JPH0234725Y2 - - Google Patents

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JPH0234725Y2
JPH0234725Y2 JP3063186U JP3063186U JPH0234725Y2 JP H0234725 Y2 JPH0234725 Y2 JP H0234725Y2 JP 3063186 U JP3063186 U JP 3063186U JP 3063186 U JP3063186 U JP 3063186U JP H0234725 Y2 JPH0234725 Y2 JP H0234725Y2
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JP
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housing
breathing
lamp
chamber
lens
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  • Arrangement Of Elements, Cooling, Sealing, Or The Like Of Lighting Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、灯室内と外気との間に呼吸機能を有
する車輛用灯具に関するものである。
〔従来の技術〕
従来のこの種の車輛用灯具は、ハウジングの前
面にレンズを配設し、そのハウジングの周縁部と
レンズの周縁部とを熱もしくは振動を利用して溶
着し、ハウジングおよびレンズにより密封画成さ
れた灯室を形成する。上述のハウジングに突部を
突設し、その突部に呼吸孔を開設する。その突部
に中空状のU字形形状のグロメツトの一端を装着
し、かつそのグロメツトの他端をハウジングの突
部に装着した他端より下方に位置させる。このよ
うにしてグロメツトの通気路を介して灯室内と外
気とを連通させる。上述の灯室内にバルブを配設
する。
次に、上述の車輛用灯具の呼吸作用について説
明する。バルブの点灯、消灯による灯室内の温度
差で灯室内の気圧が変化し、灯室内がハウジング
の呼吸孔およびグロメツトの通気路を経て呼吸作
用を行う。
ここで、ハウジングに呼吸孔を設けないとす
る。すると、バルブの点灯により灯室内の温度が
上昇し、時には外気より50℃以上も上昇するた
め、灯室内の気圧が上がり、ハウジングの周縁部
とレンズの周縁部との溶着部が破損することがあ
る。また、バルブを消灯すると、灯室内の温度が
下がつて外気と同じとなり、灯室内の気圧も下が
つて大気圧と同じとなる。これを繰り返すことに
より、ハウジングとバルブ取付用のソケツトとの
間に介在させたパツキングを通して呼吸作用を行
う。この結果、雨水が上述のパツキングの付近に
附着していて、バルブを点灯状態から消灯する
と、その雨水が灯室内に吸い込まれて灯室内に雨
水がたまる。このために、車輛用灯具において
は、予め呼吸作用が行えられるようにハウジング
に呼吸孔を設け、灯室内の気圧の変化を逃がすよ
うに構成されている。ところが、ハウジングにた
だ単に呼吸孔を設けただけでは、雨水がその呼吸
孔を通つて灯室内に侵入するため、その呼吸孔に
呼吸作用が行えてかつ雨水の侵入を防ぐグロメツ
トを装着している。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上述の従来の車輛用灯具は、別
ピースのグロメツトをハウジングの突部に装着し
たので、部品点数が多くコスト高になる。また、
U字形状のグロメツトをハウジングの突部に装着
するので、グロメツトがハウジングより突出し、
そのグロメツトの突出分灯具寸法が大きくなる。
このために、車体との取り付け寸法面で規制さ
れ、車輛用灯具設計の幅が狭く制限されるなどの
問題がある。
本考案の目的は、グロメツトを用いずに呼吸作
用を行うことができる車輛用灯具を提供すること
にある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、灯具本体の配光無効部分に分室を灯
室と分離させて設け、その分室に外部に排水可
能、かつ外気と呼吸可能な呼吸排水穴を設け、そ
の分室と灯室との間に相互に連通する連通穴を設
けたことを特徴とする。
〔作用〕
本考案は、分室がグロメツトと同様の機能、作
用を果す。すなわち、呼吸排水穴、分室、連通穴
を介して外気と灯室内とを連通させることによ
り、呼吸作用を行うことができる。また、分室お
よび呼吸排水穴により、連通穴から灯室内に雨水
が侵入するのを防ぐことができる。
〔実施例〕
以下、本考案に係る車輛用灯具の実施例の内の
4例を添付図面を参照して説明する。
第1図乃至第6図は本考案に係る車輛用灯具の
第1の実施例を示し、第1図は正面図、第2図は
第1図における矢視図、第3図はレンズの一部
正面図、第4図はハウジングの一部正面図、第5
図および第6図は第1図における−線断面図
および−線断面図である。
図において、1はハウジングであつて、このハ
ウジング1は長方形状の平板部10と、その平板
部10の中央に後方に凹ませて形成した凹部11
とからなる。上述の平板部10の前面の全周辺に
凹溝100を設け、その凹溝100にパツキング
101をセツトし、その平板部10の両端部の前
面にボス部102を突設する。上述の凹部11の
内面に反射面110を設け、その凹部11の中央
にソケツト111を取り付け、そのソケツト11
1にバルブ112を取り付ける。
2はレンズであつて、このレンズ2は後面の全
周辺に脚部200を垂下させたハウジング1の平
板部10より一回り小さい長方形の皿形形状をな
し、両端部に透孔201を上述のボス部102と
対応させて設ける。かくしてなるレンズ2の脚部
200をハウジング1の凹溝100中のパツキン
グ101に当接させ、レンズ2の透孔201とハ
ウジング1のボス部102とを合わせ、ねじ3を
レンズ2の透孔201に通してハウジング1のボ
ス部102にねじ込んでレンズ2をハウジング1
に取り付けることにより、ハウジング1、特にハ
ウジング1の凹部11とレンズ2とにより密閉画
成された灯室4を有する灯具本体が製作される。
5は灯具本体の配光無効部分、すなわち灯具本
体の左端部に灯室4と分離させて設けた分室であ
つて、この分室5はハウジング1の平板部10の
左端部の上面に区画用の凹溝103を全周辺の凹
溝100と一体に設け、その区画用の凹溝103
に全周辺用のパツキング101と一体に設けた区
画用のパツキング104をセツトし、一方レンズ
2の左端部の後面に区画用の脚部202を全周辺
用の脚部200と一体に設け、そのレンズ2の区
割用の脚部202をハウジング1の区割用の凹溝
103中のパツキング104に当接させることに
より形成される。
6は分室5に設けた呼吸排水穴であつて、この
呼吸排水穴6は分室5を区割形成するレンズ2の
全周辺用脚部200の内、灯具本体を車体に取り
付けた際に下方に位置する部分に設ける。60は
ハウジング1の全周辺用凹溝100の内側の壁に
上述の呼吸排水穴6と対向させて一体に設けた立
上壁であつて、この立上壁60は呼吸排水穴6か
ら分室5内に雨水が侵入するのを防ぐものであ
る。61はハウジング1の分室5を区割形成する
底板の中央に設けた水抜き穴であつて、この水抜
き穴61は分室5内に溜つた雨水を呼吸排水穴6
から外部に排出するものである。
7は灯室4と分室5との間に設けた連通穴であ
つて、この連通穴7はレンズ2の区割用脚部20
2の呼吸排水穴6と反対側の部分を切り欠いて形
成したものである。
この実施例における本考案の車両用灯具は、以
上の如き構成よりなるから、呼吸排水穴6、分室
5、連通穴7を介して外気と灯室4内とが連通
し、呼吸作用を行うことができる。また雨水が呼
吸排水穴6から分室5内に侵入しようとするのを
立上壁60で防ぐことができる。仮りに、雨水が
呼吸排水穴6から分室5内に侵入したとしても、
区割用脚部202により灯室4内に侵入するのを
防ぐことができる。さらに、分室5内に雨水が溜
まつても、水抜き穴61により雨水は呼吸排水穴
6から外部に排出される。
このように、グロメツトを用いずに、分室5が
グロメツトと同様の機能、作用を果すので、部品
点数を増やすことなくコストを下げることがで
き、しかも取付寸法を小さくできるので、車輛用
灯具設計の幅が広がる。
第7図は本考案に係る車輛用灯具の第2の実施
例を示したハウジングの一部正面図である。
上述の第1の実施例においてパツキング101
として打ち抜きのパツキングを使用したものであ
るが、この実施例のものはひもパツキング105
を使用したものである。なお、区割用凹溝103
は連通孔7に対応する部分の途中までしか設けら
れていない。
第8図は本考案に係る車輛用灯具の第3の実施
例を示した断面図である。
この実施例のものは、ハウジング1およびレン
ズ2に立壁リブ106および203を設け、分室
5内を迷路化し、雨水の侵入をさらに確実に防ぐ
ように構成したものである。
第9図乃至第12図は本考案に係る車輛用灯具
の第4の実施例を示し、第9図は一部正面図、第
10図はレンズの一部正面図、第11図はハウジ
ングの一部正面図、第12図は第9図におけるXII
−XII線断面図である。
この実施例のものは、ハウジング1側に呼吸排
水穴62を設け、分室50を3つに分割し、その
3つの分室50を割成するレンズ2の脚部204
に補助連通穴70を設けたものである。
なお、上述の実施例において、ハウジング1と
レンズ2とのシールはパツキング101,10
4,105によるが、その他熱又は振動を利用し
た溶着であつても良い。また、分室5,50は車
輛用灯具の左端部に設けたが、右端部又は両端部
の配光無効部分に設けても良い。さらに、呼吸排
水穴6,62はレンズ2又はハウジング1側に設
けたが、双方に設けても良い。さらにまた、分室
5,50に対応するレンズ2の裏面に不透明の塗
料を塗装して、内部が見えないようにすることも
できる。
〔考案の効果〕
以上から明らかなように、本考案の車輛用灯具
は、灯具本体の配光無効部分に分室を前記灯室と
分離させて設け、その分室に外部に排水可能、か
つ外気と呼吸可能な呼吸排水穴を設け、その分室
と灯室との間に相互に連通する連通穴を設けたも
のであるから、分室がグロメツトと同様の機能、
作用を果す。すなわち、呼吸排水穴、分室、連通
穴を介して外気と灯室内とが連通するので、呼吸
作用を行うことができる。また、分室および呼吸
排水穴により、連通穴から灯室内に雨水が侵入す
るのを防ぐことができる。従つて、グロメツトを
用いずに、分室5がグロメツトと同様の機能、作
用を果すので、部品点数を増やすことなくコスト
を下げることができ、しかも取付寸法を小さくで
きるので、車輛用灯具設計の幅が広がる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第6図は本考案に係る車輛用灯具の
第1の実施例を示し、第1図は正面図、第2図は
第1図における矢視図、第3図はレンズの一部
正面図、第4図はハウジングの一部正面図、第5
図および第6図は第1図における−線断面図
および−線断面図である。第7図は本考案に
係る車輛用灯具の第2の実施例を示したハウジン
グの一部正面図である。第8図は本考案に係る車
輛用灯具の第3の実施例を示した断面図である。
第9図乃至第12図は本考案に係る車輛用灯具の
第4の実施例を示し、第9図は一部正面図、第1
0図はレンズの一部正面図、第11図はハウジン
グの一部正面図、第12図は第9図におけるXII−
XII線断面図である。 1……ハウジング、2……レンズ、4……灯
室、5,50……分室、6,62……呼吸排水
穴、7,70……連通穴。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ハウジングの前面にレンズを配設して灯室を形
    成した灯具本体と、その灯具本体の灯室内に配設
    したバルブとを備える車輛用灯具において、前記
    灯具本体の配光無効部分に分室を前記灯室と分離
    させて設け、その分室に外部に排水可能、かつ外
    気と呼吸可能な呼吸排水穴を設け、その分室と灯
    室との間に相互に連通する連通穴を設けたことを
    特徴とする車輛用灯具。
JP3063186U 1986-03-05 1986-03-05 Expired JPH0234725Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3063186U JPH0234725Y2 (ja) 1986-03-05 1986-03-05

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3063186U JPH0234725Y2 (ja) 1986-03-05 1986-03-05

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62144005U JPS62144005U (ja) 1987-09-11
JPH0234725Y2 true JPH0234725Y2 (ja) 1990-09-19

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ID=30835620

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3063186U Expired JPH0234725Y2 (ja) 1986-03-05 1986-03-05

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JPS62144005U (ja) 1987-09-11

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