JP2723833B2 - Fm無線受信機 - Google Patents

Fm無線受信機

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JP2723833B2
JP2723833B2 JP7146173A JP14617395A JP2723833B2 JP 2723833 B2 JP2723833 B2 JP 2723833B2 JP 7146173 A JP7146173 A JP 7146173A JP 14617395 A JP14617395 A JP 14617395A JP 2723833 B2 JP2723833 B2 JP 2723833B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はFM無線受信機に関し、
特に受信入力レベルが低下したときの雑音抑圧機能を有
するFM無線受信機する。
【0002】
【従来の技術】図2は従来のFM無線受信機の一例を示
すブロック図であり、ヘテロダイン方式のFM無線受信
機を示している。
【0003】ここで、FM受信信号S1は、受信空中線
1および帯域フィルタ2を通過し、受信周波数以外の信
号は減衰されて高周波増幅器3によって増幅される。そ
の後、混合器4において局部発振器5の出力と混合さ
れ、中間周波フィルタ6により中間周波信号S2として
取り出される。中間周波信号S2は、中間周波増幅器7
により増幅された後、復調器8により音声信号S3に復
調される。この復調信号S3は、音声増幅器9および音
声電力増幅器10により増幅され、スピーカ11により
音波に変換される。
【0004】また、FM受信信号S1の入力レベルが低
下したときにスピーカ11から過大な雑音が出力されな
いようにするため、音声信号S3に含まれる雑音成分
(例えば20KHz以上の成分)を抽出する雑音フィル
タ12と、雑音成分を増幅する雑音増幅器13と、雑音
成分が一定レベル以上になったときに音声増幅器9の音
声出力を遮断させる出力制御器14とからなるスケルチ
回路が設けられている。なお、FM受信信号S1の入力
レベルが一定レベル以上であって雑音成分が少ないとき
は、音声増幅器9の出力はそのまま電力増幅器10へ送
出される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように従来の
FM無線受信機では、受信入力レベルが低下して雑音成
分が所定レベル以上になったときにスケルチ回路を動作
させて音声出力を遮断している。このため、受信入力レ
ベルが低下してスケルチ回路が動作したときは、例え自
局に対する呼出しが行われたとしても、これを聴取する
ことができない。また、自局に対する呼出しを聞き漏ら
さないようにするためにスケルチ回路の動作を停止させ
た場合には、雑音成分の多い音声を聞き続けなければな
らず、受信者に苦痛を与えることになる。
【0006】本発明の目的は、このような問題点を解決
するために、受信入力レベルが低下しても、音声出力を
遮断することなく雑音を抑圧して音声を聴取できるFM
無線受信機を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のFM無線受信機
は、FM受信信号を中間周波信号に変換する混合器と、
前記中間周波信号を増幅する中間周波増幅器と、この中
間周波増幅器により増幅された前記中間周波信号を復調
して音声信号を出力する復調器と、前記音声信号に含ま
れる雑音成分を抽出する第1の雑音フィルタと、この第
1の雑音フィルタにより抽出された雑音成分が第1の雑
音レベル以上になったときに音声出力を遮断するスケル
チ手段と、前記中間周波信号の搬送波と同じ周波数の疑
似中間周波信号を発生する中間周波数発生手段と、前記
音声信号に含まれる雑音成分を抽出する第2の雑音フィ
ルタと、この第2の雑音フィルタにより抽出された雑音
成分が第2の雑音レベル以上になったときに前記疑似中
間周波信号を前記中間周波増幅器へ送出するスイッチ手
段とを備え、前記第1の及び第2の雑音レベルは、前記
スケルチ手段が音声出力遮断動作を行う以前に前記スイ
ッチ手段が疑似中間周波信号送出動作を行うように設定
され、また、前記第2の雑音レベルおよび前記疑似中間
周波信号のレベルは、前記音声信号の雑音の中から音声
を聴取できる限度の前記FM受信信号の受信レベルに基
づき設定される。
【0008】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。
【0009】図1は本発明の一実施例を示すブロック図
であり、図2に示した従来例と同一構成要素には同一符
号を付している。
【0010】ここで、FM受信信号S1は、受信空中線
1および帯域フィルタ2を通過した後、高周波増幅器3
によって増幅され、混合器4により局部発振器5の出力
と混合され、中間周波フィルタ6により中間周波信号S
2として取り出される。中間周波信号S2は、中間周波
増幅器7により増幅された後、復調器8により音声信号
S3に復調される。この音声信号S3は、音声増幅器9
および音声電力増幅器10により増幅されてスピーカ1
1により音波に変換される。
【0011】また、FM受信信号S1の入力レベルが一
定レベル以下(例えば1dBμV以下)に低下して雑音
成分が所定レベル以上になったときに音声出力を遮断す
るため、音声信号S3に含まれる雑音成分(例えば20
KHz以上の成分)を抽出する雑音フィルタ12と、雑
音成分を増幅する雑音増幅器13と、雑音成分が所定レ
ベル以上になったときに音声増幅器9の音声出力を遮断
させる出力制御器14とからなるスケルチ回路を設けて
いる。なお、FM受信信号S1の入力レベルが一定レベ
ル以上になって雑音成分が少なくなったときは、音声増
幅器9の出力はそのまま電力増幅器10へ送出される。
以上説明した構成は従来のFM無線受信機と同じであ
る。
【0012】さて、本発明では、FM受信信号S1の入
力レベルが低下したときに、音声増幅器9の出力を遮断
することなく、スピーカ11からの雑音レベルを抑圧す
るために雑音抑圧回路20を設けている。
【0013】この雑音抑圧回路20は、音声電力増幅器
10の出力信号S4の一部を抽出するためのレベル調整
器21と、スケルチ回路の雑音フィルタ12よりも広い
帯域幅の成分を雑音成分として通過させる雑音フィルタ
22と、雑音成分を増幅する雑音増幅器23と、雑音増
幅器23の出力レベルが所定値になったときに雑音検出
信号S6を出力スイッチ26へ送出して制御する出力制
御器24と、中間周波信号の搬送波と同一周波数の疑似
中間周波信号S5を発生する中間周波数発振器25と、
疑似中間周波信号S5の送出を制御する出力スイッチ2
6と、雑音抑圧回路20を動作させるときにオンにする
選択スイッチ27とを有している。
【0014】さて、受信入力レベルが例えば6dBμV
以下になると、音声信号S4に含まれる雑音成分は急減
に増大してくるものとする。レベル調整器21は、この
音声信号S4のレベルを調整して雑音フィルタ22に入
力する。雑音フィルタ22は、例えば6KHz以上を雑
音成分として取り出して雑音増幅器23へ送出する。雑
音増幅器23は雑音成分を増幅して出力制御器24へ送
出する。
【0015】出力制御器24は、雑音成分が所定レベル
以上になったときに雑音検出信号S6を送出し、出力ス
イッチ26をオンとして疑似中間周波信号S5を送出さ
せる。このとき、選択スイッチ27がオン状態であれ
ば、疑似中間周波信号S5は中間周波信号S2に重畳さ
れて中間周波増幅器7に入力する。
【0016】ところで、雑音抑圧回路20の雑音フィル
タ22は、例えば6KHz以上の成分を雑音成分として
通過させるのに対し、スケルチ回路の雑音フィルタ12
は、例えば20KHz以上の成分を雑音成分として通過
させるように設定しておけば、FM受信信号S1の入力
レベルが1dBμVに低下してスケルチ回路が動作する
以前に、雑音抑圧回路20を動作させることができる。
【0017】ここで、例えばFM受信信号S1の受信入
力レベルが4dBμVに低下したとき、雑音の中から音
声を認識できる限界であったとすれば、疑似中間周波信
号S5の出力レベルとしては、受信入力レベル4dBμ
Vに相当するように予め設定しておく。また、受信入力
レベルが4dBμV以下のときに雑音抑圧回路20が動
作するように設定しておく。
【0018】いま、受信入力レベルが例えば2dBμV
に低下したとすれば、受信入力4dBμVに相当する疑
似中間周波信号S5が中間周波増幅器7に入力するの
で、スピーカ11からの雑音量を聞くに耐える限界レベ
ルに抑圧でき、雑音の中から音声を聴取できる。
【0019】なお、この状態のとき、選択スイッチ27
をオフとすれば、疑似中間周波信号S5の送出は停止さ
れるので、スケルチ回路が機能して音声出力を遮断す
る。また、受信入力レベルが例えば6dBμV以上にな
れば、音声信号S4に含まれる雑音成分は低減し、出力
制御器24は出力スイッチ26をオフとして疑似中間周
波信号S5の送出を停止するので、通常のFM無線受信
機として動作する。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、中
間周波信号の搬送波と同じ周波数の疑似中間周波信号を
発生させ、FM受信信号の受信入力レベルが低下して音
声信号に含まれる雑音成分が所定のレベル以上に増大し
たとき、所定レベルの疑似中間周波信号を中間周波信号
に重畳して中間周波増幅器へ入力することにより、雑音
量を聞くに耐える限界レベルに抑圧して、雑音の中から
音声を聴取することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】従来のFM無線受信機の一例を示すブロック図
である。
【符号の説明】
4 混合器 7 中間周波増幅器 8 復調器 9 音声増幅器 10 音声電力増幅器 20 雑音抑圧回路 21 レベル調整器 12,22 雑音フィルタ 13,23 雑音増幅器 26 出力スイッチ 14,24 出力制御器 25 中間周波数発振器 26 出力スイッチ 27 選択スイッチ S1 FM受信信号 S2 中間周波信号 S3,S4 音声信号 S5 疑似中間周波信号 S6 雑音検出信号

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 FM受信信号を中間周波信号に変換する
    混合器と、前記中間周波信号を増幅する中間周波増幅器
    と、この中間周波増幅器により増幅された前記中間周波
    信号を復調して音声信号を出力する復調器と、前記音声
    信号に含まれる雑音成分を抽出する第1の雑音フィルタ
    と、この第1の雑音フィルタにより抽出された雑音成分
    が第1の雑音レベル以上になったときに音声出力を遮断
    するスケルチ手段と、前記中間周波信号の搬送波と同じ
    周波数の疑似中間周波信号を発生する中間周波数発生手
    段と、前記音声信号に含まれる雑音成分を抽出する第2
    の雑音フィルタと、この第2の雑音フィルタにより抽出
    された雑音成分が第2の雑音レベル以上になったときに
    前記疑似中間周波信号を前記中間周波増幅器へ送出する
    スイッチ手段とを備え、前記第1の及び第2の雑音レベ
    ルは、前記スケルチ手段が音声出力遮断動作を行う以前
    に前記スイッチ手段が疑似中間周波信号送出動作を行う
    ように設定され、また、前記第2の雑音レベル及び前記
    疑似中間周波信号のレベルは、前記音声信号の雑音の中
    から音声を聴取できる限度の前記FM受信信号の受信レ
    ベルに基づき設定されることを特徴とするFM無線受信
    機。
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