JPH0235089Y2 - - Google Patents

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JPH0235089Y2
JPH0235089Y2 JP1985120188U JP12018885U JPH0235089Y2 JP H0235089 Y2 JPH0235089 Y2 JP H0235089Y2 JP 1985120188 U JP1985120188 U JP 1985120188U JP 12018885 U JP12018885 U JP 12018885U JP H0235089 Y2 JPH0235089 Y2 JP H0235089Y2
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hole
disk
valve
outflow
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、コントロール制御用に適したバタフ
ライバルブに関するものである。
従来の技術 従来のバタフライバルブとしては、バルブ本体
の内部に流入通孔及び流出通孔を互に連通して設
け、流入通孔と流出通孔との間に弁座を形成し、
弁座に流入通孔と流出通孔とを開閉する円板状の
弁体を回動自在に配設したものが知られている。
また、弁体の内部に流入通孔及び流出通孔を互
に連通して設け、流入通孔と流出通孔との間に弁
座を形成し、弁座に流入通孔と流出通孔とを開閉
する弁板を回動自在に配設し、弁板が弁体に対し
て回動して次第に弁の開口面積を増大してゆく部
分において、開口面積の変化を制御するようにし
たちよう形弁が特開昭55−2812号公報として提案
されている。
考案が解決しようとする課題 ところが、従来のバタフライバルブでは、弁体
をバルブ本体の弁座に対して小さい開度で回動す
るに際し、流体が流入通孔より弁体全周を介して
流出通孔に流通するので、弁体を通過する流体の
弁体に対する流れの剥離等を生じる箇所が大き
く、流体の流れの剥離等により渦流が多く発生す
るおそれがあり、また、弁体が振動したり変形し
たりするおそれがあつた。
また、特開昭55−2812号公報記載のものは、弁
体内面に弁体全周にわたつて開口面積の変化を制
御する面を備えた一対の調整板を配し、開口面積
の変化を調整板の突状曲面により行うようにした
ものであり、このものも弁板を弁体の弁座に対し
て小さい開度で回動した時に、弁板の全集が弁座
から離れるため弁板が振動したり変形し、また、
流体が流入通孔より弁板全周と調整板の突状曲面
との間の間〓を通つて流出通孔に流通するので、
弁板を通過する流体の弁板に対する流れの剥離等
を生じる箇所が大きく、流体の流れの剥離等によ
り渦流が多く発生するおそれがあつた。
本考案の目的は、上述する問題点に対処して、
弁体をバルブ本体の弁座に対して回動することに
より、バルブ本体の流入通孔と流出通孔とが互に
連通し、流体を流入通孔より弁体を介して流出通
孔に流通し、弁体を弁座に対して小さい開度で回
動する時に、弁体周囲が弁座によつて保持されて
弁体の振動や変形が防止され、また、弁体の外周
面が弁体係合突部に係合したままであり、流体を
弁体の開放にしたがつて流入通孔より弁体係合突
部の切欠部を通つて流出通孔へと徐々に流通し、
流体の弁体全周と弁体係合突部との間から流通す
ることがなく、弁体係合突部の切欠部を通過する
流体の弁体に対する流れの剥離等を生じる箇所が
可及的に小さくなり、流体の流れの剥離等により
発生する渦流を確実に減少し、弁体の開度に対す
る流量の流量特性曲線がゆるやかなカーブで上昇
し、微小流量をコントロールし、制御可能な最大
流量と最小流量との比であるレンジアビリテイが
高くなり、弁体のコントロール性を向上すること
が可能なバタフライバルブを提供することにあ
る。
課題を解決するための手段 本考案のバタフライバルブは、バルブ本体の内
部に流入通孔及び流出通孔を互に連通して設け、
前記流入通孔と前記流出通孔との間に弁座を形成
し、前記弁座に前記流入通孔と前記流出通孔とを
開閉する弁体を回動自在に配設したバタフライバ
ルブにおいて、前記弁座に前記弁体を小さい開度
で回動する間に前記弁体の外周面に係合する弁体
係合突部を設け、前記弁体係合突部に前記弁体の
開放にしたがつて徐々に前記弁体との間〓を大に
した切欠部を形成したことを特徴とする構成を有
するものである。
作 用 バルブ本体の内部に互に連通して設けた流入通
孔と流出通孔との間に形成した弁座に配設した弁
体を回動することにより、バルブ本体の流入通孔
と流出通孔とが互に連通し、流体を流入通孔より
弁体を介して流出通孔に流通する。
また、弁体を弁座に対して小さい開度で回動す
る時に、弁体の外周面が弁座に設けた弁体係合突
部に係合し、流体が流入通孔より弁体係合突部に
形成した弁体の開放にしたがつて弁体との間〓を
大にした切欠部を通つて流出通孔へと徐々に流通
し、流体が弁体と弁体係合突部との間から流通す
ることがなく、弁体係合突部の切欠部を通過する
流体の弁体に対する流れの剥離等を生じる箇所が
小さくなり、流体の流れの剥離等により発生する
渦流が減少し、弁体の開度に対する流量の流量特
性曲線がゆるやかなカーブで上昇し、微小流量の
コントロールを行なう。
実施例 以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。
第1図において、1は流入口と流出口とを互に
直交する方向に向かつて形成したアングル型のバ
タフライバルブのバルブ本体であり、バルブ本体
1の上部にはバルブ制御装置を取付けるための制
御装置取付部1aが一体に形成されている。
バルブ本体1の流入口の下部にはガスケツト2
を介して管用テーパーネジ3aを有するユニオン
ニツプル3が配設され、ユニオンニツプル3はユ
ニオンナツト4をバルブ本体1の外周面のめねじ
部に螺着することにより固定されている。
バルブ本体1の流出口の側部にはガスケツト5
を介して管用テーパーネジ6aを有するユニオン
ニツプル6が配設され、ユニオンニツプル6はユ
ニオンナツト7をバルブ本体1の外周面のめねじ
部に螺着することにより固定されている。
バルブ本体1の内部には流入通孔35及び流出
通孔36が互に連通して設けられ、流入通孔35
と流出通孔36との間には弁座となるデイスク取
付部37(第4図参照)が形成され、デイスク取
付部37には流入通孔35と流出通孔36とを開
閉する弁体となるデイスク8が回動自在に配設さ
れている。
9はバルブ本体1の流出口側の端部とユニオン
ニツプル6の端部との間に挾着された消音用のネ
ツトである。
バルブ本体1の制御装置取付部1aの上部に
は、第2図に示すように、バルブ制御装置を収納
する円筒状のケース本体10が設けられると共
に、ケース本体10の上部にはカバー11が設け
られ、ケース本体10の下端が制御装置取付部1
aに嵌合され、ケース本体10は制御装置取付部
1aに対してワツシヤを介してネジにより固定さ
れ、カバー11はケース本体10の上端に対して
ワツシヤを介してネジにより固定されている。
ケース本体10内のバルブ本体1の制御装置取
付部1aの上部には、第1図に示すように、制御
装置固定板12が配設され、制御装置固定板12
は制御装置取付部1aの上面にワツシヤを介して
ネジにより固定されている。
ケース本体10内の制御装置固定板12の上部
には取付金具14が固定され、取付金具14には
変圧器13が保持されている。
Mはバルブ本体1の内部のデイスク取付部37
に配設したデイスク8を回動するためのステツプ
モータであり、ステツプモータMの下部にはモー
タ固定板15が設けられ、モータ固定板15は固
定板取付ロツド16によつて制御装置固定板12
上方に配置され、固定板取付ロツド16の下端の
ボルト部17は制御装置固定板12に対して座金
を介してナツト18により固定されている。
固定板取付ロツド16の上部には上部固定板1
9が設けられ、上部固定板19は固定板取付ロツ
ド16の上端にワツシヤを介してネジにより固定
されている。
ケース本体10内の上部固定板19上には、第
3図に示すように、配線用の端子20、ヒユーズ
21を装着するヒユーズ収納体22及びセツトス
イツチ23がそれぞれ配設されている。
24は上部固定板19の下方で固定板取付ロツ
ド16の上端寄りに設けた固定板であり、固定板
24の上部にはステツプモータMの制御回路部2
5が設けられ、制御装置固定板12とモータ固定
板15との間にはステツプモータMの回転を減速
するための減速機26が設けられている。
27はケース本体10の上端寄りの周壁に配設
された配線連絡体で、配線連絡体27はケース本
体10内の端子20に接続する外部からの配線を
挿通するための配線挿通孔28を有している。
29は制御装置固定板12の下面より下方に向
かつて突出した回転軸であり、ステツプモータM
の回転が減速機26を介して回転軸29を回転す
るようになつている。
回転軸29の下端には嵌合取付部29aが形成
され、嵌合取付部29aの下端には鉛直方向の同
軸上にデイスク8を支持する弁棒30が設けられ
ている。
弁棒30はバルブ本体1の内部に形成した嵌合
部によつて回動自在に支持されている。
31は回転軸29の嵌合取付部29aに設けた
回転板、32は制御装置固定板12の下面に装着
されたリミツトスイツチであり、リミツトスイツ
チ32には回転板31の外周縁の一部が係合さ
れ、リミツトスイツチ32は回転板31の回動に
よりデイスク8を設定位置でモータ電流を切ると
共にブレーキを働かせて停止させるようになつて
いる。
33はバルブ本体1にその先端を挿入して設け
た温度センサーであり、温度センサー33は制御
回路部25に連絡され、バルブ本体1内の通孔を
流通する流体が温水の場合には暖房に、冷水の場
合には冷房に温度センサー33により自動的に切
換えられるようになつている。
次に、バルブ本体1について説明する。
バルブ本体1の内部には、第4図に示すよう
に、鉛直方向に向かつて流入口と連通する流入通
孔35が設けられ、流入通孔35の上方には流出
口に向かつて屈曲した屈曲部35aが形成され、
屈曲部35aと流出口との間には水平方向に向か
つて流出通孔36が設けられ、流入通孔35の屈
曲部35aと流出通孔36との間にはデイスク取
付部37が形成されている。
デイスク取付部37には、第5図及び第6図に
示すように、デイスク8の外周面と係合する球面
の一部となる係合面38,38′がそれぞれ形成
されると共に、デイスク取付部37の係合面3
8′にはデイスク8を小さい開度で回動する間に
デイスク8の外周面に係合する球面の一部となる
デイスク係合突部39が膨出して設けられてい
る。
デイスク係合突部39はデイスク8をデイスク
取付部37に対して開放する回転方向の流入通孔
35側と流出通孔36側にそれぞれ形成され、デ
イスク係合突部39と流入通孔35あるいは流出
通孔36との接合線は円弧状となつている。
デイスク係合突部39の中央には、第6図に示
すように、デイスク8の開放にしたがつて徐々に
デイスク8との間〓を大にしたV字型の直線的に
狭くなる切欠部39aが形成され、バルブ本体1
の流入通孔35の流体はデイスク8の開度が小さ
い時に切欠部39aから流出通孔36に向かつて
徐々に流通されるようになつている。
デイスク取付部37の上部には上方よりグラン
ドパツキンとOリングを嵌合する嵌合部40及び
弁棒30を回動自在に軸支する支持孔41が連通
してそれぞれ穿設され、デイスク取付部37の下
部には弁棒30の下端を回動自在に軸支する支持
穴42が穿設されている。
43は温度センサー33の感知部となる先端を
挿入するセンサー取付穴である。
そして、デイスク取付部37は弁棒30の挿通
される鉛直方向の上下の係合面38に絶えずデイ
スク8の外周面が係合されており、デイスク8が
デイスク取付部37に対して回動可能な球面の一
部に形成されている。
次に、バルブ本体1の内部に配設されるデイス
ク8について説明する。
デイスク8は、第7図に示すように、上下両端
を平面に切欠いた略円板状の芯金45と、芯金4
5の周囲に外覆される円形のゴム、合成樹脂等の
弾性体46とからなり、芯金45には、第8図に
示すように、回転軸上に沿つて縦方向に膨出した
ボス部47が設けられ、ボス部47には弁棒30
を挿通するための弁棒取付孔48が形成され、芯
金45は板金により作製されている。
弾性体46は、第8図に示すように、上下方向
を除いた円形の周面がバルブ本体1の係合面3
8′と係合するような一部球面の肉厚B′を有し、
ボス部47の弁棒30を挿通される上下端寄り
は、第9図に示すように、バルブ本体1の係合面
38と係合するような肉厚B′よりも幅の広い一
部球面の肉厚A′とされている。
さらに、デイスク8は弁棒30が90゜の回転で
全開となるようになつており、弾性体46は芯金
45の腐蝕を防止する役目も行うようになつてい
る。
次に、デイスク8のバルブ本体1の内部への取
付けを説明する。
バルブ本体1のデイスク取付部37は、第4図
に示すように、中間の係合面38′のシート幅の
ほうが弁棒30を挿通する方向の上下の係合面3
8のシート幅よりも狭く形成されていて、第11
図に示すデイスク取付部37と流出通孔36との
連通する部分の横方向の幅の方が第10図に示す
デイスク取付部37と流出通孔36との連通する
部分の縦方向の幅よりも広いので、デイスク8の
回転方向を90゜ずらして水平方向にしてデイスク
8を横にしておき、デイスク8の弾性体46をバ
ルブ本体1の流出通孔36よりデイスク取付部3
7の係合面38′に係合するように挿入した後、
デイスク8を90゜回動することにより、デイスク
8の弁棒取付孔48をバルブ本体1の支持孔41
及び支持穴42に対して位置合せしておく。
次いで、Oリング52及びグランドパツキン5
3を、第10図に示すように、バルブ本体1の嵌
合部40の内部にそれぞれ嵌入した後、回転軸2
9の下端に一体に装着した弁棒30をデイスク8
の弁棒取付孔48に挿通することにより、デイス
ク8を弁棒30に対して軸止すると同時に、弁棒
30をバルブ本体1の支持孔41及び支持穴42
に対して回動自在に軸支する。
54は回転軸29の嵌合取付部29aに支持さ
れた回転板31を係止するための係止リングであ
る。
なお、バルブ本体1の流出通孔36にはネツト
9を設けなくても良い。
次に、この実施例の作用を説明する。
まず、デイスク8がバルブ本体1の内部の流入
通孔35と流出通孔36との間のデイスク取付部
37を閉塞した状態において、ステツプモータM
を駆動すると、回転軸29がステツプモータMの
駆動により減速機26を介して回動すると共に、
弁棒30がバルブ本体1の支持孔41及び支持穴
42に対して回転軸29と同方向に回動し、デイ
スク8が弁棒30の回動に伴つて流入通孔35と
流出通孔36との間のデイスク取付部37を開放
し、バルブ本体1の流入通孔35と流出通孔36
とがデイスク取付部37を介して互に連通し、流
体はバルブ本体1の内部の流入通孔35よりデイ
スク8を介して流出通孔36へと流通する。
また、デイスク8の第11図の図面矢印a方向
への回動により、デイスク8を小さい開度で回動
する時には、デイスク8の外周面がデイスク取付
部37のデイスク係合突部39に係合した状態の
ままとなり、流体がデイスク8の開放にしたがつ
てバルブ本体1の内部の流入通孔35よりデイス
ク係合突部39の切欠部39aを通つて流出通孔
36へと徐々に流通する。
さらに、デイスク8の開度に対する流量の流量
特性曲線aは、第12図に示すように、従来の流
量特性曲線bに比べてデイスク8の開度が小さい
30゜付近まで低いゆるやかなカーブで上昇した後、
開度30゜付近を超えると次第に急なカーブで上昇
するので、微小流量のコントロールが行え、制御
可能な最大流量と最小流量との比であるレンジア
ビリテイが高くなり、デイスク8のコントロール
性が向上する。
第13図は本考案の第2実施例を示し、第4図
に示すバルブ本体1のデイスク取付部37に設け
た流出通孔36側のデイスク係合突部39にV字
型の切欠部39aを形成せず、デイスク取付部3
7の流入通孔35側のデイスク係合突部39にの
みV字型の直線的に狭くなる切欠部39aが形成
したものである。
バルブ本体1の流入通孔35と流出通孔36と
の間に形成されたデイスク取付部37の係合面3
8′には、第14図に示すように、流出通孔36
側にデイスク8を小さい開度で回動する間にデイ
スク8の外周面に係合する球面の一部となるデイ
スク係合突部55が膨出して設けられ、デイスク
係合突部55には、第15図に示すように、V字
型の切欠部が形成されておらず、流出通孔36と
デイスク係合突部55との接合部は円弧状となつ
ている。
そして、この実施例のバルブ本体1の他の構成
及びデイスク8のバルブ本体1の内部のデイスク
取付部37への取付けは、第1図に示す実施例と
全く同様のため説明を省略する。
次に、この実施例の作用を説明する。
まず、デイスク8がバルブ本体1の内部の流入
通孔35と流出通孔36との間のデイスク取付部
37を閉塞した状態において、弁棒30をバルブ
本体1の支持孔41及び支持穴42に対して回動
することにより、第16図に示すように、デイス
ク8が弁棒30の回動に伴つて流入通孔35と流
出通孔36との間のデイスク取付部37を開放
し、バルブ本体1の流入通孔35と流出通孔36
とがデイスク取付部37を介して互に連通し、流
体はバルブ本体1の内部の流入通孔35よりデイ
スク8を介して流出通孔36へと流通する。
また、デイスク8の第16図の図面矢印a方向
への回動により、デイスク8を小さい開度で回動
する時には、デイスク8の外周面がデイスク取付
部37のデイスク係合突部39及びデイスク係合
突部55に係合した状態のままとなり、流体がデ
イスク8の開放にしたがつてバルブ本体1の内部
の流入通孔35よりデイスク係合突部39の切欠
部39aを通つて流出通孔36へと徐々に流通
し、デイスク8の外周面とデイスク取付部37の
流出通孔36側のデイスク係合突部55とが互に
係合して流入通孔35より流出通孔36へ流体を
流通せず、バルブ本体1の内部の流入通孔35よ
りデイスク係合突部39の切欠部39aを通つて
流出通孔36に流通する流体の流量が第4図に示
す実施例よりも少くなる。
さらに、デイスク8の開度に対する流量の流量
特性曲線cは、第12図に示すように、デイスク
8の開度が小さい30゜付近まで第4図に示す実施
例の流量特性曲線aよりもさらに低いゆるやかな
カーブで上昇した後、開度30゜付近を超えると次
第に急なカーブで上昇するので、第4図に示す実
施例よりも微小流量のコントロールが行える。
第17図は本考案の第3実施例を示し、第13
図に示す実施例のバルブ本体1のデイスク取付部
37に設けた流入通孔35側のデイスク係合突部
39のV字型の切欠部39aの形状を変えたもの
である。
バルブ本体1の流入通孔35と流出通孔36と
の間に形成されたデイスク取付部37の係合面3
8′には、第18図に示すように、流入通孔35
側にデイスク8を小さい開度で回動する間にデイ
スク8の外周面に係合する球面の一部となるデイ
スク係合突部56が膨出して設けられ、デイスク
係合突部56には、第19図に示すように、デイ
スク8の開放にしたがつて徐々にデイスク8との
間〓を大にした曲線的に狭くなる切欠部56aが
形成されている。
また、バルブ本体1の流入通孔35と流出通孔
36との間に形成されたデイスク取付部37の係
合面38′には、第13図に示す実施例と同様に、
流出通孔36側にデイスク8を小さい開度で回動
する間にデイスク8の外周面に係合する球面の一
部となるデイスク係合突部55が膨出して設けら
れ、デイスク係合突部55にはV字型の切欠部が
形成されておらず、流出通孔36とデイスク係合
突部55との接合部は円弧状となつている。
そして、この実施例のバルブ本体1の他の構成
及びデイスク8のバルブ本体1の内部のデイスク
取付部37への取付けは、第1図に示す実施例と
全く同様のため説明を省略する。
次に、この実施例の作用を説明する。
まず、デイスク8がバルブ本体1の内部の流入
通孔35と流出通孔36との間のデイスク取付部
37を閉塞した状態において、弁棒30をバルブ
本体1の支持孔41及び支持穴42に対して回動
することにより、第20図に示すように、デイス
ク8が弁棒30の回動に伴つて流入通孔35と流
出通孔36との間のデイスク取付部37を開放
し、バルブ本体1の流入通孔35と流出通孔36
とがデイスク取付部37を介して互に連通し、流
体はバルブ本体1の内部の流入通孔35よりデイ
スク8を介して流出通孔36へと流通する。
また、デイスク8の第20図の図面矢印a方向
への回動により、デイスク8を小さい開度で回動
する時には、デイスク8の外周面がデイスク取付
部37のデイスク係合突部56及びデイスク係合
突部55に係合した状態のままとなり、流体がデ
イスク8の開放にしたがつてバルブ本体1の内部
の流入通孔35よりデイスク係合突部56の切欠
部56aを通つて流出通孔36へと徐々に流通
し、デイスク8の外周面とデイスク取付部37の
流出通孔36側のデイスク係合突部55とが互に
係合して流入通孔35より流出通孔36へ流体を
流通せず、バルブ本体1の内部の流入通孔35よ
りデイスク係合突部56の切欠部56aを通つて
流出通孔36に流通する流体の流量が第13図に
示す実施例よりも少くなる。
さらに、デイスク8の開度に対する流量の流量
特性曲線dは、第12図に示すように、デイスク
8の開度が小さい30゜付近まで第13図に示す実
施例の流量特性曲線cよりもさらに低いゆるやか
なカーブで上昇した後、開度30゜付近を超えると
次第に急なカーブで上昇するので、第13図に示
す実施例よりもさらに微小流量のコントロールが
行える。
なお、デイスクがデイスク係合突部に係合し始
める角度及びデイスク係合突部に形成する切欠部
の形状は任意に変えることが可能で、デイスクは
弾性体を芯として弾性体の周囲に金属を被覆して
設けることも可能である。
また、流入通孔と流出通孔とを同一軸方向に設
けたストレート型のバタフライバルブのバルブ本
体の内部に形成したデイスクを配設する弁座にデ
イスク係合突部を形成することも可能である。
なお、弁棒30はOリング52とグランドパツ
キン53により流体の液もれが確実に防止され
る。
考案の効果 以上に述べたように、本考案のバタフライバル
ブによれば、弁体をバルブ本体の弁座に対して回
動することにより、バルブ本体の流入通孔と流出
通孔とが互に連通するので、流体を流入通孔より
弁体を介して流出通孔に流通することができ、弁
体を弁座に対して小さい開度で回動する時に、弁
体周囲が弁座によつて保持されて弁体の振動が防
止され、また、弁体の外周面が弁体係合突部に係
合したままであるので、流体を弁体の開放にした
がつて流入通孔より弁体係合突部の切欠部を通つ
て流出通孔へと徐々に流通することができ、流体
が弁体全周と弁体係合突部との間から流通するこ
とがなく、弁体係合突部の切欠部を通過する流体
の弁体に対する流れの剥離等を生じる箇所が可及
的に小さくなるので、流体の流れの剥離等により
発生する渦流を確実に減少することができ、弁体
の開度に対する流量の流量特性曲線がゆるやかな
カーブで上昇するので、微小流量をコントロール
することができ、制御可能な最大流量と最小流量
との比であるレンジアビリテイが高くなるので、
弁体のコントロール性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の第1実施例のバタフライバ
ルブの要部切断正面図、第2図は、第1図の右側
面図、第3図は、第2図の要部切断平面図、第4
図は、第1図のバルブ本体の要部拡大断面図、第
5図は、第4図の要部切断平面図、第6図は、第
5図の線A−A切断矢視図、第7図は、第1図の
デイスクの正面図、第8図は、第7図の要部切断
平面図、第9図は、第7図の半部切断右側面図、
第10図は、デイスクのバルブ本体への取付け状
態を示す要部拡大断面図、第11図は、デイスク
のバルブ本体に対する開放状態を示す要部切断平
面図、第12図は、デイスクの開度に対する流量
の変化を示す流量特性曲線図、第13図は、本考
案の第2実施例のバタフライバルブのバルブ本体
の要部切断平面図、第14図は、第13図の線B
−B切断矢視図、第15図は、第13図の線A−
A切断矢視図、第16図は、デイスクのバルブ本
体に対する開放状態を示す要部切断平面図、第1
7図は、本考案の第3実施例のバタフライバルブ
のバルブ本体の要部切断正面図、第18図は、第
17図の要部切断平面図、第19図は、第18図
の線A−A切断矢視図、第20図は、デイスクの
バルブ本体に対する開放状態を示す要部切断平面
図である。 1……バルブ本体、1a……制御装置取付部、
2……ガスケツト、3……ユニオンニツプル、3
a……管用テーパーネジ、4……ユニオンナツ
ト、5……ガスケツト、6……ユニオンニツプ
ル、6a……管用テーパーネジ、7……ユニオン
ナツト、8……デイスク、9……ネツト、10…
…ケース本体、11……カバー、12……制御装
置固定板、13……変圧器、14……取付金具、
15……モータ固定板、16……固定板取付ロツ
ド、17……ボルト部、18……ナツト、19…
…上部固定板、20……端子、21……ヒユー
ズ、22……ヒユーズ収納体、23……セツトス
イツチ、24……固定板、25……制御回路部、
26……減速機、27……配線連絡体、28……
配線挿通孔、29……回転軸、29a……嵌合取
付部、30……弁棒、31……回転板、32……
リミツトスイツチ、33……温度センサー、35
……流入通孔、35a……屈曲部、36……流出
通孔、37……デイスク取付部、38,38′…
…係合面、39……デイスク係合突部、39a…
…切欠部、40……嵌合部、41……支持孔、4
2……支持穴、43……センサー取付穴、45…
…芯金、46……弾性体、47……ボス部、48
……弁棒取付孔、52……Oリング、53……グ
ランドパツキン、54……係止リング、55……
デイスク係合突部、56……デイスク係合突部、
56a……切欠部、M……ステツプモータ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. バルブ本体の内部に流入通孔及び流出通孔を互
    に連通して設け、前記流入通孔と前記流出通孔と
    の間に弁座を形成し、前記弁座に前記流入通孔と
    前記流出通孔とを開閉する弁体を回動自在に配設
    したバタフライバルブにおいて、前記弁座に前記
    弁体を小さい開度で回動する間に前記弁体の外周
    面に係合する弁体係合突部を設け、前記弁体係合
    突部に前記弁体の開放にしたがつて徐々に前記弁
    体との間〓を大にした切欠部を形成したことを特
    徴とするバタフライバルブ。
JP1985120188U 1985-08-07 1985-08-07 Expired JPH0235089Y2 (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS552812A (en) * 1978-06-20 1980-01-10 Tomoe Gijutsu Kenkyusho:Kk Butterfly valve

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS552812A (en) * 1978-06-20 1980-01-10 Tomoe Gijutsu Kenkyusho:Kk Butterfly valve

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JPS6228970U (ja) 1987-02-21

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