ22として大掛
かりな構成の回路を用いる必要がある。このため装置の
小型化や低価格化の妨げとなっているものであった。
【0010】この出願はこのような点に鑑みて成された
ものであって、解決しようとする問題点は、従来の装置
ではスプリアス成分を除去するために大掛かりな構成の
フィルタ回路を用いる必要があり、装置の小型化や低価
格化の妨げとなっていたというものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】このため本発明において
は、受信系のダイオードスイッチに関連してインダクタ
ンス素子を接続して、送信系の不要信号成分の周波数に
対してはショートとなる回路を形成するようにしたもの
であって、これによれば、簡単な構成で良好に不要信号
成分の除去を行うことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】すなわち本発明は、送信系と受信
系がアンテナを共有して通信を行う通信装置において、
送信系の出力と受信系の入力とをそれぞれダイオードス
イッチを介してアンテナに接続すると共に、受信系のダ
イオードスイッチに関連してインダクタンス素子を接続
し、ダイオードスイッチのオフ時のキャパシタンス成分
とインダクタンス素子及び後段回路の入力インピーダン
スによって形成される回路が、少なくとも送信系の送信
信号の周波数に対してはオープンで送信系の不要信号成
分の周波数に対してはショートとなるように、インダク
タンス素子の値を定めてなるものである。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照して本発明を説明するに、
図1は本発明を適用した通信装置の一例の要部の構成を
示すブロック図である。
【0014】図1において、例えば図示しない送話器か
らの音声信号が送信回路1に供給される。そしてこの送
信回路1では、例えば供給された音声信号がA/D変換
されて時間軸圧縮されたデジタル信号とされ、このデジ
タル信号が所定の周波数で変調されて送信信号が形成さ
れる。
【0015】この送信回路1で変調された送信信号が、
スプリアス(不要信号)成分を除去するためのフィルタ
2に供給され、このフィルタ2からの送信信号が出力ア
ンプ3を通じてダイオードスイッチ4に供給される。さ
らにこのダイオードスイッチ4からの送信信号が所定の
送受信信号の周波数帯域を通過させる双方向のフィルタ
5を通じてアンテナ6に供給される。
【0016】またアンテナ6からの受信信号が上述の双
方向のフィルタ5を通じて取り出され、このフィルタ5
からの受信信号がダイオードスイッチ7、低雑音アンプ
8を通じて受信回路9に供給される。そしてこの受信回
路9では、受信信号中のデジタル信号が復調され、時間
軸伸張されD/A変換される。さらにこのアナログ信号
(音声信号)が、図示しない受話器に供給される。
【0017】そしてこの装置において、さらに上述のダ
イオードスイッチ7に並列にインダクタンス素子10が
設けられる。またこのダイオードスイッチ7は、送信
時、すなわちこのダイオードスイッチ7がオフにされて
いるときにはキャパシタンス成分11が形成されるもの
である。さらに低雑音アンプ8には入力インピーダンス
が存在している。
【0018】そこでこの装置において、インダクタンス
素子10、ダイオードスイッチ7のオフ時のキャパシタ
ンス成分11及び低雑音アンプ8の入力インピーダンス
によって形成される回路が、少なくとも上述の送信信号
の周波数に対してはオープンで、不要信号成分の周波数
に対してはショートとなるように、インダクタンス素子
10の値を定める。
【0019】すなわちこの装置において、送信信号の周
波数は予め指定されるものである。またスプリアス(不
要信号)成分については、装置の設計時等における計測
や、シミュレーションによって定めることのできるもの
である。そしてダイオードスイッチ7のオフ時のキャパ
シタンス成分11及び低雑音アンプ8の入力インピーダ
ンスについても予め知ることができる。
【0020】そこでこれらのダイオードスイッチ7のオ
フ時のキャパシタンス成分11及び低雑音アンプ8の入
力インピーダンスと、さらにインダクタンス素子10の
値を定めることによって、少なくとも上述の送信信号の
周波数に対してはオープンで、不要信号成分の周波数に
対してはショートとなるように、回路を形成することが
できるものである。
【0021】これによって上述の装置において、例えば
ダイオードスイッチ7、インダクタンス素子10等の回
路でフィルタ2の特性の一部を担うことができ、フィル
タ2の構成を簡略化して、装置の小型化や低価格化を実
現することができる。あるいは、ダイオードスイッチ
7、インダクタンス素子10等の回路でフィルタ2の特
性の全部を担うことができれば、このフィルタ2を削除
することもできる。
【0022】従ってこの装置において、受信系のダイオ
ードスイッチに関連してインダクタンス素子を接続し
て、送信系の不要信号成分の周波数に対してはショート
となる回路を形成することによって、簡単な構成で良好
に不要信号成分の除去を行うことができる。
【0023】これによって、従来の装置ではスプリアス
成分を除去するために大掛かりな構成のフィルタ回路を
用いる必要があり、装置の小型化や低価格化の妨げとな
っていったものを、本発明によればこれらの問題点を容
易に解消することができるものである。
【0024】なお、添付の図1ではインダクタンス素子
10をコイルとして描いたが、これは同様の特性を得ら
れるものであれば、コイル以外の半導体等による素子を
用いることもできる。またインダクタンス素子10の配
置は、ダイオードスイッチ7に並列に設ける以外の構成
でもよく、送信信号の周波数に対してはオープンで、不
要信号成分の周波数に対してはショートとなる構成であ
ればよい。
【0025】さらに上述の装置において、インダクタン
ス素子10の値を、例えば半固定で可変できるようにし
てもよい。これによって、例えば製品の個々のばらつき
等によるスプリアス成分の変動に対しても対処すること
ができる。
【0026】こうして上述の通信装置によれば、送信系
と受信系がアンテナを共有して通信を行う通信装置にお
いて、送信系の出力と受信系の入力とをそれぞれダイオ
ードスイッチを介してアンテナに接続すると共に、受信
系のダイオードスイッチに関連してインダクタンス素子
を接続し、ダイオードスイッチのオフ時のキャパシタン
ス成分とインダクタンス素子及び後段回路の入力インピ
ーダンスによって形成される回路が、少なくとも送信系
の送信信号の周波数に対してはオープンで送信系の不要
信号成分の周波数に対してはショートとなるように、イ
ンダクタンス素子の値を定めることにより、簡単な構成
で良好に不要信号成分の除去を行うことができるもので
ある。
【0027】
【発明の効果】従って請求項1の発明によれば、受信系
のダイオードスイッチに関連してインダクタンス素子を
接続して、送信系の不要信号成分の周波数に対してはシ
ョートとなる回路を形成することによって、簡単な構成
で良好に不要信号成分の除去を行うことができるもので
ある。
【0028】これによって、従来の装置ではスプリアス
成分を除去するために大掛かりな構成のフィルタ回路を
用いる必要があり、装置の小型化や低価格化の妨げとな
っていったものを、本発明によればこれらの問題点を容
易に解消することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の適用される通信装置の一例の要部の構
成図である。
【図2】従来の通信装置の要部の構成図である。
【図3】その動作の説明のための図である。
【図4】スプリアス成分の説明のための図である。
【符号の説明】
1…送信回路、2…スプリアス(不要信号)成分を除去
するためのフィルタ、3…出力アンプ、4,7…ダイオ
ードスイッチ、5…双方向のフィルタ、6…アンテナ、
8…低雑音アンプ、9…受信回路、10…インダクタン
ス素子、11…キャパシタンス成分

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信系と受信系がアンテナを共有して通
    信を行う通信装置において、 上記送信系の出力と受信系の入力とをそれぞれダイオー
    ドスイッチを介して上記アンテナに接続すると共に、 上記受信系のダイオードスイッチに関連してインダクタ
    ンス素子を接続し、 上記ダイオードスイッチのオフ時のキャパシタンス成分
    と上記インダクタンス素子及び後段回路の入力インピー
    ダンスによって形成される回路が、 少なくとも上記送信系の送信信号の周波数に対してはオ
    ープンで上記送信系の不要信号成分の周波数に対しては
    ショートとなるように、 上記インダクタンス素子の値を定めることを特徴とする
    通信装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の通信装置において、 上記インダクタンス素子を上記受信系のダイオードスイ
    ッチに並列に設けることを特徴とする通信装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の通信装置において、 上記ダイオードスイッチのオフ時のキャパシタンス成分
    と上記インダクタンス素子及び後段回路の入力インピー
    ダンスによって形成される回路の特性が、 上記送信系の不要信号成分の除去を行うフィルタの特性
    の一部を担うことを特徴とする通信装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の通信装置において、 上記ダイオードスイッチのオフ時のキャパシタンス成分
    と上記インダクタンス素子及び後段回路の入力インピー
    ダンスによって形成される回路の特性が、 上記送信系の不要信号成分の除去を行うフィルタの特性
    の全部を担うことを特徴とする通信装置。
JP9328259A 1997-11-28 1997-11-28 通信装置 Pending JPH11163765A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9328259A JPH11163765A (ja) 1997-11-28 1997-11-28 通信装置

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JP9328259A JPH11163765A (ja) 1997-11-28 1997-11-28 通信装置

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ID=18208232

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JP9328259A Pending JPH11163765A (ja) 1997-11-28 1997-11-28 通信装置

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JP (1) JPH11163765A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100342715B1 (ko) * 2000-05-22 2002-07-02 서평원 통신기기의 고조파 제거장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100342715B1 (ko) * 2000-05-22 2002-07-02 서평원 통신기기의 고조파 제거장치

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