JPH0336770Y2 - - Google Patents

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JPH0336770Y2
JPH0336770Y2 JP20122885U JP20122885U JPH0336770Y2 JP H0336770 Y2 JPH0336770 Y2 JP H0336770Y2 JP 20122885 U JP20122885 U JP 20122885U JP 20122885 U JP20122885 U JP 20122885U JP H0336770 Y2 JPH0336770 Y2 JP H0336770Y2
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valve
motor
rotor
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fixed
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、ルームエアコンやカーエアコンなど
の冷凍サイクル中に用いられる電子制御膨張弁、
あるいは一般の産業分野でマイコンと組合せて使
用させる比例制御弁として利用される電動弁に関
するものである。
[従来の技術] 近年エアコン分野では、コンピユータ制御化、
インバータエアコン化が急速に進みつつあり、そ
の動向に合わせてマイクロコンピユータで制御で
きるパルスモータバルブが膨張弁として使われる
ようになつてきている。
第6〜7図は、従来の電動弁の構成を示すもの
で、以下、この図面に基づいて構成並びに作動を
詳細に説明する。
弁軸1は、先端から針状弁3、おねじ4、外周
多極着磁された円筒形の永久磁石から成るモータ
の回転子5の順に一体化して形成され、前記おね
じ4は弁本体6に固定され、且つ、中心にめねじ
7を切つた推進軸受8とはめあわされている。
また、モータの回転子5の外周は、薄肉円筒状
のケース9でおおい、このケース9の外側には、
モータの回転子5に対応する位置にモータの固定
子コイル10が固定されている。
また、前記ケース9の下端は流体の出入口1
1,12と弁座2を有する弁本体6にプラズマ溶
接等により気密的に一体化され、ケース9の上端
も蓋13により密封されている。
次に、従来の電動弁のストツパー構造について
説明するる。
前記蓋13の内面中心部には、ねじ効率が高い
ストツパーボルト17が固定され、このストツパ
ーボルト17には、中心のめねじを挾んで対称的
に設けた貫通孔18aを有するストツパーナツト
18がねじ込まれる共に、その先端には前記スト
ツパーナツト18を停止させるための当て板21
が固定されている。そして、前記ロータスリーブ
15の中央凹部後方に固定されている2本のピン
20が、前記ストツパーナツトの貫通孔18aに
挿入されることにより、ロータ5の回転がストツ
パーナツト18に伝達できるようになつてい。
次に、従来品の作動について説明する。
固定子コイル10に一定量閉弁方向に回転する
よう通電されると、モータの回転子5及び弁軸1
は一体的に回転し、推進ねじの作用で弁軸1は前
進し、また、ストツパーナツト18には、ピン2
0を介して回転子5の回転が伝達されるので、こ
のストツパーナツト18はストツパーボルト18
のねじ作用により、弁軸1と同様に前進する。
そして、電動弁は、その弁軸1が所定量閉弁方
向に回転すると、ストツパーナツト18が当て板
21に当たり、ストツパーナツト18の直進運動
並びに弁軸1の回転・直進運動が停止するように
なつている。尚、前記弁軸1の停止位置は、針状
弁3が弁座に着座し、完全閉弁する少し手前にな
るようにあらかじめ調整されている。この状態が
第6図に示すものである。
続いて、開弁方向への通電が固定子コイル10
になされると、ストツパーナツト18は、当て板
21面から離れ、弁軸1と一緒に後方向へ回転・
直進し、所定の回転後に蓋13の内面に当り、閉
弁停止時と同様に弁軸1の回転・直進運動も停止
する。
即ち、従来品においては、全閉−全開間のステ
ツプ数(弁ストローク)は、ストツパーナツト1
8の回転数に比例して増すことになる。
[考案が解決しようとする課題] 以上の様に構成された従来品に於いては、全閉
から全開までのステツプ数が多くとれる為、分解
能に優れ、流量制御が高精度に得られるという特
徴があるので、従来の温度式膨張弁に代えてかな
り使われるようになつてきた。
しかし、ストツパーボルト17、ストツパーナ
ツト18、当て板21、ピン20という多くの停
止用部品を必要とし、その部品コストや組立なら
びに調整工数が多くかかるりで、電動弁の原価が
高くなり、結局パルスモータバルブが汎用のエア
コン等には、高価で使えないという大きな問題が
あつた。
本考案の目的は、分解能を必要最小限にとどめ
ることにより、電動弁のストツパー構造として必
要な部品数を少なくし、コストダウンをはかると
共に、容易に組立ならびに調整ができるように
し、かつ従来品の弁体6がそのまま活用できる電
動弁を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本考案の電動弁のストツパー構造は、 非磁性体からなるケース9の外周部に固定した
モータの固定子コイル10への通電により、ケー
ス9内に収納したおねじ4を有する弁軸1と一体
的に形成したモータの回転子5を回転させ、この
回転をめねじ7を切つた推進軸受8により弁軸1
の直進運動に変換することによつて弁座2の開口
度を制御する電動弁において、 外周多極着磁された円筒形の永久磁石から成る
モータの回転子5と一体化される弁軸1を、先端
から、断面が台形状のテーパー弁3′とおねじ
4′に形成し、 モータの回転子5と一体化されたロータリース
リーブ15の内周面に、一箇所だけ半径方向に突
出させて凸部15aを一体的に形成し、 一方、蓋13の内面には中心部より離して止め
ピン16を前記凸部の中程に達する位置まで垂下
して固定し、 モータの回転子5の1回転未満の範囲におい
て、前記止めピン16と凸部15aの側面を当接
させることにより弁軸1の動きを規制したことを
特徴とするものである。
[本考案の実施例] 本考案の実施例を第1〜5図によつて説明す
る。基本構成は、弁軸1および弁軸1の回転停止
用部品以外は従来品と同様である。
弁軸1は、外周多極着磁された円筒形の永久磁
石から成るモータの回転子5と一体化されるもの
で、この弁軸1は、先端から、断面が台形状のテ
ーパー弁3′とおねじ4′に形成してある。
本考案のストツパー構造としては、第1〜4図
に示すように、蓋13側には、その内面中心から
離して、止めピン16が垂下して固定されてい
る。
又、モータの回転子5と弁軸1を一体化してい
るロータスリーブ15側には、ロータスリーブ1
5上方の内周面に1箇所だけ半径方向に突出させ
て凸部15aが一体的に設けられている。
そして、前記止めピン16と凸部15aは、第
3〜4図に示す如く、弁軸1の正逆回転によつ
て、いずれもその係合が外れることがないように
なつている。
次に、本考案の作動について説明する。
固定子コイル10に一定量閉弁方向に回転する
よう通電されると、モータの回転子5及びロータ
スリーブ15、弁軸1は、一体的に回転する。
そして、弁軸1の先端が弁座2に当たるなど大
きな回転抵抗が発生する直前には、ロータスリー
ブ15の凸部15aの側面に、蓋13に固定され
た止めピン16が当たつてモータの回転子5の回
転が止まり、弁軸1の回転直進運動が停止する。
この状態が第1図である。
続いて閉弁方向に、固定子コイル10に通電す
ると回転子5が回転し、推進ねじ14により弁軸
1は、回転しながら上方へ直進運動し、やがて、
ロータスリーブの凸部15aの側部が止めピン1
6に当たり弁軸1は、1回転未満で第2図の様に
停止する。尚、上記の実施例において、弁軸1の
先端部を台形状に形成してテーパー弁3′とした
のは、次の理由によるものである。
即ち、本考案では、弁軸1を1回転未満で停止
させるものであるから、おねじ4′としては、例
えばJIS並目ねじよりも大きいねじリードのもの
を使用するのが望ましい。しかし、この場合で
も、弁ストロークが従来品より小さくなることは
避けられないものである。従つて、従来の針状弁
3をそのまま使つたものでは、全開時の針状弁3
と弁座1の軸方向距離が取れず、従来品と同じ全
開流量を得るには、弁口径を大きくせざるを得な
いが、そのようにすると、流れによる受圧面積→
大、モータ出力→大となり、コストアツプにつな
がる。
そこで、本考案者らは、この点を考慮して従来
の針状弁3からテーパー弁3′に変更し、弁口径
φ3mm以下の弁にて、針の先端3aと弁座1の距
離(第2図の )を変化させた時、流量がどう変
化するかを実験的にとらえた。
その結果を第5図に示すが、lが0.5mmに達す
ると流量は飽和し、テーパー弁3′がない時の流
量Qoに達することを確認している。このことは、
従来品と同じ全開流量を得るには、冷媒が弁口を
通過した後に、テーパー弁3′の先端部が冷媒の
流れの障害にならないようにしておく必要がある
というわけである。
この弁口が抜けでる距離lと弁口径の関係は、
針状弁の先端3aの直径が弁口の直径dmmと等し
いと仮定すれば概略ではあるが次のように考察す
ることができる。
つまり、冷媒が弁口を通過する時の面積S1=
1/4πd2に対して、針状弁の先端3aと弁口までの
距離lから側部へ流れる周面積S2=πdlの方が大
きければ良いから、S2≧S1とするためにはπdl≧
1/4πd2の式より、針状弁の先端3aが弁口から抜
けでる距離lは、l≧1/4dと検討をつけること
ができる。
[考案の効果] 本考案は、弁軸1の直進停止用部品を蓋13に
固定されている止めピン16とロータスリーブ1
5に設けられている凸部15aの二点のみとして
いる為、部品数が少なく、且つ複雑な加工や調整
を要しないため、極めて廉価に製造でき、又、針
状弁3の先端3aと弁座2が全開時には、テーパ
ー弁3′の先端部が冷媒の流れを障害しない為、
弁口径をフルに活用できる流量特性を持つ電動弁
を提供できるという有効な考案である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例で閉弁状態を示す縦
断面図、第2図は第1図の開弁状態を示す縦断面
図、第3図は第1図の停止機構を示す部分斜視
図、第4図は第1図の停止機構を示す部分横断面
図、第5図は流量特性グラフ、第6図は従来品の
縦断面図、第7図は従来品の停止機構を示す斜視
図である。 1は弁軸、2は弁座、3は針状弁、3′はテー
パー弁、4はおねじ、4′はねじリードの大きい
おねじ、5はモータの回転子、6は弁本体、7は
めねじ、8は推進軸受、9はケース、10はモー
タの固定子コイル、11,12は出入口、13は
蓋、14は推進ねじ、15はロータスリーブ、1
6は止めピン、17はストツパーボルト、18は
ストツパーナツト、19は停止用ねじ、20はピ
ン、21は当て板、3aは針状弁の先端、15a
はロータスリーブの凸部、18aはストツパーナ
ツトの外周孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 非磁性体からなるケース9の外周部に固定した
    モータの固定子コイル10への通電により、ケー
    ス9内に収納したおねじ4を有する弁軸1と一体
    的に形成したモータの回転子5を回転させ、この
    回転をめねじ7を切つた推進軸受8により弁軸1
    の直進運動に変換することによつて弁座2の開口
    度を制御する電動弁において、 外周多極着磁された円筒形の永久磁石から成る
    モータの回転子5と一体化される弁軸1を、先端
    から、断面が台形状のテーパー弁3′とおねじ
    4′に形成し、 モータの回転子5と一体化されたロータリース
    リーブ15の内周面に、一箇所だけ半径方向に突
    出させて凸部15aを一体的に形成し、 一方、蓋13の内面には中心部より離して止め
    ピン16を前記凸部の中程に達する位置まで垂下
    して固定し、 モータの回転子5の1回転未満の範囲におい
    て、前記止めピン16と凸部15aの側面を当接
    させることにより弁軸1の動きを規制したことを
    特徴とする電動弁のストツパー構造。
JP20122885U 1985-12-25 1985-12-25 Expired JPH0336770Y2 (ja)

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JP20122885U JPH0336770Y2 (ja) 1985-12-25 1985-12-25

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20122885U JPH0336770Y2 (ja) 1985-12-25 1985-12-25

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Publication Number Publication Date
JPS62107174U JPS62107174U (ja) 1987-07-08
JPH0336770Y2 true JPH0336770Y2 (ja) 1991-08-05

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ID=31164484

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JP20122885U Expired JPH0336770Y2 (ja) 1985-12-25 1985-12-25

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4738065B2 (ja) * 2005-06-09 2011-08-03 株式会社不二工機 1回転電動弁

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JPS62107174U (ja) 1987-07-08

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