JPH0233753Y2 - - Google Patents

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JPH0233753Y2
JPH0233753Y2 JP16155384U JP16155384U JPH0233753Y2 JP H0233753 Y2 JPH0233753 Y2 JP H0233753Y2 JP 16155384 U JP16155384 U JP 16155384U JP 16155384 U JP16155384 U JP 16155384U JP H0233753 Y2 JPH0233753 Y2 JP H0233753Y2
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looper
hole
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needle
adjustment
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案はすくい縫ミシンにおけるルーパー調整
装置に係わり、特に、針の太さに対応して該針と
ルーパーとの間隔を適正にするようにした調整装
置に関するものである。
「従来の技術」 一般に、すくい縫ミシンのルーパーは、針と該
針に挿通された糸とによつて形成されるループ内
に確実に侵入させるために、針との間隔が微小な
るようにセツトされている。
ところで、縫製地の厚さの多様化に伴い、該縫
製地の厚さに対応した針の太さの変更を余儀なく
されている。
しかしながら、このように針の太さを変更する
と、針とルーパーとの間隔が変化して両者の適正
な相対的位置関係が崩れてしまい、例えば太い針
に変更した場合には、該針とルーパーとが接触な
いしは衝突して両者に損傷を与えてしまい、ま
た、細い針に変更した場合には、針とルーパーと
が許容範囲を越えて離れてしまつて、縫目構成が
できなくなつてしまう等の不具合が生じる。
そこで従来では、第4図および第5図に示すよ
うに、すくい縫ミシンのフレーム1に、支持孔2
と、該支持孔2の内面の一部に不連続部を形成す
る切欠3と、該切欠3の隙間を狭めたり広げたり
することにより前記支持孔2の径を変化させるボ
ルト4とからなるクランプ5を設け、該クランプ
5の支持孔2内に、偏心した貫通孔6を有する調
整スリーブ7を嵌装し、該調整スリーブ7の貫通
孔6内に、ルーパー8を備えた支持軸9を回動自
在に嵌装し、前記ボルト4を緩めて調整スリーブ
7を回動させることにより、該調整スリーブ7と
貫通孔6との偏心量gを利用して前記ルーパー8
を支持軸9とともに移動させることによつて、該
ルーパー8と針10との間隙Cを調整するように
している。
「考案が解決しようとする問題点」 本考案は、前述した従来の技術における次のよ
うな問題点を解決せんとするものである。
すなわち、前述した従来の調整装置にあつて
は、ルーパー8の位置調整後において、該調整位
置にルーパー8を固定するためにボルト4を締め
付ける必要があるが、この締め付け作業時に、支
持孔2と調整スリーブ7との曲率が必しも一致し
ていないこと等に起因して両者間に若干のすべり
が生じ、前記ルーパー8の調整位置と固定位置と
の間にずれが発生してしまうといつた問題点であ
る。
そして、このような問題点を避けるためには、
微妙な締め付け操作が要求されるが、そのために
熟練者を必要とし、かつ、縫製地が変わる毎に前
記作業を行なわなければならないから、作業能率
を著しく低下させてしまうといつた問題点を惹起
する。
「問題点を解決するための手段」 本考案は前述した従来の諸問題点を有効に解決
し得るすくい縫ミシンにおけるルーパー調整装置
を提供せんとするもので、該調整装置は、すくい
縫ミシンのフレームに、偏心した貫通孔が形成さ
れた調整スリーブをその中心軸線まわりに回動可
能に装着し、該調整スリーブの貫通孔内に、ルー
パーが取り付けられた支持軸を回動自在に装着
し、かつ、前記調整スリーブとフレームとの間
に、調整スリーブの回動位置を規制する係止機構
を設けたことを特徴とする。
「作用」 本考案に係わるルーパー調整装置は、調整スリ
ーブを回動させることにより、該調整スリーブと
貫通孔との偏心量に基づき支持軸を移動させ、該
支持軸の移動によつてルーパーと針との間隔を調
整し、係止機構によつて調整スリーブとフレーム
との係脱を行なうことにより、調整スリーブとフ
レームとの嵌め合い部分の形状変化を抑えて、固
定時における調整スリーブの位置ずれを防止する
ものである。
「実施例」 以下、本考案の好適な一実施例を第1図〜第3
図に基づき説明する。
まず、本実施例の概略について説明すれば、す
くい縫いミシンのフレーム11に、偏心した貫通
孔12が形成された調整スリーブ13をその中心
軸線まわりに回動可能に装着し、調整スリーブ1
3の貫通孔12内に、ルーパー14が取り付けら
れた支持軸15を回動自在に装着し、かつ、前記
調整スリーブ13とフレーム11との間に、調整
スリーブ13の回動位置を規制する係止機構16
を設けた構成となつている。
次いでこれらの詳細について説明すれば、前記
フレーム11には、従来と同様に支持孔2、切欠
3およびボルト4からなるクランプ5が設けられ
ており、該クランプ5の支持孔2に、偏心した取
り付け孔17を備えたエキセンシヤフト18が貫
挿されている。
該エキセンシヤフト18はフレーム11から外
方へ突出させられる端部の外周面が取り付け孔1
7と同心状となるように形成されていて、その外
周面には、第3図に示すように、周方向に間隔を
おいて複数(本実施例では3個)の凹部19,1
9a,19b,19cが形成されている。
前記調整スリーブ13は、エキセンシヤフト1
8の取り付け孔17内に挿入されることによつて
前記フレーム11に取り付けられており、その一
端部がエキセンシヤフト18から突出させられ
て、該一端部とエキセンシヤフト18との間に前
記係止機構16が設けられている。
該係止機構16は、調整スリーブ13の一端部
に同心状に取り付けられる操作リング20を備え
ている。該操作リング20は、第1図に示すよう
に、半径方向に貫通して螺着された固定ボルト2
1によつて調整スリーブ13に固定されていると
ともに、一部がエキセンシヤフト18の外周面に
前記凹部19,19a,19b,19cを覆うよ
うに重畳させられており、該重畳部分に凹部19
に対向させられる孔22が形成されている。そし
て該孔22内には、該孔22と凹部19とに嵌合
して操作リング20とエキセンシヤフト18との
相対回動を拘束する球体23と、該球体23をエ
キセンシヤフト18へ向けて押圧する圧縮スプリ
ング24と、該圧縮スプリング24の離脱を防止
する押えボルト25とが装着されている。
前記支持軸15は一端部に前記調整スリーブ1
3の端面へ当接するフランジが設けられていると
ともに、調整スリーブ13およびエキセンシヤフ
ト18を貫通して他方から突出する長さに形成さ
れている。
また、前記支持軸15には、球面軸受26を構
成するケース27が一体に取り付けられている。
該ケース27には回転体28を介して揺動軸2
9が取り付けられ、該揺動軸29の先端に前記ル
ーパー14が一体に取り付けられている。
一方、第1図中符号30は針を示し、また、符
号31は針台を示すものである。
次いで、このような構成を有する本実施例のル
ーパー調整装置の操作について説明すれば以下の
とおりである。
まず、セツテイングについて説明すると、針3
0として中程の太さのものを用い、針台31上で
ルーパー14と対向する位置に停止させておく。
これより、クランプ5のボルト4を緩めてエキ
センシヤフト18を回動させることにより、取り
付け孔17の偏心量を利用して調整スリーブ1
3、支持軸15、球面軸受26、揺動軸29およ
びルーパー14を移動させて、該ルーパー14と
針30との間隔を粗調整したのちにボルト4を締
め付けてエキセンシヤフト18をフレーム11に
固定する。
次いで係止機構16の固定ボルト21を緩めて
操作リング20と調整スリーブ13とを相対回動
可能な状態としておくとともに、球体23が中央
の凹部19bに嵌合するよう操作リング20を回
転させたのにち、調整スリーブ13を回動させて
その貫通孔12の偏心量gによりルーパー14を
再度移動させ、該ルーパー14と針30との間隔
が所望量となるように本調整を行なう。そして調
整スリーブ13の回動の際中において、操作リン
グ20は前記位置に保持されている。
しかるのちに前記固定ボルト21によつて操作
リング20を調整スリーブ13に固定することに
より、セツテイングを完了する。
このようなセツテング操作の過程で、エキセン
シヤフト18の固定時に該エキセンシヤフト18
に位置ずれが生じるが、該固定操作が粗調整の段
階であるから何ら問題はなく、また、前記位置ず
れは調整スリーブ13によつて修正されて、適正
位置にセツテイングがなされる。そして調整スリ
ーブ13、エキセンシヤフト18および支持軸1
5間の嵌合部が単純な円柱状の形状であるから、
これらの径管理が容易で、嵌め合い公差を極力小
さくすることができるので、極めて正確な本調整
を行なうことができる。また、調整スリーブ13
を固定する場合にあつても、係止機構16による
係合によつて行なうものであるから、前記嵌合部
における嵌合状態を常時一定に保持して位置ずれ
の発生を防止する。
一方、針30の交換によるルーパー14の位置
調整は、操作リング20を回動させて係止機構1
6の球体23を他の凹部19aあるいは19cへ
嵌合させることによつて行なわれる。図示例で
は、太い針へ交換する場合には、第2図における
反時計方向へ回動させて球体23を凹部19aへ
嵌合させることによつて実施でき、細い針へ交換
する場合には逆の操作で実施できる。したがつ
て、ルーパー14を見ることなく容易かつ確実に
調整することができる。
そして、一旦調整したのちにあつては、球体2
3が圧縮スプリング24によつて押圧されて定位
置に保持されるから、意図的に操作リング20へ
外力を加えない限り、ルーパー14の位置ずれは
生じない。
なお、前記実施例において示した各構成部材の
諸形状や寸法等は一例であつて、設計要求等に基
づき種々変更可能である。例えば、エキセンシヤ
フト18を省略して、調整スリーブ13をフレー
ム11へ直接取り付けるようにしてもよい。但
し、この場合にはフレーム11にクランプ5を設
ける必要はない。また、前記凹部19は、交換す
る針の種類に応じて増減してもよい。
「考案の効果」 以上説明したように本考案に係わるすくい縫ミ
シンにおけるルーパー調整装置によれば、調整ス
リーブとフレームとの嵌合部分を単純形状にして
その加工精度を高めるとともに嵌め合い公差を極
力小さくし、もつて調整スリーブの位置ずれすな
わちルーパーの位置ずれを防止することができ
る。また、係止機構による係合作用によつて調整
スリーブをフレームに固定するようにしたから、
固定時における調整スリーブの位置ずれを防止
し、前記効果と相俟つて、ルーパー調整を簡便か
つ確実なものとする等優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本考案の一実施例を示すもの
で第1図は縦断面正面図、第2図は側面図、第3
図は要部の分解斜視図、第4図および第5図は従
来の一構造例を示すもので、第4図は第1図とま
た第5図は第2図と同様の図である。 11……フレーム、12……貫通孔、13……
調整スリーブ、14……ルーパー、15……支持
軸、16……係止機構、19,19a,19b,
19c……凹部、20……操作リング、21……
固定ボルト、22……孔、23……球体、24…
…圧縮スプリング、25……押えボルト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. すくい縫ミシンのフレームに、偏心した貫通孔
    が形成された調整スリーブをその中心軸線まわり
    に回動可能に装着し、該調整スリーブの貫通孔内
    に、ルーパが取り付けられた支持軸を回動自在に
    装着し、かつ、前記調整スリーブとフレームとの
    間に、調整スリーブの回動位置を規制する係止機
    構を設けて成るすくい縫ミシンにおけるルーパー
    調整装置。
JP16155384U 1984-10-25 1984-10-25 Expired JPH0233753Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16155384U JPH0233753Y2 (ja) 1984-10-25 1984-10-25

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JP16155384U JPH0233753Y2 (ja) 1984-10-25 1984-10-25

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JPS6177978U JPS6177978U (ja) 1986-05-24
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