JP2004284064A - 印加電圧値決定方法、画像出力装置、印加電圧値決定処理プログラムおよび該プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】電圧を受けることによりインクを吐出するインクジェットヘッドの個体差を解消する。
【解決手段】本来は、インクジェットヘッドに標準値V0の電圧を印加すると、濃度d0(例えば25%)のインクが印刷される。しかし、インクジェットヘッドの個体差により、V1の電圧を印加しないと濃度d0にならない。このV1を決定するために、V0+ΔVおよびV0−ΔVの測定用電圧をインクジェットヘッドに印加して印刷し、濃度d3およびd2を測定し、直線補間する。この直線の濃度d0に対応する電圧がV1である。
【選択図】 図6
【解決手段】本来は、インクジェットヘッドに標準値V0の電圧を印加すると、濃度d0(例えば25%)のインクが印刷される。しかし、インクジェットヘッドの個体差により、V1の電圧を印加しないと濃度d0にならない。このV1を決定するために、V0+ΔVおよびV0−ΔVの測定用電圧をインクジェットヘッドに印加して印刷し、濃度d3およびd2を測定し、直線補間する。この直線の濃度d0に対応する電圧がV1である。
【選択図】 図6
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電圧を受けることによりインクを吐出するインクジェットヘッドの個体差を解消する、いわゆるキャリブレーションに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、インクジェットヘッドを備えたプリンタが普及している。インクジェットヘッドは、電圧を受けることによりインクを吐出する。吐出されたインクは印刷用紙などのメディアに付着する。これにより、メディアへの印刷が行われる。一般的には、特許文献1(第2図参照)に記載のように、印刷用紙に形成されるドットの直径は、インクジェットヘッドにかける電圧により決定できる。
【0003】
【特許文献1】
特公平6−79853号公報(第2図)
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、インクジェットヘッドには個体差がある。例えば、インクジェットヘッドに電圧Vをかけたときにドット径dを得るようにインクジェットヘッドを製造したとする。しかし、実際に製造されたインクジェットヘッドAには電圧V+ΔVaをかけないとドット径dを得られない、実際に製造されたインクジェットヘッドBには電圧V+ΔVbをかけないとドット径dを得られないといったことが起こり得る。
【0004】
このようなインクジェットヘッドの個体差を放置しておけば、印刷用紙には所望の直径のドットが印刷されない。これにより、所望の濃度が得られないなどといった画質の劣化を生ずる。
【0005】
そこで、本発明は、電圧を受けることによりインクを吐出するインクジェットヘッドの個体差を解消することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、印加された電圧に対応した量のインクを吐出するインク吐出手段を有する画像出力装置において、インク吐出手段に印加すべき電圧の値を決定する印加電圧値決定方法であって、インク吐出手段に複数の値の測定用電圧を印加する測定用電圧印加工程と、測定用電圧の印加によってインク吐出手段から吐出されたインクを用いてメディアに印刷する印刷工程と、メディアに印刷されたインクの濃度を測定する濃度測定工程と、測定用電圧の値と、対応する測定されたインクの濃度とに基づき、所定の濃度をメディアにおいて実現する場合にインク吐出手段に印加すべき電圧の値を決定する印加電圧値決定工程とを備えるように構成される。
【0007】
上記のように構成された発明によれば、印加された電圧に対応した量のインクを吐出するインク吐出手段を有する画像出力装置において、インク吐出手段に印加すべき電圧の値を決定することができる。
【0008】
すなわち、測定用電圧印加工程は、インク吐出手段に複数の値の測定用電圧を印加する。印刷工程は、測定用電圧の印加によってインク吐出手段から吐出されたインクを用いてメディアに印刷する。濃度測定工程は、メディアに印刷されたインクの濃度を測定する。印加電圧値決定工程は、測定用電圧の値と、対応する測定されたインクの濃度とにより、所定の濃度をメディアにおいて実現する場合にインク吐出手段に印加すべき電圧の値を決定する。
【0009】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明であって、測定用電圧の値の間に、所定の濃度をメディアにおいて実現する場合にインク吐出手段に印加すべき電圧の標準値があるように構成される。
【0010】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明であって、測定用電圧の値は、標準値に所定の差分を加えた値および減じた値であるように構成される。
【0011】
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の発明であって、印加電圧値決定工程において、二つの測定用電圧の値の差と、対応する二つの測定されたインクの濃度の差との比を用いるように構成される。
【0012】
請求項5に記載の発明は、印加された電圧に対応した量のインクを吐出するインク吐出手段と、請求項1ないし4のいずれか一項に記載の発明により決定された印加すべき電圧の値を記録する印加電圧値記録手段と、インク吐出手段に印加する電圧値を印加電圧値記録手段の記録内容に基づき決定する印加電圧値決定手段とを備えるように構成される。
【0013】
請求項6に記載の発明は、印加された電圧に対応した量のインクを吐出するインク吐出手段を有する画像出力装置であって、インク吐出手段に複数の値の測定用電圧を印加し、測定用電圧の印加によってインク吐出手段から吐出されたインクを用いてメディアに印刷し、メディアに印刷されたインクの濃度を測定した画像出力装置について、インク吐出手段に印加すべき電圧の値を決定する印加電圧値決定処理をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、測定用電圧の値と、対応する測定されたインクの濃度とに基づき、所定の濃度をメディアにおいて実現する場合にインク吐出手段に印加すべき電圧の値を決定する印加電圧値決定処理をコンピュータに実行させるためのプログラムである。
【0014】
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載のプログラムを記録したコンピュータによって読取可能な記録媒体である。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0016】
図1は、本発明の実施形態にかかる画像出力装置の構成を示すブロック図である。画像出力装置1は、制御回路10、インタフェース回路20、ヘッド駆動回路30、インクジェットヘッド40を備える。
【0017】
制御回路10は、CPU102、ROM104、RAM106を有する。CPU102は、ROM104およびRAM106に記録されたプログラムおよびデータに基づき、インクジェットヘッド40に印加する電圧の値を決定する。そして、インタフェース回路20を介して、ヘッド駆動回路30に与える。ROM104は読み出し専用のメモリである。RAM106は読み出しおよび書き込み可能なメモリである。
【0018】
インタフェース回路20は、制御回路10とヘッド駆動回路30とのインタフェースである。
【0019】
ヘッド駆動回路30は、インクジェットヘッド40に印加すべき電圧の値を制御回路10からインタフェース回路20を介して受ける。そして、インクジェットヘッド40に電圧を印加する。
【0020】
インクジェットヘッド40は、印加された電圧に対応して変形する。インクジェットヘッド40は、例えばピエゾ素子である。インクジェットヘッド40は、印加された電圧に対応してインクを吐出するためのものである。
【0021】
図2は、インクジェットヘッド40を用いてインクを吐出するためのインク吐出機構の断面図である。インク吐出機構は、画像出力装置1の一部であり、インクジェットヘッド40、インクタンク52、インク通路54、ノズル56を有する。
【0022】
インクタンク52にはインクが溜められている。インクの色は、C(シアン)M(マゼンタ)Y(イエロー)K(ブラック)Lc(ライトシアン)Lm(ライトマゼンタ)の六種類がある。よって、インク吐出機構も色の種類に対応して六個ある。
【0023】
インク通路54はインクタンク52に溜められたインクを導く通路である。
【0024】
ノズル56は、インク通路54の先端に設けられたノズルであり、インクが噴出する。
【0025】
ノズル56の近傍の、インク通路54の上側には、インクジェットヘッド40が配置されている。インクジェットヘッド40が接するインク通路54の部分は、インクジェットヘッド40の変形に応じて撓むことができる。
【0026】
図3は、インク吐出機構のインクジェットヘッド40付近の拡大断面図である。インクジェットヘッド40に電圧が印加されていない場合は図3(a)に示すように、特にインクは噴出しない。しかし、インクジェットヘッド40に電圧が印加された場合は図3(b)に示すように、インクジェットヘッド40が矢印方向に変形しインク通路54を下側に撓ませる。これにより、インク通路54中のインクが押圧され、ノズル56から噴出する。ノズル56から噴出されたインクは粒状(インク粒)となり、ノズル56の下に置かれたメディア(例えば、印刷用紙など)に到達する。これにより、メディアに印刷が行える。先に述べたようにインクは六色あるのでカラー印刷が可能である。
【0027】
なお、インクジェットヘッド40に印加される電圧によって、インクジェットヘッド40の変形量が決定される。また、インクジェットヘッド40の変形量によって、ノズル56から噴出するインクの量も決定される。ノズル56から噴出するインクの量は、メディアにおけるインクの色の濃度を決定する。よって、インクジェットヘッド40に印加される電圧によって、メディアにおけるインクの色の濃度が決定される。
【0028】
図4に示すように、画像出力装置1の仮想的な標準機においては、インクジェットヘッド40に印加される電圧が標準値V0の場合に、所定の濃度d0(例えば、C、M、Y、Kについては濃度25%、Lc、Lmについては濃度50%)が得られるようになっている。ただし、一定の領域Aに一定の個数Nのドットを形成するものとする。なお、ドットは、大、中、小の三種類を形成できる。ただし、インクジェットヘッド40に印加する電圧のパターンは二種類であり、それぞれが、大、中、小ドットのいずれかに対応している。例えば、一方の電圧パターンは大ドットに、他方の電圧パターンは小ドットに対応している。この場合、一方の電圧パターンと他方の電圧パターンとを組み合わせて、中ドットを形成する。
【0029】
ところで、実際に製造される画像出力装置1(実機)においては誤差がある。よって、インクジェットヘッド40に印加される電圧がV0の場合に得られる濃度d1は、たとえ一定の領域Aに一定の個数Nのドットを形成しても、d0とは異なる。誤差(=d1−d0)は、個々の実機により異なり、個体差ともいわれる。このような個体差は、画質の劣化を招くなどの好ましくない効果を奏するため、解消することが好ましい。本発明の実施形態にかかる画像出力装置1においては、制御回路10によって、個体差の解消を図っている。なお、制御回路10は、画像出力装置1の外部に設けることも可能である。
【0030】
図5は、本発明の実施形態にかかる画像出力装置1の構成を示すブロック図であって、特に、制御回路10の機能を詳細に示した機能ブロック図である。画像出力装置1は、制御回路10、インタフェース回路20、ヘッド駆動回路30、インクジェットヘッド40を備える。制御回路10は、画像入力部12、画像処理部14、印加電圧値記録部16、印加電圧値決定部18を有する。なお、インタフェース回路20、ヘッド駆動回路30、インクジェットヘッド40は、すでに図1を参照して説明したとおりである。
【0031】
画像入力部12は、画像出力装置1に接続されたホストコンピュータ(図示省略)から、画素またはドット毎のRGB各色の階調データからなる画像データを受けて、出力する。なお、RGBとは、R(赤)G(緑)B(青)を意味する。
【0032】
画像処理部14は、画像入力部12からRGB各色の階調データからなる画像データを受け、C、M、Y、K、Lc、Lmの階調データに変換する。
【0033】
印加電圧値記録部16は、C、M、Y、K、Lc、Lmの各色について、インクジェットヘッド40に印加すべき電圧を記録する。インクジェットヘッド40に印加すべき電圧の決定法を、図6および図7を参照して説明する。図6は、画像出力装置1の実機における、インクジェットヘッド40に印加される電圧とインクの濃度との対応を示す図である。図7はインクジェットヘッド40に印加すべき電圧の決定法を示すフローチャートである。
【0034】
まず、標準値V0に所定の差分ΔV(例えば、2.5[V])を加減した値、V0+ΔV、V0−ΔVを測定用電圧として、各色ごとのインクジェットヘッド40に印加する(S10)。
【0035】
インクジェットヘッド40に電圧が印加されることにより、インクジェットヘッド40が変形し、ノズル56からインク粒が噴出する。このインク粒をメディアに受けることにより、印刷がなされる(S12)。ただし、一定の領域Aに一定の個数Nのドットを形成するようにするものとする。また、印刷は、各種のドット(例えば、大、小ドットのように、インクジェットヘッド40に印加する電圧のパターンに対応しているもの)および各色ごとに一つのパッチを印刷すればよい。しかし、複数階調(濃度)のパッチを印刷すれば、インクジェットヘッド40に印加すべき電圧の決定をより正確に行うことができる。
【0036】
次に、メディアに印刷されたインクの色の濃度を各色ごとに測定する(S14)。例えば、図6に示すように、ある色においては、インクジェットヘッド40に印加した電圧がV0+ΔVのときの濃度がd3、インクジェットヘッド40に印加した電圧がV0−ΔVのときの濃度がd2であるといったことがわかる。
【0037】
そして、(V0+ΔV、d3)および(V0−ΔV、d2)から、所定の濃度d0をメディアにおいて達成するためにインクジェットヘッド40に印加すべき電圧V1を決定する(S16)。
【0038】
具体的には、図6に示すように、(V0+ΔV、d3)および(V0−ΔV、d2)を直線で補間する。そして、補間した直線に基づき、所定の濃度d0(C、M、Y、Kについては濃度25%、Lc、Lmについては濃度50%)を達成できる電圧V1を求める。電圧V1が、C、M、Y、K、Lc、Lmの各色について、インクジェットヘッド40に印加すべき電圧である。
【0039】
各色ごとの電圧V1は、印加電圧値記録部16に記録される。ただし、電圧V1のかわりに標準値V0との差=V1−V0を記録しておいてもよい。
【0040】
印加電圧値決定部18は、印加電圧値記録部16の記録内容に基づき、インクジェットヘッド40に印加すべき電圧を決定する。例えば、色Cについて濃度25%を達成するためには電圧V1を印加すべき旨が印加電圧値記録部16に記録されていたとする。ここで、一定の領域Aにおいて、濃度50%の色Cを印刷したいものとする。この場合は、インクジェットヘッド40に印加すべき電圧をV1とし、一定の領域Aにおいて2N個のドットを形成するようにすればよい。
【0041】
このように、一定の領域Aに一定の個数Nのドットを形成した場合に、濃度25%(C、M、Y、K)あるいは50%(Lc、Lm)を達成できるような印加電圧V1を決定しておけば、ドット数を調整することで他の濃度を達成できる。
【0042】
本発明の実施形態によれば、電圧を受けることによりインクを吐出するインクジェットヘッドの個体差を解消できる。
【0043】
なお、ROM104あるいはRAM106に、画像入力部12、画像処理部14、印加電圧値記録部16および印加電圧値決定部18を実現するプログラムを記録し、CPU102によりプログラムを読み出して実行させれば、上記の各部分の機能が遂行される。
【0044】
また、上記の実施形態において、CPU、ハードディスク、メディア(フロッピーディスク、CD−ROMなど)読み取り装置を備えたコンピュータのメディア読み取り装置に、インクジェットヘッド40に印加すべき電圧V1を決定する工程(S16)を実現するプログラムを記録したメディアを読み取らせて、ハードディスクにインストールする。このような方法でも、インクジェットヘッド40に印加すべき電圧V1を決定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態にかかる画像出力装置の構成を示すブロック図である。
【図2】インクジェットヘッド40を用いてインクを吐出するためのインク吐出機構の断面図である。
【図3】インク吐出機構のインクジェットヘッド40付近の拡大断面図であり、インクジェットヘッド40に電圧が印加されていない場合(図3(a))、インクジェットヘッド40に電圧が印加された場合(図3(b))を示す。
【図4】画像出力装置1の仮想的な標準機および実機における、インクジェットヘッド40に印加される電圧とインクの濃度との対応を示す図である。
【図5】本発明の実施形態にかかる画像出力装置の構成を示すブロック図であって、特に、制御回路10の機能を詳細に示した機能ブロック図である。
【図6】画像出力装置1の実機における、インクジェットヘッド40に印加される電圧とインクの濃度との対応を示す図である。
【図7】インクジェットヘッド40に印加すべき電圧の決定法を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 画像出力装置
10 制御回路
12 画像入力部
14 画像処理部
16 印加電圧値記録部
18 印加電圧値決定部
20 インタフェース回路
30 ヘッド駆動回路
40 インクジェットヘッド
【発明の属する技術分野】
本発明は、電圧を受けることによりインクを吐出するインクジェットヘッドの個体差を解消する、いわゆるキャリブレーションに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、インクジェットヘッドを備えたプリンタが普及している。インクジェットヘッドは、電圧を受けることによりインクを吐出する。吐出されたインクは印刷用紙などのメディアに付着する。これにより、メディアへの印刷が行われる。一般的には、特許文献1(第2図参照)に記載のように、印刷用紙に形成されるドットの直径は、インクジェットヘッドにかける電圧により決定できる。
【0003】
【特許文献1】
特公平6−79853号公報(第2図)
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、インクジェットヘッドには個体差がある。例えば、インクジェットヘッドに電圧Vをかけたときにドット径dを得るようにインクジェットヘッドを製造したとする。しかし、実際に製造されたインクジェットヘッドAには電圧V+ΔVaをかけないとドット径dを得られない、実際に製造されたインクジェットヘッドBには電圧V+ΔVbをかけないとドット径dを得られないといったことが起こり得る。
【0004】
このようなインクジェットヘッドの個体差を放置しておけば、印刷用紙には所望の直径のドットが印刷されない。これにより、所望の濃度が得られないなどといった画質の劣化を生ずる。
【0005】
そこで、本発明は、電圧を受けることによりインクを吐出するインクジェットヘッドの個体差を解消することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、印加された電圧に対応した量のインクを吐出するインク吐出手段を有する画像出力装置において、インク吐出手段に印加すべき電圧の値を決定する印加電圧値決定方法であって、インク吐出手段に複数の値の測定用電圧を印加する測定用電圧印加工程と、測定用電圧の印加によってインク吐出手段から吐出されたインクを用いてメディアに印刷する印刷工程と、メディアに印刷されたインクの濃度を測定する濃度測定工程と、測定用電圧の値と、対応する測定されたインクの濃度とに基づき、所定の濃度をメディアにおいて実現する場合にインク吐出手段に印加すべき電圧の値を決定する印加電圧値決定工程とを備えるように構成される。
【0007】
上記のように構成された発明によれば、印加された電圧に対応した量のインクを吐出するインク吐出手段を有する画像出力装置において、インク吐出手段に印加すべき電圧の値を決定することができる。
【0008】
すなわち、測定用電圧印加工程は、インク吐出手段に複数の値の測定用電圧を印加する。印刷工程は、測定用電圧の印加によってインク吐出手段から吐出されたインクを用いてメディアに印刷する。濃度測定工程は、メディアに印刷されたインクの濃度を測定する。印加電圧値決定工程は、測定用電圧の値と、対応する測定されたインクの濃度とにより、所定の濃度をメディアにおいて実現する場合にインク吐出手段に印加すべき電圧の値を決定する。
【0009】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明であって、測定用電圧の値の間に、所定の濃度をメディアにおいて実現する場合にインク吐出手段に印加すべき電圧の標準値があるように構成される。
【0010】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明であって、測定用電圧の値は、標準値に所定の差分を加えた値および減じた値であるように構成される。
【0011】
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の発明であって、印加電圧値決定工程において、二つの測定用電圧の値の差と、対応する二つの測定されたインクの濃度の差との比を用いるように構成される。
【0012】
請求項5に記載の発明は、印加された電圧に対応した量のインクを吐出するインク吐出手段と、請求項1ないし4のいずれか一項に記載の発明により決定された印加すべき電圧の値を記録する印加電圧値記録手段と、インク吐出手段に印加する電圧値を印加電圧値記録手段の記録内容に基づき決定する印加電圧値決定手段とを備えるように構成される。
【0013】
請求項6に記載の発明は、印加された電圧に対応した量のインクを吐出するインク吐出手段を有する画像出力装置であって、インク吐出手段に複数の値の測定用電圧を印加し、測定用電圧の印加によってインク吐出手段から吐出されたインクを用いてメディアに印刷し、メディアに印刷されたインクの濃度を測定した画像出力装置について、インク吐出手段に印加すべき電圧の値を決定する印加電圧値決定処理をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、測定用電圧の値と、対応する測定されたインクの濃度とに基づき、所定の濃度をメディアにおいて実現する場合にインク吐出手段に印加すべき電圧の値を決定する印加電圧値決定処理をコンピュータに実行させるためのプログラムである。
【0014】
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載のプログラムを記録したコンピュータによって読取可能な記録媒体である。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0016】
図1は、本発明の実施形態にかかる画像出力装置の構成を示すブロック図である。画像出力装置1は、制御回路10、インタフェース回路20、ヘッド駆動回路30、インクジェットヘッド40を備える。
【0017】
制御回路10は、CPU102、ROM104、RAM106を有する。CPU102は、ROM104およびRAM106に記録されたプログラムおよびデータに基づき、インクジェットヘッド40に印加する電圧の値を決定する。そして、インタフェース回路20を介して、ヘッド駆動回路30に与える。ROM104は読み出し専用のメモリである。RAM106は読み出しおよび書き込み可能なメモリである。
【0018】
インタフェース回路20は、制御回路10とヘッド駆動回路30とのインタフェースである。
【0019】
ヘッド駆動回路30は、インクジェットヘッド40に印加すべき電圧の値を制御回路10からインタフェース回路20を介して受ける。そして、インクジェットヘッド40に電圧を印加する。
【0020】
インクジェットヘッド40は、印加された電圧に対応して変形する。インクジェットヘッド40は、例えばピエゾ素子である。インクジェットヘッド40は、印加された電圧に対応してインクを吐出するためのものである。
【0021】
図2は、インクジェットヘッド40を用いてインクを吐出するためのインク吐出機構の断面図である。インク吐出機構は、画像出力装置1の一部であり、インクジェットヘッド40、インクタンク52、インク通路54、ノズル56を有する。
【0022】
インクタンク52にはインクが溜められている。インクの色は、C(シアン)M(マゼンタ)Y(イエロー)K(ブラック)Lc(ライトシアン)Lm(ライトマゼンタ)の六種類がある。よって、インク吐出機構も色の種類に対応して六個ある。
【0023】
インク通路54はインクタンク52に溜められたインクを導く通路である。
【0024】
ノズル56は、インク通路54の先端に設けられたノズルであり、インクが噴出する。
【0025】
ノズル56の近傍の、インク通路54の上側には、インクジェットヘッド40が配置されている。インクジェットヘッド40が接するインク通路54の部分は、インクジェットヘッド40の変形に応じて撓むことができる。
【0026】
図3は、インク吐出機構のインクジェットヘッド40付近の拡大断面図である。インクジェットヘッド40に電圧が印加されていない場合は図3(a)に示すように、特にインクは噴出しない。しかし、インクジェットヘッド40に電圧が印加された場合は図3(b)に示すように、インクジェットヘッド40が矢印方向に変形しインク通路54を下側に撓ませる。これにより、インク通路54中のインクが押圧され、ノズル56から噴出する。ノズル56から噴出されたインクは粒状(インク粒)となり、ノズル56の下に置かれたメディア(例えば、印刷用紙など)に到達する。これにより、メディアに印刷が行える。先に述べたようにインクは六色あるのでカラー印刷が可能である。
【0027】
なお、インクジェットヘッド40に印加される電圧によって、インクジェットヘッド40の変形量が決定される。また、インクジェットヘッド40の変形量によって、ノズル56から噴出するインクの量も決定される。ノズル56から噴出するインクの量は、メディアにおけるインクの色の濃度を決定する。よって、インクジェットヘッド40に印加される電圧によって、メディアにおけるインクの色の濃度が決定される。
【0028】
図4に示すように、画像出力装置1の仮想的な標準機においては、インクジェットヘッド40に印加される電圧が標準値V0の場合に、所定の濃度d0(例えば、C、M、Y、Kについては濃度25%、Lc、Lmについては濃度50%)が得られるようになっている。ただし、一定の領域Aに一定の個数Nのドットを形成するものとする。なお、ドットは、大、中、小の三種類を形成できる。ただし、インクジェットヘッド40に印加する電圧のパターンは二種類であり、それぞれが、大、中、小ドットのいずれかに対応している。例えば、一方の電圧パターンは大ドットに、他方の電圧パターンは小ドットに対応している。この場合、一方の電圧パターンと他方の電圧パターンとを組み合わせて、中ドットを形成する。
【0029】
ところで、実際に製造される画像出力装置1(実機)においては誤差がある。よって、インクジェットヘッド40に印加される電圧がV0の場合に得られる濃度d1は、たとえ一定の領域Aに一定の個数Nのドットを形成しても、d0とは異なる。誤差(=d1−d0)は、個々の実機により異なり、個体差ともいわれる。このような個体差は、画質の劣化を招くなどの好ましくない効果を奏するため、解消することが好ましい。本発明の実施形態にかかる画像出力装置1においては、制御回路10によって、個体差の解消を図っている。なお、制御回路10は、画像出力装置1の外部に設けることも可能である。
【0030】
図5は、本発明の実施形態にかかる画像出力装置1の構成を示すブロック図であって、特に、制御回路10の機能を詳細に示した機能ブロック図である。画像出力装置1は、制御回路10、インタフェース回路20、ヘッド駆動回路30、インクジェットヘッド40を備える。制御回路10は、画像入力部12、画像処理部14、印加電圧値記録部16、印加電圧値決定部18を有する。なお、インタフェース回路20、ヘッド駆動回路30、インクジェットヘッド40は、すでに図1を参照して説明したとおりである。
【0031】
画像入力部12は、画像出力装置1に接続されたホストコンピュータ(図示省略)から、画素またはドット毎のRGB各色の階調データからなる画像データを受けて、出力する。なお、RGBとは、R(赤)G(緑)B(青)を意味する。
【0032】
画像処理部14は、画像入力部12からRGB各色の階調データからなる画像データを受け、C、M、Y、K、Lc、Lmの階調データに変換する。
【0033】
印加電圧値記録部16は、C、M、Y、K、Lc、Lmの各色について、インクジェットヘッド40に印加すべき電圧を記録する。インクジェットヘッド40に印加すべき電圧の決定法を、図6および図7を参照して説明する。図6は、画像出力装置1の実機における、インクジェットヘッド40に印加される電圧とインクの濃度との対応を示す図である。図7はインクジェットヘッド40に印加すべき電圧の決定法を示すフローチャートである。
【0034】
まず、標準値V0に所定の差分ΔV(例えば、2.5[V])を加減した値、V0+ΔV、V0−ΔVを測定用電圧として、各色ごとのインクジェットヘッド40に印加する(S10)。
【0035】
インクジェットヘッド40に電圧が印加されることにより、インクジェットヘッド40が変形し、ノズル56からインク粒が噴出する。このインク粒をメディアに受けることにより、印刷がなされる(S12)。ただし、一定の領域Aに一定の個数Nのドットを形成するようにするものとする。また、印刷は、各種のドット(例えば、大、小ドットのように、インクジェットヘッド40に印加する電圧のパターンに対応しているもの)および各色ごとに一つのパッチを印刷すればよい。しかし、複数階調(濃度)のパッチを印刷すれば、インクジェットヘッド40に印加すべき電圧の決定をより正確に行うことができる。
【0036】
次に、メディアに印刷されたインクの色の濃度を各色ごとに測定する(S14)。例えば、図6に示すように、ある色においては、インクジェットヘッド40に印加した電圧がV0+ΔVのときの濃度がd3、インクジェットヘッド40に印加した電圧がV0−ΔVのときの濃度がd2であるといったことがわかる。
【0037】
そして、(V0+ΔV、d3)および(V0−ΔV、d2)から、所定の濃度d0をメディアにおいて達成するためにインクジェットヘッド40に印加すべき電圧V1を決定する(S16)。
【0038】
具体的には、図6に示すように、(V0+ΔV、d3)および(V0−ΔV、d2)を直線で補間する。そして、補間した直線に基づき、所定の濃度d0(C、M、Y、Kについては濃度25%、Lc、Lmについては濃度50%)を達成できる電圧V1を求める。電圧V1が、C、M、Y、K、Lc、Lmの各色について、インクジェットヘッド40に印加すべき電圧である。
【0039】
各色ごとの電圧V1は、印加電圧値記録部16に記録される。ただし、電圧V1のかわりに標準値V0との差=V1−V0を記録しておいてもよい。
【0040】
印加電圧値決定部18は、印加電圧値記録部16の記録内容に基づき、インクジェットヘッド40に印加すべき電圧を決定する。例えば、色Cについて濃度25%を達成するためには電圧V1を印加すべき旨が印加電圧値記録部16に記録されていたとする。ここで、一定の領域Aにおいて、濃度50%の色Cを印刷したいものとする。この場合は、インクジェットヘッド40に印加すべき電圧をV1とし、一定の領域Aにおいて2N個のドットを形成するようにすればよい。
【0041】
このように、一定の領域Aに一定の個数Nのドットを形成した場合に、濃度25%(C、M、Y、K)あるいは50%(Lc、Lm)を達成できるような印加電圧V1を決定しておけば、ドット数を調整することで他の濃度を達成できる。
【0042】
本発明の実施形態によれば、電圧を受けることによりインクを吐出するインクジェットヘッドの個体差を解消できる。
【0043】
なお、ROM104あるいはRAM106に、画像入力部12、画像処理部14、印加電圧値記録部16および印加電圧値決定部18を実現するプログラムを記録し、CPU102によりプログラムを読み出して実行させれば、上記の各部分の機能が遂行される。
【0044】
また、上記の実施形態において、CPU、ハードディスク、メディア(フロッピーディスク、CD−ROMなど)読み取り装置を備えたコンピュータのメディア読み取り装置に、インクジェットヘッド40に印加すべき電圧V1を決定する工程(S16)を実現するプログラムを記録したメディアを読み取らせて、ハードディスクにインストールする。このような方法でも、インクジェットヘッド40に印加すべき電圧V1を決定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態にかかる画像出力装置の構成を示すブロック図である。
【図2】インクジェットヘッド40を用いてインクを吐出するためのインク吐出機構の断面図である。
【図3】インク吐出機構のインクジェットヘッド40付近の拡大断面図であり、インクジェットヘッド40に電圧が印加されていない場合(図3(a))、インクジェットヘッド40に電圧が印加された場合(図3(b))を示す。
【図4】画像出力装置1の仮想的な標準機および実機における、インクジェットヘッド40に印加される電圧とインクの濃度との対応を示す図である。
【図5】本発明の実施形態にかかる画像出力装置の構成を示すブロック図であって、特に、制御回路10の機能を詳細に示した機能ブロック図である。
【図6】画像出力装置1の実機における、インクジェットヘッド40に印加される電圧とインクの濃度との対応を示す図である。
【図7】インクジェットヘッド40に印加すべき電圧の決定法を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 画像出力装置
10 制御回路
12 画像入力部
14 画像処理部
16 印加電圧値記録部
18 印加電圧値決定部
20 インタフェース回路
30 ヘッド駆動回路
40 インクジェットヘッド
Claims (7)
- 印加された電圧に対応した量のインクを吐出するインク吐出手段を有する画像出力装置において、前記インク吐出手段に印加すべき電圧の値を決定する印加電圧値決定方法であって、
前記インク吐出手段に複数の値の測定用電圧を印加する測定用電圧印加工程と、
前記測定用電圧の印加によって前記インク吐出手段から吐出されたインクを用いてメディアに印刷する印刷工程と、
前記メディアに印刷されたインクの濃度を測定する濃度測定工程と、
前記測定用電圧の値と、対応する測定されたインクの濃度とに基づき、所定の濃度を前記メディアにおいて実現する場合に前記インク吐出手段に印加すべき電圧の値を決定する印加電圧値決定工程と、
を備えた印加電圧値決定方法。 - 請求項1に記載の印加電圧値決定方法であって、
前記測定用電圧の値の間に、前記所定の濃度を前記メディアにおいて実現する場合に前記インク吐出手段に印加すべき電圧の標準値がある、
印加電圧値決定方法。 - 請求項2に記載の印加電圧値決定方法であって、
前記測定用電圧の値は、前記標準値に所定の差分を加えた値および減じた値である、
印加電圧値決定方法。 - 請求項1に記載の印加電圧値決定方法であって、
前記印加電圧値決定工程において、二つの測定用電圧の値の差と、対応する二つの測定されたインクの濃度の差との比を用いる、
印加電圧値決定方法。 - 印加された電圧に対応した量のインクを吐出するインク吐出手段と、
請求項1ないし4のいずれか一項に記載の印加電圧値決定方法により決定された前記印加すべき電圧の値を記録する印加電圧値記録手段と、
前記インク吐出手段に印加する電圧値を前記印加電圧値記録手段の記録内容に基づき決定する印加電圧値決定手段と、
を備えた画像出力装置。 - 印加された電圧に対応した量のインクを吐出するインク吐出手段を有する画像出力装置であって、前記インク吐出手段に複数の値の測定用電圧を印加し、前記測定用電圧の印加によって前記インク吐出手段から吐出されたインクを用いてメディアに印刷し、前記メディアに印刷されたインクの濃度を測定した画像出力装置について、前記インク吐出手段に印加すべき電圧の値を決定する印加電圧値決定処理をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
前記測定用電圧の値と、対応する測定されたインクの濃度とに基づき、所定の濃度を前記メディアにおいて実現する場合に前記インク吐出手段に印加すべき電圧の値を決定する印加電圧値決定処理をコンピュータに実行させるためのプログラム。 - 請求項6に記載のプログラムを記録したコンピュータによって読取可能な記録媒体。
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