JPH0563996A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH0563996A
JPH0563996A JP3246415A JP24641591A JPH0563996A JP H0563996 A JPH0563996 A JP H0563996A JP 3246415 A JP3246415 A JP 3246415A JP 24641591 A JP24641591 A JP 24641591A JP H0563996 A JPH0563996 A JP H0563996A
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halftone
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JP3246415A
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English (en)
Inventor
Yoshimichi Kanda
好道 神田
Hajime Ichimura
元 市村
Shinji Yamakawa
慎二 山川
Midori Aida
みどり 相田
Kimiko Maruyama
王子 丸山
Tomio Sasaki
富雄 佐々木
Makoto Hidaka
信 日高
Koichi Noguchi
浩一 野口
Toshihiko Kuroi
敏彦 黒井
Yasuyuki Nomizu
泰之 野水
Keiichi Nomura
桂市 野村
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T9/00Image coding
    • G06T9/007Transform coding, e.g. discrete cosine transform

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Discrete Mathematics (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Compression Of Band Width Or Redundancy In Fax (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 高周波成分を多く含む原稿画像を処理する場
合のリンギングを防止することができるようにする。 【構成】 前置予測符号化部402では、符号化対象画
素濃度sと直前の画素の濃度s#の差分値eが演算さ
れ、この差分値eは、所定の閾値と比較されて閾値未満
の場合に差分値「0」として出力され、閾値以上の場合
に差分値eがそのまま出力され、この処理された差分値
e′に対して符化される。また、この処理された差分値
e′は直前の画素濃度r#に加算され、加算結果r′と
符号化対象画素濃度sの差分が減算器403により算出
され、ADCT符号化部404は、この差分をブロック
毎に直交変換して変換係数を量子化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像データをブロック
毎に直交変換して変換係数を量子化することにより圧縮
し、また、出力の際に伸長する画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の画像処理装置では、図
17に示すように、画像読取部101により読み取られ
た画像データを符号化部102により圧縮符号化して磁
気ディスク等の符号記憶部106に蓄積し、出力の際に
復号化部103により復号して画像処理部104を介し
て画像出力部105に出力し、画像出力部105により
ハードコピーを得ることができるように構成されてい
る。画像読取部101は、CCD(電荷結合素子)イメ
ージセンサ等により原稿画像を微小領域すなわち画素毎
に読み取り、読み取られたアナログ信号をA/D変換
し、ディジタル信号に所定の処理を施した後、図18に
詳しく示すような符号化部102に印加するように構成
されている。
【0003】図18において、符号化部101のブロッ
ク読み出し部201は、図19に示すように画像を例え
ば8×8画素のブロック毎に読み出し、次いで、DCT
(離散コサイン変換)変換部202は、数1により原画
素xijのDCT係数値yuvに変換する。
【数1】
【0004】ここで、DCT係数は、図20に示すよう
に(0,0)の係数がブロック内の平均的な濃度の大き
さを示し、それ以外の(0,1)、(0,1)付近の低
次の係数がブロック内の低周波成分の割合を示し、高次
の係数になるにつれて高周波成分の割合を示す。したが
って、(0,0)の係数がDC成分であり、それ以外の
係数がAC成分である。また、(1,0)、(2,
0)、(3,0)〜のu方向の係数は、主走査方向の濃
度の変化の割合を示し、(0,1)、(0,2)、
(0,3)〜のv方向の係数は、副走査方向の濃度変化
の大きさを示す。更に、(1,1)、(2,2)、
(3,3)〜の斜め方向の係数は、主走査方向の濃度変
化と副走査方向の濃度変化が重なり合った成分の大きさ
を示す。
【0005】図18において、DCT変換部202によ
り変換されたDCT係数値は、量子化部203により各
係数毎に大きさが異なる量子化ステップサイズで線形量
子化され、量子化係数が算出される。この量子化ステッ
プサイズは、量子化マトリクス記憶部206に予め記憶
された量子化マトリクスに対して、スケールファクタ制
御部205により設定されるスケールファクタが乗算さ
れ、このスケールファクタを制御することにより符号量
や復号の際の画像品質が制御される。ここで、人間の視
覚が画像の高周波成分に対する感度が低いので、量子化
マトリクス記憶部206に記憶された量子化マトリクス
は、図21に示すように人間の視覚特性に一致するよう
に低次の係数を細かく量子化するように設定されてい
る。
【0006】量子化部203により量子化された量子化
係数は、ハフマン符号化部204により出現頻度が高い
係数に短いコードが割り当てられ、出現頻度が低い係数
に長いコードが割り当てられて全体の符号量が減少さ
れ、符号記憶部106に格納される。
【0007】復号化部103のハフマン復号化部208
は、符号記憶部106から読み出された符号に対して量
子化後の係数値を割り当て、次いで、逆量子化部209
は、この係数値を逆量子化してDCT係数を算出する。
ここで、この逆量子化における量子化ステップサイズ
は、符号化の場合と同様に、量子化マトリクス記憶部2
06に予め記憶された量子化マトリクスに対して、スケ
ールファクタ制御部205により設定されるスケールフ
ァクタが乗算される。
【0008】逆DCT変換部210は逆量子化部209
により算出されたDCT係数を元の画像データに変換
し、ブロック書き込み部211はこの画像データをブロ
ック毎に出力する。尚、このブロック毎の画像データ
は、不図示の8ライン分のラインメモリに蓄積され、こ
のラインメモリの全てのエリアに画像データが蓄積され
ると、ライン毎に図17に示す画像処理部104に出力
される。画像処理部104では、中間調処理等が施さ
れ、次いで、画像出力部106により2値の記録が行わ
れる。
【0009】ここで、この種の画像処理装置に用いられ
る画像出力部105では、各記録画素毎に濃度レベルを
変更することが困難であるので、記録/非記録の2値的
な記録を行うことが一般的であるが、原稿が写真等の中
間調画像を含む場合があるので、ディザ法、濃度パター
ン法、サブマトリクス法等により中間調処理し、上記2
値の記録装置に出力する。しかしながら、このような中
間調の処理回路を用いて網点画像を処理した場合、網点
の周期と中間調の画像処理部の周期が干渉し、モアレが
発生する。そこで、従来、このように網点画像等を処理
した場合に発生するモアレを防止するために、中間調を
処理する画像処理部104の前段に平滑化フィルタが設
けられている。
【0010】また、ディザ法、濃度パターン法、サブマ
トリクス法等により中間調処理を行う場合、写真のよう
に原稿像の濃度が緩やかに変化する場合には比較的好ま
しい再生画像を得ることができるが、文字のように原稿
像の濃度が2値的に変換する場合には再生画像の輪郭が
ぼけて文字が読みずらくなったり、原稿の地肌が再生画
像に現れたりして画質が著しく劣化する。したがって、
文字画像等に対しては中間調処理を行わず、単純な2値
処理を行うことにより再生画像の品質を向上することが
できるので、中間調処理を行うか否かを選択するための
スイッチを設け、オペレータが原稿の画質に応じてこの
スイッチを選択することにより、好ましい出力モードを
選択することができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の画像処理装置では、人間の視覚特性に合わせて高周
波成分を削減することにより量子化するので、自然画像
を非常に高能率で圧縮することができるが、高周波成分
を多く含む文字画像や線画像を量子化した場合、図22
(a)に示すように高圧縮して高周波成分と除去する
と、図22(b)に示すように復号画像にリンギングが
発生して再生画像が著しく劣化するという問題点があ
る。
【0012】また、上記従来の画像処理装置では、網点
画像等を処理した場合のモアレを平滑化フィルタにより
防止するので、網点線数が高い網点画像に適した平滑化
特性が強いフィルタを用いた場合、網点線数が低い網点
画像を平滑化すると全体的にぼやけた画像となり、網点
線数が低い網点画像に適した平滑化特性が弱いフィルタ
を用いた場合、網点線数が高い網点画像を平滑化しても
モアレを防止することができないという問題点がある。
【0013】更に、上記従来の画像処理装置では、中間
調処理を行うか否かをスイッチにより選択するので、例
えばパンフレットのように1つの原稿中に写真のような
中間調画像と文字のような2値画像が混在する場合、2
値モードを選択すれば写真の再生画像が劣化し、中間調
モードを選択すれば文字の再生画像が劣化するという問
題点がある。
【0014】また、上記従来の画像処理装置では、ライ
ンセンサ等を用いて画素単位で読み取るので、原稿上の
濃度変化に周期性がある場合、その周期すなわちピッチ
とセンサのサンプリング周期すなわち配列ピッチとの干
渉により、モアレが再生画像に発生するという問題点が
ある。すなわち、例えば網点印刷が原稿上に施されてい
る場合、その画像の濃度変化には周期性があるので、こ
の濃度変化とセンサのサンプリング周期の干渉によりモ
アレが発生する。
【0015】ここで、網点印刷は、一種の疑似中間調表
現であり、画素単位の濃度変化は、記録又は非記録の2
値的である。そして、網点のピッチの変化や網点の大き
さの変化により、画素の集合の平均濃度を多段階に変化
させる。したがって、網点を2値的に処理すれば網点画
像を好ましく再生することができるはずであるが、実際
には、上記干渉によりモアレが発生する。
【0016】本発明は上記従来の問題点に鑑み、高周波
成分を多く含む原稿画像を処理する場合のリンギングを
防止することができる画像処理装置を提供することを目
的とする。
【0017】本発明はまた、上記従来の問題点に鑑み、
網点画像等を処理する場合のモアレを防止することがで
きる画像処理装置を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】第1の手段は上記目的を
達成するために、隣接画素間の濃度の差分値が所定の閾
値以上の場合にその差分値を出力し、所定の閾値未満の
場合にその差分値を「0」として出力する閾値処理部
と、前記閾値処理部により処理された差分値を符号化す
る第1の符号化手段と、前記閾値処理部により処理され
た差分値に対応する原画素の濃度を算出し、この濃度と
実際の濃度の差を算出する算出手段と、前記算出手段に
より算出された濃度差をブロック毎に直交変換して変換
係数を量子化する第2の符号化手段とを備えたことを特
徴とする。
【0019】第2の手段は、画像がブロック毎に直交変
換されて変換係数に変換され、量子化された符号の復号
画像データを平滑化する画像処理装置において、平滑度
が異なる複数の平滑化フィルタにより前記変換係数の復
号画像データを選択的に平滑化する平滑化手段と、当該
ブロックの各係数と、隣接するブロックの各係数の絶対
値の平均値を算出する平均値算出手段と、前記平均値算
出手段により算出された平均値を低次係数から高次係数
に斜め方向に向かって小ブロックに分割し、小ブロック
の平均値を比較することにより前記平滑化フィルタを選
択する選択手段とを備えたことを特徴とする。
【0020】第3の手段では、画像がブロック毎に直交
変換されて変換係数に変換され、量子化された符号の復
号画像データを平滑化する画像処理装置において、平滑
度が異なる複数の平滑化フィルタにより前記変換係数の
復号画像データを選択的に平滑化する平滑化手段と、当
該ブロックの各係数と、隣接するブロックの各係数の絶
対値の平均値を算出する平均値算出手段と、前記平均値
算出手段により算出された平均値を低次係数から高次係
数に縦横方向にそれぞれ比較することにより前記平滑化
フィルタを選択する選択手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0021】第4の手段では、画像がブロック毎に直交
変換されて変換係数に変換され、量子化された符号の復
号画像データを平滑化する画像処理装置において、平滑
度が異なる複数の平滑化フィルタにより前記変換係数の
復号画像データを選択的に平滑化する平滑化手段と、当
該ブロックの各係数と、隣接するブロックの各係数の絶
対値の平均値を算出する平均値算出手段と、前記平均値
算出手段により算出された平均値を低次係数から高次係
数に斜め方向に比較することにより前記平滑化フィルタ
を選択する選択手段とを備えたことを特徴とする。
【0022】第5の手段では、画像がブロック毎に直交
変換されて変換係数に変換され、量子化された符号の復
号画像データを2値化処理する2値化処理回路と、前記
2値化処理回路と並列に、復号画像データを中間調処理
する中間調処理回路と、前記2値化処理回路又は前記中
間調処理回路により処理された信号を選択的に出力する
選択回路と、当該ブロックの各係数と、隣接するブロッ
クの各係数の絶対値の平均値を算出する平均値算出手段
と、前記平均値算出手段により算出された平均値を低次
係数から高次係数に斜め方向に向かって小ブロックに分
割し、小ブロックの平均値を比較することにより網点画
像か否かを判定し、網点画像の場合に前記選択回路が前
記中間調処理回路により処理された信号を選択するよう
に制御する網点判定回路とを備えたことを特徴とする。
【0023】第6の手段では、画像がブロック毎に直交
変換されて変換係数に変換され、量子化された符号の復
号画像データを2値化処理する2値化処理回路と、前記
2値化処理回路と並列に、復号画像データを中間調処理
する中間調処理回路と、前記2値化処理回路又は前記中
間調処理回路により処理された信号を選択的に出力する
選択回路と、当該ブロックの各係数と、隣接するブロッ
クの各係数の絶対値の平均値を算出する平均値算出手段
と、前記平均値算出手段により算出された平均値を低次
係数から高次係数に縦横方向にそれぞれ比較することに
より網点画像か否かを判定し、網点画像の場合に前記選
択回路が前記中間調処理回路により処理された信号を選
択するように制御する網点判定回路とを備えたことを特
徴とする。
【0024】第7の手段では、画像がブロック毎に直交
変換されて変換係数に変換され、量子化された符号の復
号画像データを2値化処理する2値化処理回路と、前記
2値化処理回路と並列に、復号画像データを中間調処理
する中間調処理回路と、前記2値化処理回路又は前記中
間調処理回路により処理された信号を選択的に出力する
選択回路と、当該ブロックの各係数と、隣接するブロッ
クの各係数の絶対値の平均値を算出する平均値算出手段
と、前記平均値算出手段により算出された平均値を低次
係数から高次係数に斜め方向にそれぞれ比較することに
より網点画像か否かを判定し、網点画像の場合に前記選
択回路が前記中間調処理回路により処理された信号を選
択するように制御する網点判定回路とを備えたことを特
徴とする。
【0025】
【作用】第1の手段では上記構成により、隣接画素間の
濃度の差分値が所定の閾値未満の場合に差分値「0」が
第1の符号化手段により符号化され、高周波成分が符号
化される。また、高周波成分が除去された濃度と実際の
濃度の差が第2の符号化手段によりブロック毎に直交変
換されて変換係数が量子化され、したがって、高周波成
分を多く含む原稿画像を処理する場合のリンギングを防
止することができる。
【0026】第2の手段では、隣接するブロックの各係
数の絶対値の平均値が低次係数から高次係数に斜め方向
に向かって小ブロックに分割され、小ブロックの平均値
を比較することにより最適な平滑化フィルタが選択され
るので、網点画像等を処理する場合のモアレを防止する
ことができる。
【0027】第3の手段では、隣接するブロックの各係
数の絶対値の平均値を低次係数から高次係数に縦横方向
にそれぞれ比較することにより最適な平滑化フィルタが
選択されるので、網点画像等を処理する場合のモアレを
防止することができる。
【0028】第4の手段では、隣接するブロックの各係
数の絶対値の平均値を低次係数から高次係数に斜め方向
に比較することにより最適な平滑化フィルタが選択され
るので、網点画像等を処理する場合のモアレを防止する
ことができる。
【0029】第5の手段では、隣接するブロックの各係
数の絶対値の平均値が低次係数から高次係数に斜め方向
に向かって小ブロックに分割され、小ブロックの平均値
を比較することにより網点画像が中間調処理されて出力
され、したがって、網点画像等を処理する場合のモアレ
を自動的に防止することができる。
【0030】第6の手段では、隣接するブロックの各係
数の絶対値の平均値を低次係数から高次係数に縦横方向
にそれぞれ比較することにより網点画像が中間調処理さ
れて出力され、したがって、網点画像等を処理する場合
のモアレを自動的に防止することができる。
【0031】第7の手段では、隣接するブロックの各係
数の絶対値の平均値を低次係数から高次係数に斜め方向
に比較することにより網点画像が中間調処理されて出力
され、したがって、網点画像等を処理する場合のモアレ
を自動的に防止することができる。
【0032】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1は本発明に係る画像処理装置の一実施例を示
すブロック図、図2は図1の前置予測符号化部の詳細な
構成を示すブロック図、図3は図2の前置予測符号化部
の符号化対象画素を示す説明図、図4は図1及び図2の
主要信号を示す説明図である。
【0033】図1において、上段は符号化部を示し、下
段は復号化部を示す。先ず、画像入力部401はディジ
タル複写機の原稿台にセットされた原稿をラインCCD
により読み取り、読み取り信号を所定のレベルに増幅
し、A/D変換後に照明系の特性やCCDの感度のばら
つきに応じてシェーディング補正を行い、図2に詳しく
示すような前置予測符号化部402に出力する。
【0034】図2に示す前置予測符号化部402では、
先ず、図3に示すように符号化対象画素濃度sは、予測
部702に記憶された直前の画素の濃度s#が減算器7
01により減算され、差分値eが演算される。この差分
値eは、しきい値処理部703により所定の閾値と比較
されて閾値未満の場合に差分値「0」として出力され、
閾値以上の場合に差分値eがそのまま出力される。この
しきい値処理部703により処理された差分値e′は、
符号割当部704により符号が割り当てられ、符号デー
タ記憶部405に格納される。差分値eはまた、予測部
702に記憶された直前の画素の濃度s#が加算器70
5により加算されて今回の画素の濃度s′が算出され、
次の画素の符号化のために予測部702に記憶される。
【0035】しきい値処理部703により処理された差
分値e′はまた、予測部707に記憶された直前の画素
濃度r#が加算器706により加算され、加算結果r′
が図1に示す減算器403に出力され、また、次の差分
値e′に加算するために予測部707に記憶される。
【0036】図1において、減算器403では、上記加
算結果r′と画像入力部401からの符号化対象画素濃
度sの差分が算出され、ADCT符号化部404に出力
される。ADCT符号化部404は、図18において説
明したように、ブロック毎に直交変換し、人間の視覚特
性に合わせて高周波成分を削減することにより変換係数
を量子化し、符号データ記憶部405に格納する。
【0037】図1下段において、符号データ記憶部40
5から読み出された差分値e′の符号は、前置予測復号
化部(DPCM復号化部)406により復号化され、ま
た、上記加算結果r′の符号は、ADCT復号化部40
7により復号化される。次いで、この差分値e′と加算
結果r′は、加算器408により加算されて復号され
る。
【0038】図4(a)は、一連の符号化対象画素濃度
sと、この符号化対象画素濃度sと直前の画素の濃度s
#の差分値eの一例を示し、図4(b)は、図4(a)
に示す差分値eを閾値「70」で処理した差分値e′と
その濃度を示す。したがって、符号割り当て部704
は、図4(b)に示すように濃度が急峻に変化する高周
波成分の画像(実際には差分値e′)を符号化する。
【0039】図4(c)は図4(a)に示す画素濃度か
ら図4(b)に示す画素濃度を減算した濃度、すなわち
図1に示す減算器403の出力結果を示す。したがっ
て、ADCT符号化部404は、濃度が滑らかに変化す
る画像を直交変換等して符号化する場合、高周波成分が
除去された画像を符号化するので、復号画像のリンギン
グを防止することができる。
【0040】次に、第2の実施例を説明する。図5は本
発明に係る画像処理装置の第2の実施例の要部を示すブ
ロック図、図6は図5のフィルタ選択部の詳細な構成を
示すブロック図、図7はDCT係数の分布を示す説明
図、図8は図5のフィルタ選択部により判定されるブロ
ックを示す説明図、図9は図6の判定部により判定され
るDCT係数を示す説明図、図10は図6の判定部のフ
ィルタ選択信号を示す説明図、図11は図6の判定部の
他の判定方法を示す説明図、図12は図11の判定方法
による判定結果を示す説明図、図13は図6の判定部の
他の判定方法を示す説明図、図14は図13の判定方法
による判定結果を示す説明図である。
【0041】図5において、平滑化処理部501は後段
の中間調処理部502が網点画像等の復号画像データを
処理した場合のモアレを防止するために複数の平滑化フ
ィルタを有し、この平滑化フィルタは図6に詳しく示す
ようなフィルタ選択部504により選択される。尚、復
号画像データは、このフィルタ選択部504により選択
された平滑化フィルタにより平滑化され、次いで、中間
調処理部502により中間調処理が施され、画像出力部
503に出力される。
【0042】図6において、このフィルタ選択部504
は、DCT係数を評価することにより平滑化処理部50
1の最適なフィルタを選択する。ここで、一般的な中間
調画像や文字画像に対して数ブロックについてコサイン
変換を行い、AC成分の絶対値の平均値を求め、各平均
値の大きさの比率をグラフ化すると、中間調画像の場合
には図7(a)に示すように表され、文字画像の場合に
は図7(b)に示すように表される。図7(a),
(b)に示すように、文字画像の高周波成分の値が中間
調画像より大きいが、両者共高周波成分になるにつれて
値が小さくなる。
【0043】他方、同様な方法で網点画像のDCT係数
の絶対値の平均値を求めると、網点画像が主走査方向と
副走査方向の両方向に変化する特定の網点パターンを有
するので、高周波成分になるにつれて値が小さくなるわ
けではなく、DCT係数が斜め方向にピークとなる。図
7(c),(d)はそれぞれ、100線、200線の網
点画像を400dpiのスキャナで読み取った場合の分
布を示し、図から明らかなように網点の周波数の違いに
より、AC成分の斜め方向のピーク位置が異なる。
【0044】そこで、図6に示す2ブロックラインメモ
リ1001には、先ず、図8に示すように2ブロックラ
イン分(図示10ブロック分)のDCT係数が蓄積さ
れ、次いで、判定対象ブロックと他の1つの参照ブロッ
クのDCT係数が順次読み出され、平均値処理部100
2に出力される。平均値処理部1002は、参照ブロッ
クと判定対象ブロックの各DCT係数値の絶対値の平均
値すなわち8×8個の平均値を算出し、判定部1003
に出力する。
【0045】判定部1003は、この平均値が網点特有
の斜め方向のピークを有するか否かを判定する。この場
合、例えば図9に示すように、斜め方向の係数(2,
2)、(3,2)、(2,3)、(3,3)の領域
と、係数(3,3)、(4,3)、(3,4)、(4,
4)の領域と、係数(4,4)、(5,4)、(4,
5)、(5,5)の領域と、係数(5,5)、(6,
5)、(5,6)、(6,6)の領域と、係数(6,
6)、(7,6)、(6,7)、(7,7)の領域に
おいて、ピークが発生するか否かを調べる。
【0046】すなわち、各領域の係数の平均値と、その
領域の周波数成分より低い直前の領域の係数の平均値を
比較し、その領域にピークが発生するか否かを調べる。
具体的には、領域の係数の平均値に対して係数(1,
1)、(2,1)、(3,1)、(1,2)、(1,
3)の領域の係数の平均値を比較し、領域の係数の平
均値に対して係数(2,2)、(3,2)、(4,
2)、(2,3)、(2,4)の領域の係数の平均値を
比較し、領域の係数の平均値に対して係数(3,
3)、(4,3)、(5,3)、(3,4)、(3,
5)の領域の係数の平均値を比較し、領域の係数の平
均値に対して係数(4,4)、(5,4)、(6,
4)、(4,5)、(4,6)の領域の係数の平均値を
比較し、領域の係数の平均値に対して係数(5,
5)、(6,5)、(7,5)、(5,6)、(5,
7)の領域の係数の平均値を比較する。
【0047】そして、上記領域〜のいずれかに対す
る領域の係数の平均値が小さい場合、判定対象ブロック
が網点ブロックと判定し、高周波側の領域にピークが発
生する場合には平滑化の強いフィルタを選択し、低周波
側の領域にピークが発生する場合には平滑化の弱いフィ
ルタを選択する。このフィルタ選択信号は、図10
(a)から図10(e)に向かって平滑化の弱いフィル
タを選択するように構成され、図10(f)に示す選択
信号では、連続階調用のフィルタが選択される。
【0048】すなわち、領域に対しては図10(e)
に示すようなフィルタが、領域に対しては図10
(d)に示すようなフィルタが、領域に対しては図1
0(c)に示すようなフィルタが、領域に対しては図
10(b)に示すようなフィルタが、領域に対しては
図10(a)に示すような高周波領域になるにつれて平
滑度が強いフィルタがそれぞれ選択される。
【0049】このフィルタ選択信号は、図6に示す1ブ
ロックラインメモリ1004に格納された後、図5に示
す平滑化処理部501に出力される。したがって、上記
実施例によれば、網点画像の画質に応じて平滑化処理部
501のフィルタが選択されるので、復号画像のモアレ
を防止することができる。
【0050】次に、図11を参照して他の網点判定方法
を説明する。判定対象ブロックのDCT係数のAC成分
の絶対値の平均値に対して、第3ラインから順次縦横の
両方向(図示矢印方向)に値を調べ、前の値より1.5
倍になる値の位置がライン番号と一致し、かつ縦横同一
のラインに前の値より1.5倍になる値が存在する場合
に、斜め方向に係数のピークが存在すると判定する。こ
の場合、第3〜第8ラインにピークが存在する場合に、
それぞれ図10(e)〜(a)に示すようにフィルタが
選択され、ピークが存在しない場合に図10(f)に示
すようにフィルタが選択される。
【0051】ここで、例えば図7(c)に示す網点画像
の場合について説明すると、図12(a)に示すように
u方向の第3ラインの3番目の値が前の値の1.5倍以
上であり、また、図12(b)に示すようにv方向の第
3ラインの3番目の値が前の値の1.5倍以上である。
したがって、この場合にも同様に、斜め方向にピークが
存在して網点画像であることを判定することができ、ま
た、どのラインにピークが存在するかを判定することが
できる。
【0052】また、図13に示すように、判定対象ブロ
ックのDCT係数のAC成分の絶対値の平均値に対して
斜め方向に値を調べ、前の値より1.5倍になる値の位
置によりピークが存在するか否かを判定するようにして
もよい。この場合、図7(c)に示す網点画像の場合に
は、図14に示すように3番目の値がピークとなる。
【0053】次に、図15及び図16を参照して第3の
実施例を説明する。図15は本発明に係る画像処理装置
の第3の実施例の要部を示すブロック図、図16はその
主要信号を示すタイミングチャートである。上記第2の
実施例では、網点を検出して平滑化フィルタを選択する
ように構成されているが、この第3の実施例では、画像
処理部が網点画像の復号画像データを自動的に中間調処
理して出力するように構成されている。
【0054】図15において、復号画像データは、中間
調処理部1501と単純2値化処理部1502により並
列で処理され、中間調処理部1501は復号画像データ
をディザ法、濃度パターン法、サブマトリクス法等によ
り中間調処理する。中間調処理部1501と単純2値化
処理部1502により処理された信号は、画像の各領域
の画質に応じて出力制御部1506により選択され、画
像出力部1507に出力されて記録される。
【0055】中間調領域判定部1503は、復号画像デ
ータにより中間調領域か否かを判定し、中間調領域の場
合に選択信号「1」をORゲート1505を介して出力
制御部1506に出力する。網点領域判定部1504
は、第2の実施例と同様にDCT係数データにより網点
領域か否かを判定し、網点領域の場合に選択信号「1」
をORゲート1505を介して出力制御部1506に出
力する。出力制御部1506は、ORゲート1505の
出力信号が「1」の場合に、中間調処理部1501によ
り処理された信号を選択する。
【0056】ここで、中間調領域判定部1503は、画
素を主走査方向に数画素シフトして元の画素との論理積
により中間調領域か否かを判定するように構成されてい
る。この判定方法は、例えば特開昭61−146067
号公報に開示され、以下、図16を参照してこの動作を
説明する。例えば濃淡画像B1と、太線画像B2と細線
B3に示すような画像データの場合、単純2値化判定用
閾値th1と中間調判定用閾値th2(<th1)によ
り判定される。
【0057】先ず、中間調判定用閾値th2により2値
化信号aが得られ、次いで、この2値化信号aが8画素
シフトされて信号bが得られ、したがって、この2つの
信号a、bの論理積信号cが得られる。尚、単純2値化
処理部1502では、単純2値化判定用閾値th1によ
り2値化信号dが得られ、この2値化信号dが4画素シ
フトされて信号eが得られる。また、中間調処理部15
03からは4画素遅れた中間調信号fが出力される。信
号eと信号fは論理積信号cにより選択され、信号gが
選択される。尚、信号gの斜線部は単純2値化された信
号を示し、他の領域が中間調処理された信号である。
【0058】したがって、上記実施例によれば、網点の
画像の場合に、網点画像が単純2値化処理されず、中間
調処理された信号が選択されるので、画像出力部150
7により記録される画像のモアレを自動的に防止するこ
とができる。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明は、隣接画素間の濃度の差分値が所定の閾値以上の場
合にその差分値を出力し、所定の閾値未満の場合にその
差分値を「0」として出力する閾値処理部と、前記閾値
処理部により処理された差分値を符号化する第1の符号
化手段と、前記閾値処理部により処理された差分値に対
応する原画素の濃度を算出し、この濃度と実際の濃度の
差を算出する算出手段と、前記算出手段により算出され
た濃度差をブロック毎に直交変換して変換係数を量子化
する第2の符号化手段とを備えたので、高周波成分が除
去された濃度と実際の濃度の差が第2の符号化手段によ
りブロック毎に直交変換されて変換係数が量子化され、
したがって、高周波成分を多く含む原稿画像を処理する
場合のリンギングを防止することができる。
【0060】請求項2記載の発明は、画像がブロック毎
に直交変換されて変換係数に変換され、量子化された符
号の復号画像データを平滑化する画像処理装置におい
て、平滑度が異なる複数の平滑化フィルタにより前記変
換係数の復号画像データを選択的に平滑化する平滑化手
段と、当該ブロックの各係数と、隣接するブロックの各
係数の絶対値の平均値を算出する平均値算出手段と、前
記平均値算出手段により算出された平均値を低次係数か
ら高次係数に斜め方向に向かって小ブロックに分割し、
小ブロックの平均値を比較することにより前記平滑化フ
ィルタを選択する選択手段とを備えたので、最適な平滑
化フィルタが選択され、したがって、網点画像等を処理
する場合のモアレを防止することができる。
【0061】請求項3記載の発明は、画像がブロック毎
に直交変換されて変換係数に変換され、量子化された符
号の復号画像データを平滑化する画像処理装置におい
て、平滑度が異なる複数の平滑化フィルタにより前記変
換係数の復号画像データを選択的に平滑化する平滑化手
段と、当該ブロックの各係数と、隣接するブロックの各
係数の絶対値の平均値を算出する平均値算出手段と、前
記平均値算出手段により算出された平均値を低次係数か
ら高次係数に縦横方向にそれぞれ比較することにより前
記平滑化フィルタを選択する選択手段とを備えたので、
最適な平滑化フィルタが選択され、したがって、網点画
像等を処理する場合のモアレを防止することができる。
【0062】請求項4記載の発明は、画像がブロック毎
に直交変換されて変換係数に変換され、量子化された符
号の復号画像データを平滑化する画像処理装置におい
て、平滑度が異なる複数の平滑化フィルタにより前記変
換係数の復号画像データを選択的に平滑化する平滑化手
段と、当該ブロックの各係数と、隣接するブロックの各
係数の絶対値の平均値を算出する平均値算出手段と、前
記平均値算出手段により算出された平均値を低次係数か
ら高次係数に斜め方向に比較することにより前記平滑化
フィルタを選択する選択手段とを備えたので、最適な平
滑化フィルタが選択され、したがって、網点画像等を処
理する場合のモアレを防止することができる。
【0063】請求項5記載の発明は、画像がブロック毎
に直交変換されて変換係数に変換され、量子化された符
号の復号画像データを2値化処理する2値化処理回路
と、前記2値化処理回路と並列に、復号画像データを中
間調処理する中間調処理回路と、前記2値化処理回路又
は前記中間調処理回路により処理された信号を選択的に
出力する選択回路と、当該ブロックの各係数と、隣接す
るブロックの各係数の絶対値の平均値を算出する平均値
算出手段と、前記平均値算出手段により算出された平均
値を低次係数から高次係数に斜め方向に向かって小ブロ
ックに分割し、小ブロックの平均値を比較することによ
り網点画像か否かを判定し、網点画像の場合に前記選択
回路が前記中間調処理回路により処理された信号を選択
するように制御する網点判定回路とを備えたので、網点
画像が中間調処理されて出力され、したがって、網点画
像等を処理する場合のモアレを自動的に防止することが
できる。
【0064】請求項6記載の発明は、画像がブロック毎
に直交変換されて変換係数に変換され、量子化された符
号の復号画像データを2値化処理する2値化処理回路
と、前記2値化処理回路と並列に、復号画像データを中
間調処理する中間調処理回路と、前記2値化処理回路又
は前記中間調処理回路により処理された信号を選択的に
出力する選択回路と、当該ブロックの各係数と、隣接す
るブロックの各係数の絶対値の平均値を算出する平均値
算出手段と、前記平均値算出手段により算出された平均
値を低次係数から高次係数に縦横方向にそれぞれ比較す
ることにより網点画像か否かを判定し、網点画像の場合
に前記選択回路が前記中間調処理回路により処理された
信号を選択するように制御する網点判定回路とを備えた
ので、網点画像が中間調処理されて出力され、したがっ
て、網点画像等を処理する場合のモアレを自動的に防止
することができる。
【0065】請求項7記載の発明は、画像がブロック毎
に直交変換されて変換係数に変換され、量子化された符
号の復号画像データを2値化処理する2値化処理回路
と、前記2値化処理回路と並列に、復号画像データを中
間調処理する中間調処理回路と、前記2値化処理回路又
は前記中間調処理回路により処理された信号を選択的に
出力する選択回路と、当該ブロックの各係数と、隣接す
るブロックの各係数の絶対値の平均値を算出する平均値
算出手段と、前記平均値算出手段により算出された平均
値を低次係数から高次係数に斜め方向にそれぞれ比較す
ることにより網点画像か否かを判定し、網点画像の場合
に前記選択回路が前記中間調処理回路により処理された
信号を選択するように制御する網点判定回路とを備えた
ので、網点画像が中間調処理されて出力され、したがっ
て、網点画像等を処理する場合のモアレを自動的に防止
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像処理装置の一実施例を示すブ
ロック図である。
【図2】図1の前置予測符号化部の詳細な構成を示すブ
ロック図である。
【図3】図2の前置予測符号化部の符号化対象画素を示
す説明図である。
【図4】図1及び図2の主要信号を示す説明図である。
【図5】本発明に係る画像処理装置の第2の実施例の要
部を示すブロック図である。
【図6】図5のフィルタ選択部の詳細な構成を示すブロ
ック図である。
【図7】DCT係数の分布を示す説明図である。
【図8】図5のフィルタ選択部により判定されるブロッ
クを示す説明図である。
【図9】図6の判定部により判定されるDCT係数を示
す説明図である。
【図10】図6の判定部のフィルタ選択信号を示す説明
図である。
【図11】図6の判定部の他の判定方法を示す説明図で
ある。
【図12】図11の判定方法による判定結果を示す説明
図である。
【図13】図6の判定部の他の判定方法を示す説明図で
ある。
【図14】図13の判定方法による判定結果を示す説明
図である。
【図15】本発明に係る画像処理装置の第3の実施例の
要部を示すブロック図である。
【図16】図15の画像処理装置の動作を説明するため
のタイミングチャートである。
【図17】一般的な画像処理装置の全体構成を示すブロ
ック図である。
【図18】従来の符号化部を示すブロック図である。
【図19】図18のブロック読み出し部の動作を示す説
明図である。
【図20】図18の変換係数を示す説明図である。
【図21】図18の量子化マトリクスを示す説明図であ
る。
【図22】リンギングを示す説明図である。
【符号の説明】
402 前置予測符号化部 403 減算器 404 ADCT符号化部 501 平均化処理部 504 フィルタ選択部 1003 判定部 1501 中間調処理部 1502 単純2値化処理部 1504 網点領域判定部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 相田 みどり 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 丸山 王子 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 佐々木 富雄 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 日高 信 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 野口 浩一 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 黒井 敏彦 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 野水 泰之 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 野村 桂市 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 隣接画素間の濃度の差分値が所定の閾値
    以上の場合にその差分値を出力し、所定の閾値未満の場
    合にその差分値を「0」として出力する閾値処理部と、 前記閾値処理部により処理された差分値を符号化する第
    1の符号化手段と、 前記閾値処理部により処理された差分値に対応する原画
    素の濃度を算出し、この濃度と実際の濃度の差を算出す
    る算出手段と、 前記算出手段により算出された濃度差をブロック毎に直
    交変換して変換係数を量子化する第2の符号化手段と、 を備えた画像処理装置。
  2. 【請求項2】 画像がブロック毎に直交変換されて変換
    係数に変換され、量子化された符号の復号画像データを
    平滑化する画像処理装置において、 平滑度が異なる複数の平滑化フィルタにより前記変換係
    数の復号画像データを選択的に平滑化する平滑化手段
    と、 当該ブロックの各係数と、隣接するブロックの各係数の
    絶対値の平均値を算出する平均値算出手段と、 前記平均値算出手段により算出された平均値を低次係数
    から高次係数に斜め方向に向かって小ブロックに分割
    し、小ブロックの平均値を比較することにより前記平滑
    化フィルタを選択する選択手段と、 を備えた画像処理装置。
  3. 【請求項3】 画像がブロック毎に直交変換されて変換
    係数に変換され、量子化された符号の復号画像データを
    平滑化する画像処理装置において、 平滑度が異なる複数の平滑化フィルタにより前記変換係
    数の復号画像データを選択的に平滑化する平滑化手段
    と、 当該ブロックの各係数と、隣接するブロックの各係数の
    絶対値の平均値を算出する平均値算出手段と、 前記平均値算出手段により算出された平均値を低次係数
    から高次係数に縦横方向にそれぞれ比較することにより
    前記平滑化フィルタを選択する選択手段と、 を備えた画像処理装置。
  4. 【請求項4】 画像がブロック毎に直交変換されて変換
    係数に変換され、量子化された符号の復号画像データを
    平滑化する画像処理装置において、 平滑度が異なる複数の平滑化フィルタにより前記変換係
    数の復号画像データを選択的に平滑化する平滑化手段
    と、 当該ブロックの各係数と、隣接するブロックの各係数の
    絶対値の平均値を算出する平均値算出手段と、 前記平均値算出手段により算出された平均値を低次係数
    から高次係数に斜め方向に比較することにより前記平滑
    化フィルタを選択する選択手段と、 を備えた画像処理装置。
  5. 【請求項5】 画像がブロック毎に直交変換されて変換
    係数に変換され、量子化された符号の復号画像データを
    2値化処理する2値化処理回路と、 前記2値化処理回路と並列に、復号画像データを中間調
    処理する中間調処理回路と、 前記2値化処理回路又は前記中間調処理回路により処理
    された信号を選択的に出力する選択回路と、 当該ブロックの各係数と、隣接するブロックの各係数の
    絶対値の平均値を算出する平均値算出手段と、 前記平均値算出手段により算出された平均値を低次係数
    から高次係数に斜め方向に向かって小ブロックに分割
    し、小ブロックの平均値を比較することにより網点画像
    か否かを判定し、網点画像の場合に前記選択回路が前記
    中間調処理回路により処理された信号を選択するように
    制御する網点判定回路と、 を備えた画像処理装置。
  6. 【請求項6】 画像がブロック毎に直交変換されて変換
    係数に変換され、量子化された符号の復号画像データを
    2値化処理する2値化処理回路と、 前記2値化処理回路と並列に、復号画像データを中間調
    処理する中間調処理回路と、 前記2値化処理回路又は前記中間調処理回路により処理
    された信号を選択的に出力する選択回路と、 当該ブロックの各係数と、隣接するブロックの各係数の
    絶対値の平均値を算出する平均値算出手段と、 前記平均値算出手段により算出された平均値を低次係数
    から高次係数に縦横方向にそれぞれ比較することにより
    網点画像か否かを判定し、網点画像の場合に前記選択回
    路が前記中間調処理回路により処理された信号を選択す
    るように制御する網点判定回路と、 を備えた画像処理装置。
  7. 【請求項7】 画像がブロック毎に直交変換されて変換
    係数に変換され、量子化された符号の復号画像データを
    2値化処理する2値化処理回路と、 前記2値化処理回路と並列に、復号画像データを中間調
    処理する中間調処理回路と、 前記2値化処理回路又は前記中間調処理回路により処理
    された信号を選択的に出力する選択回路と、 当該ブロックの各係数と、隣接するブロックの各係数の
    絶対値の平均値を算出する平均値算出手段と、 前記平均値算出手段により算出された平均値を低次係数
    から高次係数に斜め方向にそれぞれ比較することにより
    網点画像か否かを判定し、網点画像の場合に前記選択回
    路が前記中間調処理回路により処理された信号を選択す
    るように制御する網点判定回路と、 を備えた画像処理装置。
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