JP2721037B2 - コードレス電話機の送受信制御回路 - Google Patents

コードレス電話機の送受信制御回路

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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はコードレス電話機の送受信回路、特に親機と
子機との通信において送受信信号を雑音低減回路として
のコンパンダ回路に通す送受信制御回路の改良に関す
る。
[従来の技術] 一般に、コードレス電話機は親機であるベースセット
と子機であるハンドセットとの間で音声信号の送受信を
行う場合には、雑音の低減を目的としたコンパンダ回路
が用いられる。
第4図には、コードレス電話機における子機及び親機
の内部回路が示されており、図(a)の子機において、
アンテナ10は受信回路11及び送信回路12に接続され、こ
の受信回路11及び送信回路12はコンパンダ回路13に接続
される。このコンパンダ回路13には、スピーカアンプ14
aを介してスピーカ15が接続され、スピーカ15からは子
機で受信された音声が出力される。また、コンパンダ回
路13にはマイクアンプ14bを介してマイク16が接続され
ており、このマイク16から入力された音声はコンパンダ
回路13にて圧縮された後に送信回路12へ出力され、この
送信回路12で音声信号がFM(周波数変調)方式等により
変調されてアンテナ10から出力される。
一方、図(b)の親機においても、アンテナ20は受信
回路21及び送信回路22に接続され、この受信回路21及び
送信回路22にはコンパンダ回路23を介して2線−4線変
換回路24が接続されている。この2線−4線変換回路24
は電話回線へ接続され、電話回線とコードレス電話機と
の間の送受信信号の変換処理をすると共に、音声信号の
レベル調整等を行っており、電話回線から送信された音
声信号はコンパンダ回路23により圧縮された後に送信回
路22へ供給され、この送信回路22にて同様にFM方式等に
より変調された音声信号がアンテナ20から出力される。
また、上記子機及び親機の受信回路11,21ではアンテ
ナ10,20にて受信した信号を復調し、コンパンダ回路13,
23に出力しており、このコンパンダ回路13,23にて信号
が伸張されて元の信号に戻される。
第5図には、上記コンパンダ回路13,23の内部構成が
示され、コンパンダ回路13,23はコンプレッサ(圧縮
器)Aとエキスパンダ(伸張器)Bで構成されており、
送信信号はコンプレッサAにより圧縮され、受信信号は
エキスパンダBにより伸張される。すなわち、コンプレ
ッサAは可変利得増幅回路a、整流回路b及び平滑コン
デンサcからなり、微弱な音声信号を増強して音声範囲
を圧縮する。また、エキスパンダBは可変利得増幅回路
d、整流回路e及び平滑回路fからなり、上記コンプレ
ッサとは逆の伸張動作を行い、音声レベルが小さくなれ
ば損朱が大きくなるように動作する。従って、第6図に
示されるように、送信される音声信号は圧縮された状態
で変調され、無線周波数(RF)帯の信号にて送信され、
受信の際には復調された後に元のレベルまで伸張される
ことになり、ダイナミックレンジを拡張した状態で、伝
送中等に音声信号に生じるノイズを低減することができ
る。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、従来のコードレス電話機の送受信制御
回路では、上記コンパンダ回路13,23が信号を整流し平
滑を行った後に利得を制御する構成となっているため、
急激に変化する入力信号に対しては制御の立上りが遅
れ、また入力信号のレベルにより雑音レベルが変化する
などの現象が生じる。この結果、信号対雑音比(SN比)
は改善されるが通話時に微妙な独特の音が発生し、不自
然感が生じるという問題があった。
特に、子機と親機との間の無線通話においては、SN比
が良好となる条件下で雑音低減の必要がない場合でも、
常にコンパンダ回路13,23を動作させており、通話の際
には常に不自然感が消えないことになる。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、そ
の目的は、雑音低減のためのコンパンダ回路を選択的に
使用し、不自然感を極力減らすことができるコードレス
電話機の送受信制御回路を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本発明は、電話回線に接
続された親機と、この親機と無線通信される子機と、を
有し、上記親機及び子機にはコンパンダ回路が内蔵され
たコードレス電話機の送受信回路において、受信回路で
得られた信号の信号対雑音比を検出する検出回路と、こ
の検出回路で検出した信号対雑音比に基づくコンパンダ
の使用または不使用の制御についての信号を親機と子機
との間で送受信制御するとともに、検出された信号対雑
音比が小さい場合にはコンパンダ回路に送受信信号を通
し、検出された信号対雑音比が大きい場合には送受信信
号をコンパンダ回路に通さないように切り換える切換え
器と、を設けたことを特徴とする。
[作用] 上記の構成によれば、検出回路にて、例えば可聴帯域
外のノイズ成分を検出することにより、または電界強度
から推定することにより、信号対雑音比(SN比)が検出
され、このSN比が所定の値より小さい場合にはコンパン
ダ回路により信号の圧縮及び伸張が行われる。
一方、SN比が大きい場合には切換器によりコンパンダ
回路が用いられず、音声信号は通常の状態で送信及び受
信処理が行われることになり、忠実度の高い音声が得ら
れる。
[実施例] 以下、本発明の実施例を図面を参照しながら詳細に説
明する。
第1図には、実施例のコードレス電話機に係る子機及
び親機の構成が示されており、従来の構成と同一の部材
には同一番号を付して説明を省略する。
図(a)の子機には、受信回路11に接続された、信号
対雑音比(SN比)を検出する検出回路17と、この検出回
路17の出力を入力する制御部18と、この制御部18により
切換え制御される切換器19a,19bとが設けられており、
上記切換器19aは受信回路11からの出力をコンパンダ回
路13により伸張するか否かの切換えを行い、一方切換器
19bはマイクアンプ14bの出力をコンパンダ回路13により
圧縮するか否かの切換えを行う。
図(b)の親機には、受信回路21に接続されたSN比の
検出回路27と、この検出回路27の出力を入力する制御部
28と、この制御部28により切換え制御される切換器29a,
29bが設けられており、上記切換器29aは受信回路21の出
力をコンパンダ回路23で伸張するか否かの切換えを行
い、一方の切換器29bは2線−4線変換回路24の出力を
コンパンダ回路23で圧縮するか否かの切換えを行う。
第2図には、上記検出回路17(27)の2つの構成が示
されており、図(a)は可聴帯域以外のノイズ成分によ
りSN比を検出する回路であり、可聴帯域外の帯域、例え
ば10kHzの信号を通過させる帯域通過フィルタ(BPF)31
と、整流回路32と、雑音レベルが所定値よりも大きいか
否かを判別するコンパレータ33とから構成される。従っ
て、この検出回路17(27)によれば、音声信号が通常30
0Hzから3kHzの帯域で使用されるので、ノイズ成分のみ
を含む10kHzの信号が抽出され、このノイズ成分によっ
てSN比を判定することができ、整流回路32の出力電圧が
コンパレータ33で設定されている所定値よりも小さい値
のとき(SN比が大きいとき)に、例えばHighレベルの信
号を出力する。
一方、図(b)の回路は受信信号の電界強度によりSN
比を検出するものであり、コンパレータ34は受信回路か
ら出力された電界強度値と所定値とを比較し、この所定
値よりも大きい値のとき、例えば近い距離にあるとき
に、例えばHighレベルの信号を出力する。
実施例は以上の構成からなり、以下に第3図に基づい
てその作用を説明する。
まず、第3図のステップ100にて検出回路17(27)に
よりSN比が検出され、次のステップ101へ移行する。
ステップ101では、SN比の検出値が所定値以下となっ
たか否かが判定され、“NO"の場合(SN比が小さいと
き)にはステップ100へ戻り、“YES"の場合、つまりSN
比が大きくなったことを示すHighレベルの信号が検出回
路17(27)から出力された場合には、ステップ102へ移
行して切換え制御信号を送信回路12(22)へ出力し、送
信回路12(22)から切換え制御信号を相手に送信する。
次のステップ103では、相手からの切換え制御を受信
したか否かの判定を行っており、“NO"の場合はステッ
プ100へ戻り、“YES"の場合はステップ104へ移行し、制
御部18(28)により切換器19a,19b(29a,29b)を端子b
側へ切換える。すなわち、実施例では子機及び親機の双
方においてSN比が所定値以下となったことを判定した場
合にのみ、切換器19(29)を端子b側へ切換え、送受信
信号をコンパンダ回路13へ入力しないようにする。
従って、SN比が小さいときはコンパンダ回路13(23)
により送受信信号が圧縮又は伸張され、SN比を改善した
状態で通話を行う一方、SN比が大きい場合はコンパンダ
回路13(23)を用いることなく送受信信号を処理するこ
とになるので、特有のうなり音をなくした状態で自然な
通話状態を確保することができる。
上記第3図に示される動作は、実施例では所定時間毎
に行うようにしているが、子機の使用開始時や移動時な
どの所定の条件の際に行うようにすることもできる。
上記実施例では、子機及び親機の両者がSN比が大きい
ことを検出した場合にコンパンダ回路13,23を切換える
ようにしたが、これに限らず、一方が検出した場合に切
換えるようにしてもよく、また一方にのみ検出回路を設
けて切換え制御を行うようにしてもよい。
[発明の効果] 以上説明したように、SN比を検出する検出回路、SN比
が小さい場合にはコンパンダ回路を用い、SN比が大きい
場合にはコンパンダ回路を用いないように切換え、コン
パンダ回路を選択的に動作させるようにしたので、SN比
が小さいときには雑音の低減が有効に行われると共に、
SN比が大きい場合にはコンパンダ回路により生じる音質
の低下を防止し、自然な通話状態を実現することが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例に係るコードレス電話機の送受
信制御回路の構成を示す回路ブロック図であり、図
(a)は子機、(b)は親機を示す図、 第2図は実施例の検出回路の構成を示すブロック図、 第3図は実施例の動作を示すフローチャート、 第4図は従来におけるコードレス電話機の送受信制御回
路の構成を示すブロック図であり、図(a)は子機、図
(b)は親機を示す図、 第5図はコンパンダ回路の内部構成を示すブロック図、 第6図はコンパンダ回路の作用を示す説明図である。 11,21……受信回路 12,22……送信回路 13,23……コンパンダ回路 17,27……検出回路 18,28……制御部 19a,19b,29a,29b……切換器 A……コンプレッサ B……エキスパンダ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電話回線に接続された親機と、この親機と
    無線通信される子機と、を有し、上記親機及び子機には
    コンパンダ回路が内蔵されたコードレス電話機の送受信
    回路において、 受信回路で得られた信号の信号対雑音比を検出する検出
    回路と、この検出回路で検出した信号対雑音比に基づく
    コンパンダの使用または不使用の制御についての信号を
    親機と子機との間で送受信制御するとともに、検出され
    た信号対雑音比が小さい場合にはコンパンダ回路に送受
    信信号を通し、検出された信号対雑音比が大きい場合に
    は送受信信号をコンパンダ回路に通さないように切り換
    える切換え器と、を設けたことを特徴とするコードレス
    電話機の送受信制御回路。
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JPS62168163U (ja) * 1986-04-11 1987-10-24
JPS6480133A (en) * 1987-09-22 1989-03-27 Toshiba Corp Radio telephone set

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