JPH05168001A - 画像符号化装置 - Google Patents

画像符号化装置

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JPH05168001A
JPH05168001A JP35318091A JP35318091A JPH05168001A JP H05168001 A JPH05168001 A JP H05168001A JP 35318091 A JP35318091 A JP 35318091A JP 35318091 A JP35318091 A JP 35318091A JP H05168001 A JPH05168001 A JP H05168001A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 ブロック化回路12は、画像データを画像ブ
ロックに分割する。DCT回路13は、画像データを離
散余弦変換する。アクティビティ検出回路51は、変換
係数を水平、垂直及び斜め方向の各高域成分をそれぞれ
内在する領域に分割し、各領域における精細度を示す係
数を検出し、これらの係数の論理積を求め、その論理積
値に基づいて画像ブロックの精細度を検出する。重み係
数発生回路52は、精細度に基づいた重み係数を発生
し、乗算器53は、変換係数に重み係数を乗算する。量
子化器Qm は重み付けされた変換係数を互いに異なる量
子化幅で量子化する。符号化回路15は、各量子化デー
タを符号化すると共に、データ量が所定値以下であって
最小の量子化幅の符号化データを選択して出力する。 【効果】 水平又は垂直方向のエッジを有する画像ブロ
ックを除外して、複雑な絵柄の画像ブロックを検出で
き、ブロック歪みや量子化歪みを低減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像符号化装置に関
し、特に画像データを離散余弦変換によって高能率符号
化する画像符号化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像データを伝送したり、例えば磁気テ
ープ等の記録媒体に記録するとき、画像情報圧縮のため
に種々の符号化が採用されている。例えば所謂予測符号
化、変換符号化、ベクトル量子化等が知られている。
【0003】ところで、上記変換符号化は、画像信号の
有する相関性を利用し、標本値(以下画像データとい
う)を相互に直交する軸に変換して画像データ間の相関
を無相関化してデータ量の削減を行うものであり、所謂
基底ベクトルが互いに直交し、変換前の平均信号電力の
総和と直交変換により得られる所謂変換係数の平均電力
の総和が等しく、かつ低域成分への電力集中度に優れた
直交変換が採用されており、例えば所謂アダマール変
換、ハール変換、カールネン・ルーベ(K−L)変換、
離散余弦変換(以下DCT:Discrete Cosine Transfor
m という)、離散正弦変換(以下DST:Discrete Sin
e Transform という)、傾斜(スラント)変換等が知ら
れている。
【0004】ここで、上記DCTについて簡単に説明す
る。DCTは、画像を空間配置における水平・垂直方向
ともにn個(n×n)の画素からなる画像ブロックに分
割し、画像ブロック内の画像データを余弦関数を用いて
直交変換するものである。このDCTは、高速演算アル
ゴリズムが存在し、画像データの実時間変換を可能にす
る1チップのLSIが出現したことにより画像データの
伝送や記録に広く用いられるようになっている。また、
DCTは、符号化効率として、効率に直接影響する低域
成分への電力集中度の点で最適変換である上記K−L変
換と殆ど同等の特性を有するものである。したがって、
DCTにより得られる変換係数を、電力が集中する成分
のみを符号化することにより、全体として情報量の大幅
な削減が可能となる。
【0005】具体的には、画像データをDCTして得ら
れる変換係数を例えばCij(i=0〜n−1,j=0〜
n−1)で表すと、変換係数C00は画像ブロック内の平
均輝度値を表す直流成分に対応し、その電力は、通常、
他の成分に比べてかなり大きくなる。そこで、この直流
成分を粗く量子化した場合、視覚的に大きな画質劣化と
して感じられる直交変換符号化特有の雑音である所謂ブ
ロック歪みが生じるところから、変換係数C00に多くの
ビット数(例えば8ビット以上)を割り当てて均等量子
化し、直流成分を除く他の成分(以下交流成分という)
の変換係数Cij(C00を除く)には、例えば視覚の空間
周波数が高域では低下するという視覚特性を利用して、
高域成分ほどビット数の割り当てを減少させて量子化す
るようになっている。
【0006】そして、画像データの伝送や記録では、画
像データをDCTして得られる変換係数Cijを上述のよ
うに量子化した後、さらに圧縮を行うために所謂ハフマ
ン符号化(Huffman coding)やランレングス符号化(Ru
n Length coding )等の可変長符号化を施し、得られる
符号化データに同期信号やパリティ等を付加して伝送や
記録を行うようになっている。
【0007】さらに、例えば映像信号をディジタル信号
として磁気テープに記録するディジタルビデオテープレ
コーダ(以下単にVTRという)では、編集や変速再生
等を考慮すると1フレームあるいは1フィールドのデー
タ量が一定(固定長)であることが望ましく、また回路
規模を考慮すると、符号化データを所定の画像ブロック
数分集めたシンクブロックも固定長であることが望まし
い。そこで、VTRでは、量子化幅が互いに異なる複数
の量子化器を準備しておき、シンクブロック内の全ての
画像ブロックに対しては1つ量子化器を用いる条件のも
とに、シンクブロックのデータ量が所定値以下であって
量子化幅が最小の量子化器を選択して量子化を行うよう
になっている。これは、シンクブロック内の画像ブロッ
ク毎に量子化器を切換選択して量子化を行うと、用いた
量子化器の情報を画像ブロック毎に記録しておかなけれ
ばならず、そのためにデータ量(オーバヘッド)が増え
るので、それを回避するためである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
に1つのシンクブロックの画像ブロックに対して同一の
量子化器を用いると、交流成分の電力(Cij 2 、i,j
≠0)で定義される所謂精細度(アクティビティ)が異
なる画像ブロックが同一シンクブロック内に混在すると
共に、アクティビティが高い画像ブロックが多くなる
と、変換係数Cijの低域成分への集中が減り、結果的に
大きな量子化幅の量子化器が選択されることになる。こ
の場合、アクティビティが低い、すなわち絵柄が単調で
ダイナミックレンジが小さな画像ブロックは、ダイナミ
ックレンジに対して相対的に量子化幅が大きく(粗く)
量子化されることになり、所謂量子化歪みやブロック歪
みが視覚的に目立つという問題が生じる。
【0009】そこで、各画像ブロックのアクティビティ
を検出し、アクティビティに応じて変換係数Cijに重み
付けして量子化することも考えられるが、単調な絵柄の
ブロックであっても、例えば水平や垂直方向の輪郭(エ
ッジ)が存在する画像ブロックでは、アクティビティが
高く検出され、粗く量子化されるという問題が生じる。
【0010】本発明は、このような実情に鑑みてなされ
たものであり、複雑な絵柄の画像ブロックのみを高精細
度の画像ブロックとして検出することができ、例えば変
換係数に重み付けをして量子化する際に、ブロック歪み
や量子化歪みを視覚的に目立たなくし得、良好な画質を
得ることができるようにした画像符号化装置の提供を目
的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係る画像符号化
装置は、上記課題を解決するために、画像データを空間
配置におけるn×n個を1ブロックとするブロックに分
割するブロック化手段と、該ブロック化手段からの各ブ
ロックの画像データを余弦関数を用いて直交変換して変
換係数を算出する離散余弦変換手段と、該離散余弦変換
手段からの変換係数を水平方向の高域成分を内在する領
域、垂直方向の高域成分を内在する領域及び斜め方向の
高域成分を内在する領域に分割し、各領域における精細
度を示す係数を検出する領域係数検出手段と、該領域係
数検出手段で検出された各領域における精細度を示す係
数の論理積を求め、その論理積値に基づいて各ブロック
の精細度を検出する精細度検出手段と、該精細度検出手
段からの精細度に基づいて、上記離散余弦変換手段から
の変換係数を量子化する量子化手段とを有することを特
徴とする。
【0012】また、本発明に係る画像符号化装置は、各
領域に内在する閾値以上の変換係数の数を求め、その数
に基づいて各領域における精細度を示す係数を検出する
ことを特徴とする。
【0013】また、本発明に係る画像符号化装置は、各
領域に内在する変換係数の絶対値和を求め、その絶対値
和に基づいて各領域における精細度を示す係数を検出す
ることを特徴とする。
【0014】
【作用】本発明に係る画像符号化装置では、画像データ
を空間配置におけるn×n個を1ブロックとするブロッ
クに分割し、各ブロックの画像データを余弦関数を用い
て直交変換して変換係数を算出し、この変換係数の領域
を水平方向の高域成分を内在する領域、垂直方向の高域
成分を内在する領域及び斜め方向の高域成分を内在する
領域に分割し、各領域における精細度を示す係数を検出
し、各領域における精細度を示す係数の論理積を求め、
その論理積値に基づいて各ブロックの精細度を検出す
る。そして、この精細度に基づいて変換係数を量子化す
る。
【0015】また、本発明に係る画像符号化装置では、
上述の各領域の精細度を示す係数を、各領域に内在する
閾値以上の変換係数の数を求め、その数に基づいて検出
する。
【0016】また、本発明に係る画像符号化装置では、
上述の各領域の精細度を示す係数を、各領域に内在する
変換係数の絶対値和を求め、その絶対値和に基づいて検
出する。
【0017】
【実施例】以下、本発明に係る画像符号化装置の実施例
を図面を参照しながら説明する。図1は、本発明を適用
した画像符号化装置の回路構成を示すものであり、図2
は、この画像符号化装置を適用したディジタルビデオテ
ープレコーダ(以下単にVTRという)の記録系の回路
構成を示すものであり、図3は、VTRの再生系の回路
構成を示すものである。
【0018】まず、このVTRについて説明する。この
VTRは、図2に示すように、アナログ映像信号をディ
ジタル信号に変換し、得られる画像データに所謂変換符
号化等のデータ処理を施してデータ圧縮を行った後、磁
気ヘッド21を介して磁気テープ1に記録する記録系
と、図3に示すように、磁気テープ1から磁気ヘッド3
1によって再生される再生信号を2値化すると共に、復
号化等のデータ処理を施した後、アナログ信号に変換し
てアナログ映像信号を再生する再生系とから構成され
る。
【0019】上記記録系は、上述の図2に示すように、
映像信号をサンプリングし、ディジタル信号に変換して
画像データを形成するアナログ/ディジタル変換器(以
下A/D変換器という)11と、該A/D変換器11か
らの画像データを空間配置におけるn×n個を1ブロッ
クとする画像ブロックGh (h=0〜H、Hは1フレー
ムあるいは1フィールドの画素数及び1画像ブロックの
画素数n2 に依存する)に分割するブロック化回路12
と、該ブロック化回路12からの画像データを余弦関数
を用いて直交変換(以下DCT:Discrete Cosine Tran
sform という)して各画像ブロックGh の変換係数Cij
(i=0〜n−1,j=0〜n−1)を算出する離散余
弦変回路(以下DCT回路という)13と、該DCT回
路13からの変換係数Cijを、複数の画像ブロックGh
からなる、例えば伝送の1単位となるシンクブロック毎
に量子化して量子化データを形成する量子化回路14
と、該量子化回路14からの量子化データを、例えば所
謂可変長符号により符号化して符号化データVLC
ij(i=0〜n−1,j=0〜n−1)を形成する符号
化回路15と、該符号化回路15からの符号化データV
LCijに、例えばエラー検出やエラー訂正のためのパリ
ティをシンクブロック毎に付加するパリティ付加回路1
7と、該パリティ付加回路17からのパリティが付加さ
れた符号化データVLCijに、同期信号等をシンクブロ
ック毎に付加して伝送データを形成する同期信号挿入回
路18と、該同期信号挿入回路18からパラレルデータ
として送られてくる伝送データをシリアルデータに変換
するパラレル/シリアル(以下P/Sという)変換器1
9と、該P/S変換器19からの伝送データに記録に適
した変調を施して記録信号を生成し、上記磁気ヘッド2
1に供給するチャンネルエンコーダ(以下ENCとい
う)20とから構成される。
【0020】そして、この記録系は、端子2を介してア
ナログ信号として供給される映像信号を画像データに変
換した後、例えば1フレームあるいは1フィールド分の
画像データを画像ブロックGh に分割し、各画像ブロッ
クGh の画像データをDCTして変換係数Cijを算出
し、この変換係数Cijをシンクブロック毎に量子化して
量子化データを形成すると共に、可変長符号により量子
化データを符号化して符号化データVLCijを形成する
ようになっている。また、この記録系は、符号化データ
VLCijに同期信号等をシンクブロック毎に付加して伝
送データを形成した後、この伝送データに記録に適した
変調、例えばスクランブルやNRZI変調処理を施し、
磁気ヘッド21よって磁気テープ1に記録するようにな
っている。
【0021】かくして、本発明に係る画像符号化装置、
すなわち上述のように構成されるVTRの要部は、上記
ブロック化回路12〜量子化回路14から構成され、具
体的には、以下のようになっている。
【0022】ブロック化回路12は、例えば1フレーム
あるいは1フィールド分の記録容量を有するメモリ等か
ら構成され、例えば図1に示すように、端子4を介して
例えば所謂輝度信号Y及び色差信号U、Vとして供給さ
れる画像データを順次記憶し、上述のように空間配置に
おけるn×n個、例えば8×8個を1ブロックとする画
像ブロックGh に分割して読み出し、DCT回路13に
供給する。
【0023】DCT回路13は、例えば所謂DSP(Di
gital Signal Processor)等から構成され、ブロック化
回路12から画像ブロックGh 毎に供給される画像デー
タを上述のように余弦関数を用いて直交変換して変換係
数Cijを算出し、この変換係数Cijを量子化回路14に
供給する。
【0024】量子化回路14は、上述の図1に示すよう
に、上記DCT回路13からの変換係数Cijの水平方向
の高域成分、垂直方向の高域成分、斜め方向の高域成分
に基づいて各画像ブロックGh の所謂精細度(以下アク
ティビティという)Ah (h=0〜H)を算出するアク
ティビティ検出回路51と、該アクティビティ検出回路
51からのアクティビティAh に基づいた重み係数Kh
(h=0〜H)を発生する重み係数発生回路52と、該
重み係数発生回路52からの重み係数Kh を上記DCT
回路13からの変換係数Cijに画像ブロックGh 毎に乗
算する乗算器53と、互いに異なる量子化幅を有し、上
記乗算器53からの重み付けされた変換係数(Kh ×C
ij)をそれぞれ量子化して、同一画像ブロックGh に対
して互いに異なるデータ量の量子化データをそれぞれ形
成する量子化器Qm (m=1〜M)とから構成される。
【0025】そして、アクティビティ検出回路51は、
変換係数Cijの水平方向の高域成分を内在する領域の係
数の大きさ、垂直方向の高域成分を内在する領域の変換
係数の大きさ、斜め方向の高域成分を内在する領域の係
数の大きさを検出すると共に、それらの係数の論理積を
求め、各画像ブロックGh のアクティビティAh を検出
するようになっている。
【0026】具体的には、アクティビティ検出回路51
は、例えば図4に示すように、変換係数Cijの水平、垂
直及び斜め方向の各高域成分を分離するゲート回路61
と、該ゲート回路61からの各方向の高域成分を対応す
る方向の閾値THとそれぞれ比較する比較器62h、6
2v、62dと、該比較器62h、62v、62dの出
力の例えばハイレベル(以下Hレベルという)の数をそ
れぞれ検出するカウンタ63h、63v、63dと、該
カウンタ63h、63v、63dの各出力(以下カウン
ト値という)を対応する方向の閾値thと比較する比較
器64h、64v、64dと、該比較器64h、64
v、64dの各出力の論理積を求めるアンドゲート65
とから構成される。
【0027】そして、ゲート回路61は、例えば図5に
示すように、DCT回路13から端子66を介して画像
ブロックGh 毎に供給される変換係数Cijの全領域70
を、水平方向の高域成分を内在する例えば4×3の大き
さの領域71と、垂直方向の高域成分を内在する例えば
3×4の大きさの領域72と、斜め方向の高域成分を内
在する例えば4×4の大きさの領域73に分割し、領域
71の変換係数Cij(i=4〜7、j=0〜2)を比較
器62hに供給し、領域72の変換係数Cij(i=0〜
2、j=4〜7)を比較器62vに供給し、領域73の
変換係数Cij(i=j=4〜7)を比較器62dに供給
する。
【0028】比較器62hは、領域71の変換係数Cij
を水平方向の閾値THh と比較して、変換係数Cijが大
きいときは、例えばHレベルを出力し、比較器62v
は、領域72の変換係数Cijを垂直方向の閾値THv
比較して、変換係数Cijが大きいときは、例えばHレベ
ルを出力し、比較器62dは、領域73の変換係数Cij
を斜め方向の閾値THd と比較して、変換係数Cijが大
きいときは、例えばHレベルを出力する。
【0029】カウンタ63h、63v、63dは、比較
器62h、62v、62dの各出力のHレベルの数をそ
れぞれカウントし、各カウント値をそれぞれ比較器64
h、64v、64dに供給する。すなわち、カウンタ6
3hからは、領域71における閾値THh 以上の変換係
数Cijの数が出力され、カウンタ63vからは、領域7
2における閾値THv 以上の変換係数Cijの数が出力さ
れ、カウンタ63dからは、領域73における閾値TH
d 以上の変換係数Cijの数が出力される。
【0030】比較器64h、64v、64dは、カウン
タ63h、63v、63dからの各カウント値を対応す
る方向の閾値thh 、thv 、thd とそれぞれ比較
し、カウント値が大きいときに、例えばHレベルを出力
する。すなわち、比較器64hからは、領域71におけ
る閾値THh 以上の変換係数Cijの数が閾値thh 以上
のとき、Hレベルが出力され、比較器64vからは、領
域72における閾値THv 以上の変換係数Cijの数が閾
値thv 以上のとき、Hレベルが出力され、比較器64
dからは、領域73における閾値THd 以上の変換係数
ijの数が閾値tthd 以上のとき、Hレベルが出力さ
れる。
【0031】具体的には、例えば図6aに示すように、
画像ブロックGh の画像データの領域90が右側の暗い
(斜線部が暗いことを表す)領域91と左側の明るい領
域92からなり、垂直方向のエッジを有する画像ブロッ
クGh では、変換係数Cijの水平方向の高域成分が多く
なり、すなわち領域71に閾値THh 以上の変換係数C
ijが数多く発生すると共に、領域73に閾値THd 以上
の変換係数Cijが数多く発生し、比較器64h、64d
からはHレベルの信号が出力され、比較器64vからL
レベルの信号が出力される。
【0032】また、例えば図6bに示すように、画像ブ
ロックGh の画像データの領域90が上側の暗い領域9
3と下側の明るい領域94からなり、水平方向のエッジ
を有する画像ブロックGh では、変換係数Cijの垂直方
向の高域成分が多くなり、すなわち領域72に閾値TH
v 以上の変換係数Cijが数多く発生すると共に、領域7
3に閾値THd 以上の変換係数Cijが数多く発生し、比
較器64v、64dからはHレベルの信号が出力され、
比較器64hからLレベルの信号が出力される。
【0033】また、例えば絵柄が複雑な画像ブロックG
h や、例えば図6cに示すように、画像ブロックGh
画像データの領域90が斜め上側の暗い領域95と斜め
下側の明るい領域96からなり、斜め方向のエッジを有
する画像ブロックGh では、変換係数Cijの水平及び垂
直の両方向における高域成分が大きくなり、すなわち領
域71、72、73にそれぞれ閾値THh 、THv 、T
d 以上の変換係数Cijが数多く発生し、全ての比較器
64h、64v、64dからHレベルの信号が出力され
る。
【0034】アンドゲート65は、上述のようにして得
られる比較器64h、64v、64dの各出力の論理積
を求める。この結果、アンドゲート65からは、複雑な
絵柄を有する画像ブロックGh や斜め方向のエッジを有
する画像ブロックGh に対してはHレベルの信号が出力
され、水平あるいは垂直方向のエッジを有する画像ブロ
ックGh に対してはLレベルの信号が出力される。そし
て、このアンドゲート65は、このようにして検出され
た信号を、HレベルのときはアクティビティAh が高い
ものとし、LレベルのときはアクティビティAh が低い
ものとして、端子67を介して重み係数発生回路52に
供給する。
【0035】重み係数発生回路52は、このアクティビ
ティAh に基づいて、アクティビティAh が低いときは
大きく、アクティビティAh が高いときは小さな重み係
数Kh を発生し、この重み係数Kh を乗算器53に供給
する。乗算器53は変換係数Cijに重み係数Kh をブロ
ック毎に乗算し、重み係数が乗算された変換係数Cij
量子化器Qm に供給する。
【0036】量子化器Qm は、互いに異なる量子化幅を
有すると共に、例えば図7に示すように、画像ブロック
h の変換係数Cijの領域100を16個の領域101
〜116に分割し、高域成分ほど粗く量子化する。具体
的には、例えば下記に示す表1のように、量子化器Q1
は、領域101〜103において変換係数Cijを1/2
倍し、領域104〜106において変換係数Cijを1/
4倍し、領域107〜108において変換係数Cijを1
/6倍し、領域109〜111において変換係数Cij
1/8倍し、領域112において変換係数Cijを1/1
0倍し、領域113〜116において変換係数Cijを1
/16倍した後、所定の量子化幅qで量子化を行い、ま
た、量子化器Q2 は、領域101〜103において変換
係数Cijを1/2倍し、領域104において変換係数C
ijを1/4倍し、領域105〜108において変換係数
ijを1/6倍し、領域109〜111において変換係
数Cijを1/8倍し、領域112において変換係数Cij
を1/10倍し、領域113〜115において変換係数
ijを1/16倍し、領域116において変換係数Cij
を1/32倍した後、所定の量子化幅qで量子化を行
い、・・・のようになっており、同一画像ブロックGh
に対して互いに異なるデータ量の量子化データをそれぞ
れ形成する。そして、こられの量子化データを符号化回
路15に供給する。
【0037】
【表1】
【0038】符号化回路15は、上述の図1に示すよう
に、上記量子化器Qm からの互いに異なるデータ量の各
量子化データを、可変長符号によりそれぞれ符号化し、
同一シンクブロックに対して互いに異なるデータ量の符
号化データVLCijをそれぞれ形成する符号器CODm
(m=1〜M)と、 該各符号器CODm からの符号化
データVLCijをそれぞれ記憶し、所定の記憶容量を有
するバッファメモリBUFm (m=1〜M)と、該各バ
ッファメモリBUFm からそれぞれ読み出された符号化
データVLCijの1つを選択するセレクタ54と、上記
各バッファメモリBm のオーバーフローを検出して得ら
れる後述する量子化器選択信号により上記セレクタ54
を制御する制御回路55とから構成される。
【0039】そして、この符号化回路15は、各量子化
器Qm からの互いに異なるデータ量の量子化データを、
例えば所謂ハフマン符号(Huffman code)とランレング
ス符号(Run Length code )によりそれぞれ符号化して
同一シンクブロックに対して互いに異なるデータ量の符
号化データVLCijをそれぞれ形成し、この各符号化デ
ータVLCijをバッファメモリBUFm にそれぞれ記憶
すると共に、これらの各バッファメモリBUFm のオー
バーフローを検出し、オーバーフローをおこさず、かつ
最大のデータ量となる量子化器Qm を選択するための量
子化器選択信号、すなわち量子化器Qm の番号mをセレ
クタ54に供給し、セレクタ54で選択された符号化デ
ータVLCijを端子5を介して、上述の図2に示すパリ
ティ付加回路17に出力するようになっている。この結
果、この符号化回路15からは、シンクブロックのデー
タ量が所定量に収まり、かつデータ量が最大となるよう
に最小の量子化幅で量子化された符号化データVLCij
が出力される。換言すると、所定数の画像ブロックGh
からなるシンクブロックを固定長とすると共に、その固
定長であるデータ容量の範囲内で変換係数Cijを最も細
かく量子化して得られる符号化データVLCijが出力さ
れる。
【0040】上記パリティ付加回路17と同期信号挿入
回路18から構成される回路は、上述の図1に示すよう
に、パリティを発生するパリティ発生器56と、同期信
号及びIDを発生する同期信号発生器57と、上記アク
ティビティ検出回路51、セレクタ54〜同期信号発生
器57からそれぞれ供給されるアクティビティAh 、量
子化器Qm の番号m、符号化データVLCij、パリテ
ィ、同期信号及びIDを時分割多重するMUX58とか
ら構成される。
【0041】そして、このMUX58からは、例えば、
1シンクブロックが先頭から順に同期信号、ID、当該
シンクブロックで採用された量子化器Qm の番号m、各
画像ブロックGh のアクティビティAh 、所定数の画像
ブロックGh の符号化データVLCij、パリティからな
る伝送データが出力される。
【0042】以上のように、この画像符号化装置では、
端子4を介して供給される画像データを空間配置におけ
るn×n個からなる画像ブロックGh に分割し、各画像
ブロックGh の画像データをDCTした後、得られる変
換係数Cijを、所定数の画像ブロックGh からなるシン
クブロックが固定長となると共に、許容されるデータ量
内で量子化幅が最小の量子化器Qm を用いて量子化し、
得られる量子化データを可変長符号化して伝送データを
形成し、この伝送データを端子5を介して出力する際
に、各画像ブロックGh のアクティビティAh に基づい
て、例えばアクティビティAh が低いときは大きな重み
係数Kh を、逆にアクティビティAh が高いときは小さ
な重み係数Kh を、画像ブロックGh 毎に変換係数Cij
に乗算して量子化するとにより、シンクブロック内の全
ての画像ブロックGh に対して同一の量子化器Qm を用
いても、アクティビティAh が低い画像ブロックGh
変換係数Cijを相対的に細かく量子化することができ、
再生の際のブロック歪みや量子化歪みを視覚的に目立た
なくし得、良好な画質を得ようにすることができる。
【0043】特に、上述のように、各画像ブロックGh
のアクティビティAh に基づいて、アクティビティAh
が高い画像ブロックGh は粗く、アクティビティAh
低い画像ブロックGh は細かく量子化するようにしてい
るが、アクティビティAh を検出する際に、水平方向の
高域成分を内在する領域71、垂直方向の高域成分を内
在する領域72及び斜め方向の高域成分を内在する領域
73の各領域で、それぞれの閾値以上の変換係数Cij
数を検出し、それらの論理積に基づいて、各画像ブロッ
クGh のアクティビティAh を検出するようにすること
により、例えば図6a、6bに示すように、水平あるい
は垂直方向のみのエッジを有する画像ブロックGh に対
しては、アクティビティAh を低く検出することができ
ると共に、複雑な絵柄の画像ブロックGh に対しては、
アクティビティAh を高く検出でき、この図6a、bに
示すような単調な絵柄の画像ブロックGh を細かく量子
化することができ、所謂モスキートノイズの発生を防止
することができる。
【0044】なお、例えば図6cに示すように、斜め方
向のエッジを有する画像ブロックGh では、上述したよ
うに、アクティビティAh が高く検出され、粗く量子化
されるが、視覚上は斜め方向成分は目立たないので、問
題とはならない。
【0045】ここで、アクティビティAh 検出の他の方
法について説明する。上述の実施例では、領域71、7
2、73において閾値以上の変換係数Cijの数に基づい
てアクティビティAh を検出するようにしているが、領
域71、72、73において、変換係数の絶対値の和を
それぞれ求め、その絶対値和をそれぞれ所定の閾値と比
較し、各領域の比較結果の論理積によって、アクティビ
ティAh を検出するようにする。この結果、上述の実施
例と同様に、水平あるいは垂直のエッジを有する画像ブ
ロックGh を除いて、高域成分を有する複雑な絵柄の画
像ブロックGh を検出することができ、上述の実施例と
同様の効果を得ることができる。
【0046】つぎに、このVTRの再生系について説明
する。この再生系は、上述の図3に示すように、磁気テ
ープ1から磁気ヘッド31によって再生される再生信号
に例えばNRZI復調等の信号処理を施して伝送データ
を再生するチャンネルデコーダ(以下単にDECとい
う)32と、該DEC32からシリアルデータとして送
られてくる伝送データをパラレルデータに変換するシリ
アル/パラレル(以下S/Pという)変換器33と、該
S/P変換器33からの伝送データの同期を引き込むと
共に、符号化データVLCijを再生する同期信号検出回
路34と、該符号化データVLCijの再生の際に生じる
時間軸の変動を補正する時間軸補正回路(以下TBC:
Time Base Corrector という)35と、該TBC35か
らの符号化データVLCijのエラー訂正を行うと共に、
エラー訂正できなかった符号化データVLCijにエラー
フラグEFをセットするエラー訂正回路36と、該エラ
ー訂正回路36からの記録の際に可変長符号化されてい
る符号化データVLCijを復号化して量子化データを再
生する復号化回路37と、該復号化回路37からの量子
化データに逆量子化等の信号処理を施して変換係数Cij
を再生する逆量子化回路38と、該逆量子化回路38か
らの変換係数Cijを直交変換して画像データを再生する
逆離散余弦変換回路(以下IDCT回路という)39
と、該IDCT回路39から画像ブロックGh 毎に供給
される画像データから1フレームあるいは1フィールド
分の画像データを形成する逆ブロック化回路40と、上
記エラー訂正回路36からのエラーフラグEFに基づい
て上記逆ブロック化回路40からの画像データにエラー
補正を施すエラー補正回路41と、該エラー補正回路4
1からの画像データをアナログ信号に変換して出力する
ディジタル/アナログ変換器(以下D/A変換器とい
う)42とから構成される。
【0047】つぎに、以上のように構成される再生系の
動作について説明する。DEC32は、磁気テープ1か
ら磁気ヘッド31によって再生される再生信号を2値化
した後、例えばNRZI復調すると共に、ディスクラン
ブル処理を施して伝送データを再生し、この伝送データ
をS/P変換器33を介して同期信号検出回路34に供
給する。
【0048】同期信号検出回路34は、S/P変換器3
3でパラレルデータに変換された伝送データから同期信
号を検出して同期を引き込むと共に、符号化データVL
ijを再生し、この符号化データVLCijをTBC35
に供給する。
【0049】TBC35は、符号化データVLCijの時
間軸補正を行い、再生の際に生じる時間軸の変動を吸収
し、この時間軸補正された符号化データVLCijをエラ
ー訂正回路36に供給する。
【0050】エラー訂正回路36は、符号化データVL
ijのエラー訂正を記録の際に付加されたパリティを用
いて行うと共に、エラー訂正能力を超えたエラーを有す
る符号化データVLCijに対してエラーフラグEFをセ
ットし、エラー訂正された符号化データVLCijを復号
化回路37に供給する。
【0051】復号化回路37は、記録の際にハフマン符
号及びランレングス符号により符号化されている符号化
データVLCijを復号化して量子化データを再生し、こ
の量子化データを逆量子化回路38に供給する。
【0052】逆量子化回路38は、符号化データVLC
ijと共に再生される量子化器Qm の番号mに基づいて、
記録の際に用いられた量子化器Qm を認識し、この量子
化器Qm に対応する量子化幅で量子化データを逆量子化
すると共に、同じく符号化データVLCijと共に再生さ
れるアクティビティAh に基づいて、記録の際に乗算し
た各画像ブロックGh の重み係数Kh を認識し、量子化
されたデータに重み係数Kh の逆数を乗算して変換係数
ijを再生し、この変換係数CijをIDCT回路39に
供給する。
【0053】IDCT回路39は、記録の際の変換行列
の転置行列を用いて変換係数Cijを直交変換して画像デ
ータを画像ブロックGh 毎に再生し、この画像データを
逆ブロック化回路40に供給する。
【0054】逆ブロック化回路40は、画像ブロックG
h 毎に再生される画像データから1フレームあるいは1
フィールド分の画像データを形成してエラー補正回路4
1に供給する。
【0055】エラー補正回路41は、例えば、上述のエ
ラー訂正回路36においてエラー訂正できなった画像デ
ータの近隣のエラーがない画像データを用いて補間処理
を行うことにより、エラー訂正できなった画像データの
エラー補正を行い、このエラーが補正された画像データ
をD/A変換器42に供給する。
【0056】D/A変換器42は、エラー補正された画
像データをアナログ信号に変換し、端子を介してアナロ
グ映像信号を例えば輝度信号Yと色差信号U、Vとして
出力する。
【0057】以上のように、記録の際に、シンクブロッ
ク内の全ての画像ブロックGh に対して同一の量子化器
m を用いて変換係数Cijを量子化し、画像ブロックG
h のアクティビティAh に基づいて、アクティビティA
h が低い画像ブロックGh の変換係数Cijを相対的に細
かく量子化し、アクティビティAh が高い画像ブロック
h の変換係数Cijを相対的に粗く量子化して、磁気テ
ープ1に記録すると共に、量子化器Qm の番号mと各画
像ブロックGh のアクティビティAh を記録しておくこ
とにより、再生の際に、これらの情報を用いて上述のよ
うな再生を行うことによって、ブロック歪みや量子化歪
みが視覚的に目立たない良好な画質の映像信号を再生す
ることができる。特に、記録の際のアクティビティAh
の検出を、水平、垂直及び斜め方向の各高域成分に基づ
いて、すなわち、3つの領域71、72、73における
閾値以上の変換係数Cijの数、あるいは各領域の変換係
数Cijの絶対値和に基づいて行い、これらの領域全てに
おいて、閾値以上の変換係数Cijの数あるいは変換係数
ijの絶対値和が閾値以上のとき、高アクティビティA
h とすることにより、水平あるいは垂直方向のエッジを
有する画像ブロックGh を除外して、高域成分を多く含
む複雑な絵柄の画像ブロックGh を検出することがで
き、モスキートノイズの発生を防止することができる。
【0058】
【発明の効果】以上の説明でも明らかなように、本発明
では、画像データを空間配置におけるn×n個を1ブロ
ックとするブロックに分割し、各ブロックの画像データ
を余弦関数を用いて直交変換して変換係数を算出し、変
換係数の領域を水平方向の高域成分を内在する領域、垂
直方向の高域成分を内在する領域及び斜め方向の高域成
分を内在する領域に分割し、各領域における精細度を示
す係数を検出し、これらの精細度を示す係数の論理積を
求め、その論理積値に基づいて各ブロックの精細度を検
出する。そして、この精細度に基づいて変換係数を量子
化することにより、水平あるいは垂直方向のエッジを有
するブロックを除外して複雑な絵柄のブロックを高精細
度のブロックとして検出することができ、この精細度に
基づいて、例えば変換係数に重み付けをして量子化を行
うことにより、精細度が低いブロックの変換係数を相対
的に細かく量子化することができ、ブロック歪みや量子
化歪みを視覚的に目立たなくし得、良好な画質を得よう
にすることができる。
【0059】また、各領域における精細度を示す係数
を、各領域に内在する閾値以上の変換係数の数を求め、
その数に基づいて検出することにより、あるいは各領域
に内在する変換係数の絶対値和を求め、その絶対値和に
基づいて各領域における精細度を示す係数を検出するこ
とにより、水平あるいは垂直方向のエッジを有するブロ
ックとそれ以外の複雑な絵柄のブロックの各精細度を正
確に区別して検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した画像符号化装置の実施例の回
路構成を示すブロック図である。
【図2】上記画像符号化装置を適用したディジタルビデ
オテープレコーダの記録系の回路構成を示すブロック図
である。
【図3】上記画像符号化装置を適用したディジタルビデ
オテープレコーダの再生系の回路構成を示すブロック図
である。
【図4】上記画像符号化装置を構成するアクティビティ
検出回路の回路構成を示すブロック図である。
【図5】上記アクティビティ検出回路の動作を説明する
ための変換係数の領域を示す図である。
【図6】エッジを有する絵柄の画像ブロックを模式的に
示す図である。
【図7】上記画像符号化装置を構成するアクティビティ
検出回路の量子化器の動作を説明するための変換係数の
領域を示す図である。
【符号の説明】
12、62・・・ブロック化回路 13・・・DCT回路 14・・・量子化回路 51・・・アクティビティ検出回路 Qm ・・・量子化器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データを空間配置におけるn×n個
    を1ブロックとするブロックに分割するブロック化手段
    と、 該ブロック化手段からの各ブロックの画像データを余弦
    関数を用いて直交変換して変換係数を算出する離散余弦
    変換手段と、 該離散余弦変換手段からの変換係数を水平方向の高域成
    分を内在する領域、垂直方向の高域成分を内在する領域
    及び斜め方向の高域成分を内在する領域に分割し、各領
    域における精細度を示す係数を検出する領域係数検出手
    段と、 該領域係数検出手段で検出された各領域における精細度
    を示す係数の論理積を求め、その論理積値に基づいて各
    ブロックの精細度を検出する精細度検出手段と、 該精細度検出手段からの精細度に基づいて、上記離散余
    弦変換手段からの変換係数を量子化する量子化手段とを
    有することを特徴とする画像符号化装置。
  2. 【請求項2】 前記領域係数検出手段は、各領域に内在
    する閾値以上の変換係数の数を求め、その数に基づいて
    各領域における精細度を示す係数を検出することを特徴
    とする請求項1記載の画像符号化装置。
  3. 【請求項3】 前記領域係数検出手段は、各領域に内在
    する変換係数の絶対値和を求め、その絶対値和に基づい
    て各領域における精細度を示す係数を検出することを特
    徴とする請求項1記載の画像符号化装置。
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