JP3064866B2 - 水栓吐水管の組付構造 - Google Patents

水栓吐水管の組付構造

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JP3064866B2 JP7129266A JP12926695A JP3064866B2 JP 3064866 B2 JP3064866 B2 JP 3064866B2 JP 7129266 A JP7129266 A JP 7129266A JP 12926695 A JP12926695 A JP 12926695A JP 3064866 B2 JP3064866 B2 JP 3064866B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はキッチン用のシングル
レバー式混合水栓に適用して好適な水栓吐水管の組付構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】キッチン用の水栓として、レバーの上下
回動によって吐水とその停止及び吐水量制御を行い、ま
た左右回動によって水と湯の混合比率を変化させる形式
のシングルレバー式混合水栓が広く用いられている。
【0003】このキッチン用の混合水栓として、吐水管
が水栓本体の軸心回りに回動可能とされた形態のものが
知られている。図4はそのキッチン用のシングルレバー
式混合水栓の一例を示している。図4において100は
吐水管であって筒状の本体102の基端に円筒状部10
4を有しており、この円筒状部104の内周面におい
て、水栓本体106の外周面にシール部材としてのUパ
ッキン108を介して回転摺動可能に嵌合されている。
【0004】Uパッキン108は上下2個所に配置され
ていて、それらの間において水栓本体106の外周面側
に本体側吐水通路110が形成されている。そして上記
吐水管100は、内部の吐水管通水路112を連通口1
14を介してこの本体側吐水通路110に連通させる状
態で水栓本体106に嵌合され、組み付けられている。
【0005】ここで本体側吐水通路110は水栓本体1
06の外周面の所定周長に亘って延びており、上記吐水
管100は、内部の吐水管通水路112をこの本体側吐
水通路110に対して連通状態を保つ範囲内で回動可能
とされている。
【0006】122は操作部としてのレバーであって、
水と湯の供給通路116,118を通じて図(A)中上
方に送られてきた水と湯とが混合部(図示省略)で混合
された上、下流側の送出通路120を通じて上記本体側
吐水通路110へと送出され、ここを流通して吐水管1
00内部の吐水管通水路112に流出する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この種形式のシングル
レバー式の混合水栓の場合、上記のように吐水管100
基端の円筒状部104を水栓本体106の外周面に嵌め
合わせることによって、吐水管100を水栓本体106
に対し組み付けるが、その際円筒状部104の内周面と
水栓本体106の外周面との間に多少の隙間が生ずるの
を避け得ない。
【0008】ところでこのような隙間が生ずると、吐水
管100における円筒状部104が吐水管本体102及
びその先端の吐水口の重みに基づいて傾いた状態とな
り、これにより円筒状部104と水栓本体106とが部
分的に強く当った状態となって、同部で大きな摩擦抵抗
力が発生し、吐水管100を回転させたときに異音が発
生したり、吐水管100ががたつきを生じて円滑に回転
しないなど、操作フィーリングが悪化する問題があっ
た。また摩耗粉がUパッキン108の部分に付着して漏
水の原因になるといった不都合も生ずる。
【0009】そこで本出願人は先の実用新案登録願(実
願平2−118197)において、水栓本体106の吐
水管円筒状部104の上端の対応する位置に環状の保持
溝124を設けて、そこに多角形状のばね性を有する樹
脂製の求心リング126を嵌込装着し(図4(B)参
照)、この求心リング126によって、水栓本体106
の外周面と吐水管円筒状部104の内周面との間の隙間
を吸収するようにし、以て円筒状部104の傾きを防止
するようにした水栓吐水管の組付構造を提案している。
【0010】確かにこの組付構造によれば、吐水管10
0が比較的軽いものである場合には効果を奏するもの
の、吐水管100が鋳物製等の重いものであると、円筒
状部104の傾きを十分に防止できない問題がある。図
4(C)に示しているように求心リング126が端部の
突合せ部分で吐水管100の重みに耐えかねて重なりを
生じてしまい、かかる求心リング126がその本来の機
能を十分に発揮できなくなってしまうのである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本願の発明はこのような
課題を解決するためになされたものである。而して本願
の発明は、筒状の本体の基端に円筒状部を、先端に吐水
口を有する吐水管を該基端の円筒状部の内周面において
且つ内部の吐水管通水路を水栓本体の外周面側に形成さ
れた本体側吐水通路に連通させる状態で、該水栓本体の
外周面にシール部材を介して回転摺動可能に嵌合して該
吐水管を該水栓本体に組み付けて成る水栓吐水管の組付
構造において、前記水栓本体の外周面に環状の保持溝を
設けて該保持溝内に先ず樹脂から成る滑動リングを該保
持溝の底面に接する状態で、更にその外側に前記シール
部材とは別体をなすゴム等軟質弾性材からなるOリング
を重ね合せ状態で嵌込装着し、該Oリングに対して前記
吐水管における円筒状部の内周面を弾性嵌合したことを
特徴とする(請求項1)。
【0012】本願の別の発明は、請求項1において、前
記滑動リングが周方向所定個所に切れ目を有し且つ周方
向全体に亘って前記保持溝底面に接触していることを特
徴とする(請求項2)。
【0013】本願の更に別の発明は、請求項1又は2に
おいて、前記水栓本体が金属製であることを特徴とする
(請求項3)。
【0014】本願の更に別の発明は、筒状の本体の基端
に円筒状部を、先端に吐水口を有する吐水管を該基端の
円筒状部の内周面において且つ内部の吐水管通水路を水
栓本体の外周面側に形成された本体側吐水通路に連通さ
せる状態で、該水栓本体の外周面にシール部材を介して
回転摺動可能に嵌合して該吐水管を該水栓本体に組み付
けて成る水栓吐水管の組付構造において、前記水栓本体
を樹脂製とするとともに、前記水栓本体の外周面に環状
の保持溝を設けて該保持溝内にゴム等軟質弾性材からな
るOリングを直接該保持溝底面に接する状態で嵌込装着
し、該Oリングに対して前記吐水管における円筒状部の
内周面を弾性嵌合させたことを特徴とする(請求項
4)。
【0015】本願の更に別の発明は、請求項1,2,3
又は4において、前記保持溝が前記吐水管における円筒
状部の上端ないしその近傍部位に設けられていることを
特徴とする(請求項5)。
【0016】本願の更に別の発明は、請求項1,2,
3,4又は5において、前記水栓がシングルレバー式の
混合水栓であって前記本体側吐水通路が該本体外周面の
所定周長に亘って延びる形態とされていることを特徴と
する(請求項6)。
【0017】
【作用及び発明の効果】以上のように請求項1の発明
は、水栓本体の外周面に環状の保持溝を設けてそこに先
ず樹脂製の滑動リングを、更にその外側に軟質弾性材か
らなるOリングを重ね合せ状態で嵌込装着し、そのOリ
ングに対して吐水管円筒状部の内周面を嵌合するように
なしたもので、本発明によればOリングの弾性変形に基
づいて円筒状部と水栓本体との間に生ずべき隙間を吸収
することができ、しかも本発明の組付構造においては、
吐水管が重いものであってもOリングが十分にその重量
に耐えることができるため、上記図4(B),(C)に
示すような求心リングによる場合と異なって吐水管円筒
状部に傾きを生ぜしめない。
【0018】従って本発明によれば、吐水管が鋳物製等
の重量の重いものであっても吐水管回転操作時に円筒状
部の傾きに起因する異音の発生やがたつきを生ぜしめ
ず、円滑に吐水管を回転操作することができ、また摩耗
粉による漏水も引き起さない。尚本発明においては樹脂
製の滑動リングが滑り性の良いもので、この滑動リング
がOリング及び吐水管円筒状部とともに水栓本体に対し
て回転摺動する。
【0019】本発明において、Oリングはシール部材と
してのものではなく、吐水管円筒状部と水栓本体との心
を合わせるためのものであって上記シール部材とは別体
をなしており、従って本発明においてはかかるOリング
を円筒状部の傾きを防止するに最も効果的な位置に配置
することが可能である。即ち本発明においてはOリング
を円筒状部の上端ないしその近傍位置に配置することが
でき、これにより円筒状部の傾きを効果的に防止するこ
とができる。
【0020】次に請求項2の発明は、上記滑動リングを
周方向所定個所に切れ目を有し且つ周方向全体に亘って
前記保持溝底面に接触するものとなしたもので、本発明
によれば、樹脂製の滑動リングがOリングによる締付作
用に基づいて溝底面に全周に亘って接触し、これにより
吐水管の重量が良好に支持されて吐水管基端の円筒状部
が水栓本体に対して円滑に回転摺動することができる。
【0021】請求項1及び2の発明は水栓本体が樹脂製
である場合にも適用できるが、特に水栓本体が金属製で
ある場合に適用して効果が大きい。水栓本体が樹脂製で
ある場合には上記のような滑動リングを特に介さなくて
も吐水管円筒状部を水栓本体に対して円滑に回転摺動さ
せ得るが、金属製の場合には摺動抵抗が大きく、そこで
この場合において上記樹脂製の滑動リングを用いること
により、吐水管円筒状部を水栓本体に対して円滑に回転
摺動させることができる(請求項3)。
【0022】請求項4の発明は、上記水栓本体を樹脂製
とした場合において、かかる水栓本体外周面の保持溝に
軟質弾性材からなるOリングを樹脂製の滑動リングを介
することなく直接に嵌込装着し、かかるOリングに対し
て吐水管円筒状部の内周面を弾性嵌合させるようになし
たもので、本発明によれば、上記樹脂製の滑動リングを
省略でき、部品点数を少なくすることができる。
【0023】請求項5の発明は、上記保持溝を水栓本体
の、吐水管円筒状部の上端ないしその近傍部位に設けた
もので、本発明によれば円筒状部の傾きを効果的に防止
することができる。
【0024】請求項6の発明は、上記請求項1,2,
3,4,5の発明を、シングルレバー式の混合水栓であ
って本体側吐水通路が本体外周面の所定周長に亘って延
びる形態の混合水栓に適用したもので、本発明によれば
吐水管通水路を水栓本体側の吐水通路に連通させた状態
を保ちつつ吐水管の回転位置を変化させることができ
る。
【0025】
【実施例】次に本発明をキッチン用のシングルレバー式
混合水栓に適用した場合の実施例を図面に基づいて詳し
く説明する。図2において、10は混合水栓における吐
水管で鋳物製の重量の重いものであり、管状の本体12
と先端の吐水口14と基端の円筒状部16とからなって
おり、その基端の円筒状部16の内周面において金属製
の水栓本体18の外周面に嵌込状態に組み付けられてい
る。20は操作用のレバーであって、このレバー20を
P方向に上下回動させることで吐水と止水及び吐水量調
節が行われ、またQ方向に左右回動させることで湯と水
の混合量比が調整される。
【0026】図1は吐水管10の組付構造を含む水栓内
部の構造を表したものである。図に示しているように水
栓本体18の外周面には上下2個所に環状溝が形成され
ていてそこにUパッキン22が嵌込装着され、このUパ
ッキン22を介して円筒状部16の内周面が水栓本体1
8の外周面に回転摺動可能に嵌合されている。
【0027】水栓本体18には、また、円筒状部16の
下端に対応する位置において、外周面がテーパ形状の滑
りワッシャー24が取り付けられており、円筒状部16
の下端の対応するテーパ面がこの滑りワッシャー24に
対して嵌合されている。
【0028】水栓本体18には、上下のUパッキン22
と22との間の位置において外周面側に所定周長に亘っ
て部分環状の本体側吐水通路26が形成されており、ま
た内部には上下に延びる水の供給通路28、湯の供給通
路30及び混合部からの混合水を流下させて上記本体側
吐水通路26に送出する送出通路32が形成されてい
る。
【0029】そして上記吐水管10は、内部の吐水管通
水路34を連通口36を介して本体側吐水通路26に連
通させる状態で、且つ吐水管通水路34と本体側吐水通
路26との連通を保つ範囲内で水栓本体18に対してそ
の軸心回りに回転摺動可能に嵌合されている。
【0030】水栓本体18には、その上端部に下向きの
開口を有するキャップ38がねじ結合されている。キャ
ップ38の内部には、上部にセラミックディスク40を
有する固定弁体42が配置されており、またその上面側
には下部にセラミックディスク44を有する可動弁体4
6が移動可能に配置されており、それら各弁体42,4
6におけるセラミックディスク40,44の面が摺動可
能且つ水密に接触させられている。
【0031】可動弁体46には、下向きに開口する混合
室41が形成されており、また固定弁体42には水と湯
の供給通路28,30からの水又は湯を混合室41内に
流入させるための流入口43と、混合室41からの混合
水を送出通路32に流出させるための流出口45とが設
けられており、これら流入口43と流出口45とが、可
動弁体46の移動に伴って互いに連通ないし連通遮断さ
れるようになっている。
【0032】キャップ38の内部には、位置固定の円筒
部材47と、円筒部材47に対して回転可能な回転部材
48とが配置されており、その回転部材48に対して係
合アーム50がピン52の周りに上下回動可能に連結さ
れている。ここで係合アーム50は前記操作部としての
レバー20と一体に上下回動し、また回転部材48はレ
バー20と一体に左右回転する。即ちレバー20の図2
中P方向の上下回動に伴って可動弁体46が図1中左右
方向に進退し、またレバー20の図2中Q方向の左右回
動に伴って可動弁体46が回転部材48とともに固定弁
体42上を左右回動する。
【0033】前記水栓本体18には、上下一対のUパッ
キン22の上方部位において、即ち吐水管円筒状部16
の上端近傍部位においてその外周面に環状の保持溝54
が形成されており、そこに樹脂製の滑動リング56とゴ
ム製のOリング58とが重ね合せ状態で嵌込装着されて
いる。そしてこのOリング58が吐水管円筒状部16の
内周面に対して弾性的に嵌合している。
【0034】上記樹脂製の滑動リング56は、図3
(B)に示しているように切れ目60を有する円形状の
もので、図3(A)に示しているように周方向全体が保
持溝54の底面に接触させられている。Oリング58は
独立した一体、即ちUパッキン22とは別体をなすもの
で断面円形をなしており、所定量弾性変形した状態で内
周面が滑動リング56の外周面に、また外周面が吐水管
円筒状部16の内周面に押圧接触させられている。
【0035】本例においては、吐水管10を回転操作し
たとき、Oリング58及び滑動リング56が吐水管円筒
状部16と一体に水栓本体18に対して相対回転する。
【0036】本例においては、Oリング58の弾性変形
に基づいて吐水管円筒状部16と水栓本体18との間に
生ずべき隙間を吸収することができ、しかも本例の組付
構造においては吐水管10が重いものであってもOリン
グ58が十分にその重量に耐えることができる。これに
より水栓本体18に嵌め合わされた円筒状部16に対し
て傾きを生ぜしめない。従って本例によれば吐水管10
の回転操作時に円筒状部16の傾きに起因する異音の発
生やがたつきを生ぜしめず、円滑に吐水管10を回転操
作することができ、またそれらの局部的当接に基づいて
発生する摩耗粉による漏水を引き起こす恐れもない。
【0037】また本例においてはOリング58がシール
部材としてのUパッキン22とは別体をなしていて、吐
水管円筒状部16の上端近傍部位に配置されているた
め、円筒状部16の傾きを効果的に防止できる利点があ
り、また樹脂製の滑動リング56はOリング58の締付
作用に基づいて保持溝54の底面に全周に亘って十分に
接触するため、吐水管10の重量が良好に支持される。
【0038】本例においては、水栓本体18が金属製と
されていて、吐水管10の円筒状部16がOリング58
と樹脂製の滑動リング56とを介して水栓本体18に嵌
合されているが、水栓本体18を樹脂製とするとともに
保持溝54内にOリング58のみを嵌込装着し、かかる
Oリング58の内周面を水栓本体18に、また外周面を
円筒状部16の内周面にそれぞれ直接嵌合するようにな
すこともできる。
【0039】このように水栓本体18を樹脂製とした場
合、滑動リング56を介することなくOリング58を直
接水栓本体18に嵌合しても吐水管10の円滑な回転を
確保することができる。
【0040】また上例では保持溝54を円筒状部16の
上端近傍部位にのみ、即ち上下方向1個所にのみ設けて
いるが、かかる保持溝54をUパッキン22を挟む上下
位置に一対設け、それぞれに滑動リング56及びOリン
グ58を嵌込装着し、或いはOリング58を単独で嵌込
装着するといったことも可能である。
【0041】以上本発明の実施例を詳述したがこれはあ
くまで一例示であり、本発明は上例以外の種々形態の水
栓に対して適用可能であるなど、その主旨を逸脱しない
範囲において様々な変更を加えた形態で構成可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である水栓吐水管の組付構造
を水栓内部の構造とともに示す図である。
【図2】図1の水栓の外観状態を示す図である。
【図3】図1における水栓吐水管の組付構造の要部とそ
の組付部品である滑動リング及びOリングを示す図であ
る。
【図4】従来の水栓吐水管の組付構造を示す図である。
【符号の説明】
10 吐水管 12 本体 14 吐水口 16 円筒状部 20 レバー 22 Uパッキン 26 本体側吐水通路 34 吐水管通水路 54 保持溝 56 滑動リング 58 Oリング 60 切れ目

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状の本体の基端に円筒状部を、先端に
    吐水口を有する吐水管を該基端の円筒状部の内周面にお
    いて且つ内部の吐水管通水路を水栓本体の外周面側に形
    成された本体側吐水通路に連通させる状態で、該水栓本
    体の外周面にシール部材を介して回転摺動可能に嵌合し
    て該吐水管を該水栓本体に組み付けて成る水栓吐水管の
    組付構造において前記水栓本体の外周面に環状の保持溝
    を設けて該保持溝内に先ず樹脂から成る滑動リングを該
    保持溝の底面に接する状態で、更にその外側に前記シー
    ル部材とは別体をなすゴム等軟質弾性材からなるOリン
    グを重ね合せ状態で嵌込装着し、該Oリングに対して前
    記吐水管における円筒状部の内周面を弾性嵌合したこと
    を特徴とする水栓吐水管の組付構造。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記滑動リングが周
    方向所定個所に切れ目を有し且つ周方向全体に亘って前
    記保持溝底面に接触していることを特徴とする水栓吐水
    管の組付構造。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、前記水栓本体
    が金属製であることを特徴とする水栓吐水管の組付構
    造。
  4. 【請求項4】 筒状の本体の基端に円筒状部を、先端に
    吐水口を有する吐水管を該基端の円筒状部の内周面にお
    いて且つ内部の吐水管通水路を水栓本体の外周面側に形
    成された本体側吐水通路に連通させる状態で、該水栓本
    体の外周面にシール部材を介して回転摺動可能に嵌合し
    て該吐水管を該水栓本体に組み付けて成る水栓吐水管の
    組付構造において前記水栓本体を樹脂製とするととも
    に、前記水栓本体の外周面に環状の保持溝を設けて該保
    持溝内にゴム等軟質弾性材からなるOリングを直接該保
    持溝底面に接する状態で嵌込装着し、該Oリングに対し
    て前記吐水管における円筒状部の内周面を弾性嵌合させ
    たことを特徴とする水栓吐水管の組付構造。
  5. 【請求項5】 請求項1,2,3又は4において、前記
    保持溝が前記吐水管における円筒状部の上端ないしその
    近傍部位に設けられていることを特徴とする水栓吐水管
    の組付構造。
  6. 【請求項6】 請求項1,2,3,4又は5において、
    前記水栓がシングルレバー式の混合水栓であって前記本
    体側吐水通路が該本体外周面の所定周長に亘って延びる
    形態とされていることを特徴とする水栓吐水管の組付構
    造。
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