JP2003224868A - 画像圧縮装置、画像圧縮方法、画像圧縮プログラム、および画像伸張プログラム - Google Patents

画像圧縮装置、画像圧縮方法、画像圧縮プログラム、および画像伸張プログラム

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JP2003224868A
JP2003224868A JP2002019800A JP2002019800A JP2003224868A JP 2003224868 A JP2003224868 A JP 2003224868A JP 2002019800 A JP2002019800 A JP 2002019800A JP 2002019800 A JP2002019800 A JP 2002019800A JP 2003224868 A JP2003224868 A JP 2003224868A
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compression
raw data
image compression
spatial
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JP2002019800A
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English (en)
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Hideyasu Kuniba
英康 国場
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Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 RAWデータの圧縮処理に関連して、高い圧
縮効率を簡易に得るための技術を提供することを目的と
する。 【解決手段】 本発明の画像圧縮装置は、カラー画像を
構成する複数種類の信号成分を画素配列上に混在配置し
てなるRAWデータが与えられ、このRAWデータを圧
縮処理する。特に、この画像圧縮装置は、信号成分の混
在した配置を「同一成分の空間配置」と見なして、この
空間配置の空間的冗長性をRAWデータから削減する一
括圧縮モードを実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、RAWデータを圧
縮処理する画像圧縮装置、画像圧縮方法、および画像圧
縮プログラムに関する。本発明は、RAWデータの圧縮
結果に対して伸張処理を施すための画像伸張プログラム
に関する。なお、ここでのRAWデータは、カラー画像
を構成する信号成分2種類以上を画素配列上に混在配置
した画像データを指す。
【0002】
【従来の技術】従来、電子カメラにおいて、RAWデー
タを圧縮処理するものが知られている(例えば、特開2
001−223979号公報など)。このような電子カ
メラのRAWデータは、色補間などの処理を殆ど経てい
ないため、撮像素子の生の出力信号に極めて忠実であ
り、元々の画像情報を豊富に保持している。
【0003】また、RAWデータは、AD変換後の階調
数が多く、画像の階調を豊かに保持する信号でもある
(汎用の画像データが1色当たり8ビット階調であるの
に対して、RAWデータは例えば12ビット階調であ
る)。このような特徴から、RAWデータは、高度な画
像処理や、複雑な画像加工の用途に適した画像データで
あり、高品位な画像を得る上で重要なデータである。従
来、このようなRAWデータの圧縮処理としては、可変
長符号化やハフマン符号化などの一般的なデータ圧縮方
式がよく使用されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
RAWデータの圧縮においては、圧縮後のデータ記録に
所要する時間を短縮したり、電子カメラの記録可能コマ
数をなるべく増やすなどの観点から、圧縮後のデータ量
を少なくすることが好ましい。さらに、RAWデータの
圧縮処理および伸張処理に所要する時間を短縮したり、
これらの処理に必要なハード構成を単純化するなどの観
点から、なるべく少ない手順でRAWデータを圧縮でき
ることが好ましい。そこで、本発明は、RAWデータの
圧縮処理や伸張処理に関連して、高い圧縮効率を簡易に
得るための技術を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】以下、本発明について説
明する。 《請求項1》請求項1の画像圧縮装置は、カラー画像を
構成する複数種類の信号成分を画素配列上に混在配置し
てなるRAWデータが与えられ、このRAWデータを圧
縮処理する。特に、この画像圧縮装置の特徴は、信号成
分の混在したRAWデータの画素配置を「同一成分の空
間配置」と見なして、この空間配置の空間的冗長性をR
AWデータから削減する一括圧縮部を備えた点である。 《請求項2》請求項2の画像圧縮装置は、請求項1に記
載の画像圧縮装置において、一括圧縮部が、同一成分と
見なした空間配置を空間周波数変換して変換係数を得る
変換部と、この変換係数をデータ圧縮する符号化部とを
有する。 《請求項3》請求項3の画像圧縮装置は、請求項1ない
し請求項2のいずれか1項に記載の画像圧縮装置におい
て、信号成分の種類単位に、RAWデータから空間的冗
長性を削減する類別圧縮部と、一括圧縮部/類別圧縮部
をモード選択する制御部とを備える。 《請求項4》請求項4の画像圧縮装置は、請求項3に記
載の画像圧縮装置において、制御部が、RAWデータの
特徴に基づいて、モード選択を行う。 《請求項5》請求項5の画像圧縮装置は、請求項3に記
載の画像圧縮装置において、制御部が、『信号成分の種
類間におけるレベル差』および『信号成分の種類間にお
ける相関』の少なくとも一方に基づいて、モード選択を
行う。 《請求項6》請求項6の画像圧縮装置は、請求項3に記
載の画像圧縮装置において、制御部が、RAWデータの
空間周波数分布に基づいて、モード選択を行う。 《請求項7》請求項7の画像圧縮装置は、請求項1ない
し請求項6のいずれか1項に記載の画像圧縮装置におい
て、一括圧縮部が、RAWデータをホワイトバランス調
整した後、RAWデータから空間配置の空間的冗長性を
削減する。 《請求項8》請求項8の画像圧縮装置は、カラー画像を
構成する複数種類の信号成分を画素配列上に混在配置し
てなるRAWデータが与えられ、RAWデータを圧縮処
理する画像圧縮装置である。この画像圧縮装置の特徴
は、RAWデータに対して、画素配列上の欠落信号成分
を補間せずに空間周波数変換を実施して変換係数を得る
変換部と、得られた変換係数をデータ圧縮する符号化部
とを備えた点である。 《請求項9》請求項9の画像圧縮方法は、カラー画像を
構成する複数種類の信号成分を画素配列上に混在配置し
てなるRAWデータが与えられ、このRAWデータを圧
縮処理する画像圧縮方法である。この画像圧縮方法は、
信号成分の混在配置を「同一成分の空間配置」と見なし
て、RAWデータから空間配置の空間的冗長性を削減す
るステップを有する。 《請求項10》請求項10の画像圧縮方法は、カラー画
像を構成する複数種類の信号成分を画素配列上に混在配
置してなるRAWデータが与えられ、このRAWデータ
を圧縮処理する画像圧縮方法である。この画像圧縮方法
は、RAWデータに対し、画素配列上の欠落信号成分を
補間せずに、空間周波数変換を施して変換係数を得るス
テップと、変換係数をデータ圧縮するステップとを有す
る。 《請求項11》請求項11の画像圧縮プログラムは、コ
ンピュータを、請求項1〜8のいずれか1項に記載の画
像圧縮装置として機能させることを特徴とする。 《請求項12》請求項12の画像伸張プログラムは、請
求項1に記載の画像圧縮装置で生成されたRAWデータ
の圧縮結果に対して、伸張処理を施すための画像伸張プ
ログラムである。この画像伸張プログラムは、この圧縮
結果を「同一成分の空間配置の圧縮結果」と見なして、
空間配置の空間的冗長性を復元することにより、RAW
データの画像情報を再現する画像伸張方法をコンピュー
タに実行させることを特徴とする。 《請求項13》請求項13の画像伸張プログラムは、請
求項8に記載の画像圧縮装置で生成されたRAWデータ
の圧縮結果に対して、伸張処理を施すための画像伸張プ
ログラムである。この画像伸張プログラムは、圧縮結果
をデータ伸張して変換係数を得るステップと、変換係数
を逆空間周波数変換することにより、RAWデータの画
像情報を再現するステップとを有する画像伸張方法を、
コンピュータに実行させることを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明にか
かる実施形態を説明する。本実施形態は、請求項1〜1
0,12〜13に対応した実施形態である。
【0007】[本実施形態の構成説明]図1は、本実施
形態のシステム構成を説明する図である。図1におい
て、電子カメラ11には、撮影レンズ12が装着され
る。この撮影レンズ12の像空間には、撮像素子13の
撮像面が配置される。この撮像素子13の出力は、AD
変換部14を介してデジタル化された後、バッファメモ
リ16にバッファ記録される。このバッファメモリ16
のデータバスには、画像圧縮部18およびマイクロプロ
セッサ39が接続される。
【0008】ここでの画像圧縮部18は、下記のような
構成要件〜を備える。 ウェーブレット変換部22 量子化部23 ビットモデリング部24 算術符号化部25 ビットストリーム生成部26 この画像圧縮部18で生成された圧縮結果は、カードイ
ンターフェース32に与えられる。カードインターフェ
ース32は、この圧縮結果を、メモリカード33にファ
イル記録する。
【0009】一方、外部のコンピュータ35は、メモリ
カード33または転送インターフェース34などを伝達
媒体として、RAWデータの圧縮ファイルを取得する。
コンピュータ35は、この圧縮ファイルを画像伸張して
RAWデータの画像情報を再現する。(なお、ロッシー
圧縮された圧縮ファイルの場合は、いくらかのデータ損
失を伴った上で、RAWデータの画像情報が再現され
る)
【0010】[発明との対応関係]ここで、請求項の記
載事項と、上述した実施形態の構成との対応関係につい
て説明する。なお、ここでの対応関係は、参考のために
一解釈を例示するものであり、本発明を特に限定するも
のではない。請求項記載の一括圧縮部は、画像圧縮部1
8およびマイクロプロセッサ39による一括圧縮モード
の実行機能に対応する。請求項記載の変換部は、ウェー
ブレット変換部22に対応する。請求項記載の符号化部
は、量子化部23、ビットモデリング部24、算術符号
化部25、およびビットストリーム生成部26に対応す
る。請求項記載の類別圧縮部は、画像圧縮部18および
マイクロプロセッサ39による類別圧縮モードの実行機
能に対応する。請求項記載の制御部は、マイクロプロセ
ッサ39による一括圧縮モード/類別圧縮モードの自動
選択機能に対応する。請求項記載のコンピュータは、コ
ンピュータ35に対応する。
【0011】[RAWデータの圧縮処理の説明]図2
は、電子カメラ11によるRAWデータの圧縮処理を示
す流れ図である。以下、図2に示すステップ番号に従っ
て、電子カメラ11の画像圧縮装置としての動作を説明
する。
【0012】ステップS1: 撮影レンズ12は、被写
体像を撮像素子13の撮像面に結像する。この撮像面に
は、色フィルタアレイ(不図示)が配置される。撮像素
子13は、この色フィルタアレイを通して被写体像を光
電変換することにより、RGB信号成分が画素配列上に
ベイヤー配列されたRAWデータを生成する(図3A参
照)。このRAWデータは、AD変換部14を介して画
素単位にデジタル化された後、バッファメモリ16に一
旦蓄積される。
【0013】ステップS2: マイクロプロセッサ39
は、バッファメモリ16内のRAWデータについて、R
GB信号成分間のレベル差または相関を評価する。この
ようなレベル差の評価方法としては、画面全体(または
タイルなどの部分領域)において、RGBの平均信号レ
ベルを比較する方法が簡単で好ましい。例えば、Rの平
均信号レベルに比べて、GおよびBの平均信号レベルが
極端に小さいような場合(すなわち赤色に偏った画
像)、RGB信号成分間のレベル差は大きいと評価する
ことができる。また、画面全体(またはタイルなどの部
分領域)において、RGB信号成分のレベル差を局所的
に算出し、求めたレベル差の処理(積算値や平均値や分
散など)に応じてレベル差を評価してもよい。一方、相
関の評価方法としては、RGB信号成分の間で相関係数
を算出するなどして、相関を求めてもよい。この場合に
は、RGB信号の空間位相の一致度を加味した、より正
確な相関を求めることができる。
【0014】ステップS3: マイクロプロセッサ39
は、ステップS2で求めたレベル差または相関に基づい
て、後述する一括圧縮モード/類別圧縮モードについて
圧縮効率の優劣を判定する。このレベル差に基づく判定
方法としては、求めたレベル差の値が評価基準値Lより
小さい場合に、一括圧縮モードが有利と判定するような
方法が簡単で好ましい。この場合の評価基準値Lは、多
数のテスト画像について圧縮実験を行い、『レベル差の
値』と『一括圧縮モード/類別圧縮モードの優劣(例え
ば、圧縮効率の優劣)』との関係を統計的に求めること
によって決定できる。一方、この相関に基づく判定方法
としては、相関が評価基準値Sより高い場合に、一括圧
縮モードが有利と判定するような方法が簡単で好まし
い。この場合の評価基準値Sは、多数のテスト画像につ
いて圧縮実験を行い、『相関の値』と『一括圧縮モード
/類別圧縮モードの優劣(例えば、圧縮効率の優劣)』
との関係を統計的に求めることによって決定できる。
【0015】ステップS4: マイクロプロセッサ39
は、バッファメモリ16内のRAWデータについて、空
間周波数の高域成分を抽出する。マイクロプロセッサ3
9は、この高域成分の量に基づいて、一括圧縮/類別圧
縮の圧縮効率の優劣を判定する。このような判定方法と
しては、高域成分の量が評価基準値Hよりも多い場合
に、一括圧縮モードが有利と判定するような方法が簡単
で好ましい。この場合の評価基準値Hも、多数のテスト
画像について圧縮実験を行い、『空間周波数分布の状
況』と『一括圧縮モード/類別圧縮モードの優劣』との
関係を統計的に求めることによって決定できる。
【0016】ステップS5: マイクロプロセッサ39
は、ステップS3およびステップS4の両方の判定結果
などを加味して、RAWデータの特徴を判断し、一括圧
縮モード/類別圧縮モードのどちらが有利かを総合判断
する。なお、ここでのRAWデータの特徴としては、ス
テップS3およびステップS4の判定結果に限らず、
『一括圧縮モード/類別圧縮モードの優劣』を左右する
特徴であれば何でもよい。また、ここでの総合判断の方
法としては、両方の判定結果が一致すればその判定結果
に従い、不一致の場合はどちらかの圧縮モード(例え
ば、処理負荷が軽い点で常に有利な一括圧縮モード)を
定常的に選択する方法が簡単で好ましい。また例えば、
通常は一方の判定結果に従って圧縮モードを選択するよ
うにしておき、一方の判定結果では圧縮モードの優劣差
が明確にでない場合に、もう一方の判定結果に従って圧
縮モードを選択する方法が簡単で好ましい。また例え
ば、両方の判定結果を点数化して重み付け評価値を求
め、この評価値から圧縮モードを選択する方法も簡単で
好ましい。このような総合判断によって、類別圧縮モー
ドが有利と判断されると、マイクロプロセッサ39は、
ステップS6に動作を移行する。一方、一括圧縮モード
が有利と判断されると、マイクロプロセッサ39は、ス
テップS7に動作を移行する。
【0017】ステップS6: マイクロプロセッサ39
は、類別圧縮モードを実施するため、図3に示すよう
に、バッファメモリ16内のRAWデータをRGB信号
成分の種類単位に並べ替えて分類する。このようにRG
B信号成分を分類した後、マイクロプロセッサ39は、
ステップS8に動作を移行する。
【0018】ステップS7: マイクロプロセッサ39
は、一括圧縮モードを実施するに当たって、バッファメ
モリ16内のRAWデータにホワイトバランス調整を施
し、RGB信号成分の信号レベルを総体的に近づける。
このようなホワイトバランス調整の後、マイクロプロセ
ッサ39は、ステップS8に動作を移行する。
【0019】ステップS8: 画像圧縮部18内のウェ
ーブレット変換部22は、バッファメモリ16内のRA
Wデータに対してウェーブレット変換を施し、変換係数
を得る。このとき、RAWデータがステップS6の処理
を経ていた場合、RGB信号成分の種類単位にウェーブ
レット変換が実施される。一方、RAWデータがステッ
プS7の処理を経ていた場合、RGB信号成分の種類を
区別することなく、RAWデータを同一成分の空間配置
と見なしたウェーブレット変換が実施される。
【0020】ステップS9: 量子化部23は、変換係
数を量子化する。なお、ロスレス圧縮の場合には、変換
係数の量子化ステップが『1』に設定される。
【0021】ステップS10: ビットモデリング部2
4は、量子化後の変換係数をビットプレーンに分割す
る。ビットモデリング部24は、ビットプレーン単位に
エントロピー符号化(例えば、JPEG2000に規定
される3通りの符号化パス)を実行する。
【0022】ステップS11: 算術符号化部25は、
ビットモデリング部24から符号化データを取得する。
算術符号化部25は、この符号化データに対して算術符
号化(例えばMQコーダーなど)を施す。
【0023】ステップS12: ビットストリーム生成
部26は、符号化データをSNRプログレッシブその他
の優先順位に従って並べ替え、ビットストリームを生成
する。
【0024】ステップS13: ビットストリーム生成
部26は、一括圧縮モード/類別圧縮モードの識別コー
ドをビットストリームに付加するなどして、圧縮ファイ
ルを生成する。
【0025】ステップS14: カードインターフェー
ス32は、生成された圧縮ファイルをメモリカード33
に記録する。上述した一連の動作により、電子カメラ1
1によるRAWデータの圧縮処理が完了する。
【0026】[RAWデータの伸張処理の説明]図4
は、コンピュータ35によるRAWデータの伸張処理を
示す流れ図である。この伸張処理は、画像伸張プログラ
ムに従って実行される。以下、図4に示すステップ番号
に従って、この伸張処理の動作を説明する。
【0027】ステップS21: コンピュータ35は、
電子カメラ11から圧縮ファイルを取得し、MQコーダ
ーによる算術復号化を実施する。
【0028】ステップS22: コンピュータ35は、
算術復号化の結果に対して、ビットプレーン単位のエン
トロピー復号化を実施する。
【0029】ステップS23: コンピュータ35は、
エントロピー復号化の結果に対して、逆量子化を実施す
る。なお、ロスレス圧縮の圧縮ファイルについては、逆
量子化の量子化ステップは『1』に設定される。
【0030】ステップS24: コンピュータ35は、
逆量子化の結果に対して、逆ウェーブレット変換を施
し、RGB信号成分を復元する。
【0031】ステップS25: コンピュータ35は、
圧縮ファイルに付加されている圧縮モードの識別コード
を判定する。ここで、圧縮ファイルに類別圧縮モードの
識別コードが付加されていた場合、ステップS24で
は、図3(B)に示すようなRGB信号成分ごとに分類
された画素配列が再現されている。この場合、コンピュ
ータ35はステップS26に動作を移行する。一方、圧
縮ファイルに一括圧縮モードの識別コードが付加されて
いた場合、ステップS24では、図3(A)に示すよう
なRGB信号成分が混在配置されたRAWデータが再現
されている。そこで、コンピュータ35は、ステップS
26の処理を行うことなく、RAWデータの伸張処理を
完了する。
【0032】ステップS26: コンピュータ35は、
図3(B)に示すようにRGB信号成分ごとに分類され
た画素配列を並べ替え、図3(A)に示すRAWデータ
を再現する。このようにして、RAWデータの伸張処理
が完了する。
【0033】[圧縮率の実験結果]図5は、RAWデー
タの圧縮実験A〜Lの結果である。これら圧縮実験A〜
Lからは、次のような傾向が概ね読み取れる。 圧縮実験A,E・・・絵柄が細かくて高域の画像情報
を沢山含む画像は、一括圧縮モードの方が類別圧縮モー
ドよりも圧縮効率が高い。 圧縮実験B,F・・・高彩度の画像は、類別圧縮モー
ドの方が一括圧縮モードよりも圧縮効率が高い。 圧縮実験C,G・・・色の偏った画像(全体に赤っぽ
い画像など)は、類別圧縮圧縮モードの方が一括圧縮モ
ードよりも圧縮効率が高い。 圧縮実験D,H・・・低彩度の画像は、一括圧縮モー
ドの方が類別圧縮モードよりも圧縮効率が高い。 圧縮実験I〜L・・・RAWデータの圧縮では、DP
CMよりもウェーブレット変換の方が圧縮効率が高い。 圧縮実験K,L・・・DPCM(予測符号化)による
圧縮では、類別圧縮モードの方が一括圧縮モードよりも
圧縮効率が高い。
【0034】[本実施形態の効果など]以上説明したよ
うに、電子カメラ11の一括圧縮モードでは、RAWデ
ータの混在配置を「同一成分の空間配置」と見なして、
空間的冗長性を削減する。したがって、RAWデータの
RGB信号成分を分類するなどの複雑な処理が不要とな
り、RAWデータの画像圧縮を一段と少ない手順で済ま
すことが可能になる。
【0035】また、図6に示すように、この一括圧縮モ
ードでは、圧縮時に参照する最短の画素間隔L2が、類
別圧縮モードの画素間隔L1よりも接近する。そのた
め、一括圧縮モードでは、類別圧縮モードよりも、より
高域の空間的冗長性を削減することができる。その結
果、上述した圧縮実験A,Eから検証されるように、
『高域の画像情報を沢山含む画像』については、一括圧
縮モードの方が圧縮効率が一般に高くなる。
【0036】そこで、電子カメラ11は、RAWデータ
の高域成分の量が多いか否かを評価判定し、高域成分の
量が多い場合に一括圧縮モードを選択候補としている
(図2のステップS4参照)。このような動作により、
電子カメラ11側で圧縮モードを適切に選択することが
可能になり、ユーザーは圧縮モードの選択操作などに煩
わされることが少なくなる。
【0037】一方、RGB信号成分間のレベル差が大き
い場合、一括圧縮モードでは、RGB信号成分間のレベ
ル変動が大きく現れるため、空間的冗長性の削減が困難
になる。このような場合、類別圧縮モードの方が一括圧
縮モードよりも高い圧縮効率を得られる可能性が高くな
る。これは、上述した圧縮実験B〜D,F〜Hにおい
て、『高彩度画像』または『色の偏った画像』の場合
に、類別圧縮モードの方が圧縮効率が高くなっている点
からも検証できる。
【0038】そこで、電子カメラ11は、RAWデータ
の異なる種類の信号成分間においてレベル差を求め、こ
のレベル差の大小を評価判定する。そして、このレベル
差が大きい場合に、類別圧縮モードを選択候補としてい
る(図2のステップS3参照)。このような動作によ
り、電子カメラ11側で圧縮モードを適切に選択するこ
とが可能になり、ユーザーは圧縮モードの選択操作に煩
わされることが少なくなる。
【0039】また一方、RGB信号成分間の相関が高い
場合、RGB信号成分間の空間的冗長性も大きくなる。
このような場合は、一括圧縮モードの方が、類別圧縮モ
ードよりも高い圧縮効率を得られる可能性が高くなる。
これは、上述した圧縮実験D,Hにおいて、『低彩度画
像』の場合に、一括圧縮モードの方が圧縮効率が高くな
っている点からも検証できる。
【0040】そこで、電子カメラ11は、RAWデータ
の異なる種類の信号成分間において相関を求め、この相
関の高低を評価判定する。そして、この相関が高い場合
に、一括圧縮モードを選択候補としている(図2のステ
ップS3参照)。このような動作により、電子カメラ1
1側で圧縮モードを適切に選択することが可能になり、
ユーザーは圧縮モードの選択操作に煩わされることが少
なくなる。
【0041】また、電子カメラ11では、一括圧縮モー
ドの処理に先だって、RAWデータにホワイトバランス
調整を施している(図2のステップS7参照)。このよ
うなホワイトバランス調整により、RGB信号成分間の
レベル差が縮小するので、一括圧縮モードの圧縮効率を
更に高めることが可能になる。
【0042】また、RAWデータが補間されずにステッ
プS8以降のプロセスを経る場合、補間処理によるデー
タ操作を経ない分だけ、画像伸張に際して撮像データに
より近い忠実な画像情報を得ることができる。このよう
に撮像データに忠実な画像情報に対しては、より適切か
つより繊細な画像処理を高い自由度で施すことが可能に
なる。例えば、撮像データ本来の特徴に則した補間処理
を行ったり、ユーザーの好みに合わせた高度なアルゴリ
ズムで補間処理を行うことが可能になる。
【0043】[実施形態の補足事項]なお、上述した実
施形態では、ウェーブレット変換(空間周波数変換の一
種)を使用してRAWデータを画像圧縮している。上述
した圧縮実験I〜Lからも検証されるように、ウェーブ
レット変換によるRAWデータの画像圧縮は、DPCM
(予測符号化)よりも圧縮効率が向上する。
【0044】しかしながら、本発明はこれに限定される
ものではない。例えば、一括圧縮モードおよび/または
類別圧縮モードにおいて、DPCMを使って空間的冗長
性を削減してもよい。また例えば、DCT変換その他の
空間周波数変換を使って空間的冗長性を削減してもよ
い。
【0045】また、上述した実施形態では、RAWデー
タとして、RGB信号成分をベイヤー配列したものを取
り上げて説明した。しかしながら、本発明はこれに限定
されるものではない。例えば、信号成分としては、カラ
ー画像を構成する信号成分であればよく、例えば、補色
成分や輝度色差成分などでもよい。また、フィルムスキ
ャナなどのRAWデータでは、ゴミ傷検出用の赤外成分
IRなどを信号成分の一つとして扱ってもよい。また例
えば、信号成分の混在配置としては、ストライプ配列、
ハニカム配列、または市松配列など多様な混在配置が考
えられる。
【0046】なお、上述した実施形態では、一括圧縮モ
ードの前処理として、RAWデータにホワイトバランス
調整を施している。ちなみに、本発明の『ホワイトバラ
ンス調整』とは、信号成分の種類間のレベル差を縮小す
る処理を指す。そのため、従来の利得調整型のホワイト
バランス調整に狭く限定されるものではない。
【0047】例えば、信号成分の種類間のレベル差を、
オフセット補正またはビットシフトによって縮小する処
理も、本発明のホワイトバランス調整に該当する。特
に、これらのオフセット補正やビットシフトでは、 RAWデータのビット劣化が少なく、 処理負荷が小さく、 画像伸張時に容易かつ正確に元の値に戻せる といった利点が得られる。
【0048】また、これらのホワイトバランス調整は、
RAWデータをタイルなどの部分領域に区分した上で、
これら部分領域ごとに実施することが好ましい。この場
合、信号成分の種類間のレベル差を部分領域ごとに最適
に縮小できるため、一括圧縮モードの圧縮効率を更に高
めることが可能になる。
【0049】なお、上述した実施形態では、RAWデー
タの画面全域に対して、一括圧縮モード/類別圧縮モー
ドの一方を適用している。しかしながら、本発明はこれ
に限定されるものではない。通常、1つの画面内には
『一括圧縮モードの有利な領域』と『類別圧縮モードの
有利な領域』が併存していることが多い。
【0050】そこで、RAWデータをタイルなどの部分
領域に区分した上で、これら部分領域ごとに圧縮モード
の適正判別を行うことが好ましい。このようにして、部
分領域ごとに適切な圧縮モードを実施することにより、
RAWデータの圧縮効率を更に高めることが可能にな
る。なお、更に細分化した標本間隔で圧縮モードの適正
判別を実施することにより、RAWデータを『一括圧縮
モードの有利な領域』と『類別圧縮モードの有利な領
域』とに細かく領域区分することが可能になる。このよ
うな領域区分ごとに適切な圧縮モードを実施することに
より、RAWデータの圧縮効率を更に高めることが可能
になる。
【0051】また、上述した実施形態では、電子カメラ
11において本発明の画像圧縮を実施する場合について
説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されるも
のではない。例えば、上述した実施形態における画像圧
縮の手順をプログラムコード化することにより、画像圧
縮プログラム(請求項11に対応)を作成してもよい。
この場合、コンピュータを本発明の画像圧縮装置として
機能させることが可能になる。
【0052】さらに、上述した実施形態では、ユーザー
が、電子カメラ11とコンピュータ35の両方を操作す
る場合について説明した。しかしながら、本発明はこれ
に限定されるものではない。例えば、ユーザーが電子カ
メラ11で作成したRAWデータの圧縮結果を、インタ
ーネットなどの通信回線を介して、画像伸張サービスを
提供するサーバーコンピュータに転送してもよい。この
場合、サーバーコンピュータは、この圧縮結果に対し
て、上述の実施形態と同様の画像伸張方法を実行して、
RAWデータの画像情報を再現する。このように再現さ
れたRAWデータの画像情報は、サーバーコンピュータ
などにおいてデータ管理され、ウェブ公開やプリントサ
ービス等の用途に供することができる。
【0053】なお、上述した実施形態の補足事項とし
て、 異なる信号成分間の相関が強く、かつ 異なる信号成分間のレベル差が大きい といったRAWデータのケースについて、特に説明す
る。このケースでは、異なる信号成分間のレベル変動
が、空間配置上に強い周期性をもって現れる。一括圧縮
モードでは、この周期性という空間的冗長性を削減する
ことによって、高い圧縮効率を得ることが可能になる。
また、このケースでは、一括圧縮モードの実施に先だっ
て、ホワイトバランス調整を行うことが一層効果的であ
る。すなわち、相関の高い信号成分間では、ホワイトバ
ランス調整を経ることによってレベル差を確実に縮小で
きるので、一括圧縮モードの圧縮効率を一段と高めるこ
とが可能になる。
【0054】
【発明の効果】《請求項1,9に係わる発明》請求項
1,9に係わる発明では、RAWデータにおける信号成
分の混在配置を「同一成分の空間配置」と見なし、この
空間配置の空間的冗長性を削減する。したがって、RA
Wデータを、信号成分の種類単位に区分して扱うなどの
複雑な処理が必要なく、その分だけ画像圧縮を単純な処
理手順で済ますことが可能になる。さらに、異なる種類
の信号成分をピックアップするので、一段と接近した画
素位置の間で空間的冗長性を削減することが可能にな
る。その結果、高域の空間的冗長性を削減することが可
能になり、高い圧縮効率を得られるケースが多くなる。 《請求項8,10》請求項8,10に係わる発明では、
RAWデータに対して欠落信号成分を補間せずに空間周
波数変換を実施し、得られた変換係数をデータ圧縮す
る。この場合、RAWデータの欠落信号成分を補間する
必要がないので、RAWデータの画像圧縮を単純な手順
で済ますことが可能になる。特に、ここでは空間周波数
変換を使用するので、RAWデータの空間周波数的な偏
り(一種の空間的冗長性)を効率的に削除することが可
能になり、DPCMなどの手法に比べて、RAWデータ
の圧縮効率を一段と高めることが容易になる。 《請求項11》請求項11の画像圧縮プログラムをコン
ピュータで実行することにより、コンピュータを、請求
項1〜8のいずれか1項に記載の画像圧縮装置として機
能させることが可能になる。 《請求項12》請求項12の発明では、RAWデータの
圧縮結果を「同一成分の空間配置の圧縮結果」と見なし
て、空間配置の空間的冗長性を復元する。そのため、信
号成分の種類単位に伸張動作を繰り返すなどの複雑な処
理が必要なく、画像伸張を単純な手順で済ますことが容
易になる。 《請求項13》請求項13の発明では、RAWデータの
圧縮結果をデータ伸張して変換係数を求め、この変換係
数を逆空間周波数変換する。この場合、欠落信号成分に
関するデータを扱わないため、画像伸張の処理負荷が少
なく、画像伸張を単純な手順で済ますことが容易にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の構成を説明する図である。
【図2】電子カメラ11によるRAWデータの圧縮処理
を示す流れ図である。
【図3】信号成分の並べ替えを説明する図である。
【図4】コンピュータ35によるRAWデータの伸張処
理を示す流れ図である。
【図5】RAWデータの圧縮実験の結果である。
【図6】圧縮時に参照する最短の画素間隔を示す図であ
る。
【符号の説明】
11 電子カメラ 12 撮影レンズ 13 撮像素子 14 AD変換部 16 バッファメモリ 18 画像圧縮部 22 ウェーブレット変換部 23 量子化部 24 ビットモデリング部 25 算術符号化部 26 ビットストリーム生成部 32 カードインターフェース 33 メモリカード 34 転送インターフェース 35 コンピュータ 39 マイクロプロセッサ
フロントページの続き Fターム(参考) 5C057 AA01 EA01 EL01 EM07 EM11 EM13 EM16 GF01 GG01 GM01 5C059 MA24 MA45 MC11 ME11 PP15 SS14 UA02 UA05 5C065 AA03 BB48 CC01 CC09 DD17 EE06 GG18 GG26

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カラー画像を構成する複数種類の信号成
    分を画素配列上に混在配置してなるRAWデータが与え
    られ、前記RAWデータを圧縮処理する画像圧縮装置で
    あって、 前記信号成分の混在配置を「同一成分の空間配置」と見
    なし、前記RAWデータから前記空間配置の空間的冗長
    性を削減する一括圧縮部を備えたことを特徴とする画像
    圧縮装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の画像圧縮装置におい
    て、 前記一括圧縮部は、 同一成分と見なした前記空間配置を空間周波数変換して
    変換係数を得る変換部と、 前記変換係数をデータ圧縮する符号化部とを有すること
    を特徴とする画像圧縮装置。
  3. 【請求項3】 請求項1ないし請求項2のいずれか1項
    に記載の画像圧縮装置において、 前記信号成分の種類単位に、前記RAWデータから空間
    的冗長性を削減する類別圧縮部と、 前記一括圧縮部と前記類別圧縮部とをモード選択する制
    御部とを備えたことを特徴とする画像圧縮装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の画像圧縮装置におい
    て、 前記制御部は、 前記RAWデータの特徴に基づいて、モード選択を行う
    ことを特徴とする画像圧縮装置。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載の画像圧縮装置におい
    て、 前記制御部は、 『前記信号成分の種類間におけるレベル差』および『前
    記信号成分の種類間における相関』の少なくとも一方に
    基づいて、モード選択を行うことを特徴とする画像圧縮
    装置。
  6. 【請求項6】 請求項3に記載の画像圧縮装置におい
    て、 前記制御部は、 前記RAWデータの空間周波数分布に基づいて、モード
    選択を行うことを特徴とする画像圧縮装置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし請求項6のいずれか1項
    に記載の画像圧縮装置において、 前記一括圧縮部は、 前記RAWデータをホワイトバランス調整した後、前記
    RAWデータから前記空間配置の空間的冗長性を削減す
    ることを特徴とする画像圧縮装置。
  8. 【請求項8】 カラー画像を構成する複数種類の信号成
    分を画素配列上に混在配置してなるRAWデータが与え
    られ、前記RAWデータを圧縮処理する画像圧縮装置で
    あって、 前記RAWデータに対し、前記画素配列上の欠落信号成
    分を補間せずに、空間周波数変換を施して変換係数を得
    る変換部と、 前記変換係数をデータ圧縮する符号化部とを備えたこと
    を特徴とする画像圧縮装置。
  9. 【請求項9】 カラー画像を構成する複数種類の信号成
    分を画素配列上に混在配置してなるRAWデータが与え
    られ、前記RAWデータを圧縮処理する画像圧縮方法で
    あって、 前記信号成分の混在配置を「同一成分の空間配置」と見
    なし、前記RAWデータから前記空間配置の空間的冗長
    性を削減するステップを有することを特徴とする画像圧
    縮方法。
  10. 【請求項10】 カラー画像を構成する複数種類の信号
    成分を画素配列上に混在配置してなるRAWデータが与
    えられ、前記RAWデータを圧縮処理する画像圧縮方法
    であって、 前記RAWデータに対し、前記画素配列上の欠落信号成
    分を補間せずに、空間周波数変換を施して変換係数を得
    るステップと、 前記変換係数をデータ圧縮するステップとを有すること
    を特徴とする画像圧縮方法。
  11. 【請求項11】 コンピュータを、請求項1〜8のいず
    れか1項に記載の画像圧縮装置として機能させるための
    画像圧縮プログラム。
  12. 【請求項12】 請求項1に記載の画像圧縮装置で生成
    されたRAWデータの圧縮結果に対して、伸張処理を施
    すための画像伸張プログラムであって、 前記圧縮結果を「同一成分の空間配置の圧縮結果」と見
    なして、前記空間配置の空間的冗長性を復元し、前記R
    AWデータの画像情報を再現する画像伸張方法を、 コンピュータに実行させることを特徴とする画像伸張プ
    ログラム。
  13. 【請求項13】 請求項8に記載の画像圧縮装置で生成
    されたRAWデータの圧縮結果に対して、伸張処理を施
    すための画像伸張プログラムであって、 前記圧縮結果をデータ伸張して変換係数を得るステップ
    と、 前記変換係数を逆空間周波数変換することにより、前記
    RAWデータの画像情報を再現するステップとを有する
    画像伸張方法を、 コンピュータに実行させることを特徴とする画像伸張プ
    ログラム。
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