JPS635627B2 - - Google Patents
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- JPS635627B2 JPS635627B2 JP58162958A JP16295883A JPS635627B2 JP S635627 B2 JPS635627 B2 JP S635627B2 JP 58162958 A JP58162958 A JP 58162958A JP 16295883 A JP16295883 A JP 16295883A JP S635627 B2 JPS635627 B2 JP S635627B2
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16K—VALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
- F16K24/00—Devices, e.g. valves, for venting or aerating enclosures
- F16K24/04—Devices, e.g. valves, for venting or aerating enclosures for venting only
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Self-Closing Valves And Venting Or Aerating Valves (AREA)
- Closures For Containers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、保存中に微量のガスを発生する内容
品、例えば焙焼したコーヒー豆、農薬、殺菌剤等
を充容する密封体に取り付けられて密封体内部に
発生したガスを外部に逃散させるのに好適に用い
られるガス抜き用弁に関する。
品、例えば焙焼したコーヒー豆、農薬、殺菌剤等
を充容する密封体に取り付けられて密封体内部に
発生したガスを外部に逃散させるのに好適に用い
られるガス抜き用弁に関する。
従来の技術
従来、焙焼したコーヒー豆、農薬(特に水和
剤)、塩素系殺菌剤等を密封袋内に充容しておく
と、これら内容品から炭酸ガスや塩素ガス等のガ
スが発生し、密封袋を膨張させるなどの不都合が
生じる問題があつた。このため、密封袋内のガス
抜き手段が種々提案されている。
剤)、塩素系殺菌剤等を密封袋内に充容しておく
と、これら内容品から炭酸ガスや塩素ガス等のガ
スが発生し、密封袋を膨張させるなどの不都合が
生じる問題があつた。このため、密封袋内のガス
抜き手段が種々提案されている。
発明が解決しようとする問題点
しかし、密封袋内のガスを確実に外部に逃散さ
せると共に、外部から密封袋内への湿気等の侵入
を確実に防止し得、しかも簡単かつ安価なガス抜
き手段は極めて少ないのが現状である。
せると共に、外部から密封袋内への湿気等の侵入
を確実に防止し得、しかも簡単かつ安価なガス抜
き手段は極めて少ないのが現状である。
本発明は上記事情に鑑みなされたもので、保存
中などに微量のガスを発生する内容品を充容する
密封体に取り付けられ、その内部に発生したガス
を確実に外部に逃がすことができると共に、外部
からの湿気等の浸入を確実に防止し得、しかもそ
の構成が比較的簡単で容易にかつ低コストで製造
することができるガス抜き用弁を提供することを
目的とする。
中などに微量のガスを発生する内容品を充容する
密封体に取り付けられ、その内部に発生したガス
を確実に外部に逃がすことができると共に、外部
からの湿気等の浸入を確実に防止し得、しかもそ
の構成が比較的簡単で容易にかつ低コストで製造
することができるガス抜き用弁を提供することを
目的とする。
問題点を解決するための手段
即ち、本発明は上記目的を達成するため、保存
中に微量のガスを発生する内容品を充容する密封
体にこの密封体に形成された通気孔を覆つて取り
付けられ、前記内容品から発生する大気圧よりも
高圧のガスを前記通気孔から外部に逃散させるガ
ス抜き用弁において、前記密封体上に接着される
基盤フイルムをフイルム主体の一面に熱接着可能
な合成樹脂層を積層した複合フイルムにて形成す
ると共に、この基盤フイルムに前記通気孔と連通
するガス抜き用孔を穿設し、前記合成樹脂層上に
熱接着可能な合成樹脂よりなる弁フイルムを配設
し、かつこの弁フイルム上にフイルム主体の一面
に熱接着可能な合成樹脂層を積層した複合フイル
ムにて形成された保護フイルムをその合成樹脂層
が前記弁フイルムと対向するように配設し、前記
基盤フイルムの合成樹脂層と弁フイルムとの周縁
部の一部及び弁フイルムと保護フイルムの合成樹
脂層との周縁部の一部を互に熱接着して前記通気
孔から前記ガス抜き用孔に流入した前記高圧のガ
スが前記基盤フイルムと弁フイルムとの未接着部
間を通つて基盤フイルムと弁フイルムとの周縁未
接着部から外部に逃散するようにしたものであ
る。
中に微量のガスを発生する内容品を充容する密封
体にこの密封体に形成された通気孔を覆つて取り
付けられ、前記内容品から発生する大気圧よりも
高圧のガスを前記通気孔から外部に逃散させるガ
ス抜き用弁において、前記密封体上に接着される
基盤フイルムをフイルム主体の一面に熱接着可能
な合成樹脂層を積層した複合フイルムにて形成す
ると共に、この基盤フイルムに前記通気孔と連通
するガス抜き用孔を穿設し、前記合成樹脂層上に
熱接着可能な合成樹脂よりなる弁フイルムを配設
し、かつこの弁フイルム上にフイルム主体の一面
に熱接着可能な合成樹脂層を積層した複合フイル
ムにて形成された保護フイルムをその合成樹脂層
が前記弁フイルムと対向するように配設し、前記
基盤フイルムの合成樹脂層と弁フイルムとの周縁
部の一部及び弁フイルムと保護フイルムの合成樹
脂層との周縁部の一部を互に熱接着して前記通気
孔から前記ガス抜き用孔に流入した前記高圧のガ
スが前記基盤フイルムと弁フイルムとの未接着部
間を通つて基盤フイルムと弁フイルムとの周縁未
接着部から外部に逃散するようにしたものであ
る。
また、基盤フイルムの外側表面にこの基盤フイ
ルムのガス抜き用孔と連通する貫通孔が穿設され
た粘着剤層を形成して、この基盤フイルムをこの
粘着剤層を介して密封体に接着させることもでき
る。
ルムのガス抜き用孔と連通する貫通孔が穿設され
た粘着剤層を形成して、この基盤フイルムをこの
粘着剤層を介して密封体に接着させることもでき
る。
作 用
本発明のガス抜き用弁は、その基盤フイルムを
保存中に微量のガスを発生する内容品を充容する
密封体に基盤フイルムのガス抜き用弁と密封体の
通気孔とを連通させた状態で接着して使用するも
のであるが、密封体内の内容品からガスが発生
し、密封体内が大気圧よりも高圧になると、この
ガスが密封体の通気孔及びガス抜き用弁のガス抜
き用孔を順次通つて弁フイルム及び保護フイルム
を押し上げ、基盤フイルムと弁フイルムとの未接
着部間に浸入し、更に基盤フイルムと弁フイルム
との周縁未接着部から外部に逃散する。従つて、
密封体が内部に充容した内容品から発生したガス
で膨張する等の不都合が防止される。この場合、
常時は基盤フイルムと弁フイルムとは互いに密接
して弁フイルムが閉じた状態にあるので、外部か
ら密封体内に空気などが流通することはなく、外
部から密封体内への湿気等の侵入が防止されて、
密封体が確実に密封状態に維持される。それ故、
この密封体内の内容品は吸湿したり変質したり等
することがない。ここで、基盤フイルムはガス抜
き用弁を密封体に接着し、かつ弁フイルムと共に
密封体内に発生したガスの通路を形成するもので
あり、また保護フイルムは弁フイルムの弁作動の
安定化を確保するものであつて、前記フイルムの
共働により上記効果が達成されるものである。
保存中に微量のガスを発生する内容品を充容する
密封体に基盤フイルムのガス抜き用弁と密封体の
通気孔とを連通させた状態で接着して使用するも
のであるが、密封体内の内容品からガスが発生
し、密封体内が大気圧よりも高圧になると、この
ガスが密封体の通気孔及びガス抜き用弁のガス抜
き用孔を順次通つて弁フイルム及び保護フイルム
を押し上げ、基盤フイルムと弁フイルムとの未接
着部間に浸入し、更に基盤フイルムと弁フイルム
との周縁未接着部から外部に逃散する。従つて、
密封体が内部に充容した内容品から発生したガス
で膨張する等の不都合が防止される。この場合、
常時は基盤フイルムと弁フイルムとは互いに密接
して弁フイルムが閉じた状態にあるので、外部か
ら密封体内に空気などが流通することはなく、外
部から密封体内への湿気等の侵入が防止されて、
密封体が確実に密封状態に維持される。それ故、
この密封体内の内容品は吸湿したり変質したり等
することがない。ここで、基盤フイルムはガス抜
き用弁を密封体に接着し、かつ弁フイルムと共に
密封体内に発生したガスの通路を形成するもので
あり、また保護フイルムは弁フイルムの弁作動の
安定化を確保するものであつて、前記フイルムの
共働により上記効果が達成されるものである。
従つて、本発明のガス抜き用弁によれば、密封
体内に発生したガスを確実に外部に逃散させるこ
とができると共に、外部からの湿気等の侵入を確
実に防止し得、このため炭酸ガスを発生する焙焼
したコーヒー豆や塩素ガスを発生する農薬、殺菌
剤などの内容品を充容、保存する密封体のガス抜
き用弁として好適に用いられる。
体内に発生したガスを確実に外部に逃散させるこ
とができると共に、外部からの湿気等の侵入を確
実に防止し得、このため炭酸ガスを発生する焙焼
したコーヒー豆や塩素ガスを発生する農薬、殺菌
剤などの内容品を充容、保存する密封体のガス抜
き用弁として好適に用いられる。
また、本発明のガス抜き用弁は、ガス抜き用孔
が穿設された基盤フイルムと弁フイルムと保護フ
イルムとを互にその所用周縁部を接着することに
より形成し得るため、容易にかつ低コストで製作
し得る。特に、基盤フイルムをフイルム主体の一
面に熱接着可能な合成樹脂層を積層した複合フイ
ルムにて形成すると共に、保護フイルムをフイル
ム主体の一面に熱接着可能な合成樹脂層を積層し
た複合フイルムにて形成し、かつ弁フイルムを熱
接着可能な合成樹脂フイルムにて形成し、この弁
フイルムを前記基盤フイルムの合成樹脂層と前記
保護フイルムの合成樹脂層との間に介装し、前記
基盤フイルムの合成樹脂層と弁フイルムとの周縁
部の一部及び弁フイルムと保護フイルムの合成樹
脂層との周縁部の一部を互に熱接着したので、前
記三者のフイルムを2枚の熱プレス間に挟んで熱
プレスすることによりガス抜き用弁を形成できる
ので、ガス抜き用弁の製作がより簡単に行なわれ
る。
が穿設された基盤フイルムと弁フイルムと保護フ
イルムとを互にその所用周縁部を接着することに
より形成し得るため、容易にかつ低コストで製作
し得る。特に、基盤フイルムをフイルム主体の一
面に熱接着可能な合成樹脂層を積層した複合フイ
ルムにて形成すると共に、保護フイルムをフイル
ム主体の一面に熱接着可能な合成樹脂層を積層し
た複合フイルムにて形成し、かつ弁フイルムを熱
接着可能な合成樹脂フイルムにて形成し、この弁
フイルムを前記基盤フイルムの合成樹脂層と前記
保護フイルムの合成樹脂層との間に介装し、前記
基盤フイルムの合成樹脂層と弁フイルムとの周縁
部の一部及び弁フイルムと保護フイルムの合成樹
脂層との周縁部の一部を互に熱接着したので、前
記三者のフイルムを2枚の熱プレス間に挟んで熱
プレスすることによりガス抜き用弁を形成できる
ので、ガス抜き用弁の製作がより簡単に行なわれ
る。
さらに、基盤フイルムに粘着剤層を形成する場
合には、この粘着剤層を介して基盤フイルムを密
封体に接着することができるので、ガス抜き用弁
の密封体に対する取り付けが簡単に行なわれるも
のである。
合には、この粘着剤層を介して基盤フイルムを密
封体に接着することができるので、ガス抜き用弁
の密封体に対する取り付けが簡単に行なわれるも
のである。
以下、本発明の一実施例につき図面を参照して
説明する。
説明する。
実施例
図中1は本発明の一実施例に係るガス抜き用弁
を示すもので、このガス抜き用弁1は、それぞれ
円板状に形成された基盤フイルム2と保護フイル
ム3と弁フイルム4とを具備している。
を示すもので、このガス抜き用弁1は、それぞれ
円板状に形成された基盤フイルム2と保護フイル
ム3と弁フイルム4とを具備している。
前記基盤フイルム2は、ポリエチレンテレフタ
レート等のポリエステルフイルム、ポリアミドフ
リム、ポリ塩化ビニルフイルムなどの合成樹脂フ
イルム、アルミニウム箔などの金属箔、その他の
非通気性フイルムから形成されたフイルム主体5
の一面に、ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル
共重合体などの熱接着(ヒートシール)可能な合
成樹脂層6を積層した一体複合フイルム構造とさ
れている。また、この基盤フイルム2の中央部に
は、このフイルム2を貫通してガス抜き用孔7が
穿設され、基盤フイルム2は全体として円形リン
グ状に形成されている。
レート等のポリエステルフイルム、ポリアミドフ
リム、ポリ塩化ビニルフイルムなどの合成樹脂フ
イルム、アルミニウム箔などの金属箔、その他の
非通気性フイルムから形成されたフイルム主体5
の一面に、ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル
共重合体などの熱接着(ヒートシール)可能な合
成樹脂層6を積層した一体複合フイルム構造とさ
れている。また、この基盤フイルム2の中央部に
は、このフイルム2を貫通してガス抜き用孔7が
穿設され、基盤フイルム2は全体として円形リン
グ状に形成されている。
また、前記保護フイルム3は、前記基盤フイル
ム2のフイルム主体5と同様な非通気性フイルム
から形成されたフイルム主体8の一面にポリエチ
レン、エチレン−酢酸ビニル共重合体などの熱接
着(ヒートシール)可能な合成樹脂層9を積層し
た一体複合フイルム構造とされている。
ム2のフイルム主体5と同様な非通気性フイルム
から形成されたフイルム主体8の一面にポリエチ
レン、エチレン−酢酸ビニル共重合体などの熱接
着(ヒートシール)可能な合成樹脂層9を積層し
た一体複合フイルム構造とされている。
更に、前記弁フイルム4は、ポリエチレンフイ
ルム、エチレン−酢酸ビニル共重合体フイルム、
ポリプロピレンフイルムなどの熱接着可能な合成
樹脂フイルムにより形成されている。
ルム、エチレン−酢酸ビニル共重合体フイルム、
ポリプロピレンフイルムなどの熱接着可能な合成
樹脂フイルムにより形成されている。
前記弁フイルム4は前記基盤フイルム2の合成
樹脂層6と保護フイルム3の合成樹脂層9との間
に挟持され、第2図に示したようにこれらフイル
ム2,3,4の周縁部の一部(第2図中、両側周
縁部)が熱接着されて熱接着部10,10,1
0,10が形成されている(第2図中熱接着部を
斜線で示す)。なお、前記フイルム2,3,4の
残りの周縁部の一部(第2図中において上部及び
下部周縁部)は未接着状態にある。
樹脂層6と保護フイルム3の合成樹脂層9との間
に挟持され、第2図に示したようにこれらフイル
ム2,3,4の周縁部の一部(第2図中、両側周
縁部)が熱接着されて熱接着部10,10,1
0,10が形成されている(第2図中熱接着部を
斜線で示す)。なお、前記フイルム2,3,4の
残りの周縁部の一部(第2図中において上部及び
下部周縁部)は未接着状態にある。
また前記基盤フイルム2の外側表面(フイルム
主体5の他面)には前記基盤フイルム2のガス抜
き用孔7と連通する貫通孔11が穿設された円形
リング状の粘着剤層12が形成されていると共
に、この粘着剤層12を覆つて前記貫通孔11と
連通する孔13を有する円形リング状の剥離フイ
ルム14が積層されている。なお、図中15は剥
離フイルム14に形成された切込溝である。
主体5の他面)には前記基盤フイルム2のガス抜
き用孔7と連通する貫通孔11が穿設された円形
リング状の粘着剤層12が形成されていると共
に、この粘着剤層12を覆つて前記貫通孔11と
連通する孔13を有する円形リング状の剥離フイ
ルム14が積層されている。なお、図中15は剥
離フイルム14に形成された切込溝である。
ここで、前記フイルム2,3,4の厚さは特に
制限されないが、基盤フイルム2の厚さは50〜
200μm、保護フイルム3の厚さは50〜250μm、
弁フイルム4の厚さは5〜50μmとすることがで
きる。また、ガス抜き用孔7及び貫通孔11の孔
径(直径)も制限されないが、0.1〜3mmとする
ことができる。
制限されないが、基盤フイルム2の厚さは50〜
200μm、保護フイルム3の厚さは50〜250μm、
弁フイルム4の厚さは5〜50μmとすることがで
きる。また、ガス抜き用孔7及び貫通孔11の孔
径(直径)も制限されないが、0.1〜3mmとする
ことができる。
上記構成のガス抜き用弁1を使用する場合は、
まず剥離フイルム14を粘着剤層12から剥離す
る。次いで、第3図に示したように、予め通気孔
16を所用箇所に形成した密封体17に前記粘着
剤層12を介してガス抜き用孔1の基盤フイルム
2を前記通気孔16とガス抜き用孔7とを連通さ
せた状態において接着することにより、密封体1
7にガス抜き用弁1を取り付けるものである。な
おこの場合、密封体17の通気孔16の孔径(直
径)も制限されないが、0.5〜1mmとすることが
できる。
まず剥離フイルム14を粘着剤層12から剥離す
る。次いで、第3図に示したように、予め通気孔
16を所用箇所に形成した密封体17に前記粘着
剤層12を介してガス抜き用孔1の基盤フイルム
2を前記通気孔16とガス抜き用孔7とを連通さ
せた状態において接着することにより、密封体1
7にガス抜き用弁1を取り付けるものである。な
おこの場合、密封体17の通気孔16の孔径(直
径)も制限されないが、0.5〜1mmとすることが
できる。
このようにガス抜き用弁1を密封体17に接着
し、密封体17内に所用の内容品を充容した場
合、内容品からガスが発生し、密封体17内が大
気圧よりも高圧になると、このガスが密封体17
の通気孔16及びガス抜き用弁1の貫通孔11、
ガス抜き用孔7を順次通つて弁フイルム4及び保
護フイルム3を押し上げ、基盤フイルム2の合成
樹脂層6と弁フイルム4との未接着部間18に侵
入し、更に基盤フイルム2の合成樹脂層6と弁フ
イルム4との周縁未接着部19,19から外部に
逃散する。従つて、密封体17が内部に充容した
内容品から発生したガスで膨張する等の不都合が
防止される。この場合、常時は基盤フイルム2の
合成樹脂層6と弁フイルム4とは互に密接して弁
フイルム4が閉じた状態にあるので、外部から密
封体17内に空気などが流通することはなく、外
部から密封体17内への湿気等の侵入が防止され
て、密封体17が確実に密封状態に維持される。
それ故、この密封体17内の内容品は吸湿したり
変質したり等することがなく、密封体17は炭酸
ガスを発生する焙焼したコーヒー豆や塩素ガスを
発生する農薬、殺菌剤などの内容品を充容、保存
するのに好適に用いられるものである。
し、密封体17内に所用の内容品を充容した場
合、内容品からガスが発生し、密封体17内が大
気圧よりも高圧になると、このガスが密封体17
の通気孔16及びガス抜き用弁1の貫通孔11、
ガス抜き用孔7を順次通つて弁フイルム4及び保
護フイルム3を押し上げ、基盤フイルム2の合成
樹脂層6と弁フイルム4との未接着部間18に侵
入し、更に基盤フイルム2の合成樹脂層6と弁フ
イルム4との周縁未接着部19,19から外部に
逃散する。従つて、密封体17が内部に充容した
内容品から発生したガスで膨張する等の不都合が
防止される。この場合、常時は基盤フイルム2の
合成樹脂層6と弁フイルム4とは互に密接して弁
フイルム4が閉じた状態にあるので、外部から密
封体17内に空気などが流通することはなく、外
部から密封体17内への湿気等の侵入が防止され
て、密封体17が確実に密封状態に維持される。
それ故、この密封体17内の内容品は吸湿したり
変質したり等することがなく、密封体17は炭酸
ガスを発生する焙焼したコーヒー豆や塩素ガスを
発生する農薬、殺菌剤などの内容品を充容、保存
するのに好適に用いられるものである。
また、上記実施例に係るガス抜き用弁1は、弁
フイルム4が熱接着可能な合成樹脂フイルムから
形成され、基盤フイルム2及び保護フイルム3が
それぞれフイルム主体5,8の一面に熱接着可能
な合成樹脂層6,9を積層した複合フイルムから
形成されているので、弁フイルム4を基盤フイル
ム2及び保護フイルム3の熱接着可能な合成樹脂
層6,9間に挟持し、基盤フイルム2及び保護フ
イルム3のフイルム主体5,8の所用周縁部を熱
プレス板で熱プレスするだけで、前記フイルム
2,3,4が互に熱接着されて、基盤フイルム2
の合成樹脂層6と弁フイルム4、保護フイルム3
の合成樹脂層9と弁フイルム4の所用周縁部がそ
れぞれ融着一体化され、従つてガス抜き用弁1が
簡単にしかも安価に製造できる。
フイルム4が熱接着可能な合成樹脂フイルムから
形成され、基盤フイルム2及び保護フイルム3が
それぞれフイルム主体5,8の一面に熱接着可能
な合成樹脂層6,9を積層した複合フイルムから
形成されているので、弁フイルム4を基盤フイル
ム2及び保護フイルム3の熱接着可能な合成樹脂
層6,9間に挟持し、基盤フイルム2及び保護フ
イルム3のフイルム主体5,8の所用周縁部を熱
プレス板で熱プレスするだけで、前記フイルム
2,3,4が互に熱接着されて、基盤フイルム2
の合成樹脂層6と弁フイルム4、保護フイルム3
の合成樹脂層9と弁フイルム4の所用周縁部がそ
れぞれ融着一体化され、従つてガス抜き用弁1が
簡単にしかも安価に製造できる。
更に、このガス抜き用弁1は、基盤フイルム2
に粘着剤層13が形成されているので、密封体1
7にガス抜き用弁1を簡単に接着し、取り付ける
ことができる。
に粘着剤層13が形成されているので、密封体1
7にガス抜き用弁1を簡単に接着し、取り付ける
ことができる。
なお、各フイルム2,3,4の形状は円板状に
限られず、適宜な形状に形成でき、更に上記実施
例では基盤フイルム2に粘着剤層12を設けるよ
うにしたが、粘着剤層12を設けず、ガス抜き用
弁を密封体等に取り付ける場合に適宜な接着剤を
用いるなどして取り付けるようにしてもよい。な
おまた、上記実施例ではガス抜き用孔7を基盤フ
イルム2の中央部に穿設したが、ガス抜き用孔7
の穿設位置は必ずしもこれに制限されない。しか
し、ガス抜き用孔7の穿設位置と周縁未接着部1
9の端部との間の経路を長くすると、外部から密
封体への外気の侵入が確実に防止されるため、該
経路を少なくとも2〜10mm、特に3〜4mmとする
ことが好適である。
限られず、適宜な形状に形成でき、更に上記実施
例では基盤フイルム2に粘着剤層12を設けるよ
うにしたが、粘着剤層12を設けず、ガス抜き用
弁を密封体等に取り付ける場合に適宜な接着剤を
用いるなどして取り付けるようにしてもよい。な
おまた、上記実施例ではガス抜き用孔7を基盤フ
イルム2の中央部に穿設したが、ガス抜き用孔7
の穿設位置は必ずしもこれに制限されない。しか
し、ガス抜き用孔7の穿設位置と周縁未接着部1
9の端部との間の経路を長くすると、外部から密
封体への外気の侵入が確実に防止されるため、該
経路を少なくとも2〜10mm、特に3〜4mmとする
ことが好適である。
なお更に、本発明のその他の構成についてにも
本発明の要旨の範囲内で種々変更し得る。
本発明の要旨の範囲内で種々変更し得る。
発明の効果
以上説明したように、本発明のガス抜き用弁に
よれば、微量のガスを発生する内容品を充容する
密封体に取り付けられて用いられた場合、この密
封体の内部に発生したガスを確実に外部に逃散さ
せることができると共に、外部から密封体の内部
への湿気等の侵入を確実に防止することができる
ものであり、かつ本発明のガス抜き用弁はその構
成が比較的簡単で容易にしかも安価に製造できる
という利点を有する。
よれば、微量のガスを発生する内容品を充容する
密封体に取り付けられて用いられた場合、この密
封体の内部に発生したガスを確実に外部に逃散さ
せることができると共に、外部から密封体の内部
への湿気等の侵入を確実に防止することができる
ものであり、かつ本発明のガス抜き用弁はその構
成が比較的簡単で容易にしかも安価に製造できる
という利点を有する。
第1図は本発明の一実施例を示す断面図、第2
図は同例の平面図、第3図は同例を密封体に取り
付けた状態の断面図である。 1……ガス抜き用弁、2……基盤フイルム、3
……保護フイルム、4……弁フイルム、5,8…
…フイルム主体、6,9……熱接着可能な合成樹
脂、7……ガス抜き用孔、10……熱接着部、1
1……貫通孔、12……粘着剤層、16……通気
孔、17……密封体、18……未接着部間、19
……周縁未接着部。
図は同例の平面図、第3図は同例を密封体に取り
付けた状態の断面図である。 1……ガス抜き用弁、2……基盤フイルム、3
……保護フイルム、4……弁フイルム、5,8…
…フイルム主体、6,9……熱接着可能な合成樹
脂、7……ガス抜き用孔、10……熱接着部、1
1……貫通孔、12……粘着剤層、16……通気
孔、17……密封体、18……未接着部間、19
……周縁未接着部。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 保存中に微量のガスを発生する内容品を充容
する密封体17にこの密封体17に形成された通
気孔16を覆つて取り付けられ、前記内容品から
発生する大気圧よりも高圧のガスを前記通気孔1
6から外部に逃散させるガス抜き用弁1におい
て、前記密封体17上に接着される基盤フイルム
2をフイルム主体5の一面に熱接着可能な合成樹
脂層6を積層した複合フイルムにて形成すると共
に、この基盤フイルム2に前記通気孔16と連通
するガス抜き用孔7を穿設し、前記合成樹脂層6
上に熱接着可能な合成樹脂よりなる弁フイルム4
を配設し、かつこの弁フイルム4上にフイルム主
体8の一面に熱接着可能な合成樹脂層9を積層し
た複合フイルムにて形成された保護フイルム3を
その合成樹脂層9が前記弁フイルム4と対向する
ように配設し、前記基盤フイルム2の合成樹脂層
6と弁フイルム4との周縁部の一部及び弁フイル
ム4と保護フイルム3の合成樹脂層9との周縁部
の一部を互に熱接着して、前記通気孔16から前
記ガス抜き用孔7に流入した前記高圧のガスが前
記基盤フイルム2と弁フイルム4との未接着部間
18を通つて基盤フイルム2と弁フイルム4との
周縁未接着部19から外部に逃散するよう構成し
たことを特徴とするガス抜き用弁1。 2 基盤フイルム2の外側表面にこの基盤フイル
ム2のガス抜き用孔7と連通する貫通孔11が穿
設された粘着剤層12を形成して、この基盤フイ
ルム2をこの粘着剤層12を介して密封体17に
接着するようにした特許請求の範囲第1項記載の
ガス抜き用弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58162958A JPS6057069A (ja) | 1983-09-05 | 1983-09-05 | ガス抜き用弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58162958A JPS6057069A (ja) | 1983-09-05 | 1983-09-05 | ガス抜き用弁 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6057069A JPS6057069A (ja) | 1985-04-02 |
JPS635627B2 true JPS635627B2 (ja) | 1988-02-04 |
Family
ID=15764505
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58162958A Granted JPS6057069A (ja) | 1983-09-05 | 1983-09-05 | ガス抜き用弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6057069A (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6219958U (ja) * | 1985-07-18 | 1987-02-06 | ||
JPS63152551A (ja) * | 1986-12-12 | 1988-06-25 | 藤森工業株式会社 | ガス抜き用弁のシ−ル方法 |
JPS63144450U (ja) * | 1987-03-13 | 1988-09-22 | ||
JP3808840B2 (ja) * | 2002-12-24 | 2006-08-16 | 錦商事株式会社 | 包装体及びこれに使用する弁装置並びに弁装置の製造方法 |
JP2006044763A (ja) * | 2004-08-06 | 2006-02-16 | Seiko Coffee:Kk | ガス抜きバルブの取付方法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5632239A (en) * | 1979-08-16 | 1981-04-01 | Bosch Gmbh Robert | Packing vessel with overpressure escape valve |
JPS5632244A (en) * | 1979-08-06 | 1981-04-01 | Bosch Gmbh Robert | Device for releasing internal space of packing vessel* into which calcnated coffee* etc* are filled* from unallowable overpressure |
-
1983
- 1983-09-05 JP JP58162958A patent/JPS6057069A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5632244A (en) * | 1979-08-06 | 1981-04-01 | Bosch Gmbh Robert | Device for releasing internal space of packing vessel* into which calcnated coffee* etc* are filled* from unallowable overpressure |
JPS5632239A (en) * | 1979-08-16 | 1981-04-01 | Bosch Gmbh Robert | Packing vessel with overpressure escape valve |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6057069A (ja) | 1985-04-02 |
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