JPS63152551A - ガス抜き用弁のシ−ル方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 り束上座秤府分更 本発明は、保存中に微量のガスを発生する内容品１例え
ば焙焼したコーヒー豆、農薬、殺菌剤等を充容する密封
体に取り付けられて密封体内部に発生したガスを外部に
逃散させるのに好適に用いられるガス抜き用弁をシール
する方法に関し、更に詳述すれば簡単にしかもガス抜き
用弁を汚すことなく均一にシリコーンオイル等のシール
剤の充填が行えるガス抜き用弁のシール方法に関する。

災米■艮生 従来より、焙焼したコーヒー豆、農薬（特に水和剤）、
塩素系殺菌剤等を充容する密封体に取り付けられて密封
体内部に発生したガスを外部に逃散させるために種々の
ガス抜き用弁が提案されており、その典型的な例として
は、特開昭５６−３２２４４号公報や特開昭６０−５７
０６９号公報に記載されたように、透孔を有する基盤フ
ィルムにこの透孔を覆って弁フィルムを配設すると共に
、前記透孔よりガスを外部に逃散させる間隙を前記両フ
ィルム間に形成するように前記両フィルムの縁部を固着
し、前記間隙をガス通気路として構成したものが知られ
ている。

かかるガス抜き用弁は、密封体内にガスが発生すると、
このガスの圧力によって弁フィルムが押し上げられて前
記ガス通気路が外気と連通し、密封体内のガスは前記透
孔からガス通気路を通って外気に逃散すると共に、密封
体内がガスの逃散により外気圧迄降下すると、弁フィル
ムの押し上げ力が解除されて弁フィルムが閉じ、元の状
態（基盤フィルムと弁フィルムとが密着した状態）に戻
り、外気からのガス通気路への空気流入が遮断されるも
のであるが、この場合前記弁フィルムの開閉動作がスム
ーズに行われるように、またガス通気路を常時は密封シ
ールするように前記間隙にシリコーンオイル等のシール
剤を充填することが行われている。

この場合、ガス抜き用弁のシール方法としては。

特公昭５９−２９５０１号公報に示されたように。

ガス通気路の端部に液状シール剤を供給する方法がある
。

■が　゛　しようとする、Ｊ　々 しかしながら、上記方法ではガス通気路内、特にその最
深部に十分シール剤が行き渡らない場合があり、シール
剤が均一に充填されなかったり。

シール剤が弁の周辺に付着し、これが弁を取り付けた密
封体（包装体）を汚染するなどの欠点があった。

本発明は上記事情に鑑みなされたもので、ガス抜き用弁
のガス通気路に均一にしかも簡単かつ能率的に液状シー
ル剤を充填できる上、シール剤による弁及びこれが取り
付けられる密封体の汚染を可及的に防止したガス抜き用
弁のシール方法を提供することを目的とする。

μ　占を　　するための手 本発明のガス抜き用弁のシール方法は、上記目的を達成
するため、透孔を有する基盤フィルムの一面にこの透孔
を覆って弁フィルムを配設すると共に、前記透孔よりガ
スを外部に逃散させる間隙を前記両フィルム間に形成す
るように前記両フィルムの縁部を固着し、前記間隙をガ
ス通気路として構成した後、前記基盤フィルムの透孔よ
り前記ガス通気路の内周縁部に液状シール剤を供給して
、このガス通気路内に液状シール剤を充填するようにし
たものである。

またこの場合、透孔を有する基盤フィルムの一面にこの
透孔を覆って弁フィルムを配設すると共に、前記基盤の
他面に前記透孔と連通ずる貫通孔を有する剥離紙を積層
し、これら貫通孔及び透孔よりガス通気路の内周縁部に
液状シール剤を充填するようにすることが好適である。

±旦 本発明によれば、基盤フィルムの透孔よりガス通気路の
内周縁部に液状シール剤を供給するので。

弁の中央側からシール剤が注入充填され、このためガス
通気路にいわば放射状に均一にシール剤の充填ができ、
しかも弁の周辺にシール剤が付着することもなく液状シ
ール剤を充填することができる。

また、透孔を有する基盤フィルムの一面にこの透孔を覆
って弁フ゛イルムを配設すると共に、前記基盤の他面に
前記透孔と連通ずる貫通孔を有する剥離紙を積層し、こ
れら貫通孔及び透孔よりガス通気路の内周縁部に液状シ
ール剤を充填した場合は、余分なシール剤を剥離紙が吸
収するので、余分なシール剤による弁の汚染、更にはこ
れが取り付けられる密封体（包装体等）の汚染がより確
実に防止される。

以下１本発明の実施例につき図面を参照して説明する。

失凰孤 第１，２図は本発明方法に使用されるガス抜き用弁の一
例を示すもので、このガス抜き用弁１は。

中央部に透孔２を有する円形リング状の基盤フィルム３
と、この基盤フィルム３の一面に前記透孔２を覆って配
設された円板状の弁フィルム４と。

この弁フィルム４上に配設された検層フィルム５とを具
備しており、これらフィルム３，４．５の周縁部の一部
が互に固着されて固着部６，６が形成されている（第２
図中、固着部６，６を斜線で示す）と共に、これらフィ
ルム３，４．５の残りの周縁部は未接着状態にあり、基
盤フィルム３と弁フィルム４との未接着部とがガス通気
路７として形成されている。

また、前記基盤フィルム３の他面には、前記透孔２と連
通ずる貫通孔８が穿設されたシリコーン処理等が必要に
より施された剥離紙９が同様の円形リング状の粘着剤層
１０を介して剥離可能に貼着されてなるものである。

ここで、前記フィルム３，４．５の材質は特に制限され
ないが、プラスチックフィルムにて形成することが好適
である。また、これらフィルム３゜４．５は１枚のフィ
ルムからなる単層構成であっても、２枚以上のフィルム
を適宜組合せた複合フィルムからなる多層構成であって
もよい、更に。

これらフィルム３，４．５の周縁部の一部を互に固着す
る方法としては、接着剤を用いる方法、熱接着による方
法などが採用される。この場合、熱接着法により固着す
る場合は各フィルム３，４．５の少なくとも互に固着さ
れる部分を熱接着可能なプラスチックフィルムにて形成
する。

而して１本発明方法は、前記弁１の貫通孔８及び透孔２
よりガス通気路７の内周縁部に液状シール剤を注入、充
填するものである。

この場合、液状シール剤の注入、充填方法としては、透
孔２よりガス通気路７の内周縁部７ａに液状シール剤を
ブラシ、スプレー等を用いて供給するなどの方法が採用
でき、これによりガス通気路７の内周縁部７ａに供給さ
れた液状シール剤は毛細管現象によりガス通気路７内を
外方に向けて浸透し、ガス通気路７内が液状シール剤に
より充填シールされる。この場合、必要により通気路７
を基盤フィルム３及び保護フィルム５側から挟圧するこ
ともでき、これによりガス通気路７全体により確実にシ
ール剤を行き渡らせることができる。

なお、シール剤は適宜選定されるが、シリコーンオイル
等が好適に用いられる。

上記の方法によれば、上述したように基盤フイ、ルムの
中央部に存する透孔２よりガス通気路７の内周縁部７ａ
に液状シール剤を注入するのでガス通気路７内にいわば
放射状にシール剤が毛細管現象によってスムーズに浸透
し、１遍なく確実にガス通気路７内にシール剤が充填さ
れると共に、従来のガス通気路端部にシール剤を供給す
る方法と異なり、弁の外周部にシール剤が付着して弁を
汚したり、或いは更に弁の外周部に付着したシール剤に
よって弁が取り付けられる密封体を汚染するというよう
な不都合は生じない。

また、上記方法では、基盤フィルム３の他面に粘着剤層
１０を介して剥離紙９が貼着されているので、透孔２よ
りガス通気路７の内周縁部７ａに供給された余分なシー
ル剤が透孔２．更に貫通孔８の内周壁を伝わって滴って
きても剥離紙９がこれを吸収し、従ってその内周縁を汚
染することが避けられる。

上記のようにシール剤処理がなされたガス抜き用弁１は
、剥離紙９を粘着剤層１０から剥離除去し、密封体の通
気孔と弁１の透孔２とが連通ずるように弁１を密封体に
その粘着剤層１０によって貼着して用いるもので、密封
体内に充容された内容品からガスが発生し、密封体内が
高圧になると、このガスが弁フィルム４を押し上げガス
通気路７を開いてガスが外気中に逃散すると共に、ガス
の逃散により密封体内が外気圧迄降下するとガス通気路
７が閉じ、外部からの空気などの侵入を防止するもので
あるが、この場合、ガス通気路７内には液状シール剤が
充填されているので、上述した弁フィルム４の上下動に
よるガス通気路７の開閉動作がスムーズに行われると共
に、外部からの空気などの侵入が確実に遮断されるもの
である。

なお、上記実施例は、弁を基盤フィルム、弁フィルム、
保護フィルムの３層構成としたが、場合により基盤フィ
ルムと弁フィルムとから弁を構成するようにしてもよく
、また上記実施例においては、基盤フィルムの他面に粘
着剤層を介して剥離紙を積層し、弁の使用に際して剥離
紙を剥離除去し、粘着剤層によって密封体に弁を貼着す
るようにしたが、必要によっては基盤フィルムの他面に
はこれら粘着剤層や剥離紙は設けず、直接基盤フィルム
の他面を接着剤等により密封体に接着してもよく、更に
その他の構成についても本発明の要旨を逸脱しない範囲
で種々変更することができる。

見肌立紘米 以上説明したように、本発明によれば、ガス抜き用弁の
ガス通気路内に簡単かつ能率的にしかも均一に液状シー
ル剤を充填シールし得ると共に、シール剤による弁及び
これが取り付けられる密封体を汚染することが良好に防
止される。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施に用いられるガス抜き用弁゛の一
例を示す断面図、第２図は同側の平面図である。 １・・・ガス抜き用弁、２・・・透孔、３・・・基盤フ
ィルム、４・・・弁フィルム、６・・・固着部、７・・
・ガス通気路。 ７ａ・・・内周縁部、８・・・貫通孔、９・・・剥離紙
。 出願人　　藤森工業　　株式会社 代理人　　弁理士　　小　島　隆　司 ａ 第２図 ７ａ　　　　　５

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、透孔を有する基盤フィルムの一面にこの透孔を覆っ
   て弁フィルムを配設すると共に、前記透孔よりガスを外
   部に逃散させる間隙を前記両フィルム間に形成するよう
   に前記両フィルムの縁部を固着し、前記間隙をガス通気
   路として構成した後、前記基盤フィルムの透孔より前記
   ガス通気路の内周縁部に液状シール剤を供給して、この
   ガス通気路内に液状シール剤を充填するようにしたこと
   を特徴とするガス抜き用弁のシール方法。 ２、透孔を有する基盤フィルムの一面にこの透孔を覆っ
   て弁フィルムを配設すると共に、前記基盤の他面に前記
   透孔と連通する貫通孔を有する剥離紙を積層し、これら
   貫通孔及び透孔よりガス通気路の内周縁部に液状シール
   剤を充填するようにした特許請求の範囲第１項記載の方
   法。