JP2002016510A - 無線受信装置 - Google Patents

無線受信装置

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JP2002016510A
JP2002016510A JP2000199428A JP2000199428A JP2002016510A JP 2002016510 A JP2002016510 A JP 2002016510A JP 2000199428 A JP2000199428 A JP 2000199428A JP 2000199428 A JP2000199428 A JP 2000199428A JP 2002016510 A JP2002016510 A JP 2002016510A
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Masanobu Otomo
正信 大友
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 弱電界強度時には低周波信号に含まれるノイ
ズ成分を除去することができ、中・強電界強度時には低
周波信号の明瞭度を低下させることがない無線受信装置
を実現することを目的とする。 【解決手段】 放送もしくは通信の電波を受信および検
波して低周波信号を得る無線受信装置であって、放送も
しくは通信の電波を受信する受信部12と、前記受信部
での受信により生成された高周波信号を検波して低周波
信号を生成する検波部13と、前記検波部で生成された
低周波信号の所定周波数帯域を通過させるバンドパスフ
ィルタ17と、受信した電波の電界強度を監視し、前記
バンドパスフィルタの動作/非動作を制御する制御部1
と、を備え、前記制御部1は、受信した電波の電界強度
が弱いときに前記バンドパスフィルタ17を動作状態に
することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、放送もしくは通信
の電波を受信および検波して低周波信号を得る無線受信
装置であって、弱電界強度時の受信感度の改善に関す
る。
【0002】
【従来の技術】放送もしくは通信の電波を受信および検
波して低周波信号を得る無線受信装置では、所望の電波
が入感していない場合(無信号時)に低周波信号として
雑音のみが出力される。この状態を防止するため、音声
ミュート部(スケルチ回路)によって無信号時における
低周波信号の出力を停止させるようにしている。
【0003】また、前述したスケルチとは別に、周波数
帯域を制限するバンドパスフィルタを用いることで、弱
電界強度時における低周波信号に含まれる低域や高域の
ノイズを除去する技術も存在している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようなバ
ンドパスフィルタバンドを無線受信装置に用いると、ノ
イズ成分だけでなく低周波信号の低域成分や高域成分の
レベルが低下するため、雑音がない中・強電界強度時に
も低周波信号(音声)の明瞭度が低下するという問題が
生じる。
【0005】本発明は以上の問題点に鑑みてなされたも
のであって、弱電界強度時には低周波信号に含まれるノ
イズ成分を除去することができ、中・強電界強度時には
低周波信号の明瞭度を低下させることがない無線受信装
置を実現することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、前記した課題
を解決する本発明は、以下に説明するようなものであ
る。 (1)請求項1記載の無線受信装置は、放送もしくは通
信の電波を受信および検波して低周波信号を得る無線受
信装置であって、放送もしくは通信の電波を受信する受
信部と、前記受信部での受信により生成された高周波信
号を検波して低周波信号を生成する検波部と、前記検波
部で生成された低周波信号の所定周波数帯域を通過させ
るバンドパスフィルタと、受信した電波の電界強度を監
視し、前記バンドパスフィルタの動作/非動作を制御す
る制御部と、を備え、前記制御部は、受信した電波の電
界強度が弱いときに前記バンドパスフィルタを動作状態
にする、ことを特徴とする。
【0007】この無線受信装置では、制御部が作動し
て、受信した電波の電界強度が弱いときに、低周波信号
の所定周波数帯域を通過させるバンドパスフィルタを選
択して動作状態にしているため、弱電界強度時にはバン
ドパスフィルタの動作によって低周波信号に含まれるノ
イズ成分を除去することができると共に、中・強電界強
度時にはバンドパスフィルタが実質的に非動作となるこ
とによって低周波信号の明瞭度が低下しない。
【0008】この結果、弱電界強度時の中心付近の低周
波信号の歪み率を改善して無線受信装置の受信感度を向
上させることが可能になる。
【0009】(2)請求項2記載の無線受信装置は、上
述した(1)に加え、前記低周波信号の出力を遮断する
音声ミュート部を備え、前記制御部は、電界強度が第1
のレベルに達した時点で前記バンドパスフィルタを動作
状態にし、さらに、電界強度が前記第1のレベルより弱
い第2のレベルに達した時点で前記ミュート部によって
低周波信号の出力を遮断する、ことを特徴とする。
【0010】この無線受信装置では、制御部が作動し
て、電界強度が第1のレベルに達した時点でバンドパス
フィルタが動作状態になり、電界強度が第1のレベルよ
り弱い第2のレベルに達した時点でミュート部によって
低周波信号の出力が遮断され、中・強電界強度時にはバ
ンドパスフィルタが実質的に非動作状態であるために低
周波信号の明瞭度が低下せず、弱電界強度時にはバンド
パスフィルタが動作状態であるために低周波信号に含ま
れるノイズ成分が除去され、さらなる弱電界強度時には
ミュート部によって低周波信号の出力が遮断される。
【0011】この結果、弱電界強度時の低周波信号の歪
み率を改善して無線受信装置の受信感度を向上させるこ
とが可能になる。
【0012】(3)請求項3記載の無線受信装置は、上
述した(1)または(2)に加え、前記バンドパスフィ
ルタは、低周波信号を通過させる周波数帯域を複数段階
に切替えることが可能であり、前記制御部は、受信した
電波の電界強度が弱くなるに従って、前記周波数帯域が
狭くなるように切替える、ことを特徴とする。
【0013】この無線受信装置では、制御部が作動する
ことにより、受信した電波の電界強度が弱いときに、低
周波信号の所定周波数帯域を通過させるバンドパスフィ
ルタを選択して動作状態にして低周波信号に含まれるノ
イズ成分を除去する際に、弱電界になるにつれてバンド
パスフィルタの通過周波数帯域を狭くすることで、中・
強電界強度時には低周波信号の明瞭度を低下させずに、
弱電界になるに従ってノイズ成分を有効に除去すること
が可能になる。
【0014】この結果、弱電界強度時の低周波信号の歪
み率を改善して無線受信装置の受信感度を向上させるこ
とが可能になる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態例の
無線受信装置を詳細に説明する。なお、本実施の形態例
の無線受信装置は無線受信機能のみを有した無線受信装
置であってもよいし、無線送信機能と無線受信機能を共
に備えた送受信装置(トランシーバ)であってもよい。
以下の説明では、周波数変調されたRF信号を送受信す
る無線送受信装置について本発明を適用したものを実施
の形態例の具体例として用いる。
【0016】〈無線受信装置の構成〉本発明の無線受信
装置の電気的な構成を示す図1において、1は無線受信
装置各部の制御を行うためマイコンなどで構成された制
御部、2は制御部1の制御に必要な各種データが格納さ
れている記憶部、3は送信および受信に必要な信号の基
準となる基準クロックを発振する基準発振部である。4
は基準発振部3からの基準クロックを用いて送受信に必
要な信号を生成し、また送信のための変調を行う変調/
PLL/発振部である。5は音声を送信用の低周波信号
に変換するマイクロホン、6は送信時のプリエンファシ
スのために低周波信号の高域成分を強調しつつ増幅する
送信音声増幅部である。
【0017】10は電波の送受信を行うアンテナ、11
は送信と受信とでアンテナ10を切替えるアンテナスイ
ッチ、12はアンテナ10で捕捉した電波を受信する受
信部、13は受信した信号をFM検波して低周波信号を
復調する検波/復調部、14は検波出力に含まれる低周
波信号中の超高域ノイズ成分を増幅・整流して超高域ノ
イズ成分の振幅に応じた電圧を生成して制御部1に印加
する雑音増幅/整流部、15は復調された低周波信号を
一定レベルまで増幅する受信音声増幅部、16は送信時
にプリエンファシスによって強調されている低周波信号
の高域成分を減衰させるディエンファシス部、17は低
周波信号の所定周波数帯域を通過させるバンドパスフィ
ルタ、18は制御部1からのフィルタ制御信号に基づい
てバンドパスフィルタ17を動作状態と実質的な非動作
状態に選択的に切替えるアナログスイッチ、19は制御
部1のスケルチ制御信号により低周波信号を遮断または
通過させる音声ミュート部、20は低周波信号を増幅す
る電力増幅部、21は増幅された低周波信号を音声とし
て出力するスピーカである。
【0018】なお、この送受信装置は、シングルスーパ
ヘテロダイン、ダブルスーパヘテロダイン、またはトリ
プルスーパヘテロダイン、または、さらに他の形式であ
ってもよい。
【0019】また、以上の送信音声増幅部6における送
信時のプリエンファシス特性は、図2に示すように、
300Hz〜3kHzでは高域成分を強調する特性にな
っている。また、以上のディエンファシス部16におけ
る受信時のディエンファシス特性は、図2に示すよう
に、300Hz〜3kHzでは高域成分を減衰する特性
に持たせている。
【0020】この結果、送信時のプリエンファシスによ
って強調されている低周波信号の高域成分が、受信時に
減衰されてフラットな周波数特性に戻される。また、比
較的高域側に多く発生するノイズは、受信時のディエン
ファシス特性により抑制される。また、バンドパスフィ
ルタ17の帯域通過特性は図2のように音声周波数の
中心部(約1kHz)を中心に通過させて、低域と高域
とを減衰させる特性を持たせている。
【0021】〈無線受信装置の動作〉アンテナ10で捕
捉された電波は高周波信号として受信部12に供給さ
れ、変調/PLL/発振部4からの局部発振信号と混合
されて、所定の中間周波数のIF信号に変換される。こ
のIF信号は受信部12内で振幅制限されつつ増幅され
る。そして、IF信号は検波/復調部13でFM検波さ
れて低周波信号が復調される。
【0022】この際に、雑音増幅/整流部14は、検波
出力に含まれる低周波信号中の超高域ノイズ成分を増幅
・整流して超高域ノイズ成分の振幅に応じた電圧を生成
して制御部1に印加している。
【0023】ここで、超高域ノイズ成分の振幅に応じた
電圧(ノイズ整流後の電圧)は、図3に示す通り、一定
以下の電界強度(弱電界における電界強度)とほぼ逆比
例する特性を示している。そこで、制御部1がノイズ整
流後の電圧を監視することが、電界強度の監視を行って
いることに相当する(図4S1、S2、S6)。
【0024】なお、請求項における電界強度の第1のレ
ベルとして0dBμV、電界強度の第2のレベルとして
−15dBμVを具体例とするが、この数値に限定され
るものではない。また、この数値は記憶部2に格納され
ており、制御部1は必要に応じて記憶部2を参照する。
【0025】制御部1によるノイズ整流後の電圧の監視
によって電界強度が0dBμV以上であると判断された
場合には、制御部1はアナログスイッチ18をオンの状
態にすることで、バンドパスフィルタ17を実質的に非
動作状態(オフの状態)にする(図4S3)。さらに、
制御部1は、音声ミュート部19を通過状態(スケルチ
・オフの状態)に制御する(図4S4)。なお、この電
界強度が0dBμV以上とは、受信する際に雑音があま
り含まれずほぼ明瞭に受信可能な状態の弱電界以上の電
界強度を意味している。
【0026】これにより、検波/復調部13からの低周
波信号はディエンファシス部16によって、送信時のプ
リエンファシスで強調されている低周波信号の高域成分
が減衰されてフラットな周波数特性に戻される。さら
に、低周波信号はアナログスイッチ18と音声ミュート
部19を通過して、電力増幅部20で一定レベルまで増
幅され、スピーカ21から音声として出力される。
【0027】また、制御部1によるノイズ整流後の電圧
の監視によって電界強度が0dBμV未満の範囲である
と判断された場合には、制御部1はアナログスイッチ1
8をオフにすることで、バンドパスフィルタ17のみが
動作状態(オンの状態)になる(図4S5)。なお、こ
の電界強度が0dBμV未満とは、受信した場合に雑音
がある程度含まれる状態の弱電界の電界強度を意味して
いる。
【0028】続いて、制御部1によって、ノイズ整流後
の電圧の監視によって電界強度が0BμV未満の範囲の
うちで−15dBμV未満の範囲であか否かの判別が行
われる。ここで、電界強度が0dBμV〜−15dBμ
Vの範囲であると判断された場合には、音声ミュート部
19を通過状態(スケルチ・オフの状態)に制御する
(図4S4)。
【0029】これにより、検波/復調部13からの低周
波信号はディエンファシス部16によって、送信時のプ
リエンファシスで強調されている低周波信号の高域成分
が減衰されてフラットな周波数特性に戻され、さらに、
バンドパスフィルタ17によって低域と高域とが減衰さ
れる。これにより、微弱な電界強度であって復調した低
周波信号に雑音が含まれていたとしても、雑音成分が有
効に除去される。そして、雑音成分が除去された低周波
信号は音声ミュート部19を通過して、電力増幅部20
で一定レベルまで増幅され、スピーカ21から音声とし
て出力される。
【0030】また、制御部1によるノイズ整流後の電圧
の監視によって電界強度が−15dBμV未満であると
判断された場合には、制御部1は、音声ミュート部19
を遮断状態(スケルチ・オンの状態)に制御する(図4
S7)。なお、この電界強度が−15dBμV未満と
は、受信が困難な電界強度を意味している。従って、低
周波信号は音声ミュート部19を通過せず、スピーカ2
1から音声は出力されない。
【0031】なお、図5は1kHzサイン波で変調した
信号をシグナルジェネレータで発生して受信機に与え、
12dB(25%)の歪み率で復調される感度(入力レ
ベル(dBμV))の特性を示した特性図である。ここ
では、バンドパスフィルタ17以外は同一の構成を有す
る受信機を用いて実験した結果について、従来例と本実
施の形態例とを比較して示している。
【0032】バンドパスフィルタ17を有していない従
来の受信機では、12dBの歪み率を得られるSina
d感度は−9.5dBμVであった。弱電界でバンドパ
スフィルタ17を有効にする本実施の形態例の無線受信
装置では、−9.5dBμVの入力レベルではノイズ成
分が除去される結果、歪み率が改善されて18dBとな
る。このため、12dBの歪み率を得られるSinad
感度は、従来より3dB改善されて、−12.5dBμ
Vであった。
【0033】これにより、スケルチをオンするポイント
も、図3に示すように、従来より更に低い電界強度に設
定することができる。この結果、高感度(通信距離の拡
大)を実現することが可能になる。
【0034】〈その他の実施の形態例〉以上の実施の
形態例では、バンドパスフィルタ17は所定のバンドパ
ス特性を有していたが、電界強度の数値に応じて複数の
特性を切替えるようにすることも可能である。
【0035】すなわち、バンドパスフィルタ17に関し
て、低周波信号を通過させる周波数帯域を複数段階に切
替えることが可能である構成としておく(図6参照)。
そして、制御部1は、受信した電波の電界強度が弱くな
るに従って、周波数帯域が狭くなるように切替える(図
6a→b→c)といったことが可能である。
【0036】このように、弱電界になるにつれてバンド
パスフィルタの通過周波数帯域を狭くすることで、中・
強電界強度時には低周波信号の明瞭度を低下させずに、
弱電界となるに従ってノイズ成分を有効に除去すること
が可能になる。この結果、弱電界強度時の低周波信号の
歪み率を改善して無線受信装置の受信感度を向上させる
ことが可能になる。
【0037】〈その他の実施の形態例〉以上の説明で
示した図1の回路では、ディエンファシス部16でディ
エンファシスを実現するためのフィルタ(図7、図2
)と、バンドパスフィルタ17(図7、図2)と
はそれぞれ別々にイコライジング処理を行っていた。こ
れら別々のフィルタによるイコライジング処理を、合成
した特性(図7)を有する単一のフィルタで実現する
ことも可能である。
【0038】たとえば、ディエンファシス部16で複数
の特性を切替えるようにしておいて、通常時には図7
の特性でディエンファシスを実行し、弱電界強度時に低
周波信号のノイズ成分の除去を行う際には図7のバン
ドパスフィルタ特性を包含するディエンファシスを実行
する。これにより、部品点数を削減しつつ、弱電界強度
時のノイズ成分を除去して受信感度を向上させることが
可能になる。
【0039】上述した本発明の実施の形態例では、制御
部1によってバンドパスフィルタ17は選択的に動作/
非動作の切替えられる構成になっている。が、受信した
電波の電界強度が弱い環境下で長時間使用する場合のた
めに、使用者がバンドパスフィルタ17を常に動作状態
にとなるように切り替えるスイッチ手段を制御部1に付
加した構成であってもよい。
【0040】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、以下に述べるような効果が得られる。 (1)請求項1記載の無線受信装置の発明では、受信し
た電波の電界強度が弱いときに、低周波信号の所定周波
数帯域を通過させるバンドパスフィルタを動作状態にし
ているため、弱電界強度時にはバンドパスフィルタの動
作によって低周波信号に含まれるノイズ成分を除去する
ことができると共に、中・強電界強度時にはバンドパス
フィルタが実質的に非動作状態とさせることによって低
周波信号の明瞭度が低下しない。
【0041】この結果、弱電界強度時の低周波信号の歪
み率を改善して無線受信装置の受信感度を向上させるこ
とが可能になる。
【0042】(2)請求項2記載の無線受信装置の発明
では、電界強度が第1のレベルに達した時点でバンドパ
スフィルタが動作状態になり、電界強度が第1のレベル
より弱い第2のレベルに達した時点でミュート部によっ
て低周波信号の出力が遮断さ。中・強電界強度時にはバ
ンドパスフィルタが実質的に非動作状態であるため低周
波信号の明瞭度が低下せず、弱電界強度時にはバンドパ
スフィルタが動作状態のため低周波信号に含まれるノイ
ズ成分が除去され、さらなる弱電界強度時にはミュート
部によって低周波信号の出力が遮断される。
【0043】この結果、弱電界強度時の低周波信号の歪
み率を改善して無線受信装置の受信感度を向上させるこ
とが可能になる。
【0044】(3)請求項3記載の無線受信装置の発明
では、受信した電波の電界強度が弱いときに、低周波信
号の所定周波数帯域を通過させるバンドパスフィルタを
動作状態にして低周波信号に含まれるノイズ成分を除去
する際に、弱電界になるにつれてバンドパスフィルタの
通過周波数帯域を狭くすることで、中・強電界強度時に
は低周波信号の明瞭度を低下させずに、弱電界になるに
従ってノイズ成分を有効に除去することが可能になる。
【0045】この結果、弱電界強度時の低周波信号の歪
み率を改善して無線受信装置の受信感度を向上させるこ
とが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態例の無線受信装置の
電気的な構成を説明する機能ブロック図である。
【図2】本発明の図1に示す実施の形態例の無線受信装
置の主要部の特性を説明する特性図である。
【図3】本発明の図1に示す実施の形態例の無線受信装
置の主要部の特性を説明する特性図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態例の動作を説明する
フローチャートである。
【図5】本発明の第1の実施の形態例の無線受信装置の
主要部の特性を説明する特性図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態例の無線受信装置の
主要部の特性を説明する特性図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態例の無線受信装置の
主要部の特性を説明する特性図である。
【符号の説明】
1 制御部 2 記憶部 3 基準発振部 4 変調/PLL/発振部 5 マイクロホン 6 送信音声増幅部 7 送信部 10 アンテナ 11 アンテナスイッチ 12 受信部 13 検波/復調部 14 雑音増幅/整流部 15 受信音声増幅部 16 ディエンファシス部 17 バンドパスフィルタ 18 アナログスイッチ 19 音声ミュート部 20 電力増幅部 21 スピーカ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】放送もしくは通信の電波を受信および検波
    して低周波信号を得る無線受信装置であって、 放送もしくは通信の電波を受信する受信部と、 前記受信部での受信により生成された高周波信号を検波
    して低周波信号を生成する検波部と、 前記検波部で生成された低周波信号の所定周波数帯域を
    通過させるバンドパスフィルタと、 受信した電波の電界強度を監視し、前記バンドパスフィ
    ルタの動作/非動作を制御する制御部と、を備え、 前記制御部は、受信した電波の電界強度が弱いときに前
    記バンドパスフィルタを動作状態にする、ことを特徴と
    する無線受信装置。
  2. 【請求項2】前記低周波信号の出力を遮断する音声ミュ
    ート部を備え、 前記制御部は、電界強度が第1のレベルに達した時点で
    前記バンドパスフィルタを動作状態にし、さらに、電界
    強度が前記第1のレベルより弱い第2のレベルに達した
    時点で前記ミュート部によって低周波信号の出力を遮断
    する、ことを特徴とする請求項1記載の無線受信装置。
  3. 【請求項3】前記バンドパスフィルタは、低周波信号を
    通過させる周波数帯域を複数段階に 切替えることが可能であり、前記制御部は、受信した電
    波の電界強度が弱くなるに従って、前記周波数帯域が狭
    くなるように切替える、ことを特徴とする請求項1また
    は請求項2のいずれかに記載の無線受信装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009278278A (ja) * 2008-05-13 2009-11-26 Sanyo Electric Co Ltd 信号処理装置、受信装置
JP2013005122A (ja) * 2011-06-15 2013-01-07 Nec Corp 無線受信装置およびそのスケルチ制御方法

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