JPH0234198Y2 - - Google Patents

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JPH0234198Y2
JPH0234198Y2 JP1984146429U JP14642984U JPH0234198Y2 JP H0234198 Y2 JPH0234198 Y2 JP H0234198Y2 JP 1984146429 U JP1984146429 U JP 1984146429U JP 14642984 U JP14642984 U JP 14642984U JP H0234198 Y2 JPH0234198 Y2 JP H0234198Y2
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fitting
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JP1984146429U
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  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、透明或いは不透明な窓蓋が嵌装され
ている金属製容器に関する。
(従来の技術) 従来、その内部を視認できるように金属製容器
に透明窓を設けたものが種々提供されている。例
えば、実公昭56−39009号公報に記載されている
ような透明窓付ブリキ罐がある。これは、ブリキ
罐本体に隆起部を形成すると共に、この隆起部の
周縁部を残して額縁状に中央部を切り落して開口
部を形成し、この開口部を内側から覆うように接
着剤層を介して合成樹脂製透明フイルムをブリキ
罐本体に加熱圧着せしめて構成したものである。
それから、実開昭54−126958号公報に記載されて
いるような透明窓付容器蓋がある(第3図参照)。
これは、金属筒32の上端縁32aとこれに嵌装
した透明板31の周縁屈曲部31bとを一体的に
巻締固着せしめて透明窓を構成したものである。
(考案が解決しようとする問題点) しかし、これらはいずれも加工工程数が多く、
その製作が非常に面倒となる難点や、製造コスト
が高くなる難点等があつた。しかも、装飾性の優
れたものが少なかつた。
尚、装飾性を考慮して、容器状の容器周面の一
部を適宜形状に穿設して切欠部を形成し、この切
欠部の周縁に容器の外側あるいは内側から周縁に
沿つて切欠して段部を設け、図形あるいは模様を
突設した透明部を有する覗板を、前記段部に着脱
自在としたもの(実公昭56−13235号公報に記載
されている窓付容器)があるが、これは、覗板の
装着状態が不意の外力等よつて簡単に解除されて
しまう難点等があつた。
また、前記装着状態が不意の外力等によつて簡
単に解除されないような工夫が、実願昭54−
116308号の液体容器用レベルフアインダに記載さ
れている。すなわち、リザーバ本体の側壁に設け
られた取付孔にレベルフアインダの筒状の取付部
が嵌入され、この後、取付部の内側に抜止環が圧
入されて、取付部の直径が多少拡げられることに
より取付部の抜け止めがなされるように構成して
ある。ところが、これは、確実なる抜け止めは期
待できるが、部品数が多くなると共に、工程数が
多くなり、製作の容易化及び製作コストの低廉化
を図り難い難点等があつた。
(問題点を解決するための手段) そこで、本考案は、適宜金属製の容器Yに嵌合
凹部11を備えた窓孔10を形成すると共に、こ
の窓孔10の嵌合凹部11に嵌合する嵌合凸部A
1を備えた合成樹脂製の窓蓋Aを形成し、この窓
蓋Aを窓孔10に嵌装せしめて構成され、前記窓
孔10の嵌合凹部11は、窪部周壁15と窪部底
壁14とからなる窪部12を容器Yに凹設すると
共に、窪部12中央部分を開口し、この開口周縁
に嵌合筒片13を容器Y内方に向つて延設して形
成され、前記窓蓋Aは、嵌合凹部11の窪部12
に合致する蓋板1の裏面に、嵌合筒片13内周面
に密接する垂下筒片2を延設すると共に、この垂
下筒片2の先端外周面に顎部3を周設して形成さ
れ、窓蓋Aの窓孔10への嵌装状態にあつては、
窓蓋Aの顎部3が嵌合筒片13の先端周縁部分に
係止されるように形成する手段を採用することに
より、前述の如き難点等の解消を図り、構成の簡
素化、製作の容易化、及び製作コストの低廉化が
図れるようにし、しかも、窓蓋A部分に於ける気
密性の向上や、窓蓋Aによる装飾性の優れた金属
製容器を安価に提供できるようにした。
(実施例) 以下、本考案を図示例について説明すると次の
通りである。
図中Yは金属製容器に示し、この金属製容器Y
は、容器蓋体Y1や容器基体Y2の適宜位置に、
嵌合凹部11を備えた窓孔10を形成し、この窓
孔10の嵌合凹部11に嵌合する嵌合凸部A1が
突設されている透明な或いは不透明な合成樹脂製
の窓蓋Aを形成し、この窓蓋Aで窓孔10を閉鎖
すると共に窓蓋Aが窓孔10から逸脱不能となる
ように、窓蓋Aを窓孔10に強制的に嵌装せしめ
て構成されたものである。
前記窓蓋Aは、円板状の蓋板1裏面中央部分に
嵌合凸部A1となる略円筒状の垂下筒片2を延設
すると共に、この垂下筒片2の先端外周面に外方
に向つて突出する断面が滑かな山形状の顎部3を
周設して構成されている。すなわち、垂下筒片2
は、蓋板1外周部分を若干残すように配設されて
いる(第2図参照)。
また、前記窓孔10の嵌合凹部11は、容器蓋
体Y1や容器基体Y2の適宜位置に窓蓋Aの蓋板
1が嵌合可能な窪部12を凹設し、この窪部12
中央部分を窓蓋Aの垂下筒片2の径と略同一とな
るように開口すると共に、この開口周縁に窓蓋A
の垂下筒片2外周面に密接する円筒状の嵌合筒片
13を容器Y内方に向つて延設して構成されてい
る。ところで、前記窪部12は、容器Y周壁から
容器Y内方に向つて延設される窪部周壁15と、
この窪部周壁15先端周縁部分から窓孔10中央
に向つて延設される窪部底壁14とからなつてい
る。尚、容器Yに設けられる窓孔10の嵌合凹部
11は、プレス加工等によつて形成されるもので
ある。
そして、嵌合凸部A1及び嵌合凹部11自身の
弾性力を利用して窓蓋Aを窓孔10に強制的に嵌
装させた場合、蓋板1外周部分の裏面が窪部底壁
14の表面に密接すると共に、蓋板1外周端面部
分が窪部周壁15表面に密接し、また、垂下筒片
2外周面が嵌合筒片13内周面に密接すると共
に、顎部3が嵌合筒片13先端周縁に当接して係
止された状態となるように形成されている。とこ
ろで、窓蓋Aを窓孔10に強制的に嵌装させる
際、窓蓋Aの顎部3が嵌合筒片13を弾性的に拡
げると共に、窓蓋Aの垂下筒片2自身は、弾性的
に窄まるようになり、顎部3が嵌合筒片13を乗
り越えると、嵌合筒片13及び垂下筒片2夫々が
弾性復帰して顎部3が嵌合筒片13先端周縁に係
止される。
尚、窓蓋A、蓋板1、垂下筒片2、顎部3、及
び窓孔10、嵌合凹部11、窪部12(窪部底壁
14、窪部周壁15)、嵌合筒片13の具体的構
成、形状、寸法、配設位置、材質等は図示例のも
のに限定されることなく適宜自由に設定でき、例
えば、窓孔10の形状を楕円形や角部の丸くなつ
た適宜多角形やハート、スペード、クローバー、
ダイヤ等の形状とし、これに応じて窓蓋Aを形成
することもできるし、また、窓孔10を容器Yの
湾曲面部分に形成し、これに応じて蓋板1等を湾
曲させて形成すること等もかまわない。更に、窓
蓋Aの蓋板1表面と容器Y表面とが同一面内で一
致するように構成しておけば、外観上の体裁が良
好となり、蓋板1表面を容器Y表面より突出させ
たり窪ませたりすることにより、装飾性の優れた
ものとなる。
(考案の効果) 従つて、本考案は、適宜金属製の容器Yに嵌合
凹部11を備えた窓孔10を形成すると共に、こ
の窓孔10の嵌合凹部11に嵌合する嵌合凸部A
1を備えた合成樹脂製の窓蓋Aを形成し、この窓
蓋Aを窓孔10に嵌装せしめて構成したので、プ
レス等によつて簡単に形成できる窓孔10に、予
め大量に形成しておける窓蓋Aを強制的に嵌装さ
せるだけで構成でき、加工工程数を大幅に減少で
きると共に、その製作が非常に容易となり、製品
を低廉なものとして提供することができるように
なる。しかも、その仕上り状態が大変美しい装飾
性の優れた容器Yを容易に提供できるようにな
る。
特に、窪部周壁15と窪部底壁14とからなる
窪部12を容器Yに凹設すると共に、窪部12中
央部分を開口し、この開口周縁に嵌合筒片13を
容器Y内方に向つて延設してなる嵌合凹部11を
窓孔10に形成し、嵌合凹部11の窪部12に合
致する蓋板1の裏面に、嵌合筒片13内周面に密
接する垂下筒片2を延設すると共に、この垂下筒
片2の先端外周面に顎部3を周設して窓蓋Aを形
成したので、窓蓋Aを窓孔10に強制的に嵌装せ
しめる際に、嵌合凸部A1の垂下筒片2及び嵌合
凹部11の嵌合筒片13夫々が自身の弾性力を利
用して弾性変形するようになり、それほど強力な
力を必要とすることなく窓蓋Aを窓孔10にスム
ーズに嵌合せしめることができるようになると共
に、嵌合作業時に嵌合凸部A1や嵌合凹部11を
損傷する虞れのないものとなる。また、蓋板1外
周部分の裏面が窪部底壁14の表面に密接すると
共に、蓋板1外周端面部分が窪部周壁15表面に
密接し、更に、垂下筒片2外周面が嵌合筒片13
内周面に密接する状態となり、窓蓋Aと窓孔10
との嵌装部分に於ける気密状態が極めて良好とな
る。
また、窓蓋Aの顎部3が嵌合筒片13の先端周
縁部分に係止されるように形成したので、一旦嵌
合されると、顎部3が窓蓋Aの逸脱を確実に阻止
するようになり、不意の外力等によつて窓蓋Aが
窓孔10から簡単に逸脱せず、その嵌装状態が解
除されないものとなる。しかも、嵌合凹部11の
窪部12に蓋板1外周部分が載置される状態とな
ることで、強力な外力が容器Y外方から窓蓋Aに
作用したとしても窓蓋Aが容器Y内に没入してし
まう虞れもない。
更に、窓蓋Aが窓孔10に嵌装状態にあると
き、蓋板1外周部分の裏面が窪部底壁14表面に
密接すると共に、顎部3が嵌合筒片13下端周縁
に当接した状態となつて嵌合筒片13を上下から
挟むようになることと、蓋板1外周端面部分が窪
部周壁15表面に密接すると共に、垂下筒片2外
周面が嵌合筒片13内周面に密接した状態となる
ことが相俟つて、窓蓋Aと窓孔10部分との密着
性が一層優れたものとなると共に、窓蓋Aが窓孔
10内でズレたり、ガタついたりする虞れの全く
ないものとなる。
尚、窓蓋Aを透明にすることで、容器Y内を容
易に視認できるようになる。また、窓蓋Aを不透
明にすることで、容器Yにワンポイント等のアク
セントを付けることができ、デザインの優れた装
飾性の高い容器Yを作りだすことができるように
なる。しかも、これらを適宜組合わせたものを作
りだすこともできる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案を例示するもので、第1図は分解
斜視図、第2図は一部省略縦断面図、第3図は従
来例の要部断面図、第4図は他の実施例の斜視図
である。 A……窓蓋、A1……嵌合凸部、1……蓋板、
2……垂下筒片、3……顎部、10……窓孔、1
1……嵌合凹部、12……窪部、13……嵌合筒
片、14……窪部底壁、15……窪部周壁、Y…
…容器、Y1……容器蓋体、Y2……容器基体、
31……透明板、31b……屈曲部、32……金
属筒、32a……上端縁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 適宜金属製の容器に嵌合凹部を備えた窓孔を形
    成すると共に、この窓孔の嵌合凹部に嵌合する嵌
    合凸部を備えた合成樹脂製の窓蓋を形成し、この
    窓蓋Aを窓孔に嵌装せしめて構成され、前記窓孔
    の嵌合凹部は、窪部周壁と窪部底壁とからなる窪
    部を容器に凹設すると共に、窪部中央部分を開口
    し、この開口周縁に嵌合筒片を容器内方に向つて
    延設して形成され、前記窓蓋は、嵌合凹部の窪部
    に合致する蓋板の裏面に、嵌合筒片内周面に密接
    する垂下筒片を延設すると共に、この垂下筒片の
    先端外周面に顎部を周設して形成され、窓蓋の窓
    孔への嵌装状態にあつては、窓蓋の顎部が嵌合筒
    片の先端周縁部分に係止されるように形成したこ
    とを特徴とする金属製容器。
JP1984146429U 1984-09-27 1984-09-27 Expired JPH0234198Y2 (ja)

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JP1984146429U JPH0234198Y2 (ja) 1984-09-27 1984-09-27

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JP1984146429U JPH0234198Y2 (ja) 1984-09-27 1984-09-27

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JPS6159535U JPS6159535U (ja) 1986-04-22
JPH0234198Y2 true JPH0234198Y2 (ja) 1990-09-13

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5640936B2 (ja) * 1973-03-27 1981-09-24

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5911088Y2 (ja) * 1979-08-25 1984-04-05 ワタナベエンジニアリング株式会社 液体容器用レベルフアインダ

Patent Citations (1)

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JPS5640936B2 (ja) * 1973-03-27 1981-09-24

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