JP3028553B2 - 画像処理装置及び画像処理方法 - Google Patents

画像処理装置及び画像処理方法

Info

Publication number
JP3028553B2
JP3028553B2 JP2093710A JP9371090A JP3028553B2 JP 3028553 B2 JP3028553 B2 JP 3028553B2 JP 2093710 A JP2093710 A JP 2093710A JP 9371090 A JP9371090 A JP 9371090A JP 3028553 B2 JP3028553 B2 JP 3028553B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
signal
color difference
edge
image processing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2093710A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03291093A (ja
Inventor
安弘 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2093710A priority Critical patent/JP3028553B2/ja
Priority to US07/680,410 priority patent/US5173769A/en
Priority to DE69121276T priority patent/DE69121276T2/de
Priority to EP91303073A priority patent/EP0452066B1/en
Priority to KR1019910005611A priority patent/KR910019463A/ko
Publication of JPH03291093A publication Critical patent/JPH03291093A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3028553B2 publication Critical patent/JP3028553B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/79Processing of colour television signals in connection with recording
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/12Picture reproducers
    • H04N9/31Projection devices for colour picture display, e.g. using electronic spatial light modulators [ESLM]
    • H04N9/3191Testing thereof
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T5/00Image enhancement or restoration
    • G06T5/20Image enhancement or restoration by the use of local operators
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/46Colour picture communication systems
    • H04N1/56Processing of colour picture signals
    • H04N1/58Edge or detail enhancement; Noise or error suppression, e.g. colour misregistration correction

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、例えば入力された画像信号に所望の処理を
加えて印刷用画像信号として出力することができる画像
処理装置に関する。
[発明の概要] 本発明は、例えば入力された画像信号に所望の処理を
加えて印刷用画像信号として出力することができる画像
処理装置において、色差信号に対して画像のエッジ部を
検出するエッジ検出手段と、その検出されたエッジ部を
除いてその画像を輝度信号のレベルに応じて定まる領域
に分割する領域分割手段と、その分割された領域の夫々
においてその色差信号を平均化する領域内平均化手段と
を有し、そのエッジ部ではその色差信号をそのまま出力
し、その分割された領域では夫々その平均化された色差
信号を出力することにより、色の変化が少ない部分で顕
著な色ムラ等の原因となる映像信号のノイズを除去でき
るようにしたものである。
[従来の技術] テレビカメラ,ビデオディスク及びスチルカメラ等の
映像ソースから静止画の1フレーム分の映像信号を画像
処理装置に入力し、この画像処理装置においてその入力
映像信号に対して各種処理を施して所望の印刷用画像信
号を生成し、この印刷用画像信号をプリンタ等の印刷手
段に供給して印刷を行うようにした印刷用の静止画処理
システムが開発されている。
このような静止画は同じ画像が長時間衆目に曝され輝
度ムラ及び色ムラ等の画質劣化が動画に比べて目だつ傾
向があるため、そのような画質劣化の原因となる映像信
号のノイズを除去する必要がある。従来の画像のノイズ
除去手法としては、先ず単なるウィンドウ内の平均化及
び空間周波数領域における低域通過フィルターなどによ
る平滑化の手法がある。また、エッジなど画像の重要な
情報を損なうことなく映像信号のノイズを除去する手法
として、選択的局所平均化と微小振幅成分除去用の特殊
処理とが知られている。
選択的局所平均化とは、エッジ又は線分を検出しそれ
らが存在しないドットだけについて平均化を行う手法で
あり、汎用性を考慮して提案されたものとしては、エッ
ジを保ったスムージング(例えばCGIP,vol.9,No.4,pp.3
94−407,April 1979),反復によるノイズ除去及び局所
的画素選択によるスムージングがある。その他、特殊な
対象物への専用オペレータ的なものとして種々のアルゴ
リズムが提案されている。
微小振幅成分除去用の特殊処理とは、エッジ及び線分
等の大振幅の情報を保存し細かい信号のゆらぎを何らか
の方法で吸収してしまう手法である。例えば、ヒステリ
シス特性を作りそれによってノイズを吸収するヒステリ
シススムージング(例えばCGIP,vol.8,No.8,pp.121−12
6,August 1978),ウィンドウ内での中間値(メジア
ン)を出力するメジアンフィルター及び入力信号の振幅
に依存した座標系において低域フィルタリングを行い低
振幅成分だけを除去してしまうEフィルターなどが知ら
れている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、従来のノイズ除去手法は細かい信号の
ゆらぎを局所領域において除去するものであり、例えば
静止画像において建物の平面部や背景部の如く比較的広
い範囲で色の変化が少ない所で生じる色ムラ等の原因と
なる映像信号のノイズを除去することができない不都合
があった。
本発明は斯かる点に鑑み、色の変化が少ない部分で顕
著な色ムラ等の原因となる映像信号のノイズを除去でき
る画像処理装置を提案することを目的とする。
[課題を解決するための手段] この発明の画像処理装置は、色差信号に対して画像の
エッジ部を検出するエッジ検出手段と、上記検出された
エッジ部を除いて上記画像を輝度信号のレベルに応じて
定まる領域に分割する領域分割手段と、上記分割された
領域の夫々において上記色差信号を平均化する領域内平
均化手段とを有し、上記エッジ部では上記色差信号をそ
のまま出力し、上記分割された領域では夫々上記平均化
された色差信号を出力するようにしたものである。
また、この発明の画像処理方法は、色差信号に対して
画像のエッジ部を検出するエッジ検出ステップと、上記
検出されたエッジ部を除いて上記画像を輝度信号のレベ
ルに応じて定まる領域に分割する領域分割ステップと、
上記分割された領域の夫々において上記色差信号を平均
化する領域内平均化ステップとを有し、上記エッジ部で
は上記色差信号をそのまま出力し、上記分割された領域
では夫々上記平均化された色差信号を出力するようにし
たものである。
[作用] 斯かる本発明によれば、色差信号の変化が激しいエッ
ジ部を除いてその画像が輝度信号のレベルに応じて定ま
る1個又は複数の領域に分割され、これら各領域におい
てその色差信号が平均化される。従って、色の変化が少
ない部分において色差信号が平均化されるので、色の変
化が少ない部分の色ムラ等の原因となる映像信号のノイ
ズが除去される。
[実施例] 以下、本発明による画像処理装置の一実施例につき図
面を参照して説明しよう。本例は、電送されてきた静止
画の映像信号を処理して新聞紙面に掲載写真として印刷
するための映像信号を生成する画像処理システムに本発
明を適用したものである。
第10図はこの実施例の画像処理システムの全体の構成
を示し、この第10図において、(10)はビデオカメラ等
の撮像装置、(11)は撮像装置(10)によって撮影され
た映像を再生する映像再生装置(TVモニター)、(12)
は撮影された映像の中から所望の1画面(1フレーム分
のカラー映像信号)を電話回線又は通信衛星等を介して
送信する静止画電送機である。
(20)は静止画電送機(12)から送信された画像を受
信する静止画受信機、(21)は受信画像を表示する受信
モニターである。この静止画受信機(20)によって受信
された静止画の映像信号、即ち1フレーム分の輝度信号
Y及び色差信号C(R−Y,B−Y信号)は自動的に又は
手動操作によって適時画像処理装置(30)に供給され
る。(22)はビデオディスク装置,VTR,TV等の静止画像
信号ソースを示し、これら静止画像信号ソース(22)の
映像信号をその画像処理装置(30)に供給することもで
きる。その画像処理装置(30)は後述の如く供給された
映像信号に対して、映像信号の記憶動作,画像処理動
作,印刷用映像信号としての出力動作を行い、全体のシ
ステム上でホストコンピュータとして機能する。
(40)は制御用ディスプレイ(41),キーボード(4
2),マウス(43),処理画像モニタ(44)等からなる
コンソールを示し、オペレータはこのコンソール(40)
を介して画像処理装置(30)の各種動作を制御する。
(50)は印刷装置部を示し、画像処理装置(30)におい
て各種処理を施して得た例えばC,M,Y,K(シアン,マゼ
ンタ,イエロー,ブラック)の印刷用色信号よりなる印
刷画像データをこの印刷装置部(50)に供給して印刷を
行う。
第10図例は例えば、或るニュースを取材したときに撮
影した画像の映像信号を静止画電送機(12)及び静止画
受信機(20)を介して画像処理装置(30)に供給し、こ
の画像処理装置(30)より印刷装置部(50)に印刷用の
画像データを供給することにより、新聞社における紙面
編集システム等に有効に利用することができる。
本例の画像処理装置(30)は第11図に示す如く、各種
制御プログラムを記憶保持しているROM(31)、静止画
受信機(20)等の画像ソースから入力された画像データ
を逐次記憶するハードディスク等の入力画像メモリ(3
2)、中央処理ユニット(CPU)(33)、C,M,Y,K(シア
ン,マゼンタ,イエロー,ブラック)の各色信号に変換
された出力用画像データを記憶する出力画像メモリ、コ
ンソール(40)との信号の入出力及び画像データの入出
力等を行う入出力インターフェース部(35)等から構成
する。また、CPU(33)は動作プログラムに基づいて各
構成部分の動作制御を行うシステム制御部(33A)、各
種演算処理を行う演算処理部(33B)及びワーキングメ
モリ(主記憶装置)(33C)から構成する。
この画像処理装置(30)に入力された映像信号は通
常、入力と同時に自動的に入力画像メモリ(32)に記憶
されていく。そして、CPU(33)は必要に応じてその入
力画像メモリ(32)から画像データを読み出して、第12
図のステップ(100)〜(107)の流れに従って画像処理
を行う如くなす。この第12図の画像処理について説明す
るに、先ずCPU(33)はステップ(100)において処理対
象となる画像データを入力画像メモリ(32)からワーキ
ングメモリ(33C)にロードし、ステップ(101)におい
てコンソール(40)の制御用ディスプレイ(41)に各種
処理内容を示した処理制御用画面を例えばメニュー形式
で表示する。
オペレータが実行すべき処理内容を選択してキーボー
ド(42)又はマウス(43)から入力することにより処理
内容が決定され(ステップ(102))、ステップ(103
a)の画像変換処理、ステップ(103b)のノイズリダク
ション、ステップ(103c)の輝度調整又はステップ(10
3d)のシャープネスコントロール等から選択された処理
が実行される。ステップ(103a)の画像変換処理には入
力された原画像の拡大縮小、中心位置変更、回転及び画
サイズ変更等がある。尚、第12図例ではステップ(103
a),(103b),(103c),・・・を並列に配したが、
それらのステップを所定の順序で直列に実行するように
してもよい。
その後、上述の処理を施して得られた画像をオペレー
タが確認できるようにその画像を処理画像モニタ(44)
に表示する(ステップ(104))。更に他の処理を行う
場合には、ステップ(105)においてオペレータの操作
によってCPU(33)の動作は再びステップ(102)に戻
る。
必要な画像処理を全て終えた段階で、輝度信号Y及び
色差信号Cより形成される映像信号は印刷用にC/M/Y/K
よりなる画像データに変換され(ステップ(106))、
出力データとして出力画像メモリ(34)に記憶される
(ステップ(107))。そして、自動的に又はコンソー
ル(40)からの操作によってその画像データは印刷装置
部(50)に供給され、そのC/M/Y/Kよりなる画像データ
により1画面のカラー印刷が実行される。
次にステップ(103b)のノイズリダクションの動作に
つき詳しく説明するに、本例のノイズリダクションとは
画像の比較的広い領域で且つ色の変化が少ない領域で目
立つ色ムラ等の原因となる映像信号のノイズを除去する
ことをいう。
本例のノイズリダクションを行う場合の画像処理装置
(30)の機能ブロック図を第1図に示し、この第1図に
おいて、(71)は入力された輝度信号Yの前処理手段、
(72)は入力された色差信号C(R−Y,B−Y)の前処
理手段である。これら前処理手段(71),(72)は夫々
輝度信号Y及び色差信号Cに対して後の処理を効果的に
行うため予め一様平滑化の処理を施す。
即ち、本例では1フレーム分の画像(1画面)を第2
図に示す如く水平方向(X方向)に768ドット及び垂直
方向(Y方向)に480ドットの画素に分割し、その1画
面中の任意の画素の座標を(i,j)(0≦i≦767,0≦j
≦479)で表す。従って、例えば水平方向に相隣り合う
2個の画素P及びQの座標は夫々(i,j)及び(i+1,
j)で表すことができ、夫々の1個の画素には例えば8
ビットの輝度信号Y及び夫々8ビットの2個の色差信号
R−Y,B−Yが割り当てられている。
そして、前処理手段(71)においては、第3図Aに示
す如く、処理対象となる画素Pを中心として3×3ドッ
トのブロックを切出して、このブロックの9個の輝度信
号Yの平均値を以ってその処理対象となる画素Pの輝度
信号Yの値とする。同様にその画素Pの隣りの画素Qに
ついては第3図Bに示す如く、その画素Qを中心とする
3×3ドットのブロックの輝度信号Yの平均値をその画
素Qの輝度信号Yとして、1画面の全画素についてこの
平滑化を施す。
また、前処理手段(72)においては、第4図に示す如
く、処理対象となる画素Pを中心として3(X方向)×
5(Y方向)ドットのブロックを切出して、このブロッ
クの15個の画素の色差信号R−Y及びB−Yの平均値を
別個に計算し、これらの平均値を夫々その画素Pの2個
の色差信号R−Y及びB−Yの値にする如くなす。本例
では、前処理として一様平滑化のみを行ったが、この他
にもヒストグラム変換やラプラシアンを用いた鮮鋭化な
どが有効である。また、平滑化も一様重み付けだけでな
く任意重み付けにしたり、ブロックのサイズも3×3や
3×5以外を用いたり、処理回数も1回のみでなく複数
回繰返したほうが有利な場合もある。この前処理手段
(72)にて得られた平滑化された色差信号Cをエッジ検
出手段(73)に供給する。
このエッジ検出手段(73)は色差信号Cに関して1画
面内のエッジ部、即ち色の変化が激しい部分を検出す
る。本例においてはその色差信号Cのエッジ部を検出す
るために差分型マスクオペレータの1つである拡張ソー
ベル(Sobel)オペレータを使用する。この拡張ソーベ
ルオペレータはソーベルオペレータをSN比が低い画像用
に改善したオペレータであるが、簡単のため先ずソーベ
ルオペレータについて説明する。座標(k,l)の色差信
号R−Y及びB−Yの値を夫々f1(k,l)及びf2(k,l)
として、処理対象となる画素Pの座標を(i,j)とする
と、そのソーベルオペレータによる色差信号R−Yにつ
いてのその画素Pに関するX方向のエッジ信号f1x(i,
j)及びY方向のエッジ信号f1y(i,j)が次式によって
表現される。
f1x(i,j)=f1(i+1,j−1)+2f1(i+1,j)+f1(i+1,j+1) −f1(i−1,j−1)−2f1(i−1,j)−f1(i−1,j+1) ・・・(1) f1y(i,j)=f1(i−1,j+1)+2f1(i,j+1)+f1(i+1,j+1) −f1(i−1,j−1)−2f1(i,j−1)−f1(i+1,j−1) ・・・(2) 同様に色差信号B−Yについてのその画素Pに関する
X方向のエッジ信号f2x(i,j)及びY方向のエッジ信号
f2y(i,j)もf2(k,l)を用いて表現される。即ち、こ
のソーベルオペレータは対象となる画素Pを中心として
3×3ドットのブロックを切り出して、X方向及びY方
向について夫々第5図A及びBに示す如くそのブロック
内の9個の画素に夫々重み係数(0,±1又は±2)を対
応させる。そして、その画素Pの色差信号R−Y及びB
−Yについてのエッジ信号f1(i,j)及びf2(i,j)を夫
々次式によって定義する。
更に、本例ではそれらエッジ信号f1(i,j)及びf2
(i,j)の2乗和を計算して、この2乗和が或る閾値以
上である画素をエッジ部であるとみなす。
具体的に例えば、エッジ検出対象となる画像が第6図
Aに示す如く、或るY方向のエッジラインELを中心とし
て左側の画素の色差信号R−Yの値が1、右側の画素の
色差信号R−Yの値が200であると仮定すると、式
(1)よりf1x(i,j)の値はそのエッジラインELを挟む
2列の画素のラインで796となり、他の画素については
0になる。また、式(2)よりf2y(i,j)の値はどの画
素についても0になる。従って、式(3)によって定義
されるエッジ信号f1(i,j)の値は、第6図Bに示す如
く、第6図AのエッジラインELを挟む2列の画素よりな
る部分EP1でのみ796となり他の領域では0となる。この
場合、色差信号R−Yについては全画素の値が同一であ
ると仮定するとエッジ信号f2(i,j)の値は全画素につ
いて0となるため、それらエッジ信号f1(i,j)及びf2
(i,j)の2乗和はその第6図Bの部分EP1でのみ予め定
められた閾値を超えることになるので、その部分EP1が
エッジ部となる。
その第6図Aと第6図Bとの対比より明らかな如く、
ソーベルオペレータによってエッジ部を求める場合に
は、エッジラインELを含む所定幅の領域がエッジ部とし
て検出される傾向がある。
また、本例では実際にはそのソーベルオペレータの代
わりに拡張ソーベルオペレータを使用しているが、この
拡張ソーベルオペレータにおいては、色差信号R−Yに
ついての処理対象となる画素Pに関するX方向のエッジ
信号を求めるには、第7図Aに示す如くその画素Pを中
心として5(X方向)×3(Y方向)ドットのブロック
を切り出して、これら15個の画素について夫々重み係数
(0,±1又は±2)を対応させる。一方、Y方向のエッ
ジ信号を求めるためには、第7図Bに示す如くその画素
を中心として3×5ドットのブロックを切り出して、そ
れら15個の画素について夫々重み係数(0,±1又は±
2)を対応させ、それらX方向のエッジ信号とY方向の
エッジ信号との2乗和の平方根として色差信号R−Yに
ついてのエッジ信号を求める。同様にして色差信号B−
Yについてのエッジ信号を求める。
この拡張ソーベルオペレータによれば、演算対象とな
るブロックの画素の数が増加するので、検出されるエッ
ジ部の幅が広くなる傾向がある。具体的に第6図Aの画
像に対してこの拡張ソーベルオペレータを作用させる
と、検出されるエッジ部は第6図AのエッジラインELを
挟む4列の画素よりなる部分EP2となる。更に、この拡
張ソーベルオペレータによれば入力画像のSN比が低い場
合でもエッジ部を確実に検出できる。
本例のエッジ検出手段(73)は上述の方法で検出した
エッジ部の画素の座標をゲート手段(74)及び(75)に
供給し、これらゲート手段(74)及び(75)には夫々平
滑化された輝度信号Y及び入力されたままの色差信号C
をも供給する。
ゲート手段(74)は全画面の領域の内でエッジ検出手
段(73)で検出されたエッジ部を除いた領域の輝度信号
のみを領域分割手段(76)に供給する。一方、ゲート手
段(75)はそのエッジ部のみで色差信号Cをそのまま通
過させて加算手段(78)に供給すると共に、そのエッジ
部を除いた領域ではゼロレベルの信号をその加算手段
(78)に供給する。
エッジ検出手段(73)のエッジ検出は色差信号の変化
だけからエッジ検出を行うため、本来エッジであるにも
拘わらずエッジとして検出されないことがある。しか
し、このような部分では、輝度信号Yについては変化が
明瞭である場合がほとんどである。そこで、領域分割手
段(76)は1画面の内でエッジ検出手段(73)によって
検出されたエッジ部を除く部分を輝度信号Yのレベルに
応じて1個又は複数の領域に分割する。分割の方法とし
て本例では例えば反復領域合併法を使用する。この反復
領域合併法による領域分割について具体的に説明する
に、簡単のため分割対象となる画面は第8図に示す如く
15×9ドットの画素から構成されると共に、斜線部EPが
エッジ部であるとする。また、第8図のエッジ部を除く
各画素に付してある数値が輝度信号Yのレベルを示すも
のとする。
ところで、2次元の画像処理においては、画素の辺で
隣接する場合を4−隣接すると言い、画素の辺と頂点で
隣接する場合を8−隣接するというが、本例において
は、以下の隣接は4−隣接を示すものとする。この場
合、先ず第8図の左上端の画素P1(レベルが10)を基準
にして、互いに隣接するとともに隣接する2つの画素の
輝度信号Yのレベルの差が0又は±1である画素を合併
した領域を求めると、この領域は領域ラインRL1で区切
られた領域となる。その領域ラインRL1に隣接する画素
の内で最上部に位置する画素P2(レベルが12)を基準に
して、互いに隣接するとともに隣接する2つの画素の輝
度信号Yのレベル差が0又は±1である画素を合併した
領域を求めると、この領域は領域ラインRL1、領域ライ
ンRL2及びエッジ部EPの輪郭線で囲まれた領域となる。
同様にして輝度信号Yのレベルに応じてその画面を分割
すると、領域ラインは夫々第8図の太い実線となる。
そして、第9図に示す如く、それら領域ライン及びエ
ッジ部EPの輪郭線で囲まれた領域R1,R2・・・,R6が本例
の分割された領域となる。その領域分割手段(76)は上
述の手順で分割した領域の情報を領域内平均化手段(7
7)に供給し、この領域内平均化手段(77)には入力さ
れた状態の色差信号Cをも供給する。
この領域内平均化手段(77)は、領域分割手段(76)
で分割された各領域内において色差信号R−Y及びB−
Yの夫々について平均値を求め、これら1対の値を各領
域内の新しい色差信号R−Y及びB−Yの値とすると共
に、エッジ部EPにおける色差信号Cの値を0として、こ
れら新しい色差信号Cの値を加算手段(78)に供給す
る。従って、加算手段(78)からは領域内平均化手段
(77)にて生成された色差信号とゲート手段(75)にて
生成された色差信号との和信号C′が生成され、この和
信号C′が本例において出力される色差信号となる。
従って、例えば第9図例において加算手段(78)より
出力される色差信号C′の値は、エッジ検出手段(73)
で検出されたエッジ部EPの各画素においては入力された
色差信号Cの値そのものとなり、そのエッジ部EPを除く
各領域R1〜R6においては領域内平均化手段(77)で求め
られた平均化された色差信号となる。また、本例におい
ては出力する輝度信号は入力された輝度信号Yそのもの
とする。
本例のノイズリダクション動作による処理結果の一例
を参考図1に示すに、参考図1Aは入力された1画面の画
像、参考図1Bはその入力された1画面の内でエッジ検出
手段(73)によって検出されたエッジ部を黒く塗りつぶ
して示す線図、参考図1Cはそのエッジ部を除いて領域分
割手段でその1画面を輝度信号のレベルに応じて白い領
域ラインで分割して示す線図である。同様に、参考図2
A,B及びCは夫々他の処理対象の入力画面、エッジ検出
画面及び領域に分割された画面を示す。
上述のように本例においては、エッジ検出手段(73)
で色差信号Cの変化が激しいエッジ部を検出して、この
エッジ部では入力された色差信号Cをそのまま出力し、
このエッジ部を除く部分では輝度信号Yのレベルに応じ
て画面をより小さい領域に分割して、この分割された各
領域においてその入力された色差信号Cを平均化して出
力するようにしている。従って、エッジ部を除く部分、
即ち色の変化が少ない部分では色差信号Cが平均化され
るため、そのような色の変化が少ない部分で顕著な色ム
ラ等の原因となる映像信号のノイズが除去される利益が
ある。
また、本例によれば静止画映像信号(ビデオ信号)の
ノイズが除去されるため、印刷されるカラー静止画の画
質が向上すると共に、印刷以外の様々の用途にもその映
像信号を応用することが可能となる。更に、処理速度が
向上すれば、静止画だけでなく動作に対しても本例のノ
イズリダクションを適用することができるのは明らかで
あり、この場合には動画映像信号の画質改善を行える利
益がある。
このように本発明は上述実施例に限定されず、本発明
の要旨を逸脱しない範囲で種々の構成を採り得ることは
明らかである。
〔発明の効果〕
本発明によれば、色の変化が少ない部分で特に顕著な
色ムラ等の原因となる映像信号(ビデオ信号)のノイズ
を除去できる実用上の利益がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例のノイズリダクションを行う
場合の画像処理装置の機能ブロック図、第2図は実施例
の画面分割を示す線図、第3図及び第4図は夫々輝度信
号Y及び色差信号Cの平滑化の際のブロック構成を示す
線図、第5図〜第7図は夫々実施例のエッジ検出の説明
に供する線図、第8図は実施例の領域分割の一例を示す
線図、第9図は実施例の領域内平均化の一例を示す線
図、第10図は実施例の画像処理システムの全体構成を示
す構成図、第11図は第10図例中の画像処理装置を示す構
成図、第12図は第11図例の全体の処理の流れを示すフロ
ーチャート図である。 (71)は輝度信号Y用の前処理手段、(72)は色差信号
C用の前処理手段、(73)はエッジ検出手段、(74)及
び(75)は夫々ゲート手段、(76)は領域分割手段、
(77)は領域内平均化手段、(78)は加算手段である。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】色差信号に対して画像のエッジ部を検出す
    るエッジ検出手段と、 上記検出されたエッジ部を除いて上記画像を輝度信号の
    レベルに応じて定まる領域に分割する領域分割手段と、 上記分割された領域の夫々において上記色差信号を平均
    化する領域内平均化手段とを有し、 上記エッジ部では上記色差信号をそのまま出力し、上記
    分割された領域では夫々上記平均化された色差信号を出
    力するようにした事を特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】色差信号に対して画像のエッジ部を検出す
    るエッジ検出ステップと、 上記検出されたエッジ部を除いて上記画像を輝度信号の
    レベルに応じて定まる領域に分割する領域分割ステップ
    と、 上記分割された領域の夫々において上記色差信号を平均
    化する領域内平均化ステップとを有し、 上記エッジ部では上記色差信号をそのまま出力し、上記
    分割された領域では夫々上記平均化された色差信号を出
    力するようにしたことを特徴とする画像処理方法。
JP2093710A 1990-04-09 1990-04-09 画像処理装置及び画像処理方法 Expired - Lifetime JP3028553B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2093710A JP3028553B2 (ja) 1990-04-09 1990-04-09 画像処理装置及び画像処理方法
US07/680,410 US5173769A (en) 1990-04-09 1991-04-04 Video signal processing apparatus
DE69121276T DE69121276T2 (de) 1990-04-09 1991-04-08 Videosignalverarbeitungsvorrichtung
EP91303073A EP0452066B1 (en) 1990-04-09 1991-04-08 Video signal processing apparatus
KR1019910005611A KR910019463A (ko) 1990-04-09 1991-04-09 비디오 신호 처리장치

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2093710A JP3028553B2 (ja) 1990-04-09 1990-04-09 画像処理装置及び画像処理方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03291093A JPH03291093A (ja) 1991-12-20
JP3028553B2 true JP3028553B2 (ja) 2000-04-04

Family

ID=14089976

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2093710A Expired - Lifetime JP3028553B2 (ja) 1990-04-09 1990-04-09 画像処理装置及び画像処理方法

Country Status (5)

Country Link
US (1) US5173769A (ja)
EP (1) EP0452066B1 (ja)
JP (1) JP3028553B2 (ja)
KR (1) KR910019463A (ja)
DE (1) DE69121276T2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7391903B2 (en) 2003-06-12 2008-06-24 Nikon Corporation Image processing method, image processing program and image processing processor for interpolating color components
KR101792872B1 (ko) 2016-02-04 2017-11-01 옥물결 후드 가변형 의류

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3297950B2 (ja) * 1993-07-13 2002-07-02 シャープ株式会社 平面型表示パネル検査装置
CA2173888C (en) * 1995-04-25 2000-04-04 Tsuhan Chen System and method for focused-based image segmentation for video signals
JP3800704B2 (ja) * 1997-02-13 2006-07-26 ソニー株式会社 映像信号処理装置及び方法
EP2199973A3 (en) * 1997-06-09 2010-09-08 Seiko Epson Corporation An image processing apparatus and method, and an image evaluation device and method
US6191827B1 (en) * 1998-12-01 2001-02-20 Oplus Technologies Ltd. Electronic keystone correction for electronic devices with a visual display
JP3666427B2 (ja) 2000-10-06 2005-06-29 セイコーエプソン株式会社 画像処理装置、印刷制御装置、画像処理方法、および記録媒体
CN1329872C (zh) * 2001-04-20 2007-08-01 皇家菲利浦电子有限公司 改善图像的图像处理装置及方法以及包括这种图像处理装置的图像显示装置
JP3744841B2 (ja) * 2001-10-22 2006-02-15 三洋電機株式会社 データ生成装置
JP4756264B2 (ja) * 2005-09-12 2011-08-24 独立行政法人物質・材料研究機構 光学顕微鏡写真の色むら除去方法
JP5471306B2 (ja) 2009-10-28 2014-04-16 ソニー株式会社 色むら検査装置および色むら検査方法
JP5499779B2 (ja) 2010-03-03 2014-05-21 ソニー株式会社 色むら検査装置および色むら検査方法
JP2015046835A (ja) * 2013-08-29 2015-03-12 株式会社沖データ 画像形成装置及び画像形成方法
EP3203439B1 (en) * 2016-02-04 2019-10-02 InterDigital VC Holdings, Inc. Method and device for reducing noise in a component of a picture

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3778543A (en) * 1972-09-05 1973-12-11 Ellanin Investments Predictive-retrospective method for bandwidth improvement
DE3364212D1 (en) * 1982-11-30 1986-07-24 Toshiba Kk Picture signal processing system suitable for displaying continuous tone pictures
JPS61161091A (ja) * 1985-01-08 1986-07-21 Fuji Photo Film Co Ltd 画像処理方法
US4677465A (en) * 1985-11-01 1987-06-30 Eastman Kodak Company Digital color image processing method with shape correction of histograms used to produce color reproduction functions
JP2696333B2 (ja) * 1988-03-24 1998-01-14 キヤノン株式会社 カラー画像処理装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7391903B2 (en) 2003-06-12 2008-06-24 Nikon Corporation Image processing method, image processing program and image processing processor for interpolating color components
US7630546B2 (en) 2003-06-12 2009-12-08 Nikon Corporation Image processing method, image processing program and image processor
KR101792872B1 (ko) 2016-02-04 2017-11-01 옥물결 후드 가변형 의류

Also Published As

Publication number Publication date
DE69121276T2 (de) 1997-02-20
DE69121276D1 (de) 1996-09-19
EP0452066A3 (en) 1993-06-30
JPH03291093A (ja) 1991-12-20
EP0452066A2 (en) 1991-10-16
EP0452066B1 (en) 1996-08-14
US5173769A (en) 1992-12-22
KR910019463A (ko) 1991-11-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3028553B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
US7333132B2 (en) Corrected image generating apparatus and corrected image generating program storage medium
US8311367B2 (en) Image processing device
EP2130175B1 (en) Edge mapping incorporating panchromatic pixels
US6377711B1 (en) Methods and systems for detecting the edges of objects in raster images using diagonal edge detection
US20010052971A1 (en) Image process method, image process apparatus and storage medium
US10477128B2 (en) Neighborhood haze density estimation for single-image dehaze
JP5295431B2 (ja) 画像処理装置
JPH11220632A (ja) 画像処理装置、画像処理方法および画像処理制御プログラムを記録した媒体
EP1365355A2 (en) Edge-enhancement processing apparatus and method
JPH1070655A (ja) 走査画像処理方法
DE69928775T2 (de) Verfahren und vorrichtung zur interpolation von bilddaten sowie medium für ein bilddateninterpolationsprogramm
JP3334042B2 (ja) 画像処理装置およびこれを搭載した画像読取装置と画像形成装置、並びに画像処理方法、および画像処理手順を記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
US20030058465A1 (en) Image processing apparatus
EP1641285A1 (en) Image processing device for processing image having different color components arranged, image processing program, electronic camera, and image processing method
US7623705B2 (en) Image processing method, image processing apparatus, and semiconductor device using one-dimensional filters
US6201613B1 (en) Automatic image enhancement of halftone and continuous tone images
JP3689607B2 (ja) 画像処理方法、装置および記憶媒体
US6031581A (en) System for removing color bleed in a television image adapted for digital printing
JP3057255B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
JP3252422B2 (ja) 画像処理装置
JP4366634B2 (ja) ノイズ画素マップ作成方法とその方法を実施する装置とプログラム及び写真プリント装置
JPH0373668A (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
JP2003219180A (ja) 画像処理方法、画像処理装置、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体及びコンピュータプログラム
US8787653B2 (en) Determining an orientation direction of a color edge at a pixel location in a color image

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080204

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090204

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100204

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100204

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110204

Year of fee payment: 11

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110204

Year of fee payment: 11