JP2001224027A - 画像符号化装置、画像符号化方法、およびコンピュータが実行可能なプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents
画像符号化装置、画像符号化方法、およびコンピュータが実行可能なプログラムを記録した記録媒体Info
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- JP2001224027A JP2001224027A JP2000031061A JP2000031061A JP2001224027A JP 2001224027 A JP2001224027 A JP 2001224027A JP 2000031061 A JP2000031061 A JP 2000031061A JP 2000031061 A JP2000031061 A JP 2000031061A JP 2001224027 A JP2001224027 A JP 2001224027A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 写真画像や文字画像の両方の画像に対して、
画質を劣化させることなく、高圧縮な画像圧縮を行うこ
とが可能な画像符号化装置を提供すること。 【解決手段】 本発明にかかる画像符号化装置において
は、Wavelet処理装置2は4×4の画像信号をウ
エーブレット変換し、量子化レベル処理装置3は、Wa
velet変換された4×4のWaveletデータに
対して、複数の量子化レベル(MODE0〜1)毎に符
号長の合計を算出し、複数の量子化レベルのうち、算出
された符号長の合計が符号長制限値以内となり、かつ、
優先順位の高い量子化レベル(MODE0〜1)を選択
し、量子化器4では、選択された量子化レベルで4×4
のWaveletデータを量子化処理し、エントロピー
符号化処理装置5は、量子化器4で量子化された量子化
データをエントロピー符号化処理を行う。
画質を劣化させることなく、高圧縮な画像圧縮を行うこ
とが可能な画像符号化装置を提供すること。 【解決手段】 本発明にかかる画像符号化装置において
は、Wavelet処理装置2は4×4の画像信号をウ
エーブレット変換し、量子化レベル処理装置3は、Wa
velet変換された4×4のWaveletデータに
対して、複数の量子化レベル(MODE0〜1)毎に符
号長の合計を算出し、複数の量子化レベルのうち、算出
された符号長の合計が符号長制限値以内となり、かつ、
優先順位の高い量子化レベル(MODE0〜1)を選択
し、量子化器4では、選択された量子化レベルで4×4
のWaveletデータを量子化処理し、エントロピー
符号化処理装置5は、量子化器4で量子化された量子化
データをエントロピー符号化処理を行う。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像符号化装置、画像
符号化方法、およびコンピュータが実行可能なプログラ
ムを記録した記録媒体に関し、詳細には、例えば、デジ
タル複写機、スキャナー、画像ファイリング等の画像記
録装置に最適な画像符号化装置、画像符号化方法、およ
びコンピュータが実行可能なプログラムを記録した記録
媒体に関する。
符号化方法、およびコンピュータが実行可能なプログラ
ムを記録した記録媒体に関し、詳細には、例えば、デジ
タル複写機、スキャナー、画像ファイリング等の画像記
録装置に最適な画像符号化装置、画像符号化方法、およ
びコンピュータが実行可能なプログラムを記録した記録
媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、画像データ圧縮技術は画像デ
ータを保持するためのメモリ量を低減したり、画像デー
タの送信時間を短縮したりする目的で画像処理分野で一
般に使用されている。画像データ圧縮方式は画像データ
の処理形態により、種々であり画像データを印字処理す
る場合においては限られた容量のメモリ上で画像データ
を回転して印字するなどの処理を高速に行うという必要
性から固定長圧縮が良く使用されている。かかる圧縮方
式としては、例えば、DCT(DiscretCosi
ne Transform)などの直交変換によって画
像データを周波数成分に変換し、その変換係数を量子化
する方式がある。また、他の圧縮方式として、画像デー
タを水平周波数方向と垂直周波数方向に複数のブロック
に分割すると共に低域周波数のブロックほど細かくする
Wavelet変換が知られており、かかるWavel
et変換は、最近、自然階調の画像を効果的に圧縮する
方法として注目されている。
ータを保持するためのメモリ量を低減したり、画像デー
タの送信時間を短縮したりする目的で画像処理分野で一
般に使用されている。画像データ圧縮方式は画像データ
の処理形態により、種々であり画像データを印字処理す
る場合においては限られた容量のメモリ上で画像データ
を回転して印字するなどの処理を高速に行うという必要
性から固定長圧縮が良く使用されている。かかる圧縮方
式としては、例えば、DCT(DiscretCosi
ne Transform)などの直交変換によって画
像データを周波数成分に変換し、その変換係数を量子化
する方式がある。また、他の圧縮方式として、画像デー
タを水平周波数方向と垂直周波数方向に複数のブロック
に分割すると共に低域周波数のブロックほど細かくする
Wavelet変換が知られており、かかるWavel
et変換は、最近、自然階調の画像を効果的に圧縮する
方法として注目されている。
【0003】上述のDCT変換やWavelet変換
は、写真のような連続した階調を持った画像の圧縮に適
しているが、文字画像のような急峻な輝度の変化が密集
している画像では効率があまり良くない。また、画像デ
ータをそのまま圧縮する固定長圧縮の方式としてGBT
C(Generalized BTC)などが知られて
いる。
は、写真のような連続した階調を持った画像の圧縮に適
しているが、文字画像のような急峻な輝度の変化が密集
している画像では効率があまり良くない。また、画像デ
ータをそのまま圧縮する固定長圧縮の方式としてGBT
C(Generalized BTC)などが知られて
いる。
【0004】Wavelet変換を使用した画像圧縮技
術として、例えば、特開平11−136519号公報、
特開平11−136520号公報や特開平10−136
11号公報に記載された技術が公知である。特開平11
−136519号公報の画像処理装置によれば、画像を
2×2画素のブロックに分割し、ブロック毎に1階層の
サブバンド変換を行って係数に変換するサブバンド変換
手段と、前記サブバンド変換手段により変換された係数
に基づいてそのブロックが階調変化がなだらかな第1の
領域か、階調変化が第1の領域より激しい第2の領域
か、または階調変化が第2の領域より激しくほぼ2値画
像のエッジ部分とみなせる第3の領域かを判断する領域
判断手段と、前記領域判断手段の判断結果に基づいて第
1の領域については前記サブバンド変換手段により変換
された高周波係数を比較的細かく量子化すると共に低周
波係数を細かく量子化し、第2の領域については第1の
領域より高周波係数を粗く量子化するとともに低周波係
数を比較的粗く量子化するとともに低周波係数を細かく
量子化し、第3の領域については近似的に2値画像の画
素パターンに量子化する量子化手段と、前記量子化手段
により量子化された低周波係数、高周波係数および2値
画像の画素パターンを全体の符号長が等しくなるように
ビットを割り当てるビット割り当て手段を備えたもので
ある。
術として、例えば、特開平11−136519号公報、
特開平11−136520号公報や特開平10−136
11号公報に記載された技術が公知である。特開平11
−136519号公報の画像処理装置によれば、画像を
2×2画素のブロックに分割し、ブロック毎に1階層の
サブバンド変換を行って係数に変換するサブバンド変換
手段と、前記サブバンド変換手段により変換された係数
に基づいてそのブロックが階調変化がなだらかな第1の
領域か、階調変化が第1の領域より激しい第2の領域
か、または階調変化が第2の領域より激しくほぼ2値画
像のエッジ部分とみなせる第3の領域かを判断する領域
判断手段と、前記領域判断手段の判断結果に基づいて第
1の領域については前記サブバンド変換手段により変換
された高周波係数を比較的細かく量子化すると共に低周
波係数を細かく量子化し、第2の領域については第1の
領域より高周波係数を粗く量子化するとともに低周波係
数を比較的粗く量子化するとともに低周波係数を細かく
量子化し、第3の領域については近似的に2値画像の画
素パターンに量子化する量子化手段と、前記量子化手段
により量子化された低周波係数、高周波係数および2値
画像の画素パターンを全体の符号長が等しくなるように
ビットを割り当てるビット割り当て手段を備えたもので
ある。
【0005】特開平11−136520号公報の画像デ
ータ処理装置によれば、原画像データに圧縮処理を施す
画像データ圧縮手段を備えた画像データ処理装置におい
て、原画像データを複数の周波数帯域に分割する分割手
段と、この分割手段によって分解された周波数帯域に基
づいてエッジ領域と絵柄領域とに像域分離する像域分離
手段と、この像域分離手段によって分離された領域毎に
周波数分解の階層数を変更する階層数変更手段と、を備
え、前記原画像データを任意のサイズのブロック単位に
サブバンド符号化を行うときに、前記像域分離手段によ
ってエッジ領域と絵柄領域とに像域分離し、前記階層数
変更手段によって分離された領域毎に周波数分解の階調
数を変更するものである。
ータ処理装置によれば、原画像データに圧縮処理を施す
画像データ圧縮手段を備えた画像データ処理装置におい
て、原画像データを複数の周波数帯域に分割する分割手
段と、この分割手段によって分解された周波数帯域に基
づいてエッジ領域と絵柄領域とに像域分離する像域分離
手段と、この像域分離手段によって分離された領域毎に
周波数分解の階層数を変更する階層数変更手段と、を備
え、前記原画像データを任意のサイズのブロック単位に
サブバンド符号化を行うときに、前記像域分離手段によ
ってエッジ領域と絵柄領域とに像域分離し、前記階層数
変更手段によって分離された領域毎に周波数分解の階調
数を変更するものである。
【0006】特開平10−13611号公報の画像処理
装置によれば、画像データをn×m(m、nは2の倍
数)画素のブロックに分割する分割手段と、前記分割手
段によりブロック毎に分割された画像データを周波数分
解してWavelet変換係数に変換するWavele
t変換手段と、前記Wavelet変換手段により変換
された高周波成分の絶対値が所定の閾値以上か否かを判
断する判断手段と、前記判断手段の判断結果に基づいて
高周波成分の絶対値が所定の閾値以上の場合にはそのブ
ロックについては前記Wavelet変換手段により変
換されない画素値をそのまま選択し、所定の閾値未満の
場合にはそのブロックについては前記Wavelet変
換手段により変換された係数を選択する選択手段と、前
記選択手段により選択されたデータのLSB側を1ビッ
ト以上削除する圧縮手段と、を備えたものである。
装置によれば、画像データをn×m(m、nは2の倍
数)画素のブロックに分割する分割手段と、前記分割手
段によりブロック毎に分割された画像データを周波数分
解してWavelet変換係数に変換するWavele
t変換手段と、前記Wavelet変換手段により変換
された高周波成分の絶対値が所定の閾値以上か否かを判
断する判断手段と、前記判断手段の判断結果に基づいて
高周波成分の絶対値が所定の閾値以上の場合にはそのブ
ロックについては前記Wavelet変換手段により変
換されない画素値をそのまま選択し、所定の閾値未満の
場合にはそのブロックについては前記Wavelet変
換手段により変換された係数を選択する選択手段と、前
記選択手段により選択されたデータのLSB側を1ビッ
ト以上削除する圧縮手段と、を備えたものである。
【0007】また、固定長圧縮方式を使用した技術とし
ては、特開平11−164150号公報が公知である。
かかる特開平11−164150号公報の画像処理装置
によれば、画像データを2×2画素のブロック単位に分
割するブロック分割手段と、前記ブロック内の階調差に
よって複数種類の領域に分離する領域分離手段と、分離
された各領域を同じビット数に固定長で量子化する量子
化手段と、を備え、前記領域分離手段は、入力された画
像データの画素値から階調差の激しい第1の領域と、そ
うではない第2の領域に分離するものである。
ては、特開平11−164150号公報が公知である。
かかる特開平11−164150号公報の画像処理装置
によれば、画像データを2×2画素のブロック単位に分
割するブロック分割手段と、前記ブロック内の階調差に
よって複数種類の領域に分離する領域分離手段と、分離
された各領域を同じビット数に固定長で量子化する量子
化手段と、を備え、前記領域分離手段は、入力された画
像データの画素値から階調差の激しい第1の領域と、そ
うではない第2の領域に分離するものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】画像データはその特質
から一般的に2種類の領域で構成されている。すなわ
ち、写真やグラフィック画像などのようななだらかに階
調が変化するイメージ領域と文字や線画像などのような
画像のエッジ部とその近郊とで急峻に階調が変化するエ
ッジ領域であり、従来、DCT変換やWavelet変
換などの周波数成分に変換しての画像圧縮は写真画像で
は良いが、文字画像ではあまり良くないという問題があ
る。
から一般的に2種類の領域で構成されている。すなわ
ち、写真やグラフィック画像などのようななだらかに階
調が変化するイメージ領域と文字や線画像などのような
画像のエッジ部とその近郊とで急峻に階調が変化するエ
ッジ領域であり、従来、DCT変換やWavelet変
換などの周波数成分に変換しての画像圧縮は写真画像で
は良いが、文字画像ではあまり良くないという問題があ
る。
【0009】また、印字処理を目的とするシステムにお
いては固定長圧縮としてGBTCなどが使用されてい
る。しかるに、このGBTCは4/8圧縮においては1
ブロック4×4ドット、1ドットに3BITの8種類の
色を割り振り、3/8圧縮においては1ドットに2BI
Tの4種類の色を、2/8圧縮においては1BITの2
種類の色を割り振っていた。このため、特に画素の階調
差が激しい1ブロック内ではノッチと呼ばれるゴミのよ
うなものが文字の輪郭などに発生し、画質を劣化させる
という問題がある。
いては固定長圧縮としてGBTCなどが使用されてい
る。しかるに、このGBTCは4/8圧縮においては1
ブロック4×4ドット、1ドットに3BITの8種類の
色を割り振り、3/8圧縮においては1ドットに2BI
Tの4種類の色を、2/8圧縮においては1BITの2
種類の色を割り振っていた。このため、特に画素の階調
差が激しい1ブロック内ではノッチと呼ばれるゴミのよ
うなものが文字の輪郭などに発生し、画質を劣化させる
という問題がある。
【0010】また、Waveletなどの周波数変換を
行い、その後エントロピー符号化などにより圧縮する場
合、固定長サイズのメモリにおいては周波数が高い場
合、固定サイズに入らない場合があるという問題があ
る。
行い、その後エントロピー符号化などにより圧縮する場
合、固定長サイズのメモリにおいては周波数が高い場
合、固定サイズに入らない場合があるという問題があ
る。
【0011】本発明は、上記に鑑みてなされたものであ
り、写真画像や文字画像の両方の画像に対して、画質を
劣化させることなく、高圧縮な画像圧縮を行うことが可
能な画像符号化装置を提供することを目的とする。
り、写真画像や文字画像の両方の画像に対して、画質を
劣化させることなく、高圧縮な画像圧縮を行うことが可
能な画像符号化装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1にかかる画像符号化装置は、画像信号をN
×Nのブロックに分割する分割手段と、N×Nの画像信
号をウエーブレット変換するウエーブレット変換手段
と、前記ウエーブレット変換されたウエーブレットデー
タに対して、複数の量子化レベル毎に符号長の合計を算
出する符号長算出手段と、前記複数の量子化レベルのう
ち、前記符号長算出手段で算出された符号長の合計が制
限値以内となり、かつ、優先順位の高い量子化レベルを
選択する選択手段と、前記選択手段で選択された量子化
レベルで前記ウエーブレットデータを量子化処理し、エ
ントロピー符号化を行うエントロピー符号化手段と、を
備えたものである。
に、請求項1にかかる画像符号化装置は、画像信号をN
×Nのブロックに分割する分割手段と、N×Nの画像信
号をウエーブレット変換するウエーブレット変換手段
と、前記ウエーブレット変換されたウエーブレットデー
タに対して、複数の量子化レベル毎に符号長の合計を算
出する符号長算出手段と、前記複数の量子化レベルのう
ち、前記符号長算出手段で算出された符号長の合計が制
限値以内となり、かつ、優先順位の高い量子化レベルを
選択する選択手段と、前記選択手段で選択された量子化
レベルで前記ウエーブレットデータを量子化処理し、エ
ントロピー符号化を行うエントロピー符号化手段と、を
備えたものである。
【0013】上記発明によれば、分割手段は画像信号を
N×Nのブロックに分割し、ウエーブレット変換手段は
N×Nの画像信号をウエーブレット変換し、符号長算出
手段はウエーブレット変換されたウエーブレットデータ
に対して、複数の量子化レベル毎に符号長の合計を算出
し、選択手段は複数の量子化レベルのうち、符号長算出
手段で算出された符号長の合計が制限値以内となり、か
つ、優先順位の高い量子化レベルを選択し、エントロピ
ー符号化手段は選択手段で選択された量子化レベルでウ
エーブレットデータを量子化処理し、エントロピー符号
化を行う。
N×Nのブロックに分割し、ウエーブレット変換手段は
N×Nの画像信号をウエーブレット変換し、符号長算出
手段はウエーブレット変換されたウエーブレットデータ
に対して、複数の量子化レベル毎に符号長の合計を算出
し、選択手段は複数の量子化レベルのうち、符号長算出
手段で算出された符号長の合計が制限値以内となり、か
つ、優先順位の高い量子化レベルを選択し、エントロピ
ー符号化手段は選択手段で選択された量子化レベルでウ
エーブレットデータを量子化処理し、エントロピー符号
化を行う。
【0014】請求項2にかかる画像符号化装置は、画像
信号をN×Nのブロックに分割する分割手段と、N×N
の画像信号をウエーブレット変換するウエーブレット変
換手段と、前記ウエーブレット変換されたウエーブレッ
トデータに対して、複数の量子化レベル毎に符号長の合
計を算出する符号長算出手段と、前記複数の量子化レベ
ルのうち、前記符号長算出手段で算出された符号長の合
計が制限値以内となり、かつ、優先順位の高い量子化レ
ベルを選択する選択手段と、前記選択手段で選択された
量子化レベルで前記ウエーブレットデータを量子化処理
し、エントロピー符号化を行うエントロピー符号化手段
と、前記符号長算出手段で算出された前記複数の量子化
レベルでの符号長の合計が全て制限値以内にない場合に
は、前記N×Nの画像信号に対して固定長圧縮を行う固
定長圧縮手段と、を備えたものである。
信号をN×Nのブロックに分割する分割手段と、N×N
の画像信号をウエーブレット変換するウエーブレット変
換手段と、前記ウエーブレット変換されたウエーブレッ
トデータに対して、複数の量子化レベル毎に符号長の合
計を算出する符号長算出手段と、前記複数の量子化レベ
ルのうち、前記符号長算出手段で算出された符号長の合
計が制限値以内となり、かつ、優先順位の高い量子化レ
ベルを選択する選択手段と、前記選択手段で選択された
量子化レベルで前記ウエーブレットデータを量子化処理
し、エントロピー符号化を行うエントロピー符号化手段
と、前記符号長算出手段で算出された前記複数の量子化
レベルでの符号長の合計が全て制限値以内にない場合に
は、前記N×Nの画像信号に対して固定長圧縮を行う固
定長圧縮手段と、を備えたものである。
【0015】上記発明によれば、分割手段は画像信号を
N×Nのブロックに分割し、ウエーブレット変換手段は
N×Nの画像信号をウエーブレット変換し、符号長算出
手段はウエーブレット変換されたウエーブレットデータ
に対して、複数の量子化レベル毎に符号長の合計を算出
し、選択手段は複数の量子化レベルのうち、符号長算出
手段で算出された符号長の合計が制限値以内となり、か
つ、優先順位の高い量子化レベルを選択し、エントロピ
ー符号化手段は選択手段で選択された量子化レベルでウ
エーブレットデータを量子化処理し、エントロピー符号
化を行い、固定長圧縮手段は符号長算出手段で算出され
た複数の量子化レベルでの符号長の合計が全て制限値以
内にない場合には、N×Nの画像信号に対して固定長圧
縮を行う。
N×Nのブロックに分割し、ウエーブレット変換手段は
N×Nの画像信号をウエーブレット変換し、符号長算出
手段はウエーブレット変換されたウエーブレットデータ
に対して、複数の量子化レベル毎に符号長の合計を算出
し、選択手段は複数の量子化レベルのうち、符号長算出
手段で算出された符号長の合計が制限値以内となり、か
つ、優先順位の高い量子化レベルを選択し、エントロピ
ー符号化手段は選択手段で選択された量子化レベルでウ
エーブレットデータを量子化処理し、エントロピー符号
化を行い、固定長圧縮手段は符号長算出手段で算出され
た複数の量子化レベルでの符号長の合計が全て制限値以
内にない場合には、N×Nの画像信号に対して固定長圧
縮を行う。
【0016】請求項3にかかる画像符号化方法は、画像
信号をN×Nのブロックに分割する工程と、N×Nの画
像信号をウエーブレット変換する工程と、前記ウエーブ
レット変換されたウエーブレットデータに対して、複数
の量子化レベル毎に符号長の合計を算出する工程と、前
記複数の量子化レベルのうち、算出された符号長の合計
が制限値以内となり、かつ、優先順位の高い量子化レベ
ルを選択する工程と、前記選択された量子化レベルで前
記ウエーブレットデータを量子化処理し、エントロピー
符号化を行う工程と、を含むものである。
信号をN×Nのブロックに分割する工程と、N×Nの画
像信号をウエーブレット変換する工程と、前記ウエーブ
レット変換されたウエーブレットデータに対して、複数
の量子化レベル毎に符号長の合計を算出する工程と、前
記複数の量子化レベルのうち、算出された符号長の合計
が制限値以内となり、かつ、優先順位の高い量子化レベ
ルを選択する工程と、前記選択された量子化レベルで前
記ウエーブレットデータを量子化処理し、エントロピー
符号化を行う工程と、を含むものである。
【0017】上記発明によれば、画像信号をN×Nのブ
ロックに分割する工程と、N×Nの画像信号をウエーブ
レット変換し、前記ウエーブレット変換されたウエーブ
レットデータに対して、複数の量子化レベル毎に符号長
の合計を算出し、前記複数の量子化レベルのうち、算出
された符号長の合計が制限値以内となり、かつ、優先順
位の高い量子化レベルを選択し、選択された量子化レベ
ルで前記ウエーブレットデータを量子化処理し、エント
ロピー符号化を行う。
ロックに分割する工程と、N×Nの画像信号をウエーブ
レット変換し、前記ウエーブレット変換されたウエーブ
レットデータに対して、複数の量子化レベル毎に符号長
の合計を算出し、前記複数の量子化レベルのうち、算出
された符号長の合計が制限値以内となり、かつ、優先順
位の高い量子化レベルを選択し、選択された量子化レベ
ルで前記ウエーブレットデータを量子化処理し、エント
ロピー符号化を行う。
【0018】請求項4にかかる画像符号化方法は、画像
信号をN×Nのブロックに分割する工程と、N×Nの画
像信号をウエーブレット変換する工程と、前記ウエーブ
レット変換されたウエーブレットデータに対して、複数
の量子化レベル毎に符号長の合計を算出する工程と、前
記複数の量子化レベルのうち、算出された符号長の合計
が制限値以内となり、かつ、優先順位の高い量子化レベ
ルを選択する工程と、前記選択された量子化レベルで前
記ウエーブレットデータを量子化処理し、エントロピー
符号化を行う工程と、前記複数の量子化レベルで算出さ
れた符号長の合計が全て制限値以内にない場合には、N
×Nの画像信号に対して固定長圧縮を行う工程と、を含
むものである。
信号をN×Nのブロックに分割する工程と、N×Nの画
像信号をウエーブレット変換する工程と、前記ウエーブ
レット変換されたウエーブレットデータに対して、複数
の量子化レベル毎に符号長の合計を算出する工程と、前
記複数の量子化レベルのうち、算出された符号長の合計
が制限値以内となり、かつ、優先順位の高い量子化レベ
ルを選択する工程と、前記選択された量子化レベルで前
記ウエーブレットデータを量子化処理し、エントロピー
符号化を行う工程と、前記複数の量子化レベルで算出さ
れた符号長の合計が全て制限値以内にない場合には、N
×Nの画像信号に対して固定長圧縮を行う工程と、を含
むものである。
【0019】上記発明によれば、画像信号をN×Nのブ
ロックに分割し、N×Nの画像信号をウエーブレット変
換し、ウエーブレット変換されたウエーブレットデータ
に対して、複数の量子化レベル毎に符号長の合計を算出
し、複数の量子化レベルのうち、算出された符号長の合
計が制限値以内となり、かつ、優先順位の高い量子化レ
ベルを選択し、選択された量子化レベルでウエーブレッ
トデータを量子化処理し、エントロピー符号化を行い、
複数の量子化レベルで算出された符号長の合計が全て制
限値以内にない場合には、N×Nの画像信号に対して固
定長圧縮を行う。
ロックに分割し、N×Nの画像信号をウエーブレット変
換し、ウエーブレット変換されたウエーブレットデータ
に対して、複数の量子化レベル毎に符号長の合計を算出
し、複数の量子化レベルのうち、算出された符号長の合
計が制限値以内となり、かつ、優先順位の高い量子化レ
ベルを選択し、選択された量子化レベルでウエーブレッ
トデータを量子化処理し、エントロピー符号化を行い、
複数の量子化レベルで算出された符号長の合計が全て制
限値以内にない場合には、N×Nの画像信号に対して固
定長圧縮を行う。
【0020】請求項5にかかる画像符号化装置は、画像
信号をN×Nのブロックに分割する分割手段と、1ライ
ン分のN×Nの画像信号をウエーブレット変換するウエ
ーブレット変換手段と、前記ウエーブレット変換された
1ライン分のN×Nのウエーブレットデータに対して、
複数の量子化レベル毎に1ライン分の符号長の合計を算
出する符号長算出手段と、前記複数の量子化レベルのう
ち、前記符号長算出手段で算出された1ライン分の符号
長の合計が制限値以内となり、かつ、優先順位の高い量
子化レベルを選択する選択手段と、前記選択手段で選択
された量子化レベルで、前記1ライン分のN×Nのウエ
ーブレットデータを量子化処理し、エントロピー符号化
を行うエントロピー符号化手段と、を備えたものであ
る。
信号をN×Nのブロックに分割する分割手段と、1ライ
ン分のN×Nの画像信号をウエーブレット変換するウエ
ーブレット変換手段と、前記ウエーブレット変換された
1ライン分のN×Nのウエーブレットデータに対して、
複数の量子化レベル毎に1ライン分の符号長の合計を算
出する符号長算出手段と、前記複数の量子化レベルのう
ち、前記符号長算出手段で算出された1ライン分の符号
長の合計が制限値以内となり、かつ、優先順位の高い量
子化レベルを選択する選択手段と、前記選択手段で選択
された量子化レベルで、前記1ライン分のN×Nのウエ
ーブレットデータを量子化処理し、エントロピー符号化
を行うエントロピー符号化手段と、を備えたものであ
る。
【0021】上記発明によれば、分割手段は画像信号を
N×Nのブロックに分割し、ウエーブレット変換手段は
1ライン分のN×Nの画像信号をウエーブレット変換
し、符号長算出手段はウエーブレット変換された1ライ
ン分のN×Nのウエーブレットデータに対して、複数の
量子化レベル毎に1ライン分の符号長の合計を算出し、
選択手段は複数の量子化レベルのうち、符号長算出手段
で算出された1ライン分の符号長の合計が制限値以内と
なり、かつ、優先順位の高い量子化レベルを選択し、エ
ントロピー符号化手段は選択手段で選択された量子化レ
ベルで、1ライン分のN×Nのウエーブレットデータを
量子化処理し、エントロピー符号化を行う。
N×Nのブロックに分割し、ウエーブレット変換手段は
1ライン分のN×Nの画像信号をウエーブレット変換
し、符号長算出手段はウエーブレット変換された1ライ
ン分のN×Nのウエーブレットデータに対して、複数の
量子化レベル毎に1ライン分の符号長の合計を算出し、
選択手段は複数の量子化レベルのうち、符号長算出手段
で算出された1ライン分の符号長の合計が制限値以内と
なり、かつ、優先順位の高い量子化レベルを選択し、エ
ントロピー符号化手段は選択手段で選択された量子化レ
ベルで、1ライン分のN×Nのウエーブレットデータを
量子化処理し、エントロピー符号化を行う。
【0022】請求項6にかかる画像符号化装置は、画像
信号をN×Nのブロックに分割する分割手段と、1ライ
ン分のN×Nの画像信号をウエーブレット変換するウエ
ーブレット変換手段と、前記ウエーブレット変換された
1ライン分のN×Nのウエーブレットデータに対して、
複数の量子化レベル毎に1ライン分の符号長の合計を算
出する符号長算出手段と、前記複数の量子化レベルのう
ち、符号長算出手段で算出された1ライン分の符号長の
合計が制限値以内となり、かつ、優先順位の高い量子化
レベルを選択する選択手段と、前記選択手段で選択され
た量子化レベルで、前記1ライン分のN×Nのウエーブ
レットデータを量子化処理し、エントロピー符号化を行
うエントロピー符号化手段と、前記符号長算出手段で算
出された前記複数の量子化レベルでの1ライン分の符号
長の合計が全て制限値以内にない場合には、前記1ライ
ン分のN×Nの画像信号に対して固定長圧縮を行う固定
長圧縮手段と、を備えたものである。
信号をN×Nのブロックに分割する分割手段と、1ライ
ン分のN×Nの画像信号をウエーブレット変換するウエ
ーブレット変換手段と、前記ウエーブレット変換された
1ライン分のN×Nのウエーブレットデータに対して、
複数の量子化レベル毎に1ライン分の符号長の合計を算
出する符号長算出手段と、前記複数の量子化レベルのう
ち、符号長算出手段で算出された1ライン分の符号長の
合計が制限値以内となり、かつ、優先順位の高い量子化
レベルを選択する選択手段と、前記選択手段で選択され
た量子化レベルで、前記1ライン分のN×Nのウエーブ
レットデータを量子化処理し、エントロピー符号化を行
うエントロピー符号化手段と、前記符号長算出手段で算
出された前記複数の量子化レベルでの1ライン分の符号
長の合計が全て制限値以内にない場合には、前記1ライ
ン分のN×Nの画像信号に対して固定長圧縮を行う固定
長圧縮手段と、を備えたものである。
【0023】上記発明によれば、分割手段は画像信号を
N×Nのブロックに分割し、ウエーブレット変換手段は
1ライン分のN×Nの画像信号をウエーブレット変換
し、符号長算出手段はウエーブレット変換された1ライ
ン分のN×Nのウエーブレットデータに対して、複数の
量子化レベル毎に1ライン分の符号長の合計を算出し、
選択手段は複数の量子化レベルのうち、符号長算出手段
で算出された1ライン分の符号長の合計が制限値以内と
なり、かつ、優先順位の高い量子化レベルを選択し、エ
ントロピー符号化手段は選択手段で選択された量子化レ
ベルで、1ライン分のN×Nのウエーブレットデータを
量子化処理し、エントロピー符号化を行い、固定長圧縮
手段は符号長算出手段で算出された複数の量子化レベル
での1ライン分の符号長の合計が全て制限値以内にない
場合には、1ライン分のN×Nの画像信号に対して固定
長圧縮を行う。
N×Nのブロックに分割し、ウエーブレット変換手段は
1ライン分のN×Nの画像信号をウエーブレット変換
し、符号長算出手段はウエーブレット変換された1ライ
ン分のN×Nのウエーブレットデータに対して、複数の
量子化レベル毎に1ライン分の符号長の合計を算出し、
選択手段は複数の量子化レベルのうち、符号長算出手段
で算出された1ライン分の符号長の合計が制限値以内と
なり、かつ、優先順位の高い量子化レベルを選択し、エ
ントロピー符号化手段は選択手段で選択された量子化レ
ベルで、1ライン分のN×Nのウエーブレットデータを
量子化処理し、エントロピー符号化を行い、固定長圧縮
手段は符号長算出手段で算出された複数の量子化レベル
での1ライン分の符号長の合計が全て制限値以内にない
場合には、1ライン分のN×Nの画像信号に対して固定
長圧縮を行う。
【0024】請求項7にかかる画像符号化方法は、画像
信号をN×Nのブロックに分割する工程と、1ライン分
のN×Nの画像信号をウエーブレット変換する工程と、
前記ウエーブレット変換された1ライン分のN×Nのウ
エーブレットデータに対して、複数の量子化レベル毎に
1ライン分の符号長の合計を算出する工程と、前記複数
の量子化レベルのうち、算出された1ライン分の符号長
の合計が制限値以内となり、かつ、優先順位の高い量子
化レベルを選択する工程と、選択された量子化レベルで
1ライン分のN×Nのウエーブレットデータを量子化処
理し、エントロピー符号化を行う工程と、を含むもので
ある。
信号をN×Nのブロックに分割する工程と、1ライン分
のN×Nの画像信号をウエーブレット変換する工程と、
前記ウエーブレット変換された1ライン分のN×Nのウ
エーブレットデータに対して、複数の量子化レベル毎に
1ライン分の符号長の合計を算出する工程と、前記複数
の量子化レベルのうち、算出された1ライン分の符号長
の合計が制限値以内となり、かつ、優先順位の高い量子
化レベルを選択する工程と、選択された量子化レベルで
1ライン分のN×Nのウエーブレットデータを量子化処
理し、エントロピー符号化を行う工程と、を含むもので
ある。
【0025】上記発明によれば、画像信号をN×Nのブ
ロックに分割し、1ライン分のN×Nの画像信号をウエ
ーブレット変換し、ウエーブレット変換された1ライン
分のN×Nのウエーブレットデータに対して、複数の量
子化レベル毎に1ライン分の符号長の合計を算出し、複
数の量子化レベルのうち、算出された1ライン分の符号
長の合計が制限値以内となり、かつ、優先順位の高い量
子化レベルを選択し、選択された量子化レベルで1ライ
ン分のN×Nのウエーブレットデータを量子化処理し、
エントロピー符号化を行う。
ロックに分割し、1ライン分のN×Nの画像信号をウエ
ーブレット変換し、ウエーブレット変換された1ライン
分のN×Nのウエーブレットデータに対して、複数の量
子化レベル毎に1ライン分の符号長の合計を算出し、複
数の量子化レベルのうち、算出された1ライン分の符号
長の合計が制限値以内となり、かつ、優先順位の高い量
子化レベルを選択し、選択された量子化レベルで1ライ
ン分のN×Nのウエーブレットデータを量子化処理し、
エントロピー符号化を行う。
【0026】請求項8にかかる画像符号化方法は、画像
信号をN×Nのブロックに分割する工程と、1ライン分
のN×Nの画像信号をウエーブレット変換する工程と、
前記ウエーブレット変換されたN×Nのウエーブレット
データに対して、複数の量子化レベル毎に1ライン分の
符号長の合計を算出する工程と、前記複数の量子化レベ
ルのうち、算出された1ライン分の符号長の合計が制限
値以内となり、かつ、優先順位の高い量子化レベルを選
択する工程と、前記選択された量子化レベルで、1ライ
ン分のN×Nのウエーブレットデータを量子化処理し、
エントロピー符号化を行う工程と,前記複数の量子化レ
ベルで算出された1ライン分の符号長の合計が全て制限
値以内にない場合には、1ライン分のN×Nの画像信号
に対して固定長圧縮を行う工程と、を含むものである。
信号をN×Nのブロックに分割する工程と、1ライン分
のN×Nの画像信号をウエーブレット変換する工程と、
前記ウエーブレット変換されたN×Nのウエーブレット
データに対して、複数の量子化レベル毎に1ライン分の
符号長の合計を算出する工程と、前記複数の量子化レベ
ルのうち、算出された1ライン分の符号長の合計が制限
値以内となり、かつ、優先順位の高い量子化レベルを選
択する工程と、前記選択された量子化レベルで、1ライ
ン分のN×Nのウエーブレットデータを量子化処理し、
エントロピー符号化を行う工程と,前記複数の量子化レ
ベルで算出された1ライン分の符号長の合計が全て制限
値以内にない場合には、1ライン分のN×Nの画像信号
に対して固定長圧縮を行う工程と、を含むものである。
【0027】上記発明によれば、画像信号をN×Nのブ
ロックに分割し、1ライン分のN×Nの画像信号をウエ
ーブレット変換し、ウエーブレット変換されたN×Nの
ウエーブレットデータに対して、複数の量子化レベル毎
に1ライン分の符号長の合計を算出し、複数の量子化レ
ベルのうち、算出された1ライン分の符号長の合計が制
限値以内となり、かつ、優先順位の高い量子化レベルを
選択し、選択された量子化レベルで、1ライン分のN×
Nのウエーブレットデータを量子化処理し、エントロピ
ー符号化を行い、複数の量子化レベルで算出された1ラ
イン分の符号長の合計が全て制限値以内にない場合に
は、1ライン分のN×Nの画像信号に対して固定長圧縮
を行う。
ロックに分割し、1ライン分のN×Nの画像信号をウエ
ーブレット変換し、ウエーブレット変換されたN×Nの
ウエーブレットデータに対して、複数の量子化レベル毎
に1ライン分の符号長の合計を算出し、複数の量子化レ
ベルのうち、算出された1ライン分の符号長の合計が制
限値以内となり、かつ、優先順位の高い量子化レベルを
選択し、選択された量子化レベルで、1ライン分のN×
Nのウエーブレットデータを量子化処理し、エントロピ
ー符号化を行い、複数の量子化レベルで算出された1ラ
イン分の符号長の合計が全て制限値以内にない場合に
は、1ライン分のN×Nの画像信号に対して固定長圧縮
を行う。
【0028】請求項9にかかるコンピュータが読み取り
可能な記録媒体は、請求項3、請求項4、請求項7、お
よび請求項8のいずれか1つに記載の発明の各工程をコ
ンピュータに実行させるためのプログラムを記録したも
のである。上記発明によれば、コンピュータにより、記
録媒体に記録されたプログラムを実行して、請求項3、
請求項4、請求項7、および請求項8のいずれか1つに
記載の発明の各工程を実現する。
可能な記録媒体は、請求項3、請求項4、請求項7、お
よび請求項8のいずれか1つに記載の発明の各工程をコ
ンピュータに実行させるためのプログラムを記録したも
のである。上記発明によれば、コンピュータにより、記
録媒体に記録されたプログラムを実行して、請求項3、
請求項4、請求項7、および請求項8のいずれか1つに
記載の発明の各工程を実現する。
【0029】
【発明の実施の形態】添付図面を参照して、本発明にか
かる画像符号化装置、画像符号化方法の好適な実施の形
態を詳細に説明する。
かる画像符号化装置、画像符号化方法の好適な実施の形
態を詳細に説明する。
【0030】(実施の形態1)図1は、実施の形態1に
かかる画像符号化装置の構成を示すブロック図である。
図1に示す画像符号化装置は、外部から入力される4×
4画素のブロックの画像データを格納する4×4バッフ
ァー1、4×4画素のブロックの画像データをWave
let変換するWavelet処理装置2,Wavel
et処理装置2でWavelet変換された4×4のW
aveletデータについて、複数の量子化レベル毎に
符号長の合計を算出し、複数の量子化レベルのうち、算
出された符号長の合計が符号長制限値以内となり、か
つ、優先順位の高い量子化レベルを選択し、選択した量
子化レベルを量子化器4に出力し、また、固定長圧縮コ
ード/Wavelet+エントロピーコード選択情報を
符号フォーマット生成器7に出力する量子化レベル処理
装置3と,Wavelet処理装置2でWavelet
変換されたWaveletデータを量子化レベル処理装
置3で決定された量子化レベルに基づき量子化処理を行
う量子化器4と、量子化器4で量子化された量子化デー
タをエントロピー符号化するエントロピー符号化処理装
置5,4×4画素のブロックの画像データをGBTC方
式で固定長符号化する固定長圧縮処理装置6,量子化レ
ベル処理装置3から入力される固定長圧縮コード/Wa
velet+エントロピーコード選択情報に基づいて、
固定長圧縮処理装置6およびエントロピー符号化処理装
置5から入力される符号情報のいずれかを選択して符号
フォーマット作成して外部に出力する符号フォーマット
生成器7を備えている。なお、処理の対象となる画像デ
ータは、CMYK系、RGB系、およびYUV系のいず
れでも良い。
かかる画像符号化装置の構成を示すブロック図である。
図1に示す画像符号化装置は、外部から入力される4×
4画素のブロックの画像データを格納する4×4バッフ
ァー1、4×4画素のブロックの画像データをWave
let変換するWavelet処理装置2,Wavel
et処理装置2でWavelet変換された4×4のW
aveletデータについて、複数の量子化レベル毎に
符号長の合計を算出し、複数の量子化レベルのうち、算
出された符号長の合計が符号長制限値以内となり、か
つ、優先順位の高い量子化レベルを選択し、選択した量
子化レベルを量子化器4に出力し、また、固定長圧縮コ
ード/Wavelet+エントロピーコード選択情報を
符号フォーマット生成器7に出力する量子化レベル処理
装置3と,Wavelet処理装置2でWavelet
変換されたWaveletデータを量子化レベル処理装
置3で決定された量子化レベルに基づき量子化処理を行
う量子化器4と、量子化器4で量子化された量子化デー
タをエントロピー符号化するエントロピー符号化処理装
置5,4×4画素のブロックの画像データをGBTC方
式で固定長符号化する固定長圧縮処理装置6,量子化レ
ベル処理装置3から入力される固定長圧縮コード/Wa
velet+エントロピーコード選択情報に基づいて、
固定長圧縮処理装置6およびエントロピー符号化処理装
置5から入力される符号情報のいずれかを選択して符号
フォーマット作成して外部に出力する符号フォーマット
生成器7を備えている。なお、処理の対象となる画像デ
ータは、CMYK系、RGB系、およびYUV系のいず
れでも良い。
【0031】図2は、図1のWavelet処理装置2
の具体的な構成を示す図である。Wavelet処理装
置2は、MUX11,Wavelet演算器12,LL
データバッファー13、4×4Waveletデータバ
ッファー14を備えている。
の具体的な構成を示す図である。Wavelet処理装
置2は、MUX11,Wavelet演算器12,LL
データバッファー13、4×4Waveletデータバ
ッファー14を備えている。
【0032】MUX11は、図1の4×4バッファー1
から入力される4×4画素のブロックの画像データとL
Lデータバッファー13から入力されるWavelet
処理後のLLデータとを切り替えてWavelet演算
器12に出力する。
から入力される4×4画素のブロックの画像データとL
Lデータバッファー13から入力されるWavelet
処理後のLLデータとを切り替えてWavelet演算
器12に出力する。
【0033】Wavelet演算器12は、図2の4×
4バッファー1から入力される4×4画素のブロックの
画像データに対して、Wavelet変換を行う。具体
的には、例えば、図3(a)に示すような4×4の画素
a0,b0,c0,d0、a1,b1,c1,d1、a2,b2,
c2,d2、a3,b3,c3,d3のブロックに対して、以
下のような演算を施して、図3(b)に示すような、D
C成分(LLLL)と、AC成分(LLHL、LLL
H、LLHH、HL0、HL1、HL2、HL3、LH0、
LH1、LH2、LH3、HH1、HH2、HH3、HH4)
のブロックに分解する。
4バッファー1から入力される4×4画素のブロックの
画像データに対して、Wavelet変換を行う。具体
的には、例えば、図3(a)に示すような4×4の画素
a0,b0,c0,d0、a1,b1,c1,d1、a2,b2,
c2,d2、a3,b3,c3,d3のブロックに対して、以
下のような演算を施して、図3(b)に示すような、D
C成分(LLLL)と、AC成分(LLHL、LLL
H、LLHH、HL0、HL1、HL2、HL3、LH0、
LH1、LH2、LH3、HH1、HH2、HH3、HH4)
のブロックに分解する。
【0034】 LL0=((a0+b0)/2+(c0+b0)/2)/2 HL0=(a0+b0)/2−(c0−d0)/2 LH0=((a0−b0)+(c0−d0))/2 HH0=(a0−b0)−(c0−d0) LL1=((a1+b1)/2+(c1+b1)/2)/2 HL1=(a1+b1)/2−(c1−d1)/2 LH1=((a1−b1)+(c1−d1))/2 HH1=(a1−b1)−(c1−d1) LL2=((a2+b2)/2+(c2+b2)/2)/2 HL2=(a2+b2)/2−(c2−d2)/2 LH2=((a2−b2)+(c2−d2))/2 HH2=(a2−b2)−(c2−d2) LL3=((a3+b3)/2+(c3+b3)/2)/2 HL3=(a3+b3)/2−(c3−d3)/2 LH3=((a3−b3)+(c3−d3))/2 HH3=(a3−b3)−(c3−d3) LLLL=((LL0+LL1)/2+(LL2+LL3)
/2)/2 LLHL=(LL0+LL1)/2−(LL2−LL3)/
2 LLLH=((LL0−LL1)+(LL2−LL3))/
2 LLHH=(LL0−LL1)−(LL2−LL3)
/2)/2 LLHL=(LL0+LL1)/2−(LL2−LL3)/
2 LLLH=((LL0−LL1)+(LL2−LL3))/
2 LLHH=(LL0−LL1)−(LL2−LL3)
【0035】LLデータバッファー13は、Wavel
et演算器12で生成される4つのLLテータ(LL
0、LL1、LL2、LL3)を格納する。4×4のWav
eletデータバッファー14は、Wavelet演算
器12で演算された上述の図3(b)のような、4×4
のWaveletデータを格納する。
et演算器12で生成される4つのLLテータ(LL
0、LL1、LL2、LL3)を格納する。4×4のWav
eletデータバッファー14は、Wavelet演算
器12で演算された上述の図3(b)のような、4×4
のWaveletデータを格納する。
【0036】上記構成のWavelet処理装置2で
は、まず、Wavelet演算器12には、MUX11
を介して、4×4バッファー1から、図3(a)に示す
ような、4×4画素のブロックの画像データ(a0,b
0,c0,d0、a1,b1,c1,d1、a2,b2,c2,d
2、a3,b3,c3,d3)が入力され、4×4画素のブ
ロックの画像データ(a0,b0,c0,d0、a1,b1,
c1,d1、a2,b2,c2,d2、a3,b3,c3,d3)
に基づいて、LL0,LL1,LL2、LL3、HL0、H
L1、HL2、HL3、LH0、LH1、LH2、LH3、H
H1、HH2、HH3、HH4を演算し、このうち、4つの
LLテータ(LL0、LL1、LL2、LL3)をLLデー
タバッファー13に出力し、HL0、HL1、HL2、H
L3、LH0、LH1、LH2、LH3、HH1、HH2、H
H3、HH4を、4×4データバッファー14に出力す
る。そして、Wavelet演算器12には、MUX1
1を介して、LLバッファー13から入力される4つの
LLテータ(LL0、LL1、LL2、LL3)に基づい
て、LLLL、LLHL、LLLH、LLHHを演算
し、4×4Waveletデータバッファー14に出力
する。これにより、4×4Waveletデータバッフ
ァー14には、図3(b)に示すような、4×4のWa
veletデータ(LLLL、LLHL、LLLH、L
LHH、HL0、HL1、HL2、HL3、LH0、LH1、
LH2、LH3、HH1、HH2、HH3、HH4)が格納さ
れる。この処理が、各4×4画素のブロック毎に、繰り
返し行われる。
は、まず、Wavelet演算器12には、MUX11
を介して、4×4バッファー1から、図3(a)に示す
ような、4×4画素のブロックの画像データ(a0,b
0,c0,d0、a1,b1,c1,d1、a2,b2,c2,d
2、a3,b3,c3,d3)が入力され、4×4画素のブ
ロックの画像データ(a0,b0,c0,d0、a1,b1,
c1,d1、a2,b2,c2,d2、a3,b3,c3,d3)
に基づいて、LL0,LL1,LL2、LL3、HL0、H
L1、HL2、HL3、LH0、LH1、LH2、LH3、H
H1、HH2、HH3、HH4を演算し、このうち、4つの
LLテータ(LL0、LL1、LL2、LL3)をLLデー
タバッファー13に出力し、HL0、HL1、HL2、H
L3、LH0、LH1、LH2、LH3、HH1、HH2、H
H3、HH4を、4×4データバッファー14に出力す
る。そして、Wavelet演算器12には、MUX1
1を介して、LLバッファー13から入力される4つの
LLテータ(LL0、LL1、LL2、LL3)に基づい
て、LLLL、LLHL、LLLH、LLHHを演算
し、4×4Waveletデータバッファー14に出力
する。これにより、4×4Waveletデータバッフ
ァー14には、図3(b)に示すような、4×4のWa
veletデータ(LLLL、LLHL、LLLH、L
LHH、HL0、HL1、HL2、HL3、LH0、LH1、
LH2、LH3、HH1、HH2、HH3、HH4)が格納さ
れる。この処理が、各4×4画素のブロック毎に、繰り
返し行われる。
【0037】図4は、図1の量子化レベル処理装置3の
具体的な構成を示す図である。量子化レベル処理装置3
は、Wavelet処理装置2によりWavelet変
換された4×4のWaveletデータを、複数の量子
化レベル(量子化モード)毎に(図5参照)、符号長の
合計を算出し、複数の量子化レベルのうち、算出された
符号長の合計が符号長制限値以内となり、かつ、優先順
位の高い量子化レベルを選択し、選択した量子化レベル
を量子化器4に出力し、また、エントロピー符号化処理
装置5または固定長圧縮処理装置6から入力される符号
情報のいずれかを選択するための固定長圧縮コード/W
avelet+エントロピーコード選択情報を符号フォ
ーマット生成器7に出力する。
具体的な構成を示す図である。量子化レベル処理装置3
は、Wavelet処理装置2によりWavelet変
換された4×4のWaveletデータを、複数の量子
化レベル(量子化モード)毎に(図5参照)、符号長の
合計を算出し、複数の量子化レベルのうち、算出された
符号長の合計が符号長制限値以内となり、かつ、優先順
位の高い量子化レベルを選択し、選択した量子化レベル
を量子化器4に出力し、また、エントロピー符号化処理
装置5または固定長圧縮処理装置6から入力される符号
情報のいずれかを選択するための固定長圧縮コード/W
avelet+エントロピーコード選択情報を符号フォ
ーマット生成器7に出力する。
【0038】量子化レベル処理装置3は、量子化器2
1,量子化器22、量子化器23、符号長計算処理装置
24、符号長計算処理装置25、符号長計算処理装置2
6、比較器27、比較器28、比較器29、優先順位判
定器30、MUX31とを備えている。
1,量子化器22、量子化器23、符号長計算処理装置
24、符号長計算処理装置25、符号長計算処理装置2
6、比較器27、比較器28、比較器29、優先順位判
定器30、MUX31とを備えている。
【0039】図5は、MODE0〜MODE2の量子化
レベルを示している。MODE0は、図5(a)に示す
ように、LLHL、LLLH、LLHH>>0、HL、
LH、HH>>0、MODE1は、図5(b)に示すよ
うに、LLHL、LLLH、LLHH>>0、HL、L
H、HH>>2、MODE2は、図5(c)に示すよう
に、LLHL、LLLH、LLHH>>1、HL、L
H、HH>>0となっている。そして、量子化レベルの
優先順位は、各量子化レベルの量子化の少ないもの、す
なわち、画質の優れたものが高くなっており、優先順位
は、MODE0>MODE1>MODE2の順となって
おり、MODE0の優先順位が最も高く、MODE2の
優先順位が最も低くなっている。
レベルを示している。MODE0は、図5(a)に示す
ように、LLHL、LLLH、LLHH>>0、HL、
LH、HH>>0、MODE1は、図5(b)に示すよ
うに、LLHL、LLLH、LLHH>>0、HL、L
H、HH>>2、MODE2は、図5(c)に示すよう
に、LLHL、LLLH、LLHH>>1、HL、L
H、HH>>0となっている。そして、量子化レベルの
優先順位は、各量子化レベルの量子化の少ないもの、す
なわち、画質の優れたものが高くなっており、優先順位
は、MODE0>MODE1>MODE2の順となって
おり、MODE0の優先順位が最も高く、MODE2の
優先順位が最も低くなっている。
【0040】量子化器21は、Wavelet処理装置
2から入力されるWaveletデータをMODE0の
量子化レベルで量子化する。量子化器22はWavel
et処理装置2から出力されるWaveletデータを
MODE1の量子化レベルで量子化する。量子化器23
はWavelet処理装置2から出力されるWavel
etデータをMODE2の量子化レベルで量子化する。
符号長計算処理装置24は、量子化器21で量子化され
たWaveletデータのエントロピー符号の圧縮後の
符号長を計算する。符号長計算処理装置25は量子化器
22で量子化されたWaveletデータのエントロピ
ー符号の圧縮後の符号長を計算する。符号長計算処理装
置26は、量子化器23で量子化されたWavelet
データのエントロピー符号の圧縮後の符号長を計算す
る。
2から入力されるWaveletデータをMODE0の
量子化レベルで量子化する。量子化器22はWavel
et処理装置2から出力されるWaveletデータを
MODE1の量子化レベルで量子化する。量子化器23
はWavelet処理装置2から出力されるWavel
etデータをMODE2の量子化レベルで量子化する。
符号長計算処理装置24は、量子化器21で量子化され
たWaveletデータのエントロピー符号の圧縮後の
符号長を計算する。符号長計算処理装置25は量子化器
22で量子化されたWaveletデータのエントロピ
ー符号の圧縮後の符号長を計算する。符号長計算処理装
置26は、量子化器23で量子化されたWavelet
データのエントロピー符号の圧縮後の符号長を計算す
る。
【0041】比較器27は、符号長計算処理装置24か
ら入力されるMODE0の量子化レベルの符号長と符号
長制限値を比較し、MODE0の量子化レベルの符号長
が符号長制限値以内であるか否かを判定し、判定結果を
優先順位判定器30に出力する。比較器28は、符号長
計算処理装置25から入力されるMODE1の量子化レ
ベルの符号長と符号長制限値を比較し、MODE1の量
子化レベルの符号長と符号長制限値以内であるか否かを
判定し、判定結果を優先順位判定器30に出力する。比
較器29は、符号長計算処理装置26から入力されるM
ODE2の量子化レベルの符号長と符号長制限値を比較
し、MODE2の量子化レベルの符号長が符号長制限値
であるか否かを判定し、判定結果を優先順位判定器30
に出力する。
ら入力されるMODE0の量子化レベルの符号長と符号
長制限値を比較し、MODE0の量子化レベルの符号長
が符号長制限値以内であるか否かを判定し、判定結果を
優先順位判定器30に出力する。比較器28は、符号長
計算処理装置25から入力されるMODE1の量子化レ
ベルの符号長と符号長制限値を比較し、MODE1の量
子化レベルの符号長と符号長制限値以内であるか否かを
判定し、判定結果を優先順位判定器30に出力する。比
較器29は、符号長計算処理装置26から入力されるM
ODE2の量子化レベルの符号長と符号長制限値を比較
し、MODE2の量子化レベルの符号長が符号長制限値
であるか否かを判定し、判定結果を優先順位判定器30
に出力する。
【0042】優先順位判定器30は、各比較器27、2
8、29から入力される判定結果に基づいて、優先順位
の順に判定し、符号長が符号長制限値以内でかつ優先順
位の高いMODEを決定し、決定したMODEの番号を
MUX31に出力して、MUX31の出力をコントロー
ルする。
8、29から入力される判定結果に基づいて、優先順位
の順に判定し、符号長が符号長制限値以内でかつ優先順
位の高いMODEを決定し、決定したMODEの番号を
MUX31に出力して、MUX31の出力をコントロー
ルする。
【0043】MUX31には、入力されるMODE0,
1,2の量子化レベルのうち、優先順位判定器30から
入力されるMODEの番号に該当するMODEの量子化
レベルを、量子化器4に出力する。量子化器4では、入
力されるMODEの量子化レベルに基づいて4×4Wa
veletデータを量子化し得られる量子化データをエ
ントロピー符号化装置5に出力する。エントロピー符号
化装置5は、量子化器5から入力される量子化データを
エントロピー符号化して得られる符号データを符号フォ
ーマット生成器7に出力する。
1,2の量子化レベルのうち、優先順位判定器30から
入力されるMODEの番号に該当するMODEの量子化
レベルを、量子化器4に出力する。量子化器4では、入
力されるMODEの量子化レベルに基づいて4×4Wa
veletデータを量子化し得られる量子化データをエ
ントロピー符号化装置5に出力する。エントロピー符号
化装置5は、量子化器5から入力される量子化データを
エントロピー符号化して得られる符号データを符号フォ
ーマット生成器7に出力する。
【0044】図6は、図4の符号長計算処理装置24〜
26の具体的な構成例を示す図である。各符号長計算処
理装置24〜26の構成は同一の構成となっている。特
に、図6に示す構成例は、エントロピー符号化処理装置
5がハフマンコーダーであった場合の構成例を示してい
る。
26の具体的な構成例を示す図である。各符号長計算処
理装置24〜26の構成は同一の構成となっている。特
に、図6に示す構成例は、エントロピー符号化処理装置
5がハフマンコーダーであった場合の構成例を示してい
る。
【0045】図6に示す符号長計算処理装置は、ハフマ
ン符号長テーブル41、レジスタ42、加算器43,レ
ジスタ44、MUX45を備える。符号長計算処理装置
は、4×4のブロック内の符号長を求める。
ン符号長テーブル41、レジスタ42、加算器43,レ
ジスタ44、MUX45を備える。符号長計算処理装置
は、4×4のブロック内の符号長を求める。
【0046】ハフマン符号長テーブル41は、量子化さ
れたWaveletデータをハフマン符号化した場合の
各コードごとの符号長を格納している。レジスタ42
は、ハフマン符号長テーブル41から出力される符号長
を一次格納する。加算器43は、レジスタ42およびレ
ジスタ44から入力される符号長を加算して、MUX4
5に出力する。MUX46は、初期化時にレジスタ44
に“0”値を出力し、計算が始まると、加算器43の出
力をレジスタ44に出力する。レジスタ44は、4×4
のWaveletデータの符号長の合計を格納する。
れたWaveletデータをハフマン符号化した場合の
各コードごとの符号長を格納している。レジスタ42
は、ハフマン符号長テーブル41から出力される符号長
を一次格納する。加算器43は、レジスタ42およびレ
ジスタ44から入力される符号長を加算して、MUX4
5に出力する。MUX46は、初期化時にレジスタ44
に“0”値を出力し、計算が始まると、加算器43の出
力をレジスタ44に出力する。レジスタ44は、4×4
のWaveletデータの符号長の合計を格納する。
【0047】上記構成において、まず、加算器43に
は、ハフマン符号長テーブル41からレジスタ42を介
して入力される4×4ブロックの最初のデータのハフマ
ン符号長(コード長)と、MUX45およびレジスタ4
4を介して入力される「0」とを加算して、加算結果を
MUX45に出力する。そして、レジスタ44はMUX
45から入力される加算結果を一次格納し、その加算結
果を加算器43に出力する。ついで、加算器43には、
ハフマン符号長テーブル41からレジスタ42を介して
入力される4×4ブロック内の次のデータの符号長と、
レジスタ44から入力される加算結果(4×4画素のブ
ロック内の最初のデータの符号長)とを加算して、MU
X45を介してレジスタ44に出力する。この処理が4
×4のブロック分行われ、レジスタ44には4×4のブ
ロック内の符号長の合計値が格納され、比較器27〜2
9に夫々出力される。
は、ハフマン符号長テーブル41からレジスタ42を介
して入力される4×4ブロックの最初のデータのハフマ
ン符号長(コード長)と、MUX45およびレジスタ4
4を介して入力される「0」とを加算して、加算結果を
MUX45に出力する。そして、レジスタ44はMUX
45から入力される加算結果を一次格納し、その加算結
果を加算器43に出力する。ついで、加算器43には、
ハフマン符号長テーブル41からレジスタ42を介して
入力される4×4ブロック内の次のデータの符号長と、
レジスタ44から入力される加算結果(4×4画素のブ
ロック内の最初のデータの符号長)とを加算して、MU
X45を介してレジスタ44に出力する。この処理が4
×4のブロック分行われ、レジスタ44には4×4のブ
ロック内の符号長の合計値が格納され、比較器27〜2
9に夫々出力される。
【0048】図1の固定長圧縮処理装置6は、4×4画
素のブロックの画像データをGBTC方式で固定長符号
化して、符号データを符号フォーマット生成器7に出力
する。GBTCには、GBTC4/8、GBTC3/
8、GBTC2/8などがある。GBTCは、画像をn
×n画素のブロックに分割して符号化するものである
が、分割画素数nは、一般に「4」が用いられている。
分割したブロック毎に、各色の濃度の最大値と最小値を
求め、その範囲内で濃度レベルの階調数をmに落とす処
理(量子化)を行う。
素のブロックの画像データをGBTC方式で固定長符号
化して、符号データを符号フォーマット生成器7に出力
する。GBTCには、GBTC4/8、GBTC3/
8、GBTC2/8などがある。GBTCは、画像をn
×n画素のブロックに分割して符号化するものである
が、分割画素数nは、一般に「4」が用いられている。
分割したブロック毎に、各色の濃度の最大値と最小値を
求め、その範囲内で濃度レベルの階調数をmに落とす処
理(量子化)を行う。
【0049】また、復号時には、濃度の最大値と最小値
間の上位1/4の平均値と下位1/4の平均値の差と平
均値を利用して、各濃度値に再生する。再生された濃度
値は各ブロック内ではm階調である。以下に、GBTC
4/8の圧縮の圧縮・復号アルゴリズムを示す。図7は
画素ブロックの分割例、図8はGBTCによる4/8圧
縮のレベル図、表1は階調幅指標Φの算出方法、表2は
GBTCによる4/8圧縮の符号化アルゴリズム、表3
はGBTCによる4/8圧縮の復号化アルゴリズムを示
す。図7および図8、表1〜表3において、Xi,j:
画素データ(i,j=1〜4)、LA:ブロックの平均
レベル、Lmax:ブロック内の最大レベル、Lmi
n:ブロック内の最小レベル、LD:ブロック内の階調
幅指標、Φij:画素毎の量子化したレベルを示す。
間の上位1/4の平均値と下位1/4の平均値の差と平
均値を利用して、各濃度値に再生する。再生された濃度
値は各ブロック内ではm階調である。以下に、GBTC
4/8の圧縮の圧縮・復号アルゴリズムを示す。図7は
画素ブロックの分割例、図8はGBTCによる4/8圧
縮のレベル図、表1は階調幅指標Φの算出方法、表2は
GBTCによる4/8圧縮の符号化アルゴリズム、表3
はGBTCによる4/8圧縮の復号化アルゴリズムを示
す。図7および図8、表1〜表3において、Xi,j:
画素データ(i,j=1〜4)、LA:ブロックの平均
レベル、Lmax:ブロック内の最大レベル、Lmi
n:ブロック内の最小レベル、LD:ブロック内の階調
幅指標、Φij:画素毎の量子化したレベルを示す。
【0050】
【表1】
【0051】
【表2】
【0052】
【表3】
【0053】符号フォーマット生成器7は、量子化レベ
ル処理装置3から入力される固定長圧縮コード/Wav
elet+エントロピーコード選択情報に基づいて、固
定長圧縮処理装置6およびエントロピー符号化処理装置
5から入力される符号データのいずれかを選択して符号
フォーマット作成して外部に出力する。
ル処理装置3から入力される固定長圧縮コード/Wav
elet+エントロピーコード選択情報に基づいて、固
定長圧縮処理装置6およびエントロピー符号化処理装置
5から入力される符号データのいずれかを選択して符号
フォーマット作成して外部に出力する。
【0054】つぎに、図1の画像符号化装置のエンコー
ド時の全体の処理を図9のフローチャートを参照して説
明する。図9は、図1の画像符号化装置のエンコード時
の処理を説明するためのフローチャートである。
ド時の全体の処理を図9のフローチャートを参照して説
明する。図9は、図1の画像符号化装置のエンコード時
の処理を説明するためのフローチャートである。
【0055】図9において、Wavelet処理装置4
は、4×4バッファー1から入力される4×4画素のブ
ロックの画像データをWavelet変換して(ステッ
プS1)、量子化レベル処理装置3に出力する。量子化
レベル処理装置3においては、MODE0、1,2で量
子化されたWaveletデータのエントロピー符号の
圧縮後の符号長を計算する(ステップS2、S3,S
4)。
は、4×4バッファー1から入力される4×4画素のブ
ロックの画像データをWavelet変換して(ステッ
プS1)、量子化レベル処理装置3に出力する。量子化
レベル処理装置3においては、MODE0、1,2で量
子化されたWaveletデータのエントロピー符号の
圧縮後の符号長を計算する(ステップS2、S3,S
4)。
【0056】そして、量子化レベル処理装置3では、M
ODE0の量子化レベルの符号長が符号長制限値より小
さいか否かを判定し(ステップS5)、MODE0の量
子化レベルの符号長が符号長制限値より小さい場合に
は、MODE0の量子化データをエントロピー符号化処
理装置5へ転送する(ステップS8)。他方、ステップ
S5で、MODE0の量子化レベルの符号長が符号長制
限値より小さくない場合には、ステップS6に移行し
て、MODE1の量子化レベルの符号長が符号長制限値
より小さいか否かを判定し、MODE1の量子化レベル
の符号長が符号長制限値より小さい場合には、MODE
1の量子化データをエントロピー符号化処理装置5へ転
送する(ステップS9)。他方、ステップS6で、MO
DE1の量子化レベルの符号長が符号長制限値より小さ
くない場合には、ステップS7に移行して、MODE2
の量子化レベルの符号長が符号長制限値より小さいか否
かを判定し、MODE2の量子化レベルの符号長が符号
長制限値より小さい場合には、MODE2の量子化デー
タをエントロピー符号化処理装置5へ転送する(ステッ
プS10)。ステップS11では、エントロピー符号化
処理装置5は、入力される量子化データをエントロピー
符号化して、符号フォーマットを作成する(ステップS
13)。他方、ステップS7で、MODE2の量子化レ
ベルの符号長が符号長制限値より小さくない場合には、
ステップS12に移行して、固定長圧縮処理装置6で4
×4画素のブロックの画像データを固定長符号化して、
符号フォーマットを作成する(ステップS13)。
ODE0の量子化レベルの符号長が符号長制限値より小
さいか否かを判定し(ステップS5)、MODE0の量
子化レベルの符号長が符号長制限値より小さい場合に
は、MODE0の量子化データをエントロピー符号化処
理装置5へ転送する(ステップS8)。他方、ステップ
S5で、MODE0の量子化レベルの符号長が符号長制
限値より小さくない場合には、ステップS6に移行し
て、MODE1の量子化レベルの符号長が符号長制限値
より小さいか否かを判定し、MODE1の量子化レベル
の符号長が符号長制限値より小さい場合には、MODE
1の量子化データをエントロピー符号化処理装置5へ転
送する(ステップS9)。他方、ステップS6で、MO
DE1の量子化レベルの符号長が符号長制限値より小さ
くない場合には、ステップS7に移行して、MODE2
の量子化レベルの符号長が符号長制限値より小さいか否
かを判定し、MODE2の量子化レベルの符号長が符号
長制限値より小さい場合には、MODE2の量子化デー
タをエントロピー符号化処理装置5へ転送する(ステッ
プS10)。ステップS11では、エントロピー符号化
処理装置5は、入力される量子化データをエントロピー
符号化して、符号フォーマットを作成する(ステップS
13)。他方、ステップS7で、MODE2の量子化レ
ベルの符号長が符号長制限値より小さくない場合には、
ステップS12に移行して、固定長圧縮処理装置6で4
×4画素のブロックの画像データを固定長符号化して、
符号フォーマットを作成する(ステップS13)。
【0057】上述の図9の画像符号化方法は、予め用意
されたプログラムをパーソナルコンピュータやワークス
テーション等のコンピュータで実行することにより実現
しても良い。このプログラムは、ハードディスク、フロ
ッピーディスク、CD−ROM、MO、DVD等のコン
ピュータで読取可能な記録媒体に記録され、コンピュー
タによって記録媒体から読み出されることによって実行
される。また、このプログラムは、上記記録媒体を介し
て、また伝送媒体として、インターネット等のネットワ
ークを介して配布することができる。
されたプログラムをパーソナルコンピュータやワークス
テーション等のコンピュータで実行することにより実現
しても良い。このプログラムは、ハードディスク、フロ
ッピーディスク、CD−ROM、MO、DVD等のコン
ピュータで読取可能な記録媒体に記録され、コンピュー
タによって記録媒体から読み出されることによって実行
される。また、このプログラムは、上記記録媒体を介し
て、また伝送媒体として、インターネット等のネットワ
ークを介して配布することができる。
【0058】なお、上記画像符号化装置ではWavel
et処理を行うこととしたが、Wavelet処理の代
わりにDCT処理を行うことにしても良い。図10は、
Wavelet処理の代わりにDCT処理を行う場合の
画像符号化装置の構成例を示している。画像符号化装置
は、4×4バッファー51,DCT処理装置52,量子
化レベル処理装置53,量子化器54,エントロピー符
号化処理装置55、固定長圧縮処理装置56、符号フォ
ーマット生成器57を備えている。下式は、DCT処理
装置52でDCT処理を行う際のDCTの演算式を示
す。
et処理を行うこととしたが、Wavelet処理の代
わりにDCT処理を行うことにしても良い。図10は、
Wavelet処理の代わりにDCT処理を行う場合の
画像符号化装置の構成例を示している。画像符号化装置
は、4×4バッファー51,DCT処理装置52,量子
化レベル処理装置53,量子化器54,エントロピー符
号化処理装置55、固定長圧縮処理装置56、符号フォ
ーマット生成器57を備えている。下式は、DCT処理
装置52でDCT処理を行う際のDCTの演算式を示
す。
【0059】
【数1】
【0060】以上説明したように、上記した実施の形態
1では、Wavelet処理装置2は4×4の画像信号
をウエーブレット変換し、量子化レベル処理装置3は、
Wavelet変換された4×4のWaveletデー
タに対して、複数の量子化レベル(MODE0〜1)毎
に符号長の合計を算出し、複数の量子化レベルのうち、
算出された符号長の合計が符号長制限値以内となり、か
つ、優先順位の高い量子化レベル(MODE0〜1)を
選択し、量子化器4では、選択された量子化レベルで4
×4のWaveletデータを量子化処理し、エントロ
ピー符号化処理装置5は、量子化器4で量子化された量
子化データをエントロピー符号化処理を行うこととした
ので、写真画像などの階調のなだらかな画像に対してW
avelet変換後、複数の量子化レベルで最も画質の
劣化の少なく(量子化レベルの小さい)かつ符号長が制
限値以内の量子化処理を行うことができ、高画質でかつ
高圧縮率な圧縮処理を行うことが可能となる。
1では、Wavelet処理装置2は4×4の画像信号
をウエーブレット変換し、量子化レベル処理装置3は、
Wavelet変換された4×4のWaveletデー
タに対して、複数の量子化レベル(MODE0〜1)毎
に符号長の合計を算出し、複数の量子化レベルのうち、
算出された符号長の合計が符号長制限値以内となり、か
つ、優先順位の高い量子化レベル(MODE0〜1)を
選択し、量子化器4では、選択された量子化レベルで4
×4のWaveletデータを量子化処理し、エントロ
ピー符号化処理装置5は、量子化器4で量子化された量
子化データをエントロピー符号化処理を行うこととした
ので、写真画像などの階調のなだらかな画像に対してW
avelet変換後、複数の量子化レベルで最も画質の
劣化の少なく(量子化レベルの小さい)かつ符号長が制
限値以内の量子化処理を行うことができ、高画質でかつ
高圧縮率な圧縮処理を行うことが可能となる。
【0061】また、本実施の形態1においては、複数の
量子化レベル(MODE0〜MODE2)での符号長の
合計が全て符号長制限値以内にない場合には、固定長圧
縮処理装置10で4×4の画像信号を固定長圧縮処理し
た符号データを出力することとしたので、高周波領域に
対しては固定長圧縮処理を、低周波領域に対しては、エ
ントロピー符号化を行うことができ、写真画像および文
字画像を、高画質でかつ高圧縮な圧縮処理を行うことが
可能となる。
量子化レベル(MODE0〜MODE2)での符号長の
合計が全て符号長制限値以内にない場合には、固定長圧
縮処理装置10で4×4の画像信号を固定長圧縮処理し
た符号データを出力することとしたので、高周波領域に
対しては固定長圧縮処理を、低周波領域に対しては、エ
ントロピー符号化を行うことができ、写真画像および文
字画像を、高画質でかつ高圧縮な圧縮処理を行うことが
可能となる。
【0062】なお、本実施の形態1においては、画像デ
ータのブロックとして4×4画素のブロックを使用した
例を示したが本発明はこれに限られるものではなく、他
の画素ブロック数としても良い。また、上述の符号長制
限値を変更可能な構成としても良い。これにより、出力
先のメモリ容量に応じて圧縮後のデータ量を管理するこ
とが可能となる。
ータのブロックとして4×4画素のブロックを使用した
例を示したが本発明はこれに限られるものではなく、他
の画素ブロック数としても良い。また、上述の符号長制
限値を変更可能な構成としても良い。これにより、出力
先のメモリ容量に応じて圧縮後のデータ量を管理するこ
とが可能となる。
【0063】(実施の形態2)実施の形態2にかかる画
像符号化装置を図11〜図28を参照して説明する。図
11は実施の形態2にかかる画像符号化装置の構成を示
すブロック図である。
像符号化装置を図11〜図28を参照して説明する。図
11は実施の形態2にかかる画像符号化装置の構成を示
すブロック図である。
【0064】図11は、本発明にかかる画像符号化装置
の構成を示すブロック図である。図11に示す画像符号
化装置は、4×4画素のブロックの画像データを格納す
る4×4バッファー101、4×4画素のブロックの画
像データをWavelet変換するWavelet処理
装置102,Wavelet処理装置102でWave
let変換された1ライン分の4×4のWavelet
データに対して、複数の量子化レベルで1ライン分の符
号長の合計を求め、1ライン符号長制限値内でかつ優先
順位の高い量子化レベルを選択し、選択した量子化レベ
ルを量子化器1044に出力し、また、固定長圧縮コー
ド/Wavelet+エントロピーコード選択情報を符
号フォーマット生成器107に出力する量子化レベル処
理装置103と,Wavelet処理装置102でWa
velet変換された1ライン分の4×4のWavel
etデータを量子化レベル処理装置103で決定された
量子化レベルに基づいて量子化処理を行う量子化器10
4と、量子化器104で量子化された4×4の量子化デ
ータをエントロピー符号化するエントロピー符号化処理
装置105,1ライン分の4×4画素のブロックの画像
データをGBTC方式で固定長符号化する固定長圧縮処
理装置106,量子化レベル処理装置103から入力さ
れる固定長圧縮コード/Wavelet+エントロピー
コード選択情報に基づいて、固定長圧縮処理装置106
およびエントロピー符号化処理装置105から入力され
る符号情報のいずれかを選択して符号フォーマット作成
して外部に出力する符号フォーマット生成器107を備
えている。なお、処理の対象となる画像データは、CM
YK系、RGB系、およびYUV系のいずれでも良い。
の構成を示すブロック図である。図11に示す画像符号
化装置は、4×4画素のブロックの画像データを格納す
る4×4バッファー101、4×4画素のブロックの画
像データをWavelet変換するWavelet処理
装置102,Wavelet処理装置102でWave
let変換された1ライン分の4×4のWavelet
データに対して、複数の量子化レベルで1ライン分の符
号長の合計を求め、1ライン符号長制限値内でかつ優先
順位の高い量子化レベルを選択し、選択した量子化レベ
ルを量子化器1044に出力し、また、固定長圧縮コー
ド/Wavelet+エントロピーコード選択情報を符
号フォーマット生成器107に出力する量子化レベル処
理装置103と,Wavelet処理装置102でWa
velet変換された1ライン分の4×4のWavel
etデータを量子化レベル処理装置103で決定された
量子化レベルに基づいて量子化処理を行う量子化器10
4と、量子化器104で量子化された4×4の量子化デ
ータをエントロピー符号化するエントロピー符号化処理
装置105,1ライン分の4×4画素のブロックの画像
データをGBTC方式で固定長符号化する固定長圧縮処
理装置106,量子化レベル処理装置103から入力さ
れる固定長圧縮コード/Wavelet+エントロピー
コード選択情報に基づいて、固定長圧縮処理装置106
およびエントロピー符号化処理装置105から入力され
る符号情報のいずれかを選択して符号フォーマット作成
して外部に出力する符号フォーマット生成器107を備
えている。なお、処理の対象となる画像データは、CM
YK系、RGB系、およびYUV系のいずれでも良い。
【0065】図11のWavelet処理装置102
は、上記図2のWavelet処理装置2と同様の構成
および機能であるのでその詳細な説明は省略する。図1
2は、図11の量子化レベル処理装置103の具体的な
構成を示す図である。量子化レベル処理装置103は、
1ライン分の4×4のWaveletデータに対して、
複数の量子化レベル(MODE0〜3)で1ライン分の
符号長の合計を求め、1ライン符号長制限値内でかつ優
先順位の高い量子化レベルを選択し、選択した量子化レ
ベルを量子化器104に出力し、また、固定長圧縮コー
ド/Wavelet+エントロピーコード選択情報を符
号フォーマット生成器107に出力する。
は、上記図2のWavelet処理装置2と同様の構成
および機能であるのでその詳細な説明は省略する。図1
2は、図11の量子化レベル処理装置103の具体的な
構成を示す図である。量子化レベル処理装置103は、
1ライン分の4×4のWaveletデータに対して、
複数の量子化レベル(MODE0〜3)で1ライン分の
符号長の合計を求め、1ライン符号長制限値内でかつ優
先順位の高い量子化レベルを選択し、選択した量子化レ
ベルを量子化器104に出力し、また、固定長圧縮コー
ド/Wavelet+エントロピーコード選択情報を符
号フォーマット生成器107に出力する。
【0066】図13は、MODE0〜MODE3の量子
化レベルを示している。MODE0はは、図13(a)
に示すように、LLHL、LLLH、LLHH>>0、
HL、LH、HH>>0、MODE1は、図13(b)
に示すように、LLHL、LLLH、LLHH>>0、
HL、LH、HH>>2、MODE2は、図13(c)
に示すように、LLHL、LLLH>>1、LLHH>
>3、HL、LH>>3、HH>>4、MODE3は、
図13(d)に示すように、LLHL、LLLH>>
1、LLHH>>3、HL、LH>>4、HH>>5と
なっている。そして、量子化レベルの優先順位は、各量
子化レベルの量子化の少ないもの、すなわち、画質の優
れたものが高くなっており、優先順位は、MODE0>
MODE1>MODE2>MODE3の順となってお
り、MODE0の優先順位が最も高く、MODE3の優
先順位が最も低くなっている。
化レベルを示している。MODE0はは、図13(a)
に示すように、LLHL、LLLH、LLHH>>0、
HL、LH、HH>>0、MODE1は、図13(b)
に示すように、LLHL、LLLH、LLHH>>0、
HL、LH、HH>>2、MODE2は、図13(c)
に示すように、LLHL、LLLH>>1、LLHH>
>3、HL、LH>>3、HH>>4、MODE3は、
図13(d)に示すように、LLHL、LLLH>>
1、LLHH>>3、HL、LH>>4、HH>>5と
なっている。そして、量子化レベルの優先順位は、各量
子化レベルの量子化の少ないもの、すなわち、画質の優
れたものが高くなっており、優先順位は、MODE0>
MODE1>MODE2>MODE3の順となってお
り、MODE0の優先順位が最も高く、MODE3の優
先順位が最も低くなっている。
【0067】量子化レベル処理装置13は、図12に示
す如く、量子化器111〜114,符号長計算処理装置
115,加算器116、MUX117、レジスタ11
8、符号長計算処理装置119,加算器120、MUX
121、レジスタ122、符号長計算処理装置123,
加算器124、MUX125、レジスタ126、符号長
計算処理装置127,加算器128、MUX129、レ
ジスタ130、比較器131〜134、優先順位判定器
135、MUX136とを備えている。
す如く、量子化器111〜114,符号長計算処理装置
115,加算器116、MUX117、レジスタ11
8、符号長計算処理装置119,加算器120、MUX
121、レジスタ122、符号長計算処理装置123,
加算器124、MUX125、レジスタ126、符号長
計算処理装置127,加算器128、MUX129、レ
ジスタ130、比較器131〜134、優先順位判定器
135、MUX136とを備えている。
【0068】量子化器111は、Wavelet処理装
置103でWavelet変換されたの4×4のWav
eletデータをMODE0の量子化レベルで量子化し
て、符号長計算処理装置115に出力する。量子化器1
12はWavelet処理装置103でWavelet
変換された4×4のWaveletデータをMODE1
の量子化レベルで量子化して、符号長計算処理装置11
9に出力する。量子化器113はWavelet処理装
置103でWavelet変換された4×4のWave
letデータをMODE2の量子化レベルで量子化し
て、符号長計算処理装置123に出力する。量子化器1
14はWavelet処理装置103でWavelet
変換された4×4のWaveletデータをMODE3
の量子化レベルで量子化して、符号長計算処理装置12
7に出力する。
置103でWavelet変換されたの4×4のWav
eletデータをMODE0の量子化レベルで量子化し
て、符号長計算処理装置115に出力する。量子化器1
12はWavelet処理装置103でWavelet
変換された4×4のWaveletデータをMODE1
の量子化レベルで量子化して、符号長計算処理装置11
9に出力する。量子化器113はWavelet処理装
置103でWavelet変換された4×4のWave
letデータをMODE2の量子化レベルで量子化し
て、符号長計算処理装置123に出力する。量子化器1
14はWavelet処理装置103でWavelet
変換された4×4のWaveletデータをMODE3
の量子化レベルで量子化して、符号長計算処理装置12
7に出力する。
【0069】符号長計算処理装置115は、量子化器1
11でMODE0の量子化レベルで量子化された4×4
の量子化データのエントロピー符号化による圧縮後の符
号長を計算して加算器116に出力する。加算器116
は、符号長計算処理装置115から入力される符号長を
1ライン分加算する。MUX117は、初期化時のみ
「0」値を加算器116に出力する。レジスタ118
は、加算器116の加算結果を格納する。上記構成にお
いて、まず、加算器116には、符号長計算処理装置1
15から1ライン中の最初のブロックの符号長が入力さ
れるととともに、MUX117からは「0」が入力さ
れ、両者の加算が行われ、加算結果がレジスタ118に
出力される。そして、レジスタ118はMUX117に
加算結果を出力する。MUX117はその加算結果を加
算器116に出力する。加算器116には、符号長計算
処理装置115から1ライン中の次のブロックの符号長
と、MUX117から入力される加算結果(1ライン中
の最初のブロックの符号長)とを加算して、レジスタ1
18に出力する。この処理が1ライン分行われ、加算器
116では、MODE0の1ライン分の符号長が加算さ
れ、比較器131に出力される。
11でMODE0の量子化レベルで量子化された4×4
の量子化データのエントロピー符号化による圧縮後の符
号長を計算して加算器116に出力する。加算器116
は、符号長計算処理装置115から入力される符号長を
1ライン分加算する。MUX117は、初期化時のみ
「0」値を加算器116に出力する。レジスタ118
は、加算器116の加算結果を格納する。上記構成にお
いて、まず、加算器116には、符号長計算処理装置1
15から1ライン中の最初のブロックの符号長が入力さ
れるととともに、MUX117からは「0」が入力さ
れ、両者の加算が行われ、加算結果がレジスタ118に
出力される。そして、レジスタ118はMUX117に
加算結果を出力する。MUX117はその加算結果を加
算器116に出力する。加算器116には、符号長計算
処理装置115から1ライン中の次のブロックの符号長
と、MUX117から入力される加算結果(1ライン中
の最初のブロックの符号長)とを加算して、レジスタ1
18に出力する。この処理が1ライン分行われ、加算器
116では、MODE0の1ライン分の符号長が加算さ
れ、比較器131に出力される。
【0070】符号長計算処理装置119は、量子化器1
12でMODE1の量子化レベルで量子化された4×4
の量子化データのエントロピー符号化による圧縮後の符
号長を計算して加算器120に出力する。加算器120
は、符号長計算処理装置119から入力される符号長を
1ライン分加算する。MUX121は、初期化時のみ
“0”値を加算器120に出力する。レジスタ122
は、加算器120の加算結果を格納する。上記構成にお
いて、まず、加算器120には、符号長計算処理装置1
19から1ライン中の最初のブロックの符号長が入力さ
れるととともに、MUX121からは「0」が入力さ
れ、両者の加算が行われ、加算結果がレジスタ122に
出力される。そして、レジスタ122はMUX121に
加算結果を出力する。MUX121は、その加算結果を
加算器120に出力する。加算器120には、符号長計
算処理装置119から1ライン中の次のブロックの符号
長と、MUX121から入力される加算結果(1ライン
中の最初のブロックの符号長)とを加算して、レジスタ
122に出力する。この処理が1ライン分行われ、加算
器120では、MODE1の1ライン分の符号長が加算
され、比較器132に出力される。
12でMODE1の量子化レベルで量子化された4×4
の量子化データのエントロピー符号化による圧縮後の符
号長を計算して加算器120に出力する。加算器120
は、符号長計算処理装置119から入力される符号長を
1ライン分加算する。MUX121は、初期化時のみ
“0”値を加算器120に出力する。レジスタ122
は、加算器120の加算結果を格納する。上記構成にお
いて、まず、加算器120には、符号長計算処理装置1
19から1ライン中の最初のブロックの符号長が入力さ
れるととともに、MUX121からは「0」が入力さ
れ、両者の加算が行われ、加算結果がレジスタ122に
出力される。そして、レジスタ122はMUX121に
加算結果を出力する。MUX121は、その加算結果を
加算器120に出力する。加算器120には、符号長計
算処理装置119から1ライン中の次のブロックの符号
長と、MUX121から入力される加算結果(1ライン
中の最初のブロックの符号長)とを加算して、レジスタ
122に出力する。この処理が1ライン分行われ、加算
器120では、MODE1の1ライン分の符号長が加算
され、比較器132に出力される。
【0071】符号長計算処理装置123は、量子化器1
13でMODE2の量子化レベルで量子化された4×4
の量子化データのエントロピー符号器105の圧縮後の
符号長を計算して加算器124に出力する。加算器12
4は、符号長計算処理装置123から入力される符号長
を1ライン分加算する。MUX125は、初期化時のみ
“0”値を加算器124に出力する。レジスタ126
は、加算器124の加算結果を格納する。上記構成にお
いて、まず、加算器124には、符号長計算処理装置1
23から1ライン中の最初のブロックの符号長が入力さ
れるととともに、MUX124からは「0」が入力さ
れ、両者の加算が行われ、加算結果がレジスタ126に
出力される。そして、レジスタ126はMUX125に
加算結果を出力する。MUX125は、その加算結果を
加算器124に出力する。加算器124には、符号長計
算処理装置123から1ライン中の次のブロックの符号
長と、MUX125から入力される加算結果(1ライン
中の最初のブロックの符号長)とを加算して、レジスタ
126に出力する。この処理が1ライン分行われ、加算
器124では、MODE2の1ライン分の符号長が加算
され、比較器133に出力される。
13でMODE2の量子化レベルで量子化された4×4
の量子化データのエントロピー符号器105の圧縮後の
符号長を計算して加算器124に出力する。加算器12
4は、符号長計算処理装置123から入力される符号長
を1ライン分加算する。MUX125は、初期化時のみ
“0”値を加算器124に出力する。レジスタ126
は、加算器124の加算結果を格納する。上記構成にお
いて、まず、加算器124には、符号長計算処理装置1
23から1ライン中の最初のブロックの符号長が入力さ
れるととともに、MUX124からは「0」が入力さ
れ、両者の加算が行われ、加算結果がレジスタ126に
出力される。そして、レジスタ126はMUX125に
加算結果を出力する。MUX125は、その加算結果を
加算器124に出力する。加算器124には、符号長計
算処理装置123から1ライン中の次のブロックの符号
長と、MUX125から入力される加算結果(1ライン
中の最初のブロックの符号長)とを加算して、レジスタ
126に出力する。この処理が1ライン分行われ、加算
器124では、MODE2の1ライン分の符号長が加算
され、比較器133に出力される。
【0072】符号長計算処理装置127は、量子化器1
14でMODE3の量子化レベルで量子化された4×4
の量子化データのエントロピー符号化による圧縮後の符
号長を計算して加算器128に出力する。加算器128
は、符号長計算処理装置127から入力される符号長を
1ライン分加算する。MUX129は、初期化時のみ
“0”値を加算器128に出力する。レジスタ130
は、加算器128の加算結果を格納する。上記構成にお
いて、まず、加算器128には、符号長計算処理装置1
27から1ライン中の最初のブロックの符号長が入力さ
れるととともに、MUX129からは「0」が入力さ
れ、両者の加算が行われ、加算結果がレジスタ130に
出力される。そして、レジスタ130はMUX129に
加算結果を出力する。MUX129は、その加算結果を
加算器129に出力する。加算器128は、符号長計算
処理装置127から1ライン中の次のブロックの符号長
と、MUX129から入力される加算結果(1ライン中
の最初のブロックの符号長)とを加算して、レジスタ1
30に出力する。この処理が1ライン分行われ、加算器
128では、MODE3の1ライン分の符号長が加算さ
れ、比較器134に出力される。
14でMODE3の量子化レベルで量子化された4×4
の量子化データのエントロピー符号化による圧縮後の符
号長を計算して加算器128に出力する。加算器128
は、符号長計算処理装置127から入力される符号長を
1ライン分加算する。MUX129は、初期化時のみ
“0”値を加算器128に出力する。レジスタ130
は、加算器128の加算結果を格納する。上記構成にお
いて、まず、加算器128には、符号長計算処理装置1
27から1ライン中の最初のブロックの符号長が入力さ
れるととともに、MUX129からは「0」が入力さ
れ、両者の加算が行われ、加算結果がレジスタ130に
出力される。そして、レジスタ130はMUX129に
加算結果を出力する。MUX129は、その加算結果を
加算器129に出力する。加算器128は、符号長計算
処理装置127から1ライン中の次のブロックの符号長
と、MUX129から入力される加算結果(1ライン中
の最初のブロックの符号長)とを加算して、レジスタ1
30に出力する。この処理が1ライン分行われ、加算器
128では、MODE3の1ライン分の符号長が加算さ
れ、比較器134に出力される。
【0073】比較器131は、MODE0の量子化レベ
ルの1ラインの符号長と1ライン符号長制限値とを比較
し、MODE0の量子化レベルの1ラインの符号長が1
ライン符号長制限値以内であるか否かを判定して、判定
結果を優先順位判定器135に出力する。たとえば、比
較器131は、MODE0の量子化レベルの1ラインの
符号長が1ライン符号長制限値以内である場合には
「1」を、MODE0の量子化レベルの1ラインの符号
長が1ライン符号長制限値以内でない場合には「0」を
優先順位判定器135に出力する。
ルの1ラインの符号長と1ライン符号長制限値とを比較
し、MODE0の量子化レベルの1ラインの符号長が1
ライン符号長制限値以内であるか否かを判定して、判定
結果を優先順位判定器135に出力する。たとえば、比
較器131は、MODE0の量子化レベルの1ラインの
符号長が1ライン符号長制限値以内である場合には
「1」を、MODE0の量子化レベルの1ラインの符号
長が1ライン符号長制限値以内でない場合には「0」を
優先順位判定器135に出力する。
【0074】比較器132は、MODE1の量子化レベ
ルの1ラインの符号長と1ライン符号長制限値とを比較
し、MODE1の量子化レベルの1ラインの符号長が1
ライン符号長制限値以内であるか否かを判定して、判定
結果を優先順位判定器135に出力する。たとえば、比
較器132は、MODE1の量子化レベルの1ラインの
符号長が1ライン符号長制限値以内である場合には
「1」を、MODE1の量子化レベルの1ラインの符号
長が1ライン符号長制限値以内でない場合には「0」を
優先順位判定器135に出力する。
ルの1ラインの符号長と1ライン符号長制限値とを比較
し、MODE1の量子化レベルの1ラインの符号長が1
ライン符号長制限値以内であるか否かを判定して、判定
結果を優先順位判定器135に出力する。たとえば、比
較器132は、MODE1の量子化レベルの1ラインの
符号長が1ライン符号長制限値以内である場合には
「1」を、MODE1の量子化レベルの1ラインの符号
長が1ライン符号長制限値以内でない場合には「0」を
優先順位判定器135に出力する。
【0075】比較器133は、入力される、MODE2
の量子化レベルの1ラインの符号長と1ライン符号長制
限値とを比較し、MODE2の量子化レベルの1ライン
の符号長が1ライン符号長制限値以内であるか否かを判
定して、判定結果を優先順位判定器135に出力する。
たとえば、比較器133は、MODE2の量子化レベル
の1ラインの符号長が1ライン符号長制限値以内である
場合には「1」を、MODE2の量子化レベルの1ライ
ンの符号長が1ラインの符号長が1ライン符号長制限値
以内でない場合には「0」を優先順位判定器135に出
力する。
の量子化レベルの1ラインの符号長と1ライン符号長制
限値とを比較し、MODE2の量子化レベルの1ライン
の符号長が1ライン符号長制限値以内であるか否かを判
定して、判定結果を優先順位判定器135に出力する。
たとえば、比較器133は、MODE2の量子化レベル
の1ラインの符号長が1ライン符号長制限値以内である
場合には「1」を、MODE2の量子化レベルの1ライ
ンの符号長が1ラインの符号長が1ライン符号長制限値
以内でない場合には「0」を優先順位判定器135に出
力する。
【0076】比較器134は、MODE3の量子化レベ
ルの1ラインの符号長と1ライン符号長制限値とを比較
し、MODE3の量子化レベルの1ラインの符号長が1
ライン符号長制限値以内であるか否かを判定して、判定
結果を優先順位判定器135に出力する。たとえば、比
較器134は、MODE3の量子化レベルの1ラインの
符号長が1ラインの符号長制限値以内である場合には
「1」を、MODE3の量子化レベルの1ラインの符号
長が1ライン符号長制限値以内でない場合には「0」を
優先順位判定器135に出力する。
ルの1ラインの符号長と1ライン符号長制限値とを比較
し、MODE3の量子化レベルの1ラインの符号長が1
ライン符号長制限値以内であるか否かを判定して、判定
結果を優先順位判定器135に出力する。たとえば、比
較器134は、MODE3の量子化レベルの1ラインの
符号長が1ラインの符号長制限値以内である場合には
「1」を、MODE3の量子化レベルの1ラインの符号
長が1ライン符号長制限値以内でない場合には「0」を
優先順位判定器135に出力する。
【0077】優先順位判定器135は、比較器131〜
134から入力される判定結果に基づいて、優先順位の
順(MODE0>MODE1>MODE2>MODE
3)に判定し、1ラインの符号長が1ライン符号長制限
値以内でかつ優先順位の高いMODEを決定し、決定し
たMODEの番号をMUX136に出力して、MUX1
36の出力をコントロールする。具体的には、優先順位
判定器135は、図14に示すように、MODE1の場
合には「00」、MODE1の場合には「01」、MO
DE2の場合には「10」、MODE3の場合には「1
1」をMUX136に出力する。
134から入力される判定結果に基づいて、優先順位の
順(MODE0>MODE1>MODE2>MODE
3)に判定し、1ラインの符号長が1ライン符号長制限
値以内でかつ優先順位の高いMODEを決定し、決定し
たMODEの番号をMUX136に出力して、MUX1
36の出力をコントロールする。具体的には、優先順位
判定器135は、図14に示すように、MODE1の場
合には「00」、MODE1の場合には「01」、MO
DE2の場合には「10」、MODE3の場合には「1
1」をMUX136に出力する。
【0078】また、優先順位判定器135は、決定した
MODEの番号を固定長圧縮コード/Wavelet+
エントロピー選択情報として符号フォーマット生成器1
07に出力する。なお、優先順位判定器135は、各M
ODE0〜3の1ラインの符号長のいずれも、1ライン
符号長制限値以内とならない場合には、固定長圧縮を選
択する旨の情報を、固定長圧縮コード/Wavelet
+エントロピー選択情報として符号フォーマット生成器
107に出力する。具体的には、優先順位判定器135
は、例えば、MODE1の場合には「000」、MOD
E1の場合には「001」、MODE2の場合には「0
10」、MODE1の場合には「011」、固定長圧縮
(GBTC処理)の場合には「1XX」を、固定長圧縮
コード/Wavelet+エントロピー選択情報として
符号フォーマット生成器107に出力する。
MODEの番号を固定長圧縮コード/Wavelet+
エントロピー選択情報として符号フォーマット生成器1
07に出力する。なお、優先順位判定器135は、各M
ODE0〜3の1ラインの符号長のいずれも、1ライン
符号長制限値以内とならない場合には、固定長圧縮を選
択する旨の情報を、固定長圧縮コード/Wavelet
+エントロピー選択情報として符号フォーマット生成器
107に出力する。具体的には、優先順位判定器135
は、例えば、MODE1の場合には「000」、MOD
E1の場合には「001」、MODE2の場合には「0
10」、MODE1の場合には「011」、固定長圧縮
(GBTC処理)の場合には「1XX」を、固定長圧縮
コード/Wavelet+エントロピー選択情報として
符号フォーマット生成器107に出力する。
【0079】MUX136には、MODE0,1,2、
3の量子化レベルが夫々入力され、MUX136は、優
先順位判定器135から入力されるMODEの番号に該
当するMODEの量子化レベルを量子化情報として量子
化器104に出力する。量子化器104では、入力され
るMODEの量子化レベルに基づいて、1ライン分の4
×4のWaveletデータを量子化し得られる1ライ
ン分の4×4の量子化データをエントロピー符号化装置
105に出力する。エントロピー符号化装置105は、
量子化器104から入力される1ライン分の4×4の量
子化データをエントロピー符号化して得られる符号デー
タを符号フォーマット生成器107に出力する。
3の量子化レベルが夫々入力され、MUX136は、優
先順位判定器135から入力されるMODEの番号に該
当するMODEの量子化レベルを量子化情報として量子
化器104に出力する。量子化器104では、入力され
るMODEの量子化レベルに基づいて、1ライン分の4
×4のWaveletデータを量子化し得られる1ライ
ン分の4×4の量子化データをエントロピー符号化装置
105に出力する。エントロピー符号化装置105は、
量子化器104から入力される1ライン分の4×4の量
子化データをエントロピー符号化して得られる符号デー
タを符号フォーマット生成器107に出力する。
【0080】図15は、図12の符号長計算処理装置1
15,119、123,127の具体的な構成例を示す
図である。各符号長計算処理装置115,119、12
3,127の構成は同一の構成となっている。特に、図
15に示す構成例は、エントロピー符号化処理装置10
5がハフマンコーダーであった場合の構成例を示してい
る。
15,119、123,127の具体的な構成例を示す
図である。各符号長計算処理装置115,119、12
3,127の構成は同一の構成となっている。特に、図
15に示す構成例は、エントロピー符号化処理装置10
5がハフマンコーダーであった場合の構成例を示してい
る。
【0081】図15に示す符号長計算処理装置は、デー
タ長テーブル151、ハフマン符号長テーブル152、
加算器153,154,レジスタ155、MUX156
を備える。図23に示す符号長計算処理装置は、4×4
のブロック内の符号長を求めるものである。
タ長テーブル151、ハフマン符号長テーブル152、
加算器153,154,レジスタ155、MUX156
を備える。図23に示す符号長計算処理装置は、4×4
のブロック内の符号長を求めるものである。
【0082】データ長テーブル151は、図16や図1
7に示すSSS値テーブルを備えており、入力されるデ
ータのSSS値を求めるとともに、そのデータ長を算出
して、SSS値をハフマン符号長テーブル152に出力
するとともに、データ長を加算器153に出力する。ハ
フマン符号長テーブル152は、図18や図19に示す
ハフマン符号テーブルを備えており、データ長テーブル
151から入力されるSSS値をハフマン符号化して、
ハフマン符号長(コード長)を加算器152に出力す
る。
7に示すSSS値テーブルを備えており、入力されるデ
ータのSSS値を求めるとともに、そのデータ長を算出
して、SSS値をハフマン符号長テーブル152に出力
するとともに、データ長を加算器153に出力する。ハ
フマン符号長テーブル152は、図18や図19に示す
ハフマン符号テーブルを備えており、データ長テーブル
151から入力されるSSS値をハフマン符号化して、
ハフマン符号長(コード長)を加算器152に出力す
る。
【0083】加算器153は、データ長テーブル151
から入力されるデータ長とハフマン符号長テーブル15
2から入力されるハフマン符号長(コード長)を加算し
て、符号長として加算器154に出力する。加算器15
4は、加算器153から入力される符号長を4×4のブ
ロック分加算するものであり、加算結果(符号長)をM
UX156に出力する。MUX156は、初期化時は
“0”値を、他の場合(計算が始まった場合)には加算
器154から入力される符号長をレジスタ155に出力
する。レジスタ155は、MUX156から入力される
加算結果を一次格納して加算器154に出力する。
から入力されるデータ長とハフマン符号長テーブル15
2から入力されるハフマン符号長(コード長)を加算し
て、符号長として加算器154に出力する。加算器15
4は、加算器153から入力される符号長を4×4のブ
ロック分加算するものであり、加算結果(符号長)をM
UX156に出力する。MUX156は、初期化時は
“0”値を、他の場合(計算が始まった場合)には加算
器154から入力される符号長をレジスタ155に出力
する。レジスタ155は、MUX156から入力される
加算結果を一次格納して加算器154に出力する。
【0084】上記構成において、まず、加算器153に
は、データ長テーブル151から入力される4×4のブ
ロック内の最初のデータのデータ長とハフマン符号長テ
ーブル152から入力される4×4のブロックの最初の
データのハフマン符号長(コード長)を加算して加算器
154に出力する。加算器154には、加算器153か
ら4×4のブロックの最初のデータの符号長が入力され
るとともに、MUX156およびレジスタ155を介し
て入力される「0」とを加算して、加算結果をMUX1
56に出力する。そして、レジスタ155はMUX15
6から入力される加算結果を一次格納し、その加算結果
を加算器154に出力する。ついで、加算器154に
は、加算器153から入力されるN×N画素のブロック
内の次のデータの符号長と、レジスタ155から入力さ
れる加算結果(4×4のブロック内の次のデータの符号
長)とを加算して、MUX156を介してレジスタ15
5に出力する。この処理が4×4のブロック分行われ、
レジスタ155には4×4のブロック内の符号長の合計
値が格納され、後段の加算器に出力される。
は、データ長テーブル151から入力される4×4のブ
ロック内の最初のデータのデータ長とハフマン符号長テ
ーブル152から入力される4×4のブロックの最初の
データのハフマン符号長(コード長)を加算して加算器
154に出力する。加算器154には、加算器153か
ら4×4のブロックの最初のデータの符号長が入力され
るとともに、MUX156およびレジスタ155を介し
て入力される「0」とを加算して、加算結果をMUX1
56に出力する。そして、レジスタ155はMUX15
6から入力される加算結果を一次格納し、その加算結果
を加算器154に出力する。ついで、加算器154に
は、加算器153から入力されるN×N画素のブロック
内の次のデータの符号長と、レジスタ155から入力さ
れる加算結果(4×4のブロック内の次のデータの符号
長)とを加算して、MUX156を介してレジスタ15
5に出力する。この処理が4×4のブロック分行われ、
レジスタ155には4×4のブロック内の符号長の合計
値が格納され、後段の加算器に出力される。
【0085】図20は、図11のエントロピー符号化処
理装置105の具体的な構成を示すブロック図である。
エントロピー符号化処理装置105は、Wavelet
処理後の量子化された量子化データのAC成分をハフマ
ン符号化するAC成分圧縮処理装置161、Wavel
et処理後の量子化された量子化データのDC成分をハ
フマン符号化するDC成分圧縮処理装置162、回転処
理時に、1ライン前のDC値を格納しておき、DC成分
圧縮処理装置162へ1ライン前のDC値を出力するD
C用バッファー163からなる。
理装置105の具体的な構成を示すブロック図である。
エントロピー符号化処理装置105は、Wavelet
処理後の量子化された量子化データのAC成分をハフマ
ン符号化するAC成分圧縮処理装置161、Wavel
et処理後の量子化された量子化データのDC成分をハ
フマン符号化するDC成分圧縮処理装置162、回転処
理時に、1ライン前のDC値を格納しておき、DC成分
圧縮処理装置162へ1ライン前のDC値を出力するD
C用バッファー163からなる。
【0086】AC成分圧縮処理装置161は、図16に
示すようなSSS値テーブルや、図18に示すようなハ
フマン符号テーブルを備えており、Wavelet処理
後の量子化された量子化データのAC成分をハフマン符
号化する。具体的には、Wavelet後の量子化され
た量子化データを、図21に示す順番でHUFFMAN
符号化する。その際、まず、AC成分圧縮処理装置16
1は、図16に示すSSS値テーブルで、AC値を対応
するSSS値に変換し、このSSS値を、図18に示す
ハフマン符号テーブルでハフマンコードに変換し、ハフ
マンコードの次に、SSS値が3以上の場合、AC値を
追加する。
示すようなSSS値テーブルや、図18に示すようなハ
フマン符号テーブルを備えており、Wavelet処理
後の量子化された量子化データのAC成分をハフマン符
号化する。具体的には、Wavelet後の量子化され
た量子化データを、図21に示す順番でHUFFMAN
符号化する。その際、まず、AC成分圧縮処理装置16
1は、図16に示すSSS値テーブルで、AC値を対応
するSSS値に変換し、このSSS値を、図18に示す
ハフマン符号テーブルでハフマンコードに変換し、ハフ
マンコードの次に、SSS値が3以上の場合、AC値を
追加する。
【0087】DC成分圧縮処理装置162は、図17に
示すようなSSS値テーブルや、図19に示すようなハ
フマン符号テーブルを備えており、Wavelet処理
後の量子化された量子化データのDC成分をハフマン符
号化する。回転処理を行わない場合は、図22に示すよ
うに、水平方向に1つ前のLLLLを減算して、DC=
LLLL(n)−LLLL(n−1)として、DC値を
算出して、HUFFMAN符号化する。その際、まず、
DC成分圧縮処理装置162は、図17に示すSSS値
テーブルで、DC値を対応するSSS値に変換し、この
SSS値を、図19に示すハフマン符号テーブルでハフ
マンコードに変換し、このハフマンコードの次にDC値
を追加する。
示すようなSSS値テーブルや、図19に示すようなハ
フマン符号テーブルを備えており、Wavelet処理
後の量子化された量子化データのDC成分をハフマン符
号化する。回転処理を行わない場合は、図22に示すよ
うに、水平方向に1つ前のLLLLを減算して、DC=
LLLL(n)−LLLL(n−1)として、DC値を
算出して、HUFFMAN符号化する。その際、まず、
DC成分圧縮処理装置162は、図17に示すSSS値
テーブルで、DC値を対応するSSS値に変換し、この
SSS値を、図19に示すハフマン符号テーブルでハフ
マンコードに変換し、このハフマンコードの次にDC値
を追加する。
【0088】回転処理を行う場合は、DC用バッファー
163は、前ラインのDC値を格納しておき、前ライン
のDC値をDC成分圧縮処理装置162に出力する。な
お、DC用バッファー163は、1番最初のライン時に
は初期値をDC成分圧縮処理装置162に出力する。D
C成分圧縮処理装置162は、回転処理を行う場合は、
図23に示すように、1ブロック上のブロックのLLL
Lを減算して、DC=LLLL(n)−LLLL(1ラ
イン前のn)として、DC値を算出して、HUFFMA
N符号化する。その際、まず、DC成分圧縮処理装置1
62は、図17に示すSSS値テーブルで、DC値に対
応するSSS値に変換し、このSSS値を、図19に示
すハフマン符号テーブルでハフマンコードに変換し、こ
のハフマンコードの次にDC値を追加する。図24は、
90°回転する場合の回転処理の例を示す。
163は、前ラインのDC値を格納しておき、前ライン
のDC値をDC成分圧縮処理装置162に出力する。な
お、DC用バッファー163は、1番最初のライン時に
は初期値をDC成分圧縮処理装置162に出力する。D
C成分圧縮処理装置162は、回転処理を行う場合は、
図23に示すように、1ブロック上のブロックのLLL
Lを減算して、DC=LLLL(n)−LLLL(1ラ
イン前のn)として、DC値を算出して、HUFFMA
N符号化する。その際、まず、DC成分圧縮処理装置1
62は、図17に示すSSS値テーブルで、DC値に対
応するSSS値に変換し、このSSS値を、図19に示
すハフマン符号テーブルでハフマンコードに変換し、こ
のハフマンコードの次にDC値を追加する。図24は、
90°回転する場合の回転処理の例を示す。
【0089】固定長圧縮処理装置106の動作は実施の
形態1の固定長符号化処理装置107と同様であり、4
×4画素のブロックの画像データをGBTC方式で固定
長符号化して、符号データを符号フォーマット生成器1
07に出力する。符号フォーマット生成器107は、量
子化レベル処理装置103から入力される固定長圧縮コ
ード/Wavelet+エントロピーコード選択情報に
基づいて、固定長圧縮処理装置106およびエントロピ
ー符号化処理装置105から入力される符号データのい
ずれかを選択して符号フォーマット作成して外部に出力
する。図25はMODEドフォーマットを示し、図26
はライン(BLOCK)フォーマットおよびBLOCK
符号フォーマットを示す。図25において、MODE
「000」はMODE0の量子化、MODE「001」
はMODE1の量子化、MODE「010」はMODE
2の量子化、MODE「011」はMODE2の量子
化、MODE「1XX」はGBTC処理を示す。符号フ
ォーマット生成器107は、量子化レベル処理装置10
3から入力される固定長圧縮コード/Wavelet+
エントロピーコード選択情報に基づいて、固定長圧縮処
理装置106およびエントロピー符号化処理装置105
から入力される符号データのいずれかを選択して、図2
6(a)に示すように、ラインの先頭に対応するMOD
Eを付加する。
形態1の固定長符号化処理装置107と同様であり、4
×4画素のブロックの画像データをGBTC方式で固定
長符号化して、符号データを符号フォーマット生成器1
07に出力する。符号フォーマット生成器107は、量
子化レベル処理装置103から入力される固定長圧縮コ
ード/Wavelet+エントロピーコード選択情報に
基づいて、固定長圧縮処理装置106およびエントロピ
ー符号化処理装置105から入力される符号データのい
ずれかを選択して符号フォーマット作成して外部に出力
する。図25はMODEドフォーマットを示し、図26
はライン(BLOCK)フォーマットおよびBLOCK
符号フォーマットを示す。図25において、MODE
「000」はMODE0の量子化、MODE「001」
はMODE1の量子化、MODE「010」はMODE
2の量子化、MODE「011」はMODE2の量子
化、MODE「1XX」はGBTC処理を示す。符号フ
ォーマット生成器107は、量子化レベル処理装置10
3から入力される固定長圧縮コード/Wavelet+
エントロピーコード選択情報に基づいて、固定長圧縮処
理装置106およびエントロピー符号化処理装置105
から入力される符号データのいずれかを選択して、図2
6(a)に示すように、ラインの先頭に対応するMOD
Eを付加する。
【0090】つぎに、上記図11の画像符号化装置のエ
ンコード時の全体の処理を図27のフローチャートを参
照して説明する。図27は、図11の画像符号化装置の
エンコード時の処理を説明するためのフローチャートで
ある。
ンコード時の全体の処理を図27のフローチャートを参
照して説明する。図27は、図11の画像符号化装置の
エンコード時の処理を説明するためのフローチャートで
ある。
【0091】図27において、Wavelet処理装置
104は、4×4バッファー1から入力される4×4画
素のブロックの画像データをWavelet変換して、
量子化レベル処理装置3に出力する(ステップS2
1)。量子化レベル処理装置3においては、MODE
0、1,2、3で量子化されたWaveletデータの
エントロピー符号の圧縮後の符号長を計算する(ステッ
プS22、S23,S24、S25)。そして、1ライ
ン処理したか否かを判定し(ステップS26)、1ライ
ンの処理が終了していない場合には、ステップS21に
戻り1ラインの処理が終了するまで同じ処理を繰り返す
一方、1ラインの処理が終了した場合には、ステップS
27に移行する。
104は、4×4バッファー1から入力される4×4画
素のブロックの画像データをWavelet変換して、
量子化レベル処理装置3に出力する(ステップS2
1)。量子化レベル処理装置3においては、MODE
0、1,2、3で量子化されたWaveletデータの
エントロピー符号の圧縮後の符号長を計算する(ステッ
プS22、S23,S24、S25)。そして、1ライ
ン処理したか否かを判定し(ステップS26)、1ライ
ンの処理が終了していない場合には、ステップS21に
戻り1ラインの処理が終了するまで同じ処理を繰り返す
一方、1ラインの処理が終了した場合には、ステップS
27に移行する。
【0092】そして、量子化レベル処理装置103で
は、MODE0の量子化レベルの符号長と1ライン符号
制限値を比較し、1ライン符号長制限値以内であるか否
かを判定し(ステップS27)、MODE0の量子化レ
ベルの符号長が1ライン符号長制限値以内である場合に
は、MODE0の量子化レベルをセットする(ステップ
S31)。他方、ステップS27でMODE0の量子化
レベルの符号長が1ライン符号制限値以内でない場合に
は、ステップS28に移行して、MODE1の量子化レ
ベルの符号長と1ライン符号制限値を比較し、1ライン
符号長制限値以内であるか否かを判定する。この判定の
結果、MODE1の量子化レベルの符号長が1ライン符
号制限値以内である場合には、ステップS32に移行し
て、MODE1の量子化レベルをセットする。他方、ス
テップS28で、MODE1の量子化レベルの符号長が
1ライン符号長制限値以内でない場合には、ステップS
29に移行して、符号長計算処理装置24から入力され
るMODE2の量子化レベルの符号長と1ライン符号長
制限値を比較し制限値以内であるか否かを判定する。こ
の判定の結果、MODE2の量子化レベルの符号長が1
ライン符号長制限値以内である場合には、ステップS3
3に移行して、MODE2の量子化レベルをセットす
る。他方、ステップS29でMODE2の量子化レベル
の符号長が1ライン符号制限値以内でない場合には、ス
テップS30に移行して、MODE3の量子化レベルの
符号長と1ライン符号制限値を比較し、1ライン符号長
制限値以内であるか否かを判定する。この判定の結果、
MODE3の量子化レベルの符号長が1ライン符号制限
値以内である場合には、ステップS34に移行して、M
ODE2の量子化レベルをセットする。他方、ステップ
S30でMODE3の量子化レベルの符号長が1ライン
符号制限値以内でない場合には、ステップS35に移行
して、GBTCFLをセットする(GBTCFL=1と
する)。
は、MODE0の量子化レベルの符号長と1ライン符号
制限値を比較し、1ライン符号長制限値以内であるか否
かを判定し(ステップS27)、MODE0の量子化レ
ベルの符号長が1ライン符号長制限値以内である場合に
は、MODE0の量子化レベルをセットする(ステップ
S31)。他方、ステップS27でMODE0の量子化
レベルの符号長が1ライン符号制限値以内でない場合に
は、ステップS28に移行して、MODE1の量子化レ
ベルの符号長と1ライン符号制限値を比較し、1ライン
符号長制限値以内であるか否かを判定する。この判定の
結果、MODE1の量子化レベルの符号長が1ライン符
号制限値以内である場合には、ステップS32に移行し
て、MODE1の量子化レベルをセットする。他方、ス
テップS28で、MODE1の量子化レベルの符号長が
1ライン符号長制限値以内でない場合には、ステップS
29に移行して、符号長計算処理装置24から入力され
るMODE2の量子化レベルの符号長と1ライン符号長
制限値を比較し制限値以内であるか否かを判定する。こ
の判定の結果、MODE2の量子化レベルの符号長が1
ライン符号長制限値以内である場合には、ステップS3
3に移行して、MODE2の量子化レベルをセットす
る。他方、ステップS29でMODE2の量子化レベル
の符号長が1ライン符号制限値以内でない場合には、ス
テップS30に移行して、MODE3の量子化レベルの
符号長と1ライン符号制限値を比較し、1ライン符号長
制限値以内であるか否かを判定する。この判定の結果、
MODE3の量子化レベルの符号長が1ライン符号制限
値以内である場合には、ステップS34に移行して、M
ODE2の量子化レベルをセットする。他方、ステップ
S30でMODE3の量子化レベルの符号長が1ライン
符号制限値以内でない場合には、ステップS35に移行
して、GBTCFLをセットする(GBTCFL=1と
する)。
【0093】さて、ステップS36では、GBTCFL
=1であるか否かを判定し、GBTCFL=1でない場
合には、セットされた量子化レベルに従って、Wave
let処理およびHUFFMAN符号化を行う一方(ス
テップS37、S38)、GBTCFL=1でない場合
には、N×N画素のブロックの画像データを固定長符号
化する(ステップS39)。そして、1ライン処理した
か否かを判定し、1ラインの処理が終了していない場合
には、ステップS36に戻り1ラインの処理が終了する
まで同じ処理を繰り返す一方、1ラインの処理が終了し
た場合には、当該フローを終了する。そして、次のライ
ンの処理が行われる。
=1であるか否かを判定し、GBTCFL=1でない場
合には、セットされた量子化レベルに従って、Wave
let処理およびHUFFMAN符号化を行う一方(ス
テップS37、S38)、GBTCFL=1でない場合
には、N×N画素のブロックの画像データを固定長符号
化する(ステップS39)。そして、1ライン処理した
か否かを判定し、1ラインの処理が終了していない場合
には、ステップS36に戻り1ラインの処理が終了する
まで同じ処理を繰り返す一方、1ラインの処理が終了し
た場合には、当該フローを終了する。そして、次のライ
ンの処理が行われる。
【0094】つぎに、図11の記符号化処理装置で符号
化したデータをデコードする場合の処理を図28のフロ
ーチャートを参照して説明する。図28は図11の符号
化処理装置で符号化したデータをデコードする場合の処
理を説明するためのフローチャートである。
化したデータをデコードする場合の処理を図28のフロ
ーチャートを参照して説明する。図28は図11の符号
化処理装置で符号化したデータをデコードする場合の処
理を説明するためのフローチャートである。
【0095】図28において、まず、1ライン分の量子
化レベルをリードし(ステップS51)、GBTCFL
=1であるか否かを判断する(ステップS52)。GB
TCFL=1である場合には、ステップS53に移行し
て、固定長復号化を行い、ステップS56に移行する。
他方、ステップS51でGBTCFL=1でない場合に
は、量子化した量子化レベル(MODE0〜MODE
3)に従い、ハフマン復号化およびIWavelet処
理を行い(ステップS54)、ステップS56に移行す
る。さて、ステップS56では、1ライン処理したか否
かを判定し、1ラインの処理が終了していない場合に
は、ステップS52に戻り1ラインの処理が終了するま
で同じ処理を繰り返す一方、1ラインの処理が終了した
場合には、当該フローを終了する。そして、次のライン
の処理が行われる。
化レベルをリードし(ステップS51)、GBTCFL
=1であるか否かを判断する(ステップS52)。GB
TCFL=1である場合には、ステップS53に移行し
て、固定長復号化を行い、ステップS56に移行する。
他方、ステップS51でGBTCFL=1でない場合に
は、量子化した量子化レベル(MODE0〜MODE
3)に従い、ハフマン復号化およびIWavelet処
理を行い(ステップS54)、ステップS56に移行す
る。さて、ステップS56では、1ライン処理したか否
かを判定し、1ラインの処理が終了していない場合に
は、ステップS52に戻り1ラインの処理が終了するま
で同じ処理を繰り返す一方、1ラインの処理が終了した
場合には、当該フローを終了する。そして、次のライン
の処理が行われる。
【0096】上述の図27の画像符号化方法および図2
8の画像復号化方法は、予め用意されたプログラムをパ
ーソナルコンピュータやワークステーション等のコンピ
ュータで実行することにより実現しても良い。このプロ
グラムは、ハードディスク、フロッピーディスク、CD
−ROM、MO、DVD等のコンピュータで読取可能な
記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体か
ら読み出されることによって実行される。また、このプ
ログラムは、上記記録媒体を介して、また伝送媒体とし
て、インターネット等のネットワークを介して配布する
ことができる。
8の画像復号化方法は、予め用意されたプログラムをパ
ーソナルコンピュータやワークステーション等のコンピ
ュータで実行することにより実現しても良い。このプロ
グラムは、ハードディスク、フロッピーディスク、CD
−ROM、MO、DVD等のコンピュータで読取可能な
記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体か
ら読み出されることによって実行される。また、このプ
ログラムは、上記記録媒体を介して、また伝送媒体とし
て、インターネット等のネットワークを介して配布する
ことができる。
【0097】なお、図11に示す符号化処理装置におい
ては、実施の形態1と同様に(図10参照)、Wave
let処理装置の代わりにDCT処理装置を使用するこ
とにしても良い。
ては、実施の形態1と同様に(図10参照)、Wave
let処理装置の代わりにDCT処理装置を使用するこ
とにしても良い。
【0098】以上説明したように、上記した実施の形態
2では、Wavelet処理装置102は1ライン分の
4×4の画像信号をウエーブレット変換し、量子化レベ
ル処理装置103は、Wavelet変換された1ライ
ン分の4×4のWaveletデータに対して、複数の
量子化レベル(MODE0〜1)毎に1ライン分の符号
長の合計を算出し、複数の量子化レベルのうち、算出さ
れた1ライン分の符号長の合計が符号長制限値以内とな
り、かつ、優先順位の高い量子化レベル(MODE0〜
1)を選択し、量子化器104では、選択された量子化
レベルで1ライン分の4×4のWAVELETデータを
量子化処理し、エントロピー符号化処理装置105は、
量子化器104で量子化された量子化データをエントロ
ピー符号化処理を行うこととしたので、4×4ブロック
により構成される1ラインの画像毎に、複数の量子化レ
ベルで最も画質の劣化の少なく(量子化レベルの小さ
い)かつ1ライン分の符号長が制限値以内の量子化処理
を行うことができ、高画質かつ高圧縮率で圧縮処理を行
うことが可能となる。
2では、Wavelet処理装置102は1ライン分の
4×4の画像信号をウエーブレット変換し、量子化レベ
ル処理装置103は、Wavelet変換された1ライ
ン分の4×4のWaveletデータに対して、複数の
量子化レベル(MODE0〜1)毎に1ライン分の符号
長の合計を算出し、複数の量子化レベルのうち、算出さ
れた1ライン分の符号長の合計が符号長制限値以内とな
り、かつ、優先順位の高い量子化レベル(MODE0〜
1)を選択し、量子化器104では、選択された量子化
レベルで1ライン分の4×4のWAVELETデータを
量子化処理し、エントロピー符号化処理装置105は、
量子化器104で量子化された量子化データをエントロ
ピー符号化処理を行うこととしたので、4×4ブロック
により構成される1ラインの画像毎に、複数の量子化レ
ベルで最も画質の劣化の少なく(量子化レベルの小さ
い)かつ1ライン分の符号長が制限値以内の量子化処理
を行うことができ、高画質かつ高圧縮率で圧縮処理を行
うことが可能となる。
【0099】また、本実施の形態2においては、複数の
量子化レベル(MODE0〜MODE2)での1ライン
の符号長の合計が全て1ライン符号長制限値以内にない
場合には、固定長圧縮処理装置106で1ライン分の4
×4の画像信号を固定長圧縮処理した符号データを出力
することとしたので、高周波領域に対しては固定長圧縮
処理を、低周波領域に対してはエントロピー符号化を1
ラインの4×4の画像信号の単位で行うことができ、写
真画像および文字画像を、高画質でかつ高圧縮な圧縮処
理を行うことが可能となる。付言すると、メモリ容量に
制限がある場合でもメモリ制限を満たすことが可能とな
る。
量子化レベル(MODE0〜MODE2)での1ライン
の符号長の合計が全て1ライン符号長制限値以内にない
場合には、固定長圧縮処理装置106で1ライン分の4
×4の画像信号を固定長圧縮処理した符号データを出力
することとしたので、高周波領域に対しては固定長圧縮
処理を、低周波領域に対してはエントロピー符号化を1
ラインの4×4の画像信号の単位で行うことができ、写
真画像および文字画像を、高画質でかつ高圧縮な圧縮処
理を行うことが可能となる。付言すると、メモリ容量に
制限がある場合でもメモリ制限を満たすことが可能とな
る。
【0100】なお、本実施の形態2においては、画像デ
ータのブロックとして4×4画素のブロックを使用した
例を示したが本発明はこれに限られるものではなく、他
の画素ブロック数としても良い。また、上述の1ライン
符号長制限値を変更可能な構成としても良い。これによ
り、出力先のメモリ容量に応じて圧縮後のデータ量を管
理することが可能となる。
ータのブロックとして4×4画素のブロックを使用した
例を示したが本発明はこれに限られるものではなく、他
の画素ブロック数としても良い。また、上述の1ライン
符号長制限値を変更可能な構成としても良い。これによ
り、出力先のメモリ容量に応じて圧縮後のデータ量を管
理することが可能となる。
【0101】本発明は、上記した実施の形態1および実
施の形態2に限定されるものではなく、発明の要旨を変
更しない範囲で適宜変形可能である。
施の形態2に限定されるものではなく、発明の要旨を変
更しない範囲で適宜変形可能である。
【0102】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1にかかる
画像符号化装置によれば、分割手段は画像信号をN×N
のブロックに分割し、ウエーブレット変換手段はN×N
の画像信号をウエーブレット変換し、符号長算出手段は
ウエーブレット変換されたウエーブレットデータに対し
て、複数の量子化レベル毎に符号長の合計を算出し、選
択手段は複数の量子化レベルのうち、符号長算出手段で
算出された符号長の合計が制限値以内となり、かつ、優
先順位の高い量子化レベルを選択し、エントロピー符号
化手段は選択手段で選択された量子化レベルでウエーブ
レットデータを量子化処理し、エントロピー符号化を行
うことができ、写真画像などの階調のなだらかな画像に
対してWavelet変換後、複数の量子化レベルで最
も画質の劣化の少なく(量子化レベルの小さい)かつ符
号長が制限値以内の量子化処理を行うことができ、高画
質でかつ高圧縮率な圧縮処理を行うことが可能な画像符
号化装置を提供できるという効果を奏する。
画像符号化装置によれば、分割手段は画像信号をN×N
のブロックに分割し、ウエーブレット変換手段はN×N
の画像信号をウエーブレット変換し、符号長算出手段は
ウエーブレット変換されたウエーブレットデータに対し
て、複数の量子化レベル毎に符号長の合計を算出し、選
択手段は複数の量子化レベルのうち、符号長算出手段で
算出された符号長の合計が制限値以内となり、かつ、優
先順位の高い量子化レベルを選択し、エントロピー符号
化手段は選択手段で選択された量子化レベルでウエーブ
レットデータを量子化処理し、エントロピー符号化を行
うことができ、写真画像などの階調のなだらかな画像に
対してWavelet変換後、複数の量子化レベルで最
も画質の劣化の少なく(量子化レベルの小さい)かつ符
号長が制限値以内の量子化処理を行うことができ、高画
質でかつ高圧縮率な圧縮処理を行うことが可能な画像符
号化装置を提供できるという効果を奏する。
【0103】請求項2にかかる画像符号化装置によれ
ば、分割手段は画像信号をN×Nのブロックに分割し、
ウエーブレット変換手段はN×Nの画像信号をウエーブ
レット変換し、符号長算出手段はウエーブレット変換さ
れたウエーブレットデータに対して、複数の量子化レベ
ル毎に符号長の合計を算出し、選択手段は複数の量子化
レベルのうち、符号長算出手段で算出された符号長の合
計が制限値以内となり、かつ、優先順位の高い量子化レ
ベルを選択し、エントロピー符号化手段は選択手段で選
択された量子化レベルでウエーブレットデータを量子化
処理し、エントロピー符号化を行い、固定長圧縮手段は
符号長算出手段で算出された複数の量子化レベルでの符
号長の合計が全て制限値以内にない場合には、N×Nの
画像信号に対して固定長圧縮を行うこととしたので、高
周波領域に対しては固定長圧縮処理を、低周波領域に対
しては、エントロピー符号化を行うことができ、写真画
像および文字画像を、高画質でかつ高圧縮な圧縮処理を
行うことが可能な画像符号化装置を提供できるという効
果を奏する。
ば、分割手段は画像信号をN×Nのブロックに分割し、
ウエーブレット変換手段はN×Nの画像信号をウエーブ
レット変換し、符号長算出手段はウエーブレット変換さ
れたウエーブレットデータに対して、複数の量子化レベ
ル毎に符号長の合計を算出し、選択手段は複数の量子化
レベルのうち、符号長算出手段で算出された符号長の合
計が制限値以内となり、かつ、優先順位の高い量子化レ
ベルを選択し、エントロピー符号化手段は選択手段で選
択された量子化レベルでウエーブレットデータを量子化
処理し、エントロピー符号化を行い、固定長圧縮手段は
符号長算出手段で算出された複数の量子化レベルでの符
号長の合計が全て制限値以内にない場合には、N×Nの
画像信号に対して固定長圧縮を行うこととしたので、高
周波領域に対しては固定長圧縮処理を、低周波領域に対
しては、エントロピー符号化を行うことができ、写真画
像および文字画像を、高画質でかつ高圧縮な圧縮処理を
行うことが可能な画像符号化装置を提供できるという効
果を奏する。
【0104】請求項3にかかる画像符号化方法によれ
ば、画像信号をN×Nのブロックに分割する工程と、N
×Nの画像信号をウエーブレット変換し、前記ウエーブ
レット変換されたウエーブレットデータに対して、複数
の量子化レベル毎に符号長の合計を算出し、前記複数の
量子化レベルのうち、算出された符号長の合計が制限値
以内となり、かつ、優先順位の高い量子化レベルを選択
し、選択された量子化レベルで前記ウエーブレットデー
タを量子化処理し、エントロピー符号化を行うこととし
たので、写真画像などの階調のなだらかな画像に対して
Wavelet変換後、複数の量子化レベルで最も画質
の劣化の少なく(量子化レベルの小さい)かつ符号長が
制限値以内の量子化処理を行うことができ、高画質でか
つ高圧縮率な圧縮処理を行うことが可能な画像符号化方
法を提供できるという効果を奏する。
ば、画像信号をN×Nのブロックに分割する工程と、N
×Nの画像信号をウエーブレット変換し、前記ウエーブ
レット変換されたウエーブレットデータに対して、複数
の量子化レベル毎に符号長の合計を算出し、前記複数の
量子化レベルのうち、算出された符号長の合計が制限値
以内となり、かつ、優先順位の高い量子化レベルを選択
し、選択された量子化レベルで前記ウエーブレットデー
タを量子化処理し、エントロピー符号化を行うこととし
たので、写真画像などの階調のなだらかな画像に対して
Wavelet変換後、複数の量子化レベルで最も画質
の劣化の少なく(量子化レベルの小さい)かつ符号長が
制限値以内の量子化処理を行うことができ、高画質でか
つ高圧縮率な圧縮処理を行うことが可能な画像符号化方
法を提供できるという効果を奏する。
【0105】請求項4にかかる画像符号化方法によれ
ば、画像信号をN×Nのブロックに分割し、N×Nの画
像信号をウエーブレット変換し、ウエーブレット変換さ
れたウエーブレットデータに対して、複数の量子化レベ
ル毎に符号長の合計を算出し、複数の量子化レベルのう
ち、算出された符号長の合計が制限値以内となり、か
つ、優先順位の高い量子化レベルを選択し、選択された
量子化レベルでウエーブレットデータを量子化処理し、
エントロピー符号化を行い、複数の量子化レベルで算出
された符号長の合計が全て制限値以内にない場合には、
N×Nの画像信号に対して固定長圧縮を行うこととした
ので、高周波領域に対しては固定長圧縮処理を、低周波
領域に対しては、エントロピー符号化を行うことがで
き、写真画像および文字画像を、高画質でかつ高圧縮な
圧縮処理を行うことが可能な画像符号化方法を提供でき
るという効果を奏する。
ば、画像信号をN×Nのブロックに分割し、N×Nの画
像信号をウエーブレット変換し、ウエーブレット変換さ
れたウエーブレットデータに対して、複数の量子化レベ
ル毎に符号長の合計を算出し、複数の量子化レベルのう
ち、算出された符号長の合計が制限値以内となり、か
つ、優先順位の高い量子化レベルを選択し、選択された
量子化レベルでウエーブレットデータを量子化処理し、
エントロピー符号化を行い、複数の量子化レベルで算出
された符号長の合計が全て制限値以内にない場合には、
N×Nの画像信号に対して固定長圧縮を行うこととした
ので、高周波領域に対しては固定長圧縮処理を、低周波
領域に対しては、エントロピー符号化を行うことがで
き、写真画像および文字画像を、高画質でかつ高圧縮な
圧縮処理を行うことが可能な画像符号化方法を提供でき
るという効果を奏する。
【0106】請求項5にかかる画像符号化装置によれ
ば、分割手段は画像信号をN×Nのブロックに分割し、
ウエーブレット変換手段は1ライン分のN×Nの画像信
号をウエーブレット変換し、符号長算出手段はウエーブ
レット変換された1ライン分のN×Nのウエーブレット
データに対して、複数の量子化レベル毎に1ライン分の
符号長の合計を算出し、選択手段は複数の量子化レベル
のうち、符号長算出手段で算出された1ライン分の符号
長の合計が制限値以内となり、かつ、優先順位の高い量
子化レベルを選択し、エントロピー符号化手段は選択手
段で選択された量子化レベルで、1ライン分のN×Nの
ウエーブレットデータを量子化処理し、エントロピー符
号化を行うこととしたので、N×Nブロックにより構成
される1ラインの画像毎に、複数の量子化レベルで最も
画質の劣化の少なく(量子化レベルの小さい)かつ1ラ
イン分の符号長が制限値以内の量子化処理を行うことが
でき、高画質かつ高圧縮率で圧縮処理を行うことが可能
な画像符号化装置を提供できるという効果を奏する。
ば、分割手段は画像信号をN×Nのブロックに分割し、
ウエーブレット変換手段は1ライン分のN×Nの画像信
号をウエーブレット変換し、符号長算出手段はウエーブ
レット変換された1ライン分のN×Nのウエーブレット
データに対して、複数の量子化レベル毎に1ライン分の
符号長の合計を算出し、選択手段は複数の量子化レベル
のうち、符号長算出手段で算出された1ライン分の符号
長の合計が制限値以内となり、かつ、優先順位の高い量
子化レベルを選択し、エントロピー符号化手段は選択手
段で選択された量子化レベルで、1ライン分のN×Nの
ウエーブレットデータを量子化処理し、エントロピー符
号化を行うこととしたので、N×Nブロックにより構成
される1ラインの画像毎に、複数の量子化レベルで最も
画質の劣化の少なく(量子化レベルの小さい)かつ1ラ
イン分の符号長が制限値以内の量子化処理を行うことが
でき、高画質かつ高圧縮率で圧縮処理を行うことが可能
な画像符号化装置を提供できるという効果を奏する。
【0107】請求項6にかかる画像符号化装置によれ
ば、分割手段は画像信号をN×Nのブロックに分割し、
ウエーブレット変換手段は1ライン分のN×Nの画像信
号をウエーブレット変換し、符号長算出手段はウエーブ
レット変換された1ライン分のN×Nのウエーブレット
データに対して、複数の量子化レベル毎に1ライン分の
符号長の合計を算出し、選択手段は複数の量子化レベル
のうち、符号長算出手段で算出された1ライン分の符号
長の合計が制限値以内となり、かつ、優先順位の高い量
子化レベルを選択し、エントロピー符号化手段は選択手
段で選択された量子化レベルで、1ライン分のN×Nの
ウエーブレットデータを量子化処理し、エントロピー符
号化を行い、固定長圧縮手段は符号長算出手段で算出さ
れた複数の量子化レベルでの1ライン分の符号長の合計
が全て制限値以内にない場合には、1ライン分のN×N
の画像信号に対して固定長圧縮を行うこととしたので、
高周波領域に対しては固定長圧縮処理を、低周波領域に
対しては、エントロピー符号化を1ラインのN×Nの画
像信号の単位で行うことができ、写真画像および文字画
像を、高画質でかつ高圧縮な圧縮処理を行うことが可能
な画像符号化装置を提供できるという効果を奏する。
ば、分割手段は画像信号をN×Nのブロックに分割し、
ウエーブレット変換手段は1ライン分のN×Nの画像信
号をウエーブレット変換し、符号長算出手段はウエーブ
レット変換された1ライン分のN×Nのウエーブレット
データに対して、複数の量子化レベル毎に1ライン分の
符号長の合計を算出し、選択手段は複数の量子化レベル
のうち、符号長算出手段で算出された1ライン分の符号
長の合計が制限値以内となり、かつ、優先順位の高い量
子化レベルを選択し、エントロピー符号化手段は選択手
段で選択された量子化レベルで、1ライン分のN×Nの
ウエーブレットデータを量子化処理し、エントロピー符
号化を行い、固定長圧縮手段は符号長算出手段で算出さ
れた複数の量子化レベルでの1ライン分の符号長の合計
が全て制限値以内にない場合には、1ライン分のN×N
の画像信号に対して固定長圧縮を行うこととしたので、
高周波領域に対しては固定長圧縮処理を、低周波領域に
対しては、エントロピー符号化を1ラインのN×Nの画
像信号の単位で行うことができ、写真画像および文字画
像を、高画質でかつ高圧縮な圧縮処理を行うことが可能
な画像符号化装置を提供できるという効果を奏する。
【0108】請求項7にかかる画像符号化方法によれ
ば、画像信号をN×Nのブロックに分割し、1ライン分
のN×Nの画像信号をウエーブレット変換し、ウエーブ
レット変換された1ライン分のN×Nのウエーブレット
データに対して、複数の量子化レベル毎に1ライン分の
符号長の合計を算出し、複数の量子化レベルのうち、算
出された1ライン分の符号長の合計が制限値以内とな
り、かつ、優先順位の高い量子化レベルを選択し、選択
された量子化レベルで1ライン分のN×Nのウエーブレ
ットデータを量子化処理し、エントロピー符号化を行う
こととしたので、N×Nブロックにより構成される1ラ
インの画像毎に、複数の量子化レベルで最も画質の劣化
の少なく(量子化レベルの小さい)かつ1ライン分の符
号長が制限値以内の量子化処理を行うことができ、高画
質かつ高圧縮率で圧縮処理を行うことが可能な画像符号
化方法を提供できるという効果を奏する。
ば、画像信号をN×Nのブロックに分割し、1ライン分
のN×Nの画像信号をウエーブレット変換し、ウエーブ
レット変換された1ライン分のN×Nのウエーブレット
データに対して、複数の量子化レベル毎に1ライン分の
符号長の合計を算出し、複数の量子化レベルのうち、算
出された1ライン分の符号長の合計が制限値以内とな
り、かつ、優先順位の高い量子化レベルを選択し、選択
された量子化レベルで1ライン分のN×Nのウエーブレ
ットデータを量子化処理し、エントロピー符号化を行う
こととしたので、N×Nブロックにより構成される1ラ
インの画像毎に、複数の量子化レベルで最も画質の劣化
の少なく(量子化レベルの小さい)かつ1ライン分の符
号長が制限値以内の量子化処理を行うことができ、高画
質かつ高圧縮率で圧縮処理を行うことが可能な画像符号
化方法を提供できるという効果を奏する。
【0109】請求項8にかかる画像符号化方法によれ
ば、画像信号をN×Nのブロックに分割し、1ライン分
のN×Nの画像信号をウエーブレット変換し、ウエーブ
レット変換されたN×Nのウエーブレットデータに対し
て、複数の量子化レベル毎に1ライン分の符号長の合計
を算出し、複数の量子化レベルのうち、算出された1ラ
イン分の符号長の合計が制限値以内となり、かつ、優先
順位の高い量子化レベルを選択し、選択された量子化レ
ベルで、1ライン分のN×Nのウエーブレットデータを
量子化処理し、エントロピー符号化を行い、複数の量子
化レベルで算出された1ライン分の符号長の合計が全て
制限値以内にない場合には、1ライン分のN×Nの画像
信号に対して固定長圧縮を行うこととしたので、高周波
領域に対しては固定長圧縮処理を、低周波領域に対して
は、エントロピー符号化を1ラインのN×Nの画像信号
の単位で行うことができ、写真画像および文字画像を、
高画質でかつ高圧縮な圧縮処理を行うことが可能な画像
符号化方法を提供できるという効果を奏する。
ば、画像信号をN×Nのブロックに分割し、1ライン分
のN×Nの画像信号をウエーブレット変換し、ウエーブ
レット変換されたN×Nのウエーブレットデータに対し
て、複数の量子化レベル毎に1ライン分の符号長の合計
を算出し、複数の量子化レベルのうち、算出された1ラ
イン分の符号長の合計が制限値以内となり、かつ、優先
順位の高い量子化レベルを選択し、選択された量子化レ
ベルで、1ライン分のN×Nのウエーブレットデータを
量子化処理し、エントロピー符号化を行い、複数の量子
化レベルで算出された1ライン分の符号長の合計が全て
制限値以内にない場合には、1ライン分のN×Nの画像
信号に対して固定長圧縮を行うこととしたので、高周波
領域に対しては固定長圧縮処理を、低周波領域に対して
は、エントロピー符号化を1ラインのN×Nの画像信号
の単位で行うことができ、写真画像および文字画像を、
高画質でかつ高圧縮な圧縮処理を行うことが可能な画像
符号化方法を提供できるという効果を奏する。
【0110】請求項9にかかるコンピュータが読み取り
可能な記録媒体によれば、コンピュータにより、記録媒
体に記録されたプログラムを実行して、請求項3、請求
項4、請求項7、および請求項8のいずれか1つに記載
の発明の各工程を実現することとしたので、請求項3、
請求項4、請求項7、および請求項8のいずれか1つに
記載の発明の画像符号化方法をコンピュータによって実
行できるという効果を奏する。
可能な記録媒体によれば、コンピュータにより、記録媒
体に記録されたプログラムを実行して、請求項3、請求
項4、請求項7、および請求項8のいずれか1つに記載
の発明の各工程を実現することとしたので、請求項3、
請求項4、請求項7、および請求項8のいずれか1つに
記載の発明の画像符号化方法をコンピュータによって実
行できるという効果を奏する。
【図1】実施の形態1にかかる画像符号化装置の構成を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図2】図1のWavelet処理装置の具体的な構成
を示す図である。
を示す図である。
【図3】Wavelet変換を説明するための説明図で
ある。
ある。
【図4】図1の量子化レベル処理装置の具体的な構成を
示す図である。
示す図である。
【図5】MODE0〜MODE2の量子化レベルを説明
するための説明図である。
するための説明図である。
【図6】図4の符号長計算処理装置の具体的な構成を示
す図である。
す図である。
【図7】画素ブロックの分割例を示す図である。
【図8】GBTCによる4/8圧縮のレベル図である。
【図9】図1の画像符号化装置のエンコード時の処理を
説明するためのフローチャートである。
説明するためのフローチャートである。
【図10】Wavelet処理装置の代わりにDCT処
理装置を使用した場合の画像符号化装置の構成例を示す
ブロック図である。
理装置を使用した場合の画像符号化装置の構成例を示す
ブロック図である。
【図11】実施の形態1にかかる画像符号化装置の構成
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
【図12】図11の量子化レベル処理装置の具体的な構
成を示す図である。
成を示す図である。
【図13】MODE0〜MODE2の量子化レベルを説
明するための説明図である。
明するための説明図である。
【図14】MODE0〜3の番号を説明するための図で
ある。
ある。
【図15】図12の符号長計算処理装置の具体的な構成
例を示す図である。
例を示す図である。
【図16】SSS値テーブル(AC成分用)を示す図で
ある。
ある。
【図17】SSS値テーブル(DC成分用)を示す図で
ある。
ある。
【図18】ハフマン符号テーブル(AC成分用)を示す
図である。
図である。
【図19】ハフマン符号テーブル(DC成分用)を示す
図である。
図である。
【図20】図11のエントロピー符号化処理装置の具体
的な構成を示す図である。
的な構成を示す図である。
【図21】量子化データのAC成分をハフマン符号化す
る場合の順序を説明するための説明図である。
る場合の順序を説明するための説明図である。
【図22】量子化データのDC成分をハフマン符号化す
る場合(非回転時)の順序を説明するための説明図であ
る。
る場合(非回転時)の順序を説明するための説明図であ
る。
【図23】量子化データのDC成分をハフマン符号化す
る場合の順序(回転時)を説明するための説明図であ
る。
る場合の順序(回転時)を説明するための説明図であ
る。
【図24】90°回転する場合の回転処理の例を説明す
るための説明図である。
るための説明図である。
【図25】MODEフォーマットを示す図である。
【図26】ライン(BLOCK)フォーマットおよびB
LOCK符号フォーマットを示す図である。
LOCK符号フォーマットを示す図である。
【図27】図11の画像符号化装置のエンコード時の処
理を説明するためのフローチャートである。
理を説明するためのフローチャートである。
【図28】図11の符号化処理装置で符号化したデータ
をデコードする場合の処理を説明するためのフローチャ
ートである。
をデコードする場合の処理を説明するためのフローチャ
ートである。
1 4×4バッファー 2 Wavelet処理装置 3 量子化レベル処理装置 4 量子化器 5 エントロピー符号化処理装置 6 固定長圧縮処理装置 7 符号フォーマット生成器 11 MUX 12 Wavelet演算器 13 LLデータバッファー 14 4×4Waveletデータバッファー 21 量子化器 22 量子化器 23 量子化器 24〜26 符号長計算処理装置 27〜29 比較器 30 優先順位判定器 31 MUX 41 ハフマン符号長テーブル 42 レジスタ 43 加算器 44 レジスタ 45 MUX 51 4×4バッファー 52 DCT処理装置 53 量子化レベル処理装置 54 量子化器 55 エントロピー符号化処理装置 56 固定長圧縮処理装置 57 符号フォーマット生成器 101 4×4バッファー 102 Wavelet処理装置 103 量子化レベル処理装置 104 量子化器 105 エントロピー符号化処理装置 106 固定長圧縮処理装置 107 符号フォーマット生成器 111〜114 量子化器 115 符号長計算処理装置 116 加算器 117 MUX 118 レジスタ 119 符号長計算処理装置 120 加算器 121 MUX 122 レジスタ 123 符号長計算処理装置 124 加算器 125 MUX 126 レジスタ 127 符号長計算処理装置 128 加算器 129 MUX 130 レジスタ 131〜134 比較器 135 優先順位判定器 136 MUX 161 AC成分圧縮処理装置 162 DC成分圧縮装置 163 DC用バッファー
Claims (9)
- 【請求項1】 画像信号をN×Nのブロックに分割する
分割手段と、 N×Nの画像信号をウエーブレット変換するウエーブレ
ット変換手段と、 前記ウエーブレット変換されたウエーブレットデータに
対して、複数の量子化レベル毎に符号長の合計を算出す
る符号長算出手段と、 前記複数の量子化レベルのうち、前記符号長算出手段で
算出された符号長の合計が制限値以内となり、かつ、優
先順位の高い量子化レベルを選択する選択手段と、 前記選択手段で選択された量子化レベルで前記ウエーブ
レットデータを量子化処理し、エントロピー符号化を行
うエントロピー符号化手段と、 を備えたことを特徴とする画像符号化装置。 - 【請求項2】 画像信号をN×Nのブロックに分割する
分割手段と、 N×Nの画像信号をウエーブレット変換するウエーブレ
ット変換手段と、 前記ウエーブレット変換されたウエーブレットデータに
対して、複数の量子化レベル毎に符号長の合計を算出す
る符号長算出手段と、 前記複数の量子化レベルのうち、前記符号長算出手段で
算出された符号長の合計が制限値以内となり、かつ、優
先順位の高い量子化レベルを選択する選択手段と、 前記選択手段で選択された量子化レベルで前記ウエーブ
レットデータを量子化処理し、エントロピー符号化を行
うエントロピー符号化手段と、 前記符号長算出手段で算出された前記複数の量子化レベ
ルでの符号長の合計が全て制限値以内にない場合には、
前記N×Nの画像信号に対して固定長圧縮を行う固定長
圧縮手段と、 を備えたことを特徴とする画像符号化装置。 - 【請求項3】 画像信号をN×Nのブロックに分割する
工程と、 N×Nの画像信号をウエーブレット変換する工程と、 前記ウエーブレット変換されたウエーブレットデータに
対して、複数の量子化レベル毎に符号長の合計を算出す
る工程と、 前記複数の量子化レベルのうち、算出された符号長の合
計が制限値以内となり、かつ、優先順位の高い量子化レ
ベルを選択する工程と、 前記選択された量子化レベルで前記ウエーブレットデー
タを量子化処理し、エントロピー符号化を行う工程と、 を含むことを特徴とする画像符号化方法。 - 【請求項4】 画像信号をN×Nのブロックに分割する
工程と、 N×Nの画像信号をウエーブレット変換する工程と、 前記ウエーブレット変換されたウエーブレットデータに
対して、複数の量子化レベル毎に符号長の合計を算出す
る工程と、 前記複数の量子化レベルのうち、算出された符号長の合
計が制限値以内となり、かつ、優先順位の高い量子化レ
ベルを選択する工程と、 前記選択された量子化レベルで前記ウエーブレットデー
タを量子化処理し、エントロピー符号化を行う工程と、 前記複数の量子化レベルで算出された符号長の合計が全
て制限値以内にない場合には、N×Nの画像信号に対し
て固定長圧縮を行う工程と、 を含むことを特徴とする画像符号化方法。 - 【請求項5】 画像信号をN×Nのブロックに分割する
分割手段と、 1ライン分のN×Nの画像信号をウエーブレット変換す
るウエーブレット変換手段と、 前記ウエーブレット変換された1ライン分のN×Nのウ
エーブレットデータに対して、複数の量子化レベル毎に
1ライン分の符号長の合計を算出する符号長算出手段
と、 前記複数の量子化レベルのうち、前記符号長算出手段で
算出された1ライン分の符号長の合計が制限値以内とな
り、かつ、優先順位の高い量子化レベルを選択する選択
手段と、 前記選択手段で選択された量子化レベルで、前記1ライ
ン分のN×Nのウエーブレットデータを量子化処理し、
エントロピー符号化を行うエントロピー符号化手段と、 を備えたことを特徴とする画像符号化装置。 - 【請求項6】 画像信号をN×Nのブロックに分割する
分割手段と、 1ライン分のN×Nの画像信号をウエーブレット変換す
るウエーブレット変換手段と、 前記ウエーブレット変換された1ライン分のN×Nのウ
エーブレットデータに対して、複数の量子化レベル毎に
1ライン分の符号長の合計を算出する符号長算出手段
と、 前記複数の量子化レベルのうち、符号長算出手段で算出
された1ライン分の符号長の合計が制限値以内となり、
かつ、優先順位の高い量子化レベルを選択する選択手段
と、 前記選択手段で選択された量子化レベルで、前記1ライ
ン分のN×Nのウエーブレットデータを量子化処理し、
エントロピー符号化を行うエントロピー符号化手段と、 前記符号長算出手段で算出された前記複数の量子化レベ
ルでの1ライン分の符号長の合計が全て制限値以内にな
い場合には、前記1ライン分のN×Nの画像信号に対し
て固定長圧縮を行う固定長圧縮手段と、 を備えたことを特徴とする画像符号化装置。 - 【請求項7】 画像信号をN×Nのブロックに分割する
工程と、 1ライン分のN×Nの画像信号をウエーブレット変換す
る工程と、 前記ウエーブレット変換された1ライン分のN×Nのウ
エーブレットデータに対して、複数の量子化レベル毎に
1ライン分の符号長の合計を算出する工程と、 前記複数の量子化レベルのうち、算出された1ライン分
の符号長の合計が制限値以内となり、かつ、優先順位の
高い量子化レベルを選択する工程と、 前記選択された量子化レベルで1ライン分のN×Nのウ
エーブレットデータを量子化処理し、エントロピー符号
化を行う工程と、 を含むことを特徴とする画像符号化方法。 - 【請求項8】 画像信号をN×Nのブロックに分割する
工程と、 1ライン分のN×Nの画像信号をウエーブレット変換す
る工程と、 前記ウエーブレット変換されたN×Nのウエーブレット
データに対して、複数の量子化レベル毎に1ライン分の
符号長の合計を算出する工程と、 前記複数の量子化レベルのうち、算出された1ライン分
の符号長の合計が制限値以内となり、かつ、優先順位の
高い量子化レベルを選択する工程と、 前記選択された量子化レベルで、1ライン分のN×Nの
ウエーブレットデータを量子化処理し、エントロピー符
号化を行う工程と,前記複数の量子化レベルで算出され
た1ライン分の符号長の合計が全て制限値以内にない場
合には、前記1ライン分のN×Nの画像信号に対して固
定長圧縮を行う工程と、 を含むことを特徴とする画像符号化方法。 - 【請求項9】 請求項3、請求項4、請求項7、および
請求項8のいずれか1つに記載の発明の各工程をコンピ
ュータに実行させるためのプログラムを記録したことを
特徴とするコンピュータが読み取り可能な記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000031061A JP2001224027A (ja) | 2000-02-08 | 2000-02-08 | 画像符号化装置、画像符号化方法、およびコンピュータが実行可能なプログラムを記録した記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000031061A JP2001224027A (ja) | 2000-02-08 | 2000-02-08 | 画像符号化装置、画像符号化方法、およびコンピュータが実行可能なプログラムを記録した記録媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001224027A true JP2001224027A (ja) | 2001-08-17 |
Family
ID=18555982
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000031061A Pending JP2001224027A (ja) | 2000-02-08 | 2000-02-08 | 画像符号化装置、画像符号化方法、およびコンピュータが実行可能なプログラムを記録した記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001224027A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010041488A1 (ja) * | 2008-10-10 | 2010-04-15 | 株式会社東芝 | 動画像符号化装置 |
JP2021072485A (ja) * | 2019-10-29 | 2021-05-06 | 株式会社リコー | 符号化装置、復号化装置、符号化方法、復号化方法、符号化プログラム及び復号化プログラム |
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-
2000
- 2000-02-08 JP JP2000031061A patent/JP2001224027A/ja active Pending
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