JPH0233391Y2 - - Google Patents

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JPH0233391Y2
JPH0233391Y2 JP1983188886U JP18888683U JPH0233391Y2 JP H0233391 Y2 JPH0233391 Y2 JP H0233391Y2 JP 1983188886 U JP1983188886 U JP 1983188886U JP 18888683 U JP18888683 U JP 18888683U JP H0233391 Y2 JPH0233391 Y2 JP H0233391Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
coil
insulating plate
external terminal
conductor pattern
insulating
Prior art date
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JP1983188886U
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JPS6095727U (ja
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  • Near-Field Transmission Systems (AREA)
  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は短い遅延時間を正確に得ることのでき
る遅延線に関する。
数ピコ秒から数ナノ秒のきわめて短い遅延時間
を巻線を用いた遅延線により正確に得ることは容
易ではなく実用例は少い。又プリント基板上に形
成した渦巻状の導体パターンによるインダクタン
スとこの導体パターンにより得られる分布容量を
利用した遅延線も考案されているが、導体パター
ンの任意の位置からタツプを引き出し外部端子に
接続したり通常のコイルとは異る渦巻状の導体パ
ターンにより分布容量を得ることが難しいので正
確な遅延時間が得られず実用化にいたつていな
い。
本考案の遅延線はこの種の従来の遅延線の欠点
を改善したものであり、夫々片面に導体パターン
が形成されており、導体パターンの形成されてい
ない他面を内側にして重ねると共に上下に該導体
パターンを接続してコイルを形成する第1、第2
の絶縁板、該第1と第2の絶縁板間に挾まれ該コ
イルとの間に分布容量を得るための導体パターン
が形成されている第3の絶縁板からなり、該コイ
ルと第3の絶縁板の導体パターンに外部端子が接
続され、コイルに接続する外部端子は上下の導体
パターンを接続する役割を兼ねていることを特徴
とする。
以下本考案の遅延線の実施例を示す第1図、第
2図、第3図を参照しながら説明する。第1図は
分解斜視図であり、第2図は組立側面図、第3図
は結線図である。
第1図、第2図、第3図において、1と2と3
は合成樹脂からなるフイルム状の夫々第1、第
2、第3の絶縁板である。
第1の絶縁板1の表面には公知の印刷配線技術
を用いて複数の導体パターン4が平行に形成して
あり、導体パターン4の端は絶縁板1の両側辺に
形成してある溝5に延在する。又第2の絶縁板2
の裏面にも複数の導体パターン6が平行に形成し
てあり、導体パターン6の端は絶縁板2の両側辺
に形成してある溝7に延在する。第3の絶縁板3
の表面には絶縁板3の長さ方向に平行に分れてい
る導体パターン8が形成されている。導体パター
ン8は平行部分の片側の端で共通に接続され、共
通に接続された部分9の1端が絶縁板3の側辺に
形成してある複数の溝10の1つに延在する。絶
縁板1,2,3の大きさは同じであり、又積み重
ねた時その側辺の溝5、溝7、溝10の平面的な
位置が一致するようにしてある。
絶縁板1,2は導体パターン4と導体パターン
6の形成されていない面を対向させると共に絶縁
板3を挾みこんで積み重ねられる。そしてクラン
ク状に屈曲された外部端子11が積み重ねられた
3枚の絶縁板の溝5,溝7,溝10に同時に嵌合
され、それらの溝に延在する導体パターンに半田
付けされる。外部端子11が導体パターン4と導
体パターン6を上下に接続することによりコイル
Lが形成され、コイルLと導体パターン8間には
分布容量Cが形成される。矢印Aで示してある外
部端子11は入力端子12、矢印Bで示してある
外部端子11は出力端子13、矢印Dで示してあ
る溝10に嵌合する外部端子はアース端子の役割
を夫々するが、その他の外部端子11はコイルL
のタツプの役割をする。
そして第2図のように1点鎖線で示すように全
体を樹脂封止することにより外部端子11だけを
両側に露呈したデユアルインラインパツケージの
形状にしてある。無論外部端子の形状を変えれば
フラツトパツケージにすることもできる。第1図
では片側の側辺の外部端子11は図示を省略して
ある。又絶縁板3の導体パターン8は渦電流損を
少くすることを考慮して形成してあるが、この形
状に限定する必要はない。なお絶縁板3の導体パ
ターン8は表面と裏面に形成してもよい。さらに
溝5、溝7、溝10内にはスルーホールの印刷配
線技術を用いて電極を形成し、導体パターン4、
導体パターン6、外部端子11の相互の接続を容
易にすると同時に接続強度を補つてもよい。
第4図はコイルLを形成する絶縁板の他の実施
例を示す斜視図であるが、第1の絶縁板14には
導体パターン4とは異り、ジグザグ状の導体パタ
ーン15が形成されている。このように形成する
ことにより導体パターン15のインダクタンスが
増し、コイルLの全体のインダクタンスを増すこ
とができる。このように導体パターンの形状によ
り設計時にインダクタンスの調整ができるので便
利である。
以上述べたように本考案の遅延線は3枚の絶縁
板を積み重ねてコイルLと分布容量Cを有する遅
延線を構成することができる。絶縁板は合成樹脂
の他にセラミツク等のガラス質のものを用いても
よい。導体パターンを接続しコイルLを形成する
外部端子11はコイルLのタツプの役割をする。
従つて外部端子11を選択することにより小刻み
に信号の遅延時間を調節することができる。そし
て信号の遅延時間を正確に設定することができ
る。又コイルLからのタツプは前記したように外
部端子11により容易に引き出すことができる
し、あらかじめ形成してある平板状のものを積み
重ねて外部端子11を接続すればよいから組立て
も容易であり形状も小さくなる。このような本考
案の遅延線は従来の遅延線に比較してはるかに実
用的である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の遅延線の実施例を示す分解斜
視図、第2図は組立側面図、第3図は結線図、第
4図はコイルを形成する絶縁板の他の実施例を示
す斜視図である。 1,14:第1の絶縁板、2:第2の絶縁板、
3:第3の絶縁板、4,6,8,15:導体パタ
ーン、5,7,10:溝、11:外部端子、1
2:入力端子、13:出力端子、L:コイル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 夫々片面に導体パターンが形成されており、導
    体パターンの形成されていない他面を内側にして
    重ねると共に上下に該導体パターンを接続してコ
    イルを形成する第1、第2の絶縁板と、該第1と
    第2の絶縁板間に挟まれ該コイルとの間に分布容
    量を得るための導体パターンが形成されている第
    3の絶縁板からなり、該コイルと第3の絶縁板の
    導体パターンに外部端子が接続され、コイルに接
    続する外部端子は上下の導体パターンを接続する
    役割を兼ねていることを特徴とする遅延線。
JP18888683U 1983-12-07 1983-12-07 遅延線 Granted JPS6095727U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18888683U JPS6095727U (ja) 1983-12-07 1983-12-07 遅延線

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18888683U JPS6095727U (ja) 1983-12-07 1983-12-07 遅延線

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6095727U JPS6095727U (ja) 1985-06-29
JPH0233391Y2 true JPH0233391Y2 (ja) 1990-09-07

Family

ID=30407378

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18888683U Granted JPS6095727U (ja) 1983-12-07 1983-12-07 遅延線

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6095727U (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49144144U (ja) * 1973-04-11 1974-12-12
JPS548655Y2 (ja) * 1973-11-12 1979-04-20
JPS5472443U (ja) * 1977-10-31 1979-05-23

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6095727U (ja) 1985-06-29

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