JPH0236464B2 - - Google Patents

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JPH0236464B2
JPH0236464B2 JP61295798A JP29579886A JPH0236464B2 JP H0236464 B2 JPH0236464 B2 JP H0236464B2 JP 61295798 A JP61295798 A JP 61295798A JP 29579886 A JP29579886 A JP 29579886A JP H0236464 B2 JPH0236464 B2 JP H0236464B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
gas
hole
sealant
film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP61295798A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63152551A (ja
Inventor
Makoto Ichikawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujimori Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Fujimori Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujimori Kogyo Co Ltd filed Critical Fujimori Kogyo Co Ltd
Priority to JP29579886A priority Critical patent/JPS63152551A/ja
Publication of JPS63152551A publication Critical patent/JPS63152551A/ja
Publication of JPH0236464B2 publication Critical patent/JPH0236464B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)
  • Tea And Coffee (AREA)
  • Bag Frames (AREA)
  • Self-Closing Valves And Venting Or Aerating Valves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、保存中に微量のガスを発生する内容
品、例えば焙焼したコーヒー豆、農薬、殺菌剤等
を充容する密封体に取り付けられて密封体内部に
発生したガスを外部に逃散させるのに好適に用い
られるガス抜き用弁をシールする方法に関し、更
に詳述すれば簡単にしかもガス抜き用弁を汚すこ
となく均一にシリコーンオイル等のシール剤の充
填が行えるガス抜き用弁のシール方法に関する。
従来の技術 従来より、焙焼したコーヒー豆、農薬(特に水
和剤)、塩素系殺菌剤等を充容する密封体に取り
付けられて密封体内部に発生したガスを外部に逃
散させるために種々のガス抜き用弁が提案されて
おり、その典型的な例としては、特開昭56−
32244号公報や特開昭60−57069号公報に記載され
たように、透孔を有する基盤フイルムにこの透孔
を覆つて弁フイルムを配設すると共に、前記透孔
よりガスを外部に逃散させる間隙を前記両フイル
ム間に形成するように前記両フイルムの縁部を固
着し、前記間隙をガス通気路として構成したもの
が知られている。
かかるガス抜き用弁は、密封体内にガスが発生
すると、このガスの圧力によつて弁フイルムが押
し上げられて前記ガス通気路が外気と連通し、密
封体内のガスは前記透孔からガス通気路を通つて
外気に逃散すると共に、密封体内がガスの逃散に
より外気圧迄降下すると、弁フイルムの押し上げ
力が解除されて弁フイルムが閉じ、元の状態(基
盤フイルムと弁フイルムとが密着した状態)に戻
り、外気からのガス通気路への空気流入が遮断さ
れるものであるが、この場合前記弁フイルムの開
閉動作がスムーズに行われるように、またガス通
気路を常時は密封シールするように前記間隙にシ
リコーンオイル等のシール剤を充填することが行
われている。
この場合、ガス抜き用弁のシール方法として
は、特公昭59−29501号公報に示されたように、
ガス通気路の端部に液状シール剤を供給する方法
がある。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、この公報に記載された方法は、
弁を備えた包装容器に内容物を充填して包装容器
の開口部を閉塞する少し前又は少し後で行なうこ
とができるものであると記載されているように、
弁にシール剤を充填するのは通常弁を包装容器に
取り付けた後に行なうものであるが、このように
シール剤の弁への充填を包装容器に弁を取り付け
た状態で行なうことは、シール剤を弁に自動充填
する場合、その装置構成が複雑化する。いずれに
しても、シール剤は弁を包装容器に取り付けた状
態でその通路(ガス通気路)の外側開放端部に塗
布することにより充填するものであるため、ガス
通気路、特にその最深部に十分シール剤が行き渡
らない場合があり、シール剤が均一に充填されな
いことがある。即ち、例えば第2図に示す如きガ
ス抜き用弁において、シール剤は一方の外側開放
端部Aに塗布し、毛細管現象によりガス通気路内
をシール剤で満たしていくものであるが、その最
深部である他方の外側開放端部Bにシール剤が行
き渡りにくいものである。この場合、両外側開放
端部A,Bにそれぞれシール剤を塗布すればかか
る問題点は解決されるが、シール剤を両端部に塗
布することは面倒であり、特にシール剤の自動充
填を行なうことは非常に煩雑な装置、操作を必要
とする。
更に、上記方法は、シール剤を弁の外側開放端
部に塗布するものであるため、シール剤が該端部
周辺に付着し、これが包装容器を汚染するという
欠点もあり、とりわけ弁を包装容器に取り付けた
状態でシール剤を塗布することは包装容器の汚染
をもたらし易いものである。
本発明は上記事情に鑑みなされたもので、ガス
抜き用弁のガス通気路に均一にしかも簡単かつ能
率的に液状シール剤を充填できる上、シール剤に
よる弁及びこれが取り付けられる密封体の汚染を
可及的に防止したガス抜き用弁のシール方法を提
供することを目的とする。
問題点を解決するための手段 本発明のガス抜き用弁のシール方法は、上記目
的を達成するため、透孔を有する基盤フイルムの
一面にこの透孔を覆つて弁フイルムを配設すると
共に、前記透孔よりガスを外部に逃散させる間隙
を前記両フイルム間に形成するように前記両フイ
ルムの縁部を固着し、前記間隙をガス通気路とし
て構成し、かつ前記基盤フイルムの他面に粘着剤
層を形成し、この粘着剤層上に前記透孔と連通す
る貫通孔を有する剥離紙を積層したガス抜き用弁
を作製し、このガス抜き用弁に対し前記貫通孔を
通つて前記基盤フイルムの透孔より前記ガス通気
路の内周縁部に液状シール剤を供給して、このガ
ス通気路内に液状シール剤を充填するようにした
ものである。
作 用 本発明によれば、基盤フイルムの中央部に存す
る透孔よりガス通気路の内周縁部に液状シール剤
を注入するのでガス通気路内にいわば放射状にシ
ール剤が毛細管現象によつてスムーズに浸透し、
万遍なく確実にガス通気路内にシール剤が充填さ
れると共に、従来のガス通気路の外側開放端部に
シール剤を供給する方法と異なり、弁の外周部に
シール剤が付着して弁を汚したり、或いは更に弁
の外周部に付着したシール剤によつて弁が取り付
けられる密封体を汚染するというような不都合は
生じない。
また、この場合基盤フイルムの他面に粘着剤層
を介して剥離紙が貼着されているので、透孔より
ガス通気路の内周縁部に供給された余分なシール
剤が透孔、更に貫通孔の内周壁を伝わつて滴つて
きても剥離紙がこれを吸収し、従つて弁を著しく
汚染することが避けられる。そして、このように
剥離紙がシール剤で汚染されても、剥離紙は弁の
密封体への取り付け時には剥離除去されるので、
密封体が汚染されることはない。
更に、本発明によれば、上記のようにシール剤
処理がなされたガス抜き用弁は、剥離紙を粘着剤
層から剥離除去し、密封体の通気孔と弁の透孔と
が連通するように弁を密封体にその粘着剤層によ
つて貼着して用いるものであり、弁へのシール剤
の充填は弁を密封体に取り付ける前に行なう。こ
のため、弁へのシール剤の自動充填が容易になる
と共に、密封体の製作とシール剤を充填した弁の
製作とを別個に行なうことができるので効率がよ
く、シール剤が充填された弁は最後に剥離紙を除
去して密封体に貼着するだけで密封体を汚染する
ことなく容易に取り付けられるものである。
以下、本発明の実施例につき図面を参照して説
明する。
実施例 第1,2図は本発明方法に使用されるガス抜き
用弁の一例を示すもので、このガス抜き用弁1
は、中央部に透孔2を有する円形リング状の基盤
フイルム3と、この基盤フイルム3の一面に前記
透孔2を覆つて配設された円板状の弁フイルム4
と、この弁フイルム4上に配設された保護フイル
ム5とを具備しており、これらフイルム3,4,
5の周縁部の一部が互に固着されて固着部6,6
が形成されている(第2図中、固着部6,6を斜
線で示す)と共に、これらフイルム3,4,5の
残りの周縁部は未接着状態にあり、基盤フイルム
3と弁フイルム4との未接着部とがガス通気路7
として形成されている。
また、前記基盤フイルム3の他面には、前記透
孔2と連通する貫通孔8が穿設されたシリコーン
処理等が必要により施された剥離紙9が同様の円
形リング状の粘着剤層10を介して剥離可能に貼
着されてなるものである。
ここで、前記フイルム3,4,5の材質は特に
制限されないが、プラスチツクフイルムにて形成
することが好適である。また、これらフイルム
3,4,5は1枚のフイルムからなる単層構成で
あつても、2枚以上のフイルムを適宜組合せた複
合フイルムからなる多層構成であつてもよい。更
に、これらフイルム3,4,5の周縁部の一部を
互に固着する方法としては、接着剤を用いる方
法、熱接着による方法などが採用される。この場
合、熱接着法により固着する場合は各フイルム
3,4,5の少なくとも互に固着される部分を熱
接着可能なプラスチツクフイルムにて形成する。
而して、本発明方法は、前記弁1の貫通孔8及
び透孔2よりガス通気路7の内周縁部に液状シー
ル剤を注入、充填するものである。
この場合、液状シール剤の注入、充填方法とし
ては、透孔2よりガス通気路7の内周縁部7aに
液状シール剤をブラシ、スプレー等を用いて供給
するなどの方法が採用でき、これによりガス通気
路7の内周縁部7aに供給された液状シール剤は
毛細管現象によりガス通気路7内を外方に向けて
浸透し、ガス通気路7内が液状シール剤により充
填シールされる。この場合、必要により通気路7
を基盤フイルム3及び保護フイルム5側から挾圧
することもでき、これによりガス通気路7全体に
より確実にシール剤を行き渡らせることができ
る。
なお、シール剤は適宜選定されるが、シリコー
ンオイル等が好適に用いられる。
上記の方法によれば、上述したように基盤フイ
ルムの中央部に存する透孔2よりガス通気路7の
内周縁部7aに液状シール剤を注入するのでガス
通気路7内にいわば放射状にシール剤が毛細管現
象によつてスムーズに浸透し、万遍なく確実にガ
ス通気路7内にシール剤が充填されると共に、従
来のガス通気路端部にシール剤を供給する方法と
異なり、弁の外周部にシール剤が付着して弁を汚
したり、或いは更に弁の外周部に付着したシール
剤によつて弁が取り付けられる密封体を汚染する
というような不都合は生じない。
また、上記方法では、基盤フイルム3の地面に
粘着剤層10を介して剥離紙9が貼着されている
ので、透孔2よりガス通気路7の内周縁部7aに
供給された余分なシール剤が透孔2、更に貫通孔
8の内周壁を伝わつて滴つてきても剥離紙9がこ
れを吸収し、従つてその内周縁を汚染することが
避けられる。
上記のようにシール剤処理がなされたガス抜き
用弁1は、剥離紙9を粘着剤層10から剥離除去
し、密封体の通気孔と弁1の透孔2とが連通する
ように弁1を密封体にその粘着剤層10によつて
貼着して用いるもので、密封体内に充容された内
容品からガスが発生し、密封体内が高圧になる
と、このガスが弁フイルム4を押し上げガス通気
路7を開いてガスが外気中に逃散すると共に、ガ
スの逃散により密封体内が外気圧迄降下するとガ
ス通気路7が閉じ、外部からの空気などの侵入を
防止するものであるが、この場合、ガス通気路7
内には液状シール剤が充填されているので、上述
した弁フイルム4の上下動によるガス通気路7の
開閉動作がスムーズに行われると共に、外部から
の空気など侵入が確実に遮断されるものである。
なお、上記実施例は、弁を基盤フイルム、弁フ
イルム、保護フイルムの3層構成としたが、場合
により基盤フイルムと弁フイルムとから弁を構成
するようにしてもよく、更にその他の構成につい
ても本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更す
ることができる。
発明の効果 以上説明したように、本発明によれば、ガス抜
き用弁のガス通気路内に簡単かつ能率的にしかも
均一に液状シール剤を充填シールし得ると共に、
シール剤による弁及びこれが取り付けられる密封
体を汚染することが良好に防止される。更に、シ
ール剤の弁への自動充填、シール剤を充填した密
封体の製作も効率的に行なわれるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施に用いられるガス抜き用
弁の一例を示す断面図、第2図は同例の平面図で
ある。 1……ガス抜き用弁、2……透孔、3……基盤
フイルム、4……弁フイルム、6……固着部、7
……ガス通気路、7a……内周縁部、8……貫通
孔、9……剥離紙。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 透孔を有する基盤フイルムの一面にこの透孔
    を覆つて弁フイルムを配設すると共に、前記透孔
    よりガスを外部に逃散させる間〓を前記両フイル
    ム間に形成するように前記両フイルムの縁部を固
    着して前記間〓をガス通気路として構成し、かつ
    前記基盤フイルムの他面に粘着剤層を形成し、こ
    の粘着剤層上に前記透孔と連通する貫通孔を有す
    る剥離紙を積層したガス抜き用弁を作製し、この
    ガス抜き用弁に対し前記貫通孔を通つて前記基盤
    フイルムの透孔より前記ガス通気路の内周縁部に
    液状シール剤を供給して、このガス通気路内に液
    状シール剤を充填するようにしたことを特徴とす
    るガス抜き用弁のシール方法。
JP29579886A 1986-12-12 1986-12-12 ガス抜き用弁のシ−ル方法 Granted JPS63152551A (ja)

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WO2006075758A1 (ja) * 2005-01-17 2006-07-20 Nishiki Trading Co., Ltd. ガス抜き用弁装置およびこれを装着した包装体
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KR102539516B1 (ko) * 2022-12-15 2023-06-02 (주)더뷰 2액 분리 염색제 튜브용기 및 그 제조 방법
KR102536471B1 (ko) * 2023-01-10 2023-05-26 (주)더뷰 2액 분리 염색제 튜브용기 및 그 제조 방법

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JPS5929501A (ja) * 1982-08-09 1984-02-16 Toyo Tire & Rubber Co Ltd 空気タイヤ
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