JP2006044763A - ガス抜きバルブの取付方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】コーヒー等が入れられるスチール等の金属製の缶、或いはその蓋に樹脂を素材とするガス抜きバルブを取付けるための方法を提供することを目的とする。
【解決手段】蓋2の所要部に小孔5をあける工程と、該小孔5より大径の孔6をあけ、かつ一面に接着剤層を設けたポリエチレン製のフィルムよりなるシール7を孔6内に小孔5が収まるようにして接着する工程と、樹脂を素材とする一方向性のガス抜きバルブ4をシール7に当て、バルブ4とは反対側より200〜250℃に加熱したヒータを1〜3秒間当ててバルブ4とシール7を熱溶着する。
【選択図】図3
【解決手段】蓋2の所要部に小孔5をあける工程と、該小孔5より大径の孔6をあけ、かつ一面に接着剤層を設けたポリエチレン製のフィルムよりなるシール7を孔6内に小孔5が収まるようにして接着する工程と、樹脂を素材とする一方向性のガス抜きバルブ4をシール7に当て、バルブ4とは反対側より200〜250℃に加熱したヒータを1〜3秒間当ててバルブ4とシール7を熱溶着する。
【選択図】図3
Description
本発明は、例えばコーヒーや味噌、キムチ等の保管時にガスを発生させる食品が入れられるスチール缶のような金属缶、或いはその金属製の蓋に取付けられるガス抜きバルブの取付方法に関する。
ガスを発生させる食品の1例として、コーヒーを例にとっていえば、レギュラーコーヒーは一般に、コーヒー豆を焙煎したのちブレンドし、粉砕したのちに袋や容器、或いは缶に入れて包装されているが、コーヒーは焙煎後、多量の炭酸ガスが発生し、これによりコーヒーの入った袋や容器、或いは缶内の内圧が高まって袋や容器の場合、膨らんで、そのまま放置しておくと破袋するようになる。この点金属缶、例えばスチール缶は、強度があって、リサイクル処理や再利用が可能で、環境にやさしい容器であり、しかも遮光性及び密封性に優れて、コーヒーの品質を長期にわたって維持することができるが、袋や容器を開封し、或いは缶の蓋を取ったとき、炭酸ガスと共にコーヒーの粉が噴出して飛び散るようになる。
この問題を解消するために、袋や容器に孔をあけて一方向性のガス抜きバルブを熱溶着又は接着して取付け、食品から発生したガスをバルブを通して排出させ、外気を遮断してコーヒーの酸化を防ぐことが行われている。こうしたガス抜きバルブの一例が下記特許文献1に開示されている。
特開2002−179121号
ガス抜きバルブの溶着は、袋や容器に対しては、袋や容器を構成するシートに通常、フィルムがラミネートされていることから、溶着が容易にできるが、スチール缶のような金属缶に対しては、缶を加熱して溶着しようとすると、バルブの素材は樹脂であることから、バルブが溶融し、バルブの機能を果たさなくなりがちである。
本発明は、ガスを発生させる食品が入れられるスチール等の金属製の缶、或いはその蓋に樹脂を素材とするガス抜きバルブを取付けるための方法を提供することを目的とする。
本発明はそのため、スチール等の金属製の缶、或いはその蓋に小孔をあける工程と、上記小孔より大径の孔をあけ、一面に接着剤層を設けたフィルムよりなるシールを上記缶或いは蓋に接着剤層を向けて孔が小孔に合うようにして接着する工程と、樹脂を素材とする一方向性のガス抜きバルブを上記シールに当て、バルブとは反対側より缶、或いは蓋をヒータ等の加熱手段により加熱してバルブをシールに溶着する工程よりなることを特徴とする。
本発明によると、バルブが小孔の周りのシールに溶着して缶、或いはその蓋に取付けられ、缶或いはその蓋にフィルムをラミネートする必要がなく、シールを所要部に添付するだけでよいので、バルブを簡易かつ安価に取付けることができる。
図1は、ガスを発生させる食品の一例としてレギュラーコーヒーを入れたスチール缶1を示すものであり、図2は、その蓋2を示すもので、タブ3を起こすことにより蓋2が開けられるようになっている。
蓋2の裏面には、樹脂を素材とする一方向性のガス抜きバルブ4が取付けられている。このバルブ4は上記特許文献1に開示されるタイプの既知のもの、例えば大塚テクノ株式会社製のネーブルバルブ(商品名)で、その取り付けは次のようにして行われる。
蓋2の裏面には、樹脂を素材とする一方向性のガス抜きバルブ4が取付けられている。このバルブ4は上記特許文献1に開示されるタイプの既知のもの、例えば大塚テクノ株式会社製のネーブルバルブ(商品名)で、その取り付けは次のようにして行われる。
蓋2には図3に示されるように、所要部に一箇所1mmφ程度の小孔5があけられ、該小孔5より大径の2〜4mmφ程度の孔6をあけ、かつ一面に接着剤層を設けたポリエチレン製のフィルムよりなるシール7が孔6内に小孔5が収まるようにして接着剤層にて接着する。つぎにバルブ4をシール7に当て、バルブ4とは反対側より蓋2に200〜250℃に加熱したヒータ(図示しない)を1〜3秒間当て、バルブ4とシール7を熱溶着してなるものである。
本発明は、ガス抜きバルブを金属製の缶の蓋のみならず、缶自体に取付けるのに使用することができる。
1・・スチール缶
2・・蓋
3・・タブ
4・・ガス抜きバルブ
5・・小孔
6・・孔
7・・シール
2・・蓋
3・・タブ
4・・ガス抜きバルブ
5・・小孔
6・・孔
7・・シール
Claims (1)
- ガスを発生させる食品を入れた金属缶或いはその蓋にガス抜きバルブを取付けるための方法であって、スチール等の金属製の缶、或いはその蓋に小孔をあける工程と、上記小孔より大径の孔をあけ、一面に接着剤層を設けたフィルムよりなるシールを上記缶或いは蓋に接着剤層を向けて孔が小孔に合うようにして接着する工程と、樹脂を素材とする一方向性のガス抜きバルブを上記シールに当て、バルブとは反対側より缶、或いは蓋をヒータ等の加熱手段により加熱してバルブをシールに溶着する工程よりなることを特徴とするガス抜きバルブの取付方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004230550A JP2006044763A (ja) | 2004-08-06 | 2004-08-06 | ガス抜きバルブの取付方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004230550A JP2006044763A (ja) | 2004-08-06 | 2004-08-06 | ガス抜きバルブの取付方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2006044763A true JP2006044763A (ja) | 2006-02-16 |
Family
ID=36023790
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2004230550A Pending JP2006044763A (ja) | 2004-08-06 | 2004-08-06 | ガス抜きバルブの取付方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006044763A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009241944A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-22 | Nippon Light Metal Co Ltd | 焙煎済みコーヒー豆用充填容器 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6057069A (ja) * | 1983-09-05 | 1985-04-02 | Fujimori Kogyo Kk | ガス抜き用弁 |
-
2004
- 2004-08-06 JP JP2004230550A patent/JP2006044763A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2009241944A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-22 | Nippon Light Metal Co Ltd | 焙煎済みコーヒー豆用充填容器 |
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