JPH0234939Y2 - - Google Patents

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JPH0234939Y2
JPH0234939Y2 JP3752183U JP3752183U JPH0234939Y2 JP H0234939 Y2 JPH0234939 Y2 JP H0234939Y2 JP 3752183 U JP3752183 U JP 3752183U JP 3752183 U JP3752183 U JP 3752183U JP H0234939 Y2 JPH0234939 Y2 JP H0234939Y2
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JP
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shaft
magnet
fixed
magnet unit
actuating device
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JP3752183U
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、磁石ユニツトを介在させることに
より駆動軸と作用軸及び各作用軸とが互いに独立
に作動可能な磁石を用いた作動装置に関するもの
である。
[従来の技術] 玩具などでは、駆動源としてゼンマイ等を用い
て駆動軸を動かし、この駆動軸に歯車等を組合せ
て作用軸を作動させているが、作用軸に所望の動
作をさせるためには、歯車や軸などの部品を多数
組合せて作動装置が構成されている。
[考案が解決しようとする問題点] このような作動装置では、部品点数が多く、組
立てに手間がかかり、従つてコストが高くなると
ともに、大型となる等の問題がある。その上、こ
のような作動装置を玩具等の装置に利用する場合
には、玩具等の装置の形状はおのずと大型とな
り、装置全体を小型化することが出来なかつた。
その上、装置の各部所を作動させるための作動
軸の動きを一箇所でも停止させると、そのままで
は他の作動軸や駆動軸も停止してしまい、玩具等
に利用する場合には、あまり趣興のある動作が得
られなかつた。
そこで、各作用軸を独立して停止させないため
には、さらに他の部品を取付けなければならない
ので、部品点数が多くなり、コストも高くなる等
の問題がある。
[考案を解決するための手段] この考案は、磁石の両側面に鉄片を固着した磁
石ユニツトに固定軸を固定するとともに、磁石ユ
ニツトの磁極面上に固定軸と直行する回動軸を設
け、この回動軸が遊嵌可能な軸穴が設けられ、回
動軸を支持する軸受部を具備し、固定軸に駆動源
を接続して駆動軸とした時、回動軸が磁石の磁極
面上を回動する作用軸となり、回動軸に駆動源を
接続して駆動軸とした時、この駆動軸が磁石の磁
極面上に吸着されて固定軸が磁石ユニツトととも
に往復動する作用軸となるとともに、駆動軸と作
用軸および各作用軸とは互いに独立して作動可能
な磁石を用いた作動装置を提供するようにしたも
のである。
[実施例] この考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明
する。
第1図〜第2図において、1はこの考案の作動
装置、2は磁石で、両側面には鉄片3,3が固着
されており、両端面には支持枠4,4が固定され
て磁石ユニツト5を構成している。
6は磁石ユニツト5に固定されている固定軸、
7は支持体で、磁石ユニツト5に固定されている
固定軸6を左右方向に往復動自在に支持するとと
もに、磁石ユニツト5の往復運動の範囲を規制す
るもので、この支持体7は、回動軸8を支持する
軸受部10に直行して配設されて、支持体7と軸
受部10とにより箱型に形成されているととも
に、内部には磁石ユニツト5が固定軸6に支持さ
れて往復動自在に支持されている。
回動軸8,8a,8bは、磁石ユニツト5のN
極あるいはS極上、あるいは両磁極面上に所望の
数だけ固定軸6に直行する方向に中央部が吸着し
た状態で載置されており、両端部は軸受部10か
ら外方に突出している。この回動軸8は磁石2の
磁極面上を左右方向に回動可能な形状に形成され
ており、回動軸8,8a,8bの各端部は、任意
に屈曲されてそれぞれ作動部9,9a,9bが接
続されている。
回動軸8,8a,8b…には、回動軸8bのよ
うに両端部が一対として連動する連動式のもの
と、回動軸8,8aのように単動式のものとがあ
り、これらの回動軸8,8a,8b…は作動部
9,9a,9b…の数に対応するだけ所望により
任意に組合せて磁石ユニツト5上に載置されてい
る。
回動軸8を軸支する軸受部10には、軸穴11
が回動軸8を遊嵌可能な大きさに形成されてい
る。
なお、この実施例では、第3図に示すように、
磁石2と鉄片3,3とに段差を設け、この段差に
相当する部分を切欠して一方の鉄片3から磁石2
の磁極面を通つて他方の鉄片3まで連通する凹部
3aを形成して回動軸8の動作範囲を規制するよ
うに構成されている。
作動装置1は上記のような構成であるから、固
定軸6が往復運動する駆動源に接続されれば、固
定軸6は左右方向に往復運動する駆動軸となり、
回動軸8,8a,8b…は、駆動軸6により作動
する作用軸となる。
従つて、駆動軸6(固定軸6)に固定されてい
る磁石ユニツト5は左右方向に往復運動するの
で、回動軸8(作用軸8)の中央部(磁石ユニツ
ト5上に吸着している部分)は、磁石ユニツト5
の磁極面上を回動しつつ摺動して左右方向に移動
する。
この際、磁石ユニツト5の往復動する範囲は、
支持体7により規制されており、軸受部10に軸
支されている回動軸8の軸部分は、軸穴11内を
上下方向に遊動しつつ回動するので、両端部に任
意に屈曲されている作動部9,9a,9b…は所
定の動作を行なうことが出来る。
この時、例えば、回動軸8aの動作を停止させ
た場合、駆動軸6は回動軸8aの停止に関係なく
左右方向に往復運動を続行するので、回動軸8a
は磁極面上に吸着した状態で、単に摺動してお
り、一方、他の回動軸8,8b…は、回動軸8a
の停止に無関係に磁極面上を回動しつつ移動して
作動部9,9b…を動作させている。
この場合、駆動源には動作を停止させた回動軸
8aが磁極面上に吸着した状態で摺動するだけの
力が負荷として加わるだけであるから、損失はほ
ぼ無視することが出来る。このように、駆動軸と
作用軸、および各作用軸とは互いに無関係に独立
して作動可能である。
又、回動軸8,8a,8bのいずれかに駆動源
を接続して駆動軸とすれば、この駆動軸8,8
a,8bの中央部が、磁極面に吸着した状態で回
動するので、固定軸6は左右方向に往復動するか
ら、固定軸6は作用軸となるので、この固定軸
(作用軸)6に作動部9を接続すればよい。
なお、磁石ユニツト5の往復運動を規制する手
段として、第3図に示すように、凹部3aを用い
てもよく、この場合には、固定軸6に固定されて
いる磁石2(磁石ユニツト5)は回動軸8により
凹部3aの長手方向に沿つて矢印C,D方向に往
復運動する。
次に、この考案に係わる作動装置1を用いて、
花びらを開閉する植木鉢玩具に応用した場合につ
いて説明する。
第4図において、12は植木鉢で、内部には通
常のゼンマイ(図示せず)を用いた駆動源13が
配設されている。
14は駆動源13のゼンマイを巻くためのゼン
マイ巻き把持部、15はがくで、中央部から下方
に向けて内部が中空の茎16が植木鉢12まで延
設されている。
茎16の内部には駆動源13の駆動軸17が上
下方向に往復動自在に嵌入されている。がく15
の内部には作動装置1が配設されており、上端部
内壁には花弁18,18…に対応する数の凹部1
9,19…が開設されている。
作動装置1の固定軸(駆動軸となる)6は、茎
16の内部に往復動自在に嵌入されて、駆動源1
3の駆動軸17と接続されており、作動装置1の
回動軸(作用軸となる)8,8は単動式の形式の
ものが、がく15の凹部19,19…に対応する
数だけ設けられている。なお、作用軸8,8…
は、駆動軸6が矢印A,B方向に動作すると、先
端部が矢印C,D方向に動作するように屈曲され
ている。
花弁18,18の端部は、それぞれ対応する凹
部19,19内で作用軸(回動軸)8,8…の先
端部に接続されている。
次に、動作について説明する。
まず、ゼンマイ巻き把持部14によりゼンマイ
を巻き取つた後、手を離すと駆動軸17は矢印
A,Bで示すように上下方向に往復運動するか
ら、この駆動軸17に接続されている作動装置1
の駆動軸6も同様に上下方向に動作する。
駆動軸6が上下方向に動作すると、作用軸8,
8…に接続されている花弁18,18…は、凹部
19,19…における花弁18,18…と作用軸
8,8…との接続点を支点として矢印C,Dで示
すように回動し、あたかも花弁18,18…が閉
じたり開いたりする動作を行なう。
この時、いずれかの花弁18を手で停止させて
も、他の花弁18,18…及び駆動軸6は動作を
停止することなく続行することが出来る。
又、花弁18,18…は作用軸(回動軸)8に
より開閉するから、植木鉢12を転倒した状態で
も開閉動作を続行するので、趣興に富んだ植木鉢
玩具が得られる。
第5図は、この考案の作動装置1をロボツト玩
具に応用した場合を示すものである。
21は、ロボツト本体、22はロボツト本体2
1に内蔵されているゼンマイ式の駆動源、23は
ゼンマイを巻き取るゼンマイ巻き把持部、24は
支持枠体で、内部には駆動源22が支持されてお
り、上下方向外壁には2個の作動装置1が配設さ
れており、ロボツト本体21に取付けられてい
る。
駆動源22の駆動軸25の両端部は、支持枠体
24に設けられている軸穴24aから可動自在に
嵌入されている2個の作動装置1の固定軸6にそ
れぞれ接続されている。
従つて、固定軸6は駆動軸となるから、駆動源
22が駆動されると、互いに接続されている駆動
軸25と固定軸(駆動軸)6とは、支持枠体24
の軸穴24aに支持されて矢印E,F方向に往復
動する。
又、作動装置1の回動軸8は作用軸となり、駆
動軸(固定軸)6の矢印E,F方向の動作に対し
て矢印C,D、あるいは矢印G,H方向に回動可
能に屈曲されており、各作用軸(回動軸)は、第
1図に回動軸8,8aとして示すように、単動式
のものがそれぞれ2本づつ設けられている。
ロボツト本体21の両肩部及び両足付根部に
は、凹部26,26…が形成されており、この凹
部26,26…の内部には、作用軸8,8…に手
27,27及び足28,28がそれぞれ接続され
て配設されており、この接続点を支点として手2
7,27、足28,28とはそれぞれ回動自在と
なつている。
なお、手27,27及び足28,28の関節部
27a,27a,28a,28aは、屈曲可能に
形成されている。
29は頭部、30は首部で、固定軸6に接続さ
れて、頭部29を前後左右に動かすことが出来る
ように蛇腹に形成されている。
次に、動作について説明する。
まず、ゼンマイ巻き把持部23によりゼンマイ
を巻き取つた後、手を離すと駆動源22の駆動軸
25は、矢印E,F方向に往復動する。駆動軸2
5の往復運動により固定軸6も同様に矢印E,F
方向に往復運動するから、作動装置1の作用軸
8,8…に接続されている手27,27、足2
8,28とは、凹部26,26…を支点として矢
印G,H方向に回動する。
一方、頭部29は、固定軸6の往復運動により
首部30を介して前後左右に揺動する。この際、
手27と足28とは互いに独立して運動している
から、任意に手27あるいは足28を停止させて
も、他の手27、足28は無関係に運動させるこ
とが出来る。
第6図は、この考案の作動装置1を昆虫玩具に
応用した場合を示すものである。
31は昆虫本体、32は昆虫本体31に内蔵さ
れているゼンマイ式の駆動源、33は駆動源32
の駆動軸で、上下方向に往復動可能に突出してい
る。
34はL字型の駆動杆で、中央部は突起34a
により昆虫本体31に回動可能に固定されてお
り、両端部にはU字型の係止部35,36が形成
されている。
係止部35には駆動軸33の上下方向の往復運
動にしたがつて、駆動杆34が突起34aを支点
として回動可能に係止されており、係止部36に
は作動装置1の軸受部10に突設されている支持
軸37の一端部が係止されている。支持軸37の
他端部は、昆虫本体31に固定されて作動装置1
を支持している。この支持軸37は作動装置1の
固定軸6に対応するものである。
作動装置1の磁極面上には、第1図に示す連動
式の回動軸8bを3本配置してあり、各回動軸8
b,8bの両端部は下方に向けて屈折されてお
り、両端には脚部38,38が接続されている。
昆虫本体31の中央部に配置されている回動軸
8b(中央に位置している脚部38が接続されて
いる回動軸8b)の両端部は、軸受部10の軸穴
11の外部で脚部38の付根部を回動自在に貫通
するとともに、さらに上方に屈折して羽根39の
付根部と回動自在に固定されている。
作動装置1の磁石2の両側面に固定されている
鉄片3には、凹部3a(第3図参照)が開設され
ており、回動軸8bの回動範囲を規制している。
次に、動作について説明する。
まず、ゼンマイを巻き取つた後、手を離すと駆
動源32の駆動軸33は、上下方向に往復運動す
るから、駆動杆34は突起34aを支点として回
動し、作動装置1の固定軸6(支持軸37)は左
右方向に往復運動し、各回動軸8bは回動する。
従つて、各回動軸8bに接続されている脚部3
8,38…は、回動軸8bとの接続点を支点とし
て矢印X,Y方向に回動する。この際、いずれか
の脚部38を固定しても、他の脚部38は無関係
に回動している。
なお、回動軸8としては、第1図に示す単動式
の回動軸8,8aを用いれば、6本の脚部をすべ
て独立して作動可能である。
又、この考案は上例に限らず、例えば、ゼンマ
イ式の駆動源により車輪を回転させる形式の自動
車玩具に応用する場合には、車輪の回転をクラン
ク軸と歯車列との組合せにより往復運動に変換し
て、作動装置1の固定軸6に接続して駆動軸とす
るとともに、回動軸8を3箇所設けて、それぞれ
ドアーとボンネツトに接続すれば、自動車はドア
ーとボンネツトを開閉しつつ走行することが出来
る。この際、ドアーの1つを固定しても、他のド
アー及びボンネツトの動きは停止することなく自
動車を走行させることが出来る。
[考案の効果] この考案の作動装置は、磁石の両側面に鉄片を
固着した磁石ユニツトに固定して、この磁石ユニ
ツトを往復動自在に支持する固定軸と、磁石ユニ
ツトの往復運動を規制する手段と、磁石ユニツト
の磁極面上に固定軸に直行する方向に載置されて
いるととも、磁極面上を回動可能な回動軸と、こ
の回動軸が遊嵌可能な軸穴が設けられ、回動軸を
支持する軸受部とにより作動装置を構成したの
で、固定軸に駆動源を接続して駆動軸とした時、
回動軸が磁石の磁極上を回動する作用軸となり、
回動軸に駆動源を接続して駆動軸とした時、この
駆動軸が磁石の磁極上に吸着固定されて固定軸が
磁石ユニツトとともに往復動する作用軸となると
ともに、駆動軸と作用軸および各作用軸とは互い
に独立して作動可能であるから、玩具等の各種の
装置へ応用すれば、趣興に富んだ装置が得られ
る。
その上、作動装置の構造は簡単で、コストが安
く、又、小型化することが出来るので、応用範囲
はさらに拡大する。
【図面の簡単な説明】
図面は、この考案の実施例を示すもので、第1
図は作動装置の平面図、第2図は作動装置の一部
切欠側面図、第3図は他の実施例を示すととも
に、回動軸8の動作を示す説明図、第4図は植木
鉢玩具の要部断面図、第5図はロボツト玩具の要
部断面図、第6図は昆虫玩具の内部を示す側面図
である。 1……作動装置、2……磁石、3……鉄片、3
a……凹部、5……磁石ユニツト、6……固定
軸、7……支持体、8……回動軸、10……軸受
部、11……軸穴、13,22,32……駆動
源。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 磁石の両側面に鉄片を固着した磁石ユニツト
    と、 この磁石ユニツトに固定して、この磁石ユニ
    ツトを往復動自在に支持する固定軸と、 上記磁石ユニツトの往復運動を規制する手段
    と、 上記磁石ユニツトの磁極面上に上記固定軸に
    直行する方向に載置されているとともに、上記
    磁極面上を回動可能な回動軸と、 この回動軸が遊嵌可能な軸穴が設けられ、上
    記回動軸を支持する軸受部と、 を具備し、上記固定軸に駆動源を接続して駆
    動軸とした時、上記回動軸が上記磁石の磁極面
    上を回動する作用軸となり、上記回動軸に上記
    駆動源を接続して駆動軸とした時、この駆動軸
    が上記磁石の磁極面上に吸着されて上記固定軸
    が上記磁石ユニツトとともに往復動する作用軸
    となるとともに、上記駆動軸と上記作用軸およ
    び各作用軸とは互いに独立して作動可能である
    こと を特徴とする磁石を用いた作動装置。 (2) 実用新案登録請求の範囲第1項において、磁
    石ユニツトの往復運動を規制する手段は、回動
    軸を支持する軸受部に直行して配設されている
    とともに、固定軸を往復動自在に支持する支持
    体としたこと を特徴とする磁石を用いた作動装置。 (3) 実用新案登録請求の範囲第1項において、磁
    石ユニツトの両側面に固着した鉄片に、磁石と
    の段差を設け、この段差に相当する部分を切欠
    して形成した凹部を、上記磁石ユニツトの往復
    運動を規制する手段としたこと を特徴とする磁石を用いた作動装置。
JP3752183U 1983-03-17 1983-03-17 磁石を用いた作動装置 Granted JPS59143497U (ja)

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JPS59143497U JPS59143497U (ja) 1984-09-26
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