JPH1070655A - 走査画像処理方法 - Google Patents
走査画像処理方法Info
- Publication number
- JPH1070655A JPH1070655A JP9131585A JP13158597A JPH1070655A JP H1070655 A JPH1070655 A JP H1070655A JP 9131585 A JP9131585 A JP 9131585A JP 13158597 A JP13158597 A JP 13158597A JP H1070655 A JPH1070655 A JP H1070655A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image
- pixel
- scanned
- pixels
- halftone
- Prior art date
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- Pending
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-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N1/00—Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
- H04N1/40—Picture signal circuits
- H04N1/40075—Descreening, i.e. converting a halftone signal into a corresponding continuous-tone signal; Rescreening, i.e. combined descreening and halftoning
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Image Processing (AREA)
- Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】走査された中間調画像に含まれるモアレ・パタ
ーンを最小にする際、該中間調画像を含む画像が連続階
調画像やテキスト画像をあわせて含む場合、走査された
連続階調画像やテキスト画像の解像度をオリジナル画像
のままに維持する。 【解決手段】走査された中間調画像のモアレ・パターン
を最小にする処理の際、走査画像のテキスト画像を無修
正で保持することを可能にする十字型フィルタ窓を持つ
修正メジアンフィルタを使用する。また、走査された画
像の画像ピクセルが隣接ピクセルとの比較から判断して
連続階調画像に属していると見られる場合、その画像ピ
クセルに対するモアレ・パターン減少処理は行わない。
このようにして、テキストおよび連続階調画像のオリジ
ナル解像度は維持される。
ーンを最小にする際、該中間調画像を含む画像が連続階
調画像やテキスト画像をあわせて含む場合、走査された
連続階調画像やテキスト画像の解像度をオリジナル画像
のままに維持する。 【解決手段】走査された中間調画像のモアレ・パターン
を最小にする処理の際、走査画像のテキスト画像を無修
正で保持することを可能にする十字型フィルタ窓を持つ
修正メジアンフィルタを使用する。また、走査された画
像の画像ピクセルが隣接ピクセルとの比較から判断して
連続階調画像に属していると見られる場合、その画像ピ
クセルに対するモアレ・パターン減少処理は行わない。
このようにして、テキストおよび連続階調画像のオリジ
ナル解像度は維持される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像処理に関する
ものであり、特に、(1)走査された画像の中間調画像に
おけるモアレ・パターンを最小限にとどめ、かつ(2)走
査された画像の連続階調画像やテキスト画像の解像度を
保持するように、走査された画像を選択的に処理する装
置および方法に関するものである。
ものであり、特に、(1)走査された画像の中間調画像に
おけるモアレ・パターンを最小限にとどめ、かつ(2)走
査された画像の連続階調画像やテキスト画像の解像度を
保持するように、走査された画像を選択的に処理する装
置および方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】デジタル画像処理の分野において、中間
調画像処理技術を使用して、種々のレベルのグレイなら
びに彩度、および種々のカラー陰影を持った画像(すな
わち中間調化された画像または中間調画像)が作成され
る。この技術を使用して、密に配置されたカラーまたは
黒のインクの小さいドット(点)からなるパターンが、所
望の中間調画像を形成するように紙またはその他の画像
形成媒体上に置かれる。中間調画像は、CRTディスプ
レイまたはLCDモニタのような電子モニタ上に表示さ
れたり、あるいは印刷装置によって紙の上に印刷され
る。実際には多数のドットからなる不連続画像であって
も人間の目が公称視距離から見て連続階調画像として見
えるほど画像のドットは非常に小さく相互の間隔は密接
している。グレースケールまたは彩度の種々のレベル
は、画像全体にわたってドットのサイズおよび間隔を変
えることによって達成されるが、一方、種々のカラー陰
影はカラーおよびグレースケールを上重ねすることによ
って生成され、カラーおよび黒のドットの相対的サイズ
および間隔がカラーおよびグレースケールの混合陰影を
決定する。図1の(A)は、拡大部分15を含む典型的中
間調画像10を示している。
調画像処理技術を使用して、種々のレベルのグレイなら
びに彩度、および種々のカラー陰影を持った画像(すな
わち中間調化された画像または中間調画像)が作成され
る。この技術を使用して、密に配置されたカラーまたは
黒のインクの小さいドット(点)からなるパターンが、所
望の中間調画像を形成するように紙またはその他の画像
形成媒体上に置かれる。中間調画像は、CRTディスプ
レイまたはLCDモニタのような電子モニタ上に表示さ
れたり、あるいは印刷装置によって紙の上に印刷され
る。実際には多数のドットからなる不連続画像であって
も人間の目が公称視距離から見て連続階調画像として見
えるほど画像のドットは非常に小さく相互の間隔は密接
している。グレースケールまたは彩度の種々のレベル
は、画像全体にわたってドットのサイズおよび間隔を変
えることによって達成されるが、一方、種々のカラー陰
影はカラーおよびグレースケールを上重ねすることによ
って生成され、カラーおよび黒のドットの相対的サイズ
および間隔がカラーおよびグレースケールの混合陰影を
決定する。図1の(A)は、拡大部分15を含む典型的中
間調画像10を示している。
【0003】アプリケーションによっては、(図1の
(A)の中間調画像10のような)中間調画像を複製する
ことが必要となることが多い。中間調画像を複製する典
型的なアプローチの1つは、画像スキャナを使用して中
間調画像を走査するものである。しかし、(図1の(A)
の中間調画像10のような)中間調画像を走査する際、
ドット・ピッチ、読み取り密度さらには階調再現(すな
わち再中間調化)という特性間の関係が微妙な位相また
は周波数差を伴う時、明確なまたはほとんど周期的密度
パターンが走査された中間調画像に典型的に発生する。
このような周期的密度パターンは、典型的には、モアレ
(すなわち縞状模様)または「脈拍」パターンと呼ばれ
る。モアレまたは「脈拍」パターンは、オリジナルの中
間調画像の中間調ドットの不正確な複製によって生じる
ため、典型的には、走査された中間調画像を見にくくし
その視覚的品質を低下させる。図1の(B)は、図1の
(A)の中間調画像10を走査して作成された中間調画像
17である。図1の(B)に見られるように、走査画像1
7上にモアレ・パターンを観察することができる。
(A)の中間調画像10のような)中間調画像を複製する
ことが必要となることが多い。中間調画像を複製する典
型的なアプローチの1つは、画像スキャナを使用して中
間調画像を走査するものである。しかし、(図1の(A)
の中間調画像10のような)中間調画像を走査する際、
ドット・ピッチ、読み取り密度さらには階調再現(すな
わち再中間調化)という特性間の関係が微妙な位相また
は周波数差を伴う時、明確なまたはほとんど周期的密度
パターンが走査された中間調画像に典型的に発生する。
このような周期的密度パターンは、典型的には、モアレ
(すなわち縞状模様)または「脈拍」パターンと呼ばれ
る。モアレまたは「脈拍」パターンは、オリジナルの中
間調画像の中間調ドットの不正確な複製によって生じる
ため、典型的には、走査された中間調画像を見にくくし
その視覚的品質を低下させる。図1の(B)は、図1の
(A)の中間調画像10を走査して作成された中間調画像
17である。図1の(B)に見られるように、走査画像1
7上にモアレ・パターンを観察することができる。
【0004】モアレ・パターンの形成は以下の諸因子に
依存する。すなわち、(1)中間調スクリーン周波数、(2)
走査周波数、(3)走査方向と中間調スクリーンの間の角
度、および(4)スキャナ開口部サイズおよび形状、等で
ある。例えば、図2の(A)および(B)に図示されている
ように、中間調ドット20および21は、走査ピクセル
値に変換される前には(すなわちデジタル化の前には)同
じサイズである。デジタル化の後、図2(A)の中間調ド
ット20は、1つの黒いピクセル(すなわちピクセル2
0c)からなり、中間調ドット21は、2つの黒いピク
セル(すなわちピクセル21bおよび21c)からなる。
2ピクセル・ドットの帯域は、1ピクセル・ドットの帯
域より暗く見え、従って、「脈拍」パターンが生成され
る。周波数領域において、モアレ・パターンは、スクリ
ーンされた対象の走査から派生する偽の周波数成分とし
て見える。走査された中間調画像が印刷のため再び中間
調化される時、モアレ・パターンの可視性が強調される
が、特に中間調化のためクラスタ化されたドット・ディ
ザーマトリックスまたは固定的しきい値が使用される場
合非常に強調される。
依存する。すなわち、(1)中間調スクリーン周波数、(2)
走査周波数、(3)走査方向と中間調スクリーンの間の角
度、および(4)スキャナ開口部サイズおよび形状、等で
ある。例えば、図2の(A)および(B)に図示されている
ように、中間調ドット20および21は、走査ピクセル
値に変換される前には(すなわちデジタル化の前には)同
じサイズである。デジタル化の後、図2(A)の中間調ド
ット20は、1つの黒いピクセル(すなわちピクセル2
0c)からなり、中間調ドット21は、2つの黒いピク
セル(すなわちピクセル21bおよび21c)からなる。
2ピクセル・ドットの帯域は、1ピクセル・ドットの帯
域より暗く見え、従って、「脈拍」パターンが生成され
る。周波数領域において、モアレ・パターンは、スクリ
ーンされた対象の走査から派生する偽の周波数成分とし
て見える。走査された中間調画像が印刷のため再び中間
調化される時、モアレ・パターンの可視性が強調される
が、特に中間調化のためクラスタ化されたドット・ディ
ザーマトリックスまたは固定的しきい値が使用される場
合非常に強調される。
【0005】走査された中間調画像におけるモアレ・パ
ターンを減少する多くの従来技術が提唱された。モアレ
・パターンを減らす従来技術の1つのアプローチは、画
像を走査する前あるいは直後に中間調画像をローパスフ
ィルタで処理するものである。ローパスフィルタ処理
は、走査開口部のサイズの拡大(すなわちぼかし)のよう
な光学的アプローチまたはデジタル・ローパスフィルタ
を使用する電子的アプローチを使用して実施できる。
ターンを減少する多くの従来技術が提唱された。モアレ
・パターンを減らす従来技術の1つのアプローチは、画
像を走査する前あるいは直後に中間調画像をローパスフ
ィルタで処理するものである。ローパスフィルタ処理
は、走査開口部のサイズの拡大(すなわちぼかし)のよう
な光学的アプローチまたはデジタル・ローパスフィルタ
を使用する電子的アプローチを使用して実施できる。
【0006】しかし、このローパスフィルタ処理アプロ
ーチには欠点がある。1つの欠点は、ローパスフィルタ
処理はモアレ・パターンを減少させるが、一方画像忠実
性を低下させる。これは、ローパスフィルタ処理が画像
の高周波成分の品位を低下させるという事実による。
ーチには欠点がある。1つの欠点は、ローパスフィルタ
処理はモアレ・パターンを減少させるが、一方画像忠実
性を低下させる。これは、ローパスフィルタ処理が画像
の高周波成分の品位を低下させるという事実による。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来技術のローパスフ
ィルタ処理によってフィルタされる中間調画像が、中間
調画像に加えて、テキスト画像および連続階調画像を含
む場合、結果として生成されるテキストならびに連続階
調画像は、ローパス・フィルタ操作のため典型的には望
ましくないほどにぼける。従って、走査された中間調画
像におけるモアレ・パターンを最小にし、かつ、走査さ
れた連続階調画像やテキスト画像の解像度を維持する手
段が必要とされる。
ィルタ処理によってフィルタされる中間調画像が、中間
調画像に加えて、テキスト画像および連続階調画像を含
む場合、結果として生成されるテキストならびに連続階
調画像は、ローパス・フィルタ操作のため典型的には望
ましくないほどにぼける。従って、走査された中間調画
像におけるモアレ・パターンを最小にし、かつ、走査さ
れた連続階調画像やテキスト画像の解像度を維持する手
段が必要とされる。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、走査された中
間調画像におけるモアレ・パターンを最小にする手段を
提供する。本発明は、また、走査された連続階調やテキ
スト画像の解像度を維持する手段を提供する。更にま
た、本発明は、(1)走査された画像の中間調画像におけ
るモアレ・パターンを最小限にとどめ、かつ(2)走査さ
れた画像の連続階調画像またはテキスト画像の解像度を
維持するように走査画像を選択的に処理する手段を提供
する。
間調画像におけるモアレ・パターンを最小にする手段を
提供する。本発明は、また、走査された連続階調やテキ
スト画像の解像度を維持する手段を提供する。更にま
た、本発明は、(1)走査された画像の中間調画像におけ
るモアレ・パターンを最小限にとどめ、かつ(2)走査さ
れた画像の連続階調画像またはテキスト画像の解像度を
維持するように走査画像を選択的に処理する手段を提供
する。
【0009】本発明に従って、走査された画像のテキス
ト画像の解像度を維持しながら、走査された画像の中間
調画像におけるモアレ・パターンを最小にするフィルタ
リング・プロセッサが提供される。該フィルタリング・
プロセッサは、モアレ・パターンを最小にするため走査
された画像の中間調画像を処理する際、走査された画像
の範囲内の直線を維持することができるように、特別な
形状(すなわち十字型)のフィルタ窓を持つ修正メジアン
フィルタを備える。これによって、該フィルタリング・
プロセッサは、走査された画像のテキスト画像の解像度
を減少することなく、走査された画像の中間調画像にお
けるモアレ・パターンを最小にすることが可能となる。
ト画像の解像度を維持しながら、走査された画像の中間
調画像におけるモアレ・パターンを最小にするフィルタ
リング・プロセッサが提供される。該フィルタリング・
プロセッサは、モアレ・パターンを最小にするため走査
された画像の中間調画像を処理する際、走査された画像
の範囲内の直線を維持することができるように、特別な
形状(すなわち十字型)のフィルタ窓を持つ修正メジアン
フィルタを備える。これによって、該フィルタリング・
プロセッサは、走査された画像のテキスト画像の解像度
を減少することなく、走査された画像の中間調画像にお
けるモアレ・パターンを最小にすることが可能となる。
【0010】加えて、該フィルタリング・プロセッサ
は、走査された画像の中間調画像におけるモアレ・パタ
ーンを最小にする際に走査された画像の連続階調画像の
品位低下を防ぐ。これを達成するため、本発明のフィル
タリング・プロセッサは、第1に、走査された画像のあ
る1つの画像ピクセルがその隣接ピクセルと同じか否か
(すなわちその画像ピクセルが走査された連続階調画像
に属しているか否か)を判定する。もしもそうであれ
ば、その画像ピクセルは走査された中間調画像に典型的
に関連する高周波テクスチャを表していないので、その
画像ピクセルのピクセル値は変更しないままにおかれ
る。その画像ピクセルが隣接ピクセルの少なくとも1つ
と大幅に相違する場合、その画像ピクセルは中間調画像
の一部であると推定され、そのピクセル値は、本発明の
修正メジアンフィルタの出力と置き換えられる。メジア
ンフィルタ処理の前に、本発明のフィルタリング・プロ
セッサに対してこのような処理段階を追加することによ
って、走査された画像の連続階調画像の詳細を保持しな
がら走査された中間調画像におけるモアレ・パターンを
最小にすることができる。
は、走査された画像の中間調画像におけるモアレ・パタ
ーンを最小にする際に走査された画像の連続階調画像の
品位低下を防ぐ。これを達成するため、本発明のフィル
タリング・プロセッサは、第1に、走査された画像のあ
る1つの画像ピクセルがその隣接ピクセルと同じか否か
(すなわちその画像ピクセルが走査された連続階調画像
に属しているか否か)を判定する。もしもそうであれ
ば、その画像ピクセルは走査された中間調画像に典型的
に関連する高周波テクスチャを表していないので、その
画像ピクセルのピクセル値は変更しないままにおかれ
る。その画像ピクセルが隣接ピクセルの少なくとも1つ
と大幅に相違する場合、その画像ピクセルは中間調画像
の一部であると推定され、そのピクセル値は、本発明の
修正メジアンフィルタの出力と置き換えられる。メジア
ンフィルタ処理の前に、本発明のフィルタリング・プロ
セッサに対してこのような処理段階を追加することによ
って、走査された画像の連続階調画像の詳細を保持しな
がら走査された中間調画像におけるモアレ・パターンを
最小にすることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】図3は、(図4に示されるような)
本発明の1つの実施形態に従うモアレ減少モジュール1
33を備えた画像処理システム130を実施するコンピ
ュータ・システム100を示す。図3がコンピュータ・
システム100のいくつかの基本コンポーネントを示し
ているが、図3はそのようなコンポーネントのみに限定
したりあるいはその他のコンポーネントまたはその他の
コンポーネントの組み合わせを除外するように意図され
ているものではない。本発明に従う画像処理システム1
30およびモアレ減少モジュール133の詳細は、図4
ないし図11を参照して後述される。
本発明の1つの実施形態に従うモアレ減少モジュール1
33を備えた画像処理システム130を実施するコンピ
ュータ・システム100を示す。図3がコンピュータ・
システム100のいくつかの基本コンポーネントを示し
ているが、図3はそのようなコンポーネントのみに限定
したりあるいはその他のコンポーネントまたはその他の
コンポーネントの組み合わせを除外するように意図され
ているものではない。本発明に従う画像処理システム1
30およびモアレ減少モジュール133の詳細は、図4
ないし図11を参照して後述される。
【0012】本発明の1つの実施形態において、コンピ
ュータ・システム100は、パーソナル・コンピュー
タ、ノートブック・コンピュータ、パームトップ・コン
ピュータ、ワークステーションまたはメインフレーム・
コンピュータである。別の実施形態においては、コンピ
ュータ・システム100は、コンピュータ・システムの
コンポーネントの一部またはすべてを有する走査システ
ムである。
ュータ・システム100は、パーソナル・コンピュー
タ、ノートブック・コンピュータ、パームトップ・コン
ピュータ、ワークステーションまたはメインフレーム・
コンピュータである。別の実施形態においては、コンピ
ュータ・システム100は、コンピュータ・システムの
コンポーネントの一部またはすべてを有する走査システ
ムである。
【0013】図3に見られるように、コンピュータ・シ
ステム100はデータおよび他の情報を伝送するバス1
01を含む。コンピュータ・システム100は、また、
バス10に接続され、データおよび命令を処理するプロ
セッサ102を含む。プロセッサ102は、既知で市販
のプロセッサまたはマイクロプロセッサである。メモリ
104がまたコンピュータ・システム100に備えられ
る。メモリ104はバス101に接続され、プロセッサ
102によって実行されるべき情報および命令を典型的
に記憶する。メモリ104は、また、コンピュータ・シ
ステム100のディスプレイ121上に表示されるべき
ビットマップ画像のフレームを記憶するフレーム・バッ
ファ(図示されていない)を含むこともある。
ステム100はデータおよび他の情報を伝送するバス1
01を含む。コンピュータ・システム100は、また、
バス10に接続され、データおよび命令を処理するプロ
セッサ102を含む。プロセッサ102は、既知で市販
のプロセッサまたはマイクロプロセッサである。メモリ
104がまたコンピュータ・システム100に備えられ
る。メモリ104はバス101に接続され、プロセッサ
102によって実行されるべき情報および命令を典型的
に記憶する。メモリ104は、また、コンピュータ・シ
ステム100のディスプレイ121上に表示されるべき
ビットマップ画像のフレームを記憶するフレーム・バッ
ファ(図示されていない)を含むこともある。
【0014】メモリ104は、種々のタイプのメモリの
形態で実施される。例えば、メモリ104は、RAMや
不揮発性メモリの形態で実施することができる。加え
て、メモリ104は、RAM、ROMおよび電気的に消
去可能でプログラム可能な不揮発性メモリの組合せによ
って実施することができる。
形態で実施される。例えば、メモリ104は、RAMや
不揮発性メモリの形態で実施することができる。加え
て、メモリ104は、RAM、ROMおよび電気的に消
去可能でプログラム可能な不揮発性メモリの組合せによ
って実施することができる。
【0015】コンピュータ・システム100は、また、
バス101に接続された大容量記憶装置107を含む。
大容量記憶装置107はデータおよびその他の情報を記
憶する。更に、大容量記憶装置107は、システムおよ
びアプリケーション・プログラムを記憶する。プログラ
ムは、プロセッサ102によって実行され、プロセッサ
102による実行の前にメモリ104へダウンロードさ
れる必要がある。コンピュータ・システム100の情報
をユーザに表示するため、ディスプレイ121がバス1
01に接続される。キーボードまたはキー・パッド入力
装置122がまたバス101に接続される。コンピュー
タ・システム100の付加的入力装置は、マウス、トラ
ック・ボール、トラックパッドまたはカーソル方向キー
のようなカーソル制御ディバイス123である。カーソ
ル制御ディバイス123は、バス101に接続され、方
向情報およびコマンド選択をプロセッサ102へ通知
し、ディスプレイ121上のカーソル運動を制御する。
コンピュータ・システム100に含められるかもしれな
いもう1つの装置は、ハードコピー装置124である。
ハードコピー装置124は、コンピュータ・システム1
00において、テキストまたは画像情報を紙、フィルム
等の媒体上に印刷するため使用される。
バス101に接続された大容量記憶装置107を含む。
大容量記憶装置107はデータおよびその他の情報を記
憶する。更に、大容量記憶装置107は、システムおよ
びアプリケーション・プログラムを記憶する。プログラ
ムは、プロセッサ102によって実行され、プロセッサ
102による実行の前にメモリ104へダウンロードさ
れる必要がある。コンピュータ・システム100の情報
をユーザに表示するため、ディスプレイ121がバス1
01に接続される。キーボードまたはキー・パッド入力
装置122がまたバス101に接続される。コンピュー
タ・システム100の付加的入力装置は、マウス、トラ
ック・ボール、トラックパッドまたはカーソル方向キー
のようなカーソル制御ディバイス123である。カーソ
ル制御ディバイス123は、バス101に接続され、方
向情報およびコマンド選択をプロセッサ102へ通知
し、ディスプレイ121上のカーソル運動を制御する。
コンピュータ・システム100に含められるかもしれな
いもう1つの装置は、ハードコピー装置124である。
ハードコピー装置124は、コンピュータ・システム1
00において、テキストまたは画像情報を紙、フィルム
等の媒体上に印刷するため使用される。
【0016】更に、コンピュータ・システム100は、
画像スキャナ125を含む。コンピュータ・システム1
00によって更に処理されることができる形態のデジタ
ル化された画像にオリジナル・ドキュメント140を変
換するため、画像スキャナ125が使用される。オリジ
ナル・ドキュメント140は、絵柄やテキストを含むオ
リジナルの物理的ドキュメントである。オリジナル・ド
キュメント140は、中間調画像、連続階調画像および
テキスト画像を一般的には含む。
画像スキャナ125を含む。コンピュータ・システム1
00によって更に処理されることができる形態のデジタ
ル化された画像にオリジナル・ドキュメント140を変
換するため、画像スキャナ125が使用される。オリジ
ナル・ドキュメント140は、絵柄やテキストを含むオ
リジナルの物理的ドキュメントである。オリジナル・ド
キュメント140は、中間調画像、連続階調画像および
テキスト画像を一般的には含む。
【0017】本発明の1つの実施形態において、画像ス
キャナ125は、1走査線幅の走査領域を持つファック
ス型画像スキャナである。走査領域の長さは、走査線の
幅である。この場合、走査スキャナ125の走査ヘッド
は、走査線全体の像を同時に形成する。各走査の後にオ
リジナル・ドキュメント140を前進させるため、ドキ
ュメント給送メカニズムが備えられる。別の1つの実施
形態においては、画像スキャナ125は、比較的大きい
走査領域を持つ複写機型画像スキャナである。このタイ
プのスキャナの場合、オリジナル・ドキュメント140
はスキャナの走査窓に対向して置かれ、各走査の後スキ
ャナの走査ヘッドが一定方向に移動する。コンピュータ
・システム100は、また、その他の周辺装置126を
含む。これらその他の装置126には、デジタル信号処
理装置、モデム(変復調装置)やCD−ROMドライブが
含まれる。コンピュータ・システム100は、上述され
たコンポーネントの一部を装備しなくても機能すること
はできる。
キャナ125は、1走査線幅の走査領域を持つファック
ス型画像スキャナである。走査領域の長さは、走査線の
幅である。この場合、走査スキャナ125の走査ヘッド
は、走査線全体の像を同時に形成する。各走査の後にオ
リジナル・ドキュメント140を前進させるため、ドキ
ュメント給送メカニズムが備えられる。別の1つの実施
形態においては、画像スキャナ125は、比較的大きい
走査領域を持つ複写機型画像スキャナである。このタイ
プのスキャナの場合、オリジナル・ドキュメント140
はスキャナの走査窓に対向して置かれ、各走査の後スキ
ャナの走査ヘッドが一定方向に移動する。コンピュータ
・システム100は、また、その他の周辺装置126を
含む。これらその他の装置126には、デジタル信号処
理装置、モデム(変復調装置)やCD−ROMドライブが
含まれる。コンピュータ・システム100は、上述され
たコンポーネントの一部を装備しなくても機能すること
はできる。
【0018】上述されたように、コンピュータ・システ
ム100は、(図4に示される)モアレ減少モジュール1
33を備えた(図4に示される)画像処理システム130
を含む。図4に見られるように、画像処理システム13
0は、モアレ減少モジュール133に加えて、走査制御
アプリケーション・プログラム132および画像形成ア
プリケーション・プログラム134を含む。これらプロ
グラム132および134は、コンピュータ・システム
100の大容量記憶装置107(図3)に典型的には記憶
される。これらプログラムは、プロセッサ102によっ
て実行される前に、大容量記憶装置107からメモリ1
04にロードされる。
ム100は、(図4に示される)モアレ減少モジュール1
33を備えた(図4に示される)画像処理システム130
を含む。図4に見られるように、画像処理システム13
0は、モアレ減少モジュール133に加えて、走査制御
アプリケーション・プログラム132および画像形成ア
プリケーション・プログラム134を含む。これらプロ
グラム132および134は、コンピュータ・システム
100の大容量記憶装置107(図3)に典型的には記憶
される。これらプログラムは、プロセッサ102によっ
て実行される前に、大容量記憶装置107からメモリ1
04にロードされる。
【0019】走査制御プログラム132はスキャナ12
5とインターフェースする。走査制御プログラム132
の機能は、スキャナ125の走査動作を制御し、スキャ
ナ125からオリジナル・ドキュメント140の走査さ
れた中間調画像のピクセル・データを受け取ることであ
る。上述のように、ドキュメント140は中間調画像ド
キュメントである。走査制御プログラム132は、典型
的には、スキャナ125のためのスキャナ・ドライバ・
プログラムである。本発明の1つの実施形態において、
走査制御プログラム132は、米国カリフォルニア州所
在のヒューレット・パッカード社によって製造販売され
ているHP DeskScanアプリケーション・プロ
グラムである。走査制御プログラム132はその他のい
かなる既知のスキャナ・ドライバ・プログラムでも代替
することができる。
5とインターフェースする。走査制御プログラム132
の機能は、スキャナ125の走査動作を制御し、スキャ
ナ125からオリジナル・ドキュメント140の走査さ
れた中間調画像のピクセル・データを受け取ることであ
る。上述のように、ドキュメント140は中間調画像ド
キュメントである。走査制御プログラム132は、典型
的には、スキャナ125のためのスキャナ・ドライバ・
プログラムである。本発明の1つの実施形態において、
走査制御プログラム132は、米国カリフォルニア州所
在のヒューレット・パッカード社によって製造販売され
ているHP DeskScanアプリケーション・プロ
グラムである。走査制御プログラム132はその他のい
かなる既知のスキャナ・ドライバ・プログラムでも代替
することができる。
【0020】走査制御プログラム132はモアレ減少モ
ジュール133とインターフェースし、モアレ減少モジ
ュール133像は画像形成プログラム134とインター
フェースする。走査された中間調画像がディスプレイ1
21上に表示されまたはハードコピー装置124によっ
て印刷されることができるように、中間調画像ドキュメ
ント140の走査された中間調画像を処理するため、画
像形成プログラム134が使用される。画像形成プログ
ラム134は、典型的には、装置特有の画像ドライバ・
プログラムを含む。例えば、画像プログラム134は、
既知のディスプレイ・ドライバ・プログラムまたは既知
の印刷装置プログラムを含むことができる。本発明の1
つの実施形態において、画像形成プログラム134は、
米国カリフォルニア州所在のストーム・テクノロジー社
(Storm Technology, Inc.)によって製造販売されている
EasyPhoto画像形成プログラムである。本発明
の別の1つの実施形態において、画像形成プログラム1
34は、米国カリフォルニア州所在のアドベ・システム
社(Adobe Systems, Inc.)によって製造販売されている
PhotoShop画像形成プログラムである。画像形
成プログラム134は、その他のいかなる既知の画像処
理アプリケーション・プログラムによっても代替するこ
とができる。
ジュール133とインターフェースし、モアレ減少モジ
ュール133像は画像形成プログラム134とインター
フェースする。走査された中間調画像がディスプレイ1
21上に表示されまたはハードコピー装置124によっ
て印刷されることができるように、中間調画像ドキュメ
ント140の走査された中間調画像を処理するため、画
像形成プログラム134が使用される。画像形成プログ
ラム134は、典型的には、装置特有の画像ドライバ・
プログラムを含む。例えば、画像プログラム134は、
既知のディスプレイ・ドライバ・プログラムまたは既知
の印刷装置プログラムを含むことができる。本発明の1
つの実施形態において、画像形成プログラム134は、
米国カリフォルニア州所在のストーム・テクノロジー社
(Storm Technology, Inc.)によって製造販売されている
EasyPhoto画像形成プログラムである。本発明
の別の1つの実施形態において、画像形成プログラム1
34は、米国カリフォルニア州所在のアドベ・システム
社(Adobe Systems, Inc.)によって製造販売されている
PhotoShop画像形成プログラムである。画像形
成プログラム134は、その他のいかなる既知の画像処
理アプリケーション・プログラムによっても代替するこ
とができる。
【0021】図4に見られるように、モアレ減少モジュ
ール133は、走査制御プログラム132および画像形
成プログラム134とインターフェースする。モアレ減
少モジュール133は、走査制御プログラム132から
オリジナル・ドキュメント140の走査画像のピクセル
・データを受け取る。代替的形態として、モアレ減少モ
ジュール133は、画像形成アプリケーション・プログ
ラム134とインターフェースする機能モジュールとす
ることができる。この場合、ピクセル・データが走査制
御プログラム132から画像形成プログラム134へ伝
送された後、モアレ減少モジュール133がアクセスさ
れる。
ール133は、走査制御プログラム132および画像形
成プログラム134とインターフェースする。モアレ減
少モジュール133は、走査制御プログラム132から
オリジナル・ドキュメント140の走査画像のピクセル
・データを受け取る。代替的形態として、モアレ減少モ
ジュール133は、画像形成アプリケーション・プログ
ラム134とインターフェースする機能モジュールとす
ることができる。この場合、ピクセル・データが走査制
御プログラム132から画像形成プログラム134へ伝
送された後、モアレ減少モジュール133がアクセスさ
れる。
【0022】上述のようにに、オリジナル・ドキュメン
ト140は、中間調画像、連続階調画像およびテキスト
画像を含んでいる可能性がある。従って、ドキュメント
140の走査された画像は、走査された中間調画像、走
査された連続階調画像および走査されたテキスト画像を
含む可能性がある。同じく上述のように、モアレ・パタ
ーンは、典型的には、中間調画像の走査の間に中間調画
像の走査された中間調画像に持ち込まれる。
ト140は、中間調画像、連続階調画像およびテキスト
画像を含んでいる可能性がある。従って、ドキュメント
140の走査された画像は、走査された中間調画像、走
査された連続階調画像および走査されたテキスト画像を
含む可能性がある。同じく上述のように、モアレ・パタ
ーンは、典型的には、中間調画像の走査の間に中間調画
像の走査された中間調画像に持ち込まれる。
【0023】本発明の1つの実施形態に従って、モアレ
減少モジュール133は、先ず、ドキュメント140の
走査された画像の1つのピクセルが走査された連続階調
画像に属しているように見えるか否かを決定する。もし
そうであれば、モアレ減少モジュール133はそのピク
セルを処理せず、そのピクセルのピクセル値は変更され
ないままにおかれる。これによって、ドキュメント14
0の走査された画像の連続階調画像の詳細が保持され
る。
減少モジュール133は、先ず、ドキュメント140の
走査された画像の1つのピクセルが走査された連続階調
画像に属しているように見えるか否かを決定する。もし
そうであれば、モアレ減少モジュール133はそのピク
セルを処理せず、そのピクセルのピクセル値は変更され
ないままにおかれる。これによって、ドキュメント14
0の走査された画像の連続階調画像の詳細が保持され
る。
【0024】もしもそのピクセルが走査された連続階調
画像に属していないように見えれば、モアレ減少モジュ
ール133は、修正メジアンフィルタ(すなわち図5お
よび図9のフィルタリング・プロセッサ142)を使用
してピクセルを処理し、走査された画像の中間調画像に
おけるモアレ・パターンを最小限にとどめる。ドキュメ
ント140の走査された画像のテキスト画像に属するピ
クセルを無修正のまま通過させるように、修正メジアン
フィルタのフィルタ窓が設計される。このようにして、
モアレ減少モジュール133が、走査された画像の連続
階調画像およびテキスト画像の解像度を低下させること
なく走査された画像の中間調画像に発生するモアレ・パ
ターンを最小にすることができる。このことは、モアレ
減少モジュール133が、走査された画像のぼけを招く
ことなく、ドキュメント140の走査された中間調画像
におけるモアレ・パターンを減少させることを意味す
る。図5ないし図11を参照しながらモアレ減少モジュ
ール133の詳細を以下記述する。
画像に属していないように見えれば、モアレ減少モジュ
ール133は、修正メジアンフィルタ(すなわち図5お
よび図9のフィルタリング・プロセッサ142)を使用
してピクセルを処理し、走査された画像の中間調画像に
おけるモアレ・パターンを最小限にとどめる。ドキュメ
ント140の走査された画像のテキスト画像に属するピ
クセルを無修正のまま通過させるように、修正メジアン
フィルタのフィルタ窓が設計される。このようにして、
モアレ減少モジュール133が、走査された画像の連続
階調画像およびテキスト画像の解像度を低下させること
なく走査された画像の中間調画像に発生するモアレ・パ
ターンを最小にすることができる。このことは、モアレ
減少モジュール133が、走査された画像のぼけを招く
ことなく、ドキュメント140の走査された中間調画像
におけるモアレ・パターンを減少させることを意味す
る。図5ないし図11を参照しながらモアレ減少モジュ
ール133の詳細を以下記述する。
【0025】モアレ減少モジュール133は、図5に示
されるように、バッファ141およびバッファ141に
接続されたフィルタリング・プロセッサ142を含む。
バッファ141は、ピクセル・データがフィルタリング
・プロセッサ142によって処理される前に、走査画像
のピクセル・データを走査制御プログラム132から受
け取って記憶するために使用される。バッファ141の
記憶容量は、フィルタリング・プロセッサ142のフィ
ルタ窓の設計に依存する。本発明の1つの実施形態にお
いて、バッファ141の記憶容量は、ピクセル・データ
の少くとも3本の走査線がバッファ141に同時に記憶
されることを可能にするような容量である。フィルタリ
ング・プロセッサの設計次第でバッファ141の記憶容
量は上記より大きくも小さくもすることができる。
されるように、バッファ141およびバッファ141に
接続されたフィルタリング・プロセッサ142を含む。
バッファ141は、ピクセル・データがフィルタリング
・プロセッサ142によって処理される前に、走査画像
のピクセル・データを走査制御プログラム132から受
け取って記憶するために使用される。バッファ141の
記憶容量は、フィルタリング・プロセッサ142のフィ
ルタ窓の設計に依存する。本発明の1つの実施形態にお
いて、バッファ141の記憶容量は、ピクセル・データ
の少くとも3本の走査線がバッファ141に同時に記憶
されることを可能にするような容量である。フィルタリ
ング・プロセッサの設計次第でバッファ141の記憶容
量は上記より大きくも小さくもすることができる。
【0026】本発明の1つの実施形態において、フィル
タリング・プロセッサ142は、非再帰的フィルタリン
グ演算を採用する。このことは、たとえ新しいピクセル
値がある1つのピクセルのために計算されたとしても、
後続のピクセルの将来の計算のためには、計算された新
しい値ではなく、そのピクセルのオリジナルのピクセル
値が使用されるということを意味する。別の実施形態で
は、フィルタリング・プロセッサ142は再帰的フィル
タリング演算を使う。
タリング・プロセッサ142は、非再帰的フィルタリン
グ演算を採用する。このことは、たとえ新しいピクセル
値がある1つのピクセルのために計算されたとしても、
後続のピクセルの将来の計算のためには、計算された新
しい値ではなく、そのピクセルのオリジナルのピクセル
値が使用されるということを意味する。別の実施形態で
は、フィルタリング・プロセッサ142は再帰的フィル
タリング演算を使う。
【0027】フィルタリング・プロセッサ142は、
(図3の)プロセッサ102によって実行されるソフトウ
ェア・プログラムとして、あるいは、分離したハードウ
ェアまたはファームウェアの形態で、実施することがで
きる。フィルタリング・プロセッサ142がソフトウェ
ア・プログラムとして実施される場合、バッファ141
は(図3の)メモリ104の形態で実施されることができ
る。フィルタリング・プロセッサ142が分離したハー
ドウェアまたはファームウェアの形態で実施される場
合、バッファ141は、分離したメモリまたはメモリ1
04によって実施されることができる。
(図3の)プロセッサ102によって実行されるソフトウ
ェア・プログラムとして、あるいは、分離したハードウ
ェアまたはファームウェアの形態で、実施することがで
きる。フィルタリング・プロセッサ142がソフトウェ
ア・プログラムとして実施される場合、バッファ141
は(図3の)メモリ104の形態で実施されることができ
る。フィルタリング・プロセッサ142が分離したハー
ドウェアまたはファームウェアの形態で実施される場
合、バッファ141は、分離したメモリまたはメモリ1
04によって実施されることができる。
【0028】(図4の)ドキュメント140の走査された
画像のピクセル・データを処理するためフィルタリング
・プロセッサ142が使用される。前述したように、ド
キュメント140の走査された画像は、走査された中間
調画像、走査された連続階調画像および走査されたテキ
スト画像を含む。本発明の1つの実施形態に従って、フ
ィルタリング・プロセッサ142は、走査された画像の
走査された中間調画像を処理して、走査された中間調画
像におけるモアレ・パターンを最小にする。一方、フィ
ルタリング・プロセッサ142は、典型的には、ドキュ
メント140の走査された画像の解像度が低下しないよ
うに走査された連続階調およびテキスト画像のピクセル
・データは変更せずに残す。フィルタリング・プロセッ
サ142は、本質的には、特別に設計されたフィルタ窓
(例えばフィルタ窓160)を備えた修正メジアンフィ
ルタである。図7は、フィルタリング・プロセッサ14
2のフィルタ窓160を示す(詳細は後述)。図9は、フ
ィルタリング・プロセッサ142の動作を示す(詳細は
後述)。
画像のピクセル・データを処理するためフィルタリング
・プロセッサ142が使用される。前述したように、ド
キュメント140の走査された画像は、走査された中間
調画像、走査された連続階調画像および走査されたテキ
スト画像を含む。本発明の1つの実施形態に従って、フ
ィルタリング・プロセッサ142は、走査された画像の
走査された中間調画像を処理して、走査された中間調画
像におけるモアレ・パターンを最小にする。一方、フィ
ルタリング・プロセッサ142は、典型的には、ドキュ
メント140の走査された画像の解像度が低下しないよ
うに走査された連続階調およびテキスト画像のピクセル
・データは変更せずに残す。フィルタリング・プロセッ
サ142は、本質的には、特別に設計されたフィルタ窓
(例えばフィルタ窓160)を備えた修正メジアンフィ
ルタである。図7は、フィルタリング・プロセッサ14
2のフィルタ窓160を示す(詳細は後述)。図9は、フ
ィルタリング・プロセッサ142の動作を示す(詳細は
後述)。
【0029】要約すれば、フィルタリング・プロセッサ
142は、処理すべきピクセル(以下標本ピクセルと呼
ぶ)を選択する。次に、フィルタリング・プロセッサ1
42は、フィルタリング・プロセッサ142のフィルタ
窓の範囲内に入る(標本ピクセルに隣接する)多数の隣接
ピクセルを取得する。フィルタ窓の中心には標本ピクセ
ルが置かれ、このフィルタ窓を使用して、該標本ピクセ
ルに関する新しいピクセル値を計算するために使用され
るべき隣接ピクセルが定められる。次に、フィルタリン
グ・プロセッサ142は、標本ピクセルが選択された隣
接ピクセルに類似しているか否かを判定することによっ
て、標本ピクセルが走査された連続階調画像に属してい
るように見えるか否かを判断する。もしそうであれば、
標本ピクセルは無修正のままフィルタリング・プロセッ
サ142を通過する。もしも標本ピクセルが少くとも1
つの隣接ピクセルと大幅に異なれば(すなわち標本ピク
セルが連続階調画像に属しているように見えない場
合)、フィルタリング・プロセッサ142は、隣接ピク
セルおよび標本ピクセルの中の中央値ピクセルのピクセ
ル値に標本ピクセルのピクセル値を置き換える。フィル
タリング・プロセッサ142のフィルタ窓は、標本ピク
セルが保持されるべき走査テキストに属しているように
見える場合、中央値ピクセルを標本ピクセルとするよう
に設計される。これによって、標本ピクセルは、それが
走査されたテキスト画像に属している時、変更せずにフ
ィルタリング・プロセッサ142を通過することが可能
となる。中央値(メジアン)ピクセルは、多数のピクセル
が昇順に配列あるいは分類されている時その多数のピク
セル中の中央ピクセル値を持つピクセルである。中央値
ピクセルのピクセル値を以下中央値ピクセル値と呼ぶ。
142は、処理すべきピクセル(以下標本ピクセルと呼
ぶ)を選択する。次に、フィルタリング・プロセッサ1
42は、フィルタリング・プロセッサ142のフィルタ
窓の範囲内に入る(標本ピクセルに隣接する)多数の隣接
ピクセルを取得する。フィルタ窓の中心には標本ピクセ
ルが置かれ、このフィルタ窓を使用して、該標本ピクセ
ルに関する新しいピクセル値を計算するために使用され
るべき隣接ピクセルが定められる。次に、フィルタリン
グ・プロセッサ142は、標本ピクセルが選択された隣
接ピクセルに類似しているか否かを判定することによっ
て、標本ピクセルが走査された連続階調画像に属してい
るように見えるか否かを判断する。もしそうであれば、
標本ピクセルは無修正のままフィルタリング・プロセッ
サ142を通過する。もしも標本ピクセルが少くとも1
つの隣接ピクセルと大幅に異なれば(すなわち標本ピク
セルが連続階調画像に属しているように見えない場
合)、フィルタリング・プロセッサ142は、隣接ピク
セルおよび標本ピクセルの中の中央値ピクセルのピクセ
ル値に標本ピクセルのピクセル値を置き換える。フィル
タリング・プロセッサ142のフィルタ窓は、標本ピク
セルが保持されるべき走査テキストに属しているように
見える場合、中央値ピクセルを標本ピクセルとするよう
に設計される。これによって、標本ピクセルは、それが
走査されたテキスト画像に属している時、変更せずにフ
ィルタリング・プロセッサ142を通過することが可能
となる。中央値(メジアン)ピクセルは、多数のピクセル
が昇順に配列あるいは分類されている時その多数のピク
セル中の中央ピクセル値を持つピクセルである。中央値
ピクセルのピクセル値を以下中央値ピクセル値と呼ぶ。
【0030】フィルタリング・プロセッサ142のフィ
ルタ窓の形状およびサイズが、どの信号またはピクセル
が無変更でフィルタリング・プロセッサ142を通過す
ることができるかを決定する。図7は、本発明の1つの
実施形態に従って走査されたテキスト画像ピクセルを無
変更のまま通過させるフィルタリング・プロセッサ14
2のフィルタ窓160の形状およびサイズを示す。1つ
の実施形態において、フィルタリング・プロセッサ14
2のフィルタ窓のサイズは、長さ3ピクセル、幅3ピク
セルである。これによって、フィルタリング・プロセッ
サ142の所望の構造上の制約を遵守しつつ、フィルタ
リング・プロセッサ142が必要とする計算およびメモ
リ空間を最も控えめなものすることができる。代替的形
態として、フィルタリング・プロセッサ142のフィル
タ窓を3×3ピクセルより大きくも小さくもすることが
できる。
ルタ窓の形状およびサイズが、どの信号またはピクセル
が無変更でフィルタリング・プロセッサ142を通過す
ることができるかを決定する。図7は、本発明の1つの
実施形態に従って走査されたテキスト画像ピクセルを無
変更のまま通過させるフィルタリング・プロセッサ14
2のフィルタ窓160の形状およびサイズを示す。1つ
の実施形態において、フィルタリング・プロセッサ14
2のフィルタ窓のサイズは、長さ3ピクセル、幅3ピク
セルである。これによって、フィルタリング・プロセッ
サ142の所望の構造上の制約を遵守しつつ、フィルタ
リング・プロセッサ142が必要とする計算およびメモ
リ空間を最も控えめなものすることができる。代替的形
態として、フィルタリング・プロセッサ142のフィル
タ窓を3×3ピクセルより大きくも小さくもすることが
できる。
【0031】周知のように、メジアンフィルタは、その
ルート信号を保持する。これは、メジアンフィルタが衝
撃信号をフィルタする際特定の信号または画像特性を取
り除くのではないことを意味する。ルート信号は、メジ
アンフィルタの構造的制約とも呼ばれることがある。
ルート信号を保持する。これは、メジアンフィルタが衝
撃信号をフィルタする際特定の信号または画像特性を取
り除くのではないことを意味する。ルート信号は、メジ
アンフィルタの構造的制約とも呼ばれることがある。
【0032】上述のように、フィルタリング・プロセッ
サ142は、ドキュメント140の走査された連続階調
およびテキスト画像の画像解像度を低下させることなく
ドキュメント140の走査された中間調画像のモアレ・
パターンを最小にする修正メジアンフィルタである。こ
れは、フィルタリング・プロセッサ142が、走査され
た画像のテキスト、走査線および稜線のピクセル・デー
タを通過させなければならないことを意味する。従っ
て、フィルタリング・プロセッサ142の所望の構造的
制約(すなわちルート信号)は、(例えば、水平および垂
直線のような)直線を含まなければならない。それに加
えて、フィルタリング・プロセッサ142の所望の構造
的制約142は、鮮明なテキストを生成するためコーナ
ーを含まなければならない。フィルタリング・プロセッ
サ142のためコーナーおよび直線が所望のルート信号
として選択される理由は、それらのエレメントがテキス
トおよび線描において最も普遍的であるからである。加
えて、人間の視覚は、水平および垂直方向にやや敏感な
傾向がある。図6は、フィルタリング・プロセッサ14
2に関して望まれる構造的制約のいくつかを示す。図6
の(A)ないし(F)の信号をルート信号として含むどのよ
うなフィルタも水平および垂直稜線をルート信号として
含む点に注意する必要がある。しかしながら、フィルタ
リング・プロセッサ142の所望のルート信号は、その
他のタイプの画像特性を含むことができる点は理解され
るべきである。例えば、ルート信号は、斜線や稜線を含
むこともある。
サ142は、ドキュメント140の走査された連続階調
およびテキスト画像の画像解像度を低下させることなく
ドキュメント140の走査された中間調画像のモアレ・
パターンを最小にする修正メジアンフィルタである。こ
れは、フィルタリング・プロセッサ142が、走査され
た画像のテキスト、走査線および稜線のピクセル・デー
タを通過させなければならないことを意味する。従っ
て、フィルタリング・プロセッサ142の所望の構造的
制約(すなわちルート信号)は、(例えば、水平および垂
直線のような)直線を含まなければならない。それに加
えて、フィルタリング・プロセッサ142の所望の構造
的制約142は、鮮明なテキストを生成するためコーナ
ーを含まなければならない。フィルタリング・プロセッ
サ142のためコーナーおよび直線が所望のルート信号
として選択される理由は、それらのエレメントがテキス
トおよび線描において最も普遍的であるからである。加
えて、人間の視覚は、水平および垂直方向にやや敏感な
傾向がある。図6は、フィルタリング・プロセッサ14
2に関して望まれる構造的制約のいくつかを示す。図6
の(A)ないし(F)の信号をルート信号として含むどのよ
うなフィルタも水平および垂直稜線をルート信号として
含む点に注意する必要がある。しかしながら、フィルタ
リング・プロセッサ142の所望のルート信号は、その
他のタイプの画像特性を含むことができる点は理解され
るべきである。例えば、ルート信号は、斜線や稜線を含
むこともある。
【0033】図5の(A)−(F)に見られるように、ルー
ト信号151ないし156の各々は、3×3ピクセル窓
の範囲内にある。それらルート信号151−156の各
々に関して、それぞれの中心ピクセル(すなわちピクセ
ル151a、152a、153a、154a、155a
または156a)のピクセル値は、(図5の)フィルタリ
ング・プロセッサ142を通過する際、それぞれのルー
ト信号を保持するため、変更されない。これは、例え
ば、図5のフィルタリング・プロセッサ142は、受け
取ったピクセルがピクセル151aであることを知る
と、フィルタリング・プロセッサ142が、ピクセル1
51aがルート信号151に属するためピクセル151
aを無変更で通過させることを意味する。
ト信号151ないし156の各々は、3×3ピクセル窓
の範囲内にある。それらルート信号151−156の各
々に関して、それぞれの中心ピクセル(すなわちピクセ
ル151a、152a、153a、154a、155a
または156a)のピクセル値は、(図5の)フィルタリ
ング・プロセッサ142を通過する際、それぞれのルー
ト信号を保持するため、変更されない。これは、例え
ば、図5のフィルタリング・プロセッサ142は、受け
取ったピクセルがピクセル151aであることを知る
と、フィルタリング・プロセッサ142が、ピクセル1
51aがルート信号151に属するためピクセル151
aを無変更で通過させることを意味する。
【0034】フィルタリング・プロセッサ142が(図
5のAないしFの)ルート信号151−156を維持す
るため、フィルタリング・プロセッサ142のフィルタ
窓は、フィルタリング・プロセッサ142が(図5のA
ないしFの)ルート信号を無変更で通過させることがで
きるような形状でなければならない。本発明の1つの実
施形態に従って、フィルタリング・プロセッサ142の
フィルタ窓は、図7に示されているような十字型の5個
のピクセルのフィルタ窓160である。図7に見られる
ように、フィルタ窓160は、水平ピクセル窓160a
および水平ピクセル窓160aを横切る垂直ピクセル窓
160bを持つ十字型窓である。十字型フィルタ窓16
0を持つことによって、図5のフィルタリング・プロセ
ッサ142によって計算される中央値ピクセルは、(図
6のAないしFの)ルート信号151−156に関して
常に中心ピクセルP5である。このことは、中心ピクセ
ルがルート信号151−156の1つに属していれば、
フィルタリング・プロセッサ142はフィルタ窓160
の中心ピクセルP5のピクセル値を変更しないことを意
味する。加えて、十字型フィルタ窓160は、図5のフ
ィルタリング・プロセッサ142の計算およびメモリ要
件を最小にする。フィルタ窓160における中心ピクセ
ルP5は、十字型フィルタ窓160の範囲内のピクセル
を使用してフィルタリング・プロセッサ142がその値
を計算しなければならないピクセルである。
5のAないしFの)ルート信号151−156を維持す
るため、フィルタリング・プロセッサ142のフィルタ
窓は、フィルタリング・プロセッサ142が(図5のA
ないしFの)ルート信号を無変更で通過させることがで
きるような形状でなければならない。本発明の1つの実
施形態に従って、フィルタリング・プロセッサ142の
フィルタ窓は、図7に示されているような十字型の5個
のピクセルのフィルタ窓160である。図7に見られる
ように、フィルタ窓160は、水平ピクセル窓160a
および水平ピクセル窓160aを横切る垂直ピクセル窓
160bを持つ十字型窓である。十字型フィルタ窓16
0を持つことによって、図5のフィルタリング・プロセ
ッサ142によって計算される中央値ピクセルは、(図
6のAないしFの)ルート信号151−156に関して
常に中心ピクセルP5である。このことは、中心ピクセ
ルがルート信号151−156の1つに属していれば、
フィルタリング・プロセッサ142はフィルタ窓160
の中心ピクセルP5のピクセル値を変更しないことを意
味する。加えて、十字型フィルタ窓160は、図5のフ
ィルタリング・プロセッサ142の計算およびメモリ要
件を最小にする。フィルタ窓160における中心ピクセ
ルP5は、十字型フィルタ窓160の範囲内のピクセル
を使用してフィルタリング・プロセッサ142がその値
を計算しなければならないピクセルである。
【0035】代替的形態において、フィルタリング・プ
ロセッサ142のフィルタ窓はその他の形状を持つこと
ができる。例えば、フィルタリング・プロセッサ142
のフィルタ窓は、3×3加重フィルタ窓を持つことがで
きる。この場合、窓の範囲内の中心ピクセルは3単位の
加重を持ち一方他の8ピクセルの各々は、1単位の加重
を持つ。更に、フィルタ窓の160の形状を、斜めの構
造を複製するため「X」形状にすることもできる。
ロセッサ142のフィルタ窓はその他の形状を持つこと
ができる。例えば、フィルタリング・プロセッサ142
のフィルタ窓は、3×3加重フィルタ窓を持つことがで
きる。この場合、窓の範囲内の中心ピクセルは3単位の
加重を持ち一方他の8ピクセルの各々は、1単位の加重
を持つ。更に、フィルタ窓の160の形状を、斜めの構
造を複製するため「X」形状にすることもできる。
【0036】しかしながら、図7の十字型フィルタ窓6
0は、中央値計算に関して窓160の範囲内にただ5個
のピクセル値があるだけなので、フィルタリング・プロ
セッサ142が必要とする計算を最小限にととめること
ができる。この点は、(例えば3×3加重ピクセル窓の
ような)その他のタイプの3×3ピクセル窓に対する利
点である。
0は、中央値計算に関して窓160の範囲内にただ5個
のピクセル値があるだけなので、フィルタリング・プロ
セッサ142が必要とする計算を最小限にととめること
ができる。この点は、(例えば3×3加重ピクセル窓の
ような)その他のタイプの3×3ピクセル窓に対する利
点である。
【0037】図8は、図7の十字型フィルタ窓160
が、走査された中間調画像の複数ピクセルの間を移動し
て行く様態を示す。図8には、ピクセルの3走査線(す
なわち走査線161−163)が示されている。ピクセ
ルq7が処理されるべきものとすれば、図7の十字型フ
ィルタ窓160は、その中心にq7を置き、処理のため
ピクセルq2、q6、q8およびq12を選択する。次に、
十字型フィルタ窓160は平行移動してフィルタ窓の中
心ピクセルとしてq8を置く。この場合、フィルタ窓1
60はピクセルq3、q7、q9およびq13を選択する。
フィルタ窓160は走査線162の終わりに達するまで
この動作を続ける。
が、走査された中間調画像の複数ピクセルの間を移動し
て行く様態を示す。図8には、ピクセルの3走査線(す
なわち走査線161−163)が示されている。ピクセ
ルq7が処理されるべきものとすれば、図7の十字型フ
ィルタ窓160は、その中心にq7を置き、処理のため
ピクセルq2、q6、q8およびq12を選択する。次に、
十字型フィルタ窓160は平行移動してフィルタ窓の中
心ピクセルとしてq8を置く。この場合、フィルタ窓1
60はピクセルq3、q7、q9およびq13を選択する。
フィルタ窓160は走査線162の終わりに達するまで
この動作を続ける。
【0038】図7および図9を参照して、図5のフィル
タリング・プロセッサ142の一層詳細な動作を以下に
記述する。動作は、図9のステップ180で始まる。ス
テップ181で、変数ERRがゼロに設定される。変数
ERRは、出力ピクセル値と対応する入力ピクセル値の
間の誤差の移動合計である。ステップ182で、処理の
ためピクセルPNが受け取られる。ピクセルPNは、図7
において示されるようにピクセルP5である。次に、ス
テップ183において、(図4の)フィルタリング・プロ
セッサ142が、十字型窓160に基づいてピクセルP
Nの隣接ピクセルP1ないしPN-1(すなわちピクセルP1
ないしP4)を決定する。ステップ184において、フィ
ルタリング・プロセッサ142は、ピクセルP1ないし
P4のいずれか1つのピクセル値とピクセルP5のピクセ
ル値の間の差の絶対値があらかじめ決められた値Tより
大きいか否かを判定する。このステップによって、ピク
セルP5が走査された画像の連続階調画像に属している
ように見えるか否かが判断される。ピクセルP5がその
隣接ピクセルP1ないしP4に類似しているか否かを判断
することによって、フィルタリング・プロセッサ142
は、ピクセルP5が走査された画像の連続階調画像に属
しているように見えるか否かを判断する。
タリング・プロセッサ142の一層詳細な動作を以下に
記述する。動作は、図9のステップ180で始まる。ス
テップ181で、変数ERRがゼロに設定される。変数
ERRは、出力ピクセル値と対応する入力ピクセル値の
間の誤差の移動合計である。ステップ182で、処理の
ためピクセルPNが受け取られる。ピクセルPNは、図7
において示されるようにピクセルP5である。次に、ス
テップ183において、(図4の)フィルタリング・プロ
セッサ142が、十字型窓160に基づいてピクセルP
Nの隣接ピクセルP1ないしPN-1(すなわちピクセルP1
ないしP4)を決定する。ステップ184において、フィ
ルタリング・プロセッサ142は、ピクセルP1ないし
P4のいずれか1つのピクセル値とピクセルP5のピクセ
ル値の間の差の絶対値があらかじめ決められた値Tより
大きいか否かを判定する。このステップによって、ピク
セルP5が走査された画像の連続階調画像に属している
ように見えるか否かが判断される。ピクセルP5がその
隣接ピクセルP1ないしP4に類似しているか否かを判断
することによって、フィルタリング・プロセッサ142
は、ピクセルP5が走査された画像の連続階調画像に属
しているように見えるか否かを判断する。
【0039】あらかじめ決められた値Tは、フィルタリ
ング・プロセッサ142が走査された中間調画像に対し
てモアレ・パターンを減少させるためピクセルの処理を
開始すべきレベルまたはしきい値を定めるものである。
値Tが比較的大きければ、多数のモアレ・パターンが無
修正のままフィルタリング・プロセッサ142を通過す
ることになり、一方、小さいTの値は走査された連続階
調画像の細密部分を除去して画像をぼかすことになる。
本発明の1つの実施形態において、フィルタリング・プ
ロセッサ142に送られる各ピクセル値は、8ビット画
像データによって表現される。この場合、走査された中
間調画像の各ピクセルは、ゼロと255の間のいずれか
の値をとり、最も低い値は最も暗いピクセルを表現す
る。このタイプのデータに関しては、値Tはゼロから2
55の間で選択することができるが、値Tを約20であ
るように選択すると、走査された連続階調画像の高解像
度細部を保持しながら大幅なモアレ減少がフィルタリン
グ・プロセッサ142によって達成されることが観察さ
れている。従って、本発明の1つの実施形態において、
値Tは20として選択される。値Tを20より大きくあ
るいは小さく実施することも可能である。
ング・プロセッサ142が走査された中間調画像に対し
てモアレ・パターンを減少させるためピクセルの処理を
開始すべきレベルまたはしきい値を定めるものである。
値Tが比較的大きければ、多数のモアレ・パターンが無
修正のままフィルタリング・プロセッサ142を通過す
ることになり、一方、小さいTの値は走査された連続階
調画像の細密部分を除去して画像をぼかすことになる。
本発明の1つの実施形態において、フィルタリング・プ
ロセッサ142に送られる各ピクセル値は、8ビット画
像データによって表現される。この場合、走査された中
間調画像の各ピクセルは、ゼロと255の間のいずれか
の値をとり、最も低い値は最も暗いピクセルを表現す
る。このタイプのデータに関しては、値Tはゼロから2
55の間で選択することができるが、値Tを約20であ
るように選択すると、走査された連続階調画像の高解像
度細部を保持しながら大幅なモアレ減少がフィルタリン
グ・プロセッサ142によって達成されることが観察さ
れている。従って、本発明の1つの実施形態において、
値Tは20として選択される。値Tを20より大きくあ
るいは小さく実施することも可能である。
【0040】ステップ184において、ピクセルP1な
いしP4の少なくとも1つのピクセル値がピクセルP5の
ピクセル値よりあらかじめ決められた値Tより離れてい
ると判断されれば、処理はステップ185へ進む。もし
も離れていなければ、ステップ185ないし187を飛
び越えてステップ188へ進む。
いしP4の少なくとも1つのピクセル値がピクセルP5の
ピクセル値よりあらかじめ決められた値Tより離れてい
ると判断されれば、処理はステップ185へ進む。もし
も離れていなければ、ステップ185ないし187を飛
び越えてステップ188へ進む。
【0041】ステップ185においては、ピクセルP1
ないしP5はそれらのピクセル値に従ってソートして並
べられる。この処理は、例えば、P2≧P3≧P1≧P5≧
P4であれば、それらピクセルはその順番に並べられる
ことを意味する。ここで、VN=P2、V1=P4とされ、
次に、ステップ186において、ピクセルP5の新しい
ピクセル値Vは次式によって得られる。 V=V(N+1)/2−α×ERR 上式において、V(N+1)/2は、ソートされたピクセルP1
ないしP5の中央ピクセルを表す。ステップ185およ
びステップ186は、フィルタリング・プロセッサ14
2のメジアンフィルタ処理を表している。
ないしP5はそれらのピクセル値に従ってソートして並
べられる。この処理は、例えば、P2≧P3≧P1≧P5≧
P4であれば、それらピクセルはその順番に並べられる
ことを意味する。ここで、VN=P2、V1=P4とされ、
次に、ステップ186において、ピクセルP5の新しい
ピクセル値Vは次式によって得られる。 V=V(N+1)/2−α×ERR 上式において、V(N+1)/2は、ソートされたピクセルP1
ないしP5の中央ピクセルを表す。ステップ185およ
びステップ186は、フィルタリング・プロセッサ14
2のメジアンフィルタ処理を表している。
【0042】上述のように、モアレ・パターンを最小化
するように走査された中間調画像のピクセルを処理する
時、図7のフィルタ窓160は、走査されたテキスト画
像に属していると思われるピクセル(すなわちルート信
号151−156)をフィルタリング・プロセッサ14
2が無変更で通過させることを可能にする。従って、も
しもピクセルP5が走査テキスト画像に属しているよう
に見えれば(すなわち図6のAないしFのルート信号1
51−156の1つに属していれば)、ステップ185
および186における計算において、フィルタリング・
プロセッサ142の十字型フィルタ窓に従って中央ピク
セルV(N+1)/2はピクセルP5であるとされる。このよう
にして、図5のフィルタリング・プロセッサ142はド
キュメント140の走査された画像のテキスト画像の細
部を保持する。
するように走査された中間調画像のピクセルを処理する
時、図7のフィルタ窓160は、走査されたテキスト画
像に属していると思われるピクセル(すなわちルート信
号151−156)をフィルタリング・プロセッサ14
2が無変更で通過させることを可能にする。従って、も
しもピクセルP5が走査テキスト画像に属しているよう
に見えれば(すなわち図6のAないしFのルート信号1
51−156の1つに属していれば)、ステップ185
および186における計算において、フィルタリング・
プロセッサ142の十字型フィルタ窓に従って中央ピク
セルV(N+1)/2はピクセルP5であるとされる。このよう
にして、図5のフィルタリング・プロセッサ142はド
キュメント140の走査された画像のテキスト画像の細
部を保持する。
【0043】次に、ステップ187において、変数ER
Rが更新される。次に、ステップ188において、なお
処理すべき走査画像ピクセルがあるか否か判断される。
そうであれば、ステップ182が繰り返される。さもな
ければ処理動作はステップ189で終了する。ピクセル
は、典型的には、ラスター順序で、すなわち、走査され
た画像の各行が左から右へ処理され列が最上部から最下
部へという順序で、処理される。
Rが更新される。次に、ステップ188において、なお
処理すべき走査画像ピクセルがあるか否か判断される。
そうであれば、ステップ182が繰り返される。さもな
ければ処理動作はステップ189で終了する。ピクセル
は、典型的には、ラスター順序で、すなわち、走査され
た画像の各行が左から右へ処理され列が最上部から最下
部へという順序で、処理される。
【0044】上述のように、パラメータαは、フィルタ
リング・プロセッサ142から出力される局所的ピクセ
ル平均値が走査された中間調画像の局所的平均値に近似
していることをを保証するように選択されなければなら
ない。(図5の)フィルタリング・プロセッサ142の
(図7の)フィルタ窓160がたとえ長さ3ピクセル幅3
ピクセルにすぎないとしても、このような誤差先送りに
よって、3ピクセル以上離れている循環ドット構造をな
にがしか平滑化することを可能にする。パラメータαは
ゼロと1の間で選択される。パラメータαの値を1より
大にするとフィルタリング・プロセッサ142がモアレ
・パターンを減少させるというよりもむしろ増加させる
結果となり、値をゼロ未満とすると、上下限を持った入
力信号に関する出力が限度のないものとなるという意味
においてフィルタリング・プロセッサ142は不安定と
なるので、パラメータαはゼロと1の間に定められる。
ゼロと1の間の値に関する限り、比較的小さい値は、フ
ィルタリング・プロセッサ142の平滑化が最大限とな
るが、平均入力値と平均出力値の間の誤差を最大にす
る。値αを比較的大きくすると、フィルタリング・プロ
セッサ142は平均グレーレベルをより正確に維持する
が、高周波モアレ・パターンの大部分を排除しない。ま
た、比較的大きいα値は、フィルタリング・プロセッサ
142がデータ統計量の変化により迅速に対処すること
を可能にする。図10は、フィルタリング・プロセッサ
142の出力に対するパラメータαの効果を正確に図示
する合成画像190である。図11は、図10の画像に
関する種々の値のパラメータαの効果を示す。
リング・プロセッサ142から出力される局所的ピクセ
ル平均値が走査された中間調画像の局所的平均値に近似
していることをを保証するように選択されなければなら
ない。(図5の)フィルタリング・プロセッサ142の
(図7の)フィルタ窓160がたとえ長さ3ピクセル幅3
ピクセルにすぎないとしても、このような誤差先送りに
よって、3ピクセル以上離れている循環ドット構造をな
にがしか平滑化することを可能にする。パラメータαは
ゼロと1の間で選択される。パラメータαの値を1より
大にするとフィルタリング・プロセッサ142がモアレ
・パターンを減少させるというよりもむしろ増加させる
結果となり、値をゼロ未満とすると、上下限を持った入
力信号に関する出力が限度のないものとなるという意味
においてフィルタリング・プロセッサ142は不安定と
なるので、パラメータαはゼロと1の間に定められる。
ゼロと1の間の値に関する限り、比較的小さい値は、フ
ィルタリング・プロセッサ142の平滑化が最大限とな
るが、平均入力値と平均出力値の間の誤差を最大にす
る。値αを比較的大きくすると、フィルタリング・プロ
セッサ142は平均グレーレベルをより正確に維持する
が、高周波モアレ・パターンの大部分を排除しない。ま
た、比較的大きいα値は、フィルタリング・プロセッサ
142がデータ統計量の変化により迅速に対処すること
を可能にする。図10は、フィルタリング・プロセッサ
142の出力に対するパラメータαの効果を正確に図示
する合成画像190である。図11は、図10の画像に
関する種々の値のパラメータαの効果を示す。
【0045】図10に見られるように、合成画像190
は、1つの行(すなわち行191)を除き一定のグレー値
を有する。行191に関しては、ピクセルの値は1つお
きに200である(すなわち本質的に白である)。この画
像190が、フィルタリング・プロセッサ142に対す
る入力として使用されると、その入力信号は、図11の
入力信号で示されるような波形となる。このケースで
は、一定でない行191だけが変更される。図11は、
(図10の)一定でない行191の出力行が値の変化によ
って変化する様態を示している。値がゼロに等しけれ
ば、図5のフィルタリング・プロセッサ142はなにも
出力しない。値が1であれば、フィルタリング・プロセ
ッサ142は、単に行191を1ピクセル分右へシフト
させて複製して行全体を出力する。図11に見られるよ
うに、αがほぼ0.25に等しい時、良好な出力結果が
得られる。これはほとんどの画像についてあてはまる。
は、1つの行(すなわち行191)を除き一定のグレー値
を有する。行191に関しては、ピクセルの値は1つお
きに200である(すなわち本質的に白である)。この画
像190が、フィルタリング・プロセッサ142に対す
る入力として使用されると、その入力信号は、図11の
入力信号で示されるような波形となる。このケースで
は、一定でない行191だけが変更される。図11は、
(図10の)一定でない行191の出力行が値の変化によ
って変化する様態を示している。値がゼロに等しけれ
ば、図5のフィルタリング・プロセッサ142はなにも
出力しない。値が1であれば、フィルタリング・プロセ
ッサ142は、単に行191を1ピクセル分右へシフト
させて複製して行全体を出力する。図11に見られるよ
うに、αがほぼ0.25に等しい時、良好な出力結果が
得られる。これはほとんどの画像についてあてはまる。
【0046】ここまで記述してきた(図4の)モアレ減少
モジュールは、白黒画像データを処理するためのもので
ある。しかし、上記記述は、同様にカラー画像の処理に
も簡単に拡張することができる。カラー画像処理にモア
レ減少モジュールを拡張する1つの方法は、走査された
カラー平面の各々にモジュール133を単に適用するも
のである。別の方法は、カラー画像を赤緑青カラー組合
せから輝度−クロミナンス・カラー領域へ変換し、1つ
または複数の変換されたカラー平面に対して処理を行う
というものである。
モジュールは、白黒画像データを処理するためのもので
ある。しかし、上記記述は、同様にカラー画像の処理に
も簡単に拡張することができる。カラー画像処理にモア
レ減少モジュールを拡張する1つの方法は、走査された
カラー平面の各々にモジュール133を単に適用するも
のである。別の方法は、カラー画像を赤緑青カラー組合
せから輝度−クロミナンス・カラー領域へ変換し、1つ
または複数の変換されたカラー平面に対して処理を行う
というものである。
【0047】以上、本発明を特定の実施形態を参照して
記述したが、本発明は、その理念および有効範囲を逸脱
することなく種々の修正および変更を加えることができ
る点は当業者にとって明白であろう。
記述したが、本発明は、その理念および有効範囲を逸脱
することなく種々の修正および変更を加えることができ
る点は当業者にとって明白であろう。
【0048】本発明には、例として次のような実施様態
が含まれる。 (1)走査された中間調画像および走査されたテキスト
画像を有する走査された画像を処理する方法であって、
上記走査されたテキスト画像の画像ピクセルを実質的に
無変更で通過させることを可能にするフィルタ窓を修正
メジアンフィルタに備えるステップ(A)と、上記走査さ
れたテキスト画像の解像度を保持しながら、上記走査さ
れた中間調画像におけるモアレ・パターンを最小にする
ように上記修正メジアンフィルタを使用して上記走査さ
れた画像の画像ピクセルを処理するステップ(B)と、を
含む走査画像処理方法。 (2)上記フィルタ窓が、水平ピクセル窓および該水平
ピクセル窓と交差する垂直ピクセル窓を有する十字型窓
である、上記(1)に記載の走査画像処理方法。 (3)上記水平ピクセル窓および上記垂直ピクセル窓の
各々の窓が3画像ピクセル分の大きさである、上記
(2)に記載の走査画像処理方法。
が含まれる。 (1)走査された中間調画像および走査されたテキスト
画像を有する走査された画像を処理する方法であって、
上記走査されたテキスト画像の画像ピクセルを実質的に
無変更で通過させることを可能にするフィルタ窓を修正
メジアンフィルタに備えるステップ(A)と、上記走査さ
れたテキスト画像の解像度を保持しながら、上記走査さ
れた中間調画像におけるモアレ・パターンを最小にする
ように上記修正メジアンフィルタを使用して上記走査さ
れた画像の画像ピクセルを処理するステップ(B)と、を
含む走査画像処理方法。 (2)上記フィルタ窓が、水平ピクセル窓および該水平
ピクセル窓と交差する垂直ピクセル窓を有する十字型窓
である、上記(1)に記載の走査画像処理方法。 (3)上記水平ピクセル窓および上記垂直ピクセル窓の
各々の窓が3画像ピクセル分の大きさである、上記
(2)に記載の走査画像処理方法。
【0049】(4)走査された中間調画像、走査された
テキスト画像および走査された連続階調画像を有する走
査された画像を処理する方法であって、上記走査された
テキスト画像の画像ピクセルを実質的に無変更で通過さ
せることを可能にする十字型フィルタ窓を修正メジアン
フィルタに備えるステップ(A)と、上記走査された画像
の画像ピクセルが上記走査された連続階調画像に属して
いるように見えるか否かを判断するステップ(B)と、上
記ステップ(B)の結果上記走査された画像の画像ピクセ
ルが上記走査された連続階調画像に属しているように見
える場合、上記修正メジアンフィルタを使用して上記画
像ピクセルを処理する動作を実行しないステップ(C)
と、上記ステップ(B)の結果上記走査された画像の画像
ピクセルが上記走査された連続階調画像に属しているよ
うに見えない場合、当該画像ピクセルおよび十字型フィ
ルタ窓の範囲内にある複数の隣接ピクセルを上記修正メ
ジアンフィルタに送り、上記走査された画像の解像度を
維持しながら上記走査された中間調画像におけるモアレ
・パターンを最小にするステップ(D)と、を含む走査画
像処理方法。 (5)上記ステップ(B)が、上記画像ピクセルのピクセ
ル値が隣接ピクセルの少なくとも1つのピクセル値とあ
らかじめ定められた値以上相違するか否かを判断するこ
とによって実行される、上記(4)に記載の走査画像処
理方法。 (6)上記走査された画像の各画像ピクセルのピクセル
値がゼロから255までの範囲にあって、上記あらかじ
め定められた値が約20である、上記(5)に記載の走
査画像処理方法。
テキスト画像および走査された連続階調画像を有する走
査された画像を処理する方法であって、上記走査された
テキスト画像の画像ピクセルを実質的に無変更で通過さ
せることを可能にする十字型フィルタ窓を修正メジアン
フィルタに備えるステップ(A)と、上記走査された画像
の画像ピクセルが上記走査された連続階調画像に属して
いるように見えるか否かを判断するステップ(B)と、上
記ステップ(B)の結果上記走査された画像の画像ピクセ
ルが上記走査された連続階調画像に属しているように見
える場合、上記修正メジアンフィルタを使用して上記画
像ピクセルを処理する動作を実行しないステップ(C)
と、上記ステップ(B)の結果上記走査された画像の画像
ピクセルが上記走査された連続階調画像に属しているよ
うに見えない場合、当該画像ピクセルおよび十字型フィ
ルタ窓の範囲内にある複数の隣接ピクセルを上記修正メ
ジアンフィルタに送り、上記走査された画像の解像度を
維持しながら上記走査された中間調画像におけるモアレ
・パターンを最小にするステップ(D)と、を含む走査画
像処理方法。 (5)上記ステップ(B)が、上記画像ピクセルのピクセ
ル値が隣接ピクセルの少なくとも1つのピクセル値とあ
らかじめ定められた値以上相違するか否かを判断するこ
とによって実行される、上記(4)に記載の走査画像処
理方法。 (6)上記走査された画像の各画像ピクセルのピクセル
値がゼロから255までの範囲にあって、上記あらかじ
め定められた値が約20である、上記(5)に記載の走
査画像処理方法。
【0050】(7)上記ステップ(D)が、上記画像ピク
セルおよび隣接ピクセルのどのピクセルが中央値ピクセ
ル値を持つかを判定するサブステップ(I)と、初期的に
ゼロに設定され、あらかじめ定められたパラメータが乗
算された誤差値を上記中央値ピクセル値から減じるサブ
ステップ(II)と、上記画像ピクセルのピクセル値を上記
減算された中央ピクセル値に変更するサブステップ(II
I)と、上記画像ピクセルのオリジナルのピクセル値と減
算された中央値ピクセル値の間の差分を上記誤差値に加
算することによって、次の画像ピクセルのため上記誤差
値を更新するサブステップ(IV)とを含み、上記サブステ
ップ(I)において当該画像ピクセルが上記走査テキスト
画像に属すると見える場合上記画像ピクセルの値を該中
央値ピクセル値とする、上記(4)に記載の走査画像処
理方法。 (8)上記あらかじめ定められたパラメータが0.2お
よび0.4の範囲内にある、上記(7)に記載の走査画
像処理方法。 (9)上記あらかじめ定められたパラメータが約0.2
5である、上記(8)に記載の走査画像処理方法。 (10)上記走査された中間調画像が少くとも1つ以上
の未処理画像ピクセルを持つか否かを判断するステップ
(E)と、上記走査された中間調画像が少くとも1つ以上
の未処理画像ピクセルを持つと判断されれば、上記ステ
ップ(B)に戻るステップ(F)と、を更に含む上記(4)に
記載の走査画像処理方法。
セルおよび隣接ピクセルのどのピクセルが中央値ピクセ
ル値を持つかを判定するサブステップ(I)と、初期的に
ゼロに設定され、あらかじめ定められたパラメータが乗
算された誤差値を上記中央値ピクセル値から減じるサブ
ステップ(II)と、上記画像ピクセルのピクセル値を上記
減算された中央ピクセル値に変更するサブステップ(II
I)と、上記画像ピクセルのオリジナルのピクセル値と減
算された中央値ピクセル値の間の差分を上記誤差値に加
算することによって、次の画像ピクセルのため上記誤差
値を更新するサブステップ(IV)とを含み、上記サブステ
ップ(I)において当該画像ピクセルが上記走査テキスト
画像に属すると見える場合上記画像ピクセルの値を該中
央値ピクセル値とする、上記(4)に記載の走査画像処
理方法。 (8)上記あらかじめ定められたパラメータが0.2お
よび0.4の範囲内にある、上記(7)に記載の走査画
像処理方法。 (9)上記あらかじめ定められたパラメータが約0.2
5である、上記(8)に記載の走査画像処理方法。 (10)上記走査された中間調画像が少くとも1つ以上
の未処理画像ピクセルを持つか否かを判断するステップ
(E)と、上記走査された中間調画像が少くとも1つ以上
の未処理画像ピクセルを持つと判断されれば、上記ステ
ップ(B)に戻るステップ(F)と、を更に含む上記(4)に
記載の走査画像処理方法。
【0051】(11)走査された中間調画像および走査
されたテキスト画像を有する走査された画像を処理する
画像処理装置であって、上記走査された画像の解像度を
保持しながら上記走査された中間調画像におけるモアレ
・パターンを最小化する際上記走査されたテキスト画像
の画像ピクセルを実質的に無変更で通過させることを可
能にするフィルタ窓を持つ修正メジアンフィルタを備え
る画像処理装置。 (12)上記フィルタ窓が、水平ピクセル窓および該水
平ピクセル窓と交差する垂直ピクセル窓を有する十字型
窓である、上記(11)に記載の画像処理装置。 (13)上記水平ピクセル窓および上記垂直ピクセル窓
の各々の窓が3画像ピクセル分の大きさである、上記
(12)に記載の画像処理装置。 (14)上記メジアンフィルタがデジタル非再帰型フィ
ルタである、上記(11)に記載の画像処理装置。 (15)上記メジアンフィルタがデジタル再帰型フィル
タである、上記(11)に記載の画像処理装置。
されたテキスト画像を有する走査された画像を処理する
画像処理装置であって、上記走査された画像の解像度を
保持しながら上記走査された中間調画像におけるモアレ
・パターンを最小化する際上記走査されたテキスト画像
の画像ピクセルを実質的に無変更で通過させることを可
能にするフィルタ窓を持つ修正メジアンフィルタを備え
る画像処理装置。 (12)上記フィルタ窓が、水平ピクセル窓および該水
平ピクセル窓と交差する垂直ピクセル窓を有する十字型
窓である、上記(11)に記載の画像処理装置。 (13)上記水平ピクセル窓および上記垂直ピクセル窓
の各々の窓が3画像ピクセル分の大きさである、上記
(12)に記載の画像処理装置。 (14)上記メジアンフィルタがデジタル非再帰型フィ
ルタである、上記(11)に記載の画像処理装置。 (15)上記メジアンフィルタがデジタル再帰型フィル
タである、上記(11)に記載の画像処理装置。
【0052】(16)走査された中間調画像、走査され
たテキスト画像および走査された連続階調画像を有する
走査された画像に関する画像処理装置であって、上記走
査されたテキスト画像の画像ピクセルを修正メジアンフ
ィルタが実質的に無変更で通過させることを可能にする
十字型フィルタ窓を修正メジアンフィルタでの使用のた
め定義する第1の命令セット(A)と、上記走査された画
像の画像ピクセルが上記走査された連続階調画像に属し
ているように見えるか否かを判断する第2の命令セット
(B)と、上記画像ピクセルが上記走査された連続階調画
像に属しているように見える場合上記画像ピクセルを無
変更で通過させる第3の命令セット(C)と、上記走査さ
れた画像の画像ピクセルが上記走査された連続階調画像
に属しているように見えない場合、上記走査された画像
の解像度を維持しながら上記走査された中間調画像にお
けるモアレ・パターンを最小にするため、当該画像ピク
セルおよび十字型フィルタ窓の範囲内にある複数の隣接
ピクセルを上記修正メジアンフィルタに送る第4の命令
セット(D)と、を備える画像処理装置。 (17)上記第2の命令セット(B)が、上記画像ピクセ
ルのピクセル値が隣接ピクセルの少なくとも1つのピク
セル値とあらかじめ定められた値以上相違するか否かを
判断することを含む、上記(16)に記載の画像処理装
置。 (18)上記走査された画像の各画像ピクセルのピクセ
ル値がゼロから255までの範囲にあって、上記あらか
じめ定められた値が約20である、上記(17)に記載
の画像処理装置。
たテキスト画像および走査された連続階調画像を有する
走査された画像に関する画像処理装置であって、上記走
査されたテキスト画像の画像ピクセルを修正メジアンフ
ィルタが実質的に無変更で通過させることを可能にする
十字型フィルタ窓を修正メジアンフィルタでの使用のた
め定義する第1の命令セット(A)と、上記走査された画
像の画像ピクセルが上記走査された連続階調画像に属し
ているように見えるか否かを判断する第2の命令セット
(B)と、上記画像ピクセルが上記走査された連続階調画
像に属しているように見える場合上記画像ピクセルを無
変更で通過させる第3の命令セット(C)と、上記走査さ
れた画像の画像ピクセルが上記走査された連続階調画像
に属しているように見えない場合、上記走査された画像
の解像度を維持しながら上記走査された中間調画像にお
けるモアレ・パターンを最小にするため、当該画像ピク
セルおよび十字型フィルタ窓の範囲内にある複数の隣接
ピクセルを上記修正メジアンフィルタに送る第4の命令
セット(D)と、を備える画像処理装置。 (17)上記第2の命令セット(B)が、上記画像ピクセ
ルのピクセル値が隣接ピクセルの少なくとも1つのピク
セル値とあらかじめ定められた値以上相違するか否かを
判断することを含む、上記(16)に記載の画像処理装
置。 (18)上記走査された画像の各画像ピクセルのピクセ
ル値がゼロから255までの範囲にあって、上記あらか
じめ定められた値が約20である、上記(17)に記載
の画像処理装置。
【0053】(19)上記第4の命令セット(D)が、上
記画像ピクセルおよび隣接ピクセルのどのピクセルが中
央値ピクセル値を持つかを判定する第1の命令サブセッ
ト(I)と、初期的にゼロに設定され、あらかじめ定めら
れたパラメータが乗算された誤差値を上記中央値ピクセ
ル値から減じる第2の命令サブセット(II)と、上記画像
ピクセルのピクセル値を上記減算された中央ピクセル値
に変更する第3の命令サブセット(III)と、上記画像ピ
クセルのオリジナルのピクセル値と減算された中央値ピ
クセル値の間の差分を上記誤差値に加算することによっ
て、次の画像ピクセルのため上記誤差値を更新する第4
の命令サブセット(IV)とを含み、上記第1の命令サブセ
ット(I)には、当該画像ピクセルが上記走査テキスト画
像に属すると見える場合上記画像ピクセルの値を該中央
値ピクセル値とする命令が含まれる、上記(16)に記
載の画像処理装置。 (20)上記あらかじめ定められたパラメータが0.2
および0.4の範囲内にある、上記(19)に記載の画
像処理装置。 (21)上記あらかじめ定められたパラメータが約0.
25である、上記(20)に記載の画像処理装置。 (22)上記フィルタ窓が、水平ピクセル窓および該水
平ピクセル窓と交差する垂直ピクセル窓を有する十字型
窓であり、上記水平ピクセル窓および上記垂直ピクセル
窓の各々の窓が3画像ピクセル分の大きさである、上記
(16)に記載の画像処理装置。
記画像ピクセルおよび隣接ピクセルのどのピクセルが中
央値ピクセル値を持つかを判定する第1の命令サブセッ
ト(I)と、初期的にゼロに設定され、あらかじめ定めら
れたパラメータが乗算された誤差値を上記中央値ピクセ
ル値から減じる第2の命令サブセット(II)と、上記画像
ピクセルのピクセル値を上記減算された中央ピクセル値
に変更する第3の命令サブセット(III)と、上記画像ピ
クセルのオリジナルのピクセル値と減算された中央値ピ
クセル値の間の差分を上記誤差値に加算することによっ
て、次の画像ピクセルのため上記誤差値を更新する第4
の命令サブセット(IV)とを含み、上記第1の命令サブセ
ット(I)には、当該画像ピクセルが上記走査テキスト画
像に属すると見える場合上記画像ピクセルの値を該中央
値ピクセル値とする命令が含まれる、上記(16)に記
載の画像処理装置。 (20)上記あらかじめ定められたパラメータが0.2
および0.4の範囲内にある、上記(19)に記載の画
像処理装置。 (21)上記あらかじめ定められたパラメータが約0.
25である、上記(20)に記載の画像処理装置。 (22)上記フィルタ窓が、水平ピクセル窓および該水
平ピクセル窓と交差する垂直ピクセル窓を有する十字型
窓であり、上記水平ピクセル窓および上記垂直ピクセル
窓の各々の窓が3画像ピクセル分の大きさである、上記
(16)に記載の画像処理装置。
【0054】
【発明の効果】本発明によって、中間調画像に加えて連
続階調画像やテキスト画像を含む中間調画像を走査して
作成される中間調画像におけるモアレ・パターンを最小
化する処理において、走査された連続階調画像やテキス
ト画像の解像度をオリジナル画像のままに維持しながら
中間調画像のモアレ・パターンを効率的に最小化するこ
とができる。
続階調画像やテキスト画像を含む中間調画像を走査して
作成される中間調画像におけるモアレ・パターンを最小
化する処理において、走査された連続階調画像やテキス
ト画像の解像度をオリジナル画像のままに維持しながら
中間調画像のモアレ・パターンを効率的に最小化するこ
とができる。
【図1】拡大部分を含む典型的中間調画像(A)およびそ
の中間調画像(A)を走査して作成された画像がモアレ・
パターンを持つことを示す画像(B)を示す図である。
の中間調画像(A)を走査して作成された画像がモアレ・
パターンを持つことを示す画像(B)を示す図である。
【図2】モアレ・パターンの原因となる空間領域のブロ
ック図である。
ック図である。
【図3】画像処理システムを実施するコンピュータ・シ
ステムのブロック図である。
ステムのブロック図である。
【図4】図3のコンピュータ・システムによって実施さ
れる画像処理システムを示すブロック図である。
れる画像処理システムを示すブロック図である。
【図5】図4の画像処理システムに含まれるモアレ減少
モジュールの詳細を示すブロック図である。
モジュールの詳細を示すブロック図である。
【図6】フィルタリング・プロセッサに使用される種々
のルート信号(すなわち構造制約信号)を示すブロック図
である。
のルート信号(すなわち構造制約信号)を示すブロック図
である。
【図7】本発明の1つの実施形態に従うフィルタリング
・プロセッサにおいて使用されるフィルタ窓を示すブロ
ック図である。
・プロセッサにおいて使用されるフィルタ窓を示すブロ
ック図である。
【図8】フィルタリング・プロセッサが図7のフィルタ
窓を使用してピクセル走査処理を実行する様態を示すブ
ロック図である。
窓を使用してピクセル走査処理を実行する様態を示すブ
ロック図である。
【図9】本発明のフィルタリング・プロセッサの動作を
示す流れ図である。
示す流れ図である。
【図10】図5および図9のフィルタリング・プロセッ
サにおいて使用されるパラメータαの効果を示す合成画
像図である。
サにおいて使用されるパラメータαの効果を示す合成画
像図である。
【図11】パラメータαがゼロから1までの範囲で変化
する場合に図5のフィルタリング・プロセッサから出力
される図10の種々の合成画像を示す図である。
する場合に図5のフィルタリング・プロセッサから出力
される図10の種々の合成画像を示す図である。
10 中間調画像 15 拡大部分 17 走査された中間調画像 20、21 中間調ドット 100 コンピュータ・システム 121 ディスプレイ 124 ハードコピー装置 125 スキャナ 130 画像処理システム 132 走査制御アプリケーション・プログラム 133 モアレ減少モジュール 134 画像形成アプリケーション・プログラム 140 オリジナル・ドキュメント 141 バッファ 142 フィルタリング・プロセッサ 151、152、153、154、155、156
ルート信号 151a、152a、153a、154a 155a、
156a 中心ピクセル 160 フィルタ窓 160a 水平ピクセル窓 160b 垂直ピクセル窓 161、162、163 走査線 190 合成画像 191 行
ルート信号 151a、152a、153a、154a 155a、
156a 中心ピクセル 160 フィルタ窓 160a 水平ピクセル窓 160b 垂直ピクセル窓 161、162、163 走査線 190 合成画像 191 行
Claims (1)
- 【請求項1】走査された中間調画像および走査されたテ
キスト画像を有する走査された画像を処理する方法であ
って、 上記走査されたテキスト画像の画像ピクセルを実質的に
無変更で通過させることを可能にするフィルタ窓を修正
メジアンフィルタに備えるステップと、 上記走査されたテキスト画像の解像度を保持しながら、
上記走査された中間調画像におけるモアレ・パターンを
最小にするように上記修正メジアンフィルタを使用して
上記走査された画像の画像ピクセルを処理するステップ
と、 を含む走査画像処理方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US08/654,492 US5798846A (en) | 1996-05-28 | 1996-05-28 | Apparatus and method for selectively processing a scanned image |
US654,492 | 1996-05-28 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1070655A true JPH1070655A (ja) | 1998-03-10 |
Family
ID=24625091
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9131585A Pending JPH1070655A (ja) | 1996-05-28 | 1997-05-07 | 走査画像処理方法 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5798846A (ja) |
EP (1) | EP0810769B1 (ja) |
JP (1) | JPH1070655A (ja) |
DE (1) | DE69706763T2 (ja) |
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- 1996-05-28 US US08/654,492 patent/US5798846A/en not_active Expired - Lifetime
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