JP2001227013A - 水栓吐水管の組付構造 - Google Patents

水栓吐水管の組付構造

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JP2001227013A
JP2001227013A JP2000036769A JP2000036769A JP2001227013A JP 2001227013 A JP2001227013 A JP 2001227013A JP 2000036769 A JP2000036769 A JP 2000036769A JP 2000036769 A JP2000036769 A JP 2000036769A JP 2001227013 A JP2001227013 A JP 2001227013A
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Mitsuhiro Hayamizu
光浩 速水
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Abstract

(57)【要約】 【課題】吐水管基端の円筒部を水栓本体に回転摺動可能
に嵌合する組付構造において、吐水管の円滑な回転摺動
を確保する。 【解決手段】吐水管10における基端の円筒部16の内
周面を水栓本体18の外周面に回転摺動可能に嵌合し、
吐水管10を水栓本体18に組み付けて成る水栓吐水管
の組付構造において、水栓本体18の外周面と円筒部1
6の内周面との間に潤滑性を有する円筒形状の樹脂製の
摺動筒体58を介在させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は例えばキッチン用
のシングルレバー式混合水栓に適用可能な水栓吐水管の
組付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】キッチン用の水栓として、レバーの上下
回動によって吐水と止水及び吐水量調整を行い、また左
右回動によって水と湯の混合量比を調整する形式のシン
グルレバー式混合水栓が広く用いられている。
【0003】このキッチン用の水栓として、吐水管が水
栓本体の軸心回りに回動可能とされた形態のものが知ら
れている。図7はそのキッチン用のシングルレバー式混
合水栓の一例を示している。図7において200は吐水
管であって筒状の本体202の基端に金属製の円筒部2
04を有しており、この円筒部204の内周面におい
て、金属製の水栓本体206の外周面にシール部材とし
てのUパッキン208を介して回転摺動可能に嵌合され
ている。
【0004】Uパッキン208は上,下2箇所に配置さ
れていて、それらの間において水栓本体206の外周面
側に本体側吐水通路210が形成されている。そして上
記吐水管200は、内部の吐水管通水路212を連通口
214を介してこの本体側吐水通路210に連通させる
状態で水栓本体206に嵌合され、組み付けられてい
る。
【0005】ここで本体側吐水通路210は水栓本体2
06の外周面側に所定周長に亘って延びており、上記吐
水管200は、内部の吐水管通水路212をこの本体側
吐水通路210に対して連通状態を保つ範囲内で回動可
能とされている。
【0006】222は操作部としてのレバーであって、
その操作により水と湯の供給通路216,218を通じ
て図7(A)中上方に送られて来た水と湯とが混合部
(図示省略)で混合された上、下流側の送出通路220
を通じて上記本体側吐水通路210へと送出され、ここ
を流通して吐水管200内部の吐水管通水路212に流
出する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この種形態のシングル
レバー式混合水栓の場合、上記のように吐水管200基
端の円筒部204を水栓本体206の外周面に嵌め合せ
ることによって、吐水管200を水栓本体206に対し
組み付けるが、その際円筒部204の内周面と水栓本体
206の外周面との間に多少の隙間が生ずるのを避け得
ない。
【0008】ところでこのような隙間が生ずると、吐水
管200における円筒部204が本体202及びその先
端の吐水口の重みに基づいて傾いた状態となり、これに
より円筒部204と水栓本体206とが部分的に強く当
った状態となって、同部で大きな摩擦抵抗力が発生し、
吐水管200を回転させたときに異音が発生したり、吐
水管200にがたつきを生じて円滑に回転しないなど、
操作フィーリングが悪化する問題があった。また摩耗粉
がUパッキン208の部分に付着して漏水の原因になる
といった不都合も生ずる。
【0009】その対策として、本出願人は水栓本体20
6の、円筒部204上端に対応する位置に環状の保持溝
224を設け、そこに多角形状のばね性を有する樹脂製
の求心リング226を嵌入装着し、(図7(B)参照)、
この求心リング226によって、水栓本体206の外周
面と円筒部204の内周面との間に所定の間隔を保つよ
うにし、以って円筒部204の傾きを防止するようにし
た水栓吐水管の組付構造を実施した。
【0010】確かにこの組付構造によれば、吐水管20
0が比較的軽いものである場合には効果を奏するもの
の、吐水管200が鋳物製等の重いものであったりする
と、円筒部204の傾きを十分に防止できない問題があ
る。図7(C)に示しているように求心リング226が
端部の突合せ部分で吐水管200の重みに耐えかねて重
なりを生じてしまい、かかる求心リング226がその本
来の機能を十分に発揮できなくなってしまうのである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の水栓吐水管の組
付構造はこのような課題を解決するために案出されたも
のである。而して請求項1のものは、筒状の本体の基端
に円筒部を有するとともに先端に吐水口を有する吐水管
を、該基端の円筒部の内周面において且つ内部の吐水管
通水路を水栓本体の外周面側に形成された本体側吐水通
路に連通させる状態で、該水栓本体の外周面にシール部
材を介して回転摺動可能に嵌合して、該吐水管を該水栓
本体に組み付けて成る水栓吐水管の組付構造において、
前記水栓本体の外周面と前記吐水管の円筒部の内周面と
を、それらの間に配した潤滑性を有する円筒形状の樹脂
製の摺動筒体を介して互いに嵌合させたことを特徴とす
る。
【0012】請求項2のものは、請求項1において、前
記摺動筒体を前記水栓本体の外周面に固定状態となし、
該摺動筒体に対して前記円筒部の内周面を回転摺動させ
るようになしたことを特徴とする。
【0013】請求項3のものは、請求項1において、前
記摺動筒体を前記円筒部の内周面に該円筒部と一体回転
状態に固定し、該摺動筒体を前記水栓本体の外周面に対
して回転摺動させるようになしたことを特徴とする。
【0014】請求項4のものは、筒状の本体の基端に円
筒部を有するとともに先端に吐水口を有する吐水管を、
該基端の円筒部の内周面において且つ内部の吐水管通水
路を水栓本体の外周面側に形成された本体側吐水通路に
連通させる状態で、該水栓本体の外周面にシール部材を
介して回転摺動可能に嵌合して、該吐水管を該水栓本体
に組み付けて成る水栓吐水管の組付構造において、前記
水栓本体の外周面に潤滑被膜をコーティングし、該潤滑
被膜を介して該水栓本体の外周面と前記吐水管の円筒部
の内周面とを互いに回転摺動可能に嵌合したことを特徴
とする。
【0015】請求項5のものは、筒状の本体の基端に円
筒部を有するとともに先端に吐水口を有する吐水管を、
該基端の円筒部の内周面において且つ内部の吐水管通水
路を水栓本体の外周面側に形成された本体側吐水通路に
連通させる状態で、該水栓本体の外周面にシール部材を
介して回転摺動可能に嵌合して、該吐水管を該水栓本体
に組み付けて成る水栓吐水管の組付構造において、前記
吐水管の円筒部の内周面に潤滑被膜をコーティングし、
該潤滑被膜を介して前記水栓本体の外周面と該円筒部の
内周面とを互いに回転摺動可能に嵌合したことを特徴と
する。
【0016】
【作用及び発明の効果】上記のように本発明は、水栓本
体の外周面と吐水管における円筒部の内周面との間に、
潤滑性を有する円筒形状の樹脂製の摺動筒体を配し、そ
の摺動筒体を介して水栓本体の外周面と円筒部の内周面
とをお互いに嵌合させたもので、この組付構造によれ
ば、水栓本体の外周面及び円筒部の内周面、即ちそれら
の嵌合面に多少の寸法のばらつきが生じた場合において
も、水栓本体に対し円筒部が傾いた状態となるのを防止
することができる。
【0017】本発明の摺動筒体は、上記図7に示す求心
リングと異なって軸方向長の長いものであり、円筒部の
横方向の荷重をその摺動筒体の軸方向全長に亘り十分に
支持することができる。またこのような摺動筒体を介在
させることによって、水栓本体と円筒部との接触を確実
に防止することができ、水栓本体及び円筒部を金属製と
なした場合においても、それらの部分的な接触により局
部的に大きな摩擦抵抗が発生したり、同部で異音が発生
したりするのを確実に防止することができる。また摺動
筒体は潤滑性の高い樹脂製の部材とされており、従って
水栓本体と円筒部とを摺動筒体を介して円滑に回転摺動
させることができる。
【0018】ここで上記摺動筒体は水栓本体の外周面に
固定状態となし、その摺動筒体に対して円筒部の内周面
を回転摺動させるようになすことができる(請求項
2)。或いはまた逆に、摺動筒体を円筒部の内周面に一
体回転状態に固定し、その摺動筒体を水栓本体の外周面
に対し回転摺動させるようになすことができる(請求項
3)。
【0019】請求項4のものは、水栓本体の外周面に潤
滑被膜をコーティングし、その潤滑被膜を介して水栓本
体の外周面と吐水管の円筒部の内周面とを互いに回転摺
動可能に嵌合したもので、このようにした場合において
も吐水管の円滑な回転動作を確保することができる。
【0020】請求項5のものは、その潤滑被膜を円筒部
の内周面にコーティング形成し、この潤滑被膜を介して
水栓本体の外周面と円筒部の内周面とを嵌合したもの
で、この場合においても吐水管の円滑な回転動作を確保
することができる。
【0021】
【実施例】次に本発明をキッチン用のシングルレバー式
混合水栓に適用した場合の実施例を図面に基づいて詳し
く説明する。図1において、10は混合水栓における金
属製の吐水管で筒状の本体12と、先端の吐水口14
と、基端の円筒部(金属製)16とから成っており、そ
の基端の円筒部16の内周面において、図2に示す金属
製(但し樹脂製であっても良い)の水栓本体18の外周
面に後述の摺動筒体58を介して嵌合状態で組み付けら
れている。20は操作用のレバーであって、このレバー
20を上下回動させることで吐水と止水及び吐水量調整
が行われ、また左右回動させることで湯と水の混合量比
が調整される。
【0022】図2は吐水管10の組付構造を含む水栓内
部の構造を表している。同図に示しているように水栓本
体18の外周面には上,下2箇所に環状溝が形成されて
いて、そこにシール部材としてのOリング22が嵌込装
着されている。水栓本体18には、上,下のOリング2
2と22との間の位置において外周面側に所定周長に亘
って部分環状の本体側吐水通路24が、また内部には上
下に延びる水,湯の供給通路26がそれぞれ互いに独立
して形成されており、更に水,湯を混合する後述の混合
室44からの混合水を流下させて本体側吐水通路24に
送出する送出通路28が形成されている。
【0023】そして上記吐水管10は、内部の吐水管通
水路30を連通口32を介して本体側吐水通路24に連
通させる状態で、且つ吐水管通水路30と本体側吐水通
路24との連通を保つ範囲内で水栓本体18に対しその
軸心回りに回転摺動可能に嵌合されている。
【0024】水栓本体18には、その上端部に下向きの
開口を有するカバー34がねじ結合されている。カバー
34の内部には、上部にセラミックディスク36を有す
る固定弁体38が配置されており、またその上面側には
下部にセラミックディスク40を有する可動弁体42が
移動可能に配置されており、それら各弁体38,42に
おけるセラミックディスク36,40の面が摺動可能且
つ水密に接触させられている。
【0025】可動弁体42には下向きに開口する混合室
44が形成されており、また固定弁体38には水,湯の
供給通路26からの水,湯を混合室44内に流入させる
ための流入口46と、混合室44からの混合水を送出通
路28に流出させるための流出口48とが設けられてお
り、これら流入口46と流出口48とが可動弁体42の
移動に伴って互いに連通ないし連通遮断されるようにな
っている。
【0026】カバー34の内部には、位置固定の円筒部
材50と、円筒部材50に対して回転可能な回転部材5
2とが配置されており、その回転部材52に対して係合
アーム54がピン56を介して水平軸心回りに回動可能
に連結されている。
【0027】ここで係合アーム54は操作部としてのレ
バー20と一体に上下回動し、また回転部材52はレバ
ー20と一体に左右回転する。即ちレバー20の上下回
動に伴って可動弁体42が係合アーム54とともに図2
中左右方向に進退し、またレバー20の左右回動に伴っ
て可動弁体42が回転部材52とともに固定弁体38上
を左右回動する。
【0028】図3に水栓本体18と吐水管10における
円筒部16との嵌合部分の構造が詳しく示してある。同
図に示しているように、水栓本体18の外周面と円筒部
16の内周面との間には潤滑性を有する円筒形状の樹脂
製の摺動筒体58が配され、この摺動筒体58を介して
水栓本体18の外周面と円筒部16の内周面とが嵌合さ
れている。
【0029】ここで摺動筒体58の材料として、例えば
POM(ポリオキシメチレン),PTFE(フッ素樹
脂),ABS樹脂を母材としてそこにシリコーン樹脂を
混合したもの,ABS樹脂を母材としてそこにフッ素樹
脂を混合したもの,ポリプロピレン樹脂を母材としてそ
こにシリコーン樹脂を混合したもの,ポリプロピレン樹
脂を母材としてそこにフッ素樹脂を混合したものその他
摺動性に優れた各種樹脂材を好適に用いることができ
る。
【0030】ここで摺動筒体58は、Oリング22にて
水密にシールされた状態で水栓本体18の外周面に固定
状態とされており、その摺動筒体58に対して、吐水管
10における金属製の円筒部16が回転摺動するように
なっている。
【0031】この摺動筒体58の外周面には、上,下2
箇所に環状溝が形成されていてそこにシール部材として
のUパッキン60が装着され、そのUパッキン60にて
摺動筒体58の外周面と円筒部16の内周面とがシール
されている。
【0032】ここで摺動筒体58はその軸方向長が、円
筒部16とその下のカバーリング64とを合せた軸方向
長とほぼ同じとされている。そしてこの摺動筒体58
は、カバーリング64内側の止ビス66にて水栓本体1
8に止め付けられている。尚、摺動筒体58には本体側
吐水通路24とほぼ同じ周方向長で連通口62が形成さ
れている。
【0033】図4は本発明の他の実施例を示している。
この例では、水栓本体18の外周面と円筒部16の内周
面との間の摺動筒体58が円筒部16の内周面に一体回
転状態に固定されており、その摺動筒体58が円筒部1
6の回転に伴って水栓本体18の外周面に対し回転摺動
するようになっている。ここで摺動筒体58は、その軸
方向長が円筒部16の軸方向長とほぼ同じとされてい
る。
【0034】摺動筒体58の外周面には上,下2箇所に
環状溝が形成されていて、そこにOリング22が嵌込装
着されており、そのOリング22が円筒部16の内周面
に密着させられて、円筒部16の内周面との間を水密に
シールしている。
【0035】この例において摺動筒体58は上記のよう
に円筒部16と一体回転するものとされており、この摺
動筒体58に形成された連通口62が、円筒部16に形
成された連通口32とほぼ同形状とされている。
【0036】摺動筒体58及び円筒部16にはそれぞれ
係合突起68,69が形成されており、それらが円筒部
16及び摺動筒体58に形成された係合凹部70,72
に係合し、その係合作用によって摺動筒体58と円筒部
16とが一体回転するようになっている。
【0037】以上のような本例の組付構造においては、
水栓本体18の外周面及び円筒部16の内周面、即ちそ
れらの嵌合面に多少の寸法のばらつきが生じた場合でも
円筒部16が水栓本体18に対して傾いた状態となるの
を防止できる。
【0038】本例の摺動筒体58は上記図7に示す求心
リング226と異なって軸方向長の長いものであり、円
筒部16の横方向の荷重を摺動筒体58全長に亘って十
分に支持できる。またこのような摺動筒体58を介在さ
せることによって、水栓本体18と円筒部16との接触
を確実に防止することができ、水栓本体18及び円筒部
16を金属製となした場合においても、それらの接触に
より大きな摩擦抵抗が発生したり、異音が発生したりす
るのを確実に防止できる。また摺動筒体58は潤滑性の
高い樹脂製の部材から成っており、従って円筒部16を
水栓本体18に対し摺動筒体58を介して円滑に回転摺
動させることができる。
【0039】図5は本発明の更に他の実施例を示したも
ので、ここでは水栓本体18の外周面に潤滑性を有する
高摺動樹脂の潤滑被膜74が形成され、その潤滑被膜7
4を介して水栓本体18の外周面と円筒部16の内周面
とが回転摺動可能に嵌合されている。ここで潤滑被膜7
4は、スプレー塗布によって水栓本体18の外周面にコ
ーティングし、水栓本体18の外周面に一体的に形成す
ることができる。
【0040】一方図6の例は、これとは逆に円筒部16
の内周面に潤滑性を有する高摺動樹脂をコーティングし
て、潤滑被膜74を円筒部16の内周面に一体的に形成
し、この潤滑被膜74を介して水栓本体18の外周面と
円筒部16の内周面とを回転摺動可能に嵌合したもので
ある。この図6の例では、潤滑被膜74が円筒部16と
ともに一体に回転し、水栓本体18の外周面に対し回転
方向に摺動する。
【0041】これら図5及び図6の例においても、潤滑
被膜74を介して水栓本体18の外周面と円筒部16の
内周面とを嵌合することにより、吐水管10の円滑な回
転動作を確保することができる。
【0042】以上本発明の実施例を詳述したがこれはあ
くまで一例示である。例えば本発明においては、水栓本
体18を樹脂製となし且つこれを母材樹脂中に潤滑性を
付与する各種樹脂材を混合したものとなすことができ
る。例えばPPS(ポリフェニレンサルファイド)樹
脂,PSF(ポリサルフォン)樹脂,PPA(ポリフタ
ルアミド)樹脂を母材として、そこにフッ素樹脂やシリ
コーン樹脂等潤滑性を付与する樹脂材を練り込み、以っ
て水栓本体18を構成するといったことも可能である。
このようにした場合、水栓本体18自体の潤滑性能を効
果的に高めることができる。
【0043】その上で更に摺動筒体58を介して円筒部
16の内周面に水栓本体18の外周面を嵌合するように
なすことができる。或いはまた場合によって摺動筒体5
8を介することなく直接水栓本体18の外周面を円筒部
16の内周面に回転摺動可能に嵌合するようになすこと
ができる。
【0044】その他本発明は上記例示したシングルレバ
ー式混合水栓以外の水栓の吐水管組付構造に適用するこ
とも可能であるなど、本発明はその主旨を逸脱しない範
囲において種々変更を加えた形態で構成可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の適用対象であるシングルレ
バー式混合水栓を示す図である。
【図2】本発明の一実施例である水栓吐水管の組付構造
をその周辺部とともに示す図である。
【図3】図2の要部を拡大して示す図である。
【図4】本発明の他の実施例の組付構造を示す図であ
る。
【図5】本発明の更に他の実施例の組付構造を示す図で
ある。
【図6】本発明の更に他の実施例の組付構造を示す図で
ある。
【図7】従来の吐水管組付構造の一例を示す図である。
【符号の説明】
10 吐水管 12 本体 14 吐水口 16 円筒部 18 水栓本体 22 Oリング(シール部材) 24 本体側吐水通路 30 吐水管通水路 58 摺動筒体 60 Uパッキン(シール部材) 74 潤滑被膜

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状の本体の基端に円筒部を有するとと
    もに先端に吐水口を有する吐水管を、該基端の円筒部の
    内周面において且つ内部の吐水管通水路を水栓本体の外
    周面側に形成された本体側吐水通路に連通させる状態
    で、該水栓本体の外周面にシール部材を介して回転摺動
    可能に嵌合して、該吐水管を該水栓本体に組み付けて成
    る水栓吐水管の組付構造において、 前記水栓本体の外周面と前記吐水管の円筒部の内周面と
    を、それらの間に配した潤滑性を有する円筒形状の樹脂
    製の摺動筒体を介して互いに嵌合させたことを特徴とす
    る水栓吐水管の組付構造。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記摺動筒体を前記
    水栓本体の外周面に固定状態となし、該摺動筒体に対し
    て前記円筒部の内周面を回転摺動させるようになしたこ
    とを特徴とする水栓吐水管の組付構造。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記摺動筒体を前記
    円筒部の内周面に該円筒部と一体回転状態に固定し、該
    摺動筒体を前記水栓本体の外周面に対して回転摺動させ
    るようになしたことを特徴とする水栓吐水管の組付構
    造。
  4. 【請求項4】 筒状の本体の基端に円筒部を有するとと
    もに先端に吐水口を有する吐水管を、該基端の円筒部の
    内周面において且つ内部の吐水管通水路を水栓本体の外
    周面側に形成された本体側吐水通路に連通させる状態
    で、該水栓本体の外周面にシール部材を介して回転摺動
    可能に嵌合して、該吐水管を該水栓本体に組み付けて成
    る水栓吐水管の組付構造において、 前記水栓本体の外周面に潤滑被膜をコーティングし、該
    潤滑被膜を介して該水栓本体の外周面と前記吐水管の円
    筒部の内周面とを互いに回転摺動可能に嵌合したことを
    特徴とする水栓吐水管の組付構造。
  5. 【請求項5】 筒状の本体の基端に円筒部を有するとと
    もに先端に吐水口を有する吐水管を、該基端の円筒部の
    内周面において且つ内部の吐水管通水路を水栓本体の外
    周面側に形成された本体側吐水通路に連通させる状態
    で、該水栓本体の外周面にシール部材を介して回転摺動
    可能に嵌合して、該吐水管を該水栓本体に組み付けて成
    る水栓吐水管の組付構造において、 前記吐水管の円筒部の内周面に潤滑被膜をコーティング
    し、該潤滑被膜を介して前記水栓本体の外周面と該円筒
    部の内周面とを互いに回転摺動可能に嵌合したことを特
    徴とする水栓吐水管の組付構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019218800A (ja) * 2018-06-22 2019-12-26 Toto株式会社 水栓装置及びその製造方法
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