JPH0234135B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0234135B2 JPH0234135B2 JP56048851A JP4885181A JPH0234135B2 JP H0234135 B2 JPH0234135 B2 JP H0234135B2 JP 56048851 A JP56048851 A JP 56048851A JP 4885181 A JP4885181 A JP 4885181A JP H0234135 B2 JPH0234135 B2 JP H0234135B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- voltage
- magnetron
- power supply
- frequency
- circuit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 230000010355 oscillation Effects 0.000 claims description 29
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 16
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 10
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 8
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 7
- 238000009499 grossing Methods 0.000 description 4
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 3
- 230000006698 induction Effects 0.000 description 2
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 1
- 229910000859 α-Fe Inorganic materials 0.000 description 1
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03B—GENERATION OF OSCILLATIONS, DIRECTLY OR BY FREQUENCY-CHANGING, BY CIRCUITS EMPLOYING ACTIVE ELEMENTS WHICH OPERATE IN A NON-SWITCHING MANNER; GENERATION OF NOISE BY SUCH CIRCUITS
- H03B9/00—Generation of oscillations using transit-time effects
- H03B9/01—Generation of oscillations using transit-time effects using discharge tubes
- H03B9/10—Generation of oscillations using transit-time effects using discharge tubes using a magnetron
Landscapes
- Control Of High-Frequency Heating Circuits (AREA)
- Microwave Tubes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、商用交流周波数より高い周波数にて
マグネトロンに高圧を供給するための高圧トラン
ス等を駆動するマグネトロン駆動回路に関する。
マグネトロンに高圧を供給するための高圧トラン
ス等を駆動するマグネトロン駆動回路に関する。
最近提案されているマグネトロン駆動回路で
は、マグネトロンに高電圧を供給する高圧トラン
ス等は商用交流周波数より高い周波数にて駆動さ
れており、これにより高圧トランス等を小型軽量
化できる。
は、マグネトロンに高電圧を供給する高圧トラン
ス等は商用交流周波数より高い周波数にて駆動さ
れており、これにより高圧トランス等を小型軽量
化できる。
処で、マグネトロン発振開始時においては、マ
グネトロンヒータは加熱されておらず、従つて高
圧トランスの2次側は開放状態にあり、この時高
圧トランス及びマグネトロン等には異常高電圧が
誘起する。この様な場合、高圧トランス及びマグ
ネトロン等の寿命が著しく低下してしまうと言う
欠点がある。
グネトロンヒータは加熱されておらず、従つて高
圧トランスの2次側は開放状態にあり、この時高
圧トランス及びマグネトロン等には異常高電圧が
誘起する。この様な場合、高圧トランス及びマグ
ネトロン等の寿命が著しく低下してしまうと言う
欠点がある。
本発明は斯る点に鑑みてなされたもので、その
特徴とする処は、マグネトロン両端の電位差を検
知して、それが異常の場合は高圧トランス等の駆
動周波数を変えることにより、高圧トランス及び
マグネトロン等に供給される電圧を安定化するこ
とにある。以下本発明実施例を電子レンジについ
て図面を参照して詳述する。
特徴とする処は、マグネトロン両端の電位差を検
知して、それが異常の場合は高圧トランス等の駆
動周波数を変えることにより、高圧トランス及び
マグネトロン等に供給される電圧を安定化するこ
とにある。以下本発明実施例を電子レンジについ
て図面を参照して詳述する。
第1図において、1は加熱室内の食品を加熱す
るためのマイクロ波を発振するマグネトロン、2
は該マグネトロンに高圧を供給する高圧電源回路
で、該回路において、3はフエライト磁心が用い
られ1次及び2次巻線3a,3bが密結合された
高周波高圧トランス、4は高圧コンデンサ5及び
高圧ダイオード6から成る半波倍電圧整流回路で
ある。
るためのマイクロ波を発振するマグネトロン、2
は該マグネトロンに高圧を供給する高圧電源回路
で、該回路において、3はフエライト磁心が用い
られ1次及び2次巻線3a,3bが密結合された
高周波高圧トランス、4は高圧コンデンサ5及び
高圧ダイオード6から成る半波倍電圧整流回路で
ある。
7は周波数60Hzの商用電源、8は該電源に接続
され10Vの直流低電圧を出力する直流低電圧電源
回路、9は第1、第2トランジスタ10,11及
び第1、第2時定数回路12,13から成り上記
低電圧電源回路8からの直流低電圧が供給される
無安定マルチバイブレータ(以下MVと称す)で
ある。更に上記第2時定数回路13の抵抗部は互
いに並列的に接続された第1、第2抵抗13a,
13bからなつている。そして、上記MV9は上
記商用電源7の周波数より高い周波数のパルスを
第2トランジスタ11のオフ期間中にそのコレク
タから出力する。14はトランジスタ15から成
り上記MV9の発振パルスを増幅するドライバー
回路である。
され10Vの直流低電圧を出力する直流低電圧電源
回路、9は第1、第2トランジスタ10,11及
び第1、第2時定数回路12,13から成り上記
低電圧電源回路8からの直流低電圧が供給される
無安定マルチバイブレータ(以下MVと称す)で
ある。更に上記第2時定数回路13の抵抗部は互
いに並列的に接続された第1、第2抵抗13a,
13bからなつている。そして、上記MV9は上
記商用電源7の周波数より高い周波数のパルスを
第2トランジスタ11のオフ期間中にそのコレク
タから出力する。14はトランジスタ15から成
り上記MV9の発振パルスを増幅するドライバー
回路である。
16は直流電圧電源回路、即ちダイオードブリ
ツジで、該ブリツジは上記商用電源7に接続され
交流出力を両波整流して脈流を出力する。17は
該ブリツジの出力側に接続された平滑コンデンサ
で、該コンデンサはインバータ(後述する)に発
生した高周波電流によるリツプルは充分に平滑す
るが、上記ブリツジ16からの商用周波数に基づ
く脈流出力を平滑するには致らない容量値を有す
る。従つて、上記平滑コンデンサ17から出力さ
れる電圧は脈流電圧となる。18は斯る平滑コン
デンサ17からの脈流電圧を入力して上記MV9
からのパルスに基づいて上記高圧トランス3の入
力周波数を上記商用電源7の周波数よりも高い周
波数とする周波数変換器、即ちインバータで、該
インバータの構成を説明するに、インダクタンス
が22μHの直列インダクタ19、上記高圧トラン
ス3の1次巻線3a及び容量0.4μFの共振コンデ
ンサ20が直列接続され、更に上記共振コンデン
サ20には上記MV9の第2トランジスタ11か
らのパルスに基づいてオンするスイツチングトラ
ンジスタ21及び該トランジスタの逆方向電流を
バイパスするダンパダイオード22が並列接続さ
れている。
ツジで、該ブリツジは上記商用電源7に接続され
交流出力を両波整流して脈流を出力する。17は
該ブリツジの出力側に接続された平滑コンデンサ
で、該コンデンサはインバータ(後述する)に発
生した高周波電流によるリツプルは充分に平滑す
るが、上記ブリツジ16からの商用周波数に基づ
く脈流出力を平滑するには致らない容量値を有す
る。従つて、上記平滑コンデンサ17から出力さ
れる電圧は脈流電圧となる。18は斯る平滑コン
デンサ17からの脈流電圧を入力して上記MV9
からのパルスに基づいて上記高圧トランス3の入
力周波数を上記商用電源7の周波数よりも高い周
波数とする周波数変換器、即ちインバータで、該
インバータの構成を説明するに、インダクタンス
が22μHの直列インダクタ19、上記高圧トラン
ス3の1次巻線3a及び容量0.4μFの共振コンデ
ンサ20が直列接続され、更に上記共振コンデン
サ20には上記MV9の第2トランジスタ11か
らのパルスに基づいてオンするスイツチングトラ
ンジスタ21及び該トランジスタの逆方向電流を
バイパスするダンパダイオード22が並列接続さ
れている。
23は第1、第2抵抗24,25から成る分圧
回路で、該回路により上記ダイオードブリツジ1
6の出力側の電源電圧は分圧されて上記MV9の
第2時定数回路13の第1抵抗13aに印加され
る。26はアノード側が上記低電圧電源回路8に
接続されカソード側が上記分圧回路23の分圧点
に接続されたダイオードである。
回路で、該回路により上記ダイオードブリツジ1
6の出力側の電源電圧は分圧されて上記MV9の
第2時定数回路13の第1抵抗13aに印加され
る。26はアノード側が上記低電圧電源回路8に
接続されカソード側が上記分圧回路23の分圧点
に接続されたダイオードである。
27は上記MV9の第2時定回路13の第2抵
抗13bに直列接続されたフオトトランジスタ
で、該トランジスタは後述する発光ダイオードと
共にフオトカプラを形成する。28は上記マグネ
トロン1両端の電位差を検知して上記MV9のパ
ルス発振周波数を変更せしめるための発振周波数
変更部で、該変更部の詳細を以下に説明する。2
9は約6KVのしきい値を有し該しきい値を越え
ると導通するバリスタで、該バリスタは抵抗30
に直列接続されており且つ上記マグネトロン1に
並列接続されている。31は上記抵抗30に並列
接続された平滑コンデンサ、32は抵抗33を介
して上記コンデンサ31に並列接続された発光ダ
イオードで、該発光ダイオードの発光時に上記フ
オトトランジスタ27がオンする。
抗13bに直列接続されたフオトトランジスタ
で、該トランジスタは後述する発光ダイオードと
共にフオトカプラを形成する。28は上記マグネ
トロン1両端の電位差を検知して上記MV9のパ
ルス発振周波数を変更せしめるための発振周波数
変更部で、該変更部の詳細を以下に説明する。2
9は約6KVのしきい値を有し該しきい値を越え
ると導通するバリスタで、該バリスタは抵抗30
に直列接続されており且つ上記マグネトロン1に
並列接続されている。31は上記抵抗30に並列
接続された平滑コンデンサ、32は抵抗33を介
して上記コンデンサ31に並列接続された発光ダ
イオードで、該発光ダイオードの発光時に上記フ
オトトランジスタ27がオンする。
而して、上記電子レンジの動作を説明する。上
記MV9は、直流低電圧電源回路8からの直流低
電圧を入力して、今周波数25KHzの第2図eの実
線に示す如きパルスを第2トランジスタ11のコ
レクタから出力しているものとする。斯るパルス
に基づいて上記インバータ18の動作を説明する
に、時間t1からt2の間パルスが発生すると、この
間トランジスタ21がオンする。すると、インバ
ータ18において、直列インダクタ19と高圧ト
ランス3の1次巻線3aには1次電流i1が第1
図の矢印方向に増加傾向を辿つて流れる。尚、こ
の電流i1の波形は上記矢印方向を正方向として
第2図aの実線の如く示されている。この時、高
圧トランス3の2次巻線3bと高圧コンデンサ5
との接続点の2次電圧v2は第2図dの実線波形
に示す如く負極性となり高圧コンデンサ5に充電
された電圧(後述する)と共にマグネトロン1に
印加され、従つてマグネトロン1が導通する。斯
る場合、高圧トランス3の2次巻線3bに流れる
2次電流i2は第1図の矢印方向を正方向とする
第2図Cの実線の波形に示す如く負の方向にマグ
ネトロン1及び高圧コンデンサ5を介して流れ
る。
記MV9は、直流低電圧電源回路8からの直流低
電圧を入力して、今周波数25KHzの第2図eの実
線に示す如きパルスを第2トランジスタ11のコ
レクタから出力しているものとする。斯るパルス
に基づいて上記インバータ18の動作を説明する
に、時間t1からt2の間パルスが発生すると、この
間トランジスタ21がオンする。すると、インバ
ータ18において、直列インダクタ19と高圧ト
ランス3の1次巻線3aには1次電流i1が第1
図の矢印方向に増加傾向を辿つて流れる。尚、こ
の電流i1の波形は上記矢印方向を正方向として
第2図aの実線の如く示されている。この時、高
圧トランス3の2次巻線3bと高圧コンデンサ5
との接続点の2次電圧v2は第2図dの実線波形
に示す如く負極性となり高圧コンデンサ5に充電
された電圧(後述する)と共にマグネトロン1に
印加され、従つてマグネトロン1が導通する。斯
る場合、高圧トランス3の2次巻線3bに流れる
2次電流i2は第1図の矢印方向を正方向とする
第2図Cの実線の波形に示す如く負の方向にマグ
ネトロン1及び高圧コンデンサ5を介して流れ
る。
そして、時間t2において上記パルスの発生が
停止すると、トランジスタ21はオフする。する
と、上記時間t1からt2の間にて直列インダク
タ19及び1次巻線3aに蓄えられた電磁エネル
ギにより、直列インダクタ19、1次巻線3a及
び共振コンデンサ20の間にて共振状態が生じ、
上記1次電流i1はほぼ余弦波となると共に、第
1図の1次巻線3aと共振コンデンサ20との接
続点には第2図bの実線の波形に示す如きほぼ正
弦波の共振電圧vcが発生する。この時、2次電
圧v2は正側に反転しマグネトロン1の導通が遮
断される。斯る場合2次電流i2は正方向に流
れ、高圧ダイオード6が導通するから高圧コンデ
ンサ5に充電される。ここに、上記共振電圧vc
は正側への発生が終了すると次には負側に発生し
ようとする。しかし乍ら、この場合上記共振電圧
vcが僅かに負側に発生した時点でダンパダイオ
ード22が順方向にバイアスされてオンするか
ら、上記共振電圧vcは正弦波の正側への発生時
以外はほぼOVを維持する。
停止すると、トランジスタ21はオフする。する
と、上記時間t1からt2の間にて直列インダク
タ19及び1次巻線3aに蓄えられた電磁エネル
ギにより、直列インダクタ19、1次巻線3a及
び共振コンデンサ20の間にて共振状態が生じ、
上記1次電流i1はほぼ余弦波となると共に、第
1図の1次巻線3aと共振コンデンサ20との接
続点には第2図bの実線の波形に示す如きほぼ正
弦波の共振電圧vcが発生する。この時、2次電
圧v2は正側に反転しマグネトロン1の導通が遮
断される。斯る場合2次電流i2は正方向に流
れ、高圧ダイオード6が導通するから高圧コンデ
ンサ5に充電される。ここに、上記共振電圧vc
は正側への発生が終了すると次には負側に発生し
ようとする。しかし乍ら、この場合上記共振電圧
vcが僅かに負側に発生した時点でダンパダイオ
ード22が順方向にバイアスされてオンするか
ら、上記共振電圧vcは正弦波の正側への発生時
以外はほぼOVを維持する。
そして、時間t3において第2図eに示す如く
再びパルスが発生することにより上記時間t1か
らの繰返しが実行され、従つて上記MV9からの
周波数25KHzのパルスに基づいて高圧トランス3
の入力周波数は25KHzとなる。
再びパルスが発生することにより上記時間t1か
らの繰返しが実行され、従つて上記MV9からの
周波数25KHzのパルスに基づいて高圧トランス3
の入力周波数は25KHzとなる。
従つて、マグネトロン1に高圧を供給する高圧
トランス3等の入力周波数が高周波となるから、
高圧トランス3等を小型軽量にできる。
トランス3等の入力周波数が高周波となるから、
高圧トランス3等を小型軽量にできる。
ここで、上記MV9のパルスの発振期間を第2
図eの破線に示す如く長くしてその周波数を低く
すると、1次電流i1は第2図aの破線に示す如
く上記パルスの発生期間の増加に伴つて更に増加
し、それだけ直列インダクタ19及び1次巻線3
aに蓄えられる電磁エネルギが増大する。する
と、上記パルスの発生停止後において、直列イン
ダクタ19、1次巻線3a及び共振コンデンサ2
0の共振状態では、1次電流i1及び共振電圧
vcは勿論夫々第2図a及びbの破線の如く増大
する。この時、2次電流i2及び2次電圧v2も
夫々第2図c及びdの破線に示す如く増大する。
図eの破線に示す如く長くしてその周波数を低く
すると、1次電流i1は第2図aの破線に示す如
く上記パルスの発生期間の増加に伴つて更に増加
し、それだけ直列インダクタ19及び1次巻線3
aに蓄えられる電磁エネルギが増大する。する
と、上記パルスの発生停止後において、直列イン
ダクタ19、1次巻線3a及び共振コンデンサ2
0の共振状態では、1次電流i1及び共振電圧
vcは勿論夫々第2図a及びbの破線の如く増大
する。この時、2次電流i2及び2次電圧v2も
夫々第2図c及びdの破線に示す如く増大する。
即ち上記MV9からのパルスの発振周波数を低
くすると、インバータ18の出力周波数も低くな
り、マグネトロン1に流れる電流が増大しマグネ
トロン1の発振出力が増大する。一方、このこと
から逆に、上記MV9からのパルスの発振周波数
を高くすると、インバータ18の出力周波数も高
くなり、マグネトロン1に流れる電流が減少しマ
グネトロン1の発振出力が低下することは今や明
らかである。
くすると、インバータ18の出力周波数も低くな
り、マグネトロン1に流れる電流が増大しマグネ
トロン1の発振出力が増大する。一方、このこと
から逆に、上記MV9からのパルスの発振周波数
を高くすると、インバータ18の出力周波数も高
くなり、マグネトロン1に流れる電流が減少しマ
グネトロン1の発振出力が低下することは今や明
らかである。
さて、第3図の実線は上記ダイオードブリツジ
16の出力側の電源電圧vと電源電流Iとの関係
をインバータ18の出力周波数をパラメータとし
て表わしたものである。この図から分る通り、上
記インバータ18の同一発振周波数の許では上記
電源電流Iは電源電圧vが変動すると急激に変動
する。ここに、上記電源電圧vは脈流であつて変
動(第4図aに示す)するから、上記電源電流I
は通常第4図bの破線に示す如く電源電圧vの増
加に従つて急激に増加する。この場合、マグネト
ロン1には定格以上の電流が流れ、従つてマグネ
トロン1は異常発振し寿命が短くなるのである
が、上記回路では上記電源電圧vの変動にも拘わ
らずマグネトロン1に流れる電流をできる限り一
定値に保持せんとすべく上記分圧回路23が設け
られている。
16の出力側の電源電圧vと電源電流Iとの関係
をインバータ18の出力周波数をパラメータとし
て表わしたものである。この図から分る通り、上
記インバータ18の同一発振周波数の許では上記
電源電流Iは電源電圧vが変動すると急激に変動
する。ここに、上記電源電圧vは脈流であつて変
動(第4図aに示す)するから、上記電源電流I
は通常第4図bの破線に示す如く電源電圧vの増
加に従つて急激に増加する。この場合、マグネト
ロン1には定格以上の電流が流れ、従つてマグネ
トロン1は異常発振し寿命が短くなるのである
が、上記回路では上記電源電圧vの変動にも拘わ
らずマグネトロン1に流れる電流をできる限り一
定値に保持せんとすべく上記分圧回路23が設け
られている。
即ち、電源電圧vが上昇すると、上記分圧回路
23の分圧電圧も上昇する。すると、上記MV9
の第2時定数回路13において、第2トランジス
タ11のベースに印加される電圧が第2トランジ
スタ11をオンせしめる値に達するまでの時間が
短かくなるため、第2トランジスタ11のオフ期
間が短くなり、従つてMV9からのパルスの発振
期間が短くなりその周波数が高くなる。
23の分圧電圧も上昇する。すると、上記MV9
の第2時定数回路13において、第2トランジス
タ11のベースに印加される電圧が第2トランジ
スタ11をオンせしめる値に達するまでの時間が
短かくなるため、第2トランジスタ11のオフ期
間が短くなり、従つてMV9からのパルスの発振
期間が短くなりその周波数が高くなる。
ここに、MV9からのパルスの発振周波数が高
くなると、上述のようにマグネトロン1に流れる
電流は減少する傾向となるから、例え電源電圧v
の上昇によりマグネトロン1に流れる電流が増大
せんとしてもこれは抑制される。一方、このこと
から逆に電源電圧vが減少する場合は、上記パル
スの発振周波数が低くなり、従つてマグネトロン
1に流れる電流が減少せんとしてもこれが抑制さ
れるのは今や明らかである。よつて、マグネトロ
ン1の発振出力はほぼ一定に保持される。
くなると、上述のようにマグネトロン1に流れる
電流は減少する傾向となるから、例え電源電圧v
の上昇によりマグネトロン1に流れる電流が増大
せんとしてもこれは抑制される。一方、このこと
から逆に電源電圧vが減少する場合は、上記パル
スの発振周波数が低くなり、従つてマグネトロン
1に流れる電流が減少せんとしてもこれが抑制さ
れるのは今や明らかである。よつて、マグネトロ
ン1の発振出力はほぼ一定に保持される。
尚、本実施例では、電源電圧vが70v以下で増
減する場合は、ダイオード26を順方向バイアス
により導通せしめ、第2時定数回路13に直流低
電圧電源回路8からの一定電圧10vが印加される
ようにして、上記パルスの発振周波数をほぼ20K
Hzで一定に保持するようにしており、従つてマグ
ネトロン1に流れる電流は電源電圧vの増減に伴
つて急激に増減する。しかし乍ら、斯る場合、マ
グネトロン1に流れる電流は小さいからマグネト
ロン1には負担とならない。
減する場合は、ダイオード26を順方向バイアス
により導通せしめ、第2時定数回路13に直流低
電圧電源回路8からの一定電圧10vが印加される
ようにして、上記パルスの発振周波数をほぼ20K
Hzで一定に保持するようにしており、従つてマグ
ネトロン1に流れる電流は電源電圧vの増減に伴
つて急激に増減する。しかし乍ら、斯る場合、マ
グネトロン1に流れる電流は小さいからマグネト
ロン1には負担とならない。
第5図の実線は斯る場合の電源電圧vとMV9
の発振周波数との関係を表わしている。更に、こ
の関係から電源電流Iを第3図に記すと破線に示
す如く電源電流Iは破線の如く殆ど一定で変動し
ない特性となる。又、斯る特性から電源電流Iを
第4図bに記すと実線の如くほぼ台形波となる。
の発振周波数との関係を表わしている。更に、こ
の関係から電源電流Iを第3図に記すと破線に示
す如く電源電流Iは破線の如く殆ど一定で変動し
ない特性となる。又、斯る特性から電源電流Iを
第4図bに記すと実線の如くほぼ台形波となる。
処で、マグネトロン1発振開始時においては、
マグネトロンヒータは加熱されていないから、高
圧トランス3の2次側は開放状態にあり、従つて
マグネトロン1及び高圧トランス3等には異常高
電圧が誘起せんとする。しかるに、上記回路には
発振周波数変更部28が設けられており、これに
よりマグネトロン1及び高圧トランス3等に異常
高電圧が誘起されることはない。
マグネトロンヒータは加熱されていないから、高
圧トランス3の2次側は開放状態にあり、従つて
マグネトロン1及び高圧トランス3等には異常高
電圧が誘起せんとする。しかるに、上記回路には
発振周波数変更部28が設けられており、これに
よりマグネトロン1及び高圧トランス3等に異常
高電圧が誘起されることはない。
即ち、マグネトロン1発振開始時にマグネトロ
ン1に例えば10KV以上もの異常高電圧が誘起さ
れんとすると、バリスタ29にそのしきい値以上
の電圧が印加され、従つてバリスタ29が導通す
る。この時、抵抗30の両端には10V程度の電位
差が生じる。ここに、上記バリスタ29は高圧ダ
イオード6の非導通に基づいて周期的に導通し、
従つて抵抗30両端にも周期的に10V程度の電位
差が生じる。斯る場合、コンデンサ31からは平
滑電圧が出力され、これにより発光ダイオード3
2が発光する。すると、フオトトランジスタ27
がオンし、これにより第2時定数回路13におい
ては更に第2抵抗13bが電気的に接続され、従
つて第2時定数回路13の時定数は小さくなる。
斯る場合、第2トランジスタ11のオフ期間が短
くなるから、MV9からのパルス発振規間が短く
なりパルス発振周波数が高くなる。すると、マグ
ネトロン1への印加電圧が低下するから、上述の
如き異常高電圧の誘起は抑制される。従つて、例
えばマグネトロン1両端の電位差は6KVに抑制
される。尚、斯る場合の電源電圧vと電源電流I
との関係、及び電源電圧vとMV9の発振周波数
との関係を夫々第3図及び第5図に記すと一点鎖
線に示す如き曲線となる。
ン1に例えば10KV以上もの異常高電圧が誘起さ
れんとすると、バリスタ29にそのしきい値以上
の電圧が印加され、従つてバリスタ29が導通す
る。この時、抵抗30の両端には10V程度の電位
差が生じる。ここに、上記バリスタ29は高圧ダ
イオード6の非導通に基づいて周期的に導通し、
従つて抵抗30両端にも周期的に10V程度の電位
差が生じる。斯る場合、コンデンサ31からは平
滑電圧が出力され、これにより発光ダイオード3
2が発光する。すると、フオトトランジスタ27
がオンし、これにより第2時定数回路13におい
ては更に第2抵抗13bが電気的に接続され、従
つて第2時定数回路13の時定数は小さくなる。
斯る場合、第2トランジスタ11のオフ期間が短
くなるから、MV9からのパルス発振規間が短く
なりパルス発振周波数が高くなる。すると、マグ
ネトロン1への印加電圧が低下するから、上述の
如き異常高電圧の誘起は抑制される。従つて、例
えばマグネトロン1両端の電位差は6KVに抑制
される。尚、斯る場合の電源電圧vと電源電流I
との関係、及び電源電圧vとMV9の発振周波数
との関係を夫々第3図及び第5図に記すと一点鎖
線に示す如き曲線となる。
そして、マグネトロンヒータが充分加熱される
と、マグネトロン1は定常発振状態となり、この
時マグネトロン1両端の電位差は約4KVとなる。
斯る場合、バリスタ29は完全に非導通となり発
光ダイオード32の発光は停止しており、第2時
定数回路13の時定数は元の値に復帰している。
と、マグネトロン1は定常発振状態となり、この
時マグネトロン1両端の電位差は約4KVとなる。
斯る場合、バリスタ29は完全に非導通となり発
光ダイオード32の発光は停止しており、第2時
定数回路13の時定数は元の値に復帰している。
以上の説明から明らかな如く、本発明によれ
ば、高圧トランス等を高周波にて駆動するように
したから高圧トランス等を小型軽量にできると共
に、マグネトロン両端の電位差に基づいて発振器
のパルス発振周波数を変更して周波数変換器の出
力周波数を変更するようにしたからマグネトロン
及び高圧トランス等に異常高電圧が誘起するのを
抑制でき、従つてマグネトロン及び高圧トランス
等の寿命を極めて長くできる。
ば、高圧トランス等を高周波にて駆動するように
したから高圧トランス等を小型軽量にできると共
に、マグネトロン両端の電位差に基づいて発振器
のパルス発振周波数を変更して周波数変換器の出
力周波数を変更するようにしたからマグネトロン
及び高圧トランス等に異常高電圧が誘起するのを
抑制でき、従つてマグネトロン及び高圧トランス
等の寿命を極めて長くできる。
図は本発明実施例電子レンジを示し、第1図は
回路図、第2図は要部波形図、第3図はダイオー
ドブリツジの出力側の電源電圧V−電源電流I特
性図、第4図aは上記電源電圧Vの波形図、第4
図bは上記電源電流Iの波形を一般的波形と比較
して示す図、第5図は上記電源電圧Vに対する無
安定マルチバイブレータの発振周波数の特性図で
ある。 1……マグネトロン、2……高圧電源回路、3
……高圧トランス、7……商用電源、9……無安
定マルチバイブレータ、16……ダイオードブリ
ツジ、18……インバータ、28……発振周波数
変更部。
回路図、第2図は要部波形図、第3図はダイオー
ドブリツジの出力側の電源電圧V−電源電流I特
性図、第4図aは上記電源電圧Vの波形図、第4
図bは上記電源電流Iの波形を一般的波形と比較
して示す図、第5図は上記電源電圧Vに対する無
安定マルチバイブレータの発振周波数の特性図で
ある。 1……マグネトロン、2……高圧電源回路、3
……高圧トランス、7……商用電源、9……無安
定マルチバイブレータ、16……ダイオードブリ
ツジ、18……インバータ、28……発振周波数
変更部。
Claims (1)
- 1 マイクロ波を発振するマグネトロン、該マグ
ネトロンに高電圧を供給するための高圧電源回路
をなす高圧トランス、商用交流電圧を入力して直
流電圧を出力する直流電圧電源回路、商用交流周
波数より高い周波数のパルスを発振する発振器、
上記直流電圧電源回路に接続され且つ上記高圧ト
ランスの1次側を含み、上記発振器からのパルス
に基づいて上記高圧トランスの入力周波数を上記
商用交流周波数より高い周波数とする周波数変換
器、上記マグネトロン両端の電位差を検知して上
記発振器のパルス発振周波数を変更せしめる発振
周波数変更部を備えたことを特徴とするマグネト
ロン駆動回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4885181A JPS57163949A (en) | 1981-03-31 | 1981-03-31 | Magnetron driving circuit |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4885181A JPS57163949A (en) | 1981-03-31 | 1981-03-31 | Magnetron driving circuit |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57163949A JPS57163949A (en) | 1982-10-08 |
JPH0234135B2 true JPH0234135B2 (ja) | 1990-08-01 |
Family
ID=12814759
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4885181A Granted JPS57163949A (en) | 1981-03-31 | 1981-03-31 | Magnetron driving circuit |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS57163949A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2572038B2 (ja) * | 1986-03-07 | 1997-01-16 | 三菱電機株式会社 | マグネトロン用電源装置 |
JPS62290098A (ja) * | 1987-04-24 | 1987-12-16 | 三菱電機株式会社 | マイクロ波放電光源装置 |
KR910002377B1 (ko) * | 1987-09-18 | 1991-04-20 | 가부시기가이샤 하다찌세이사구쇼 | 스위칭전원 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5747823B2 (ja) * | 1976-11-08 | 1982-10-12 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6222058Y2 (ja) * | 1980-09-01 | 1987-06-04 |
-
1981
- 1981-03-31 JP JP4885181A patent/JPS57163949A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5747823B2 (ja) * | 1976-11-08 | 1982-10-12 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57163949A (en) | 1982-10-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5082998A (en) | Switching power supply for microwave oven | |
JPH0234135B2 (ja) | ||
JPH05242962A (ja) | 電子レンジ用高周波電源装置 | |
KR100735098B1 (ko) | 전자렌지 및 그 전압제어방법 | |
JP3206478B2 (ja) | 高周波加熱装置 | |
JP2804537B2 (ja) | マグネトロン用インバータ電源 | |
JP3206498B2 (ja) | 高周波加熱装置 | |
JP3404894B2 (ja) | 高周波加熱調理器 | |
JPH0415599B2 (ja) | ||
JPH02129894A (ja) | マグネトロン用電源装置 | |
JPS625592A (ja) | 調理器 | |
JPH0528717Y2 (ja) | ||
JPH0546077B2 (ja) | ||
JPH04215287A (ja) | 高周波加熱装置 | |
JPS63308890A (ja) | 高周波加熱装置 | |
JP2523714B2 (ja) | 高周波加熱装置 | |
JPH0632293B2 (ja) | 高周波加熱装置 | |
JPH0528716Y2 (ja) | ||
JP2617911B2 (ja) | リンギング・チヨーク・コンバータ | |
JP3319882B2 (ja) | 放電灯点灯装置 | |
JPH0432191A (ja) | 高周波加熱調理装置 | |
JPH07101992B2 (ja) | インバ−タ装置 | |
JPH02129893A (ja) | マグネトロン用電源装置 | |
JPH02234386A (ja) | マグネトロン用インバータ電源の制御方式 | |
JPH04255472A (ja) | インバータ装置 |