JPH0233481B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0233481B2 JPH0233481B2 JP57041176A JP4117682A JPH0233481B2 JP H0233481 B2 JPH0233481 B2 JP H0233481B2 JP 57041176 A JP57041176 A JP 57041176A JP 4117682 A JP4117682 A JP 4117682A JP H0233481 B2 JPH0233481 B2 JP H0233481B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- laminate
- adhesive
- high frequency
- pressing
- pressed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 claims description 14
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 claims description 14
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims description 14
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 5
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 claims description 3
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 11
- 238000005056 compaction Methods 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 238000010030 laminating Methods 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000003475 lamination Methods 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Landscapes
- Manufacture Of Wood Veneers (AREA)
- Finished Plywoods (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、フリツチの製法に関するものであ
る。
る。
従来、集成化粧単板等の製造に用いられるフリ
ツチは、つぎのようにして製造されていた。すな
わち、所定の枚数(30〜70枚)の素材単板にそれ
ぞれ接着剤を塗布して積層しこの積層体(1ブツ
ク)を上下一対の型で圧締(仮圧締)して接着剤
が硬化したのち、その生成フリツチの上にさらに
次の1ブツクを重ねて圧締し最後に本圧締すると
いうことにより製造されていた。この方法では、
常温下において圧締して接着剤を硬化させるた
め、1段(1ブツク)ごとの圧締(仮圧締)時間
を30分も要し生産性の点で問題があつた。
ツチは、つぎのようにして製造されていた。すな
わち、所定の枚数(30〜70枚)の素材単板にそれ
ぞれ接着剤を塗布して積層しこの積層体(1ブツ
ク)を上下一対の型で圧締(仮圧締)して接着剤
が硬化したのち、その生成フリツチの上にさらに
次の1ブツクを重ねて圧締し最後に本圧締すると
いうことにより製造されていた。この方法では、
常温下において圧締して接着剤を硬化させるた
め、1段(1ブツク)ごとの圧締(仮圧締)時間
を30分も要し生産性の点で問題があつた。
この発明は、このような事情に鑑みなされたも
ので、複数枚の素材単板を接着剤を介して積層
し、この積層体を一対の型を用いて圧締すること
によりフリツチ化する方法であつて、積層体の圧
締の際に、積層体に対して高周波加熱を施すこと
をその要旨とするものである。
ので、複数枚の素材単板を接着剤を介して積層
し、この積層体を一対の型を用いて圧締すること
によりフリツチ化する方法であつて、積層体の圧
締の際に、積層体に対して高周波加熱を施すこと
をその要旨とするものである。
すなわち、この発明は、積層体の圧締の際、高
周波加熱を施すため、単板が昇温し、接着剤の硬
化が迅速に行われるようになる。したがつて、圧
締時間の大幅な短縮化を実現しうるようになる。
周波加熱を施すため、単板が昇温し、接着剤の硬
化が迅速に行われるようになる。したがつて、圧
締時間の大幅な短縮化を実現しうるようになる。
つぎに、この発明を図面にもとづいて説明す
る。
る。
図面はこの発明の一例の説明図である。図にお
いて、1は固定上型、2は可動下型、3は高周波
電極板である。下型2の上には接着剤硬化済のフ
リツチ4が載せられ、その最上段に新たな積層体
(圧締前)5が載せられている。この積層体5は、
その側面を上記高周波電極板3により高周波加熱
されるようになつている。この場合、高周波電極
板3は、新たな積層体5だけを加熱すれば足りる
ため、その寸法は、上記新たな積層体5の側面の
寸法よりやや大きめに設定される。また、高周波
電極板3は、図面に示すように、上型1および下
型2のうち、固定されている側(上型1)に設け
られている。
いて、1は固定上型、2は可動下型、3は高周波
電極板である。下型2の上には接着剤硬化済のフ
リツチ4が載せられ、その最上段に新たな積層体
(圧締前)5が載せられている。この積層体5は、
その側面を上記高周波電極板3により高周波加熱
されるようになつている。この場合、高周波電極
板3は、新たな積層体5だけを加熱すれば足りる
ため、その寸法は、上記新たな積層体5の側面の
寸法よりやや大きめに設定される。また、高周波
電極板3は、図面に示すように、上型1および下
型2のうち、固定されている側(上型1)に設け
られている。
この構成において、積層体5のフリツチ化は、
高周波電極板3によつて高周波加熱を行いながら
加圧することにより行われる。
高周波電極板3によつて高周波加熱を行いながら
加圧することにより行われる。
この場合、高周波加熱により接着剤の硬化が極
めて速くなるため、圧締時間を従来よりも著しく
短縮しうるようになる。また、積層体の側面から
高周波を当てるため、接着剤が未硬化状態の積層
体5のみを高周波加熱しうる。もし、上下方向か
ら高周波を当てるようにすると、最初にフリツチ
化した部分の単板が何回も加熱されることとなる
ため、エネルギーロスが生じたり、また単板から
水分が蒸散してその含水率が低くなりすぎ、フリ
ツチのスライス時に、スライスが困難になるとい
うような事態が発生する。上記のように、積層体
の側面から高周波加熱することにより、このよう
な事態の発生が回避されるのである。
めて速くなるため、圧締時間を従来よりも著しく
短縮しうるようになる。また、積層体の側面から
高周波を当てるため、接着剤が未硬化状態の積層
体5のみを高周波加熱しうる。もし、上下方向か
ら高周波を当てるようにすると、最初にフリツチ
化した部分の単板が何回も加熱されることとなる
ため、エネルギーロスが生じたり、また単板から
水分が蒸散してその含水率が低くなりすぎ、フリ
ツチのスライス時に、スライスが困難になるとい
うような事態が発生する。上記のように、積層体
の側面から高周波加熱することにより、このよう
な事態の発生が回避されるのである。
また、高周波電極が上下に配置されていると、
積層体5の積み増し数が増えるにつれて上下の電
極間距離が増し、加熱力が弱くなると言う問題が
あるのに対し、高周波電極3,3が積層体5の側
面に臨むようになつていると、常に電極間距離が
一定であつて加熱条件が安定する。圧締の際に
は、接着剤が未硬化の新しい積層体5は、接着剤
硬化済みのフリツチ4の上につぎつぎと載せら
れ、その上に上型1が当たるようにして圧締され
るが、この発明では、この上型1に高周波電極
3,3が設けられているため、高周波電極3,3
は、高周波加熱を必要とする新しい積層体5に対
してて常に一定した位置関係を保ち、移動の必要
がないために構造が簡単になるばかりでなく、加
熱条件が一層安定すると言う効果を有する。
積層体5の積み増し数が増えるにつれて上下の電
極間距離が増し、加熱力が弱くなると言う問題が
あるのに対し、高周波電極3,3が積層体5の側
面に臨むようになつていると、常に電極間距離が
一定であつて加熱条件が安定する。圧締の際に
は、接着剤が未硬化の新しい積層体5は、接着剤
硬化済みのフリツチ4の上につぎつぎと載せら
れ、その上に上型1が当たるようにして圧締され
るが、この発明では、この上型1に高周波電極
3,3が設けられているため、高周波電極3,3
は、高周波加熱を必要とする新しい積層体5に対
してて常に一定した位置関係を保ち、移動の必要
がないために構造が簡単になるばかりでなく、加
熱条件が一層安定すると言う効果を有する。
つぎに、実施例について説明する。
図面に示すような装置を用い、下型2側から積
層体(1ブツク)の圧締を行つた。この場合、1
ブツクの素材単板は30〜70枚に設定し、10〜15段
の積み上げを行つた。そして、圧締を高周波加熱
しながら行つたため、単板が80〜100℃に昇温し、
常温では硬化まで20〜25分かかる接着剤も1分程
度で完全硬化した。なお、1ブツク分の単板に接
着剤を塗布し積層するのに5分程度かかる。した
がつて、1ブツク分の単板の積層圧締は合計で6
分間要した。これは、従来の約30分に比べて大幅
な時間短縮(約1/5程度に短縮)である。また、
この実施例によれば3時間の本圧締を行う必要も
なくなるため、工程全体で非常な時間短縮が達成
できた。
層体(1ブツク)の圧締を行つた。この場合、1
ブツクの素材単板は30〜70枚に設定し、10〜15段
の積み上げを行つた。そして、圧締を高周波加熱
しながら行つたため、単板が80〜100℃に昇温し、
常温では硬化まで20〜25分かかる接着剤も1分程
度で完全硬化した。なお、1ブツク分の単板に接
着剤を塗布し積層するのに5分程度かかる。した
がつて、1ブツク分の単板の積層圧締は合計で6
分間要した。これは、従来の約30分に比べて大幅
な時間短縮(約1/5程度に短縮)である。また、
この実施例によれば3時間の本圧締を行う必要も
なくなるため、工程全体で非常な時間短縮が達成
できた。
以上のように、この発明は、複数枚の素材単板
を接着剤に介して積層し、この積層体を一対の型
を用いて圧締することによりフリツチ化する方法
であつて、積層体の圧締の際に、積層体に対して
高周波加熱を施すため、圧締時間の大幅な短縮を
実現しうるようになる。
を接着剤に介して積層し、この積層体を一対の型
を用いて圧締することによりフリツチ化する方法
であつて、積層体の圧締の際に、積層体に対して
高周波加熱を施すため、圧締時間の大幅な短縮を
実現しうるようになる。
図面はこの発明の一例の説明図である。
1……上型、2……下型、3……高周波電極
板、4……フリツチ、5……積層体。
板、4……フリツチ、5……積層体。
Claims (1)
- 1 複数枚の素材単板を接着剤を介して積層した
積層体を順次積み増しつつ上下一対の型を用いて
圧締することによりフリツチ化する方法であつ
て、前記一対の型のうちの上側の型に、この一対
の型に挟まれた積層体の側面に臨む高周波電極を
設けておいて、積層体の圧締の際に、この積層体
に対して、その側面から高周波加熱を施すことを
特徴とするフリツチの製法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4117682A JPS58158203A (ja) | 1982-03-15 | 1982-03-15 | フリツチの製法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4117682A JPS58158203A (ja) | 1982-03-15 | 1982-03-15 | フリツチの製法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58158203A JPS58158203A (ja) | 1983-09-20 |
JPH0233481B2 true JPH0233481B2 (ja) | 1990-07-27 |
Family
ID=12601115
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4117682A Granted JPS58158203A (ja) | 1982-03-15 | 1982-03-15 | フリツチの製法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58158203A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5476809A (en) * | 1977-11-30 | 1979-06-19 | Matsushita Electric Works Ltd | Production of decorative veneer |
-
1982
- 1982-03-15 JP JP4117682A patent/JPS58158203A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5476809A (en) * | 1977-11-30 | 1979-06-19 | Matsushita Electric Works Ltd | Production of decorative veneer |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58158203A (ja) | 1983-09-20 |
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