JPH023365A - インクジエツト記録方法及びインクジエツト記録装置 - Google Patents

インクジエツト記録方法及びインクジエツト記録装置

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JPH023365A
JPH023365A JP63149876A JP14987688A JPH023365A JP H023365 A JPH023365 A JP H023365A JP 63149876 A JP63149876 A JP 63149876A JP 14987688 A JP14987688 A JP 14987688A JP H023365 A JPH023365 A JP H023365A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、疑似輪郭の発生のない、より高画質のフルカ
ラー画像を形成する新規なインクジェット記録方法及び
インクジェット記録装置に関する。
〔従来の技術〕
インクジェット記録方法は、記録ヘッドのノズルからイ
ンクの液滴を吐出させ、このインク滴を紙、布などの被
記録材に吸収させて画像等の記録を行うものであり、騒
音の発生が少なく、特別な定着処理を要することなく、
しかも高速記録、フルカラー記録の可能な記録方法であ
る。
フルカラーの記録は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)
、シアン(C)の3色またはブラック(K)を加えた4
色を減法混色することによって行う。すなわち、記録ヘ
ッドの各色に専有のノズルから3色のインクあるいはブ
ラック(K)を加えた4色のインクを、各々の色の吐出
量を制御しながら吐出し、被記録材の1画素に各々のイ
ンクを混合吸収させてフルカラーの記録を行う。
例えば、インクジェット方式のプリンタヘッド内に円筒
状の圧電素子を用いた従来のプリンタにおいて、記録紙
に印字するドツト径を変化させることによって濃度階調
を出すことができる。
一方、最大ドツトと最小ドツトとの変化率がそれほど大
きくないので、カラー自然画像を出力するには濃度域が
不足する。そこで、互いに同一色であって、低濃度のイ
ンク(淡インク)と高濃度のインク(濃インク)とを用
意し、低濃度域と高濃度域とてヘッドを切換えることに
よって濃淡インクを使い分け、必要な濃度域を確保する
ようにしている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、記録紙における所定位置に淡インクと他の色の
インクとを吐出した場合と、上記淡インクと同じ色の濃
インクと上記能の色のインクとを吐出した場合とでは、
色に違いが出るという問題が新たに起こった。
つまり、出力画像中で滑らかに色が変化している途中で
、濃淡インクの切換えを行うと、その切換え部分におい
て、疑似輪郭が生じ、不自然な画像となる。
そこで、本発明の目的は、前述した従来の問題点に鑑み
、混色によって生ずる疑似輪郭を軽減し、高品質の画像
が得られる新規なインクジェット記録方法を提供するこ
とにある。
〔問題点を解決しようとする手段〕
上記の目的は、以下の本発明によって達成される。
うちの少なくとも1色については、染料濃度の異なる複
数のインクを用いて、インクの吐出量を変化させて混色
部を含むカラー画像を形成するインクジェット記録方法
に於いて、インク吐出に係る反射濃度データを、付与さ
れるインク量の変化による画像の反射濃度の変化割合と
、一画素当り付与されるインクの総量に応じて補正する
ことを特徴とするインクジェット記録方法である。
更に本発明は、複数色のインクを用い、そのうちの少な
くとも1色については染料濃度の異なる複数のインクを
用いて、インクの吐出量を変化させることにより階調表
現を行い、混色部を含むカラー画像を形成するインクジ
ェット記録装置に於いて、所定位置に吐出するインクの
総量の情報と、前記染料濃度が異なる複数のインクのう
ちでどのインクを使用したかの情報と、インクの反射濃
度の情報とに基づいて、混色における反射濃度上昇分を
差引いた補正値を出力することを特徴とするインクジェ
ット記録装置である。
即ち、本発明は、複数色のインクを用い、その〔作用〕 本発明者は、係る疑似輪郭が発生する一因は、1画素で
の混色時に生ずるインクの溶媒量の増加に伴う各色反射
濃度の局部的な上昇現象にあることをつきとめた。
また、フルカラーのインクジェット記録方法では所定の
反射濃度を実現するために、インク吐出量等との関係か
ら同じ色のインクで濃インクと淡インクとを使い分ける
必要があり、ある反射濃度を(淡インクと濃インクの再
現濃度が重複する領域)実現するためには濃インクと淡
インクを混在させて記録している。また、この反射濃度
域においては被記録材に記録されるドツトの大きさを濃
インクでは小さく淡インクでは大きくしている。
従って、濃インクと淡インクとを混在させて実現される
画像には、濃インクの小ドツトと淡インクの大ドツトが
混在するものであり、疑似輪郭発生の原因は、この濃淡
インク間における上記反射濃度の上昇の傾向に差がある
ことによるものと考えられる。
以下、第5図を用いて上記現象について説明する。
第5図はインク吐出量と反射濃度との関係を示した図で
あり、図において、1は濃インクを単色記録した場合、
2は濃インクの吐出量に1画素当りの総インク量が紙の
最大吸収量となるよう溶媒のみを打ち重ねて記録した場
合、3は淡インクを単色記録した場合、4は2と同様淡
インクに溶媒を打ち重ねて記録した場合の、それぞれ反
射濃度とインク吐出量との関係を示す図である。
線図1と線図2あるいは線図3と線図4との比較から明
らかなように溶媒量が増すと反射濃度が上昇する傾向が
あり、さらに濃インクと淡インクとではその上昇率に差
があることが解かる。例えば、単色で記録した際に等し
い反射濃度である図中A、およびB1の場合が、溶媒量
が増すことによって図中A2およびB2て示すように変
化し、濃インクと淡インクとでは混色時、すなわち他色
インクが重なった時に反射濃度の上昇率に差が生ずるこ
とが理解される。
この溶媒量を増すと反射濃度が上昇する現象およびイン
クの濃度によって反射濃度の上昇率に差があることの原
因は以下のように考えられる。
記録されたドツトに溶媒が付加されると、ドツト径は広
がる。すなわち、被記録材のある1点に高濃度に存在し
ていた色素が増加した溶媒によりその分布が広範囲に広
がる。ところで、反射濃度は色素が有する、一種の反射
に係る強度であるから、色素の分布が広がることにより
、ある強度の色素が占める面積が増加し、従って、単位
面積当りの反射濃度は上昇することになる。濃インクの
場合、淡インクに比較してその含有色素が多いため、こ
の現象がより顕著に現われるものと考えられる。
従来は、この上昇分を考慮せずに画像処理を行っていた
ため、各色を混合した場合溶媒量が増加して、その結果
画素あたりの反射濃度に局部的上昇が生じて疑似輪郭が
発生していた。
本発明では、混色時の溶媒増加に伴う反射濃度の上昇を
考慮して、インク吐出に係る反射濃度データを補正する
ことにより画像形成時において疑似輪郭の発生を抑える
ことが可能となった。
以下、実施例に基づき本発明の詳細な説明する。
第6図は、ある色における溶媒量の増加率と溶媒が増加
することによる反射濃度の増加率との関係を表わす線図
てあり、横軸を単位面積当りの溶媒増加率X、縦軸を反
射濃度の増加率yとする。
反射濃度増加率yと溶媒増加率Xは近似的に比例関係に
あることが実験により確かめられている。従って、この
関係を式で表わすと、y=に、x        (]
、) ただし、k、:a色(Y、M、C,にのいずれか1色)
における比例定数 また、インクに含まれる染料(溶質)の割合は微少なも
のであるから、溶媒量を吐出インク量で近似すれば、溶
媒増加率Xは以下のように表わされる。
x −CX5o   X−o)/ Xho    (2
)ただし、XIO・単位面積当りの総インク吐出量X、
。:単位面積当りのa色のインク吐出量 さらに、反射濃度増加率は以下のように表わされる。
y =  (y −+   y −o)  / y −
o    (3)ただし、yi+:ys。が溶媒の影響
を受は上昇した時の反射濃度 y、。=a色における単色印字時の反射濃度 (1)式、(2)式および(3)式から、(yl−ym
o)/yso = L(Xao−X、o)/Xio (
4)となる。ところで、実際に記録される画像の反射濃
度は、溶媒増加の影響によって反射濃度が上昇したもの
であるから、逆に反射濃度y、の記録画像を得るために
は、記録ヘッドを駆動するヘッド駆動回路へ入力する反
射濃度データはy、。であることが必要となる。
すなわち、所望する反射濃度y1は、以下に示す式によ
って補正した値ya+  (y、。)をヘッド駆動回路
への入力データとすることによって実現される。すなわ
ち(4)式を変形して、y、+  (y、o)=ym+
/fk、(x、o−x、o)/x、o+月 (5)(5
)式において、Xho=Qh +  xio=Qa I
  ’Ys=D、とすれば、(5)式は以下のように表
わされる。
Da′=Da/{Ka(Qs = D、/[k、(Q、
−Q、)/Q、+H(6)ただし、D、はa色における
従来の入力信号、すなわち補正前の反射濃度、D6′は
補正後の入力反射濃度、Q3は1画素あたりの吐出イン
ク量の総和、Qfiはa色のインク吐出量である。
第1図は、本発明の一実施例を示す画像処理回路図であ
る。
この実施例は、説明を簡単にするために、シアン、マゼ
ンタ、イエローの3色のうち、マゼンタのみ濃淡インク
を使用し、シアン、イエローについては濃度が1種類の
インクを使用するインクジェット記録装置を示すもので
ある。
この実施例は、画像データを記憶するRメモリ11、G
メモリ12.Bメモリ139画像データを反射濃度値に
変換するLog  ROM14と、反射色濃度値を色補
正するマスクROM15と、OD値補正手段20と、色
補正された反射濃度値をヘッドにかける電圧値に変換す
るシアン用ODV  ROM31.マゼン9用0D−V
  ROM32、イエロー用0D−V  ROM33と
、シアン用ヘッドの印加電圧Vcとイエロー用ヘッドの
印加電圧vyとを加算する加算器34と、ヘッドドライ
バ40とを有する。
OD値補正手段20は、所定位置に吐出するインクの総
量の情報と、同一色のインクであって染料濃度の異なる
複数のインクのうちでどのインクを使用したかの情報と
、インクの反射濃度の情報とに基づいて、混色における
反射濃度上昇分を差引いた補正値を出力する手段の一例
である。
次に、上記実施例の動作について説明する。
まず、R,G、Bメモリ11,12.1’3に記憶され
た画像データは、Log  ROM14において反射濃
度値C,M、Yとなり、マスクROM15によって色補
正を受け、C’ 、M’ 、Y’ と濃淡信号(マゼン
タのインクとして濃インク、淡インクのいずれを使用す
るかを示す信号)とを出力する。色補正された反射濃度
値c’ 、y’ は、それぞれ、0D−V  ROM3
1.33によって電圧値に変換され、これらの変換され
た電圧Vc、Vyは加算器34によって加算され、この
加算された結果VcyはOD値補正手段20に入力され
る。
OD値補正手段20は、ROMで構成され、上記濃淡信
号と、色補正された反射濃度値M′と加算器34の出力
信号とを入力し、これらの情報に基づいて、補正値M’
が出力され、この補正値M#が電圧値に変換される。こ
のようにして、電圧値Vc、Vm、Vyがヘッドドライ
バ40に送られ、図示しないヘッドを駆動してインクを
吐出する。
ところで、ヘッドにかかる電圧値とインク溶媒量の関係
は比例関係にあり、最小ドツトが出る25Vでのインク
溶媒量を1としたときに、最大ドツトが出る75Vでの
インク溶媒量が3となる。
従って、電圧値をV(■は25〜75)としたときのイ
ンク吐出量X。は以下の(7)式で表わされる。
Xo= (V−25) x  2/(75−25)+1
   (7)(7)式からインク溶媒量を求め、(2)
式から溶媒増加率を求め、(1)式から反射濃度増加率
を求めることができるので、(3)式から混色によって
上昇した反射濃度y、1を求めることができる。
従って、反射濃度V−+を得ようとするには、反射濃度
yaoのインク量を吐出すれば良い。
k、の求め方については後述する。
上記実施例の場合、たとえばマゼンタ、イエロー混色時
におけるマゼンタの補正係数を求める時に必要なのは、
マゼンタの反射濃度の情報と、マゼンタの濃、淡インク
のどちらを吐出するかの情報と、マゼンタとイエローの
補正前の駆動電圧値であり、これらの情報からマゼンタ
の補正反射濃度値を出力するROMテーブルを作成する
ことができる。
第2図は、上記実施例において、OD値補正手段20の
一例であるOD値補正ROMにテーブルを書込む動作を
示すフローチャートである。
このフローチャートにおいてK(0)はマゼンタ淡イン
クでのOD値上昇係数であり、K(1)はマゼンタ濃イ
ンクでのOD値上昇係数てあり、ODV (M’ )は
、マゼンタの反射濃度を電圧値へ変換するテーブルであ
り、tab(M′VCy、Msel)は、OD値補正R
OMへの書込みデータである。なお、マゼンタの濃淡を
示す濃淡信号M s e ]は通常、Oまたは1てあり
、Vcyは50〜150であり、M′は0.01〜1.
27の間で変化する。
まず、濃淡インクのうち淡インクについてテーブルを作
成する(Sl)。この場合、マゼンタ淡インクでのOD
値上昇係数をKaとしくS3)、Vcyを50にセラ1
−L(S4)、マゼンタの反射濃度値M′をo、oiに
セットしくS6)、S8に進む。
このS8において、(7)式に基づいて、シアロ ン、マゼンタの2色分の和x c4M、、を求め、マゼ
ンタの反射濃度値M′から、テーブルを参照して電圧値
Vmを求め、XM、。、x、yを求めた後に、テーブル
tab (M’ 、Vcy、Msel)に基づいてVM
、l(DM   )を求める。そしてM′を0.01イ
ンクリメントしくS9)、上記S8の動作を繰返す。こ
の場合、M′が1.27以上になればVcyを1インク
リメントしくS 10)、上記動作を繰返す。なお、V
cyが150以上になれば(S5)、Mselを1イン
クリメントしくS 11) 、上記動作を繰返す。
上記実施例はマゼンタのみに濃淡インクを使用する場合
であるが、シアンまたはイエローに濃淡インクを使用す
る場合も同様であり、また、シアン、マゼンタ、イエロ
ーのうち複数色が濃淡インクを採用する場合も同様に説
明することができる。
第3図は本実施例に係る画像処理回路を示している。
第3図において、5は入力されたR、G、B信号のマス
キングを行うマスキング回路、10はマスキング回路か
らのD ’1’Q+ D MO+ D co倍信号共通
成分である無彩色成分Kを取り出し、D YO+D M
 O+  D CO信号からD yo  +  Dyo
  +  Dc。
DKo の各信号を得る下色除去回路である。各反射濃
度信号に基づいて記録を行うインクの濃度を選定するイ
ンク濃度選定回路、7はインク濃度選定回路6から各色
の反射濃度信号り、、、D、、。
DC7DKに応じて各色のインク吐出量を設定する濃度
−吐出量変換回路である。
8は本発明に係る補正回路であり、インク濃度選定回路
6からの各色の反射濃度信号D7DM、DC9DKおよ
び濃度−吐出量変換回路7からの各色のインク吐出量信
号V、、V。
V、、VKに応じて前記した(6)式で示す補正式に基
づいて補正を行う。9はヘッド駆動回路であり、補正回
路8からの補正された各色の反射濃度信号DY′、DM
 、DC′、DK′により第3図に示したような関係に
基づいて記録ヘットにインク吐出量の信号を出力する。
第4図は、第3図の回路8の詳細な説明図である。
回路7にて変換されたV、、v、、vc、vkは回路8
5〜88にて式(2)の計算がなされV cmk l 
V eykl V myk l V CIIIFとζこ
各4回f?381〜84へ送られる。そこで回路6より
送られてきた反射濃度データと共に(6)式の計算が行
われ、補正値り、  、DM 、DC、DK が得られ
る。
次に、補正式(6)における比例定数に、を求めるため
の実験例を示す。
実験例1 下記組成の無色インクを作成し、そののちに染料を加え
イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの下記に示すよ
うな4色のそれぞれ濃淡インクを調整した。
無色インク 組成比 ポリエチレングリコール    10重量部インク Nα インク 染料 重量比 上記インクのうちマゼンタ濃インク(インクNα、3)
を例にとると、ピエゾジェットプリンタを使用し、マゼ
ンタ濃インクを25V、50V。
75Vの駆動電圧で記録を行った。その際、それぞれの
記録に溶媒すなわち無色インクを0■。
25V、50V、75V、7’5+50V(7)電圧で
重ねて記録を行い、得られたサンプルについて反射濃度
を測定した。
駆動電圧とインクの吐出量は比゛例関係にあるので、電
圧を吐出量に変換し、マゼンタ濃インク量Q1に対して
の溶媒量Q2の増加分Q2/Q、を計算した。すなわち
、駆動電圧25(V)のときの吐出量を1として計算し
た。また単色印字時に対する溶媒増加に伴う濃度上昇率
を算出した。この結果を表わしたのが表1である。
溶媒増加率と濃度増加率とは線形関係にあるとしたから
、表1の両者の値から最小2乗法を用いてK Mcon
eを求めるとK Me。、e=8.2となった。
尚、反射濃度の測定は、インクジェットプリンタRP−
601(キャノン製)の改造品を用いて、170dpi
の記録密度で記録した画像に対し、高速分光光度計CA
−35型(村上色彩技術研究所)を用いて行った。
表 同様にして他色のインクについての反射濃度吐出量関係
定数に8を得た。
第  2  表 上記定数を用いて、各インクにおいて本発明に係る補正
を行い、入力データD、がマゼンタ(DM)0.88.
 シアン(DC)0.45の2色混色のパッチを得た。
DMo、88は濃マゼンタインクを用い、インク量QM
は2必要である。Deo、45は淡シアンインクを用い
、QCは2である。これらを表にまとめると以下のよう
になる。
上記の値を式(6)に代入すると、 DM =0.81 し−0,44 となり、補正値DM′、DCが求まる。
入力データ(D、  )をDM’ =0.8LD   
=0.44としてパッチを得、反射濃度を測定したとこ
ろ、マゼンタ成分0,88、シアン成分0.45の所望
どおりの反射濃度が得られ、実際の画像においても疑似
輪郭は軽減され、画質が著しく向上した。
実験例2〜5 実験例1と同様の染料を用い、濃度の異なるインクを作
成し、定数k。を求めると表3のようになった。
表   3 表   4 実験例2〜5でに3を求めたインクを表4のように組み
合わせて、Y、M、C,Bkインクを用いたカラー画像
形成を行ったところ、実験例1同様、所望どおりの反射
濃度が得られ、実際の画像においても疑似輪郭は軽減さ
れ、画質が著しく向上した。
以上の説明から明らかなように、混色時の溶媒増加に伴
なう反射濃度の上昇を考慮して、インク吐出に係る反射
濃度データを補正することにより画像形成時において、
所望の反射濃度を得ることが可能となった。この結果、
疑似輪郭が軽減され画質が向上するという効果が得られ
た。
比較実験例1 実験例1の2色混色パッチを、補正を行わずに作成した
ところ、そのパッチの反射濃度は、マゼンタ成分0.9
7.  シアン成分0.46となり、所望の色よりも赤
味がかったパッチとなった。
【図面の簡単な説明】 第1図は、本発明の実施例に係る画像処理回路のブロッ
ク図、第2図は、上記実施例においてOD値補正手段の
一例であるOD値補正ROMにテーブルを書き込む動作
を示すフローチャート図、第3図は本発明の別の実施例
に係る画像処理回路のブロック図、第4図は、第3図の
補正回路の詳細説明図、第5図は、反射濃度とインク吐
出量の関係を示す図、第6図は、本発明の一実施例に係
る反射濃度増加率と溶媒増加率との関係を表わす図であ
る。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)複数色のインクを用い、そのうちの少なくとも1
    色については、染料濃度の異なる複数のインクを用いて
    、インクの吐出量を変化させて混色部を含むカラー画像
    を形成するインクジェット記録方法に於いて、 インク吐出に係る反射濃度データを、付与されるインク
    量の変化による画像の反射濃度の変化割合と、一画素当
    り付与されるインクの総量に応じて補正することを特徴
    とするインクジェット記録方法。
  2. (2)前記インク吐出に係る反射濃度データを、下記式
    に従って補正する請求項第1項のインクジェット記録方
    法。 D_a′=D_a/{K_a(Q_s−Q_a)/Q_
    a+1} 但し、a:インクの種類 K_a:aインクの反射濃度増加率−インク吐出量増加
    率関係定数 D_a:aインクにおける補正時の反射濃度 D_a′:aインクにおける補正後の反射濃度 Q_s:1画素当りの吐出インク量の総和 Q_a:1画素当りのaインクの吐出インク量
  3. (3)前記複数色のインクのうち、マゼンタインクとし
    て、染料濃度の異なる複数のインクを用いる請求項第1
    項のインクジェット記録方法。
  4. (4)前記複数色のインクのうち、シアンインクとして
    、染料濃度の異なる複数のインクを用いる請求項第1項
    のインクジェット記録方法。
  5. (5)複数色のインクを用い、そのうちの少なくとも1
    色については染料濃度の異なる複数のインクを用いて、
    インクの吐出量を変化させることにより階調表現を行い
    、カラー画像を形成するインクジェット記録装置に於い
    て、所定位置に吐出するインクの総量の情報と、前記染
    料濃度が異なる複数のインクのうちでどのインクを使用
    したかの情報と、インクの反射濃度の情報とに基づいて
    、混色における反射濃度上昇分を差引いた補正値を出力
    することを特徴とするインクジェット記録装置。
  6. (6)前記複数色のインクのうち、マゼンタインクとし
    て染料濃度の異なる複数のインクを用いる請求項第5項
    のインクジェット記録装置。
  7. (7)前記複数色のインクうち、シアンインクとして染
    料濃度の異なる複数のインクを用いる請求項第5項のイ
    ンクジェット記録装置。
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JPH09277560A (ja) * 1996-04-16 1997-10-28 Seiko Epson Corp インクジェット式記録装置
US6637850B2 (en) 1996-08-02 2003-10-28 Seiko Epson Corporation Printing system, method of recording images, and ink cartridge attachable to printing system
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