JP2002185810A - 画像処理装置、印刷制御装置、画像処理方法、および記録媒体 - Google Patents

画像処理装置、印刷制御装置、画像処理方法、および記録媒体

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JP2002185810A
JP2002185810A JP2001238097A JP2001238097A JP2002185810A JP 2002185810 A JP2002185810 A JP 2002185810A JP 2001238097 A JP2001238097 A JP 2001238097A JP 2001238097 A JP2001238097 A JP 2001238097A JP 2002185810 A JP2002185810 A JP 2002185810A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像データを画質の悪化を招くことなく迅速
に色変換する。 【解決手段】 第1の表色系による第1の画像データ
を、第2の表色系による第2の画像データに色変換する
に際して、先ず、複数の隣接する所定数の画素をブロッ
クにまとめる。次いで、各画素間での前記第1の画像デ
ータの階調差に関する情報たるブロック情報を検出し、
該ブロック内の各画素間での階調差の大小を、該ブロッ
ク情報に基づいて判断する。そして、階調差の小さなブ
ロックについては各画素を区別することなく色変換を行
う。各画素を区別することなく色変換すれば、迅速に色
変換することができる。一方、階調差の大きなブロック
については、該ブロックを構成する画素毎に色変換を行
うことによって、画質の悪化を回避する。こうすれば、
画質を悪化させることなく、迅速に色変換することが可
能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、カラー画像デー
タを迅速に色変換する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】カラープリンタや液晶表示装置などの画
像表示装置を用いれば、カラー画像データに基づいてカ
ラー画像を表示することが可能であり、これら画像表示
装置はコンピュータなどの各種画像機器の出力装置とし
て広く使用することができる。
【0003】これらの画像表示装置では、予め定められ
た基本となる複数の色を組合せることによって種々の色
彩を表現している。本明細書では、このような基本とな
る色を基本色と呼ぶ。また、カラー画像を表示するため
には、表示しようとする画像を画素と呼ばれる複数の小
さな領域に細分し、前記基本色を組み合わて各画素の色
彩を表現する。こうして各画素の色彩を表現することに
よって、全体としてカラー画像を表示することができ
る。画像表示装置には、このように各画素毎に基本色の
階調値の組合せを対応付けたカラー画像データが供給さ
れる。
【0004】ここで、カラー画像データを表現している
前記基本色と、画像表示装置がカラー画像を表示するた
めに使用する前記基本色とが異なっている場合がある。
例えば、供給されるカラー画像データが、光の三原色、
すなわち赤色(R),緑色(G),青色(B)の3色の
組合せによって表現されており、一方、画像表示装置で
は、いわゆるインクの三原色、すなわちシアン色
(C),マゼンタ色(M),イエロ色(Y)の3色の組
合せによって表現されている場合である。このような場
合には、R,G,B各色の階調値で表現されたカラー画
像データを、C,M,Y各色の階調値による表現形式に
変換しなければならない。また、画像データも画像表示
装置もいずれもR,G,B各色の組合せによってカラー
画像を表現している場合でも、画像データと画像表示装
置とで、R,G,Bの色が少しずつ異なっている場合も
ある。このような場合にも、正しい色のカラー画像を表
示するためには、画像データを画像表示装置で用いられ
るR,G,B各色の組合せによる画像データに変換しな
ければならない。このように、カラー画像データを、異
なる基本色の組合せによる画像データに変換する処理は
色変換処理と呼ばれる。前述したようにカラー画像デー
タは、各基本色の階調値を画素毎に対応付けることによ
って表現されているから、色変換処理は、これら各基本
色の階調値の組合せを、異なる基本色による階調値の組
合せに画素毎に変換することによって行われる。
【0005】一方、これら画像表示装置では、より高画
質の画像を表示可能とするために、画像あたりの画素数
が次第に増加する傾向にある。画素数が多くなれば、画
像をより細かい領域に分割して表現することができるの
で、個々の画素がそれだけ目立ち難くなり、高画質の画
像を表現することが可能である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、色変換処理は
画素毎に行われるため、画素数が増加すると、画像デー
タの色変換を行うために必要な時間が長くなるという問
題がある。色変換に時間がかかれば、画像を迅速に表示
することは困難である。
【0007】この発明は、従来技術における上述の課題
を解決するためになされたものであり、画像あたりの画
素数が増加しても迅速に色変換することが可能な技術の
提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】上
述の課題の少なくとも一部を解決するため、本発明の画
像処理装置は、次の構成を採用した。すなわち、第1の
表色系による第1の画像データを、第2の表色系による
第2の画像データに色変換する画像処理装置であって、
複数の隣接する所定数の画素をブロックにまとめるとと
もに、各画素間での前記第1の画像データの階調差に関
する情報たるブロック情報を検出するブロック情報検出
手段と、前記ブロック内の各画素間での階調差の大小
を、前記検出したブロック情報に基づいて判断し、該階
調差が大きいと判断したブロックについては、該ブロッ
クを構成する画素毎に色変換を行う第1の色変換手段
と、該階調差が小さいと判断したブロックについては、
該ブロックを構成する各画素を区別することなく色変換
を行う第2の色変換手段と、を備えることを要旨とす
る。
【0009】また、上記の画像処理装置に対応する本発
明の画像処理方法は、第1の表色系による第1の画像デ
ータを、第2の表色系による第2の画像データに色変換
する画像処理方法であって、(A)複数の隣接する所定
数の画素をブロックにまとめる工程と、(B)該ブロッ
ク内の各画素間での前記第1の画像データの階調差に関
する情報たるブロック情報を検出する工程と、(C)前
記ブロック内の各画素間での階調差の大小を、前記検出
したブロック情報に基づいて判断して、該階調差が大き
いと判断したブロックについては、該ブロックを構成す
る画素毎に色変換を行う工程と、該階調差が小さいと判
断したブロックについては、該ブロックを構成する各画
素を区別することなく色変換を行う工程とを備えること
を要旨とする。
【0010】かかる画像処理装置および画像処理方法に
おいては、前記ブロック内での前記第1の画像データの
階調差に関する情報を検出し、検出したブロック情報に
基づいて、該ブロックが次のいずれの類のブロックであ
るかを判断する。すなわち、ブロックを構成する各画素
間での階調差が大きな類のブロックであるか、階調差の
小さな類のブロックであるかを判断する。次いで、該階
調差の大きなブロックであると判断したブロックについ
ては、該ブロックを構成する画素毎に色変換を行い、該
階調値の小さなブロックであると判断したブロックにつ
いては、該ブロックを構成する各画素を区別することな
く色変換を行う。
【0011】ブロック内での画像データの階調差が小さ
いブロックについては、各画素間で画像データの違いは
さほど大きくないと考えられるので、こうして各画素を
まとめて色変換しても、それほど画質が悪化することは
ない。一方、ブロック内での画像データの階調差が大き
いブロックについては、ブロック内の画素毎に色変換を
行う。こうして画素毎に色変換すれば、例え、ブロック
内での第1の画像データの階調差が大きい場合にも、画
質を悪化させることなく適切に色変換することができ
る。このように、前記ブロック内での前記第1の画像デ
ータの階調差に関する情報を検出し、検出したブロック
情報に基づいて、ブロック内での第1の画像データの階
調差を検出して適切に色変換を行うことで、画質を維持
したまま迅速に色変換することが可能となる。
【0012】尚、かかるブロック情報としては、例えば
ブロック内の各画素の画像データを解析して、検出した
階調差を用いることができる。あるいは、画像作成用の
アプリケーションプログラムを用いて画像データを作成
する場合などには、輪郭線に囲まれた内部を塗りつぶし
た領域を記憶しておくとともに、前記ブロックの位置に
関する情報を前記ブロック情報として検出し、該ブロッ
クが前記領域に含まれるか否かを判断することとしても
よい。
【0013】こうした画像処理装置および画像処理方法
においては、前記ブロック情報として、前記ブロックを
構成する各画素間での前記第1の画像データの階調差を
検出するとともに、前記検出した階調差が所定値を越え
る場合には、前記ブロックを構成する画素毎に色変換を
行い、逆に、該検出した階調差が前記所定値に満たない
場合に、前記ブロックを構成する各画素を区別すること
なく色変換を行うこととしてもよい。
【0014】かかる画像処理装置および画像処理方法に
おいては、ブロック内での画像データの階調差が所定値
に満たない場合には、各画素をまとめて色変換しても、
それほど画質が悪化することはなく、一方、ブロック内
での画像データの階調差が所定値を越える場合には、ブ
ロック内の画素毎に色変換を行うことで、画質を悪化さ
せることなく適切に色変換することができる。こうし
て、ブロック内の各画素についての階調差と所定値とを
比較した結果に基づき、適切な方法を用いていろ変換を
行えば、画質をより確実に維持したまま、迅速に色変換
することが可能となる。
【0015】かかる画像処理装置においては、前記第1
の表色系の各色による階調値の組合せと、前記第2の表
色系の各色による階調値の組合せとを対応付けた色変換
テーブルを記憶しておき、かかる色変換テーブルを参照
して色変換を行うこととしてもよい。色変換テーブルを
参照して、第1の画像データを第2の画像データに色変
換すれば、迅速に色変換することができるので好適であ
る。
【0016】かかる画像処理装置においては、前記ブロ
ック内で所定の位置関係にある画素の組を予め選択して
おき、前記第1の画像データの階調差として、かかる画
素間での前記第1の画像データの階調差を検出すること
としてもよい。
【0017】こうすれば、予め適切な画素の組を選択し
ておき、該画素間での画像データの階調差を検出するこ
とによって、前記ブロック内での階調差を簡便に検出す
ることができるので好適である。
【0018】かかる画像処理装置においては、前記第1
の画像データの階調差として、前記ブロック内における
前記第1の画像データの最大値と最小値との差を検出す
ることとしてもよい。
【0019】ブロック内の画像データの最大値および最
小値は比較的容易に検出することができるので、こうす
れば前記ブロック内での画像データの階調差を簡便に検
出することが可能となって好適である。
【0020】かかる画像処理装置においては、ブロック
内の各画素をまとめて色変換する場合に、該ブロック内
の各画素についての前記第1の画像データの平均値を算
出し、該算出した平均値に基づいて色変換することとし
てもよい。こうしてブロック内の各画素についての画像
データの平均値に基づいて色変換すれば、各画素を適切
な画像データに色変換することができるので好ましい。
【0021】かかる画像処理装置においては、ブロック
内の各画素をまとめて色変換する場合に、前記ブロック
内の所定位置にある画素の前記第1の画像データに基づ
いて色変換してもよい。
【0022】ブロック内の各画素をまとめて色変換する
場合は、ブロック内の第1の画像データの階調差が小さ
い場合であるから、かかる場合は、該ブロック内の任意
の画素の画像データで他の画素の画像データを代用して
も、さほど大きな誤差は生じない。従って、ブロック内
の各画素を、該ブロック内の所定位置にある画素の画像
データに基づいて色変換すれば迅速にいろ変換すること
が可能となり、また、さほど画質を悪化させることがな
い。
【0023】上述の画像処理装置においては、互いに隣
接する縦横2列の画素をブロックとしてまとめ、該ブロ
ックについて上述の各種処理を行うこととしてもよい。
【0024】縦横2列に並んだ4つの画素をブロックと
してまとめれば、第1の画像データが縦横いづれの方向
に変化する場合にもかかる変化を検出して適切に色変換
処理を行うことができるので好適である。
【0025】また、印刷媒体上にインクドットを形成し
て画像を印刷する印刷部に対して、ドットの形成を制御
するための印刷データを出力することにより、該印刷部
を制御する印刷制御装置においては、本発明の画像処理
装置を好適に適用することができる。すなわち、上述の
印刷制御装置は、第1の表色系による第1の画像データ
を第2の表色系による第2の画像データに色変換し、該
得られた第2の画像データをドットの形成有無による表
現形式の印刷データに変換するとともに、印刷媒体上に
該第2の表色系の各色によるインクドットを形成して画
像を印刷する印刷部に、該印刷データを供給することに
よって、該印刷部を制御する印刷制御装置であって、前
記第1の画像データを前記第2の画像データに色変換す
る色変換手段と、前記第2の画像データに基づいて、画
素毎に前記ドットの形成の有無を判断するドット形成判
断手段と、前記ドット形成有無の判断結果を、前記印刷
データとして前記印刷部に供給する印刷データ供給手段
とを備えるとともに、前記色変換手段は、複数の隣接す
る所定数の画素をブロックにまとめるとともに、各画素
間での前記第1の画像データの階調差に関する情報たる
ブロック情報を検出するブロック情報検出手段と、前記
ブロック内の各画素間での階調差の大小を、前記検出し
たブロック情報に基づいて判断し、該階調差が大きいと
判断したブロックについては、該ブロックを構成する画
素毎に色変換を行う第1の色変換手段と、該階調差が小
さいと判断したブロックについては、該ブロックを構成
する各画素を区別することなく色変換を行う第2の色変
換手段と、を備えることを要旨とする。
【0026】本発明の画像処理装置は、画質を維持した
まま迅速に色変換することができるので、かかる印刷制
御装置に上述の画像処理装置を適用すれば高画質の画像
を迅速に印刷することが可能となって好適である。
【0027】また、本発明は、上述した画像処理方法を
実現するプログラムをコンピュータに読み込ませ、コン
ピュータを用いて実現することも可能である。従って、
本発明は次のような記録媒体としての態様も含んでい
る。すなわち、上述の画像処理方法に対応する本発明の
記録媒体は、第1の表色系による第1の画像データを、
第2の表色系による第2の画像データに色変換する方法
を実現するプログラムを、コンピュータで読みとり可能
に記録した記録媒体であって、(A)複数の隣接する所
定数の画素をブロックにまとめる機能と、(B)該ブロ
ック内の各画素間での前記第1の画像データの階調差に
関する情報たるブロック情報を検出する機能と、(C)
前記ブロック内の各画素間での階調差の大小を、前記検
出したブロック情報に基づいて判断して、該階調差が大
きいと判断したブロックについては、該ブロックを構成
する画素毎に色変換を行う機能と、(D)該階調差が小
さいと判断したブロックについては、該ブロックを構成
する各画素を区別することなく色変換を行う機能とを実
現するプログラムを記録していることを要旨とする。
【0028】かかる記録媒体に記録されているプログラ
ムをコンピュータに読み込ませ、該コンピュータを用い
て上述の各種機能を実現すれば、画質を維持したまま、
画像データを迅速に色変換することが可能となる。
【0029】
【発明の実施の形態】本発明の作用・効果をより明確に
説明するために、本発明の実施の形態を、次のような順
序に従って以下に説明する。 A.実施の形態: B.装置構成: C.画像データ変換処理の概要: D.色変換処理: E.変形例:
【0030】A.実施の形態:図1を参照しながら、本
発明の実施の形態について説明する。図1は、印刷シス
テムを例にとって、本発明の実施の形態を説明するため
の説明図である。本印刷システムは、画像処理装置とし
てのコンピュータ10と、カラープリンタ20等から構
成されている。コンピュータ10は、デジタルカメラや
カラースキャナなどの画像機器からRGBカラー画像の
階調画像データを受け取ると、該画像データを、カラー
プリンタ20が形成可能なCMY各色ドットの形成有無
により表現された印刷データに変換する。かかる画像デ
ータの変換は、プリンタドライバ12と呼ばれる専用の
プログラムを用いて行われる。尚、RGBカラー画像の
階調画像データは、各種アプリケーションプログラムを
用いてコンピュータ10で作成することもできる。
【0031】プリンタドライバ12は、解像度変換モジ
ュール,色変換モジュール,階調数変換モジュール,イ
ンターレースモジュールといった4つのモジュールから
構成されている。各モジュールの機能については後述す
るが、おおまかには次のような処理を行う。解像度変換
モジュールは、画像データの解像度をカラープリンタ2
0が画像を印刷する際の解像度に変換するモジュールで
ある。色変換モジュールは、RGB各色の階調画像デー
タをカラープリンタ20がドットを形成可能なCMY各
色による階調画像データに変換する。色変換は、RGB
各色の階調値の組合せと、CMY各色の階調値の組合せ
とを対応付けて記憶した数表を参照することによって行
われる。このような数表は色変換テーブル(LUT)と
呼ばれる。階調数変換モジュールは、CMY階調画像デ
ータをドット形成の有無による表現形式のデータに変換
し、インターレースモジュールは、カラープリンタ20
がドットを形成する順番を考慮して、階調数変換モジュ
ールで変換したデータの順序を並べ換える。こうして、
得られた印刷データをカラープリンタ20に供給する
と、カラープリンタ20は印刷媒体上に各色のインクド
ットを形成してカラー画像を印刷する。
【0032】図示するように、本発明の色変換モジュー
ルは、解像度変換済みのデータを受け取ると、所定数の
複数画素を1つのブロックにまとめた後、ブロック内に
画像のエッジ部分があるか否かを判断する。画像のエッ
ジ部分とは、画素間で画像データの階調値が所定値以上
隔たっている部分を言う。例えば、表現しようとしてい
る画像の中に表された物の輪郭部分では、色相や明るさ
が大きく変化しており、このような部分が画像のエッジ
部分となる。本発明の色変換モジュールは、ブロック内
の各画素の階調値に基づいて、エッジ部分が存在するか
否かを判断する。
【0033】ブロック内に画像のエッジ部分が存在して
いる場合には、画素毎にLUTを参照しながら色変換を
行い、ブロック内にエッジ部分が存在していない場合に
は、ブロックをまとめて一度に色変換してしまう。エッ
ジ部分が存在しているブロックをまとめて色変換すると
エッジがぼやけてしまうが、こうしてエッジ部分が存在
しているブロックでは画素毎に色変換を行うので、エッ
ジがぼやけてしまうことがない。エッジでない部分で
は、ブロックにまとめられた複数画素を一度に色変換す
るので、迅速に色変換することができる。また、エッジ
部分が存在しないブロックでは、ブロック内の各画素の
RGB階調データはほぼ同じ値であり、従ってほぼ同じ
CMY階調データに色変換されるので、ブロック内の複
数画素をまとめて色変換しても変換精度はほとんど低下
することはない。
【0034】このように、所定数の複数画素をブロック
にまとめて、ブロック内にエッジ部分があれば画素毎に
色変換を行い、ブロック内のエッジ部分が存在しなけれ
ばブロックをまとめて色変換することによって、画質を
維持したまま変換速度を向上させることができる。以
下、このように色変換を行う画像データの変換方法につ
いて、実施例に基づき詳細に説明する。
【0035】B.装置構成:図2は、本実施例の画像処
理装置としてのコンピュータ100の構成を示す説明図
である。コンピュータ100は、CPU102を中心
に、ROM104やRAM106などを、バス116で
互いに接続して構成された周知のコンピュータである。
【0036】コンピュータ100には、フレキシブルデ
ィスク124やコンパクトディスク126のデータを読
み込むためのディスクコントローラDDC109や、周
辺機器とデータの授受を行うための周辺機器インターフ
ェースP・I/F108、CRT114を駆動するため
のビデオインターフェースV・I/F112等が接続さ
れている。P・I/F108には、後述するカラープリ
ンタ200や、ハードディスク118等が接続されてい
る。また、デジタルカメラ120や、カラースキャナ1
22等をP・I/F108に接続すれば、デジタルカメ
ラ120やカラースキャナ122で取り込んだ画像を印
刷することも可能である。また、ネットワークインター
フェースカードNIC110を装着すれば、コンピュー
タ100を通信回線300に接続して、通信回線に接続
された記憶装置310に記憶されているデータを取得す
ることもできる。
【0037】図3は、第1実施例のカラープリンタ20
0の概略構成を示す説明図である。カラープリンタ20
0はシアン,マゼンタ,イエロ,ブラックの4色インク
のドットを形成可能なインクジェットプリンタである。
もちろん、これら4色のインクに加えて、染料濃度の低
いシアン(淡シアン)インクと染料濃度の低いマゼンタ
(淡マゼンタ)インクとを含めた合計6色のインクドッ
トを形成可能なインクジェットプリンタを用いることも
できる。もちろん、暗いイエロインクを更に加えた合計
7色のインクドットを形成可能なインクジェットプリン
タを使用してもよい。尚、以下では場合によって、シア
ンインク,マゼンタインク,イエロインク,ブラックイ
ンク,淡シアンインク,淡マゼンタインク,暗いイエロ
インクのそれぞれを、Cインク,Mインク,Yインク,
Kインク,LCインク,LMインク,DYインクと略称
するものとする。
【0038】カラープリンタ200は、図示するよう
に、キャリッジ240に搭載された印字ヘッド241を
駆動してインクの吐出およびドット形成を行う機構と、
このキャリッジ240をキャリッジモータ230によっ
てプラテン236の軸方向に往復動させる機構と、紙送
りモータ235によって印刷用紙Pを搬送する機構と、
ドットの形成やキャリッジ240の移動および印刷用紙
の搬送を制御する制御回路260とから構成されてい
る。
【0039】キャリッジ240には、Kインクを収納す
るインクカートリッジ242と、Cインク,Mインク,
Yインクの各種インクを収納するインクカートリッジ2
43とが装着されている。キャリッジ240にインクカ
ートリッジ242,243を装着すると、カートリッジ
内の各インクは図示しない導入管を通じて、印字ヘッド
241の下面に設けられた各色毎のインク吐出用ヘッド
244ないし247に供給される。各色毎のインク吐出
用ヘッド244ないし247には、48個のノズルNz
が一定のノズルピッチkで配列されたノズル列が1組ず
つ設けられている。
【0040】制御回路260は、CPU261とROM
262とRAM263等から構成されており、キャリッ
ジモータ230と紙送りモータ235の動作を制御する
ことによってキャリッジ240の主走査と副走査とを制
御するとともに、コンピュータ100から供給される印
刷データに基づいて、各ノズルから適切なタイミングで
インク滴を吐出する。こうして、制御回路260の制御
の下、印刷媒体上の適切な位置に各色のインクドットを
形成することによって、カラープリンタ200はカラー
画像を印刷することができる。
【0041】尚、各色のインク吐出ヘッドからインク滴
を吐出する方法には、種々の方法を適用することができ
る。すなわち、ピエゾ素子を用いてインクを吐出する方
式や、インク通路に配置したヒータでインク通路内に泡
(バブル)を発生させてインク滴を吐出する方法などを
用いることができる。また、インクを吐出する代わり
に、熱転写などの現象を利用して印刷用紙上にインクド
ットを形成する方式や、静電気を利用して各色のトナー
粉を印刷媒体上に付着させる方式のプリンタを使用する
ことも可能である。
【0042】更には、吐出するインク滴の大きさを制御
したり、あるいは一度に複数のインク滴を吐出して、吐
出するインク滴の数を制御することにより、印刷用紙上
に形成されるインクドットの大きさを制御可能な、いわ
ゆるバリアブルドットプリンタを使用することもでき
る。
【0043】以上のようなハードウェア構成を有するカ
ラープリンタ200は、キャリッジモータ230を駆動
することによって、各色のインク吐出用ヘッド244な
いし247を印刷用紙Pに対して主走査方向に移動さ
せ、また紙送りモータ235を駆動することによって、
印刷用紙Pを副走査方向に移動させる。制御回路260
は、印刷データに従って、キャリッジ240の主走査お
よび副走査を繰り返しながら、適切なタイミングでノズ
ルを駆動してインク滴を吐出することによって、カラー
プリンタ200は印刷用紙上にカラー画像を印刷してい
る。
【0044】C.画像処理の概要:図4は、本実施例の
画像処理装置としてのコンピュータ100が、受け取っ
た画像データに所定の画像処理を加えることによって、
画像データを印刷データに変換する処理の流れを示すフ
ローチャートである。かかる処理は、コンピュータ10
0のオペレーティングシステムがプリンタドライバ12
を起動することによって開始される。以下、図4に従っ
て、本実施例の画像処理について簡単に説明する。
【0045】プリンタドライバ12は、画像処理を開始
すると、先ず初めに、変換すべきRGBカラー画像デー
タの読み込みを開始する(ステップS100)。次い
で、読み込んだ画像データの解像度を、カラープリンタ
200が印刷するための解像度に変換する(ステップS
102)。カラー画像データの解像度が印刷解像度より
も低い場合は、線形補間を行うことで隣接する画像デー
タ間に新たなデータを生成し、逆に印刷解像度よりも高
い場合は一定の割合でデータを間引くことによって、画
像データの解像度を印刷解像度に変換する。
【0046】解像度変換処理に続いて、カラー画像デー
タの色変換処理を開始する(ステップS104)。色変
換処理とは、前述したように、所定の基本色の組合せに
よって表現されている画像データを、異なる基本色の組
合せによる画像データに変換する処理である。ここで
は、R,G,Bの階調値の組み合わせによって表現され
ているカラー画像データを、C,M,Y,Kなどのカラ
ープリンタ200で使用する各色の階調値の組み合わせ
によって表現された画像データに変換する。色変換処理
は、色変換テーブル(LUT)と呼ばれる3次元の数表
を参照することによって行う。後述するように、本実施
例のプリンタドライバ12は、画素を所定数ずつまとめ
たブロック内に、画像のエッジ部分が存在するか否かに
応じて、色変換処理をブロック単位で行うか、画素毎に
行うかを切り換えることによって、画質を維持したま
ま、変換速度の高速化を実現している。
【0047】プリンタドライバ12は、色変換処理に続
いて階調数変換処理を開始する(ステップS106)。
階調数変換処理とは次のような処理である。色変換処理
によって、RGB画像データはC,M,Y,K各色の階
調データに変換されている。これら各色の階調データ
は、階調値0から255の256階調を有するデータで
ある。これに対し、本実施例のカラープリンタ200
は、「ドットを形成する」,「ドットを形成しない」の
いずれかの状態しか採り得ない。そこで、256階調を
有する各色の階調データを、カラープリンタ200が表
現可能な2階調で表現された画像データに変換する必要
がある。このような階調数の変換を行う処理が階調数変
換処理である。
【0048】こうして階調数変換処理を終了したら、プ
リンタドライバはインターレース処理を開始する(ステ
ップS108)。インターレース処理とは、ドットの形
成有無を表す形式に変換された画像データを、ドットの
形成順序を考慮しながらカラープリンタ200に転送す
べき順序に並べ替える処理である。プリンタドライバ1
2は、インターレース処理を行って最終的に得られた画
像データを、印刷データとしてカラープリンタ200に
出力する(ステップS110)。カラープリンタ200
は、印刷データに従って、各色のインクドットを印刷媒
体上に形成する。その結果、画像データに対応したカラ
ー画像が印刷媒体上に印刷される。
【0049】D.本実施例の色変換処理:図5は、本実
施例の色変換処理の流れを示すフローチャートである。
この処理は、コンピュータ100のCPU102によっ
て行われる。尚、本実施例の色変換処理では、RGB各
色の階調データを、CMYK各色の階調データに色変換
しているが、これに限定されないことは言うまでもな
い。例えば、RGB階調データをCMY各色の階調デー
タに変換したり、あるいはLCおよびLM各色の階調値
を含む各色の階調データに色変換する場合にも、同様に
適用することができる。以下、図5のフローチャートに
従って、本実施例の色変換処理について説明する。
【0050】色変換処理を開始すると、先ず初めに、隣
接する所定数の複数画素をまとめて1つのブロックを生
成する(ステップS200)。図6は、隣接する所定数
の複数画素をまとめてブロックを生成している様子を例
示した説明図である。図6(a)は、画素P00,画素P
01,画素P10,画素P11の互いに隣接する4つの画素を
まとめてブロックを形成している様子を示している。も
ちろん、縦横3列ずつの9つの画素を1つのブロックに
まとめることもできる。図6(b)は、画素P00と画素
P01との2つの画素をまとめてブロックを形成している
様子を示している。このように、1列の画素をまとめて
ブロックを形成することもできる。以下では、図6
(a)に示すように4つの画素をまとめてブロックを形
成しているものとして説明する。
【0051】ブロックを生成したら、次に、該ブロック
内の各画素のRGB画像データを読み込む(ステップS
202)。ここでは、ブロックは図6(a)に示す4つ
の画素で構成されているものとしているから、画素P0
0,画素P01,画素P10,画素P11の各画素について、
RGBの各色階調値の組を読み込むのである。以下で
は、画素P00についてのRGB各色階調値が(R00,G
00,B00)であるとする。また、画素P01についての各
色階調値が(R01,G01,B01)であり、画素P10につ
いての各色階調値が(R10,G10,B10)、画素P11に
ついての各色階調値が(R11,G11,B11)であるとす
る。
【0052】次いで、読み込んだ階調値に基づいて、ブ
ロック内の所定画素間の階調差を算出する(ステップS
204)。すなわち、図7に示すように、画素P00と画
素P01との間の階調差、画素P00と画素P10との間の階
調差、および画素P00と画素P11との間の階調差を、各
色毎にそれぞれ算出する。画素P00と画素P01との階調
差は主走査方向(図7では左右方向)への階調値の変化
量を示している。同様に、画素P00と画素P10との間の
階調差は副走査方向(図7では上下方向)への階調値の
変化量を示し、画素P00と画素P11との間の階調差は斜
め方向への変化量を示している。
【0053】こうして所定画素間の階調差を各色毎に算
出したら、算出した階調差の絶対値が所定の閾値thを
超えているか否かを判断することによって、ブロック内
にエッジが存在しているか否かを判断する(ステップS
206)。つまり、 |R00−R01|<th,|G00−G01|<th,|B00
−B01|<th、|R00−R10|<th,|G00−G10
|<th,|B00−B10|<th、|R00−R11|<t
h,|G00−G11|<th,|B00−B11|<th の9つの式がすべて成り立っていれば、そのブロック内
にはエッジは存在しないと判断する。逆に、1つでも成
り立たない式があれば、そのブロック内にはエッジが存
在していると判断する。ここで、|X|は、Xの絶対値
を示している。尚、R,G,B各色の閾値thは全て同
じ値としているが、もちろんR,G,B各色毎に最適な
閾値を設定しても構わない。こうすれば、エッジを検出
する際に、色相の違いによる視認され易さの違いを考慮
することが可能となる。
【0054】ブロック内にエッジが存在していると判断
した場合(ステップS206:yes)には、ブロック
を構成する画素毎に色変換テーブルを参照して色変換処
理を行う(ステップS208)。色変換処理については
後述する。
【0055】ブロック内にエッジが存在していないと判
断した場合(ステップS206:no)には、ブロック
内の平均階調値を各色毎に算出する(ステップS21
0)。具体的には、次式により該ブロックのR,G,B
各色についての平均階調値Rave ,Gave ,Bave をそ
れぞれ算出する。 Rave =(R00+R01+R01+R11)/4, Gave =(G00+G01+G01+G11)/4, Bave =(B00+B01+B01+B11)/4
【0056】こうして得られた各色の平均階調値による
RGB画像データ(Rave ,Gave,Bave)を色変換す
ることにより、ブロック内の各画素をまとめて色変換す
る(ステップS212)。
【0057】ここで、色変換テーブル(LUT)を参照
してRGB画像データを色変換する方法について説明す
る。図8は、色変換処理中で参照されるLUT(色変換
テーブル)を概念的に示した説明図である。画像データ
が1バイトデータであるとすると、RGB各色の階調値
は0から255の値を取りうるので、RGB画像データ
は、図8に示すように、直交3軸をそれぞれR軸,G
軸,B軸とする一辺の長さ255の立方体の内部の座標
として表すことができる。このような立方体を色立体と
呼ぶ。LUTは色立体を格子状に細分し、各格子点にC
MYKの各色の階調値を記憶した数表である。色変換処
理は、次のようにしてLUTを参照することに迅速に行
うことができる。例として、RGB画像データ(RA ,
GA ,BA)を変換する場合、先ず色立体中の座標(RA
,GA ,BA )の点Aを考え、点Aを含むような小さ
な立方体(dV)を見つけ出す。そして、この立方体の
各頂点に記憶されているC,M,Y,K各色の階調値を
読み出し、読み出した階調値から各色毎に補間演算を行
って、点AのC,M,Y,Kの各階調値を算出する。こ
のようにLUTを参照すれば、RGB画像データ(RA
,GA ,BA )を比較的容易にC,M,Y,K各色の
階調値に色変換することができる。
【0058】前述のステップS208においては、ブロ
ックを構成する各画素の画像データ(R00,G00,B0
0)、(R01,G01,B01)、(R10,G10,B10)、
(R11,G11,B11)を、それぞれにLUTを参照して
色変換する。また、ステップS212においては、ブロ
ック内の平均階調値(Rave ,Gave ,Bave )を色変
換することにより、該ブロックを構成する各画素を全て
同じ値に色変換するのである。
【0059】こうして1つのブロックについての色変換
処理を終了したら、全画素の色変換を終了したか否かを
判断し(ステップS214)、未処理の画素が無くなる
までステップS200に戻って続く一連の処理を繰り返
す。全ての画素を色変換したら、図5の色変換処理を終
了して、図4に示した画像処理に復帰する。
【0060】以上に説明した本実施例の色変換処理にお
いては、ブロック内にエッジ部分が存在しているか否か
を検出して、エッジが存在していない場合には、ブロッ
ク内の画素をまとめて色変換することによって迅速に色
変換を行う。ブロック内にエッジが存在している場合に
は、ブロック内の画素毎に色変換処理を行うことによ
り、各画素を適切に色変換することができる。こうし
て、ブロック内にエッジが存在するか否かに応じて適切
に色変換を行うことにより、画像あたりの画素数が多く
なった場合でも、画質を悪化させることなく迅速に色変
換することが可能となる。
【0061】E.変形例:上述した本実施例の色変換処
理には種々の変形例が存在する。以下、各変形例につい
て簡単に説明する。
【0062】(1)第1の変形例:図9は、第1の変形
例の色変換処理の流れを示すフローチャートである。図
5に示した上述の色変換処理では、ブロック内の所定画
素間の階調差に基づいてエッジの有無を判断していたの
に対して、第1の変形例の色変換処理は、ブロック内の
最大階調値と最小階調値との階調差に基づいてエッジの
有無を判断する部分が大きく異なっている。以下、図5
の色変換処理と異なる部分を中心に、第1の変形例の色
変換処理について、図9を参照して説明する。
【0063】第1の変形例の色変換処理を開始すると、
上述した色変換処理と同様に、隣接する所定数の複数画
素をまとめて1つのブロックを生成し(ステップS30
0)、ブロック内の各画素のRGB画像データを読み込
む(ステップS302)。
【0064】次いで、ブロック内各画素の最大階調値と
最小階調値とを、RGB各色毎に検出する(ステップS
304)。すなわち、先に読み込んだブロック内の各画
素のRGB画像データの中から、Rの最大階調値Rmax
とRの最小階調値Rmin 、Gの最大階調値Gmax とGの
最小階調値Gmin 、Bの最大階調値Bmax とBの最小階
調値Bmin とをそれぞれ検出する。
【0065】続いて、ブロック内で検出した最大階調値
と最小階調値との階調差を各色毎に算出する(ステップ
S306)。こうして得られた各色の階調差に基づい
て、ブロック内にエッジが存在するか否かを判断する
(ステップS308)。具体的には、R色についての階
調差ΔR、G色についての階調差ΔG、B色についての
階調差ΔBの値が、いずれも所定の閾値th1よりも小
さい場合には、ブロック内にはエッジは存在しないと判
断する。そうでない場合には、ブロック内にエッジが存
在すると判断する。尚、エッジの有無を判断するための
閾値th1は、各色毎に適切な閾値を用いても構わな
い。
【0066】ブロック内にエッジが存在していると判断
した場合(ステップS308:yes)には、ブロック
を構成する画素毎に色変換テーブルを参照して色変換処
理を行う(ステップS310)。一方、ブロック内にエ
ッジが存在していないと判断した場合(ステップS30
8:no)には、前述の色変換処理と同様に、ブロック
内の平均階調値を各色毎に算出し(ステップS31
2)、算出した各色の平均階調値を用いてブロック内の
各画素をまとめて色変換する(ステップS314)。
【0067】こうして1つのブロックについての色変換
処理を終了したら、全画素の色変換を終了したか否かを
判断し(ステップS316)、未処理の画素が無くなる
までステップS300に戻って続く一連の処理を繰り返
す。全ての画素を色変換したら、図5の色変換処理を終
了して、図4に示した画像処理に復帰する。
【0068】以上に説明した第1の変形例の色変換処理
においては、ブロック内の最大階調値と最小階調値とを
検出し、これらの階調差に基づいてエッジの有無を判断
している。ブロック内の最大階調値と最小階調値とはい
ずれも容易に検出することができるので、かかる方法を
用いてエッジの有無を検出することにより、より迅速に
色変換処理を行うことが可能となる。
【0069】(2)第2の変形例:上述の各種実施例に
対して、エッジの検出方法やブロック内画素をまとめて
色変換する方法を、以下に説明するように簡略化すれ
ば、更に迅速に色変換処理を行うことができる。図10
は、かかる第2の変形例の色変換処理の流れを示すフロ
ーチャートである。以下では図10を参照しながら、第
2の変形例の色変換処理について、上述の各種実施例の
処理と異なる部分を中心に説明する。
【0070】第2の変形例の色変換処理においても、色
変換処理を開始すると先ず初めに、隣接する所定数の複
数画素をまとめて1つのブロックを生成し(ステップS
400)、ブロック内の各画素のRGB画像データを読
み込む(ステップS402)。
【0071】次いで、図11に白抜きの矢印で示すよう
に、画素P00と画素P11との間の階調差、および画素P
01と画素P10との間の階調差とを、RGB各色毎に算出
する(ステップS404)。こうして2組の所定画素間
の階調差を各色毎に算出したら、算出した階調差の絶対
値と所定の閾値thとの大小関係を比較することによっ
て、ブロック内にエッジが存在しているか否かを判断す
る(ステップS406)。すなわち、図7を用いて説明
した場合と同様に、画素P00のRGB画像データを(R
00,G00,B00)として、画素P01の画像データを(R
01,G01,B01)、画素P10の画像データを(R10,G
10,B10)、画素P11の画像データを(R11,G11,B
11)として具体的に説明すれば、 |R00−R11|<th,|G00−G11|<th,|B00
−B11|<th、|R01−R10|<th,|G01−G10
|<th,|B01−B10|<th の6つの式がすべて成り立っている場合には、そのブロ
ック内にはエッジは存在しないと判断する。逆に、1つ
でも成り立たない式があれば、そのブロック内にはエッ
ジが存在していると判断する。ここで、|X|は、Xの
絶対値を示している。
【0072】ブロック内にエッジが存在していると判断
した場合(ステップS406:yes)には、ブロック
を構成する画素毎に色変換テーブルを参照して色変換処
理を行う(ステップS408)。
【0073】一方、ブロック内にエッジが存在していな
いと判断した場合(ステップS406:no)には、ブ
ロック内の所定位置にある画素の画像データを用いて、
ブロック内の各画素をまとめて色変換する(ステップS
410)。つまり、ブロック内にエッジが存在していな
い場合は、該ブロックを構成する各画素の画像データは
いずれもほぼ同じ値であると考えられる。そこで、ブロ
ック内各画素の画像データの平均階調値を各色毎に算出
する処理を省略して、その代わりにブロック内のある画
素の画像データで代用するのである。
【0074】図11で画素P00に斜線が施されているの
は、ブロック内の各画素を代表する画素として画素P00
が選択されていることを示している。ステップS410
においては、画素P00のRGB画像データ(R00,G0
0,B00)をCMYK画像データ(C00,M00,Y00,
K00)に色変換するとともに、該ブロックの他の画素も
すべて同じ値のCMYK画像データに色変換する。尚、
図11では、画素P00が予め選択されている者とした
が、もちろん他の位置にある画素を選択しても構わな
い。
【0075】こうして1つのブロックについての色変換
処理を終了したら、全画素の色変換を終了したか否かを
判断し(ステップS412)、未処理の画素が無くなる
までステップS400に戻って続く一連の処理を繰り返
す。全ての画素を色変換したら、図5の色変換処理を終
了して、図4に示した画像処理に復帰する。
【0076】以上に説明した第2の変形例の色変換処理
においては、エッジの有無を検出するために、2組の画
素の階調差を算出すれば足りるので、エッジの有無を迅
速に判断することができる。また、ブロック内にエッジ
が存在していない場合には、ブロック内の所定位置にあ
る画素の画像データを用いて、ブロック内の各画素をま
とめて色変換するので各画素の平均階調値を算出する必
要が無く、その分だけ色変換処理を迅速に行うことがで
きる。
【0077】以上、各種の実施例について説明してきた
が、本発明は上記すべての実施例に限られるものではな
く、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様で実
施することができる。
【0078】例えば、上述した実施例では、説明の煩雑
化を避けるために、RGB画像データをCMYK画像デ
ータに色変換するものとして説明したが、もちろん、C
MYKの各色にLCおよびLMを加えた各色の画像デー
タに色変換したり、あるいはCMY各色の画像データに
色変換してもよい。更には、RGB画像データを、色調
の異なるRGB画像データに色変換する場合などにも好
適に適用することができる。
【0079】また、上述の機能を実現するソフトウェア
プログラム(アプリケーションプログラム)を、通信回
線を介してコンピュータシステムのメインメモリまたは
外部記憶装置に供給し実行するものであってもよい。も
ちろん、CD−ROMやフレキシブルディスクに記憶さ
れたソフトウェアプログラムを読み込んで実行するもの
であっても構わない。
【0080】更には、画像表示装置は、必ずしも印刷媒
体上にインクドットを形成して画像を印刷する印刷装置
に限定されるものではなく、例えば、液晶表示画面上で
輝点を適切な密度で分散させることにより、階調が連続
的に変化する画像を表現する液晶表示装置であっても構
わない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す印刷システムの概略
構成図である。
【図2】本実施例の画像処理装置としてのコンピュータ
の構成を示す説明図である。
【図3】本実施例の画像表示装置としてのプリンタの概
略構成図である。
【図4】本実施例の画像処理装置で行われる画像処理の
流れを示すフローチャートである。
【図5】本実施例の色変換処理の流れを示すフローチャ
ートである。
【図6】隣接する複数画素をまとめてブロックを設定し
ている様子を例示する説明図である。
【図7】ブロック内の所定画素間の階調差を算出する様
子を示す説明図である。
【図8】色変換テーブルを参照して行う色変換処理の概
要を示す説明図である。
【図9】第1の変形例の色変換処理の流れを示すフロー
チャートである。
【図10】第2の変形例の色変換処理の流れを示すフロ
ーチャートである。
【図11】第2の変形例の色変換処理においてブロック
内のエッジを検出するとともに、ブロック内の各画素を
まとめて色変換する方法を示す説明図である。
【符号の説明】
10…コンピュータ 12…プリンタドライバ 20…カラープリンタ 100…コンピュータ 102…CPU 104…ROM 106…RAM 108…周辺機器インターフェースP・I/F 109…ディスクコントローラDDC 110…ネットワークインターフェースカードNIC 112…ビデオインターフェースV・I/F 114…CRT 116…バス 118…ハードディスク 120…デジタルカメラ 122…カラースキャナ 124…フレキシブルディスク 126…コンパクトディスク 200…カラープリンタ 230…キャリッジモータ 235…紙送りモータ 236…プラテン 240…キャリッジ 241…印字ヘッド 242,243…インクカートリッジ 244…インク吐出用ヘッド 260…制御回路 261…CPU 262…ROM 263…RAM 300…通信回線 310…記憶装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C262 AB19 BA02 BB03 BC01 BC19 DA09 EA04 EA06 FA20 5B057 CA01 CA08 CA16 CB01 CB08 CB16 CE17 CH07 DA17 DB06 DB09 DC22 DC36 5C077 LL17 LL19 MP08 PP32 PP33 PP37 PP43 PP46 PQ08 PQ18 PQ23 5C079 HB01 HB03 HB12 LA31 LB01 MA04 NA03 PA03 PA05

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の表色系による第1の画像データ
    を、第2の表色系による第2の画像データに色変換する
    画像処理装置であって、 複数の隣接する所定数の画素をブロックにまとめるとと
    もに、各画素間での前記第1の画像データの階調差に関
    する情報たるブロック情報を検出するブロック情報検出
    手段と、 前記ブロック内の各画素間での階調差の大小を、前記検
    出したブロック情報に基づいて判断し、該階調差が大き
    いと判断したブロックについては、該ブロックを構成す
    る画素毎に色変換を行う第1の色変換手段と、 該階調差が小さいと判断したブロックについては、該ブ
    ロックを構成する各画素を区別することなく色変換を行
    う第2の色変換手段と、 を備える画像処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像処理装置であって、 前記ブロック情報検出手段は、前記ブロック情報とし
    て、前記ブロックを構成する各画素間での前記第1の画
    像データの階調差を検出する手段であり、 前記第1の色変換手段は、前記検出した階調差が所定値
    を越える場合に、前記ブロックを構成する画素毎に色変
    換を行う手段であり、 前記第2の色変換手段は、前記検出した階調差が前記所
    定値に満たない場合に、前記ブロックを構成する各画素
    を区別することなく色変換を行う手段である画像処理装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の画像処理装置であって、 前記第1の表色系の各色による階調値の組合せと、前記
    第2の表色系の各色による階調値の組合せとを対応付け
    た色変換テーブルを記憶している色変換テーブル記憶手
    段を備え、 前記第1の色変換手段および前記第2の色変換手段は、
    前記色変換テーブルを参照することによって色変換を行
    う手段である画像処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の画像処理装置であって、 前記階調差検出手段は、前記第1の画像データの階調差
    として、前記ブロック内で所定の位置関係にある画素間
    での該第1の画像データの階調差を検出する手段である
    画像処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項2記載の画像処理装置であって、 前記階調差検出手段は、前記第1の画像データの階調差
    として、前記ブロック内における該第1の画像データの
    最大値と最小値との差を検出する手段である画像処理装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項2記載の画像処理装置であって、 前記第2の色変換手段は、前記ブロック内の各画素につ
    いての前記第1の画像データの平均値を算出し、該算出
    した平均値に基づいて色変換する手段である画像処理装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項2記載の画像処理装置であって、 前記第2の色変換手段は、前記ブロック内で所定位置に
    ある画素についての前記第1の画像データに基づいて色
    変換する手段である画像処理装置。
  8. 【請求項8】 請求項2記載の画像処理装置であって、 前記階調差検出手段は、互いに隣接する縦横2列の画素
    がまとめられた前記ブロックについて、該ブロック内で
    の前記第1の画像データの階調差を検出する手段である
    画像処理装置。
  9. 【請求項9】 第1の表色系による第1の画像データを
    第2の表色系による第2の画像データに色変換し、該得
    られた第2の画像データをドットの形成有無による表現
    形式の印刷データに変換するとともに、印刷媒体上に該
    第2の表色系の各色によるインクドットを形成して画像
    を印刷する印刷部に、該印刷データを供給することによ
    って、該印刷部を制御する印刷制御装置であって、 前記第1の画像データを前記第2の画像データに色変換
    する色変換手段と、 前記第2の画像データに基づいて、画素毎に前記ドット
    の形成の有無を判断するドット形成判断手段と、 前記ドット形成有無の判断結果を、前記印刷データとし
    て前記印刷部に供給する印刷データ供給手段とを備える
    とともに、 前記色変換手段は、 複数の隣接する所定数の画素をブロックにまとめるとと
    もに、各画素間での前記第1の画像データの階調差に関
    する情報たるブロック情報を検出するブロック情報検出
    手段と、 前記ブロック内の各画素間での階調差の大小を、前記検
    出したブロック情報に基づいて判断し、該階調差が大き
    いと判断したブロックについては、該ブロックを構成す
    る画素毎に色変換を行う第1の色変換手段と、 該階調差が小さいと判断したブロックについては、該ブ
    ロックを構成する各画素を区別することなく色変換を行
    う第2の色変換手段と、 を備える印刷制御装置。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の印刷制御装置であっ
    て、 前記ブロック情報検出手段は、前記ブロック情報とし
    て、前記ブロックを構成する各画素間での前記第1の画
    像データの階調差を検出する手段であり、 前記第1の色変換手段は、前記検出した階調差が所定値
    を越える場合に、前記ブロックを構成する画素毎に色変
    換を行う手段であり、 前記第2の色変換手段は、前記検出した階調差が前記所
    定値に満たない場合に、前記ブロックを構成する各画素
    を区別することなく色変換を行う手段である印刷制御装
    置。
  11. 【請求項11】 第1の表色系による第1の画像データ
    を、第2の表色系による第2の画像データに色変換する
    画像処理方法であって、 (A)複数の隣接する所定数の画素をブロックにまとめ
    る工程と、 (B)該ブロック内の各画素間での前記第1の画像デー
    タの階調差に関する情報たるブロック情報を検出する工
    程と、 (C)前記ブロック内の各画素間での階調差の大小を、
    前記検出したブロック情報に基づいて判断して、該階調
    差が大きいと判断したブロックについては、該ブロック
    を構成する画素毎に色変換を行う工程と、 該階調差が小さいと判断したブロックについては、該ブ
    ロックを構成する各画素を区別することなく色変換を行
    う工程とを備える画像処理方法。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の画像処理方法であっ
    て、 前記工程(B)は、前記各画素についての前記第1の画
    像データに基づいて、前記ブロック内での該第1の画像
    データの階調差を検出する工程であり、 前記工程(C)は、前記検出した階調差が所定値を越え
    る場合に、前記画素毎に色変換を行う工程であり、 前記工程(D)は、前記検出した階調差が前記所定値に
    満たない場合に、前記各画素を区別することなく色変換
    を行う工程である画像処理方法。
  13. 【請求項13】 第1の表色系による第1の画像データ
    を、第2の表色系による第2の画像データに色変換する
    方法を実現するプログラムを、コンピュータで読みとり
    可能に記録した記録媒体であって、 (A)複数の隣接する所定数の画素をブロックにまとめ
    る機能と、 (B)該ブロック内の各画素間での前記第1の画像デー
    タの階調差に関する情報たるブロック情報を検出する機
    能と、 (C)前記ブロック内の各画素間での階調差の大小を、
    前記検出したブロック情報に基づいて判断して、該階調
    差が大きいと判断したブロックについては、該ブロック
    を構成する画素毎に色変換を行う機能と、 (D)該階調差が小さいと判断したブロックについて
    は、該ブロックを構成する各画素を区別することなく色
    変換を行う機能とを実現するプログラムを記録した記録
    媒体。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載の記録媒体であっ
    て、 前記機能(B)は、前記各画素についての前記第1の画
    像データに基づいて、前記ブロック内での該第1の画像
    データの階調差を検出する機能であり、 前記機能(C)は、前記検出した階調差が所定値を越え
    る場合に、前記画素毎に色変換を行う機能であり、 前記機能(D)は、前記検出した階調差が前記所定値に
    満たない場合に、前記各画素を区別することなく色変換
    を行う機能である記録媒体。
  15. 【請求項15】 第1の表色系による第1の画像データ
    を、第2の表色系による第2の画像データに色変換する
    方法をコンピュータを用いて実現するためのプログラム
    であって、 (A)複数の隣接する所定数の画素をブロックにまとめ
    る機能と、 (B)該ブロック内の各画素間での前記第1の画像デー
    タの階調差に関する情報たるブロック情報を検出する機
    能と、 (C)前記ブロック内の各画素間での階調差の大小を、
    前記検出したブロック情報に基づいて判断して、該階調
    差が大きいと判断したブロックについては、該ブロック
    を構成する画素毎に色変換を行う機能と、 (D)該階調差が小さいと判断したブロックについて
    は、該ブロックを構成する各画素を区別することなく色
    変換を行う機能とを実現させるためのプログラム。
  16. 【請求項16】 請求項13に記載のプログラムであっ
    て、 前記機能(B)として、前記各画素についての前記第1
    の画像データに基づいて、前記ブロック内での該第1の
    画像データの階調差を検出する機能を実現させ、 前記機能(C)として、前記検出した階調差が所定値を
    越える場合に、前記画素毎に色変換を行う機能を実現さ
    せ、 前記機能(D)として、前記検出した階調差が前記所定
    値に満たない場合に、前記各画素を区別することなく色
    変換を行う機能を実現させるプログラム。
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