JP2021072485A - 符号化装置、復号化装置、符号化方法、復号化方法、符号化プログラム及び復号化プログラム - Google Patents

符号化装置、復号化装置、符号化方法、復号化方法、符号化プログラム及び復号化プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】画像処理にデータ圧縮率を向上させ、復号化後の画質低下を抑制する符号化装置を提供する。【解決手段】画像を画像ブロックに分割する画像分割手段と、画像ブロックを第一符号化方式によって符号化する第一符号化手段と、画像ブロックを第二符号化方式によって符号化する第二符号化手段と、第一符号化手段における符号化の品質の判定をする符号化品質判定手段と、判定に基づいて、画像ブロックを第一符号化方式によって符号化された第一固定長符号化データか画像ブロックを第二符号化方式によって符号化した第二固定長符号化データのいずれか一方を固定長データとして出力する符号化フォーマット選択出力手段と、を有する符号化装置による。【選択図】図7

Description

本発明は、符号化装置、復号化装置、符号化方法、復号化方法、符号化プログラム及び復号化プログラムに関する。
近年、デジタル画像の解像度が向上し、画像処理が対象とするデータのデータサイズが大きくなっている。また、画像処理の高度化・複雑化も進み、画像処理の実行においてメモリアクセス処理の負荷が高まっている。一方、画像処理の効率を向上させるニーズも高く、画像処理時に生ずるメモリアクセス処理の効率化の重要性が高まっている。
メモリアクセス処理の効率化を図るには、処理対象のデータサイズ(データ量)を小さくすればよい。データサイズを小さくするデータ圧縮技術の一種として、離散コサイン変換(DCT:Discrete Cosine Transform、以下「DCT変換」と表記する。)を利用した処理が知られている。DCT変換は、画像データを固定長ビット列に符号化する処理である。詳細には、離散信号である画像データを、水平及び垂直の二次元のコサイン周波数で構成された空間周波数分布を用いて、どの空間周波数がどの程度含まれているかを示す係数(DCT係数)に変換することで、データ量を圧縮する。
また、他のデータ圧縮技術として、画像データを水平周波数方向と垂直周波数方向に複数のブロックに分割すると共に低域周波数のブロックほど細かくするWavelet変換も知られている。DCT変換やWavelet変換は、写真のような連続した階調を持つ画像のデータ量を圧縮する処理として適している。
また、他のデータ圧縮技術としてGBTC(Generalized BTC)方式が知られている。GBTC方式は、1ブロックを4×4ドットとし、4/8圧縮においては1ドットに3bitの8種類の色を割り振り、3/8圧縮においては1ドットに2bitの4種類の色を割り振り、2/8圧縮においては1bitに2種類の色を割り振る方式である。
例えば、デジタルカメラにおける画像処理を想定すると、光学系を介して取得された被写体像に基づくRGB画像データをYUV画像データに変換して記録する、という一連の処理の途中において、何らかの方式によってデータサイズを圧縮(伸長)する処理が行われる。画像処理には様々な種類がある。例えば、幾何変換を利用して画像の歪みを補正する歪曲補正処理を想定すると、補正処理の実行中に生ずるメモリアクセス数は多く、かつ、メモリへの書き込み・読み出しの対象となるデータ量も大量である。データ量が大量かつメモリアクセス数も多い場合、処理対象となる画像データを固定長ビット列として扱うことができれば、画像処理の効率化を図ることができる。
DCT変換を利用して画像データを固定長ビット列に符号化する技術として、出力されるDCT係数から画像中のエッジの縦、横、斜めを認識し、DCT係数のリミッタを切り替えたリミッタ処理を実行して固定長ビット列に符号化する技術が開示されている(例えば、特許文献1を参照)。
また、Wavelet変換後に複数のモードで量子化して、符号長を求め、各モードでの符号長が固定長の符号長を超えた場合は、GBTC方式で符号化技術も開示されている(例えば、特許文献2を参照)。
デジタルカメラなどの画像処理装置で扱われる画像データは、RGB画像データからYUV画像データに変換されて画像処理に用いられることがある。YUV画像データを符号化した固定長ビット列には、輝度成分(Y成分)と二つの色差成分(U成分、V成分)のそれぞれ対応するビット列が含まれる。この固定長ビット列から画像データを復元した場合、復元後の画像の質を考慮すると、元の画像に含まれているエッジが弱い部分(YUV成分のスカラー量が低量又は中量の部分)の輝度(Y)に相当するDCT成分のビット長はある程度の長さを確保する必要がある。仮に、YUV成分のスカラー量が低量又は中量である部分の輝度(Y)のDCT成分のビット長が短いと、復号化後の画像のエッジ部分がなまった状態になる。一方、輝度(Y)のDCT係数のビット長を長くすると、U成分とV成分のDCT係数のビット長が短くなり、U成分とV成分を再現するデータ量を少なくなるので、復号化後の画像における色の再現性が低下する。
なお、特許文献1に開示されている技術では、DCT係数から、エッジを縦、横、斜めの大きく三種類に分けて認識している。この技術では、各エッジの特徴を十分に把握することは困難である。また、特許文献1に開示されている技術は、DCT係数を制限する制限値(リミッタ)が、DCT係数のスカラー量に関わらず一律に設定されているので、DCT係数に対するリミッタ処理が一律に行われる。したがって、特許文献1に開示の技術を用いても、復号化後の画像に含まれるエッジの再現性に課題が生ずる。
また、特許文献2に開示されている技術を用いると、どのような画像でも固定長の符号にすることが可能であるが、複数のモードで量子化した符号長が固定長の符号長以内であっても、復号すると画質が劣化することがあり、高画質を保障できるものではない。
以上の従来技術を利用しても、画像処理で利用されるメモリアクセス処理において、固定長符号化処理を行うときに、高い圧縮率と、復元後の画質低下の防止を両立させるには課題がある。
本発明は、画像処理にデータ圧縮率を向上させ、復号化後の画質低下を抑制する符号化装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一態様は、入力された画像を固定長データに符号化する符号化装置であって、前記画像を画像ブロックに分割する画像分割手段と、前記画像ブロックを第一符号化方式によって符号化する第一符号化手段と、前記画像ブロックを第二符号化方式によって符号化する第二符号化手段と、前記第一符号化手段における符号化の品質の判定をする符号化品質判定手段と、前記判定に基づいて、前記画像ブロックを前記第一符号化方式によって符号化された第一固定長符号化データか前記画像ブロックを前記第二符号化方式によって符号化した第二固定長符号化データのいずれか一方を固定長データとして出力する符号化フォーマット選択出力手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、画像処理にデータ圧縮率を向上させ、復号化後の画質低下を抑制することができる。
本発明に係る符号化装置及び復号化装置を適用可能な画像形成システムの実施形態を示す構成図。 上記画像形成システムの機能ブロック図。 本発明に係る符号化装置の実施形態が備える画像処理ブロックの機能構成図。 本発明に係る符号化装置の実施形態が備える可変長動画圧縮ブロックの機能構成図。 本発明に係る符号化装置及び復号化装置で用いられるDCT処理のアルゴリズムとなる算出式の例を示す図。 本発明に係る符号化方法及び復号化方法の本実施形態で処理対象とする画像データの例(a)と画素ブロックの例(b)を示す図。 本発明の実施形態である符号化装置の機能ブロックを示す図。 本実施形態に係るDCT係数の例を示す図。 本実施形態に係る差分判定部の処理内容の例を説明する図。 本実施形態に係る差分判定部の処理内容の別例を説明する図。 本実施形態に係るGBTC方式による固定長圧縮処理の概要を示す図。 本実施形態に係る符号化装置において生成される固定長ビット列のフォーマットの例を示す図。 本発明の実施形態である復号化装置の機能ブロックを示す図。 本発明に係る符号化方法及び復号化方法を含む画像処理方法の実施形態を示すフローチャート。 本発明に係る符号化方法及び復号化方法を含む画像処理方法の詳細な実施形態を示すフローチャート。 本実施形態に係る符号化方法の実施形態を示すフローチャート。 本実施形態に係る復号化方法の実施形態を示すフローチャート。
本発明は、符号化装置、復号化装置、符号化方法、復号化方法、符号化プログラム及び復号化プログラムに関し、主に、画像データを固定長符号(固定長データ)に圧縮する符号化装置及び、固定長データから画像データを復元する復号化装置に関する。当該復号化装置及び復号化装置を適用可能な装置として、画像処理装置が含まれる。また、画像処理装置のうち、撮像機能を搭載した撮像装置も、本発明に係る装置を適用可能な装置に含まれる。
本発明を画像処理装置に適用することで、画像処理中のメモリアクセス時には画像データを固定長圧縮した固定長データを扱うことができ、メモリアクセス時の処理負荷の低減と、メモリのコストの低減を図ることができる。また、画像処理装置としてのASIC(Application Specific Intergrated Circuit)に本発明を適用することで、ASICの消費電流の低減や、パッケージコストの低減、またはASICの冷却装置のコスト低減も図ることができる。
本発明は、固定長符号化処理において、逆量子化処理と差分量算出処理を利用し、符号化品質を判定することが可能となる。この符号化判定によって、復元後の画質の低下をより抑制可能な符号化方法を選択的に用いることができる。
以上の特徴を備える本発明に係る符号化装置等及び復号化装置等の実施形態について、以下詳細に説明する。
[本実施形態に係る符号化装置及び復号化装置の概要]
本実施形態に係る符号化装置は、固定長符号化時において、復号化後のDCT係数の誤差が所定の閾値(基準値)を超える場合は、復号化後の画像に劣化が生ずることが予測されるときには、固定長符号化方式にGBTCを利用するように制御される。すなわち、DCT変換による固定長符号化処理では復号化後の画質のレベルが所定のレベルを下回ることが予測されるときは、DCT変換よりは画質の劣化が生じない固定長符号方式を採用する。一方、DCT変換による固定長符号化処理でも復号化後の画質のレベルが所定のレベルを維持できることが予測されるときは、DCT変換を採用する。
また、本実施形態に係る復号化装置は、復号対象の固定長符号の符号化方式を判定し、判定結果に基づいて、所定の復号化処理を実行する。
本実施形態に係る符号化装置、復号化装置によれば、処理対象のデータの復元品質の劣化度合いを判定することで、固定長符号化方法を適宜選択して実行することができる。また、復号化装置が実行する復号化方法は、符号化装置で選択された固定長符号化方法に基づいて選択することができる。これらにより、データ圧縮による復元品質の劣化が所定レベル以上であるときは、劣化が少ない方式による方式での固定長符号化を実行し、画質の劣化が許容可能なレベルであるときは圧縮率の高い方式による固定長符号化を実行することができる。
以下説明する符号化装置の実施形態は、固定長符号化処理装置であって、離散コサイン変換処理(DCT:Discrete Cosine Transform、以下「DCT変換」と表記する。)と、GBTC方式を用いた固定長符号化処理(以下「GBTC変換」と表記する。)を利用可能なものである。DCT変換に符号化品質に基づいて、DCT変換による固定長符号化を採用するか、GBTC変換による固定長符号化を採用するかを選択する。また、復号化装置の実施形態は、固定長復号化処理装置であって、上記の固定長符号化処理装置に対応し、DCT変換またはGBTC変換のいずれで生成された固定長符号であるかに基づいて、復号化方式を選択的に実行する装置である。なお、以下の説明において、DCT変化により得られる生成される係数を「DCT係数」と表記する。
[本発明に係る符号化装置/復号化装置の実施形態]
本発明に係る符号化装置及び復号化装置の実施形態として、撮像機能により取得した画像データに対して画像処理を行うときに、符号化装置及び復号化装置に含まれるデータ圧縮/復元処理を利用可能な画像処理システムを例とする。図1は、本実施形態に係る画像処理システムの例であるデジタルカメラ100の構成例を示す概略図である。
本実施形態に係るデジタルカメラ100は、光学系102と、撮像素子103と、A/Dコンバータ104と、プロセッサ101と、メモリコントローラ105と、固定長用メモリ106と、動画像メモリ107と、を備える。
光学系102は、被写体像を撮像素子103が有する撮影面に結像させる光学レンズで構成される。光学系102を構成する光学レンズには、例えば広角レンズが含まれている。光学系102には、例えば、光学レンズを二枚用いて光学系102を構成することで画角を360度にするものも適用可能である。この場合、いわゆる全天球画像を撮像することもできる。
撮像素子103は、光学系102により集光された被写体光を電気信号に変換して、所定の時間間隔で出力する光電変換素子である。撮像素子103は、例えば、CCDセンサやCMOSセンサなどの固体撮影素子を用いることができる。撮像素子103から出力された電気信号は、画像信号としてA/Dコンバータ104に入力される。
A/Dコンバータ104は、撮像素子103から出力された画像信号(アナログ信号)をデジタル変換して画像データとしてプロセッサ101に適宜出力する。この画像データが後段のプロセッサ101による画像処理の対象となる。
プロセッサ101は、いわゆるコンピュータと同様の演算処理部や記憶領域を備えるハードウェアであって、例えば、歪曲補正処理などの幾何変換処理を含む画像処理を実行するASICである。プロセッサ101は、画像処理を行うにあたり、画像データを固定長ビット列に変換する符号化処理と、固定長ビット列から画像データを復元する復号化処理を実行する。すなわち、プロセッサ101が本発明に係る符号化装置及び復号化装置でもある。
メモリコントローラ105は、プロセッサ101が画像処理を行うときに生ずるデータを一時的に保管し記憶する記憶領域への当該データの書き込み及び読み出しを制御する。
固定長用メモリ106は、プロセッサ101において実行される画像処理に用いられる固定長ビット列を、メモリコントローラ105の制御によって書き込み/読み出しを行う不揮発性メモリである。固定長用メモリ106には、例えば、DDR−SDRAM(Double−DataーRate Synchronous Dynamic Random Access Memory)を用いることができる。固定長用メモリ106は、所定の画像処理を実行するときに処理対象のデータを一時的に格納するワークメモリとして機能する。
動画像メモリ107は、プロセッサ101によって画像処理が行われて生成される動画像を記憶する不揮発性メモリである。動画像メモリ107には、例えば、フラッシュメモリを用いることができる。
[プロセッサ101の機能ブロック]
次に、プロセッサ101の機能ブロックについて詳細に説明する。図2に示すように、プロセッサ101によって構成される画像処理ブロックは、画像処理部11と、固定長符号化部12と、歪曲補正部13と、固定長復号化部14と、可変長動画圧縮部15と、を有する。プロセッサ101に係る各機能ブロックは、プロセッサ101が有するハードウェア資源と、本発明に係る符号化プログラムおよび復号化プログラムを含む画像処理プログラムと、の協働により実現される。
画像処理部11は、光学系102、撮像素子103及びA/Dコンバータ104によって構成されるデータ入力部20から出力されてくる画像データをRGB画像データに変換する画像処理を実行する。画像処理部11は、RGB画像データを生成して固定長符号化部12に出力する。なお、画像処理部11の詳細については、後述する。
固定長符号化部12は、画像処理部11において生成されたRGB画像データに対する固定長符号化処理を実行する。したがって、固定長符号化部12によってRGB画像データから固定長ビット列が生成される。また、固定長符号化部12は、歪曲補正部13により生成された補正画像データ(補正後のRGB画像データ)に対して固定長符号化処理を実行する。固定長符号化部12は、補正後のRGB画像データから変換された固定長ビット列を一時記憶部30に転送する。このとき、歪曲補正部13から指定されたアドレスに補正後の固定長ビット列を書き込むように指示する。固定長符号化部12の詳細については後述する。固定長符号化部12は、本発明に係る符号化装置の実施形態に相当する。
なお、一時記憶部30は、プロセッサ101の制御により動作するメモリコントローラ105及び固定長用メモリ106によって構成される。
歪曲補正部13は、一時記憶部30に格納された補正前の固定長ビット列から固定長復号化部14により復号化された画像データを読み込んで、歪曲補正処理を実行する。歪曲補正部13は、歪曲補正処理によって生成された補正画像データを、固定長符号化部12に転送する。
固定長復号化部14は、歪曲補正部13から指定された固定長ビット列を一時記憶部30から読み出して復号化して、歪曲補正部13に転送する。また、固定長復号化部14は、補正後の固定長ビット列を順次読み込んで復号化し、可変長動画圧縮部15に転送する。固定長復号化部14の詳細については後述する。固定長復号化部14は、本発明に係る復号化装置の実施形態に相当する。
可変長動画圧縮部15は、固定長復号化部14から転送されてきた補正後のRGB画像データに対し動画圧縮処理を実行する。可変長動画圧縮部15において実行される処理によって、例えば、MPEG(Moving Picture Experts Group)方式の動画像圧縮処理が行われる。可変長動画圧縮部15は、動画圧縮処理により生成された動画像データを、動画像メモリ107によって構成される画像データ格納部40に転送する。可変長動画圧縮部15の詳細については、後述する。
[画像処理部11の詳細な機能ブロック]
ここで、本実施形態に係る画像処理部11の詳細な機能ブロックについて図3を用いて説明する。図3に示すように、画像処理部11は、Byaer補正処理部111と、フィルタ処理部112と、を有する。
Byaer補正処理部111は、データ入力部20から画像データを受け取り、ベイヤー型の画像を読み込み補正して通常のRGB値を生成する。
フィルタ処理部112は、Byaer補正処理部111において生成されたRGB画像データにフィルタ処理を実行する。フィルタ処理後のRGB画像データは、固定長符号化部12に転送される。
[可変長動画圧縮部15の詳細な機能ブロック]
次に、本実施形態に係る可変長動画圧縮部15の詳細な機能ブロックについて、図4を用いて説明する。図4に示すように、可変長動画圧縮部15は、動き検索部151と、DCT部152と、量子化処理部153と、可変長符号化部154と、逆量子化処理部155と、逆DCT部156と、動き補償部157と、を有する。
動き検索部151は、固定長復号化部14から受け取った画像データと、動き補償部157からの相関が最も高い前フレームのブロックとの差分データを算出する。
DCT部152は、動き検索部151で算出された差分データを空間周波数に変換するDCT処理を実行し、量子化処理部153に転送する。DCT部152は、周波数変換手段に相当し、周波数変換ステップを実行する。
量子化処理部153は、周波数変換済みのDCT係数を量子化し、可変長符号化部154に転送する。
可変長符号化部154は、量子化処理部153で生成された量子化データを可変長符号化して圧縮符号を生成する。可変長符号化部154は、生成した圧縮符号を画像データ格納部40に格納する。
逆量子化処理部155は、量子化処理部153で生成された、「量子化されたブロック」に対し、逆量子化ステップを実行する。逆量子化処理部155は、処理結果を、逆DCT部156に転送する。
逆DCT部156は、逆量子化処理部155から渡された逆量子化データに対して、逆周波数変換処理(逆DCT処理)を実行する。逆DCT部156は、逆周波数変換処理による処理結果を動き補償部157に転送する。
動き補償部157は、動き補償した前フレームのマクロブロックに、逆DCT部156から渡された差分データを加算して参照フレームを作成する。動き補償部157は、参照フレームを動き検索部151に転送する。
[DCT変換/逆DCT変換]
本実施形態において用いられる、画像データをDCT係数に変換する周波数変換処理(DCT変換)と、DCT係数から画像データに変換する逆周波数変換処理(逆DCT変換)について説明する。図5は、本実施形態に係るDCT変換および逆DCT変換のアルゴリズムを例示する算術式である。本実施形態に係るDCT変換は、画像データを所定の画素数で分割した画像ブロックに対し、画像ブロックを構成する画素毎にDCT係数を生成する処理である。なお、本実施形態においては、4画素単位で二次元的に分割し、計16画素で構成されるものを「画像ブロック」とする。また、本実施形態に係る逆DCT変換は、DCT係数から画像ブロックごとに画像データを復元する処理である。
[元画像データと固定長符号の例]
次に、本実施形態に係る画像処理の処理対象となる画像データと当該画像データに係る固定長ビット列の関係について、図6の模式図を用いて説明する。図6(a)は、画像処理対象となる元画像データ201を模式的に示している。元画像データ201は、複数の画素により構成されている。図6(b)は、元画像データ201を所定の画素数(例えば、4画素×4画素、つまり4画素単位)に分割した画像ブロックを模式的に示している。
元画像データ201が、デジタルカメラ100で被写体を撮像して得られた画像データの例として説明する。本実施形態に係る符号化処理では、元画像データ201を4画素×4画素の画像ブロック202に分割して、図6(b)に例示するような画像ブロック202にしてから、各画像ブロック202に対して固定長符号化処理を実行する。したがって、画像ブロック202を、固定長符号化処理の処理単位とする。言い換えると、本実施形態に係る固定長ビット列は、元画像データ201の4画素×4画素で構成される画像ブロック202ごとに生成される値に基づくものとなる。
[符号化装置の実施形態]
次に、本発明に係る符号化装置の実施形態に相当する固定長符号化部12の機能ブロックについてより詳細に説明する。図7に示すように、本実施形態に係る固定長符号化部12は、ブロック化部1201と、YUV変換部1202と、DCT変換部1203と、量子化部1204と、量子化テーブル1205と、逆量子化部1206と、逆量子化テーブル1207と、差分量判定部1208と、GBTC符号化部1209と、符号化フォーマット選択出力部1210と、を有する。なお、逆量子化部1206、逆量子化テーブル1207、及び差分量判定部1208によって、符号化品質判定部1211が構成される。符号化品質判定部1211は、符号化品質判定手段に相当する。そして、符号化品質判定部1211において符号化品質判定ステップが実行される。
ブロック化部1201は、画像処理部11から受け取るRGB画像データを、4画素×4画素からなる画像ブロック202に分割する(図6参照)。ブロック化部1201は、画像分割手段に相当し、画像分割部を構成する。ブロック化部1201において、画像分割ステップが実行される。
YUV変換部1202は、ブロック化部1201から渡される画像ブロック202に対しYUV変換処理を実行する。したがって、YUV変換部1202において4画素×4画素からなるYUV画像ブロックが生成される。このYUV画像ブロックが、YUV変換部1202からDCT変換部1203に渡される。
DCT変換部1203は、YUV画像ブロックに対し、DCT処理(DCT変換)を実行して、当該YUV画像ブロックを構成する各画素のDCT係数を生成する。DCT変換部1203は、生成したDCT係数を量子化部1204と差分量判定部1208に渡す。DCT変換部1203は、周波数変換手段に相当し、周波数変換部を構成する。
ここで、DCT変換部1203において生成されるDCT係数の例を模式的に示す。なおDCT係数は、水平及び垂直の2次元のコサインカーブの周波数で構成される値であって、各画素の空間周波数にDCT係数で示される周波数がどの程度含まれているかによって、その値が異なる。図8は、本実施形態に係るあるYUV画像ブロックを構成する各画素のDCT係数の値によって、各画素の表現を区別した例である。これをDCT係数ブロック1000とする。DCT係数ブロック1000は、4×4のデータブロックとして構成される。図8において、各画素に相当して区別される各領域の「輝度のDCT係数の値」の大きさによって、各画素の表示パターンを区別している。なお、本実施形態の説明において、4×4の構造における各画素の位置を特定して述べるときは、図8の最上段左上角の画素を第一画素とし、右隣の画素を順に第二画素、第三画素、第四画素として表現する。また、図8の第二段の最左の画素を第五画素とし、以下、順次数字が増え、最下段の最右の画素を第十六画素として表現する。
図8では、DCT係数の値を4段階で区別している。これらを第一レベルDCT係数1001、第二レベルDCT係数1002、第三レベルDCT係数1003、第四レベルDCT係数1004としている。
第一レベルDCT係数1001は、直流成分(DC)に相当する領域のDCT係数を表している。図8の例では、第一画素に相当する領域のDCT係数が第一レベルDCT係数1001になっている。
画素に含まれる交流成分(AC)が低い領域のDCT係数を、第二レベルDCT係数1002とする。図8の例では、第二画素と第五画素に相当する領域のDCT係数が第二レベルDCT係数1002になっている。
画素に含まれる交流成分(AC)が中程度の領域のDCT係数を、第三レベルDCT係数1003とする。図8の例では、第三画素、第四画素、第六〜第十画素、第十三画素と第十四画素が、第三レベルDCT係数1003になっている。
画素に含まれる交流成分が高周波の領域のDCT係数を、第四レベルDCT係数1004とする。図8の例では、第十一画素、第十二画素、第十五画素、第十六画素が、第四レベルDCT係数1004になっている。なお、本実施形態に係るDCT変換では、第四レベルDCT係数1004を固定長符号に含めものとする。
上記のように、画素ごとに区別されたDCT係数を含むDCT係数ブロック1000は、画像ブロックを構成する各画素に対応するレベルのDCT係数のパターン(配置のパターン)によって、異なる複数のパターンを有するものとなる。
図7に戻る。量子化部1204は、量子化テーブル1205を参照して、DCT変換部1203から受け取ったDCT係数ブロック1000の各画素ブロックに対応する量子化値(量子化係数)を生成する。量子化部1204は、取得した量子化値に基づいて、4×4で構成されるDCT係数ブロック1000の量子化を実行する。量子化部1204は、量子化したDCT係数を逆量子化部1206と符号化フォーマット選択出力部1210に渡す。量子化部1204は、量子化処理手段に相当する。量子化部1204において、量子化ステップが実行される。
量子化テーブル1205は、量子化部1204における量子化処理に用いられる量子化値を格納したテーブルデータを格納している。量子化値は、量子化部1204によって読み出される。
DCT変換部1203、量子化部1204、量子化テーブル1205によって、YUV画像ブロックに対して、第一符号化方式であるDCT変換が行われて、DCT係数を含む固定長ビット列が生成される。したがって、DCT変換部1203、量子化部1204、量子化テーブル1205が第一符号化手段を構成する。そして、DCT変換部1203、量子化部1204、量子化テーブル1205において、第一符号化ステップが実行される。
量子化部1204において量子化されたDCT係数は、第一符号化方式によって符号化された第一固定長符号化データに相当する。
逆量子化部1206は、量子化部1204から渡されたDCT係数に対し、逆量子化テーブル1207から読み出した逆量子化値を用いて逆量子化処理を実行する。逆量子化処理によって、復号周波数変換係数が生成される。逆量子化部1206は、逆量子化処理の結果を、差分量判定部1208に渡す。逆量子化部1206は、逆量子化手段に相当する。
逆量子化テーブル1207には、量子化されたDCT係数を、DCT係数に戻すための逆量子化値が格納されている。
差分量判定部1208は、DCT変換部1203から渡されたDCT係数(周波数変換係数)と、逆量子化部1206から渡されたDCT係数(復号周波数変換係数)の差分を算出し、DCT係数ブロック1000の差分量を算出する。差分量判定部1208は、算出された差分量が予め規定する閾値を超えるか否かを判定する。差分量判定部1208は、閾値を用いた判定処理の結果に基づく指示コードを符号化フォーマット選択出力部1210に渡す。差分量判定部1208は、差分量判定手段に相当する。
ここで、差分量判定部1208における処理の詳細について、図9及び図10を用いて説明する。図9及び図10における、(a)はDCT変換部1203から差分量判定部1208に渡されたDCT係数ブロック1000(量子化される前のDCT係数)を例示している。(b)は、量子化部1204から逆量子化部1206に渡された量子化されたDCT係数を例示している。(c)は、逆量子化部1206において逆量子化処理が実行されたDCT係数ブロック1000を例示している。
差分量判定部1208は、DCT変換部1203から渡されたDCT係数ブロック1000(図9(a))と、一旦量子化された後に逆量子化されたDCT係数ブロック1000(図9(c))の差分を算出し、その合計値である差分量を算出する。差分量判定部1208は、差分量が予め規定する閾値を超えるか否かを判定する。
図9に例示したDCT係数ブロック1000では、差分量は「96」になる。ここで、閾値が「200」に設定されている場合を例に説明すると、図9の場合では、差分量は閾値を超えない。この場合、差分量判定部1208は、符号化フォーマット選択出力部1210に対して「差分量が閾値以下である」ことを示す指示コードを渡す。
図9に例示したDCT係数ブロック1000において、差分量が閾値を超えない原因は、量子化処理において、白部分の水平/垂直で高周波数である領域の値が小さい為に、量子化前の値と逆量子化後の値のDCT係数の差が小さくなるからである。この場合、復号処理を逆DCT処理で行っても差が小さくなるため、復号後の画質の劣化は少なくなる。
図10に例示したDCT係数ブロック1000において、差分量判定部1208が、DCT変換部1203から渡されたDCT係数ブロック1000(図10(a))と、一旦量子化された後に逆量子化されたDCT係数ブロック1000(図10(c))の差分を算出し、その合計値である差分量を算出すると「302」になる。本実施形態に係る閾値は「200」とする。したがって、図10の例では、差分量が閾値を超えることになる。この場合、差分量判定部1208は、符号化フォーマット選択出力部1210に対して「差分量が閾値を超える」ことを示す指示コードを渡す。
図10に例示したDCT係数ブロック1000において、差分量が閾値を超えない原因は、白部分の水平/垂直で高周波数である領域の値が大きい為に、量子化前の値と逆量子化後の差が大きくなるからである。この場合、復号処理を逆DCT処理で行っても差が大きくなるため、復号後の画質の劣化が大きくなる。したがって、この場合は、符号化方式をGBTC方式に切り替えた方が、画質の劣化を防止できる。
GBTC符号化部1209は、ブロック化部1201から渡された画像ブロック202に対して、図11に例示する第二符号化方式であるGBTC方式による固定長圧縮処理を実行する。GBTC符号化部1209は、GBTC方式で固定長符号化されたデータを符号化フォーマット選択出力部1210に渡す。したがって、GBTC符号化部1209は、第二符号化手段を構成する。GBTC符号化部1209において、第二符号化ステップが実行される。
符号化フォーマット選択出力部1210は、差分量判定部1208から渡された指示コードに基づいて、固定長符号化処理を実行して出力する元データを選択する。より詳細には、符号化フォーマット選択出力部1210は、固定長符号化処理の実行対象を、量子化部1204から渡されたDCT係数に、GBTC符号化部1209から渡されたデータにするかを選択する。符号化フォーマット選択出力部1210は、選択したデータに基づいて、固定長符号データを一時記憶部30に出力する。符号化フォーマット選択出力部1210は、符号化フォーマット選択出力手段を構成する。符号化フォーマット選択出力部1210によって、符号化フォーマット選択出力ステップが実行される。
ここで、本実施形態に係る固定長符号フォーマットの例を図12に示す。図12(a)は、DCT符号フォーマットを例示している。図12(b)は、GBTC符号フォーマットを例示している。なお、図12(c)は、GBTC符号フォーマットの一つのプレーンの詳細な構造を示している。
DCT符号(図12(a))、GBTC符号(図12(b))のいずれにおいても、最上位ビットには、識別情報が格納される。ここで、DCT符号の識別情報は「0」とし、GBTC符号の識別情報は「1」とする。この識別情報は、復号化装置における復号化処理において認識される。
DCT符号において、量子化された輝度のDCT係数は4画素×4画素の画像ブロックの輝度(Y)をDCT変換し、そのDCT係数を量子化したものである。輝度(Y)のDCT係数は、図8を用いて説明したように、領域ごと(画素ごと)に量子化値が異なる。これによって、DCT係数のビット数を少なくしている(ビット長を短くしている)。
また、DCT符号において、量子化されたU成分のDCT係数は、4画素×4画素の画像ブロックのU成分をDCT変換し、そのDCT係数を量子化したものである。U成分のDCT係数の量子化値は、輝度(Y)の量子化値よりも大きくし、ビット長を短くしている。同様に、量子化されたV成分のDCT係数は、4画素×4画素の画像ブロックのV成分をDCT変換し、そのDCT係数を量子化したものである。V成分のDCT係数の量子化値も輝度(Y)の量子化値よりも大きくし、ビット長を短くしている。
GBTC符号は、4画素×4画素の画像ブロックのR・G・Bのプレーンごとに符号化される。各プレーンは、図12(c)に例示するように、LA、LDとピクセルコードで構成されている。ピクセルコードは、4画素×4画素の16画素分で構成されている。各画素は、2bitの4レベルの値で表現される。
[復号化装置の実施形態]
続いて、本発明に係る復号化装置の実施形態に相当する固定長復号化部14の詳細な機能ブロックについて図13を用いて説明する。図13に示すように、本実施形態に係る固定長復号化部14は、符号解析部1401と、逆量子化部1402と、逆量子化テーブル1403と、逆DCT変換部1404と、RGB変換部1405と、GBTC復号化部1406と、復号切替部1407と、逆ブロック化部1408と、を有する。
符号解析部1401は、図12に示したフォーマットからなる固定長ビット列を一時記憶部30から読み出して、固定長ビット列の先頭ビットの値を参照し、当該固定長ビット列の固定長符号化方式を識別する。符号解析部1401は、参照した先頭ビットの値に基づいて、固定長ビット列を逆量子化部1402又はGBTC復号化部1406に渡す。また、符号解析部1401は、識別した固定長符号化方式を示す情報を復号切替部1407に通知する。符号解析部1401は、符号解析手段に相当する。符号解析部1401において、符号解析ステップが実行される。
逆量子化部1402は、逆量子化テーブル1403を参照し、符号解析部1401から渡された固定長ビット列に対して逆DCT量子化処理を実行し、逆量子化後DCT係数(量子化前DCT係数)を算出する。逆量子化部1402は、逆量子化後DCT係数を逆DCT変換部1404に渡す。逆量子化部1402は、逆量子化手段に相当する。
逆量子化テーブル1403には、DCT係数を逆量子化するためのシフト値が格納されている。
逆DCT変換部1404は、逆量子化部1402から渡された「逆量子化処理の結果として得られた輝度、U成分、V成分のDCT係数」に基づく逆DCT変換処理を実行する。この処理により、YUV画像データが得られる。得られたYUV画像データは、RGB変換部1405に転送される。逆DCT変換部1404は、逆周波数変換処理手段に相当し、逆周波数変換処理部を構成する。
逆量子化部1402及び逆DCT変換部1404は、第一復号化手段に相当する。逆量子化部1402及び逆DCT変換部1404によって、第一固定長符号化データを第一復号化方式によって復号化する第一復号化ステップが実行される。
RGB変換部1405は、転送されてきたYUV画像データに対するRGB画像データへの変換処理を実行する。RGB変換部1405によって、4画素×4画素の画素ブロックからなるRGB画像データが出力されて、復号切替部1407に渡される。
GBTC復号化部1406は、符号解析部1401から渡された固定長ビット列に対してGBTC復号化処理を実行して、RGB画像データへの変換処理を実行する。生成された4画素×4画素の画素ブロックからなるRGB画像データは、復号切替部1407に渡される。GBTC復号化部1406は、第二復号化手段に相当する。GBTC復号化部1406によって、第二固定長符号化データを第二復号化方式によって復号化する第二復号化ステップが実行される。
復号切替部1407は、符号解析部1401からの通知に基づいて、RGB変換部1405から渡されたRGB画像データの画素ブロックか、GBTC復号化部1406から渡されたRGB画像データの画素ブロックのいずれかを、逆ブロック化部1408に渡す。
逆ブロック化部1408は、逆ブロック化部1408から渡された画素ブロックを2次元の画像データに展開して、RGB画像データを生成する。逆ブロック化部1408は、生成したRGB画像データを一時記憶部30に転送する。逆ブロック化部1408は、画像ブロック統合手段に相当し、画像ブロック統合部を構成する。逆ブロック化部1408において、画像ブロック統合ステップが実行される。
[符号化方法及び復号化方法の実施形態]
次に、本発明に係る符号化方法及び復号化方法の実施形態について説明する。図14は、上記にて説明をしたデジタルカメラ100の動作の流れを例示している。本実施形態に係る符号化方法と復号化方法は、デジタルカメラ100のような画像処理装置において実行される一連の画像処理の中で行われる。
まず、光学系102を介して被写体の反射光を撮像素子103の撮像面に集光させ、撮像素子103から出力される画像信号を取り込む(S1401)。続いて、A/Dコンバータ104によって、画像信号から画像データが生成されてプロセッサ101に入力される(S1402)。続いて、プロセッサ101において画像データ処理が実行される(S1403)。画像データ処理の詳細は後述する。プロセッサ101における画像データ処理によって動画像データが生成されて出力され、動画像メモリ107に格納される(S1404)。
[画像データ処理の詳細]
S1403における画像データ処理において、本発明に係る符号化方法及び復号化方法は適用される。したがって、当該画像データ処理を実行する画像処理プログラムに、本発明に係る符号化プログラム及び復号化プログラムが含まれる。以下、画像データ処理(S1403)の詳細について説明しつつ、符号化方法及び復号化方法、符号化プログラム及び復号化プログラムの実行についても言及する。
図15は、S1403における画像データ処理の詳細な流れを示すフローチャートである。まず、固定長符号化部12においてRGB画像データが固定長ビット列に符号化される(S1501)。生成された固定長ビット列は、一時記憶部30に一旦格納される(S1502)。続いて、一旦格納されている固定長ビット列を歪曲補正部13の指示に基づいて固定長復号化部14が読み出す(S1503)。
続いて、固定長復号化部14が、固定長ビット列を復号化する(S1504)。固定長ビット列からYUV画像データに復号化されたものを用いて、歪曲補正部13が歪曲補正処理を実行する(S1505)。
歪曲補正処理が行われたYUV画像データに対し、再度、固定長ビット列化処理が行われる(S1506)。生成された固定長ビット列は、一時記憶部30に一旦格納される(S1507)。続いて、一旦格納されている固定長ビット列を可変長動画圧縮部15の指示に基づいて固定長復号化部14が読み出す(S1508)。
続いて、固定長復号化部14が、固定長ビット列を復号化する(S1509)。固定長ビット列からYUV画像データに復号化されたものを用いて、可変長動画圧縮部15が動画像データを生成する(S1510)。続いて、生成された動画像データを画像データ格納部40に格納する(S1511)。
[固定長符号化処理の詳細]
次に、固定長符号化処理(S1501、S1506)における詳細な処理の流れについて、図16のフローチャートを用いながら説明する。
まず、画像処理部11によって生成されたRGB画像データをメモリから読み出し、ブロック化部1201において、4画素×4画素の画像ブロックを生成する。生成された画像ブロックは、YUV変換部1202とGBTC符号化部1209に対して渡される(S1601)。
続いて、YUV変換部1202に渡された画像ブロックに対して、RGB形式からYUV形式に変換するYUV変換処理が実行されて、生成されたYUV画像ブロック300をDCT変換部1203に転送され(S1602)。これらと並行して、GBTC符号化部1209に渡された画像ブロックに対して、GBTC符号化部1209において、GBTC符号化処理が実行される(S1607)。
S1602においてYUV形式に変換された4画素×4画素のYUV画像ブロック(YUV画像ブロック300)に対し、DCT変換部1203が離散コサイン変換(DCT)を利用した周波数変換処理を実行する(S1603)。DCT変換部1203は、周波数変換処理によりDCT係数ブロック1000を量子化部1204に転送する。
量子化部1204は、転送されてきたDCT係数ブロック1000の各ブロックに対応するDCT係数に対し、量子化テーブル1205を参照して量子化処理を実行する(S1604)。量子化部1204は、量子化処理によって生成される量子化後DCT係数ブロックを、符号化フォーマット選択出力部1210と、符号化品質判定部1211に転送する。
続いて、符号化品質判定部1211において、差分量が閾値を超えたか否かの判定が行われる(S1605)。差分量が閾値を超えていなければ(S1605/NO)、DTC係数の固定長符号化処理が実行されて、出力される(S1606)。差分量が閾値を超えていれば(S1605/YES)、GBTC符号の固定長符号化処理が実行されて、出力される(S1608)。
[固定長復号化処理の詳細]
次に、固定長復号化処理(S1504、S1509)における詳細な処理の流れについて、図17のフローチャートを用いながら説明する。
まず、符号解析部1401が一時記憶部30から該当する固定長ビット列を読み出して、固定長ビット列に含まれる処理対象のビット列を解析し、解析結果を復号切替部1407に通知する。また、解析された固定長ビット列を、逆量子化部1402と、GBTC復号化部1406に渡す(S1701)。
逆量子化部1402は、逆量子化テーブル1403を参照して、符号解析部1401から渡された量子化された輝度、U成分、Y成分、のDCT係数に対して、逆量子化処理を実行し、結果を逆DCT変換部1404に渡す(S1702)。
逆DCT変換部1404は、転送されてきたDCT係数に基づいて逆DCT変換を行い、YUV画像データを生成する。生成したYUV画像データはRGB変換部1405に転送される(S1703)。
RGB変換部1405は、逆DCT変換部1404から渡されたYUV画像データを画素ブロックに変換し、復号切替部1407に渡す(S1704)。
S1702、S1703、S1704と並行して、GBTC復号化部1406は、符号解析部1401から渡されたGBTC固定長符号に対して、GBTC復号化処理を実行してRGB画素ブロックに変換し、変換結果を復号切替部1407に渡す(S1707)。
続いて、復号切替部1407は、符号解析部1401から通知された識別信号に基づいて、RGB変換部1405又はGBTC復号化部1406から渡されたRGB画素ブロックを逆ブロック化部1408に渡す(S1705)。識別信号が「0」であれば(S1705/YES)、DCT固定長復号に基づくデータとしてRGB変換部1405から渡されたRGB画素ブロックを逆ブロック化部1408に渡す。識別信号が「1」であれば(S1705/NO)、GBTC復号化部1406からGBTC復号に基づくデータとして渡されたRGB画素ブロックを逆ブロック化部1408に渡す。
最後に、逆ブロック化部1408が渡されたRGB画素ブロックを、二次元データに展開してRGB画像データを生成し、一時記憶部30に転送する(S1706)。
以上のように、本実施形態に係る符号化方法及び復号化方法によれば、データの圧縮率は従来どおり確保することでデータアクセス処理に係る負荷を軽減させることができ、かつ、復元後の画像の質は従来よりも向上させることができる。
なお、本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、その技術的要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能であり、特許請求の範囲に記載された技術思想に含まれる技術的事項の全てが本発明の対象となる。上記実施形態は、好適な例を示したものであるが、当業者であれば、開示した内容から様々な変形例を実現することが可能である。そのような変形例も、特許請求の範囲に記載された技術的範囲に含まれる。
11 :画像処理部
12 :固定長符号化部
13 :歪曲補正部
14 :固定長復号化部
15 :可変長動画圧縮部
20 :データ入力部
30 :一時記憶部
40 :画像データ格納部
100 :デジタルカメラ
101 :プロセッサ
102 :光学系
103 :撮像素子
104 :A/Dコンバータ
105 :メモリコントローラ
106 :固定長用メモリ
107 :動画像メモリ
111 :Byaer補正処理部
112 :フィルタ処理部
151 :動き検索部
152 :DCT部
153 :量子化処理部
154 :可変長符号化部
155 :逆量子化処理部
156 :逆DCT部
157 :動き補償部
201 :元画像データ
202 :画像ブロック
300 :YUV画像ブロック
1000 :DCT係数ブロック
1001 :第一レベルDCT係数
1002 :第二レベルDCT係数
1003 :第三レベルDCT係数
1004 :第四レベルDCT係数
1201 :ブロック化部
1202 :YUV変換部
1203 :DCT変換部
1204 :量子化部
1205 :量子化テーブル
1206 :逆量子化部
1207 :逆量子化テーブル
1208 :差分量判定部
1209 :GBTC符号化部
1210 :符号化フォーマット選択出力部
1211 :符号化品質判定部
1401 :符号解析部
1402 :逆量子化部
1403 :逆量子化テーブル
1404 :逆DCT変換部
1405 :RGB変換部
1406 :GBTC復号化部
1407 :復号切替部
1408 :逆ブロック化部
特開2004−112345号公報 特開2001−224027号公報

Claims (10)

  1. 入力された画像を固定長データに符号化する符号化装置であって、
    前記画像を画像ブロックに分割する画像分割手段と、
    前記画像ブロックを第一符号化方式によって符号化する第一符号化手段と、
    前記画像ブロックを第二符号化方式によって符号化する第二符号化手段と、
    前記第一符号化手段における符号化の品質の判定をする符号化品質判定手段と、
    前記判定に基づいて、前記画像ブロックを前記第一符号化方式によって符号化された第一固定長符号化データか前記画像ブロックを前記第二符号化方式によって符号化した第二固定長符号化データのいずれか一方を固定長データとして出力する符号化フォーマット選択出力手段と、
    を有することを特徴とする符号化装置。
  2. 前記第一符号化手段は、
    前記画像ブロックを周波数変換する周波数変換係数を生成する周波数変換手段と、
    前記周波数変換係数を量子化する量子化処理手段と、
    を有し、
    前記符号化品質判定手段は、
    前記量子化された周波数変換係数に対し逆量子化処理を行って復号周波数変換係数を生成する逆量子化手段と、
    前記周波数変換係数と前記復号周波数変換係数の差分量を算出し、当該差分量が所定の閾値以下であるか否かを判定する差分量判定手段と、
    を有し、
    前記符号化フォーマット選択出力手段は、前記差分量が前記閾値以下であるとき前記第一符号化方式によって符号化した第一固定長符号化データを出力し、
    前記差分量が前記閾値を超えるときときは前記第二符号化方式によって符号化した第二固定長符号化データを出力する、
    請求項1に記載の符号化装置。
  3. 前記符号化フォーマット選択出力手段は、出力される固定長符号化データに対して符号化方式を識別する識別情報を付加して出力する、
    請求項1又は2に記載の符号化装置。
  4. 前記画像分割手段は、前記画像を4画素単位で分割した16画素からなる画像ブロックを生成する、
    請求項1乃至3のいずれか一項に記載の符号化装置。
  5. 前記第二符号化方式は、GBTC方式である、
    請求項1乃至4のいずれか一項に記載の符号化装置。
  6. 固定長データを画像に復号化する復号化装置であって、
    前記固定長データを解析し、当該固定長データの符号化方式を特定する符号解析手段と、
    特定された復号化方式が第一復号化方式であれば、第一固定長符号化データから所定の画素数からなる画像ブロックを生成する第一復号化手段と、
    特定された復号化方式が第二復号化方式であれば、第二固定長符号化データから所定の画素数からなる画像ブロックを生成する第二復号化手段と、
    前記第一復号化手段又は前記第二復号化手段において生成された画像ブロックを統合して画像を生成する画像ブロック統合手段と、
    を有することを特徴とする復号化装置。
  7. 前記第一復号化手段は、
    前記固定長データに含まれる量子化係数に対して逆量子化処理を行い、周波数変換係数を生成する逆量子化手段と、
    前記周波数変換係数に対し逆周波数変換処理を行い、所定の画素数からなる画像ブロックを生成する逆周波数変換処理手段と、
    を有する、
    請求項6に記載の復号化装置。
  8. 前記第二復号化方式は、GBTC方式である、
    請求項6又は7に記載の符号化装置。
  9. コンピュータにおいて、入力された画像を固定長データに符号化する符号化プログラムであって、
    前記画像を画像ブロックに分割する画像分割ステップと、
    前記画像ブロックを第一符号化方式によって符号化する第一符号化ステップと、
    前記画像ブロックを第二符号化方式によって符号化する第二符号化ステップと、
    前記第一符号化ステップにおける符号化の品質の判定をする符号化品質判定ステップと、
    前記判定に基づいて、前記画像ブロックを前記第一符号化方式によって符号化された第一固定長符号化データか前記画像ブロックを前記第二符号化方式によって符号化した第二固定長符号化データのいずれか一方を固定長データとして出力する符号化フォーマット選択出力ステップと、
    を含むことを特徴とする符号化プログラム。
  10. コンピュータにおいて、固定長データを画像に復号化する処理を実行させる復号化プログラムであって、
    前記固定長データを解析し、当該固定長データの符号化方式を特定する符号解析ステップと、
    特定された復号化方式が第一復号化方式であれば、第一固定長符号化データから所定の画素数からなる画像ブロックを生成する第一復号化ステップと、
    特定された復号化方式が第二復号化方式であれば、第二固定長符号化データから所定の画素数からなる画像ブロックを生成する第二復号化ステップと、
    前記第一復号化ステップ又は前記第二復号化ステップにおいて生成された画像ブロックを統合して画像を生成する画像ブロック統合ステップと、
    を含むことを特徴とする復号化プログラム。
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