JPH0234853A - カラー画像複写装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、原稿としてのカラー画像を基に、このカラー
画像がプリントされた多数のハードコピーを短時間で得
るカラー画像複写装置に関する。

〔発明の概要３ 本発明は、原稿としてのカラー画像を基に、このカラー
画像がプリントされた多数のハードコピーを得るカラー
画像複写装置において、第１の露光手段と第１の加圧手
段とによりマイクロカプセルシートを使用して透明な顕
色シートに像を形成させ、この顕色シートを原板として
、第２の露光手段と第２の加圧手段とによりマイクロカ
プセルシートを使用して所定の顕色シートに像を形成さ
せ、この顕色シートをカラー原稿、′ｌ＜複写されたハ
ードコピーとするようにして、簡単に短時間でカラー原
稿の多数枚の複写ができるようにしたものである。

〔従来の技術〕

従来原稿上に描かれたカラー画像を短時間で複写する装
置としては、所謂電子写真方式によるものが実用化され
ていた。この電子写真方式によるカラー複写装置による
と、印刷や通常の写真等に比べ極めて短時間でカラー原
稿のハードコピーを。

得ることがき、即時性を有する利益がある。

〔発明が解決しようとする課題〕

ところが、この電子写真方式によるカラー複写装置は、
同一原稿より複写できる枚数が１分間で７枚程度と遅く
、大量のハードコピーを得るのには適さない不都合があ
った。一方、所謂印刷方式によりカラー画像をプリント
する場合には、単位時間当りの印刷枚数が多く、短時間
で大量の印刷（プリント）ができるが、印刷用の原板（
版）の制作には非常に長い時間と手間を必要とし、即時
性の点から上述したカラー複写装置より劣っていた。

本発明は之等の点に鑑み、即時性を有しなおかつ短時間
で大量の複写が可能なカラー画像複写装置を提供するこ
とを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

本発明のカラー画像複写装置は、例えば第１図に示す如
く、第１のマイクロカプセルシート（１１）に潜像を形
成させる第１の露光手段（１３）と、潜像が形成された
第１のマイクロカプセルシート（１１）と透明な第１の
顕色シー）　（１４）とを圧接させる第１の加圧手段（
１５ａ＞、　（１５ｂ）　　と、この第１の加圧手段（
１５ａ）、　（１５ｂ）　　による加圧で潜像が転写さ
れて像が形成された第１の顕色シート（１４）を原板と
して第２のマイクロカプセルシート（１９）に潜像を形
成させる第２の露光手段（２０）、　（２１）　　と、
潜像が形成された第２のマイクロカプセルシート（１９
）と第２の顕色シー）　（２４）とを圧接させる第２の
加圧手段（２２ａ）、　（２２ｂ）　　とを有し、この
第２の加圧手段（２２ａ）。

（２２ｂ）　　による加圧で潜像を第２の顕色シー）　
（２４）に転写して像を形成させるようにしたものであ
る。

〔作用〕

本発明のカラー画像複写装置によると、第１の露光手段
（１３）と第１の加圧手段（１５ａ）、（１５ｂ）　　
Ｐでプリントされる透明な顕色シー）　（１４）を原板
として使用して、別の複数枚の顕色シー）　（２４）に
第２の露光手段（２０）、　（２１）　　と第２の加圧
手段（２２ａ）。

（２２ｂ）　　とでプリントすることで、原板の製作が
短時間で簡単に行えると共に、この原板を使用して短時
間で大量の複写ができ、即時性を持ちながら短時間で大
量の複写ができる。

〔実施例〕

以下、本発明のカラー画像複写装置の一実施例を、添付
図面を参照して説明しよう。

本例においては、感光性カプセルを塗布したマイクロカ
プセルシートを使用してカラー画像の複写を行うもので
ある。このマイクロカプセルシートによるカラー画像の
プリントについては、例えば特願昭６２−１４０９１２
号に示されている。まず、このマイクロカプセルシート
によるプリントについて説明すると、第２図に示す如く
、マイクロカプセルシー）　（１）は、ポリエチレンテ
レフタレート、ポリプロピレン、ポリアミド等よりなる
感光シートベース（１ａ）上に複数の黄、マゼンタ、シ
アンのマイクロカプセル（２Ｙ）、　（２Ｍ）、　（２
Ｃ）を均一に塗布してマイクロカプセル層（２）を形成
する。この夫々の黄、マゼンタ、シアンのマイクロカプ
セル（２Ｙ）。

（２Ｍ）、　（２Ｃ）　　はゼラチン、ポリビニアルコ
ール、アラビアゴム等の比較的柔らかい外殻に覆われた
内部に、フォトクロミック染料、エレクトロクロミック
染料、ロイコ染料等の色素の前駆体（又は色素）と、エ
チレン性不飽和化合物等を含有する光硬化性組成物とが
含まれた物質が封入され、特定の波長の光を照射すると
光硬化性組成物が硬化してマイクロカプセル自体が硬化
するようになっていて、青色光の照射により黄の色素の
前駆体が含まれたマイクロカプセル（２Ｙ）が硬化し、
緑色光の照射によりマゼンタの色素の前駆体が含まれた
マイクロカプセル（２Ｍ）が硬化し、赤色光の照射によ
りシアンの色素の前駆体が含まれたマイクロカプセル（
２Ｃ）が硬化するようにしである。

そして、第３図に示す如く、このようにして構成される
マイクロカプセルシート（１）に、プリントしたいカラ
ー画像の像光を照射する。この像光の照射は、カラー像
光を三原色に分解して赤色像光の照射と緑色像光の照射
と青色像光の照射とに分けて行い、夫々の像光の照射で
硬化したマイクロカプセル（２ａ）を形成させ、潜像を
形成させる。そして現像作業として、第４図に示す如く
、この像光を照射したマイクロカプセルシート（１）の
マイクロカプセル層〔２）に所定のコーティングを施し
た顕色シート（３）を当接させ、ローラ（４ａ）、　（
４ｂ）　　によりこのシー）　（１）と顕色シート（３
）とを圧力をかけ挟ませる。このようにして圧力を加え
ることで、対応した波長の光が照射されず硬化していな
いマイクロカプセル（２Ｙ）、　（２Ｍ）、　（２Ｃ）
の外殻が破壊して、内部の色素前駆体を含む物質が顕色
シート（３〕の表面に転写される。この顕色シート（３
）に夫々の色の色素前駆体が転写されることで、この顕
色シート（３）の表面が対応した色（黄、マゼンタ、シ
アン）に発色し、この３色の混合状態によりカラー画像
となり、この顕色シート（３）にカラー画像がプリント
された状態となる。

次に、このマイクロカプセルシートを使用した本例の複
写装置について第１図を参照して説明しよう。この第１
図において（１１）は上述したマイクロカプセル（２Ｙ
）、　（２Ｍ）、　（２Ｃ）が塗布された長尺〆のマイ
クロカプセルシートを示し、供給側リール（ｌｌａ）　
　に巻装されたこのマイクロカプセルシート（１１）を
、複数のガイドローラ（１２）を介して巻取側リール（
ｌｌｂ）　　に送り、この巻取側リール（ｌｌｂ）　　
に巻取らせる。そして、この供給側リール（ｌｌａ）　
　と巻取側リール（ｌｌｂ）　　との間のマイクロカプ
セルシー）（１１）に接近して、複写する原稿の画像に
対応した像光を照射する露光手段としての陰極線管（１
３）の表示面（１３ａ）　　が配置してあり、またこの
陰極線管（１３）と巻取側リール（ｌｌｂ）　　との間
でマイクロカプセルシール（１１）が加圧用ローラ（１
５ａ）　　及び（１５ｔｌ）　　により挟まれる如くし
である。この場合、この加圧用ローラ（１５ａ）　　及
び（１５ｂ）　　のマイクロカプセルシー）　（１１）
の人口側で、外部から挿入された透明な顕色シー）　（
１４）の表面がマイクロカプセルシー）（１１）のマイ
クロカプセル（２Ｙ）、　（２Ｍ）、　（２Ｃ）の塗布
面と接触するようにしてあり、加圧用ローラ（１５ａ）
　及び（１５ｂ）　　より加わる圧力で、マイクロカプ
セルシート（１１）と顕色シート（１４）とが圧接する
。なお顕色シート（１４）は、少くとも複写を行う１画
像分の大きさを有する厚さ８０μｍ程度のポリエチレン
テフタレート等の透明フィルムで、表面に所定のコーテ
ィングが施しである。そして、加圧用ローラ（１５ａ）
　　及び（１５ｂ）　　の出口側から排出された顕色シ
ート（１４）を、マイクロカプセルシート（１１）から
離した後、ガイドローラ（１２）により加熱用ヒータ部
（１６）に供給し、この加熱用ヒータ部（１６）で顕色
シー）　（１４）を加熱させる。そして、この加熱用ヒ
ータ部（１６）から排出された顕色シート（１４ンを、
平板状の透明ガラス板（１７）と押え板（１８）との間
の隙間にガイドローラ（１２）により挿入させる如くし
である。

この場合、透明ガラス板（１７）と押え板（１８）の間
には、予めマイクロカプセルシー）　（１９）が配置し
である。このマイクロカプセルシート（１９）は、マイ
クロカプセルシート（１１）と外様にマイクロカプセル
（２Ｙ）、　（２Ｍ）、　（２Ｃ）が塗布してあり、供
給側り−ル（１９ａ）　　と巻取側リール（１９ｂ）　
　との間に掛は渡しである。そして、この供給側リール
（１９ａ）　　と巻取側リール（１９ｂ）　　との間で
、透明ガラス板（１７）と押え板（１８）との間を通し
てあり、上述した透明な顕色シー）　（１４）がマイク
ロカプセルシート（１９）ト透明ガラス板（１７）との
間に配されることで、この顕色シート（１４）とマイク
ロカプセルシー）　（１９）とが密着する。そして、透
明ガラス板（１７）の近傍には、露光手段としてのタン
グステンランプ（２０）と投射レンズ（２１）とが配置
してあり、タングステンランプ（２０）からの光が透明
ガラス板（１７）側に照射されるようにしである。この
タングステンランプ（２０）としては、例えば１５０Ｗ
のものを使用する。また、顕色シー）（１４）は、必要
により取り除くことができるようにしである。

そして、透明ガラス板（１７）と押さえ板（１８）との
闇より送り出されたマイクロカプセルシート（１９）が
、加圧用ローラ（２２ａ）　　及び（２２ｂ）　　によ
り挟まれた後、巻取側リール（１９ｂ）　　により巻取
られるようにしである。この場合、顕色シー）　（２４
）とマイクロカプセルシー）　（１９）とが接触した状
態で、加圧用ローラ（２２ａ）　　及び（２２ｂ）　　
により挟まれるようにしである。

この顕色シー）　（２４）は、供給用トレイ（２３）上
に複数枚載置してあり、送り出し用ローラ（２５）によ
り１枚ずつ加圧用ローラ（２２ａ）　　及び（２２１１
）側に送出されるようにしである。そして、加圧用ロー
ラ（２２ａ）　　ｌび（２２ｂ）　　で加わる圧力で、
マイクロカプセルシー）　（１９）と顕色シート（２４
）とが圧接し、加圧用ローラ（２２ａ）　及び（２２ｂ
）　　の出口側から排出された顕色シート（２４）を、
マイクロカプセルシート（１９’から離した後、加熱用
ヒータ部（２６）に供給する。この加熱用ヒータ部（２
６）は湾曲し、この加熱用ヒータ部（２６）に沿って顕
色シート送り用ベルト（２７）が設置してあり、顕色シ
ート（２４）をこのベル）　（２７）により加熱用ヒー
タ部（２６）に沿わせながら、ローラ（２８）を介して
排出用トレイ（２９）上に導く。

次に、本例の複写装置にてカラー原稿を複写する際の動
作について説明する。まず、陰極線管（１３）より複写
する原稿の画像に対応した像光をマイクロカプセルシー
ト（１１）に照射し、マイクロカプセルシー）（１１）
の表面に潜像を形成させる。このときの像光の露光作業
は、例えばマイクロカプセルシート（１１）を所定ピッ
チで低速で送りながら、陰極線管（１３）の各水平走査
線毎に像を順次表示させて表示像を照射さする。そして
、このマイクロカプセルシート（１１）の照射個所を加
圧用ローラ（１５ａ）　　及び（１５ｂ）　　へと送る
。このとき、このマイクロカプセルシート（１１）の加
圧用ローラ（１５ａ）　　及び（１５ｂ）　　への送り
と同時に、透明な顕色シート（１４）を加圧用ローラ（
１５ａ）　　及び（１５ｂ）へと送り、マイクロカプセ
ルシート（１１）と顕色シート（１４）とを圧接させる
。

この圧接により、マイクロカプセルシート（１１）に形
成された潜像が顕色シー）　（１４）に転写され、透明
な顕色シー）　（１４）上に原稿と同じカラー画像が再
現される。このとき、この顕色シート（１４）が加圧用
ローラ（１５ａ）　　及び（１５ｂ）　　に続いた加熱
用ヒータ部（１６）を通ることにより一時的に加熱され
、顕色シー）　（１４）の表面の発色が促進される。そ
して、この加熱用ヒータ部（１６〉からガラス板（１７
）と押え板（１８）との隙間に顕色シート（１４）が送
られる。

そして次に、このようにしてガラス板（１７）上に配さ
れた顕色シート（１４）を原板として、複数の顕色シー
ト（２４）に連続的に画像の複写を行う。即ち、顕色’
／−）（１４）をガラス板（１７）上に載置した状態で
、タングステンランプ（２０）を約３秒（１５０Ｗの場
合）点灯させ、ガラス板（１７）側に光を照射する。

この照射により、顕色シー）（１４）と密着したマイク
ロカプセルシー）　（１９）に、顕色シー）　（１４）
上のカラー画像に基づいた潜像が形成される。そして、
この潜像が形成されたマイクロカプセルシート（１９）
を加圧用ローラ（２２ａ）　　及び（２２ｂ）　　側に
送らせると同時に、供給用トレイ（２３）から顕色シー
ト（２４）を１枚この加圧用ローラ（２２ａ）　及び（
２２ｂ）側に送出させ、マイクロカプセルシー）　（１
９）と顕色シー）　（２４＞とを圧接させる。そして、
この加圧用ローラ（２２ａ＞　及び（２２ｂ）　　によ
る圧接で、マイクロカプセルシート（１９）に形成され
た潜像を顕色シート（２４）に転写させ１．原板である
顕色シー）　（１４）上のカラー画像と同一のカラー画
像が顕色シート（２４）に再現される。そして、このと
き送り用ベル）　（２７）により加熱用ヒータ部（２６
）と接触して一時的に加熱されながら排出用トレイ（２
９）に送出されることで、顕色シー）　（２４＞での発
色が促進され、排出用トレイ（２９）に送出された時点
で良好なカラー画像が再現されている。このようにして
、複写したい力、ラー原稿が顕色シー）　（２４）に再
現されて、１枚分の複写作業が完了する。なお、顕色シ
ート（２４）としては、顕色用のコーティングが施して
あれば、紙、透明フィルタのいずれでもよい。

そして、このガラス板（１７）上での露光作業と加圧用
ローラ（２２ａ）　及び（２２１））　　での圧接作業
とを繰り返し行うことで、複数枚の顕色シート（２４）
に次々に同一のカラー画像が再現され、複数枚の複写作
業が行われる。この場合、タングステンランプ（２０）
での露光及び加圧用ローラ（２２＆）　　及び（２２ｂ
）での圧接作業が１枚に約３秒かかるので、１分間で最
大約２０枚の顕色シー）　（２４）への複写ができる。

このように本例の複写装置によると、原板の裂作と複写
原稿の作成との双方にマイクロカプセルシートを使用し
ているので、原板の作成が短時間で行え、即時性を有す
ると共に、この原板に基づいて短時間で大量のカラー複
写ができる利益がある。

なお、上述実施例においては原板製作部と複写原稿製作
部とを同一装置内に収めたが、例えば原板としての透明
な顕色シー）　（１４）に画像を再現する加熱用ヒータ
部（１６）までと、この画像が再現された顕色シート（
１４）を使って露光するガラス板（１７）及びタングス
テンランプ（２０）の近傍からとを別の装置としてもよ
い。また、本発明は上述実施例に限らず、本発明の要旨
を逸脱することなく、その他種々の構成が取り得ること
は勿論である。

がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のカラー画像複写装置の一実施例を示す
構成図、第２図、第３図及び第４図は夫々マイクロカプ
セルシートによる複写の原理の説明に供する線図である
。 （１１）及び（１９）はマイクロカプセルシート、（１
３）は陰極線管、（１４）及び（２４）は顕色シート、
（１５ａ）（１５ｂ）、　（２２ａ）　　及び（２２ｂ
）　　は加圧用ローラ、（２０）はタングステンランプ
、（２１）は投射レンズである。 〔発明の効果〕 本発明のカラー画像複写装置によると、原板の製作が短
時間で行えると共にこの原板に基づいて短時間で大量の
カラー複写ができるため、即時性を有しなおかつ短時間
で大壷の複写ができる利益化　　理　　人 伊　　藤 貞 同 松　　隈　　秀　　盛

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 第１のマイクロカプセルシートに潜像を形成させる第１
   の露光・手段と、潜像が形成された上記第１のマイクロ
   カプセルシートと透明な第１の顕色シートとを圧接させ
   る第１の加圧手段と、該第１の加圧手段による加圧で上
   記潜像が転写されて像が形成された上記第１の顕色シー
   トを原板として第２のマイクロカプセルシートに潜像を
   形成させる第２の露光手段と、潜像が形成された上記第
   ２のマイクロカプセルシートと第２の顕色シートとを圧
   接させる第２の加圧手段とを有し、 該第２の加圧手段による加圧で上記潜像を上記第２の顕
   色シートに転写して像を形成させるようにしたことを特
   徴とするカラー画像複写装置。